JPH07237450A - 自動車用ドアのロアサッシュとアッパサッシュとの結合部構造 - Google Patents

自動車用ドアのロアサッシュとアッパサッシュとの結合部構造

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JPH07237450A
JPH07237450A JP2990094A JP2990094A JPH07237450A JP H07237450 A JPH07237450 A JP H07237450A JP 2990094 A JP2990094 A JP 2990094A JP 2990094 A JP2990094 A JP 2990094A JP H07237450 A JPH07237450 A JP H07237450A
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JP
Japan
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sash
bracket
door
lower sash
rear lower
Prior art date
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Pending
Application number
JP2990094A
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English (en)
Inventor
武臣 ▲高▼宮
Takeomi Takamiya
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用ドアのロアサッシュの加工性を向上
させ、加工材料の無駄を省く。 【構成】 後部ロアサッシュ10の上端11にブラケッ
ト20を取付ける。ブラケット20をアッパサッシュ3
0の断面形状に沿う形状に成形する。このブラケット2
0の上縁21にアッパサッシュ30の下端31の周壁の
内外に互い違いに挿入される各爪21a,21a′21
c,22aを一体突出成形する。これにより、後部ロア
サッシュ10の加工が容易となる。また、後部ロアサッ
シュ10の幅をアッパサッシュ30の幅より狭くし、後
部ロアサッシュ10の加工材料の無駄を省く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用ドア、とり
わけドアサッシュをドア本体と一体成形した所謂プレス
ドアのロアサッシュとアッパサッシュとの結合部構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ドアでも、図6に示すようにド
ア本体1とドアサッシュ2とを一体成形した所謂プレス
ドアが知られている。
【0003】このプレスドアにあってもドアガラスGの
昇降ガイドのためにドア本体1内に前,後部ロアサッシ
ュ3,10を配設し、この前,後部ロアサッシュ3,1
0をその上,下部側にスポット溶接等により固定された
各ブラケット4,4及び5,5を介してドアインナパネ
ルに固定している。また、後部ロアサッシュ10の上端
11には、ブラケット20を介してドアサッシュ2のサ
ッシュ後側部2aに配設されたアッパサッシュ30の下
端31を連結するようにしている。
【0004】図8,9に示すように、後部ロアサッシュ
10は車室内側の斜めの部位に折曲部12を有した断面
略コ字状に形成されており、その上端11がほぼドアウ
エスト部Wの位置に来るように設定してある。該後部ロ
アサッシュ10の周壁の背面(底面)側中央の上端11
には舌片状の延設部11aを一体突出成形してある。ま
た、ブラケット20は後部ロアサッシュ10の周壁の外
面に沿うように後部ロアサッシュ10と略同形の断面略
コ字状に形成してある。このブラケット20の上縁21
の両側には先端側が外側に折れ曲がった一対の爪21
a,21aを一体突出成形してあり、さらにその周壁の
背面側中央には基部が板厚の分外側に折れ曲がって垂直
に延びると共に先端が更に外側に折れ曲がった爪21b
を一体突出成形してある。
【0005】図7,11に示すように、アッパサッシュ
30は、車室内側の斜めの部位に折曲部32を有した後
部ロアサッシュ10と同形の断面略コ字状に形成してあ
る。そして、このアッパサッシュ30の下端31と後部
ロアサッシュ10の上端11とをブラケット20を介し
て連結する場合には、図8に示すように、後部ロアサッ
シュ10の周壁外面上端にブラケット20を予めスポッ
ト溶接等により固定しておき、アッパサッシュ30の下
端31の両側にブラケット20の一対の爪21a,21
aを差し込むと共に該アッパサッシュ30の下端31の
背面中央にブラケット20の中央の爪21bと後部ロア
サッシュ10の上端11側の舌片状の延設部11aとの
間を差し込むことにより嵌合連結している。次に、後部
ロアサッシュ10の上,下部にスポット溶接等により固
定された各ブラケット5,5を介してドアインナパネル
に固定するようになっている。尚、後部ロアサッシュ1
0とブラケット20及びアッパサッシュ30は鋼等の金
