JPH1159185A - ドアサッシュのモール取付構造 - Google Patents

ドアサッシュのモール取付構造

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JPH1159185A
JPH1159185A JP9231619A JP23161997A JPH1159185A JP H1159185 A JPH1159185 A JP H1159185A JP 9231619 A JP9231619 A JP 9231619A JP 23161997 A JP23161997 A JP 23161997A JP H1159185 A JPH1159185 A JP H1159185A
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武臣 ▲高▼宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観品質を損ねることなくモールの取付剛性
を効果的に向上する。 【解決手段】 ドアサッシュ本体14は、インナパネル
と一体成形されたインナサッシュ部22のルーフ側にア
ウタルーフパネル24を、センターピラー側にアウタピ
ラーパネル26を車外側から接合して構成される。アウ
タルーフパネル26に、車外側へ断面略T字状に張り出
したモール嵌合部28を形成する。モール嵌合部28を
ドアサッシュ12のセンターピラー側の端縁12aまで
延長する。この延長部28Aに形成された取付片部30
をインナサッシュ部22に接合する。延長部28Aの下
縁とアウタピラーパネル26上縁との間に形成される隙
間32に、車外側から嵌着されるモールの下端部を挿入
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ドア等に
おけるドアサッシュのモール取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平2−26928号公報に示された
ドアサッシュのモール取付構造を図11に示す。フロン
トドアのドアサッシュ102は、外観品質を向上する目
的で、シール部材が取り付くドアサッシュ本体104に
取り付けられたモール106によって、車外側から見て
ドアサッシュ本体104の上縁部が被覆された所謂ヒド
ンタイプのサッシュ構造となっており、リアドアのドア
サッシュ103も同様の構造となっている。
【0003】上記モール106は、ドアガラス108の
上縁をシールするルーフ側グラスラン110と一体成形
されているものの、外観品質を向上するために、モール
106のみがセンターピラー側の端縁まで延長されてお
り、ドア閉時にリアドア側のモール106と連続して見
えるようになっている。なお、112はドアガラス10
8の側縁を案内,シールするピラー側グラスラン、11
4はドア閉時に車体側のドア開口部との間をシールする
ドアウエザストリップである。
【0004】図12はドアサッシュ本体104を単体で
示している。ドアサッシュ本体104は、ルーフに沿う
上枠部116の後縁とセンターピラーに沿う立上部11
8の前縁とを突き合わせて接合した構造となっている。
ここで、立上部118は、モール106の延長部分10
6a(図11)と干渉することのないように、上下方向
に延びる閉断面部118aの上部が削除され、この削除
部分に薄板状の支持板部120を立設した構造となって
いる。つまり、支持板部120の前縁と上枠部116の
後縁とが突き合わされており、この上枠部116に車外
側へ断面略L字状に突出するモール嵌合部122が形成
されている。
【0005】図11に示すモール106は、延長部10
6a以外の部分では下側からモール嵌合部122にはめ
込まれており、延長部106aでは支持板部120の取
付穴124を挿通する図外のファスナを用いて車外側か
ら支持板部120へ固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の構造では、モール延長部106aにおけるモー
ル取付剛性に不安がある。つまり、モール延長部106
a内に芯材126が埋設されていないとぐらつき易く、
その外観品質やシール性を損ねる虞がある。また、モー
ル延長部106aを固定するために別途ファスナが必要
であり、部品点数が多くなってしまう。
【0007】そこで、上枠部116のうち、モール嵌合
部122のみをドアサッシュのセンターピラー側の端端
まで延長すると、その延長部分のサッシュ剛性に不安が
残る。また、この場合、モール延長部106aを、閉断
面部118aの上面とモール嵌合部122の間から挿入
