JPH0810143Y2 - 自動車用スライドドアの開扉抑止装置 - Google Patents

自動車用スライドドアの開扉抑止装置

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JPH0810143Y2
JPH0810143Y2 JP8358089U JP8358089U JPH0810143Y2 JP H0810143 Y2 JPH0810143 Y2 JP H0810143Y2 JP 8358089 U JP8358089 U JP 8358089U JP 8358089 U JP8358089 U JP 8358089U JP H0810143 Y2 JPH0810143 Y2 JP H0810143Y2
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JP
Japan
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lever member
shaft
lever
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locked
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JP8358089U
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安行 福島
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車体側部にスライドドアが開閉可能に設けら
れ、かつ、該スライドドアの移動範囲内に燃料供給口を
閉塞するフュエルリッドが配置された型式の自動車用ス
ライドドア開扉抑止装置に関する。
[従来の技術] 一般に上述の型式の車両にあっては、給油中のフュエ
ルリッドが開成した状態において、スライドドアが誤っ
て開けられることを防止するために、通常の力による開
扉動作ではスライドドアが開かないようにすることが望
まれる。一方、緊急時においては上記にかかわらず車室
内の乗員が容易に脱出できるようにすることも必要であ
る。
そこで、従来、例えば実公昭62−17572号公報では、
給油時において通常の操作力ではスライドドアを開ける
ことができないが、規定値以上の操作力を加えることに
よってスライドドアを開けることができ、しかも給油時
にスライドドアを規定値以上の操作力で開けたとして
も、該スライドドアをフュエルリッドに衝突する前で止
めることができるようにした開扉抑止装置が提案されて
いる。そして、このものは通常の操作力に対する抑止力
を、フュエルリッドにリンケージを介して連結されドア
開口に突出するストッパレバーをコイルスプリングで付
勢し、ドアの衝接時に該コイルスプリングをコイルの中
心線方向に伸長させることで得るようにしている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、かかる従来の開扉抑止装置にあって
は、抑止力をコイルスプリングの伸長動作で得るように
していることから、スペース上の制約のある車両におい
ては、充分な抑止力が得られないという問題があった。
換言すると、コイルスプリングを大型化し充分な抑止力
を得ようとすると、所定のスペース内に収容できず、レ
イアウトが困難となる。
また、従来のものはストッパレバーにリンケージが直
接連結されていることから、ストッパレバーのスライド
ドアによる回動時において、このリンケージが撓み他部
材と干渉する惧れが大であるという問題もあった。
本考案の目的は、かかる従来の問題を解消し、小型で
ありながら充分な抑止力を有しレイアウトが容易である
と共に、他部材との干渉がなく作動性に優れ、しかも、
部品点数が少なく安価にできる自動車用スライドドア開
扉抑止装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は、車体に固着さ
れるベース体と、前記ベース体に支持された軸と、前記
軸に枢支され、収納位置から一方向に回動することによ
って、先端部がスライドドアの移動軌跡内の当接位置に
突出してから該移動軌跡外の退避位置に変位する第1の
レバー部材と、前記軸の回りに巻装されて、一端は前記
ベース体側の定位置に係止され、他端は、前記第1のレ
バー部材の先端部が前記当接位置に突出してから前記退
避位置に変位するときに該第1のレバー部材によって押
圧変位される位置に係止された第1のねじりコイルばね
と、前記第1のねじりコイルばねよりも小径とされ、か
つ前記軸の回りに巻装されて前記第1のねじりコイルば
ねの内側に位置し、一端は前記ベース体側の定位置に係
止され、他端は、前記第1のレバー部材の先端部が前記
当接位置に突出してから前記退避位置に変位するときに
該第1のレバー部材によって押圧変位される位置に係止
された第2のねじりコイルばねと、前記軸に枢支され
て、ヒュエルリッドの開成時に前記第1のレバーを前記
格納位置から前記当接位置に回動させる第2のレバー部
材とを備えたことを特徴とする。
