JPH10105685A - 画像生産システム、プリント生産システム、画像生産方法及びプリント生産方法 - Google Patents

画像生産システム、プリント生産システム、画像生産方法及びプリント生産方法

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JPH10105685A
JPH10105685A JP8259131A JP25913196A JPH10105685A JP H10105685 A JPH10105685 A JP H10105685A JP 8259131 A JP8259131 A JP 8259131A JP 25913196 A JP25913196 A JP 25913196A JP H10105685 A JPH10105685 A JP H10105685A
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JP
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Application number
JP8259131A
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English (en)
Inventor
Masataka Hasegawa
正孝 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH10105685A publication Critical patent/JPH10105685A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 画像処理内容特定情報記録媒体に記録されて
いる画像処理内容特定情報により特定されている内容の
画像処理を施した画像処理済デジタル画像を生産し、こ
の画像から得られるプリントを生産するのに高価なステ
ーションを不要にし、効率的に生産でき、作業を定型化
・単純化し、誤りが発生しにくくする。 【解決手段】 画像処理内容特定情報記録媒体に記録さ
れている画像処理内容特定情報から、画像処理内容特定
データを得る画像処理内容特定データ取得手段と、前記
写真原稿に記録されている写真画像を撮像してデジタル
画像を得るデジタル画像取得手段と、前記デジタル画像
取得手段により得られた前記デジタル画像に、前記画像
処理内容特定データ取得手段により得られた前記画像処
理内容特定データにより特定された内容の画像処理を施
し画像処理済デジタル画像を得る画像処理手段と、を有
し、前記画像処理内容特定データ取得手段と前記デジタ
ル画像取得手段とは独立の手段である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像生産システ
ム、プリント生産システム、画像生産方法及びプリント
生産方法に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】写真画像が記録された写真原稿と、前記
写真原稿に記録されている写真画像に施す画像処理の内
容を特定する画像処理内容特定情報が記録されている画
像処理内容特定情報記録媒体である注文シートとから、
この写真原稿に記録されている写真画像に、この注文シ
ートに記録されている画像処理内容特定情報により特定
されている内容の画像処理を施した画像処理済デジタル
画像を生産する画像生産システムは、従来からあるには
有ったが、オーダが非常に少なかった。
【0003】そして、従来は、前記画像処理内容特定情
報記録媒体から画像処理内容特定データを得ることと、
前記写真原稿に記録されている写真画像を撮像してデジ
タル画像を得ることと、得られた画像処理内容特定デー
タとデジタル画像とから、画像処理済デジタル画像を生
産することとを1つのステーションで行っていた。
【0004】また、この画像処理済デジタル画像からプ
リントを作成するにも、このステーションで行い、注文
シートに記載されているプリント枚数のプリントを生産
したり、または、この画像処理済デジタル画像を記録媒
体に記録させ、注文シートとこの記録媒体とを別の出力
ステーションの操作者に渡し、別の出力ステーションで
この記録媒体からこの画像処理済デジタル画像を注文シ
ートに記載されているプリント枚数のプリントを生産し
たりしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オーダが多く
なると、画像処理内容特定データを得ることと、前記写
真原稿に記録されている写真画像を撮像してデジタル画
像を得ることとを1つのステーションで行うと、ステー
ションに要求される能力として、画像処理内容特定デー
タを得るための能力と、前記写真原稿に記録されている
写真画像を撮像してデジタル画像を得るための能力が要
求され、高価なものとなる問題があり、また、1つのス