しつつ、モール嵌合部122に下側からはめ込まねばな
らず、その取付作業が非常に煩雑となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、主に外観品質
を向上する目的で、ドアサッシュ本体に取り付けられた
モールが、車外側から見てドアサッシュ本体の上縁部を
被覆するとともに、ドアサッシュのセンターピラー側の
端縁まで延長されたドアサッシュのモール取付構造にお
いて、外観品質を損ねることなくモールの取付剛性を効
果的に改善するものである。
【0009】つまり請求項1の発明では、ドアサッシュ
本体は、インナパネルと一体に成形されるインナサッシ
ュ部と、インナサッシュ部のルーフ側に車外側から接合
されるアウタルーフパネルと、インナサッシュ部のセン
ターピラー側に車外側から接合されるアウタピラーパネ
ルとを備え、上記アウタルーフパネルに、車外側へ断面
略T字状に張り出したモール嵌合部を形成し、このモー
ル嵌合部を、ドアサッシュのセンターピラー側の端縁ま
で延長し、この延長部の下縁とアウタピラーパネル上縁
との間に形成される隙間に、車外側から嵌着されるモー
ルの下端部を挿入したことを特徴としている。
【0010】また、請求項2の発明は、上記モール嵌合
部の延長部の一部を下方へ折曲形成した取付片部を、イ
ンナサッシュ部に車外側から接合したことを特徴として
いる。
【0011】請求項3の発明は、インナサッシュ部の開
口内周側に、ドアガラスの縁部をシールするグラスラン
が嵌着するインナフランジ部を湾曲形成する一方、アウ
タルーフパネルの開口内周側にインナフランジ部のルー
フ側に接合される第1アウタフランジ部を形成するとと
もに、アウタピラーパネルの開口内周側にインナフラン
ジ部のセンターピラー側に接合される第2アウタフラン
ジ部を形成し、上記第2アウタフランジ部を、インナフ
ランジ部の湾曲形状に応じて反センターピラー側に延設
するとともに、第1アウタフランジの端縁に隙間なく突
き当てたことを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、モール嵌合部
がドアサッシュのセンターピラー側の端縁まで延長され
ているから、モールの延長部分を含めた取付剛性が向上
し、モールがぐらついて外観品質やシール性を損ねる虞
はない。
【0013】また、モールの延長部分を、他の部分と同
じようにモール嵌合部へ車外側から嵌着すれば良いの
で、その取付作業が容易である。さらに、モールの下端
部は上記隙間へ挿入されて外部へ露出することがないか
ら、外観品質を損ねることはない。
【0014】請求項2の発明によれば、モール嵌合部の
延長部に形成された取付片部をインナサッシュ部に車外
側から接合してあるから、モール嵌合部の延長部を含め
た剛性が向上し、ひいてはモールの取付剛性が向上す
る。
【0015】請求項3の発明によれば、インナサッシュ
部のインナフランジ部に、第1アウタフランジ部又は第
2アウタフランジ部がほぼ隙間なく重合することとなる
から、その剛性が向上し、そこに嵌着するグラスランの
取付剛性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態を添付図面を参照して詳述する。
【0017】図1は本実施例構造が適用された自動車用
ドアのドアサッシュ12を斜め前方から見た断面斜視図
であり、ルーフ(R)側のドアサッシュ上辺部からセン
ターピラー(C)側のドアサッシュ縦辺部へと折曲する
部分を示している。
【0018】フロントドアのドアサッシュ12は、ドア
サッシュ本体14に取り付けられたモール16及びグラ
スラン18によって、車外側から見てドアサッシュ本体
14のルーフ側が完全に被覆された所謂ヒドンタイプの
サッシュ構造をなしている。
【0019】モール16は、主に外観品質を向上する目
的で、車外側から見てドアサッシュ本体12の上縁部を
被覆し、つまりドアサッシュ12自体の上縁部を構成し
ており、かつ、ドアサッシュ12のセンターピラー側の
端縁12aまで延長されている。なお、ここでは詳述し
ないが、リアドアのドアサッシュ13も同様の構造とな
っており、そのモール16はセンターピラー側の端縁1
2aまで延長されている。従って、ドア閉時には両モー
ル16,16が同一線上に連続して見えるようになって
いる。
【0020】一方、グラスラン18は、本実施例ではモ
ール16と別体となっており、ルーフ側からセンターピ
ラー側にわたって湾曲して、ドアガラス20(図2)の
周縁をシールするものである。すなわちグラスラン18
は、ルーフ側の押出成形された水平部18Aの端末と、
