JPS643687Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS643687Y2 JPS643687Y2 JP10345882U JP10345882U JPS643687Y2 JP S643687 Y2 JPS643687 Y2 JP S643687Y2 JP 10345882 U JP10345882 U JP 10345882U JP 10345882 U JP10345882 U JP 10345882U JP S643687 Y2 JPS643687 Y2 JP S643687Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- garnish
- inner panel
- outer panel
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 235000021189 garnishes Nutrition 0.000 claims description 23
- 238000009957 hemming Methods 0.000 description 5
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 4
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は自動車のドア下部構造に関する。
従来一般に、自動車のドア下部構造としては、
第1図に示すように、アウタパネル1の下端のヘ
ミング部2でインナパネル3の下端4を挾み込み
上記アウタパネル1のヘミング部2の室内側とイ
ンナパネル3の下端4とをスポツト溶接で固定
し、さらに、上記アウタパネル1のヘミング部2
より高い位置のインナパネル3に水抜き穴5を設
けたものが知られている。
第1図に示すように、アウタパネル1の下端のヘ
ミング部2でインナパネル3の下端4を挾み込み
上記アウタパネル1のヘミング部2の室内側とイ
ンナパネル3の下端4とをスポツト溶接で固定
し、さらに、上記アウタパネル1のヘミング部2
より高い位置のインナパネル3に水抜き穴5を設
けたものが知られている。
ところが、上記自動車のドア下部構造において
は、水抜き穴5がヘミング部2より高く位置して
おり、さらにヘミング部2およびそれに溶接され
た部分とで溝状になつている部分6を形成してい
るため、アウタパネル1の内面に沿つて滴下して
くる水が上記溝状になつている部分6に溜まり、
その部分6から錆が発生するという問題がある。
は、水抜き穴5がヘミング部2より高く位置して
おり、さらにヘミング部2およびそれに溶接され
た部分とで溝状になつている部分6を形成してい
るため、アウタパネル1の内面に沿つて滴下して
くる水が上記溝状になつている部分6に溜まり、
その部分6から錆が発生するという問題がある。
そこで、このような錆の発生を防止するために
車体の外板下部全体を合成樹脂で形成したものが
提案されている(実開昭56−24350号)。
車体の外板下部全体を合成樹脂で形成したものが
提案されている(実開昭56−24350号)。
しかしながら、このように、車体の外板下部全
体を合成樹脂で形成すると、高価、大がかりにな
るという欠点がある。
体を合成樹脂で形成すると、高価、大がかりにな
るという欠点がある。
そこで、この考案の目的は簡単、安価な構造
で、ドア内の水を確実に抜くことができる自動車
のドア下部構造を提供することである。
で、ドア内の水を確実に抜くことができる自動車
のドア下部構造を提供することである。
このため、この考案の自動車のドア下部構造
は、インナパネルとアウタパネルとから成るドア
であつて、インナパネルの下端部にはアウタパネ
ル側へ延びる段部が形成されており、該段部の端
部から下方に延長されてアウタパネルの下端部と
重なり合つて接合される接合部が所定の間隔を有
して複数形成されると共に、互いに隣り合う接合
部間に、インナパネルの下端から上記段部に至る
部分が切り欠かれて開放口が形成されており、ド
アの下端部に、その下端部と略同じ長さを有し、
上記ドア下端部の接合部と開放口とを覆う樋状の
ガーニツシユが取付けられており、ガーニツシユ
の底部に水抜き穴が形成されていることにより、
簡単、安価な構造でドア内の水を確実に抜いて防
錆および耐久性の向上を図ることができ、しか
も、上記接合部、開放口をガーニツシユで覆つて
美観を向上できるようにしたことを特徴としてい
る。
は、インナパネルとアウタパネルとから成るドア
であつて、インナパネルの下端部にはアウタパネ
ル側へ延びる段部が形成されており、該段部の端
部から下方に延長されてアウタパネルの下端部と
重なり合つて接合される接合部が所定の間隔を有
して複数形成されると共に、互いに隣り合う接合
部間に、インナパネルの下端から上記段部に至る
部分が切り欠かれて開放口が形成されており、ド
アの下端部に、その下端部と略同じ長さを有し、
上記ドア下端部の接合部と開放口とを覆う樋状の
ガーニツシユが取付けられており、ガーニツシユ
の底部に水抜き穴が形成されていることにより、
簡単、安価な構造でドア内の水を確実に抜いて防
錆および耐久性の向上を図ることができ、しか
も、上記接合部、開放口をガーニツシユで覆つて
美観を向上できるようにしたことを特徴としてい
る。
以下、この考案を図示の実施例により詳細に説
明する。
明する。
第2,3,4図に示すように、ドア10はアウ
