JP2002087326A - 自動車の車体後部構造 - Google Patents
自動車の車体後部構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バックピラーレインフォースの補強機能を十
分に活かして、バックドア開口の上側コーナー部の結合
剛性を高められる自動車の車体後部構造の提供を図る。 【解決手段】 バックピラーレインフォース8の延設部
21がドリップ凹部15と交差して車幅方向内側に延
び、該延設部21をリヤルーフレール10に接続してバ
ックピラー4の第2の閉断面9とリヤルーフレール10
の閉断面13とを連設しているため、バックドア開口1
4の上側コーナー部の結合剛性を高めることができる。
分に活かして、バックドア開口の上側コーナー部の結合
剛性を高められる自動車の車体後部構造の提供を図る。 【解決手段】 バックピラーレインフォース8の延設部
21がドリップ凹部15と交差して車幅方向内側に延
び、該延設部21をリヤルーフレール10に接続してバ
ックピラー4の第2の閉断面9とリヤルーフレール10
の閉断面13とを連設しているため、バックドア開口1
4の上側コーナー部の結合剛性を高めることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車、とりわけバ
ックドア型車における車体後部構造に関する。
ックドア型車における車体後部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5,6は従来のバックドア型車の車体
後部構造を示すもので、1はルーフパネル、2はルーフ
パネル側部で車体前後方向に延在するルーフサイドレー
ルで、ルーフサイドレールインナ3Aとルーフサイドレ
ールアウタ3Bとで閉断面を形成している。
後部構造を示すもので、1はルーフパネル、2はルーフ
パネル側部で車体前後方向に延在するルーフサイドレー
ルで、ルーフサイドレールインナ3Aとルーフサイドレ
ールアウタ3Bとで閉断面を形成している。
【0003】4はルーフサイドレール2の後端部に接続
されて車体上下方向に延在し、バックドア開口14の側
縁を構成するバックピラーを示し、バックピラーインナ
5とボディサイドアウタ6とで閉断面7を形成してい
る。
されて車体上下方向に延在し、バックドア開口14の側
縁を構成するバックピラーを示し、バックピラーインナ
5とボディサイドアウタ6とで閉断面7を形成してい
る。
【0004】バックピラー4はその閉断面7内でバック
ピラーインナ5に沿って接合されて、該バックピラーイ
ンナ5との間に第2の閉断面9を形成するバックピラー
レインフォース8を備えている。
ピラーインナ5に沿って接合されて、該バックピラーイ
ンナ5との間に第2の閉断面9を形成するバックピラー
レインフォース8を備えている。
【0005】10はバックピラー4に接続されてルーフ
パネル1の後端縁に沿ってバックドア開口14の上縁を
構成するリヤルーフレールを示し、リヤルーフレールロ
ア11とリヤルーフレールアッパ12とで閉断面13を
形成している。
パネル1の後端縁に沿ってバックドア開口14の上縁を
構成するリヤルーフレールを示し、リヤルーフレールロ
ア11とリヤルーフレールアッパ12とで閉断面13を
形成している。
【0006】ルーフパネル1の側縁と、ルーフサイドレ
ールアウタ3Bおよびボディサイドアウタ6との接合部
分には、車体前後方向に延在するドリップ凹部15を形
成してあり、ルーフパネル1面上を側方に流れる雨水や
洗車水等を該ドリップ凹部15で捕捉して車体前後方向
に排水ガイドするようにしてある。
ールアウタ3Bおよびボディサイドアウタ6との接合部
分には、車体前後方向に延在するドリップ凹部15を形
成してあり、ルーフパネル1面上を側方に流れる雨水や
洗車水等を該ドリップ凹部15で捕捉して車体前後方向
に排水ガイドするようにしてある。
【0007】ドリップ凹部15は前述のようにバックピ
ラー4の上端部に亘って形成されているため、バックピ
ラーレインフォース8およびリヤルーフレールアッパ1
2の各端部は、該ドリップ凹部15の形成部分で分断さ
れ、これら両端部を図5に示すようにルーフパネル1お
よびボディサイドアウタ6の各端部と共に重合してスポ