センターピラー側の押出成形された垂直部18Bの端末
とを、コーナー部を型成形すると同時に接続した構造と
なっている。
【0021】図5は、モール16やグラスラン18が取
り付く前のドアサッシュ本体14を単体で示している。
ドアサッシュ本体14は、プレス成形されるドアインナ
パネルのドアウエスト部上方に一体成形された門型のイ
ンナサッシュ部22と、インナサッシュ部22のルーフ
側に車外側から接合されるアウタルーフパネル24と、
インナサッシュ部22のセンターピラー側に車外側から
接合されるアウタピラーパネル26とを備えている。
【0022】つまりドアサッシュ本体14は、ドア開口
部側に取り付けられたドアウエザストリップ1(図2)
がドア閉時に適宜に当接するように、インナサッシュ部
22をインナパネルと一体にプレス成形してある一方、
モール16及びグラスラン18の取付性や車外側から見
た外観品質等を考慮して、アウタルーフパネル24及び
アウタピラーパネル26を、ドアウエスト部下方のドア
アウタパネル(図示省略)とは別体としている。
【0023】なお、ドアウエザストリップ1は、図2に
示すように、ドア開口部2のボディサイドアウタ2aと
ボディサイドインナ2bとを接合した接合フランジ3に
嵌着するU字状のウエルト部1aの車外側に、ドア閉時
にドアサッシュ12との間をシールする中空シール部1
bが付帯形成されており、ルーフ側からセンターピラー
側へと湾曲する部分も含めてゴム材料により均一断面に
押出成形されている。
【0024】図6,7はインナサッシュ部22にアウタ
ルーフパネル24を組み付けた直後の状態を示してい
る。つまり、ドアサッシュ本体14を組み立てる際に
は、まずアウタルーフパネル24をインナサッシュ部2
2に接合し、次いでアウタピラーパネル26が接合,固
定される。
【0025】インナサッシュ部22は、車内側へ断面略
U字状に張り出した張出部22aと、開口内周側へ突出
したインナフランジ部22bとがルーフ側からセンター
ピラー側へと滑らかに湾曲している一方、車外側へ張り
出した立上部22cがセンターピラーに沿って上下方向
に延びた矩形状をなしている。なお、張出部22aには
図2に示すようにドア閉時にドアウエザストリップ1の
中空シール部1bが当接し、インナフランジ部22bに
はグラスラン18のウエルト部18aが嵌着される。
【0026】一方、アウタルーフパネル24は、ロール
成形により略L字状に折曲する二重板構造をなしてお
り、その上辺部24aをインナサッシュ部22の内面に
スポット溶接で接合するとともに、開口内周側へ延びる
第1アウタフランジ部24bをインナフランジ部22b
のルーフ側にスポット溶接で重合してある。これにより
ドアサッシュ本体14のルーフ側が閉断面構造をなして
いる。
【0027】アウタルーフパネル24の上辺部24aに
は、車外側へ略T字状に張り出したモール嵌合部28が
形成されている。モール嵌合部28は、車外側から見て
所定幅を有し、モール16の取付性を考慮して下端部2
8aを車内側へ適宜に折曲してある。
【0028】そして本実施例では、モール嵌合部28
を、ドアサッシュ12のセンターピラー側の端縁12a
(図1)まで延長してある。つまり、モール嵌合部28
には、インナサッシュ部22の立上部22c上方に延在
する延長部28A(図6)が設けられている。一方、ア
ウタルーフパネル24におけるモール嵌合部28以外の
部分は、インナサッシュ部22の立上部22cと干渉し
ないように、立上部22cよりも前側で切り欠かれた構
造となっている。
【0029】延長部28Aには、上辺部24aの一部を
下向きに折曲した取付片部30が形成されている。この
取付片部30は、スポット溶接によりインナサッシュ部
22の立上部22cに車外側から接合,固定されてい
る。これにより、延長部28Aを含めたモール嵌合部2
8の剛性が高められ、そこに嵌着するモール16の取付
剛性が向上されている。
【0030】図8はアウタピラーパネル26を単体で示
している。
【0031】アウタピラーパネル26は、ロール&プレ
ス成形により一枚の金属パネルを折曲した構造をなして
おり、センターピラーに沿って車外側へ張り出した略矩
形状の縦壁部26aと、開口内周側へ突出する第2アウ
タフランジ部26bとを有している。このアウタピラー
パネル26は、図5に示すように、縦壁部26aのセン
ターピラー側の縁部をインナサッシュ部22の側縁にヘ
ミング結合するとともに、第2アウタフランジ部26b
をインナフランジ部22bにスポット溶接で重合してあ
る。これにより、ドアサッシュ本体14のセンターピラ
ー側が閉断面構造をなしている。