タパネル11とインナパネル12を接合して形成
したドア本体13の下端部14に樋状のプラスチ
ツク製ガーニツシユ15を装着してなる。
タパネル11とインナパネル12を接合して形成
したドア本体13の下端部14に樋状のプラスチ
ツク製ガーニツシユ15を装着してなる。
上記インナパネル12の下端部16には、第4
図に示すように、段部18,19を形成し、さら
に、上記下端部16の両側には、アウターパネル
11の下端部17に沿い得るように下方に延在す
る一対の接合部21,22を形成している。つま
り、上記インナパネル12の両接合部21,22
の間には、下端から段部19の一部に至る切欠き
23を形成している。
図に示すように、段部18,19を形成し、さら
に、上記下端部16の両側には、アウターパネル
11の下端部17に沿い得るように下方に延在す
る一対の接合部21,22を形成している。つま
り、上記インナパネル12の両接合部21,22
の間には、下端から段部19の一部に至る切欠き
23を形成している。
上記インナパネル12の両接合部21,22は
アウタパネル13の下端17に重ね合わせてスポ
ツト溶接で接合しており、これにより、ドア本体
13を形成している。したがつて、上記ドア本体
13の下端部14の両接合部21,22の間に
は、上記切り欠き23により、開放口25を形成
することになる。上記インナパネル12の切り欠
き23に対応するアウタパネル11の個所には、
下方から上方へ向いて延びる複数個の切り込み2
7,27,27を設けている。
アウタパネル13の下端17に重ね合わせてスポ
ツト溶接で接合しており、これにより、ドア本体
13を形成している。したがつて、上記ドア本体
13の下端部14の両接合部21,22の間に
は、上記切り欠き23により、開放口25を形成
することになる。上記インナパネル12の切り欠
き23に対応するアウタパネル11の個所には、
下方から上方へ向いて延びる複数個の切り込み2
7,27,27を設けている。
一方、上記ガーニツシユ15はドア本体13の
下端部14と略同じ長さを有する樋状にプラスチ
ツク成形し、さらに一側壁上端に水平方向のフラ
ンジ31を、他側壁下端に下方へ延びるフランジ
32を成形し、さらにまた底部に自動車の後方に
指向する水抜き穴33を成形している。また、上
記ガーニツシユ15には、その両側壁を連結する
複数個の補強用リブ35(第4図では1個のみを
示す。)を上記アウタパネル11の切り込み27,
27,27に嵌合し得るように所定間隔をあけ
て、一体に成形している。
下端部14と略同じ長さを有する樋状にプラスチ
ツク成形し、さらに一側壁上端に水平方向のフラ
ンジ31を、他側壁下端に下方へ延びるフランジ
32を成形し、さらにまた底部に自動車の後方に
指向する水抜き穴33を成形している。また、上
記ガーニツシユ15には、その両側壁を連結する
複数個の補強用リブ35(第4図では1個のみを
示す。)を上記アウタパネル11の切り込み27,
27,27に嵌合し得るように所定間隔をあけ
て、一体に成形している。
上記ガーニツシユ15はドア本体13の下端部
14に外嵌すると共に、補強用リブ35を切り込
み27に嵌合して、インナパネル12の段部18
にガーニツシユ15の水平なフランジ部31を密
着させ、第3,4図に示すようにそれらに設けた
孔36,37および上記フランジ部31の下側に
密着させたシールラバー38を挿通するフアスナ
(図示せず)で、インナパネル12とガーニツシ
ユ15を固定している。
14に外嵌すると共に、補強用リブ35を切り込
み27に嵌合して、インナパネル12の段部18
にガーニツシユ15の水平なフランジ部31を密
着させ、第3,4図に示すようにそれらに設けた
孔36,37および上記フランジ部31の下側に
密着させたシールラバー38を挿通するフアスナ
(図示せず)で、インナパネル12とガーニツシ
ユ15を固定している。
なお、第2,3図において、41はサイドシル
である。
である。
上記構成の自動車のドア下部構造によれば、第
3図に示すように、溝状になつている部分が、イ
ンナパネル12の接合部だけにしかなく、各接合
部21,22の間には開放口25が形成されてい
るため、接合部21,22に水43が滴下しても
開放口25から流れ出てガーニツシユ15内に落
ちガーニツシユ15の水抜き穴33から確実に排
出されるのである。したがつて、錆の発生が防止
され、耐久性が向上する。
3図に示すように、溝状になつている部分が、イ
ンナパネル12の接合部だけにしかなく、各接合
部21,22の間には開放口25が形成されてい
るため、接合部21,22に水43が滴下しても
開放口25から流れ出てガーニツシユ15内に落
ちガーニツシユ15の水抜き穴33から確実に排
出されるのである。したがつて、錆の発生が防止
され、耐久性が向上する。
また、上記水抜き穴33を自動車の後方へ指向
させているため、第5図中矢印Xに示すように自
動車が前方へ走行している際には、水抜き穴33
からホコリや泥が侵入するのを防止できる。ま
た、この水抜き穴33はプラスチツク製ガーニツ
シユ15に形成しているため、工程数を増やさな
いで、上記水抜き穴33の方向を自在に選択でき
る。
させているため、第5図中矢印Xに示すように自
動車が前方へ走行している際には、水抜き穴33
からホコリや泥が侵入するのを防止できる。ま
た、この水抜き穴33はプラスチツク製ガーニツ
シユ15に形成しているため、工程数を増やさな
いで、上記水抜き穴33の方向を自在に選択でき
る。
また、上記ガーニツシユ15はアウタパネル1