テーションで、画像処理内容特定データを得ることと、
前記写真原稿に記録されている写真画像を撮像してデジ
タル画像を得ることという全く異なる種類の作業を行う
ことになるので、効率が悪くなるという問題があり、さ
らに、作業が単純でないので、誤りが発生しやすく、作
業者に熟練が要求される問題があることが判った。
【0006】第一の発明の目的は、写真画像が記録され
た写真原稿と、前記写真原稿に記録されている写真画像
に施す画像処理の内容を特定する画像処理内容特定情報
が記録されている画像処理内容特定情報記録媒体とか
ら、この写真原稿に記録されている写真画像に、この画
像処理内容特定情報記録媒体に記録されている画像処理
内容特定情報により特定されている内容の画像処理を施
した画像処理済デジタル画像を生産したり、この画像処
理済デジタル画像から得られるプリントを生産したりす
るのに、高価なステーションを不要にし、また、分業化
して、効率的に生産でき、作業を定型化・単純化し、誤
りが発生しにくくすることである。
【0007】また、画像処理済デジタル画像からプリン
トを生産するのに、画像処理装置で、画像原稿に記録さ
れている画像の内、画像処理済デジタル画像を得る画像
を特定する情報を記録する記録媒体を読み取って画像処
理済デジタル画像を得るための操作者が必要であり、画
像出力装置で、プリント枚数を特定するプリント枚数特
定情報を記録するプリント枚数特定情報記録媒体を読み
取ってプリント枚数を入力するための操作者が必要であ
る問題がある。
【0008】第二の発明の目的は、画像処理済デジタル
画像からプリントを生産するのに、画像出力装置で、再
度記録媒体を読み取ってプリント枚数を入力する作業を
不要にして、効率的に生産できるようにすることであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、特許請
求の範囲に記載の各請求項により解決される。以下、各
請求項について説明する。なお、引用項と重複する説明
は省略する。
【0010】〔請求項1の説明〕『写真画像が記録され
た写真原稿と、前記写真原稿に記録されている写真画像
に施す画像処理の内容を特定する画像処理内容特定情報
が記録されている画像処理内容特定情報記録媒体との組
が複数存在する中から、ある写真原稿に記録されている
写真画像に、当該写真原稿に対応する画像処理内容特定
情報記録媒体に記録されている画像処理内容特定情報に
より特定されている内容の画像処理を施した画像処理済
デジタル画像を生産する画像生産システムであって、前
記画像処理内容特定情報記録媒体に記録されている画像
処理内容特定情報から、画像処理内容特定データを得る
画像処理内容特定データ取得手段と、前記写真原稿に記
録されている写真画像を撮像してデジタル画像を得るデ
ジタル画像取得手段と、前記デジタル画像取得手段によ
り得られた前記デジタル画像に、前記画像処理内容特定
データ取得手段により得られた前記画像処理内容特定デ
ータにより特定された内容の画像処理を施し画像処理済
デジタル画像を得る画像処理手段と、を有し、前記画像
処理内容特定データ取得手段と前記デジタル画像取得手
段とは独立の手段であることを特徴とする画像生産シス
テム。』 により、互いに全く異なる種類の作業である、前記画像
処理内容特定情報記録媒体に記録されている画像処理内
容特定情報から画像処理内容特定データを得ることと、
前記写真原稿に記録されている写真画像を撮像してデジ
タル画像を得ることとを、独立の手段で行えるので、各
々の手段が安価なステーションでよく、また、各々、分
業化して、専属の操作者が操作でき、効率的に生産で
き、また、各々の作業が定型化・単純化されるので、操
作者の熟練が不要になり、しかも、誤りが発生しにくく
なる。
【0011】〔請求項2の説明〕『同じ写真原稿に対応
する、前記画像処理内容特定データ取得手段により得ら
れた前記画像処理内容特定データと前記デジタル画像取
得手段により得られた前記デジタル画像とを、照合可能
に記憶するものであり、前記画像処理手段が、前記同じ
写真原稿に対応する前記画像処理内容特定データと前記
デジタル画像とを読み出し、画像処理済デジタル画像を
生産するものであることを特徴とする請求項1に記載の
画像生産システム。』 により、前記画像処理内容特定情報記録媒体に記録され
ている画像処理内容特定情報から画像処理内容特定デー
タを得ることや前記写真原稿に記録されている写真画像
を撮像してデジタル画像を得ることと、前記デジタル画
像取得手段により得られた前記デジタル画像に、前記画
像処理内容特定データ取得手段により得られた前記画像
処理内容特定データにより特定された内容の画像処理を
施し画像処理済デジタル画像を得ることとを、時間を置
いて行うことができ、効率的に行うことができる。
【0012】なお、画像処理手段が、前記画像処理内容
特定データ取得手段及び前記デジタル画像取得手段とは
