JPH0645306B2 - グラスランの型成形部構造 - Google Patents
グラスランの型成形部構造Info
- Publication number
- JPH0645306B2 JPH0645306B2 JP61221689A JP22168986A JPH0645306B2 JP H0645306 B2 JPH0645306 B2 JP H0645306B2 JP 61221689 A JP61221689 A JP 61221689A JP 22168986 A JP22168986 A JP 22168986A JP H0645306 B2 JPH0645306 B2 JP H0645306B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- sash
- grass run
- run
- grass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、例えば自動車のドア、とりわけコーナーピ
ースを備えたドアのグラスランの型成形部構造に関す
る。
ースを備えたドアのグラスランの型成形部構造に関す
る。
従来の技術 第３，４図に示すように、自動車のドアＤにあつては、
ドア本体１に取付けられたドアサツシユ２とドアウエス
ト部３とのコーナ部分にコーナーピース４が取付けられ
ると共に、上記ドアサツシユ２の前側部に向かつてドア
本体１内からロアサツシユ５を延出させ、このロアサツ
シユ５の後側縁と上記ドアサツシユ２の内側縁にグラス
ラン６が嵌着されているものがある。
ドア本体１に取付けられたドアサツシユ２とドアウエス
ト部３とのコーナ部分にコーナーピース４が取付けられ
ると共に、上記ドアサツシユ２の前側部に向かつてドア
本体１内からロアサツシユ５を延出させ、このロアサツ
シユ５の後側縁と上記ドアサツシユ２の内側縁にグラス
ラン６が嵌着されているものがある。
上記グラスラン６は、押し出し成形により形成される直
線状の一般部６ａに型成形により形成されるくの字状の
型成形部６ｂを接合して、ドアウインドウガラスＧ周縁
とドアサツシユ２およびロアサツシユ５との水密性を確
保するものであるが、例えば、ロアサツシユ５とドアサ
ツシユ２とのコーナ部においては、第５，６図に示すよ
うな構造のものが採用される場合がある。
線状の一般部６ａに型成形により形成されるくの字状の
型成形部６ｂを接合して、ドアウインドウガラスＧ周縁
とドアサツシユ２およびロアサツシユ５との水密性を確
保するものであるが、例えば、ロアサツシユ５とドアサ
ツシユ２とのコーナ部においては、第５，６図に示すよ
うな構造のものが採用される場合がある。
即ち、内周縁にはドアウインドウガラスＧに密接するリ
ツプ部７を両側に備えたコの字状部８が形成され、一
方、外周縁にはドアサツシユ２及びロアサツシユ５の各
底部との間で水をガイドする凹状部９が形成され、両側
縁にはドアサツシユ２の内側壁に密接する抜け止め部10
が形成されている（この類似構造は、例えば実公昭５７
−５４４１９号広報に示されている）。
ツプ部７を両側に備えたコの字状部８が形成され、一
方、外周縁にはドアサツシユ２及びロアサツシユ５の各
底部との間で水をガイドする凹状部９が形成され、両側
縁にはドアサツシユ２の内側壁に密接する抜け止め部10
が形成されている（この類似構造は、例えば実公昭５７
−５４４１９号広報に示されている）。
発明が解決しようとする問題点 グラスラン６の型成形部６ｂは予め対応するドアサツシ
ユ２とロアサツシユ５とのコーナ部分に整合するように
形成してあるが、実際は伸縮するグラスラン６の性質
上、作業中に伸長あるいは縮少した状態で嵌着される
と、一般部６ａではさほど問題はないが、コーナ部分に
おいてドアサツシユ２等と整合せず取付け不良が生じる
ことがある点が指摘されている。
ユ２とロアサツシユ５とのコーナ部分に整合するように
形成してあるが、実際は伸縮するグラスラン６の性質
上、作業中に伸長あるいは縮少した状態で嵌着される
と、一般部６ａではさほど問題はないが、コーナ部分に
おいてドアサツシユ２等と整合せず取付け不良が生じる
ことがある点が指摘されている。
また、上記グラスラン６の外周縁に洗車水等が浸入した
場合に前記凹状部９にガイドされた水が下方に流れ、型
成形部６ｂの下側に流過する際に方向を変えた場合にド
アサツシユ２とロアサツシユ５との間に形成された間隙
部Ｃからこの水が矢印で示すように車内側に廻り込んで
しまう点が指摘されている。