[作用] 本考案によれば、フュエルリッドが開成された状態で
は第2のレバー部材によって第1のレバー部材が、その
一端が軸のまわりに巻装されている大小のばねの両一端
に近接しつつ他端がベース体から突出しスライドドアと
当接可能な所定位置に回動される。
この状態でスライドドアが通常の操作力で開成され、
第1のレバー部材の他端と当接すると、該第1のレバー
部材の一端は大小のばねの両一端に当接し、軸のまわり
に巻装されている大小のばねの径変化を生じさせる。こ
の大小のばねの径変化によるばね力によって第1のレバ
ー部材の回動が阻止されスライドドアの開成が抑止され
る。
また、規定値以上の操作力でもってスライドドアが開
成されると、第1のレバー部材は、さらに大小のばねの
径変化による付勢力に抗がって回動し、ドアの開成を許
容する。
いずれの場合にあっても、ばね力の変化に伴う径変化
は小さいので、小型に構成することが可能である。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添附図面を参照しつつ説明す
る。
第1図ないし第4図に本考案の一実施例を示す。図に
おいて、10は車体側部のドア開口部11に開閉自在に設け
られたスライドドアであり、周知の如く車体側部の一部
を構成するアウターパネル12にはスライドドア10を案内
する不図示のガイドレールが設けられている。そして、
スライドドア10の後端には後述する抑止装置の第1のレ
バー部材と衝接するストライカ13が設けられている。ま
た、アウターパネル12には給油口を取付けるための給油
凹部14が形成され、該給油凹部14の側縁にはフュエルリ
ッド15が開閉自在に枢着されている。さらに、給油凹部
14には操作レバー16が枢着されている。
ドア開口部11を構成する開口パネル17の裏面にはイン
ナーパネル18が取着されピラー閉空間19を形成してい
る。
そして、このピラー閉空間19内には本考案にかかるド
ア開扉抑止装置の主要部20が配設されている。ドア開扉
抑止装置の主要部20は、第2図ないし第4図に詳細に示
すように、中央部に開口21Aを有する第1ベースプレー
ト21と、コ字状の起立壁22A,22B,22Cおよび両脚部22Dを
有する第2ベースプレート22とが接合されたベース体23
を含んでいる。第2ベースプレート22の対向する起立壁
22Aおよび22Cには軸24が支持されており、該軸24には係
止レバー25が固着されている。係止レバー25の一端は第
2ベースプレート22の起立壁22Bの下縁部に当接可能と
され、他端には軸24のまわりに巻装され両者の一端が起
立壁22Aに係止された大小のばね(第1、第2のねじり
コイルばね)26、27の他端が係止されている。このばね
26および27の他端部は係止レバー25を乗越えて突出さ
れ、それぞれ突出部26Aおよび27Aを形成している。さら
に、係止レバー25と起立壁22Cとの間には軸24に回動自
在に枢着された第1のレバー部材28が設けられている。
また、軸24の軸端部にはワッシャ29でもって抜け止めさ
れた第2のレバー部材30が回動自在に枢着されている。
上述の第1のレバー部材28の一端部には折曲げ部28A
が形成され、第2のレバー部材30に形成された折曲げ部
30Aと係脱可能とされている。そして、軸24には起立壁2
2Cと第2のレバー部材30との間においてばね31が巻装さ
れ、該ばね31はその一端が第1のレバー部材28の折曲げ
部28Aに、他端が第2ベースプレート22の脚部22Dに係止
されて第1のレバー部材28を第2図および第3図示の時
計方向に付勢している。このとき第1レバー部材28の他
端は起立壁22Bの下縁部に当接し、回動が規制されてい
る。
さらに、第2のレバー部材30には、一端が起立壁22B
の延長部に係止されたケーブル32のワイヤー33の一端が
係止され、該ワイヤー33の他端は上述した操作レバー16
に係止されている(第1図参照)。
しかして、上述のベース体23はその開口21Aを開口パ
ネル17の開口と一致させて開口パネル17に取着されてい
る。
次に、上記構成になる本考案の実施例の作動につき第
5図および第6図をも参照しつつ説明する。
フュエルリッド15が開成されると、手動あるいは連動
により操作レバー16が回動し、ケーブル32のワイヤー33
が引かれ第2のレバー部材30は図示の反時計方向に回動
される。すると、折曲げ部30Aと第1のレバー部材28の
折曲げ部28Aとの係合により、第1のレバー部材28もば
ね31に抗って反時計方向に回動され、第6図に詳細に示
すように、一端が大小のばね26および27の両一端部に近
接すると共に、他端はベース体23の開口21Aおよび開口
パネル17の開口を通りドア開口部11内に突出する。第1
図から第3図のような第1のレバー28の時計方向の回動
限位置は格納位置といい、また第5図および第6図のよ
うに、第1のレバー28の先端部(第6図中の下端部)が
ドア開口部11A内に突出してストライカ13の移動軌跡内
に位置するとの第1のレバー28の回動位置を当接位置と
いう。
かかる状態で、通常の操作力でもってスライドドア10
が開成されようとすると、ストライカ13が第1のレバー