独立の手段であると、より効率的に生産できる。
【0013】また、画像処理手段が、前記画像処理内容
特定データ取得手段あるいは前記デジタル画像取得手段
と兼ねた手段であると、作業の休止中に処理でき、資源
を効率的に利用できる。
【0014】なお、前記写真原稿に対する前記画像処理
内容特定データ取得手段により得られた前記画像処理内
容特定データと、前記デジタル画像取得手段により得ら
れた前記デジタル画像とを照合可能に記憶する形態の例
としては、以下に示す例が挙げられるがこれらに限られ
ない。
【0015】第一に、同じ写真原稿に対応する、前記画
像処理内容特定データ取得手段により得られた前記画像
処理内容特定データと前記デジタル画像取得手段により
得られた前記デジタル画像とを、照合可能に、前記画像
処理内容特定データを前記画像処理内容特定データ取得
手段で記憶し、前記デジタル画像を前記デジタル画像取
得手段で記憶する形態である。
【0016】第二に、同じ写真原稿に対応する、前記画
像処理内容特定データ取得手段により得られた前記画像
処理内容特定データと前記デジタル画像取得手段により
得られた前記デジタル画像とを、照合可能に、前記画像
処理内容特定データ取得手段と前記デジタル画像取得手
段とのいずれかで記憶する形態である。
【0017】第三に、同じ写真原稿に対応する、前記画
像処理内容特定データ取得手段により得られた前記画像
処理内容特定データと前記デジタル画像取得手段により
得られた前記デジタル画像とを、照合可能に、前記画像
処理内容特定データ取得手段や前記デジタル画像取得手
段とは独立の記憶手段で記憶する形態である。
【0018】また、前記画像処理内容特定データを照合
用情報とともに記憶し、前記デジタル画像を照合用情報
とともに記憶するのが、好ましい。
【0019】〔請求項3の説明〕『請求項1又は請求項
2に記載の画像生産システムにより生産された画像処理
済デジタル画像から出力して、画像処理済デジタル画像
のプリントを生産するものであることを特徴とするプリ
ント生産システム。』 により、画像処理済デジタル画像から得られるプリント
を生産するのに、高価なステーションを不要にし、ま
た、効率的に生産でき、作業を定型化・単純化し、誤り
が発生しにくくなる。
【0020】〔請求項4の説明〕『写真画像が記録され
た写真原稿と、前記写真原稿に記録されている写真画像
に施す画像処理の内容を特定する画像処理内容特定情報
が記録されている画像処理内容特定情報記録媒体との組
が複数存在する中から、ある写真原稿に記録されている
写真画像に、当該写真原稿に対応する画像処理内容特定
情報記録媒体に記録されている画像処理内容特定情報に
より特定されている内容の画像処理を施した画像処理済
デジタル画像を生産する画像生産方法であって、前記画
像処理内容特定情報記録媒体に記録されている画像処理
内容特定情報から、画像処理内容特定データを得ること
と、前記写真原稿に記録されている写真画像を撮像して
デジタル画像を得ることと、を独立した装置で行い、得
られた前記デジタル画像に得られた前記画像処理内容特
定データにより特定されている内容の画像処理を施し画
像処理済デジタル画像を生産することを特徴とする画像
生産方法。』 により、互いに全く異なる種類の作業である、前記画像
処理内容特定情報記録媒体に記録されている画像処理内
容特定情報から、画像処理内容特定データを得ること
と、前記写真原稿に記録されている写真画像を撮像して
デジタル画像を得ることとを、独立した装置で行えるの
で、各々の手段が安価なステーションでよく、また、分
業化して、各々の装置で専属の操作者が操作でき、効率
的に生産でき、また、作業が定型化・単純化されるの
で、熟練が不要になり、しかも、誤りが発生しにくくな
る。
【0021】〔請求項5の説明〕『同じ写真原稿に対応
する、得られた前記画像処理内容特定データと得られた
前記デジタル画像とを、照合可能に記憶し、前記同じ写
真原稿に対応する、前記画像処理内容特定データと前記
デジタル画像とを読み出し、読み出した前記デジタル画
像に読み出した前記画像処理内容特定データにより特定
されている内容の画像処理を施し画像処理済デジタル画
像を生産することを特徴とする請求項4に記載の画像生
産方法。』 により、前記画像処理内容特定情報記録媒体に記録され
ている画像処理内容特定情報から画像処理内容特定デー
タを得ることや前記写真原稿に記録されている写真画像
を撮像してデジタル画像を得ることと、前記デジタル画
像に前記画像処理内容特定データにより特定された内容
の画像処理を施し画像処理済デジタル画像を得ることと
を、時間を置いて行うことができ、効率的に行うことが
できる。
【0022】なお、前記画像処理内容特定情報記録媒体
に記録されている画像処理内容特定情報から画像処理内
容特定データを得ることや前記写真原稿に記録されてい
る写真画像を撮像してデジタル画像を得ることと、前記
デジタル画像に前記画像処理内容特定データにより特定