場合に前記凹状部９にガイドされた水が下方に流れ、型
成形部６ｂの下側に流過する際に方向を変えた場合にド
アサツシユ２とロアサツシユ５との間に形成された間隙
部Ｃからこの水が矢印で示すように車内側に廻り込んで
しまう点が指摘されている。
そこで、この発明は、取付作業性が良好で、しかも水密
性の点でも信頼性が高いグラスランの型成形部構造を提
供するものである。
性の点でも信頼性が高いグラスランの型成形部構造を提
供するものである。
問題点を解決するための手段 ドアサツシユの前側部の内側縁と、ドア本体内からドア
サツシユの前側部に向かつて延出するロアサツシユの後
側縁とに嵌着されるグラスランにおいて、上記グラスラ
ンの折曲部の側壁であつてドアサツシユに沿う部分に上
記ロアサツシユの上端に当接する延出部が設けられてい
る。
サツシユの前側部に向かつて延出するロアサツシユの後
側縁とに嵌着されるグラスランにおいて、上記グラスラ
ンの折曲部の側壁であつてドアサツシユに沿う部分に上
記ロアサツシユの上端に当接する延出部が設けられてい
る。
作用 グラスランの延出部をロアサツシユの上端に当接させた
状態でグラスランを位置決めして、ドアサツシユ及びロ
アサツシユに取付ける。
状態でグラスランを位置決めして、ドアサツシユ及びロ
アサツシユに取付ける。
一方、洗車水等がグラスランの外周縁に溜り、これが下
方に流れた場合にはサツシユ部に沿つて折曲部の側壁に
設けられた延出部が上側から流れる水を排出ガイドして
車内側への廻り込みを阻止する。
方に流れた場合にはサツシユ部に沿つて折曲部の側壁に
設けられた延出部が上側から流れる水を排出ガイドして
車内側への廻り込みを阻止する。
実施例 以下、この発明の一実施例を図面と共に前記従来の構成
と同一部分に同一符号を付して詳述する。
と同一部分に同一符号を付して詳述する。
第１〜４図において、グラスラン６が直線状の一般部６
ａとくの字状の型成形部６ｂから構成され、ドアサツシ
ユ２の前側部の内側縁とロアサツシユ５の後側縁とに嵌
着される点、及び、内周縁には、ドアウインドウガラス
Ｇに密接するリツプ部７を両側に備えたコの字状部８が
形成され、外周縁にはドアサツシユ２及びロアサツシユ
５の各底部との間で水をガイドする凹状部９が形成さ
れ、両側縁にはドアサツシユ２及びロアサツシユ５の内
側壁に密接する抜け止め部10が形成されている点等の基
本的構造に前記従来と同様である。
ａとくの字状の型成形部６ｂから構成され、ドアサツシ
ユ２の前側部の内側縁とロアサツシユ５の後側縁とに嵌
着される点、及び、内周縁には、ドアウインドウガラス
Ｇに密接するリツプ部７を両側に備えたコの字状部８が
形成され、外周縁にはドアサツシユ２及びロアサツシユ
５の各底部との間で水をガイドする凹状部９が形成さ
れ、両側縁にはドアサツシユ２及びロアサツシユ５の内
側壁に密接する抜け止め部10が形成されている点等の基
本的構造に前記従来と同様である。
ここで、上記グラスラン６の折曲部を構成する型成形部
６ｂの側壁であつて、上記ドアサツシユ２に沿う部分に
は前方に向かつて一対の延出部11が設けられている。
６ｂの側壁であつて、上記ドアサツシユ２に沿う部分に
は前方に向かつて一対の延出部11が設けられている。
この延出部11は、前端部11ａをロアサツシユ５の配設方
向に平行に切断されると共に下端部11ｂがロアサツシユ
５の上端５ａに当接するようになつており、この延出部
11により型成形部６ｂのロアサツシユ５側の凹状部９が
相対的に深くなるようにしてある。
向に平行に切断されると共に下端部11ｂがロアサツシユ
５の上端５ａに当接するようになつており、この延出部
11により型成形部６ｂのロアサツシユ５側の凹状部９が
相対的に深くなるようにしてある。
以上の実施例構造によれば、グラスラン６を取付ける場
合には、上記延出部11の下端部11ｂをロアサツシユ５の
上端５ａに当接させることでグラスラン６をドアサツシ
ユ２とロアサツシユ５とのコーナ部で確実に位置決めで
きるため、取付作業が行ない易く、また取付不良等が生
ずることはない。
合には、上記延出部11の下端部11ｂをロアサツシユ５の
上端５ａに当接させることでグラスラン６をドアサツシ
ユ２とロアサツシユ５とのコーナ部で確実に位置決めで
きるため、取付作業が行ない易く、また取付不良等が生
ずることはない。
また、洗車水等がグラスラン６の外周縁に浸入した場合
に前記凹状部９に沿つて下方に流れる水が型成形部６ｂ
のロアサツシユ５側に流過した際に両側に方向を変えた
場合であつても上記延出部11によつて左右両側をガイド