部材28に衝接し、第1のレバー部材28をさらに反時計方
向に回動させようとする。しかしながら、第1のレバー
部材28は大小2個のばね26および27の突出部26Aおよび2
7Aと当接係合し、この両者の協働的ばね力によって、そ
のさらなる回動が阻止される。大小のばね26および27
は、その径を縮径するように作用し、小さな変位で大き
なばね力を付与し、しかも2重に巻装されていることか
らスペースを有効に活用することができる。
かくて、スライドドア10の開扉は抑止されフュエルリ
ッド15等の損傷が防止される。
一方、上述のフュエルリッド15の開成状態であって
も、緊急時の場合にはスライドドア10を規定力以上で操
作すれば、大小のばね26および27によるばね力を越えて
第1レバー部材28を回動させることができ、スライドド
ア10は開扉される。このように第1のレバー部材28の先
端部(第6図中の下端部)がストライカ13の移動軌跡外
に位置するときの第1のレバー28の回動位置を退避位置
という。
上述のいずれの場合にあっても、第2のレバー部材30
は第1のレバー部材28と離間する方向に位置しており、
第1のレバー部材28の作動の影響を受けない。従って、
ワイヤー33が撓むことがなく他部材との干渉が防止され
る。
なお、上述した実施例においては、大小のばね26およ
び27が縮径する例を示したが、これは逆に拡径しつつば
ね力を発揮するように配設してもよいことはいうまでも
ない。いずれにしても所期のばね力を得るに必要な径の
変化量は少なくてすむので、スペースを有効に活用する
ことが可能である。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、軸
まわりに巻装された大小ばねを用いたので、小型であり
ながら充分な抑止力を有しレイアウトが容易であると共
に、第1および第2のレバー部材を設けたので他部材と
の干渉がなく作動性に優れ、しかも全体的に部品点数を
少なくできるので安価な自動車用スライドドア開扉抑止
装置を得ることができる。
特に、軸のまわりに巻装される大小のばねを径が異な
る第1、第2のねじりコイルばねとして、大径の第1の
ねじりコイルばねの内側に小径の第2のねじりコイルば
ねを備えるため、より小型化を図りつつ充分な抑止力を
発生することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略構成図、 第2図は本考案実施例の主要部を示す平面図、 第3図は同じくその斜視図、 第4図は同じくその側面図、 第5図および第6図は本考案実施例の作動を説明するた
めの第1図および第2図にそれぞれ対応する概略構成図
および平面図である。 10……スライドドア、15……フュエルリッド、23……ベ
ース体、24……軸、25……係止レバー、26……大ばね、
27……小ばね、28……第1のレバー部材、30……第2の
レバー部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に固着されるベース体と、 前記ベース体に支持された軸と、 前記軸に枢支され、収納位置から一方向に回動すること
    によって、先端部がスライドドアの移動軌跡内の当接位
    置に突出してから該移動軌跡外の退避位置に変位する第
    1のレバー部材と、 前記軸の回りに巻装されて、一端は前記ベース体側の定
    位置に係止され、他端は、前記第1のレバー部材の先端
    部が前記当接位置に突出してから前記退避位置に変位す
    るときに該第1のレバー部材によって押圧変位される位
    置に係止された第1のねじりコイルばねと、 前記第1のねじりコイルばねよりも小径とされ、かつ前
    記軸の回りに巻装されて前記第1のねじりコイルばねの
    内側に位置し、一端は前記ベース体側の定位置に係止さ
    れ、他端は、前記第1のレバー部材の先端部が前記当接
    位置に突出してから前記退避位置に変位するときに該第
    1のレバー部材によって押圧変位される位置に係止され
    た第2のねじりコイルばねと、 前記軸に枢支されて、ヒュエルリッドの開成時に前記第
    1のレバーを前記格納位置から前記当接位置に回動させ
    る第2のレバー部材と を備えたことを特徴とする自動車用スライドドアの開扉
    抑止装置。
JP8358089U 1989-07-18 1989-07-18 自動車用スライドドアの開扉抑止装置 Expired - Lifetime JPH0810143Y2 (ja)

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JPH0323572U JPH0323572U (ja) 1991-03-12
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078750Y2 (ja) * 1988-09-09 1995-03-06 日産車体株式会社 スライドドア開扉抑止装置

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