された内容の画像処理を施し画像処理済デジタル画像を
得ることとが、独立した装置で行えると、より効率的に
生産できる。
【0023】〔請求項6の説明〕『前記写真原稿と、前
記写真原稿に記録されている写真画像に施す画像処理の
内容を特定する画像処理内容特定情報が記録されている
画像処理内容特定情報記録媒体と、を対応して受け取
り、前記写真原稿と前記写真原稿に対応する前記画像処
理内容特定情報記録媒体とに識別情報を付し、前記画像
処理内容特定情報記録媒体に記録されている画像処理内
容特定情報から、画像処理内容特定データを得ること
と、前記写真原稿に記録されている写真画像を撮像して
デジタル画像を得ることと、同じ写真原稿に対応する前
記画像処理内容特定データと前記デジタル画像とを照合
可能に記憶することと、を前記写真原稿に付された前記
識別情報と前記写真原稿に対応する前記画像処理内容特
定情報記録媒体に付された前記識別情報とに基づいて行
うことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像
生産方法。』 により、前記画像処理内容特定データと前記デジタル画
像との記憶された照合関係が誤ったものになりにくい。
【0024】〔請求項7の説明〕『前記写真原稿と、前
記写真原稿に記録されている写真画像に施す画像処理の
内容を特定する画像処理内容特定情報が記録されている
画像処理内容特定情報記録媒体と、を識別情報を付され
た容器に収容して受け取り、前記画像処理内容特定情報
記録媒体に記録されている画像処理内容特定情報から、
画像処理内容特定データを得ることと、前記写真原稿に
記録されている写真画像を撮像してデジタル画像を得る
ことと、同じ写真原稿に対応する前記画像処理内容特定
データと前記デジタル画像とを照合可能に記憶すること
と、を前記容器に付された前記識別情報に基づいて行う
ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像生
産方法。』 により、前記画像処理内容特定データと前記デジタル画
像との記憶された照合関係が誤ったものになりにくい。
【0025】〔請求項8の説明〕『請求項4〜請求項7
のいずれか1項に記載の画像生産方法により生産された
画像処理済デジタル画像から出力して、画像処理済デジ
タル画像のプリントを生産することを特徴とするプリン
ト生産方法。』 により、画像処理済デジタル画像から得られるプリント
を生産するのに、高価なステーションを不要にし、ま
た、効率的に生産でき、作業を定型化・単純化し、誤り
が発生しにくくなる。
【0026】〔請求項9の説明〕『画像が記録された画
像原稿と、前記画像原稿に記録されている画像に施す画
像処理の内容を特定する画像処理内容特定情報が記録さ
れている画像処理内容特定情報記録媒体と、前記画像原
稿に記録されている各画像に対する画像処理済プリント
のプリント枚数を特定するプリント枚数情報を記録する
プリント枚数情報記録媒体との組が複数存在する中か
ら、ある画像原稿に記録されている画像に、当該画像原
稿に対応する画像処理内容特定情報記録媒体に記録され
ている画像処理内容特定情報により特定されている内容
の画像処理を施した画像処理済デジタル画像を生産し、
生産された画像処理済デジタル画像から出力して、当該
画像原稿に対応するプリント枚数特定情報記録媒体に記
録されているプリント枚数特定情報により特定されてい
るプリント枚数の画像処理済デジタル画像のプリントを
生産するプリント生産システムであって、前記画像処理
内容特定情報記録媒体に記録されている画像処理内容特
定情報から、画像処理内容特定データを得る画像処理内
容特定データ取得手段と、前記プリント枚数特定情報記
録媒体に記録されているプリント枚数特定情報から、前
記画像原稿に記録されている各画像に対するプリント枚
数を特定するプリント枚数データを得るプリント枚数デ
ータ取得手段と、前記画像原稿に記録されている画像か
らデジタル画像を得るデジタル画像取得手段とを有し、
前記画像原稿に対する前記プリント枚数データ取得手段
により得られた前記プリント枚数データと前記画像処理
内容特定データ取得手段により得られた前記画像処理内
容特定データと前記デジタル画像取得手段により得られ
た前記デジタル画像とを照合可能に記憶するものであ
り、記憶された前記画像原稿に対する前記プリント枚数
データと前記画像処理内容特定データと前記デジタル画
像とを読み出し、前記画像原稿に記録されている画像の
内、前記プリント枚数データでプリント枚数が1枚以上
の画像のデジタル画像の画像処理済デジタル画像を生産
する画像処理手段を有し、前記画像処理手段により生産
された前記画像原稿に対する前記画像処理済デジタル画
像から出力して、前記プリント枚数データ取得手段によ
り得られた当該画像原稿に対する前記プリント枚数デー
タに応じた各画像に対するプリント枚数の画像処理済デ
