JPS643736Y2 - - Google Patents

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JPS643736Y2
JPS643736Y2 JP1983050620U JP5062083U JPS643736Y2 JP S643736 Y2 JPS643736 Y2 JP S643736Y2 JP 1983050620 U JP1983050620 U JP 1983050620U JP 5062083 U JP5062083 U JP 5062083U JP S643736 Y2 JPS643736 Y2 JP S643736Y2
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JP
Japan
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bracket
reinforcement
steering
joined
steering shaft
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JP1983050620U
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JPS59157966U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ステアリングシヤフトを支持する
ステアリングブラケツトの剛性を大きくするとと
もに、ダツシユパネルに対するステアリングブラ
ケツトの接合力を増大させてステアリングシヤフ
トの振動を防止し、操舵性を向上させる自動車の
ステアリングシヤフト支持構造に関するものであ
る。
自動車のステアリングシヤフトには、種々の方
向からねじり力や曲げ力が作用するので、ステア
リングシヤフトを支持するステアリングブラケツ
トの剛性は大きいものが要求される。
そのために、エンジンルームと車室内とを仕切
るダツシユパネルに対して、アツパブラケツトと
ロアブラケツトとを閉断面状に接合して剛性を大
きくしたステアリングブラケツトを取り付け、こ
のステアリングブラケツトによつてステアリング
シヤフトを支持するように構成された自動車のス
テアリングシヤフト支持構造はすでに知られてい
る(実開昭57−24173号公報)。
上記従来のステアリングシヤフト支持構造は、
第9図に示されるように、アツパブラケツト15
とロアブラケツト16とからなる閉断面状のステ
アリングブラケツト17が、エンジンルーム18
と車室19内とを仕切るダツシユパネル20に対
して、スポツト溶接によつて取り付けられ、ステ
アリングブラケツト17に取り付けられたクラン
プ部材21にステアリングシヤフト22が固定さ
れることによつて構成されている。
しかしながら、上記ステアリングシヤフト支持
構造では、特にステアリングシヤフト22に作用
する矢印P方向の力によつて、アツパブラケツト
15とロアブラケツト16との接合面が剥離され
易い上、アツパブラケツト15とダツシユパネル
20との接合面も剥離され易く、これらの接合面
が剥離されることで、車体の大きな振動がステア
リングシヤフト22に伝わつて操舵性を低下させ
る欠点がある。
この考案は上記従来の欠点を改善するためにな
されたもので、ステアリングシヤフトを支持する
ステアリングブラケツトの剛性をさらに大きくす
るとともに、ダツシユパネルに対するステアリン
グブラケツトの接合力を増大させてアツパブラケ
ツトとロアブラケツトとの接合面の剥離と、アツ
パブラケツトとダツシユパネルとの接合面の剥離
を防止し、ステアリングシヤフトに伝わる振動を
抑制して操舵性を向上させる自動車のステアリン
グシヤフト支持構造を提供することを目的とす
る。
前述の目的を達成するために本考案にあつて
は、エンジンルームと車室内とを仕切るをダツシ
ユパネルの断面略L字状部分にステアリングシヤ
フトを支持するステアリングブラケツトが取り付
けられていて、 このステアリングブラケツトはアツパブラケツ
トとロアブラケツトとからなり、 アツパブラケツトはダツシユパネルの垂直面
に、ロアブラケツトはダツシユパネルの水平面の
下面にそれぞれ取り付けられると共に、この両者
は接合されて閉断面が形成され、 この閉断面内にはL字状のレインフオースメン
トが配置されていて、 このレインフオースメントは、その一端側にお
