JPH10109578A - 折り畳み式レッグのヒンジカバー構造 - Google Patents

折り畳み式レッグのヒンジカバー構造

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JPH10109578A
JPH10109578A JP8283193A JP28319396A JPH10109578A JP H10109578 A JPH10109578 A JP H10109578A JP 8283193 A JP8283193 A JP 8283193A JP 28319396 A JP28319396 A JP 28319396A JP H10109578 A JPH10109578 A JP H10109578A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レッグのヒンジ側端部とヒンジカバーとの隙間
を塞ぎ、指などの挿入を確実に遮蔽できる折り畳み式レ
ッグのヒンジカバー構造を提供す。 【解決手段】シートクッション1の裏面に折り畳み可能
なレッグ10を設けた自動車用シートにおいて、シート
クッション1の裏面にレッグ10を回動可能に軸支する
ヒンジブラケット20を設け、ヒンジブラケット20の
周囲をヒンジカバー22で覆う。レッグ10のヒンジ側
端部に、翼板部32がインテグラルヒンジ33を介して
一体形成された樹脂製スペーサ30の基板部31を固定
し、レッグ10とヒンジカバー22との隙間を塞ぐ。ス
ペーサ30には翼板部32が基板部31に対してほぼ一
直線状となるように回動付勢するサポートスプリング4
0が取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートクッション
の裏面に折り畳み可能なレッグを設けた自動車用シート
において、そのレッグのヒンジ部を覆うカバー構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワゴン車やバン型車のようなワン
ボックス系車両のサードシートとして好適なスペースア
ップシートが例えば特開平8−142725号公報に開
示されている。このスペースアップシートは、シートク
ッションの外側部に、このシートクッションを車体前後
方向にスライド可能にガイドするスライドレールと、こ
のシートクッションの内側部を跳ね上げ可能に回動支持
するヒンジ機構とを設けるとともに、シートクッション
の内側部裏面に折り畳み可能なレッグを設けたものであ
る。レッグには車体フロアに固定されたストライカに係
合可能なインターロック機構(ラッチ機構)を有するレ
ッグアームが前後に揺動可能に設けられている。
【0003】このような折り畳み式レッグを有するシー
トの場合、ヒンジ部分が外部に露出するのを防ぐため、
レッグのヒンジ部分を覆うヒンジカバーをシートクッシ
ョンの裏面に固定することが一般に行われる。レッグを
シートクッションに対して起立させた時にヒンジカバー
とレッグとが干渉しないように、レッグをシートクッシ
ョンの裏面側へ折り畳んだ状態において、レッグのヒン
ジ側端部とヒンジカバーとの間に所定の隙間を設けてお
く必要がある。しかし、このような隙間は見映えを悪化
させるばかりか、レッグをシートクッションに対して起
立回動させた際に、レッグとヒンジカバーとの隙間に指
などが挟まれる恐れがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
するため、ゴム板などの弾性体をレッグのヒンジ部近傍
に取り付け、レッグとヒンジカバーとの隙間を塞ぐよう
にしたものがある。しかし、弾性体自身には剛性がない
ので、弾性体を指などで押せば容易に開いてしまい、十
分な遮蔽機能を確保できなかった。
【0005】そこで、本発明の目的は、レッグのヒンジ
側端部とヒンジカバーとの隙間を塞ぎ、指などの挿入を
阻止できる折り畳み式レッグのヒンジカバー構造を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シートクッションの裏面に折り畳み可能
なレッグを設けた自動車用シートにおいて、シートクッ
ションの裏面に、上記レッグを回動可能に軸支するヒン
ジブラケットを設け、このヒンジブラケットの周囲をシ
ートクッションの裏面に固定されたヒンジカバーで覆う
一方、レッグのヒンジ側端部にスペーサの基板部を固定
し、スペーサに、基板部に対して回動可能にかつ中立位
置方向に回動付勢された翼板部と、翼板部を基板部に対