ット溶接等により一体に接合してある(特開平11−1
24053号公報参照)。
ラー4の上端部に亘って形成されているため、バックピ
ラーレインフォース8およびリヤルーフレールアッパ1
2の各端部は、該ドリップ凹部15の形成部分で分断さ
れ、これら両端部を図5に示すようにルーフパネル1お
よびボディサイドアウタ6の各端部と共に重合してスポ
ット溶接等により一体に接合してある(特開平11−1
24053号公報参照)。
【0008】なお、図5、6中、16は図外のバックド
アの開閉支点となるバックドアヒンジの取付座、17は
リヤルーフレールロア11に設けた作業孔を示してい
る。
アの開閉支点となるバックドアヒンジの取付座、17は
リヤルーフレールロア11に設けた作業孔を示してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】バックピラーレインフ
ォース8の端部とリヤルーフレールアッパ12の端部
が、ルーフサイドレール2とバックピラー4およびリヤ
ルーフレール10との集合部分で分断されていて、バッ
クピラー4の第2の閉断面9の上壁9aとリヤルーフレ
ール10の閉断面13の上壁13aとは前述のようにド
リップ凹部15で接続されているが、これら閉断面9,
13の後側壁9bと13bとが図6に示すように離間し
てこれら閉断面9,13が不連続となっているため、前
記集合部分の結合剛性が低くなってしまうことは否めな
い。
ォース8の端部とリヤルーフレールアッパ12の端部
が、ルーフサイドレール2とバックピラー4およびリヤ
ルーフレール10との集合部分で分断されていて、バッ
クピラー4の第2の閉断面9の上壁9aとリヤルーフレ
ール10の閉断面13の上壁13aとは前述のようにド
リップ凹部15で接続されているが、これら閉断面9,
13の後側壁9bと13bとが図6に示すように離間し
てこれら閉断面9,13が不連続となっているため、前
記集合部分の結合剛性が低くなってしまうことは否めな
い。
【0010】また、ドリップ凹部15でのスポット溶接
が4枚パネル打ちとなるため、溶接作業が難しくなって
しまう。
が4枚パネル打ちとなるため、溶接作業が難しくなって
しまう。
【0011】そこで、本発明は簡単な構造によりバック
ピラーレインフォースの補強機能を十分に活かして、ル
ーフサイドレールとバックピラーおよびリヤルーフレー
ルとが集合したバックドア開口の上側コーナー部の結合
剛性を高めることができる自動車の車体後部構造を提供
するものである。
ピラーレインフォースの補強機能を十分に活かして、ル
ーフサイドレールとバックピラーおよびリヤルーフレー
ルとが集合したバックドア開口の上側コーナー部の結合
剛性を高めることができる自動車の車体後部構造を提供
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、車体前後方向に延在する閉断面のルーフサイドレー
ルと、ルーフサイドレールの後端部に接続されて車体上
下方向に延在し、バックドア開口の側縁を構成する閉断
面のバックピラーと、ルーフサイドレールおよびバック
ピラーと側縁部との接合部分に車体前後方向に延在する
ドリップ凹部を形成したルーフパネルと、バックピラー
に接続されてルーフパネル後端縁に沿ってバックドア開
口の上縁を構成する閉断面のリヤルーフレールと、バッ
クピラーの閉断面内でバックピラーインナに沿って接合
されて、該バックピラーインナとの間に第2の閉断面を
形成するバックピラーレインフォースと、を備えた自動
車の車体後部構造において、前記ルーフサイドレールと
バックピラーおよびリヤルーフレールとが集合したバッ
クドア開口の上側コーナー部で、前記バックピラーレイ
ンフォースに前記ドリップ凹部と交差して車幅方向内側
に延びる延設部を設け、前記延設部をリヤフールレール
に接続して、バックピラーの第2の閉断面と、リヤルー
フレールの閉断面とを連設させたことを特徴としてい
る。
は、車体前後方向に延在する閉断面のルーフサイドレー
ルと、ルーフサイドレールの後端部に接続されて車体上
下方向に延在し、バックドア開口の側縁を構成する閉断
面のバックピラーと、ルーフサイドレールおよびバック
ピラーと側縁部との接合部分に車体前後方向に延在する