ジタル画像のプリントを生産するものであることを特徴
とするプリント生産システム。』 により、プリント枚数特定情報記録媒体が画像原稿に記
録されている各画像に対する画像処理済プリントのプリ
ント枚数を特定するプリント枚数情報を記録しており、
このプリント枚数情報を読み取るので、画像処理済デジ
タル画像からプリントを生産するのに、画像出力装置
で、再度記録媒体を読み取ってプリント枚数を入力する
作業を不要にして、効率的に生産できる。
【0027】なお、前記プリント枚数データ取得手段に
より得られた前記プリント枚数データと前記画像処理内
容特定データ取得手段により得られた前記画像処理内容
特定データと前記デジタル画像取得手段により得られた
前記デジタル画像とを照合可能に記憶する形態の例とし
て以下の例が挙げられるがこれらに限られない。
【0028】第一は、前記プリント枚数データ取得手段
により得られた前記プリント枚数データと前記画像処理
内容特定データ取得手段により得られた前記画像処理内
容特定データと前記デジタル画像取得手段により得られ
た前記デジタル画像とを照合可能に、前記画像処理内容
特定データ取得手段により得られた前記画像処理内容特
定データを前記画像処理内容特定データ取得手段で記憶
し、同様に、前記デジタル画像取得手段により得られた
前記デジタル画像を前記デジタル画像取得手段で記憶
し、前記デジタル画像取得手段により得られた前記デジ
タル画像を前記デジタル画像取得手段で記憶する形態で
ある。
【0029】第二に、前記プリント枚数データ取得手段
により得られた前記プリント枚数データと前記画像処理
内容特定データ取得手段により得られた前記画像処理内
容特定データと前記デジタル画像取得手段により得られ
た前記デジタル画像とを照合可能に記憶する記憶手段
が、前記プリント枚数データ取得手段や前記画像処理内
容特定データ取得手段や前記デジタル画像取得手段とは
独立して設けられている形態である。
【0030】第三に、前記プリント枚数データ取得手段
により得られた前記プリント枚数データと前記画像処理
内容特定データ取得手段により得られた前記画像処理内
容特定データと前記デジタル画像取得手段により得られ
た前記デジタル画像とを照合可能に記憶する手段が、前
記プリント枚数データ取得手段や前記画像処理内容特定
データ取得手段や前記デジタル画像取得手段のいずれか
である形態である。
【0031】〔請求項10の説明〕『前記画像処理済デ
ジタル画像から複写用原稿を作成する複写用原稿作成手
段を有し、前記複写用原稿作成手段が作成した複写用原
稿から、焼付露光により、前記プリント枚数データに応
じた各画像のプリント枚数の画像処理済デジタル画像の
プリントを生産することにより、前記プリント枚数デー
タに応じた各画像に対するプリント枚数の画像処理済デ
ジタル画像のプリントを生産するものであることを特徴
とする請求項9に記載のプリント生産システム。』 により、大量にプリントを作成するための焼付原稿とな
る複写用原稿を作成するので、大量のプリントを効率的
に作成しつつ、画像出力時に再度記録媒体を読み取って
プリント枚数を入力する作業を不要にして、効率的に生
産できる。
【0032】〔請求項11の説明〕『前記画像処理済デ
ジタル画像から複写用原稿を作成する複写用原稿作成手
段を有し、前記複写用原稿作成手段は、前記画像処理済
デジタル画像から複写用原稿を作成する際に、前記プリ
ント枚数データに関する情報を前記複写用原稿に記録す
るものであり、前記複写用原稿作成手段が作成した複写
用原稿から、焼付露光により、前記複写用原稿に記録さ
れたプリント枚数に関する情報に応じた各画像のプリン
ト枚数の画像処理済デジタル画像のプリントを生産する
ものであることを特徴とする請求項9に記載のプリント
生産システム。』 により、大量にプリントを作成するための焼付原稿とな
る複写用原稿を作成するので、大量のプリントを効率的
に作成しつつ、プリント枚数情報を複写用原稿に記録す
るので、複写用原稿に記録されたプリント枚数データに
応じた枚数の画像処理済デジタル画像のプリントを複写
用原稿から生産することができ、画像出力時に再度記録
媒体を読み取ってプリント枚数を入力する作業が不要に
なり、効率的に生産できる。
【0033】〔請求項12の説明〕『画像が記録された
画像原稿と、前記画像原稿に記録されている画像に施す
画像処理の内容を特定する画像処理内容特定情報が記録
されている画像処理内容特定情報記録媒体と、前記画像
原稿に記録されている各画像に対する画像処理済プリン
トのプリント枚数を特定するプリント枚数情報を記録す
るプリント枚数情報記録媒体との組が複数存在する中か
ら、ある画像原稿に記録されている画像に、当該画像原
稿に対応する画像処理内容特定情報記録媒体に記録され
ている画像処理内容特定情報により特定されている内容
の画像処理を施した画像処理済デジタル画像を生産し、
生産された画像処理済デジタル画像から出力して、当該