して内側への一定角度以上の回動を規制するストッパ部
とを設け、レッグをシートクッションの裏面に沿って折
り畳んだ状態で、スペーサの翼板部がヒンジカバーの裏
側に当接してレッグとヒンジカバーとの隙間を閉じ、レ
ッグをシートクッションの裏面に対して起立回動させた
状態で、スペーサの翼板部がシートクッションの裏面に
当たり、基板部に対して外側へ回動することを特徴とす
る。
【0007】レッグをシートクッションの裏面に沿って
折り畳んだ状態では、回動付勢力によってスペーサの翼
板部が基板部に対して中立位置方向に付勢され、この翼
板部がヒンジカバーの裏側に当接してレッグとヒンジカ
バーとの隙間を閉じているため、見映えを悪化させな
い。また、翼板部はストッパ部によって内側への回動が
規制されているので、翼板部に外側からの押圧力が作用
しても内側へ回動せず、指等の挿入を阻止できる。一
方、レッグをシートクッションの裏面に対して起立回動
させると、スペーサの翼板部がシートクッションの裏面
に当たり、翼板部は基板部に対して外側に回動する。そ
のため、レッグの起立回動に抵抗感がなく、円滑に回動
させることができる。
【0008】本発明における中立位置とは、レッグの起
立時に翼板部が外側へ回動した位置と、ストッパ部によ
って翼板部の内側への回動が規制された位置との中間的
な位置を意味しており、翼板部が基板部に対してほぼ一
直線状となった位置に限るものではない。ただし、レッ
グを折り畳んだ状態では、スペーサの翼板部がヒンジカ
バーの裏側に当接する必要があるので、この時の位置
は、中立位置よりやや内側へ回動した位置であるのがよ
い。
【0009】スペーサの基板部と翼板部とをインテグラ
ルヒンジを介して樹脂で一体成形するのが望ましい。こ
の場合には、部品数が少なくて済み、しかも一般の安価
な樹脂材料(例えばポリプロピレンなど)で簡単に成形
できる。また、スペーサに、翼板部を基板部に対して中
立位置方向に回動付勢するサポートスプリングを取り付
けるのが望ましい。この場合には、サポートスプリング
によって翼板部が中立位置方向に付勢されているので、
長期間に亘って翼板部が外側へ回動した姿勢で維持され
ても、曲がり癖が付きにくく、機能低下を防止できる。
さらに、翼板部に、レッグをシートクッションの裏面に
沿って折り畳んだ際にヒンジカバーの裏側に当接するラ
ップカバーをスライド自在に取り付け、このラップカバ
ーをサポートスプリングによって翼板部から突出付勢し
てもよい。この場合には、ヒンジカバーとラップカバー
とが干渉しても、ラップカバーが後退するので、翼板部
を円滑に回動させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図面は折り畳み式レッグ10を備
えたスペースアップシートSをワンボックス系車両のサ
ードシートとして用いた例を示し、図1は使用状態、図
2は格納状態である。図1には右側のシートのみが記載
されているが、実際にはこれと対称な左側シートも設け
られている。なお、図1,図2には本発明のヒンジカバ
ー構造は図示されていない。
【0011】スペースアップシートSは、シートクッシ
ョン1とシートバック2とを備えており、1.5人分の
シート幅を有している。シートバック2は周知のリクラ
イニング機構(図示せず)によってその起立角度を自在
に調整できるようになっており、最大限後方へ倒せば、
シートクッション1とフラットな位置まで後傾可能とな
っている。
【0012】シートクッション1の内部にはフレーム1
aが組み込まれており、このフレーム1aの外側部の前
後に一対のヒンジ用ブラケット3が固定されている。ブ
ラケット3は、スライドレール4にヒンジ機構5を介し
て回動可能に連結されている。スライドレール4は互い
にスライド自在なロアレール4aとアッパレール4bと
を備えており、ヒンジ機構5はアッパレール4b上に固
定されている。ロアレール4aの前後両端部は、ブラケ
ット6を介して例えばホイールハウスHの上面に水平に
固定されている。このように、シートクッション1の外
側部はヒンジ機構5を介してスライドレール4に連結さ
れているので、シートクッション1の外側部は前後にス
ライド可能であるとともに、図2のようにシートクッシ
ョン1の外側部側を支点として車室内側壁に沿って跳ね
上げ回動させることができる。
【0013】スライドレール4には、前後2位置で位置
決めできるように、公知のスライドロック機構7が設け
られている。このスライドロック機構7のレバー7aを