いてロアブラケツトの内側縦壁面に接合される第
1接合面を有していると共に、その他端側におい
てダツシユパネルの垂直面に接合する第2接合面
とアツパブラケツトの内側縦壁面に接合される第
3接合面とを有している、 ことを特徴とする自動車のステアリングシヤフト
支持構造、とした構成としてある。
以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図はこの考案に係る自動車のステアリング
シヤフト支持構造を一部断面にて示す側面図であ
り、同図において1はダツシユパネルで、ダツシ
ユアツパ1Aとダツシユロア1Bとで構成され、
このダツシユパネル1によつてエンジンルーム2
と車室3内とが仕切られ、ダツシユアツパ1Aの
後面に補強用のダツシユアツパメンバ1Cが取り
付けられている。
4はステアリングブラケツト、5はマスタシリ
ンダブラケツト、6はステアリングシヤフトを示
し、マスタシリンダブラケツト5は、その前部が
ダツシユパネル1に、その上部がステアリングブ
ラケツト4にそれぞれ周知の構造で取り付けら
れ、ステアリングシヤフト6は周知のクランプ部
材7を介して上記ステアリングブラケツト4に支
持されている。
第2図において、ステアリングブラケツト4は
アツパブラケツト4Aとロアブラケツト4Bとか
らなり、レインフオースメント8によつてアツパ
ブラケツト4A、ロアブラケツト4B、ダツシユ
アツパ1Aの3者が連結されている。
アツパブラケツト4Aは第3図に示されるよう
に、その主体部4aが前端から後端にかけて後ろ
下りに傾斜した横断面コ字状に形成され、前端3
辺の外方に、フランジ状に張り出された垂直方向
の接合面4a1,4a2と、これら接合面4a1,4a2
を上方で連続させる幅方向の接合面4a3が形成さ
れているとともに、主体部4aの下端3辺の外方
に、フランジ状に張り出された水平方向の接合面
4a4,4a5,4a6が形成されている。
ロアブラケツト4Bは第4図に示されるよう
に、その主体扮4bが受皿状に形成され、上端4
辺の外方にフランジ状に張り出された水平方向の
接合面4b1,4b2,4b3,4b4が形成されてい
る。
レインフオースメント8は第5図に示されるよ
うに、実施例では全体的に断面ほぼL字状とされ
て、その幅方向の両端部に後述するアツパブラケ
ツト4Aとロアブラケツト4Bの閉断面内面に接
合される取付面8a1,8a2(水平部分が第1接合
面、垂直部分が第3接合面)が形成され、これら
取付面8a1,8a2の端部外方に、フランジ状に張
り出された垂直方向の接合面8a3,8a4(第2接
合面をなす。)と水平方向の接合面8a5,8a6
が形成され、該両者8a3,8a5(8a4と8a6)と
がL字形をなしている。
したがつて、上記第2図で示される連結状態を
得る場合には、まず、第6図に示されるようにロ
アブラケツト4B上にアツパブラケツト4Aを載
置して、アツパブラケツト4Aの水平方向の接合
面4a4,4a5,4a6とロアブラケツト4Bの水平
方向の接合面4b1,4b2,4b3とをスポツト溶接
によつて接合して、アツパブラケツト4Aとロア
ブラケツト4Bとで閉断面状のステアリングブラ
ケツト4を形成する。
つぎに、第7図で示されるようにレインフオー
スメント8をアツパブラケツト4Aの前端開口部
とロアブラケツト4Bの上端開口部に嵌合して、
レインフオースメント8の両端部の取付面8a1
8a2を両ブラケツト4A,4Bの主体部4a,4
bの内面にスポツト溶接によつて接合した状態、
つまり、レインフオースメント8の取付面8a1
8a2をアツパブラケツト4Aとロアブラケツト4
Bの閉断面内面に接合した状態を得る。
つづいて、第2図のようにレインフオースメン
ト8の垂直方向の接合面8a3,8a4をダツシユア
ツパメンバ1Cの垂直面1c1に当接させ、同時に
アツパブラケツト4Aの幅方向の接合面4a3をダ
ツシユアツパメンバ1Cの傾斜面1c2に当接さ
せ、アツパブラケツト4Aの垂直方向の接合面4
a1,4a2とレインフオースメント8の垂直方向の
接合面8a3,8a4とを、ダツシユアツパメンバ1
Cの垂直面1c1にスポツト溶接によつて接合し、
かつアツパブラケツト4Aの幅方向の接合面4a3
をダツシユアツパメンバ1Cの傾斜面1C2にス
ポツト溶接によつて接合するとともに、レインフ
オースメント8の水平方向の接合面8a5,8a6
ダツシユアツパメンバ1Cに当接させ、かつロア