画像原稿に対応するプリント枚数特定情報記録媒体に記
録されているプリント枚数特定情報により特定されてい
る前記各画像のプリント枚数の画像処理済デジタル画像
のプリントを生産するプリント生産方法であって、前記
画像処理内容特定情報記録媒体に記録されている画像処
理内容特定情報から、画像処理内容特定データを得るこ
とと、前記プリント枚数特定情報記録媒体に記録されて
いるプリント枚数特定情報から、前記画像原稿に記録さ
れている各画像のプリント枚数に関するプリント枚数デ
ータを得ることと、前記画像原稿に記録されている画像
のデジタル画像を得ることと、前記画像原稿に対する前
記画像処理内容特定データと前記プリント枚数データと
前記デジタル画像とを照合可能に記憶することと、を行
った後に、記憶されている前記画像原稿に対する前記画
像処理内容特定データと前記プリント枚数データと前記
デジタル画像とを読み出し、前記画像原稿に記録されて
いる画像の内、プリント枚数データでプリント枚数が1
枚以上の画像のデジタル画像の画像処理済デジタル画像
を生産し、生産された画像処理済デジタル画像から出力
して、前記プリント枚数特定データに応じた前記各画像
のプリント枚数の画像処理済デジタル画像のプリントを
生産することを特徴とするプリント生産方法。』 により、プリント枚数特定情報記録媒体が画像原稿に記
録されている各画像に対する画像処理済プリントのプリ
ント枚数を特定するプリント枚数情報を記録しており、
このプリント枚数情報を読み取るので、画像処理済デジ
タル画像からプリントを生産するのに、画像出力装置
で、再度記録媒体を読み取ってプリント枚数を入力する
作業を不要にして、効率的に生産できる。
【0034】なお、前記画像処理内容特定情報記録媒体
に記録されている画像処理内容特定情報から、画像処理
内容特定データを得ることと、前記プリント枚数特定情
報記録媒体に記録されているプリント枚数特定情報か
ら、前記画像原稿に記録されている各画像のプリント枚
数に関するプリント枚数データを得ることと、前記画像
原稿に記録されている画像のデジタル画像を得ること
と、前記画像原稿に対する前記画像処理内容特定データ
と前記プリント枚数データと前記デジタル画像とを照合
可能に記憶することとは、同時に行ってもよいし、順次
におこなってもよいし、また、どの順番でおこなっても
よい。
【0035】〔請求項13の説明〕『画像処理済デジタ
ル画像から出力して、画像処理済デジタル画像のプリン
トを生産する際に、前記画像処理済デジタル画像から複
写用原稿を作成し、作成した複写用原稿から、焼付露光
により、前記プリント枚数特定データに応じた各画像の
プリント枚数の画像処理済デジタル画像のプリントを生
産することを特徴とする請求項12に記載のプリント生
産方法。』 により、大量にプリントを作成するための焼付原稿とな
る複写用原稿を作成するので、大量のプリントを効率的
に作成しつつ、画像出力時に再度プリント枚数特定情報
記録媒体を読み取ってプリント枚数を入力する作業を不
要にして、効率的に生産できる。
【0036】〔請求項14の説明〕『前記画像処理済デ
ジタル画像から前記複写用原稿を作成する際に、前記プ
リント枚数特定データに関する情報を前記複写用原稿に
記録し、作成した複写用原稿から、焼付露光により、前
記複写用原稿に記録された前記プリント枚数特定データ
に関する情報に応じた各画像のプリント枚数の画像処理
済デジタル画像のプリントを生産することを特徴とする
請求項13に記載のプリント生産方法。』 により、大量にプリントを作成するための焼付原稿とな
る複写用原稿を作成するので、大量のプリントを効率的
に作成しつつ、プリント枚数情報を複写用原稿に記録す
るので、複写用原稿に記録されたプリント枚数データに
応じた枚数の画像処理済デジタル画像のプリントを複写
用原稿から生産することができ、画像出力時に再度プリ
ント枚数特定情報記録媒体を読み取ってプリント枚数を
入力する作業が不要になり、効率的に生産できる。
【0037】〔用語の説明〕画像とは、光の分布を記録
したもののことである。画像には、写真画像や、デジタ
ル画像や、磁気記録媒体などに記録されたアナログ信号
によるアナログ信号画像などが挙げられる。また、本願
において、画像原稿とは、画像処理済デジタル画像を得
るための元となるデジタル画像又はこのデジタル画像を
得るための元の画像を記憶した媒体のことである。画像
原稿には、画像処理済デジタル画像を得るための元とな
るデジタル画像を記録した磁気テープやフロッピーディ
スクなどの磁気記録媒体やMOなどの光磁気記録媒体や
photo−CDなどの光記録媒体などの画像処理済デ
ジタル画像を得るための元となるデジタル画像を記録し
た媒体や、写真原稿などの画像処理済デジタル画像を得
るための元となるデジタル画像を得るための元の画像を
記憶した媒体などが挙げられる。
【0038】また、写真画像とは、支持体上に視覚的に
識別可能に記録された、期間持続性のある画像のことで