操作することによって、スライドレール4側のスライド
ロックを解除できると同時に、ケーブル8を介して後述
するインナーレッグ10側のロックも解除できるように
なっている。
【0014】シートクッション1の内側部には、シート
クッション1の裏面に沿う位置へ折り畳み可能なインナ
ーレッグ10が設けられている。インナーレッグ10は
金属板で形成されており、インナーレッグ10の前後端
部には、図3に示すように、車体フロアFに固定された
前側ストライカT1と後側ストライカT2にそれぞれ係
合可能なフック11とインターロック機構12とが設け
られている。そして、インナーレッグ10は、フック1
1とインターロック機構12とがストライカT1,T2
に係合したまま、前後に一定ストロークだけ移動できる
ようになっている。フック11およびインターロック機
構12と前後ストライカT1,T2との係合は、操作ハ
ンドル13を操作するだけで解除できる。
【0015】インナーレッグ10の外側面は、図3に示
すように、その前部が樹脂製の第1レッグカバー15
で、後部が樹脂製の第2レッグカバー16でそれぞれ覆
われている。第2レッグカバー16の表面には操作ハン
ドル13のみが露出している。
【0016】インナーレッグ10の上端の前後両端部
は、シートクッションフレーム1aに固定されたブラケ
ット20にヒンジボルト21(図5,図6参照)を介し
て軸支され、インナーレッグ10はシートクッション1
の裏面側に沿うように折り畳み可能である。シートクッ
ション1の裏面には、図4に示すように、ブラケット2
0の2面を取り囲む樹脂製のヒンジカバー22が固定さ
れている。ヒンジカバー22は、図5のように、シート
クッション1の裏面にボルト23によって固定される座
部22aと、L字形の縦壁部22bとを備えており、縦
壁部22bの先端縁部にはインナーレッグ10側へ突出
したフランジ部22cが形成されている。なお、ヒンジ
カバー22の形状は図5のような形状に限るものではな
く、ブラケット20の3面を取り囲むように縦壁部をコ
字形としてもよい。
【0017】インナーレッグ10のヒンジボルト21側
の端部には、樹脂製スペーサ30が固定されている。ス
ペーサ30は、図7に示すように、基板部31と翼板部
32とをインテグラルヒンジ33を介して回動可能に一
体成形したものであり、翼板部32は基板部31に対し
て外側へ90°以上回動した位置と、ストッパ部34
a,34bによって内側への回動が規制された回動限度
位置(図8参照)との間で回動可能となっている。一方
のストッパ部34bは、後述するサポートスプリング4
0のコイル部41を保持する機能も有している。翼板部
32の先端には、ヒンジカバー22のフランジ部22c
の内面に当接可能なラップカバー部35が一段下がった
位置に延設されている。スペーサ30の基板部31の表
面には2本の軸部36が突設されており、基板部31の
裏面の軸部36に対応する箇所には割り溝付きのクリッ
プ37が突設されている。上記軸部36とクリップ37
は、スペーサ30をインナーレッグ10に固定するのに
使用される。
【0018】ここで、スペーサ30のインナーレッグ1
0への固定方法を図9にしたがって説明する。まず、図
9の(A)のようにインナーレッグ10の嵌合穴39に
対し、クリップ37を押し込んで嵌合させ、図9の
(B)の状態とする。この状態では、クリップ37は嵌
合穴39のために若干内側へ撓んだ状態にある。次に、
表面側に突出した軸部36をハンマーなどで叩くと、軸
部36は基板部31に対して薄肉部38で繋がっている
にすぎないので、薄肉部38は容易に破断し、図9の
(C)のように軸部36がクリップ37の中に圧入され
る。これにより、クリップ37は若干押し広げられるの
で、クリップ37の外周面が嵌合穴39に圧着し、スペ
ーサ30をインナーレッグ10へ確実に固定できる。
【0019】スペーサ30の裏面には、図10のよう
に、サポートスプリング40が取り付けられている。こ
のサポートスプリング40は2個のコイル部41を有し
ており、中央部42を翼板部32の裏面の係止突起44
に係止し、両端部43を基板部31裏面に熱カシメする
ことにより、サポートスプリング40は取り付けられ
る。サポートスプリング40は、翼板部32が基板部3
1に対してほぼ一直線状態(中立位置)となる方向に付
勢している。
【0020】次に、インナーレッグ10の折り畳み動作
を説明する。まず、インナーレッグ10をシートクッシ
ョン1の裏面側に折り畳んだ状態では、図6に示すよう