ドリップ凹部を形成したルーフパネルと、バックピラー
に接続されてルーフパネル後端縁に沿ってバックドア開
口の上縁を構成する閉断面のリヤルーフレールと、バッ
クピラーの閉断面内でバックピラーインナに沿って接合
されて、該バックピラーインナとの間に第2の閉断面を
形成するバックピラーレインフォースと、を備えた自動
車の車体後部構造において、前記ルーフサイドレールと
バックピラーおよびリヤルーフレールとが集合したバッ
クドア開口の上側コーナー部で、前記バックピラーレイ
ンフォースに前記ドリップ凹部と交差して車幅方向内側
に延びる延設部を設け、前記延設部をリヤフールレール
に接続して、バックピラーの第2の閉断面と、リヤルー
フレールの閉断面とを連設させたことを特徴としてい
る。
【0013】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載のバックピラーレインフォースの延設部の端部に、バ
ックピラーの第2の閉断面とリヤルーフレールの閉断面
との連設部に縦方向に介在する端壁を設けたことを特徴
としている。
載のバックピラーレインフォースの延設部の端部に、バ
ックピラーの第2の閉断面とリヤルーフレールの閉断面
との連設部に縦方向に介在する端壁を設けたことを特徴
としている。
【0014】請求項3の発明にあっては、請求項2に記
載のバックピラーレインフォースの延設部の端壁を、バ
ックドア開口の上縁に設けられるバックドアヒンジ取付
座の近傍に設けたことを特徴としている。
載のバックピラーレインフォースの延設部の端壁を、バ
ックドア開口の上縁に設けられるバックドアヒンジ取付
座の近傍に設けたことを特徴としている。
【0015】請求項4の発明にあっては、請求項1,2
に記載のバックピラーレインフォースの延設部と、リヤ
ルーフレールのリヤルーフレールアッパとを、バックド
ア開口の上縁に設けられるバックドアヒンジ取付座の形
成領域でオーバーラップして結合したことを特徴として
いる。
に記載のバックピラーレインフォースの延設部と、リヤ
ルーフレールのリヤルーフレールアッパとを、バックド
ア開口の上縁に設けられるバックドアヒンジ取付座の形
成領域でオーバーラップして結合したことを特徴として
いる。
【0016】請求項5の発明にあっては、請求項1に記
載の左右のバックピラーにおけるバックピラーレインフ
ォースの延設部同志を接合して、リヤルーフレールのリ
ヤルーフレールロアと該バックピラーレインフォースの
延設部とで閉断面のリヤルーフレールを構成したことを
特徴としている。
載の左右のバックピラーにおけるバックピラーレインフ
ォースの延設部同志を接合して、リヤルーフレールのリ
ヤルーフレールロアと該バックピラーレインフォースの
延設部とで閉断面のリヤルーフレールを構成したことを
特徴としている。
【0017】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、バック
ピラーレインフォースの延設部がドリップ凹部と交差し
て車幅方向内側に延び、該延設部をリヤルーフレールに
接続してバックピラーの第2の閉断面とリヤルーフレー
ルの閉断面とを連設させているため、バックドア開口の
上側コーナー部の結合剛性を一段と高めることができ
る。
ピラーレインフォースの延設部がドリップ凹部と交差し
て車幅方向内側に延び、該延設部をリヤルーフレールに
接続してバックピラーの第2の閉断面とリヤルーフレー
ルの閉断面とを連設させているため、バックドア開口の
上側コーナー部の結合剛性を一段と高めることができ
る。
【0018】また、前記上側コーナー部ではドリップ凹
部でのスポット溶接を、ルーフパネルとバックピラー外
板およびバックピラーレインフォースの延設部との3枚
パネル打ちが可能となり、スポット溶接作業を容易にす
ることもできる。
部でのスポット溶接を、ルーフパネルとバックピラー外
板およびバックピラーレインフォースの延設部との3枚
パネル打ちが可能となり、スポット溶接作業を容易にす
ることもできる。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、バックピラーレインフォースの
延設部の端部に設けた端壁が、バックピラーの第2の閉