されているため、ドアサツシユ２とロアサツシユ５との
間の間隙部Ｃから水が車室内側へ廻り込むことはなくそ
のまま排水ガイドされる。
に前記凹状部９に沿つて下方に流れる水が型成形部６ｂ
のロアサツシユ５側に流過した際に両側に方向を変えた
場合であつても上記延出部11によつて左右両側をガイド
されているため、ドアサツシユ２とロアサツシユ５との
間の間隙部Ｃから水が車室内側へ廻り込むことはなくそ
のまま排水ガイドされる。
そして、延出部11によりドアサツシユ２とロアサツシユ
５との間の間隙部Ｃに向かつて洗車水が直射された場合
における外側からの水の浸入をも阻止できる。
５との間の間隙部Ｃに向かつて洗車水が直射された場合
における外側からの水の浸入をも阻止できる。
発明の効果 以上説明してきたようにこの発明によれば、取付作業が
行ない易く、かつ、取付けが確実になされるため取付不
良が生ずることがないという実用上多大な効果を有す
る。また、グラスランの外周縁に浸入し下方に流れた水
は、延出部によつて確実に排水ガイドされるため、この
水が車室内に廻り込むことはなく、水密性の点でも信頼
性が高いという効果を有する。
行ない易く、かつ、取付けが確実になされるため取付不
良が生ずることがないという実用上多大な効果を有す
る。また、グラスランの外周縁に浸入し下方に流れた水
は、延出部によつて確実に排水ガイドされるため、この
水が車室内に廻り込むことはなく、水密性の点でも信頼
性が高いという効果を有する。
第１，２図はこの発明の実施例を示し、第１図はグラス
ランの斜視図、第２図はグラスランの装着状態を示す正
面図、第３図はドアの正面図、第４図は第３図のIV部の
拡大部分斜視図、第５，６図は、各々従来技術の第１，
２図に対応する斜視図と装着状態を示す正面図である。 １……ドア本体、２……ドアサツシユ、５……ロアサツ
シユ、５ａ……上端、６……グラスラン、11……延出
部。
ランの斜視図、第２図はグラスランの装着状態を示す正
面図、第３図はドアの正面図、第４図は第３図のIV部の
拡大部分斜視図、第５，６図は、各々従来技術の第１，
２図に対応する斜視図と装着状態を示す正面図である。 １……ドア本体、２……ドアサツシユ、５……ロアサツ
シユ、５ａ……上端、６……グラスラン、11……延出
部。
Claims (1)
- 【請求項１】ドアサツシユの前側部の内側縁と、ドア本
体内からドアサツシユの前側部に向かつて延出するロア
サツシユの後側縁とに嵌着されるグラスランにおいて、
上記グラスランの折曲部の側壁であつてドアサツシユに
沿う部分に上記ロアサツシユの上端に当接する延出部が
設けられていることを特徴とするグラスランの型成形部
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61221689A JPH0645306B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | グラスランの型成形部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61221689A JPH0645306B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | グラスランの型成形部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6378812A JPS6378812A (ja) | 1988-04-08 |
| JPH0645306B2 true JPH0645306B2 (ja) | 1994-06-15 |
Family
ID=16770736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61221689A Expired - Fee Related JPH0645306B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | グラスランの型成形部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0645306B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2603651Y2 (ja) * | 1992-06-15 | 2000-03-15 | いすゞ自動車株式会社 | 車両のドアパネルのグラスラン |
| JP2952564B2 (ja) * | 1995-07-25 | 1999-09-27 | 西川ゴム工業株式会社 | ガラスラン |