に、スペーサ30の翼板部32が基板部31に対して一
直線状態よりやや内側へ回動した位置にあり、サポート
スプリング40のばね力によって翼板部32の先端に設
けたラップカバー部35がヒンジカバー22のフランジ
部22c裏面に当接し、インナーレッグ10(第2レッ
グカバー16)とヒンジカバー22との隙間を塞いでい
る。この状態で、外側からスペーサ30の翼板部32が
指などで押されても、翼板部32はストッパ34a,3
4bによって内側の回動が規制されているので、指等の
挿入を確実に阻止できる。
【0021】次に、インナーレッグ10をヒンジボルト
21を支点としてシートクッション1から起立回動させ
ると、図6に二点鎖線で示すように、翼板部32がシー
トクッション1の裏面部に当たり、インテグラルヒンジ
33を支点として外側へ回動する。そのため、インナー
レッグ10をスムーズに起立させることができる。
【0022】再び、インナーレッグ10をシートクッシ
ョン1の裏面側へ折り畳むと、スペーサ30の裏面に取
り付けたサポートスプリング40の作用によって、翼板
部32が基板部31に対して一直線方向に回動し、イン
ナーレッグ10の折り畳みが終了すると同時に、先端の
ラップカバー部35がヒンジカバー22のフランジ部2
2c裏面に当たって停止する。
【0023】ところで、スペーサ30はサポートスプリ
ング40によって、翼板部32と基板部31とが一直線
状となる方向に常時付勢されている。そのため、インナ
ーレッグ10の折り畳み動作の途中では、翼板部32は
基板部31と一直線状態を保ちながら回動し、ラップカ
バー部35の先端の移動軌跡はヒンジボルト21を中心
とする円弧軌跡となる。そのため、インナーレッグ10
とヒンジカバー22との間隔が狭くても、ラップカバー
部35がヒンジカバー22と干渉せずに回動できる。
【0024】図11〜図13は本発明にかかるスペーサ
の第2実施例を示す。このスペーサ50は、インテグラ
ルヒンジ53を介して一体成形された基板部51と翼板
部52とを有し、翼板部52の裏側には別体のラップカ
バー54がスライド自在に取り付けられている。すなわ
ち、基板部51の裏面には、サポートスプリング60の
両端部が熱カシメ等によって固定されており、翼板部5
2の裏面には一対のガイド部55が突設されている。ラ
ップカバー54の幅狭部56はガイド部55の間にスラ
イド自在に挿入されており、ラップカバー54の裏面に
はサポートスプリング60の中央部を係止するための3
個の係止突起57が形成されている。この場合のサポー
トスプリング60は、翼板部52を基板部51と一直線
状に回動付勢するだけでなく、ラップカバー54を前方
へ突出付勢する機能も有している。
【0025】インナーレッグ10を折り畳んだ状態で
は、図13のようにラップカバー54がヒンジカバー2
2の内面に接触し、翼板部32側へ押し込まれた状態に
ある。インナーレッグ10を起立させるに従い、ラップ
カバー54が突出し、やがてシートクッション1の裏面
に当たって翼板部32とともに外側へ回動せられる。
【0026】この実施例では、ラップカバー54が翼板
部32に対してスライドできるので、ラップカバー54
がヒンジカバー22と干渉しても、ラップカバー54が
後退し、引っ掛かりなくスムーズに動作させることがで
きる。
【0027】なお、本発明にかかるレッグは、上記実施
例のようなフックとインターロック機構とを備えたスペ
ースアップシートのインナーレッグに限るものではな
い。したがって、通常のシートの折り畳み式レッグにも
適用できる。上記実施例では、レッグをシートクッショ
ンの裏面に沿って折り畳んだ際、スペーサの翼板部が基
板部に対して一直線状態からやや内側へ傾斜した状態で
翼板部がヒンジカバーの裏側に当接するようにしたが、
翼板部が基板部に対して大きく内側へ傾斜した状態でヒ
ンジカバーの裏側に当接するように構成してもよい。こ
の場合には、ストッパ部による回動限界角度を実施例よ
りさらに内側へ回動した位置に設定する必要がある。本
発明のスペーサはインテグラルヒンジを介して一体成形
したもののほか、ヒンジ軸を介して基板部と翼板部とを
連結したものでもよい。また、スペーサは樹脂製に限ら
ず、金属などの他の材料で形成してもよい。また、スペ
ーサのレッグへの固定方法は、図9に示した方法に限ら
ず、ネジ等の締結具で固定してもよいことは勿論であ
る。ただ、実施例の場合には、部品数を減らすことがで
き、作業工数が少なくて済むので、望ましい。さらに、