断面とリヤルーフレールの閉断面との連設部に縦方向に
介在して縦リブとして機能するため、該閉断面が連設す
る部分の剛性を高めることができる。
の発明の効果に加えて、バックピラーレインフォースの
延設部の端部に設けた端壁が、バックピラーの第2の閉
断面とリヤルーフレールの閉断面との連設部に縦方向に
介在して縦リブとして機能するため、該閉断面が連設す
る部分の剛性を高めることができる。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
の発明の効果に加えて、バックピラーレインフォースの
延設部の端部の端壁を、バックドアヒンジ取付座の近傍
に設けてあるため、該バックドアヒンジ取付座付近の剛
性が高められてバックドアヒンジの取付剛性を高めるこ
とができる。
の発明の効果に加えて、バックピラーレインフォースの
延設部の端部の端壁を、バックドアヒンジ取付座の近傍
に設けてあるため、該バックドアヒンジ取付座付近の剛
性が高められてバックドアヒンジの取付剛性を高めるこ
とができる。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、請求項
1,2の発明の効果に加えて、バックピラーレインフォ
ースの延設部と、リヤルーフレールアッパとをバックド
アヒンジ取付座の形成領域でオーバーラップして結合し
てあるため、該バックドアヒンジ取付座付近の剛性が高
められてバックドアヒンジの取付剛性を高めることがで
きる。
1,2の発明の効果に加えて、バックピラーレインフォ
ースの延設部と、リヤルーフレールアッパとをバックド
アヒンジ取付座の形成領域でオーバーラップして結合し
てあるため、該バックドアヒンジ取付座付近の剛性が高
められてバックドアヒンジの取付剛性を高めることがで
きる。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、左右のバックピラーにおけるバ
ックピラーレインフォースの延設部がリヤルーフレール
アッパを兼ねるので、部品点数および組付工数等を軽減
できてコストダウンに寄与することができる。
の発明の効果に加えて、左右のバックピラーにおけるバ
ックピラーレインフォースの延設部がリヤルーフレール
アッパを兼ねるので、部品点数および組付工数等を軽減
できてコストダウンに寄与することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に前記従来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述
する。
共に前記従来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述
する。
【0024】図1〜3において、1はルーフパネル、2
はルーフパネル側部で車体前後方向に延在するルーフサ
イドレールで、ルーフサイドレールインナ3Aとルーフ
サイドレールアウタ3Bとで閉断面を形成している。
はルーフパネル側部で車体前後方向に延在するルーフサ
イドレールで、ルーフサイドレールインナ3Aとルーフ
サイドレールアウタ3Bとで閉断面を形成している。
【0025】4はルーフサイドレール2の後端部に接続
されて車体上下方向に延在し、バックドア開口14の側
縁を構成するバックピラーを示し、バックピラーインナ
5とボディサイドアウタ6とで閉断面7を形成してい
る。
されて車体上下方向に延在し、バックドア開口14の側
縁を構成するバックピラーを示し、バックピラーインナ
5とボディサイドアウタ6とで閉断面7を形成してい
る。
【0026】バックピラー4はその閉断面7内でバック
ピラーインナ5に沿って接合されて、該バックピラーイ
ンナ5との間に第2の閉断面9を形成するバックピラー
レインフォース8を備えている。
ピラーインナ5に沿って接合されて、該バックピラーイ
ンナ5との間に第2の閉断面9を形成するバックピラー
レインフォース8を備えている。
【0027】10はバックピラー4に接続されてルーフ
パネル1の後端縁に沿ってバックドア開口14の上縁を
構成するリヤルーフレールを示し、リヤルーフレールロ
ア11とリヤルーフレールアッパ12とで閉断面13を
形成している。