ブラケツト4Bの水平方向の接合面4b1,4b2
4b4をダツシユアツパ1Aの水平面1A1の下面
に当接させるとともに、レインフオースメント8
の水平方向の接合面8a5,5a6をダツシユアツパ
メンバ1Cの水平面1C3の下面にスポツト溶接
によつて接合することで、アツパブラケツト4A
とロアブラケツト4Bとダツシユパネル1の3者
の連結がなされる。
上記構成において、第1図のA−A線とB−B
線においては従来と同様の閉断面が形成される
上、レインフオースメント8が介装されること
で、さらにC−C線とD−D線においても、閉断
面が形成されるため、ステアリンググラケツト4
の剛性が大幅に大きくなる。またアツパブラケツ
ト4Aとロアブラケツト4Bの閉断面内面に、第
7図のレインフオースメント8の取付面8a1,8
a2を接合することで、アツパブラケツト4Aとロ
アブラケツト4Bの接合力が大きくなる。このた
め、第1図のステアリングシヤフト6に矢印P方
向の力が作用しても、第2図のアツパブラケツト
4Aの水平方向の接合面4a4,4a5,4a6とロア
ブラケツト4Bの水平方向の接合面4b1,4b2
4b3の剥離が起こらなくなる。
また、レインフオースメント8の取付面8a1
8a2をアツパブラケツト4Aの内側縦壁面に接合
する構成とされているため、その接合面積をかな
り大きくとつてレインフオースメント8とアツパ
ブラケツト4Aとの接合力を十分大きくすること
ができる一方、レインフオースメント8の垂直方
向の接合面8a3,8a4とアツパブラケツト4Aの
接合面4a3とがダツシユアツパメンバ1cに接合
されるため、少なくとも従来の接合面積程度は確
保されることになる。このため、L字状のレイン
フオースメント8の形状を利用できることにな
り、ダツシユパネル1に対する接合面積が従来と
同一であつたとしても、その接合力の他に、ステ
アリングシヤフト6に作用する第1図中P方向の
力に対して、L字状のレインフオースメント8の
一端側(8a5,8a6)を支点とした抗力が得られ
ることになる。この結果、ステアリングシヤフト
6に第1図中矢印P方向の力が作用しても、ダツ
シユパネル1に対してレインフオースメント8及
びアツパブラケツト4Aは剥離を起こさなくな
る。
したがつて、車体から第1図のステアリングシ
ヤフト6に伝わる振動が抑制され、操舵性が向上
することになる。
第8図はこの考案の他の実施例を示し、上記実
施例と同一または相当部分には同一符号を付し
て、その詳しい説明は省略する。同図において、
レインフオースメント8は上記実施例で述べたレ
インフオースメント8が前向きに取り付けられて
いるのに対して、後向きに取り付けられ、かつ断
面ほぼL字状の垂直面8Aを垂直方向の接合面と
してダツシユアツパメンバ1Cの垂直面1C1
対してスポツト溶接によつて接合し、断面ほぼL
字状の水平面8Bを水平方向の接合面としてロア
ブラケツト4Bの底部に対してスポツト溶接によ
つて接合している。このように構成しても上記実
施例と同様の効果を奏する。
なお、上記実施例ではダツシユアツパ1Aの後
面にダツシユアツパメンバ1Cを取り付け、この
ダツシユアツパメンバ1Cにレインフオースメン
ト8を接合した例について説明しているけれど
も、ダツシユアツパメンバ1Cは必らずしも必要
でない。また、上記実施例では、レインフオース
メント8の底壁はロアブラケツト4Bの本体部4
bと離れているが、レインフオースメント8の底
壁をロアブラケツト4Bの主体部4bに当接させ
るように、レインフオースメント8の下部を下方
に伸ばすことができる。
以上説明したように、この考案によればステア
リングブラケツトの剛性が従来のものよりさらに
大きくなるとともに、L字状のレインフオースメ
ントを利用して、ダツシユパネルに対するアツパ
ブラケツトの接合力、及びアツパブラケツトとロ
アブラケツトの接合力が増大され、アツパブラケ
ツトとダツシユパネルとの接合面の剥離、及びア
ツパブラケツトとロアブラケツトとの接合面の剥
離を防止できることになる。このため、車体から
ステアリングシヤフト6に伝わる振動は抑制さ
れ、操舵性が向上することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動車のステアリング
シヤフト支持構造を一部断面にて示す側面図、第
2図は同斜視図、第3図はアツパブラケツトの斜
視図、第4図はロアブラケツトの斜視図、第5図
はレインフオースメントの斜視図、第6図はアツ