スペーサにサポートスプリングを取り付けることによっ
て、翼板部を基板部に対して中立方向に付勢したが、イ
ンテグラルヒンジ自体がばね性を有する場合には、サポ
ートスプリングを省略することも可能である。また、サ
ポートスプリングとしては、実施例のような2個のコイ
ル部を有する捩りバネに限らず、1個のコイル部を有す
る捩りバネや、板バネ、ゴム板などでもよい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、翼板部と基板部とを回動可能に設けたスペーサ
をレッグに固定し、翼板部でヒンジカバーとレッグとの
隙間を塞ぐようにしたので、見映えを向上させることが
できるとともに、外側から翼板部に押圧力が作用して
も、翼板部が内側へ倒れず、指等の挿入を確実に阻止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる折り畳み式レッグを適用したス
ペースアップシートの使用状態の斜視図である。
【図2】図1に示すスペースアップシートの格納状態の
斜視図である。
【図3】図1に示すスペースアップシートのインナーレ
ッグの側面図である。
【図4】図1に示すスペースアップシートのカバーを装
着した状態における格納状態の斜視図である。
【図5】図4のA部拡大図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】スペーサの第1実施例の斜視図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【図9】スペーサをインナーレッグに固定する方法を示
す断面図である。
【図10】図7のスペーサの裏面図である。
【図11】スペーサの第2実施例の斜視図である。
【図12】図11のスペーサの裏面側から見た分解斜視
図である。
【図13】図11のスペーサを用いたインナーレッグの
ヒンジ部の断面図である。
【符号の説明】
S スペースアップシート 1 シートクッション 10 インナーレッグ(レッグ) 20 ヒンジブラケット 21 ヒンジボルト 22 ヒンジカバー 30 スペーサ 31 基板部 32 翼板部 33 インテグラルヒンジ 34a,34b ストッパ部 35 ラップカバー部 40 サポートスプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートクッションの裏面に折り畳み可能な
    レッグを設けた自動車用シートにおいて、 シートクッションの裏面に、上記レッグを回動可能に軸
    支するヒンジブラケットを設け、このヒンジブラケット
    の周囲をシートクッションの裏面に固定されたヒンジカ
    バーで覆う一方、 レッグのヒンジ側端部にスペーサの基板部を固定し、 スペーサに、基板部に対して回動可能にかつ中立位置方
    向に回動付勢された翼板部と、翼板部を基板部に対して
    内側への一定角度以上の回動を規制するストッパ部とを
    設け、 レッグをシートクッションの裏面に沿って折り畳んだ状
    態で、スペーサの翼板部がヒンジカバーの裏側に当接し
    てレッグとヒンジカバーとの隙間を閉じ、 レッグをシートクッションの裏面に対して起立回動させ
    た状態で、スペーサの翼板部がシートクッションの裏面
    に当たり、基板部に対して外側へ回動することを特徴と
    する折り畳み式レッグのヒンジカバー構造。
  2. 【請求項2】上記スペーサの基板部と翼板部とがインテ
    グラルヒンジを介して樹脂で一体成形されたものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式レッグの
    ヒンジカバー構造。
  3. 【請求項3】上記スペーサには、翼板部を基板部に対し
    て中立位置方向に回動付勢するサポートスプリングが取
    り付けられていることを特徴とする請求項1または2に
    記載の折り畳み式レッグのヒンジカバー構造。
  4. 【請求項4】上記翼板部には、レッグをシートクッショ
    ンの裏面に沿って折り畳んだ際にヒンジカバーの裏側に
    当接するラップカバーがスライド自在に取り付けられ、
    ラップカバーは上記サポートスプリングによって翼板部
    から突出付勢されていることを特徴とする請求項3に記
    載の折り畳み式レッグのヒンジカバー構造。
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