パネル1の後端縁に沿ってバックドア開口14の上縁を
構成するリヤルーフレールを示し、リヤルーフレールロ
ア11とリヤルーフレールアッパ12とで閉断面13を
形成している。
【0028】ルーフパネル1の側縁と、ルーフサイドレ
ールアウタおよびボディサイドアウタ6との接合部分に
は、車体前後方向に延在するドリップ凹部15を形成し
てあり、ルーフパネル1面上を側方に流れる雨水や洗車
水等を該ドリップ凹部15で捕捉して車体前後方向に排
水ガイドするようにしてある。
ールアウタおよびボディサイドアウタ6との接合部分に
は、車体前後方向に延在するドリップ凹部15を形成し
てあり、ルーフパネル1面上を側方に流れる雨水や洗車
水等を該ドリップ凹部15で捕捉して車体前後方向に排
水ガイドするようにしてある。
【0029】以上の基本的構造は図5,6に示した前記
従来の構造と同様であるが、本実施形態にあっては前記
ルーフサイドレール2とバックピラー4およびリヤルー
フレール10とが集合したバックドア開口14の上側コ
ーナー部で、前記バックピラーレインフォース8に前記
ドリップ凹部15と交差して車幅方向内側に延びる延設
部21を設け、該延設部21をリヤルーフレール10に
接続して、バックピラー4の第2の閉断面9と、リヤル
ーフレール10の閉断面13とを連設させている。
従来の構造と同様であるが、本実施形態にあっては前記
ルーフサイドレール2とバックピラー4およびリヤルー
フレール10とが集合したバックドア開口14の上側コ
ーナー部で、前記バックピラーレインフォース8に前記
ドリップ凹部15と交差して車幅方向内側に延びる延設
部21を設け、該延設部21をリヤルーフレール10に
接続して、バックピラー4の第2の閉断面9と、リヤル
ーフレール10の閉断面13とを連設させている。
【0030】具体的には、前記バックピラーレインフォ
ース8の延設部21は上壁21aと後側壁21bとで断
面L字状に形成してあると共に、端部に前記閉断面9,
13が連設する部分に縦方向に介在する端壁21cを形
成してあって、この後側壁21bの下縁と上壁21aの
側縁とをバックピラーインナ5の上端部と、該バックピ
ラーインナ5の上端部に接合したリヤルーフレールロア
11の端部とに嵌合してスポット溶接により接合すると
共に、端壁21cの下縁と側縁とをリヤルーフレールロ
ア11の端部にスポット溶接により接合し、そして、リ
ヤルーフレールアッパ12の端部を前記延設部21の端
部に嵌合して、該延設部21の上壁21aにボルト2
2、ナット23により締結固定してある。
ース8の延設部21は上壁21aと後側壁21bとで断
面L字状に形成してあると共に、端部に前記閉断面9,
13が連設する部分に縦方向に介在する端壁21cを形
成してあって、この後側壁21bの下縁と上壁21aの
側縁とをバックピラーインナ5の上端部と、該バックピ
ラーインナ5の上端部に接合したリヤルーフレールロア
11の端部とに嵌合してスポット溶接により接合すると
共に、端壁21cの下縁と側縁とをリヤルーフレールロ
ア11の端部にスポット溶接により接合し、そして、リ
ヤルーフレールアッパ12の端部を前記延設部21の端
部に嵌合して、該延設部21の上壁21aにボルト2
2、ナット23により締結固定してある。
【0031】本実施形態ではバックピラーインナ5の上
端部の車幅方向内側への張り出し長さを、バックピラー
レインフォース8の延設部21とほぼ同じ長さに延長し
て、リヤルーフレールロア11の端部と延設部21の端
部およびバックピラーインナ5の張り出し端部とを3枚
パネル合わせとしてスポット溶接している。
端部の車幅方向内側への張り出し長さを、バックピラー
レインフォース8の延設部21とほぼ同じ長さに延長し
て、リヤルーフレールロア11の端部と延設部21の端
部およびバックピラーインナ5の張り出し端部とを3枚
パネル合わせとしてスポット溶接している。
【0032】従って、このバックピラーインナ5の張り
出し部分には、前記スポット溶接作業とボルト・ナット
22,23の締結作業のための作業孔24を設けてあ
る。
出し部分には、前記スポット溶接作業とボルト・ナット
22,23の締結作業のための作業孔24を設けてあ
る。
【0033】また、前記ドリップ凹部15の部分では、
