JP3910693B2 - ドアサッシュのモール取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用ドア等におけるドアサッシュのモール取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
実開平2−26928号公報に示されたドアサッシュのモール取付構造を図11に示す。フロントドアのドアサッシュ102は、外観品質を向上する目的で、シール部材が取り付くドアサッシュ本体104に取り付けられたモール106によって、車外側から見てドアサッシュ本体104の上縁部が被覆された所謂ヒドンタイプのサッシュ構造となっており、リアドアのドアサッシュ103も同様の構造となっている。
【0003】
上記モール106は、ドアガラス108の上縁をシールするルーフ側グラスラン110と一体成形されているものの、外観品質を向上するために、モール106のみがセンターピラー側の端縁まで延長されており、ドア閉時にリアドア側のモール106と連続して見えるようになっている。なお、112はドアガラス108の側縁を案内,シールするピラー側グラスラン、114はドア閉時に車体側のドア開口部との間をシールするドアウエザストリップである。
【0004】
図12はドアサッシュ本体104を単体で示している。ドアサッシュ本体104は、ルーフに沿う上枠部116の後縁とセンターピラーに沿う立上部118の前縁とを突き合わせて接合した構造となっている。ここで、立上部118は、モール106の延長部分106a(図11)と干渉することのないように、上下方向に延びる閉断面部118aの上部が削除され、この削除部分に薄板状の支持板部120を立設した構造となっている。つまり、支持板部120の前縁と上枠部116の後縁とが突き合わされており、この上枠部116に車外側へ断面略L字状に突出するモール嵌合部122が形成されている。
【0005】
図11に示すモール106は、延長部106a以外の部分では下側からモール嵌合部122にはめ込まれており、延長部106aでは支持板部120の取付穴124を挿通する図外のファスナを用いて車外側から支持板部120へ固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の構造では、モール延長部106aにおけるモール取付剛性に不安がある。つまり、モール延長部106a内に芯材126が埋設されていないとぐらつき易く、その外観品質やシール性を損ねる虞がある。また、モール延長部106aを固定するために別途ファスナが必要であり、部品点数が多くなってしまう。
【0007】
そこで、上枠部116のうち、モール嵌合部122のみをドアサッシュのセンターピラー側の端端まで延長すると、その延長部分のサッシュ剛性に不安が残る。また、この場合、モール延長部106aを、閉断面部118aの上面とモール嵌合部122の間から挿入しつつ、モール嵌合部122に下側からはめ込まねばならず、その取付作業が非常に煩雑となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、主に外観品質を向上する目的で、ドアサッシュ本体に取り付けられたモールが、車外側から見てドアサッシュ本体の上縁部を被覆するとともに、ドアサッシュのセンターピラー側の端縁まで延長されたドアサッシュのモール取付構造において、外観品質を損ねることなくモールの取付剛性を効果的に改善するものである。
【0009】
つまり請求項1の発明では、ドアサッシュ本体は、インナパネルと一体に成形されるインナサッシュ部と、インナサッシュ部のルーフ側に車外側から接合されるアウタルーフパネルと、インナサッシュ部のセンターピラー側に車外側から接合されるアウタピラーパネルとを備え、上記アウタルーフパネルに、車外側へ断面略T字状に張り出したモール嵌合部を形成し、このモール嵌合部を、ドアサッシュのセンターピラー側の端縁まで延長し、この延長部の下縁とアウタピラーパネル上縁との間に形成される隙間に、車外側から嵌着されるモールの下端部を挿入したことを特徴としている。
【0010】