1とインナパネル12との接合部21,22およ
び開放口25を覆うので、外観がよくなる。
1とインナパネル12との接合部21,22およ
び開放口25を覆うので、外観がよくなる。
上記実施例では、ガーニツシユ15に補強用リ
ブ35を設け、この補強用リブ35をアウタパネ
ル11の切り込み27に嵌合しているので、ガー
ニツシユ15の外面のめくれを防止することがで
きるとともに、ドア10の下部の強度を向上でき
る。
ブ35を設け、この補強用リブ35をアウタパネ
ル11の切り込み27に嵌合しているので、ガー
ニツシユ15の外面のめくれを防止することがで
きるとともに、ドア10の下部の強度を向上でき
る。
なお、上記実施例ではサイドドアについて説明
したが、バツクドアにも適用できる。
したが、バツクドアにも適用できる。
以上より明らかなように、この考案の自動車の
ドア下部構造は、アウタパネルの下端部と重ね合
わせて接合されるインナパネルの下端部が下方へ
延長され、上記ドア本体の下端部の接合部の間に
開放口を形成し、さらに、上記ドア本体の下端部
に、その下端部と略同じ長さで底部に水抜き穴を
有する樋状のガーニツシユを取付けて、上記ドア
本体の接合部と開放口とを上記ガーニツシユで覆
うようにしているので、簡単、安価な構造でドア
内の水を確実に抜いて防錆および耐久性の向上を
図ることができ、かつ、上記接合部、開放口をガ
ーニツシユで覆つて外観をよくすることができ、
さらに上記水抜き穴の形成時に、工程数を増やさ
ないでその向きを自在に選択できるという利点を
有する。
ドア下部構造は、アウタパネルの下端部と重ね合
わせて接合されるインナパネルの下端部が下方へ
延長され、上記ドア本体の下端部の接合部の間に
開放口を形成し、さらに、上記ドア本体の下端部
に、その下端部と略同じ長さで底部に水抜き穴を
有する樋状のガーニツシユを取付けて、上記ドア
本体の接合部と開放口とを上記ガーニツシユで覆
うようにしているので、簡単、安価な構造でドア
内の水を確実に抜いて防錆および耐久性の向上を
図ることができ、かつ、上記接合部、開放口をガ
ーニツシユで覆つて外観をよくすることができ、
さらに上記水抜き穴の形成時に、工程数を増やさ
ないでその向きを自在に選択できるという利点を
有する。
第1図は従来のドア下部構造の断面図、第2図
はこの考案の自動車のドア下部構造を用いた自動
車の側面図、第3図は第2図の−線断面図、
第4図は第3図の要部分解斜視図、第5図はガー
ニツシユの要部断面図である。 10……ドア、11……アウタパネル、12…
…インナパネル、13……ドア本体、15……ガ
ーニツシユ、21,22……接合部、25……開
放口、33……水抜き穴。
はこの考案の自動車のドア下部構造を用いた自動
車の側面図、第3図は第2図の−線断面図、
第4図は第3図の要部分解斜視図、第5図はガー
ニツシユの要部断面図である。 10……ドア、11……アウタパネル、12…
…インナパネル、13……ドア本体、15……ガ
ーニツシユ、21,22……接合部、25……開
放口、33……水抜き穴。
Claims (1)
- インナパネルとアウタパネルとから成るドアで
あつて、インナパネルの下端部にはアウタパネル
側へ延びる段部が形成されており、該段部の端部
から下方に延長されてアウタパネルの下端部と重
なり合つて接合される接合部が所定の間隔を有し
て複数形成されると共に、互いに隣り合う接合部
間に、インナパネルの下端から上記段部に至る部
分が切り欠かれて開放口が形成されており、ドア
の下端部に、その下端部と略同じ長さを有し、上
記ドア下端部の接合部と開放口とを覆う樋状のガ
ーニツシユが取付けられており、ガーニツシユの
底部に水抜き穴が形成されていることを特徴とす
る自動車のドア下部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10345882U JPS596519U (ja) | 1982-07-07 | 1982-07-07 | 自動車のドア下部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10345882U JPS596519U (ja) | 1982-07-07 | 1982-07-07 | 自動車のドア下部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS596519U JPS596519U (ja) | 1984-01-17 |
JPS643687Y2 true JPS643687Y2 (ja) | 1989-02-01 |
Family
ID=30243379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10345882U Granted JPS596519U (ja) | 1982-07-07 | 1982-07-07 | 自動車のドア下部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS596519U (ja) |
-
1982
- 1982-07-07 JP JP10345882U patent/JPS596519U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS596519U (ja) | 1984-01-17 |
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