ある。そして、写真原稿とは、画像処理済デジタル画像
を得るための元となるデジタル画像を得るための元の写
真のことである。写真原稿には、露光済ハロゲン化銀写
真感光材料を現像処理して得られた写真原稿や、印刷に
より得られた写真原稿や、感熱転写色素により得られた
写真原稿や、昇華型感熱転写色素により得られた写真原
稿や、描画により得られた写真原稿などが挙げられる。
【0039】デジタル画像とは、標本化及び量子化され
た画像のことである。なお、標本化とは、画像を離散的
な標本点である画素の値だけで表現することであり、量
子化とは、連続値を有限個の飛び飛びの値に丸め込むこ
とで、画像の濃淡を段階的な数値として表現することで
ある。また、デジタル画像は、デジタルデータの一種で
ある。また、デジタル画像には、モノクロデジタル画像
と、複数の原色からなるカラーデジタル画像などがあ
る。
【0040】本願における画像処理とは、デジタル画像
からデジタル画像への変換である。画像処理には、デジ
タル画像の色調を補正する色補正処理、デジタル画像の
階調を変換する階調変換処理、デジタル画像の一部を切
り取る切り取り処理、複数のデジタル画像から1つのデ
ジタル画像を合成する合成処理などが挙げられる。
【0041】画像処理内容特定情報とは、写真原稿に記
録されている写真画像に施す画像処理の内容を特定する
情報であり、直接特定する情報であっても、間接的に特
定する情報であってもよい。画像処理内容を特定するに
は、実行する画像処理の順番と各順番の画像処理の仕様
を特定する必要があり、画像処理内容特定情報が、実行
する画像処理の順番を特定する処理手順情報と、各画像
処理の仕様を特定する画像処理仕様特定情報とを有する
ものでもよいし、実行する画像処理の順番を特定する処
理手順情報と、各画像処理の仕様を特定する画像処理仕
様特定情報と、各画像処理で用いられるパターン画像を
特定するパターン画像特性情報とを有するものでもよい
し、他の形態であってもよい。
【0042】画像処理内容特定情報記録媒体とは、画像
処理内容特定情報が記録されている記録媒体のことで、
このための記録媒体としては、注文シート、注文袋など
のように画像処理内容特定情報を可視的に記録された記
録媒体や、磁気テープやフロッピーディスクなどのよう
に磁気的に読み取り可能に記録された記録媒体や、IC
カードやメモリカードのように電子的に読み取り可能に
記録された記録媒体であってもよい。また、画像処理内
容特定情報記録媒体には、画像処理内容特定情報だけが
記録されているものでも、画像処理する対象の駒を特定
する画像駒特定情報や、生産するプリントの枚数を特定
するプリント枚数特定情報などが記録されているもので
あってもよい。
【0043】AとB(とC)の組が存在するとは、Aと
Bと(Cと)が互いに対応可能な状態にあることであ
り、互いに同じID番号が付与されている場合や、互い
に同じ受付店及び受付番号が付与されている場合など直
接対応可能な場合だけでなく、付与されているID番号
の対応関係を示す表が存在する場合など間接的に対応可
能な場合も含むものである。
【0044】画像処理内容特定データとは、写真原稿に
記録されている写真画像に施す画像処理の内容を特定す
るためのデジタルデータであり、画像処理システムで記
憶されているデータである。
【0045】画像処理内容特定情報記録媒体に記録され
ている画像処理内容特定情報から、画像処理内容特定デ
ータを得る画像処理内容特定データ取得手段には、下記
のような形態が挙げられるが、これらに限られない。第
一の形態は、画像処理内容特定情報記録媒体が画像処理
内容特定情報を注文シート、注文袋などのように可視的
に記録した記録媒体である場合であって、操作者が画像
処理内容特定情報記録媒体に記録された画像処理内容特
定情報を読み取り、キーボードやタッチペンやジョイス
ティックなどの操作部から入力する形態である。第二の
形態は、画像処理内容特定情報記録媒体が画像処理内容
特定情報をOCR又はOMRで読み取り可能に記録した
注記録媒体である場合であって、画像処理内容特定情報
記録媒体に記録された画像処理内容特定情報をOCR又
はOMRで読み取る形態である。第三の形態は、画像処
理内容特定情報記録媒体が磁気テープやフロッピーディ
スクなどのように画像処理内容特定情報を磁気的に読み
取り可能に記録した記録媒体である場合であって、画像
処理内容特定情報記録媒体に記録された画像処理内容特
定情報を磁気的に読み取る形態である。第四の形態は、
画像処理内容特定情報記録媒体が、ICカードやメモリ
カードのように画像処理内容特定情報を電子的に読み取
り可能に記録した記録媒体である場合であって、画像処
理内容特定情報記録媒体に記録された画像処理内容特定
情報を電子的に読み取る形態である。そして、本願にお
いて、画像処理済デジタル画像とは、画像処理内容特定
情報記録媒体に記録されている画像処理内容特定情報に