また、請求項2の発明は、上記モール嵌合部の延長部の一部を下方へ折曲形成した取付片部を、インナサッシュ部に車外側から接合したことを特徴としている。
【0011】
請求項3の発明は、インナサッシュ部の開口内周側に、ドアガラスの縁部をシールするグラスランが嵌着するインナフランジ部を湾曲形成する一方、アウタルーフパネルの開口内周側にインナフランジ部のルーフ側に接合される第1アウタフランジ部を形成するとともに、アウタピラーパネルの開口内周側にインナフランジ部のセンターピラー側に接合される第2アウタフランジ部を形成し、上記第2アウタフランジ部を、インナフランジ部の湾曲形状に応じて反センターピラー側に延設するとともに、第1アウタフランジの端縁に隙間なく突き当てたことを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、モール嵌合部がドアサッシュのセンターピラー側の端縁まで延長されているから、モールの延長部分を含めた取付剛性が向上し、モールがぐらついて外観品質やシール性を損ねる虞はない。
【0013】
また、モールの延長部分を、他の部分と同じようにモール嵌合部へ車外側から嵌着すれば良いので、その取付作業が容易である。さらに、モールの下端部は上記隙間へ挿入されて外部へ露出することがないから、外観品質を損ねることはない。
【0014】
請求項2の発明によれば、モール嵌合部の延長部に形成された取付片部をインナサッシュ部に車外側から接合してあるから、モール嵌合部の延長部を含めた剛性が向上し、ひいてはモールの取付剛性が向上する。
【0015】
請求項3の発明によれば、インナサッシュ部のインナフランジ部に、第1アウタフランジ部又は第2アウタフランジ部がほぼ隙間なく重合することとなるから、その剛性が向上し、そこに嵌着するグラスランの取付剛性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施の形態を添付図面を参照して詳述する。
【0017】
図1は本実施例構造が適用された自動車用ドアのドアサッシュ12を斜め前方から見た断面斜視図であり、ルーフ(R)側のドアサッシュ上辺部からセンターピラー(C)側のドアサッシュ縦辺部へと折曲する部分を示している。
【0018】
フロントドアのドアサッシュ12は、ドアサッシュ本体14に取り付けられたモール16及びグラスラン18によって、車外側から見てドアサッシュ本体14のルーフ側が完全に被覆された所謂ヒドンタイプのサッシュ構造をなしている。
【0019】
モール16は、主に外観品質を向上する目的で、車外側から見てドアサッシュ本体12の上縁部を被覆し、つまりドアサッシュ12自体の上縁部を構成しており、かつ、ドアサッシュ12のセンターピラー側の端縁12aまで延長されている。なお、ここでは詳述しないが、リアドアのドアサッシュ13も同様の構造となっており、そのモール16はセンターピラー側の端縁12aまで延長されている。従って、ドア閉時には両モール16,16が同一線上に連続して見えるようになっている。
【0020】
一方、グラスラン18は、本実施例ではモール16と別体となっており、ルーフ側からセンターピラー側にわたって湾曲して、ドアガラス20(図2)の周縁をシールするものである。すなわちグラスラン18は、ルーフ側の押出成形された水平部18Aの端末と、センターピラー側の押出成形された垂直部18Bの端末とを、コーナー部を型成形すると同時に接続した構造となっている。
【0021】
図5は、モール16やグラスラン18が取り付く前のドアサッシュ本体14を単体で示している。ドアサッシュ本体14は、プレス成形されるドアインナパネルのドアウエスト部上方に一体成形された門型のインナサッシュ部22と、インナサッシュ部22のルーフ側に車外側から接合されるアウタルーフパネル24と、インナサッシュ部22のセンターピラー側に車外側から接合されるアウタピラーパネル26とを備えている。
【0022】