【0032】第2アウタフランジ部26bは、インナフ
ランジ部22bの湾曲形状に応じて反センターピラー側
へ延長形成されており、言い換えると、図5,8の斜線
を施した領域27が拡張された形状となっている。そし
て、第2アウタフランジ部26bの外周側の縁部26c
が、アウタルーフパネル24の内周側の縁部に隙間なく
突き当てられている。この結果、ルーフ側からセンター
ピラー側へ湾曲するインナフランジ部22bに対し、第
1アウタフランジ部24b又は第2アウタフランジ部2
6bがほぼ隙間なく重合した構造となり、その剛性が向
上するから、そこに嵌着するグラスラン18の取付剛性
が向上する。
【0033】また、モール嵌合部28の延長部28Aの
下縁と、アウタピラーパネル26の縦壁部26aの上縁
との間には、所定の隙間32が設定されており、この隙
間32へモール16の下端部が実質的に隙間なく挿入さ
れるようになっている。なお、隙間32へ挿入されるモ
ール16が引っかからないように、縦壁部26aの上縁
部26dを適宜に車内側へ折り曲げてある。
【0034】図1〜4は、ドアサッシュ本体14にモー
ル16及びグラスラン18を取り付けた状態を示してい
る。
【0035】モール16は、図2に示すように、車外側
に露出する所定幅の頂部16aの両側に外周側脚部16
b及び内周側脚部16cを有する断面略U字状をなして
おり、合成樹脂材料(又はゴム材料等)により均一断面
に押出成形されている。そして、モール16がぐらつく
ことのないように、その内周側脚部16cの先端をアウ
タルーフパネル24に形成された係止部24cに突き当
ててあり、かつ外周側脚部16bの内面を適宜な接着剤
を用いてドアサッシュ本体14の上面に接着してある。
なお、接着剤の代わりにファスナやクリップ等を用いて
もよい。
【0036】また、外周側脚部16bから突出するシー
ルリップ16dがドア閉時にドア開口部2のボディサイ
ドアウタ2aへ当接してドリップを形成し、ドアウエザ
ストリップ1と併せてドア開口部2との間を二重にシー
ルする構造となっている。
【0037】そして、モール16の延長部分16Aは、
図4に示すように、その内周側脚部16cすなわちモー
ル下端部が上記隙間32へ車外側から押し込まれてお
り、外周側脚部16bの先端部が適宜にインナサッシュ
部22の内側へ回り込んだ状態となっている。なお、本
実施例では、モール挿入性を向上する目的で、隙間32
へ挿入される内周側脚部16cの先端側を適宜に切り欠
いてある。
【0038】グラスラン18は、図2に示す水平部18
Aでは、断面略U字状のウエルト部18aの頂部から車
外側へ延びるシールリップ18bと、ウエルト部18a
の車外側の脚部から車外側へ張り出した中空シール部1
8cとによってドアガラス20の上縁を当接,シール
し、かつ、ウエルト部18aの頂部から車内側へ延びる
補助リップ18dによって、グラスラン18の嵌着部分
を覆い隠すようになっている。また、ウエルト部18a
内には補強用の芯材18eが埋設され、ウエルト部18
aの車外側の脚部先端にはモール16に当接して変形す
る倒れ防止リップ18fが形成されている。
【0039】一方、グラスラン18の垂直部18Bは、
図3に示すように、そのウエルト部18aとシールリッ
プ18bと補助リップ18dとがコーナー部を介して水
平部18Aから連続的に形成されている一方、水平部1
8Aにおける中空シール部18cがコーナー部で徐々に
変形したチャンネル状のガラス受容部18gを有し、こ
のガラス受容部18gとシールリップ18bとによって
ドアガラス20の後縁部を案内,シールするようになっ
ている。なお、この垂直部18Bでは、芯材18eがウ
エルト部18aからガラス受容部18gにわたって延設
されている。
【0040】以上のような本実施例構造によれば、モー
ル嵌合部28がドアサッシュ12のセンターピラー側の
端縁12aまで延長されているから、モール16の取付
剛性が向上し、モール16がぐらついて美観を損ねる虞
はない。
【0041】また、モール嵌合部28の延長部28Aに
形成された取付片部30をインナサッシュ部22の立上
部22cに接合してあるため、モール嵌合部28の剛性
が向上し、ひいてはモール16の取付剛性が向上する。
【0042】さらに、インナサッシュ部22のインナフ
ランジ部22bに、アウタルーフパネル24の第1アウ
タフランジ部24b又はアウタピラーパネル26の第2
アウタフランジ部26bがほぼ隙間なく重合しているか
ら、そこに嵌着するグラスラン18の取付剛性が向上す
る。
【0043】図9,10は、アウタピラーパネル26及
びグラスラン18の他の例を示しており、それぞれ図