ルーフパネル1の側縁とボディサイドアウタ6の上縁と
を、バックピラーレインフォース8の延設部21におけ
る延設基部の上壁21aに重合して3枚パネル合わせと
してスポット溶接により接合してある。
ルーフパネル1の側縁とボディサイドアウタ6の上縁と
を、バックピラーレインフォース8の延設部21におけ
る延設基部の上壁21aに重合して3枚パネル合わせと
してスポット溶接により接合してある。
【0034】このドリップ凹部15でのスポット溶接作
業を容易にするため、バックピラーインナ5の前記ドリ
ップ凹部15のほぼ直下となる部位にも作業孔25を形
成してある。
業を容易にするため、バックピラーインナ5の前記ドリ
ップ凹部15のほぼ直下となる部位にも作業孔25を形
成してある。
【0035】また、本実施形態では前記バックピラーレ
インフォース8の延設部21の端壁21cの形成位置、
即ち、バックピラーレインフォース8とリヤルーフレー
ル10との接続位置をバックドアヒンジ取付座16の近
傍に設定してある。
インフォース8の延設部21の端壁21cの形成位置、
即ち、バックピラーレインフォース8とリヤルーフレー
ル10との接続位置をバックドアヒンジ取付座16の近
傍に設定してある。
【0036】以上の実施形態の構造によれば、バックピ
ラーレインフォース8の延設部21がドリップ凹部15
と交差して車幅方向内側に延び、該延設部21をリヤル
ーフレール10に接続してバックピラー4の第2の閉断
面9とリヤルーフレール10の閉断面13とを連設させ
ているため、バックドア開口14の上側コーナー部の結
合剛性を一段と高めることができる。
ラーレインフォース8の延設部21がドリップ凹部15
と交差して車幅方向内側に延び、該延設部21をリヤル
ーフレール10に接続してバックピラー4の第2の閉断
面9とリヤルーフレール10の閉断面13とを連設させ
ているため、バックドア開口14の上側コーナー部の結
合剛性を一段と高めることができる。
【0037】また、前記上側コーナー部ではドリップ凹
部15でのスポット溶接を、ルーフパネル1の側縁とボ
ディサイドアウタ6の上縁および前記延設部21の上壁
21aとの3枚パネル打ちとしてあるため、スポット溶
接作業を容易にすることができる。
部15でのスポット溶接を、ルーフパネル1の側縁とボ
ディサイドアウタ6の上縁および前記延設部21の上壁
21aとの3枚パネル打ちとしてあるため、スポット溶
接作業を容易にすることができる。
【0038】更に、バックピラーレインフォース8の延
設部21の端部に設けた端壁21cが、バックピラー4
の第2の閉断面とリヤルーフレール10の閉断面13と
の連設部に縦方向に介在して縦リブとして機能するた
め、これら閉断面9,13が連設する部分の剛性を高め
ることができる。
設部21の端部に設けた端壁21cが、バックピラー4
の第2の閉断面とリヤルーフレール10の閉断面13と
の連設部に縦方向に介在して縦リブとして機能するた
め、これら閉断面9,13が連設する部分の剛性を高め
ることができる。
【0039】特に、本実施形態では前記延設部21の端
壁21cを、バックドアヒンジ取付座16の近傍に設け
てあるため、該バックドアヒンジ取付座付近の剛性を高
められてバックドアヒンジの取付剛性を高めることがで
きる。
壁21cを、バックドアヒンジ取付座16の近傍に設け
てあるため、該バックドアヒンジ取付座付近の剛性を高
められてバックドアヒンジの取付剛性を高めることがで
きる。
【0040】図4は本発明の第2実施形態を示すもの
で、本実施形態にあっては前記第1実施形態におけるバ
ックピラーレインフォース8の延設部21と、リヤルー
フレール10のリヤルーフレールアッパ12とを、バッ
クドア開口14の上縁に設けられるバックドアヒンジ取
付座16の形成領域でオーバーラップして結合してあ
る。
で、本実施形態にあっては前記第1実施形態におけるバ
ックピラーレインフォース8の延設部21と、リヤルー
フレール10のリヤルーフレールアッパ12とを、バッ
クドア開口14の上縁に設けられるバックドアヒンジ取
付座16の形成領域でオーバーラップして結合してあ
る。
【0041】従って、この第2実施形態によれば前記第
1実施形態の効果に加えて、前記延設部21とリヤルー