パブラケツトとロアブラケツトとの接合状態を示
す斜視図、第7図はレインフオースメントが両ブ
ラケツトに接合された状態を示す斜視図、第8図
はこの考案の他の実施例を示す斜視図、第9図は
従来のステアリングシヤフト支持構造を示す側面
図である。 1……ダツシユパネル、1A1……水平面、1
C1……垂直面、1C3……水平面、2……エンジ
ンルーム、3……車室、4……ステアリングブラ
ケツト、4A……アツパブラケツト、4B……ロ
アブラケツト、6……ステアリングシヤフト、8
……レインフオースメント、8a1,8a2……取付
面、8a3,8a4……接合面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンルームと車室内とを仕切るをダツシユ
    パネルの断面略L字状部分にステアリングシヤフ
    トを支持するステアリングブラケツトが取り付け
    られていて、 このステアリングブラケツトはアツパブラケツ
    トとロアブラケツトとからなり、 アツパブラケツトはダツシユパネルの垂直面
    に、ロアブラケツトはダツシユパネルの水平面の
    下面にそれぞれ取り付けられると共に、この両者
    は接合されて閉断面が形成され、 この閉断面内にはL字状のレインフオースメン
    トが配置されていて、 このレインフオースメントは、その一端側にお
    いてロアブラケツトの内側縦壁面に接合される第
    1接合面を有していると共に、その他端側におい
    てダツシユパネルの垂直面に接合する第2接合面
    とアツパブラケツトの内側縦壁面に接合される第
    3接合面とを有している、 ことを特徴とする自動車のステアリングシヤフト
    支持構造。
JP5062083U 1983-04-04 1983-04-04 自動車のステアリングシヤフト支持構造 Granted JPS59157966U (ja)

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JP5062083U JPS59157966U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 自動車のステアリングシヤフト支持構造

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JP5062083U JPS59157966U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 自動車のステアリングシヤフト支持構造

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JPS59157966U JPS59157966U (ja) 1984-10-23
JPS643736Y2 true JPS643736Y2 (ja) 1989-02-01

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ID=30181078

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JP5062083U Granted JPS59157966U (ja) 1983-04-04 1983-04-04 自動車のステアリングシヤフト支持構造

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0534301Y2 (ja) * 1986-09-10 1993-08-31
JPH0630598Y2 (ja) * 1988-03-29 1994-08-17 日産自動車株式会社 ステアリングコラムの取付構造
JP6552684B1 (ja) * 2018-06-22 2019-07-31 カルソニックカンセイ株式会社 ステアリングメンバ構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6020534Y2 (ja) * 1980-01-22 1985-06-19 マツダ株式会社 自動車の車体前部構造

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JPS59157966U (ja) 1984-10-23

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