| US8001728B2 (en) * | 2006-12-27 | 2011-08-23 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Glass run and its attaching structure |
| JP5572536B2 (ja) * | 2010-12-21 | 2014-08-13 | 豊田合成株式会社 | ガラスラン |
| JP6739308B2 (ja) * | 2016-10-07 | 2020-08-12 | 鬼怒川ゴム工業株式会社 | 車両用ガラスラン |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58224810A (ja) * | 1982-06-25 | 1983-12-27 | Nissan Motor Co Ltd | ドアサツシユのセンタ−サツシユ接続部のシ−ル構造 |
| JPS6060028A (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-06 | Nissan Motor Co Ltd | ドアサツシユとパ−テイシヨンサツシユとの接合部構造 |
-
1986
- 1986-09-19 JP JP61221689A patent/JPH0645306B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58224810A (ja) * | 1982-06-25 | 1983-12-27 | Nissan Motor Co Ltd | ドアサツシユのセンタ−サツシユ接続部のシ−ル構造 |
| JPS6060028A (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-06 | Nissan Motor Co Ltd | ドアサツシユとパ−テイシヨンサツシユとの接合部構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6378812A (ja) | 1988-04-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0645306B2 (ja) | グラスランの型成形部構造 | |
| JPH0541449B2 (ja) | ||
| JPS58126218A (ja) | 車両用ドアサツシユ構造 | |
| EP0456952A1 (en) | Gutter rain shield for motor vehicles | |
| JP2600442B2 (ja) | ウインドウパネルの周縁部構造 | |
| JP2689704B2 (ja) | 自動車のシール構造 | |
| JP2632813B2 (ja) | ウェザーストリップの取付構造 | |
| JP2000351326A (ja) | 車両用ウェザストリップ | |
| JP3488940B2 (ja) | 自動車用ドアコーナピース部構造 | |
| JP4259087B2 (ja) | ウエザストリップ | |
| JPH10157459A (ja) | パーテーションサッシ上端部のシール構造 | |
| JPS6223622Y2 (ja) | ||
| JPH0244593Y2 (ja) | ||
| JPH0146327B2 (ja) | ||
| JPH0436970Y2 (ja) | ||
| JP2001138738A (ja) | フロントウインドモールの取付構造 | |
| JPS6318538Y2 (ja) | ||
| KR950009959Y1 (ko) | 자동차의 루프 및 윈도우 몰딩 | |
| JP2004074839A (ja) | グラスランのコーナー部構造 | |
| JPH0148180B2 (ja) | ||
| JP2719100B2 (ja) | サッシュレスドア型車のウエザーストリップ取付構造 | |
| JP2536972Y2 (ja) | ウインドウサイドモールのドリップシール取付構造 | |
| JPH0737947Y2 (ja) | 自動車用ドアトリムにおけるウエザーストリップの取付構造 | |
| JPS6242857Y2 (ja) | ||
| JPS6310972Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |