JP2852258B2 - カウルルーバ - Google Patents

カウルルーバ

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JP2852258B2 JP20004896A JP20004896A JP2852258B2 JP 2852258 B2 JP2852258 B2 JP 2852258B2 JP 20004896 A JP20004896 A JP 20004896A JP 20004896 A JP20004896 A JP 20004896A JP 2852258 B2 JP2852258 B2 JP 2852258B2
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Daihatsu Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロントガラスの
下方に設けるカウルの上面側で、フロントガラスとエン
ジンルームの上方を覆うフードとの間に車幅方向に配設
されるカウルルーバに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種カウルルーバは、例えば実
公平4ー10091号公報に記載されているように、車
体組付時の作業性を高めたり、合成樹脂で製作するとき
の型抜き性を良好ならしめることなどを目的として、車
幅方向中間部から2つのルーバ分割片に分割し、これら
ルーバ分割片の分割端面同士を突合せた状態で一体に組
付けてルーバの上面側に取付けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のカウ
ルルーバによれば、各ルーバ分割片を突合せ状に組付け
るとき、これらルーバ分割片は薄肉の板状部材で形成さ
れているため、これらルーバ分割片の端面同士を正確に
突合せるのが困難で作業性が悪く、しかも、薄肉の板状
部材から成る各ルーバ分割片の突合せ端面は線接触状態
となるので、この突合せ端面部分の剛性が弱くなる。
【0004】本発明の目的は、カウルルーバを分割形成
するにも拘らず、各ルーバ分割片の端面同士を簡単かつ
正確に突合せることができて作業性を高め、しかも、各
ルーバ分割片の突合せ端面部分の剛性を強化できるよう
にする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、車幅方向中間部で分割した
ルーバ分割片5,6を突合せ状に一体に組付けて、カウ
ル2の上面を覆うようにしたカウルルーバであって、各
ルーバ分割片5,6は、車幅方向に延びる凹溝56,6
6を有するレインガイド部52,62を備え、各ルーバ
分割片5,6における前記レインガイド部52,62の
突合せ部位には、前記凹溝56,66の開口を閉鎖し、
かつ前記各ルーバ分割片5,6の突合せ時に互いに面合
わせとなる縦壁57,67を設けている。
【0006】
【発明の作用及び効果】請求項1記載の発明によれば、
各ルーバ分割片5,6に設けたレインガイド部52,6
2の突合せ部位で、これらレインガイド部52,62に
形成した凹溝56,66の開口側に縦壁57,67を設
けているので、各ルーバ分割片5,6を突合せて一体状
に組付けるとき、各縦壁57,67を互いに面合せする
ことにより、各ルーバ分割片5,6を簡単かつ正確に突
合せ状に組付けることができて作業性を向上でき、しか
も、前記レインガイド部52,62に凹溝56,66を
形成し、その開口側に各縦壁57,67を設けることに
より、各ルーバ分割片5,6の突合せ部分の剛性を高め
ることができる。また、前記各レインガイド部52,6
2の突合せ部位に、その凹溝56,66の開口側を閉鎖
し、かつ、組付け時に互いに面合わせ状に対接される縦
壁57,67を形成したことにより、各凹溝56,66
に流れ込む雨水等が、その開口側の突合せ部から下方に
漏れたりするのを防止できながら、各凹溝56,66を
介して雨水等を左右振分状に良好に排水することもでき
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に示す自動車は、フロントガ
ラス1の下方に車幅方向に延びるカウル2を設け、該カ
ウル2の上面側でフロントガラス1とエンジンルームの
上方を覆うフード3との間に、合成樹脂製のカウルルー
バ4を車幅方向に配設している。前記カウル2は、図3
に示すように、アッパ部材21とロア部材22とから成
り、その内部には、車室内に連通し、かつ、前記カウル
ルーバ4に設けた外気導入口に連通する外気導入通路2
3を形成している。
【0008】前記カウルルーバ4は、製作時の型抜き性
を良好ならしめることなどを目的として、図2,図3で
明らかなように、車幅方向中間部から2つの第1及び第
2ルーバ分割片5,6に分割形成し、これら各ルーバ分
割片5,6の分割端部側を互いに突合せた状態で一体に
組付けるようにしている。
【0009】そして、前記各ルーバ分割片5,6に、上
面側に前後方向に向かう多数の翼形状リブ50,60を
並設し、これらリブ50,60間の一部に前記カウル2
の外気導入通路23に連通する外気導入口(図示せず)
をもつルーバ本体51,61を形成し、該各ルーバ本体
51,61の前端側に、雨水等を外部排出するためのレ
インガイド部52,62を一体に設ける。
【0010】前記各レインガイド部52,62には、前
記カウル2のアッパ部材21の上面側に載置される底壁
53,63と、該各底壁53,63の前端部から立ち上
がる前側壁54,64と、各底壁53,63の後端部か
ら前側壁54,64と対向状に立ち上がって前記各ルー
バ本体51,61の前端部に連続する後側壁55,65
とを備えた断面概略U形状の凹溝56,66を車幅方向
に向けて形成する。また、前記レインガイド部525,
62の全体は、その剛性を強化し、かつ、前記各凹溝5
6,66に流れ込んだ雨水等を確実かつ良好に外部排出
させるため、車幅方向中央部分が高位で両側方部分が低
位となるように緩やかな傾斜勾配で上下方向に変位させ
ている。
【0011】さらに、前記レインガイド部51,61の
突合せ部位で凹溝56,66の開口側には、これら開口
を閉鎖し、かつ、前記各ルーバ分割片5,6の突合せ時
に互いに面合わせとなる縦壁57,67を一体状に形成
する。
【0012】前記各縦壁57,67は、図2,図4に示
すように、その一方側を他方側よりも高位となるように
形成して、この高位とされた縦壁57又は67の上部側
には、各縦壁57,67を突合せたとき、低位側縦壁6
7又は57の上部を覆う傘部57aを形成している。こ
のような構成によれば、前記各縦壁57,67の上方か
ら雨水等が落下したとき、これら各縦壁57,67の隙
間から雨水等が下方に漏れるのを前記傘部57aによっ
て確実かつ良好に阻止でき、また、この傘部57aを介
して雨水等を左右の凹溝56,66に振分け、該各凹溝
56,66で良好に外部排出することができる。
【0013】また、各図の実施形態では、前記第1及び
第2ルーバ分割片5,6を一体状に組付けるため、この
第2ルーバ分割片6に設けるルーバ本体61の突合せ端
部側に、第1ルーバ分割片5に設けるルーバ本体51の
突合せ端部の下面側に重合状に介入される連結片68を
一体形成し、この連結片68の前後部位に2つの係合孔
68a,68aを設けると共に、前記第1ルーバ分割片
5に設けるルーバ本体51の突合せ端部の下面側には、
前記各係合孔68aに挿入される2つの突起58,58
を一体状に突設している。
【0014】さらに、各図の実施形態では、前記各ルー
バ分割片5,6を突合せて組付けるとき、各縦壁54,
64及び各突起58の各係合孔68aへの位置合わせ作
業を簡単かつ正確に行うため、前記各レインガイド部5
2,62に設ける凹溝56,66の前側壁54,65
に、前方に延びる突出片59,69を車幅方向に沿って
一体状に形成し、これら各突出片59,69の突合せ端
部に、車幅方向に突出する突片69aと、該突片69a
を受け入れるため上方に膨出形成された受入部59aと
をそれぞれ設けている。
【0015】また、前記各突出片59,69の先端側に
は、前記フード3の下面側に当接してエンジンルーム内
への雨水等の侵入を阻止するフードシール7を取付け
る。このフードシール7は、前記各突出片59,69の
先端部に圧入支持される支持部材71と、該支持部材7
1に一体に設けられて前記フード3に弾性変形しながら
密接するリップ部72とを備えている。
【0016】次に、以上の構成による作用について説明
する。先ず、各ルーバ分割片5,6を突合せ状に組付け
るときには、そのレインガイド部52,62に突設する
突出片59,69の突合せ端部に形成した突片69a及
び受入部59aを互いに介入させる。このようにするこ
とにより、前記各レインガイド部52,62における凹
溝56,66の開口側に設けた各縦壁54,64の位置
合わせ作業や、前記各ルーバ分割片5,6のルーバ本体
51,61側に設けた各突起58及び各係合孔68aの
位置合わせ作業を簡単かつ正確に行うことができる。
【0017】そして、第2ルーバ分割片6のルーバ本体
61に形成した連結片68を、第1ルーバ分割片5に設
けるルーバ本体51の突合せ端部の下面側に重合状に介
入させ、その突合せ端部の下面側に設けた各突起58
を、前記連結片68に形成した各係合孔68aに挿入さ
せて、各突起58の挿入端部側を熱融着して圧潰するこ
とにより、各ルーバ分割片5,6を突合状に一体に組付
ける。
【0018】このとき、各ルーバ分割片5,6のレイン
ガイド部52,62に形成した凹溝56,66の開口側
には、これら開口を閉鎖する縦壁57,67が設けられ
ているので、各ルーバ分割片5,6を突合せて組付ける
とき、図4のように、前記各縦壁57,67を互いに面
合せすることができ、これにより各ルーバ分割片5,6
を簡単かつ正確に突合せ状に組付けることができて作業
性を向上でき、しかも、前記レインガイド部52,62
に凹溝56,66を形成し、その開口側に各縦壁57,
67を設けたことにより、前記各ルーバ分割片5,6の
突合せ部分を剛性アップさせることができる。
【0019】また、前記各レインガイド部52,62の
突合せ部位には、その凹溝56,66の開口側を閉鎖
し、かつ、組付け時に互いに面合わせ状に対接する縦壁
57,67を形成しているので、各凹溝56,66に流
れ込む雨水等がその開口側の突合せ部から下方に漏れた
りするのを防止できながら、各凹溝56,66を介して
雨水等を左右振分状に良好に排水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカウルルーバを適用する自動車フロ
ント部分の斜視図。
【図2】 同カウルルーバの各ルーバ分割片の突合せ部
分を示す斜視図。
【図3】 図1X−X線方向から見た拡大断面図。
【図4】 各ルーバ分割片に設ける縦壁の突合せ状態を
示す断面図。
【符号の説明】
2……………カウル 5,6………ルーバ分割片 52,62…レインガイド部 56,66…凹溝 57,67…縦壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向中間部で分割したルーバ分割片
    (5)(6)を突合せ状に一体に組付けて、カウル
    (2)の上面を覆うようにしたカウルルーバであって、 各ルーバ分割片(5)(6)は、車幅方向に延びる凹溝
    (56)(66)を有するレインガイド部(52)(6
    2)を備え、各ルーバ分割片(5)(6)における前記
    レインガイド部(52)(62)の突合せ部位には、前
    記凹溝(56)(66)の開口を閉鎖し、かつ前記各ル
    ーバ分割片(5)(6)の突合せ時に互いに面合わせと
    なる縦壁(57)(67)を設けていることを特徴とす
    るカウルルーバ。
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