フレールアッパ12とがバックドアヒンジ取付座16の
形成領域でオーバーラップしているため、該バックドア
ヒンジ取付座16付近の剛性が更に高められて、バック
ドアヒンジの取付剛性を一段と高めることができる。
1実施形態の効果に加えて、前記延設部21とリヤルー
フレールアッパ12とがバックドアヒンジ取付座16の
形成領域でオーバーラップしているため、該バックドア
ヒンジ取付座16付近の剛性が更に高められて、バック
ドアヒンジの取付剛性を一段と高めることができる。
【0042】前記各実施形態では何れも左右のバックピ
ラーレインフォース8,8の延設部21,21端にリヤ
ルーフレールアッパ12を結合しているが、これら延設
部21,21を車幅方向中央部分まで延設して該延設部
21,21同志を接合し、リヤルーフレールロア11と
該バックピラーレインフォース8,8の延設部21,2
1とで閉断面のリヤルーフレール10を構成することも
できる。
ラーレインフォース8,8の延設部21,21端にリヤ
ルーフレールアッパ12を結合しているが、これら延設
部21,21を車幅方向中央部分まで延設して該延設部
21,21同志を接合し、リヤルーフレールロア11と
該バックピラーレインフォース8,8の延設部21,2
1とで閉断面のリヤルーフレール10を構成することも
できる。
【0043】この場合、左右のバックピラー4,4にお
けるバックピラーレインフォース8,8の延設部21,
21がリヤルーフレールアッパ12を兼ねるので、部品
点数および組付工数等を軽減できてコストダウンに寄与
することができる。
けるバックピラーレインフォース8,8の延設部21,
21がリヤルーフレールアッパ12を兼ねるので、部品
点数および組付工数等を軽減できてコストダウンに寄与
することができる。
【図1】本発明の第1実施形態の要部を示す断面説明
図。
図。
【図2】本発明の第1実施形態におけるバックピラーイ
ンナ、バックピラーレインフォースとリヤルーフレール
との組付状態を示す斜視図。
ンナ、バックピラーレインフォースとリヤルーフレール
との組付状態を示す斜視図。
【図3】図2の構成部品を分解して示す斜視図。
【図4】本発明の第2実施形態を示す図2と同様の斜視
図。
図。
【図5】従来の構造の要部を示す断面説明図。
【図6】従来の構造を示す図2と同様の斜視図。
1 ルーフパネル 2 ルーフサイドレール 4 バックピラー 5 バックピラーインナ 7 バックピラーの閉断面 8 バックピラーレインフォース 9 第2の閉断面 10 リヤルーフレール 11 リヤルーフレールロア 12 リヤルーフレールアッパ 13 リヤルーフレールの閉断面 14 バックドア開口 15 ドリップ凹部 16 バックドアヒンジ取付座 21 延設部 21c 端壁
Claims (5)
- 【請求項1】 車体前後方向に延在する閉断面のルーフ
サイドレールと、 ルーフサイドレールの後端部に接続されて車体上下方向
に延在し、バックドア開口の側縁を構成する閉断面のバ
ックピラーと、 ルーフサイドレールおよびバックピラーと側縁部との接
合部分に車体前後方向に延在するドリップ凹部を形成し
たルーフパネルと、 バックピラーに接続されてルーフパネル後端縁に沿って
バックドア開口の上縁を構成する閉断面のリヤルーフレ
ールと、 バックピラーの閉断面内でバックピラーインナに沿って
接合されて、該バックピラーインナとの間に第2の閉断
面を形成するバックピラーレインフォースと、 を備えた自動車の車体後部構造において、 前記ルーフサイドレールとバックピラーおよびリヤルー
フレールとが集合したバックドア開口の上側コーナー部
で、前記バックピラーレインフォースに前記ドリップ凹
部と交差して車幅方向内側に延びる延設部を設け、 前記延設部をリヤフールレールに接続して、バックピラ
ーの第2の閉断面と、リヤルーフレールの閉断面とを連
設させたことを特徴とする自動車の車体後部構造。 - 【請求項2】 バックピラーレインフォースの延設部の
端部に、バックピラーの第2の閉断面とリヤルーフレー
ルの閉断面との連設部に縦方向に介在する端壁を設けた
ことを特徴とする請求項1に記載の自動車の車体後部構
造。 - 【請求項3】 バックピラーレインフォースの延設部の
端壁を、バックドア開口の上縁に設けられるバックドア