属製である。また、図12中、13はゴム製のガラスラ
ンであり、押出し成形により後部ロアサッシュ10の成
形と同時に該後部ロアサッシュ10の周壁の内面側に一
体成形されるものである。さらに、図7と図11中、3
3はゴム製のガラスラン、図7中、34はインナサッシ
ュ、35はアウタサッシュである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動車用ドアの後部ロアサッシュ10とアッパサッシュ
30との結合部構造では、アッパサッシュ30の下端3
1にブラケット20を介して後部ロアサッシュ10を連
結するときに、後部ロアサッシュ10の上端11の延設
部11aとブラケット20の中央の爪21bとの間にア
ッパサッシュ30の下端31を差し込んで嵌合する構造
になっているため、後部ロアサッシュ10の上端11を
切断加工する際、舌片状の延設部11aの長さ分延長さ
せた状態で加工材料をカットし、その後で延設部11a
を更にカットしなけらばならず、加工作業が煩雑になる
共に、加工材料も無駄になる不利点があった。また、ド
ア本体1内に設けられる後部ロアサッシュ10の溝形状
(チャンネル)はアッパサッシュ30の溝形状に比べて
簡素化が可能であるが、後部ロアサッシュ10をアッパ
サッシュ30と同じ断面形状に設定してあるため、その
分加工材料が無駄になる不利点もあった。
【0007】そこで、この発明は、ロアサッシュの加工
性を向上させると共に、加工材料の無駄を可及的に省く
ことができる自動車用ドアのロアサッシュとアッパサッ
シュとの結合部構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】ドア本体内に設けられた
ロアサッシュの上端にブラケットを取付け、このブラケ
ットを介してドアサッシュに取付けられたアッパサッシ
ュの下端を連結する自動車ドアのロアサッシュとアッパ
サッシュとの結合部構造において、上記ブラケットをア
ッパサッシュの断面形状に沿う形状に成形し、このブラ
ケットの上縁にアッパサッシュ周壁の内外に互い違いに
挿入される爪を設け、且つ、上記ブラケットの車室内側
の壁面下部を斜状にカットしてある。
【0009】
【作用】ロアサッシュの上端とアッパサッシュの下端を
ブラケットを介して連結する際に、ロアサッシュの上端
に取付けられたブラケットの爪がアッパサッシュ周壁の
内外面に互い違いに挿入される。これにより、ロアサッ
シュの上端とアッパサッシュの下端とが結合される。ま
た、ブラケットの車室内側の壁面下部が斜めにカットさ
れているので、アッパサッシュに伝わって来た雨水等の
水滴がブラケットの車室内側の端部の下方に位置するロ
ック装置等へ滴下することなく、ロアサッシュ側に流れ
る。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に詳述
する。尚、図6に示すドア本体1とドアサッシュ2とを
一体成形した所謂プレスドアは援用し、また、前記従来
の構成と同一態様部分には同一符号を付して説明する。
【0011】図1は、プレスドア(自動車用ドア)の後
部ロアサッシュ10とアッパサッシュ30との結合部構
造を示す。後部ロアサッシュ10は従来のものに比べて
幅が例えば約半分に狭くなった断面コ字状に形成されて
おり、その上端11がほぼドアウエスト部Wの位置に来
るように設定してある。この後部ロアサッシュ10の周
壁の内面側には、該後部ロアサッシュ10の押出し成形
と同時にゴム製のガラスラン13を一体成形してある。
また、ブラケット20はアッパサッシュ30の周壁の外
面(断面形状)に沿うように該アッパサッシュ30と略
同形の断面略コ字状に形成してある。このブラケット2
0の上縁21の両側には先端側が外側に折れ曲がった一
対の爪21a,21a′を一体突出成形してあり、さら
にその背面側の略中央には舌片状の爪21cが上方に垂
直に延びている。このブラケット20の上縁21の一側
部の一方の爪21a′は内側が略弓形になるように折り
曲げ成形してある。また、ブラケット20の折曲部22
の上縁には断面ヘ字状に折れ曲がって上方に延びた爪2
2aを一体突出成形してある。さらに、ブラケット20
の他方の爪21aの前部側中央から折曲部22の下端中
央部(車室内側の壁面下部側)の後部ロアサッシュ10
の近傍にかけて斜めにカットしてある(この切欠部分を
符号23で示す)。尚、アッパサッシュ30は従来のも
のと同形の断面略コ字状に形成してある。
【0012】以上の実施例構造によれば、アッパサッシ
ュ30の下端31と後部ロアサッシュ10の上端11と
をブラケット20を介して連結する場合には、後部ロア
サッシュ10の周壁の外面上端にブラケット20を予め
スポット溶接等により固定しておき、アッパサッシュ3
0の下端31にブラケット20の一対の爪21a,21
a′及び舌片状の爪21cが互い違いに挾まれるように
差し込んで嵌合する。この際に、アッパサッシュ30の
下端31の周壁の両側の外面はブラケット30の一対の
爪21a,21a′により確実に保持され、アッパサッ
シュ30の下端31の周壁の背面内側と折曲部32の周
壁の外側とはブラケット20の舌片状の爪21aとへ字