つまりドアサッシュ本体14は、ドア開口部側に取り付けられたドアウエザストリップ1(図2)がドア閉時に適宜に当接するように、インナサッシュ部22をインナパネルと一体にプレス成形してある一方、モール16及びグラスラン18の取付性や車外側から見た外観品質等を考慮して、アウタルーフパネル24及びアウタピラーパネル26を、ドアウエスト部下方のドアアウタパネル(図示省略)とは別体としている。
【0023】
なお、ドアウエザストリップ1は、図2に示すように、ドア開口部2のボディサイドアウタ2aとボディサイドインナ2bとを接合した接合フランジ3に嵌着するU字状のウエルト部1aの車外側に、ドア閉時にドアサッシュ12との間をシールする中空シール部1bが付帯形成されており、ルーフ側からセンターピラー側へと湾曲する部分も含めてゴム材料により均一断面に押出成形されている。
【0024】
図6,7はインナサッシュ部22にアウタルーフパネル24を組み付けた直後の状態を示している。つまり、ドアサッシュ本体14を組み立てる際には、まずアウタルーフパネル24をインナサッシュ部22に接合し、次いでアウタピラーパネル26が接合,固定される。
【0025】
インナサッシュ部22は、車内側へ断面略U字状に張り出した張出部22aと、開口内周側へ突出したインナフランジ部22bとがルーフ側からセンターピラー側へと滑らかに湾曲している一方、車外側へ張り出した立上部22cがセンターピラーに沿って上下方向に延びた矩形状をなしている。なお、張出部22aには図2に示すようにドア閉時にドアウエザストリップ1の中空シール部1bが当接し、インナフランジ部22bにはグラスラン18のウエルト部18aが嵌着される。
【0026】
一方、アウタルーフパネル24は、ロール成形により略L字状に折曲する二重板構造をなしており、その上辺部24aをインナサッシュ部22の内面にスポット溶接で接合するとともに、開口内周側へ延びる第1アウタフランジ部24bをインナフランジ部22bのルーフ側にスポット溶接で重合してある。これによりドアサッシュ本体14のルーフ側が閉断面構造をなしている。
【0027】
アウタルーフパネル24の上辺部24aには、車外側へ略T字状に張り出したモール嵌合部28が形成されている。モール嵌合部28は、車外側から見て所定幅を有し、モール16の取付性を考慮して下端部28aを車内側へ適宜に折曲してある。
【0028】
そして本実施例では、モール嵌合部28を、ドアサッシュ12のセンターピラー側の端縁12a(図1)まで延長してある。つまり、モール嵌合部28には、インナサッシュ部22の立上部22c上方に延在する延長部28A(図6)が設けられている。一方、アウタルーフパネル24におけるモール嵌合部28以外の部分は、インナサッシュ部22の立上部22cと干渉しないように、立上部22cよりも前側で切り欠かれた構造となっている。
【0029】
延長部28Aには、上辺部24aの一部を下向きに折曲した取付片部30が形成されている。この取付片部30は、スポット溶接によりインナサッシュ部22の立上部22cに車外側から接合,固定されている。これにより、延長部28Aを含めたモール嵌合部28の剛性が高められ、そこに嵌着するモール16の取付剛性が向上されている。
【0030】
図8はアウタピラーパネル26を単体で示している。
【0031】
アウタピラーパネル26は、ロール&プレス成形により一枚の金属パネルを折曲した構造をなしており、センターピラーに沿って車外側へ張り出した略矩形状の縦壁部26aと、開口内周側へ突出する第2アウタフランジ部26bとを有している。このアウタピラーパネル26は、図5に示すように、縦壁部26aのセンターピラー側の縁部をインナサッシュ部22の側縁にヘミング結合するとともに、第2アウタフランジ部26bをインナフランジ部22bにスポット溶接で重合してある。これにより、ドアサッシュ本体14のセンターピラー側が閉断面構造をなしている。
【0032】
第2アウタフランジ部26bは、インナフランジ部22bの湾曲形状に応じて反センターピラー側へ延長形成されており、言い換えると、図5,8の斜線を施した領域27が拡張された形状となっている。そして、第2アウタフランジ部26bの外周側の縁部26cが、アウタルーフパネル24の内周側の縁部に隙間なく突き当てられている。この結果、ルーフ側からセンターピラー側へ湾曲するインナフランジ部22bに対し、第1アウタフランジ部24b又は第2アウタフランジ部26bがほぼ隙間なく重合した構造となり、その剛性が向上するから、そこに嵌着するグラスラン18の取付剛性が向上する。
【0033】
また、モール嵌合部28の延長部28Aの下縁と、アウタピラーパネル26の縦壁部26aの上縁との間には、所定の隙間32が設定されており、この隙間32へモール16の下端部が実質的に隙間なく挿入されるようになっている。なお、隙間32へ挿入されるモール16が引っかからないように、縦壁部26aの上縁部26dを適宜に車内側へ折り曲げてある。
【0034】
図1〜4は、ドアサッシュ本体14にモール16及びグラスラン18を取り付けた状態を示している。
【0035】
モール16は、図2に示すように、車外側に露出する所定幅の頂部16aの両側に外周側脚部16b及び内周側脚部16cを有する断面略U字状をなしており、合成樹脂材料(又はゴム材料等)により均一断面に押出成形されている。そして、モール16がぐらつくことのないように、その内周側脚部16cの先端をアウタルーフパネル24に形成された係止部24cに突き当ててあり、かつ外周側脚部16bの内面を適宜な接着剤を用いてドアサッシュ本体14の上面に接着してある。なお、接着剤の代わりにファスナやクリップ等を用いてもよい。
【0036】
また、外周側脚部16bから突出するシールリップ16dがドア閉時にドア開口部2のボディサイドアウタ2aへ当接してドリップを形成し、ドアウエザストリップ1と併せてドア開口部2との間を二重にシールする構造となっている。
【0037】
そして、モール16の延長部分16Aは、図4に示すように、その内周側脚部16cすなわちモール下端部が上記隙間32へ車外側から押し込まれており、外周側脚部16bの先端部が適宜にインナサッシュ部22の内側へ回り込んだ状態となっている。なお、本実施例では、モール挿入性を向上する目的で、隙間32へ挿入される内周側脚部16cの先端側を適宜に切り欠いてある。
【0038】
グラスラン18は、図2に示す水平部18Aでは、断面略U字状のウエルト部18aの頂部から車外側へ延びるシールリップ18bと、ウエルト部18aの車外側の脚部から車外側へ張り出した中空シール部18cとによってドアガラス20の上縁を当接,シールし、かつ、ウエルト部18aの頂部から車内側へ延びる補助リップ18dによって、グラスラン18の嵌着部分を覆い隠すようになっている。また、ウエルト部18a内には補強用の芯材18eが埋設され、ウエルト部18aの車外側の脚部先端にはモール16に当接して変形する倒れ防止リップ18fが形成されている。
【0039】
一方、グラスラン18の垂直部18Bは、図3に示すように、そのウエルト部18aとシールリップ18bと補助リップ18dとがコーナー部を介して水平部18Aから連続的に形成されている一方、水平部18Aにおける中空シール部18cがコーナー部で徐々に変形したチャンネル状のガラス受容部18gを有し、このガラス受容部18gとシールリップ18bとによってドアガラス20の後縁部を案内,シールするようになっている。なお、この垂直部18Bでは、芯材18eがウエルト部18aからガラス受容部18gにわたって延設されている。
【0040】
以上のような本実施例構造によれば、モール嵌合部28がドアサッシュ12のセンターピラー側の端縁12aまで延長されているから、モール16の取付剛性が向上し、モール16がぐらついて美観を損ねる虞はない。
【0041】
また、モール嵌合部28の延長部28Aに形成された取付片部30をインナサッシュ部22の立上部22cに接合してあるため、モール嵌合部28の剛性が向上し、ひいてはモール16の取付剛性が向上する。
【0042】
さらに、インナサッシュ部22のインナフランジ部22bに、アウタルーフパネル24の第1アウタフランジ部24b又はアウタピラーパネル26の第2アウタフランジ部26bがほぼ隙間なく重合しているから、そこに嵌着するグラスラン18の取付剛性が向上する。
【0043】
図9,10は、アウタピラーパネル26及びグラスラン18の他の例を示しており、それぞれ図3,8に対応している。なお、その他の構造は上述した実施例と同じである。図9に示すグラスラン18の垂直部18Bでは、芯材18eがガラス受容部18g内へ延在されておらず、ウエルト部18a内にのみ埋設されている。その代わりに、アウタピラーパネル26にガラス受容部18gを覆うチャンネル部34を折曲形成し、このチャンネル部34でガラス受容部18gを支持する構造となっている。このため、センターピラー側では車外側から見てグラスラン18がほとんど外部へ露出せず、代わりに外部へ露出する縦壁部26aが前後に延長した構造となっている。
【0044】
このように本発明は、その主旨に沿って種々に応用され、種々の実施態様を取り得るものである。例えば、本発明の構造をリアドアに適用することも可能で、また上記特公平2−26928号の構造のようにモールをグラスランと一体成形したものにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるモール取付構造を適用したドアサッシュの断面斜視図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図。
【図4】図1のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】図1のドアサッシュ本体を単体で示す断面斜視図。
【図6】インナサッシュ部にアウタルーフパネルを組み付けた直後の状態を示す断面斜視図。
【図7】図6の状態を車内側から見た斜視図。
【図8】図5のアウタピラーパネルを単体で示す斜視図。
【図9】アウタピラーパネル及びグラスランの他の例を示す図3に対応した斜視図。
【図10】図9のアウタピラーパネルを単体で示す斜視図。
【図11】従来のモール取付構造を示すドアサッシュの断面斜視図。
【図12】図11のドアサッシュ本体を単体で示す断面斜視図。
【符号の説明】
12…ドアサッシュ
14…ドアサッシュ本体
16…モール
16A…延長部分
18…グラスラン
22…インナサッシュ部
22b…インナフランジ部
24…アウタルーフパネル
24b…第1アウタフランジ部
26…アウタピラーパネル
26b…第2アウタフランジ部
28…モール嵌合部
28A…延長部
30…取付片部
32…隙間
Claims (3)
- ドアサッシュ本体に取り付けられたモールが、車外側から見てドアサッシュ本体の上縁部を被覆するとともに、ドアサッシュのセンターピラー側の端縁まで延長されたドアサッシュのモール取付構造において、
上記ドアサッシュ本体は、インナパネルと一体に成形されるインナサッシュ部と、インナサッシュ部のルーフ側に車外側から接合されるアウタルーフパネルと、インナサッシュ部のセンターピラー側に車外側から接合されるアウタピラーパネルとを備え、
上記アウタルーフパネルに、車外側へ断面略T字状に張り出したモール嵌合部を形成し、このモール嵌合部を、ドアサッシュのセンターピラー側の端縁まで延長し、この延長部の下縁とアウタピラーパネル上縁との間に形成される隙間に、車外側から嵌着されるモールの下端部を挿入したことを特徴とするドアサッシュのモール取付構造。 - 上記モール嵌合部の延長部の一部を下方へ折曲形成した取付片部を、インナサッシュ部に車外側から接合したことを特徴とする請求項1に記載のドアサッシュのモール取付構造。
- インナサッシュ部の開口内周側に、ドアガラスの縁部をシールするグラスランが嵌着するインナフランジ部を湾曲形成する一方、アウタルーフパネルの開口内周側にインナフランジ部のルーフ側に接合される第1アウタフランジ部を形成するとともに、アウタピラーパネルの開口内周側にインナフランジ部のセンターピラー側に接合される第2アウタフランジ部を形成し、
上記第2アウタフランジ部を、インナフランジ部の湾曲形状に応じて反センターピラー側に延設するとともに、第1アウタフランジの端縁に隙間なく突き当てたことを特徴とする請求項1または2に記載のドアサッシュのモール取付構造。
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