3,8に対応している。なお、その他の構造は上述した
実施例と同じである。図9に示すグラスラン18の垂直
部18Bでは、芯材18eがガラス受容部18g内へ延
在されておらず、ウエルト部18a内にのみ埋設されて
いる。その代わりに、アウタピラーパネル26にガラス
受容部18gを覆うチャンネル部34を折曲形成し、こ
のチャンネル部34でガラス受容部18gを支持する構
造となっている。このため、センターピラー側では車外
側から見てグラスラン18がほとんど外部へ露出せず、
代わりに外部へ露出する縦壁部26aが前後に延長した
構造となっている。
【0044】このように本発明は、その主旨に沿って種
々に応用され、種々の実施態様を取り得るものである。
例えば、本発明の構造をリアドアに適用することも可能
で、また上記特公平2−26928号の構造のようにモ
ールをグラスランと一体成形したものにも適用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるモール取付構造を適用したドア
サッシュの断面斜視図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図。
【図4】図1のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】図1のドアサッシュ本体を単体で示す断面斜視
図。
【図6】インナサッシュ部にアウタルーフパネルを組み
付けた直後の状態を示す断面斜視図。
【図7】図6の状態を車内側から見た斜視図。
【図8】図5のアウタピラーパネルを単体で示す斜視
図。
【図9】アウタピラーパネル及びグラスランの他の例を
示す図3に対応した斜視図。
【図10】図9のアウタピラーパネルを単体で示す斜視
図。
【図11】従来のモール取付構造を示すドアサッシュの
断面斜視図。
【図12】図11のドアサッシュ本体を単体で示す断面
斜視図。
【符号の説明】
12…ドアサッシュ 14…ドアサッシュ本体 16…モール 16A…延長部分 18…グラスラン 22…インナサッシュ部 22b…インナフランジ部 24…アウタルーフパネル 24b…第1アウタフランジ部 26…アウタピラーパネル 26b…第2アウタフランジ部 28…モール嵌合部 28A…延長部 30…取付片部 32…隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアサッシュ本体に取り付けられたモー
    ルが、車外側から見てドアサッシュ本体の上縁部を被覆
    するとともに、ドアサッシュのセンターピラー側の端縁
    まで延長されたドアサッシュのモール取付構造におい
    て、 上記ドアサッシュ本体は、インナパネルと一体に成形さ
    れるインナサッシュ部と、インナサッシュ部のルーフ側
    に車外側から接合されるアウタルーフパネルと、インナ
    サッシュ部のセンターピラー側に車外側から接合される
    アウタピラーパネルとを備え、 上記アウタルーフパネルに、車外側へ断面略T字状に張
    り出したモール嵌合部を形成し、このモール嵌合部を、
    ドアサッシュのセンターピラー側の端縁まで延長し、こ
    の延長部の下縁とアウタピラーパネル上縁との間に形成
    される隙間に、車外側から嵌着されるモールの下端部を
    挿入したことを特徴とするドアサッシュのモール取付構
    造。
  2. 【請求項2】 上記モール嵌合部の延長部の一部を下方
    へ折曲形成した取付片部を、インナサッシュ部に車外側
    から接合したことを特徴とする請求項1に記載のドアサ
    ッシュのモール取付構造。
  3. 【請求項3】 インナサッシュ部の開口内周側に、ドア
    ガラスの縁部をシールするグラスランが嵌着するインナ
    フランジ部を湾曲形成する一方、アウタルーフパネルの
    開口内周側にインナフランジ部のルーフ側に接合される
    第1アウタフランジ部を形成するとともに、アウタピラ
    ーパネルの開口内周側にインナフランジ部のセンターピ
    ラー側に接合される第2アウタフランジ部を形成し、 上記第2アウタフランジ部を、インナフランジ部の湾曲
    形状に応じて反センターピラー側に延設するとともに、
    第1アウタフランジの端縁に隙間なく突き当てたことを
    特徴とする請求項1または2に記載のドアサッシュのモ
    ール取付構造。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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