状の爪22aとにより互い違いに確実に保持されるの
で、連結状態がガタ付くことはない。次に、後部ロアサ
ッシュ10の上,下部にスポット溶接により固定された
各ブラケット5,5を介してドアインナパネルに固定す
る。
【0013】このように、後部ロアサッシュ10の上端
11に取付けられるブラケット20をアッパサッシュ3
0の断面形状に沿う形状に成形し、このブラケット20
の上縁21にアッパサッシュ30の下端31側の周壁の
内外に互い違いに挿入される各爪21a,21a′,2
1c,22aを一体突出成形したので、自動車用ドアの
後部ロアサッシュ10とアッパサッシュ30とを連結す
る場合に、後部ロアサッシュ10の上端11側に従来の
ように延設部を設けなくても済み、その分後部ロアサッ
シュ10の加工性を向上させることができると共に、加
工材料の無駄を可及的に省くことができる。これによ
り、後部ロアサッシュ10と前部ロアサッシュ3との部
品の共通化を図ることも可能となる。また、上記ブラケ
ット20の車室内側の壁面下部を斜状にカットしたの
で、アッパサッシュ30に伝わって来た雨水等の水滴は
ブラケット20の切欠部23の縁から後部ロアサッシュ
10側に流れ、ブラケット20の車室内側の端部の下方
に位置するロック装置6等に上記雨水等の水が滴下する
ことがない。
【0014】尚、前記実施例によれば、ロアサッシュの
上端とアッパサッシュの下端を連結するブラケットは金
属製のものを使用したが、ブラケットは金属製に限ら
ず、樹脂製等でもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ロア
サッシュの上端に取付けられるブラケットをアッパサッ
シュの断面形状に沿う形状に成形し、このブラケットの
上縁にアッパサッシュ周壁の内外に互い違いに挿入され
る爪を設けたことにより、自動車用ドアのロアサッシュ
とアッパサッシュとを連結する場合に、ロアサッシュの
上端側に従来のように延設部を設けなくても済み、その
分ロアサッシュの加工性を向上させることができると共
に加工材料の無駄を可及的に省くことができる。また、
上記ブラケットの車室内側の壁面下部を斜状にカットし
たことにより、アッパサッシュに伝わって来た水滴をロ
アサッシュ側に流すことができる。これにより、ブラケ
ットの車室内側の端部の下方に位置するロック装置等へ
の上記水滴の滴下を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す自動車用ドアのロア
サッシュとアッパサッシュとの結合部の正面図。
【図2】上記ロアサッシュとアッパサッシュとを連結す
るブラケットの斜視図。
【図3】上記自動車用ドアのロアサッシュとアッパサッ
シュとの結合部の側面図。
【図4】図3中A−A線に沿う断面図。
【図5】図3中B−B線に沿う断面図。
【図6】自動車ドアの側面図。
【図7】自動車ドアのドアサッシュのサッシュ後側部の
断面図。
【図8】従来の自動車用ドアのロアサッシュの上端側に
ブラケットを固定した状態を示すの斜視図。
【図9】従来の自動車用ドアのロアサッシュとブラケッ
トとの分離状態を示す部分斜視図。
【図10】従来の自動車用ドアのロアサッシュとアッパ
サッシュとの結合部の側面図。
【図11】図10中A−A線に沿う断面図。
【図12】図10B−B線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…ドア本体 2…ドアサッシュ 10…ロアサッシュ 11…上端 20…ブラケット 21…上縁 21a,21a′21c,22a…爪 23…切欠部 30…アッパサッシュ 31…下端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア本体内に設けられたロアサッシュの
    上端にブラケットを取付け、このブラケットを介してド
    アサッシュに取付けられたアッパサッシュの下端を連結
    する自動車用ドアのロアサッシュとアッパサッシュとの
    結合部構造において、上記ブラケットをアッパサッシュ
    の断面形状に沿う形状に成形し、このブラケットの上縁
    にアッパサッシュ周壁の内外に互い違いに挿入される爪
    を設け、且つ、上記ブラケットの車室内側の壁面下部を
    斜状にカットしたことを特徴とする自動車用ドアのロア
    サッシュとアッパサッシュとの結合部構造。
JP2990094A 1994-02-28 1994-02-28 自動車用ドアのロアサッシュとアッパサッシュとの結合部構造 Pending JPH07237450A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100520202B1 (ko) * 2003-09-02 2005-10-12 기아자동차주식회사 자동차의 도어글래스 가이드
JP2007062637A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Shiroki Corp ドアフレームのサッシュ接続構造

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