ヒンジ取付座の近傍に設けたことを特徴とする請求項2
に記載の自動車の車体後部構造。 - 【請求項4】 バックピラーレインフォースの延設部
と、リヤルーフレールのリヤルーフレールアッパとを、
バックドア開口の上縁に設けられるバックドアヒンジ取
付座の形成領域でオーバーラップして結合したことを特
徴とする請求項1,2に記載の自動車の車体後部構造。 - 【請求項5】 左右のバックピラーにおけるバックピラ
ーレインフォースの延設部同志を接合して、リヤルーフ
レールのリヤルーフレールロアと該バックピラーレイン
フォースの延設部とで閉断面のリヤルーフレールを構成
したことを特徴とする請求項1に記載の自動車の車体後
部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000282252A JP2002087326A (ja) | 2000-09-18 | 2000-09-18 | 自動車の車体後部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000282252A JP2002087326A (ja) | 2000-09-18 | 2000-09-18 | 自動車の車体後部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002087326A true JP2002087326A (ja) | 2002-03-27 |
Family
ID=18766799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000282252A Withdrawn JP2002087326A (ja) | 2000-09-18 | 2000-09-18 | 自動車の車体後部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002087326A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006137208A (ja) * | 2004-11-10 | 2006-06-01 | Mitsubishi Motors Corp | 車両の後部車体構造 |
KR100712899B1 (ko) * | 2006-01-09 | 2007-05-02 | 삼성전자주식회사 | 다채널 사운드 시스템을 갖는 휴대용 단말기 및 그 제어방법 |
JP2009208537A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Mazda Motor Corp | 自動車の後部車体構造 |
JP2012240514A (ja) * | 2011-05-18 | 2012-12-10 | Mazda Motor Corp | バックドア開口の補強構造 |
-
2000
- 2000-09-18 JP JP2000282252A patent/JP2002087326A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006137208A (ja) * | 2004-11-10 | 2006-06-01 | Mitsubishi Motors Corp | 車両の後部車体構造 |
KR100712899B1 (ko) * | 2006-01-09 | 2007-05-02 | 삼성전자주식회사 | 다채널 사운드 시스템을 갖는 휴대용 단말기 및 그 제어방법 |
JP2009208537A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Mazda Motor Corp | 自動車の後部車体構造 |
JP2012240514A (ja) * | 2011-05-18 | 2012-12-10 | Mazda Motor Corp | バックドア開口の補強構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070829 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090903 |