より特定されている内容の画像処理を施されたデジタル
画像のことである。
【0046】デジタルデータであるAとBとを照合可能
に記憶する形態としては、直接照合可能に記憶する形態
であってもよいし、間接的に照合可能に記憶する形態で
あってもよい。直接照合可能に記憶する形態としては、
互いに対応するAとBとでファイル番号を同じ番号又は
一体一対応する番号にする形態や、互いに対応するAと
Bとに同じID番号を付与する形態や、対応するAとB
との少なくとも一方に相手のファイル番号を付与する形
態などが挙げられる。また、間接的に照合可能に記憶す
る形態としては、互いに対応するAのファイル番号とB
のファイル番号との対応を別に記憶する形態や、互いに
対応するAに付与されたID番号とBに付与されたファ
イル番号との対応を別に記憶する形態などが挙げられ
る。
【0047】プリント枚数情報記憶手段は、プリント手
段を構成する装置又は装置群の内部又は外部にあり、プ
リント手段と接続されたRAMやハードディスクなどの
記憶装置でもよいし、可搬性の情報記録媒体であっても
よい。
【0048】可搬性の情報記憶媒体としては、フロッピ
ーディスクや磁気テープなどの磁気記録媒体やCD−R
OMなどの光学記録媒体やMOなどの光磁気記録媒体な
どの記録媒体や、電池バックアップされたRAMチップ
やICカードや、ROMチップなどが挙げられる。これ
らの記憶媒体のなかで、記録媒体や電池バックアップさ
れたRAMチップやICカードなどのプリンティングシ
ステムから分離・交換または書き換えできる不揮発性の
記憶媒体である方が、容易に分離・交換および書き換え
ができるので好ましい。
【0049】複写用原稿は、複写原画を記録する媒体
で、感光材料に複写原画を露光して、露光された感光材
料を現像処理して得てもよいし、昇華型色素を受像する
媒体に感熱昇華型プリンタで複写原画を作成してもよい
し、他の方法で得てもよい。また、支持体はガラスでも
よいしフィルムでもよいし他のものでもよい。
【0050】感光材料には、用途により、撮影用感光材
料や、プリント用感光材料や、複写用感光材料などが挙
げられ、また、材料により、ハロゲン化銀感光材料や、
電子写真用感光体などが挙げられるが、本発明において
は、ハロゲン化銀感光材料が鮮鋭性や階調性や色再現性
などの観点から好ましい。そして、複写用感光材料とし
て、撮影用感光材料やプリント用感光材料などを用いて
もよい。撮影用感光材料には、撮影用感光フィルムや撮
影用感光ガラス板や撮影用感光紙などが挙げられる。プ
リント用感光材料には、印画紙やプリント用フイルムな
どが挙げられる。
【0051】感光材料にデジタル露光することにより画
像出力する画像出力手段としては、デジタル画像情報に
応じて発光するライン状発光素子群に対して感光材料を
相対的に移動させて露光することにより画像出力する装
置や、デジタル画像情報に応じて発光する面状発光素子
群により感光材料に密着露光することにより画像出力す
る装置や、デジタル画像情報に応じて発光する面状発光
素子群から感光材料に投影露光することにより画像出力
する装置やデジタル画像情報に応じて発光するレーザ光
のような収束光を感光材料上に走査することで画像出力
する装置などが挙げられる。そして、デジタル画像情報
に応じて発光する面状発光素子群から感光材料に投影露
光することにより画像出力する装置としては、デジタル
画像情報に応じて発光するCRTから感光材料に投影露
光することにより画像出力する装置や、デジタル画像情
報に応じて発光するTFT素子から感光材料に投影露光
することにより画像出力する装置などが挙げられる。
【0052】パターン画像情報は、絵柄画像情報である
必要はなく、テキスト形式の文字画像情報などであって
も構わない。パターン画像と写真画像の合成画像は、パ
ターン画像と写真画像とが重なっていてもよいし、離れ
ていてもよいが、本発明は重なっている場合に効果が顕
著である。また、パターン画像と写真画像の合成画像
は、1の写真画像だけでなく、複数の写真画像が合成さ
れていてもよいし、また、1のパターン画像だけでなく
複数のパターン画像が合成されていてもよいし、また、
イラスト画像や絵画画像などの他の第二の画像が合成さ
れていてもよい。また、もちろん、パターン画像には、
文字画像だけでなく、絵文字の画像や記号の画像や数字
の画像なども含まれることはいうまでもない。
【0053】
【発明の実施の形態】以下に本発明に関する具体例の一
例を実施形態として示すが、本発明はこれらに限定され
ない。また、実施形態には、用語等に対する断定的な表
現があるが、本発明の好ましい例を示すもので、本発明
の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
【0054】実施形態1 本実施形態のプリント生産システムは、写真画像が記録
された写真原稿であるハロゲン化銀カラーネガ写真フィ
ルムを現像処理し6駒分以下の長さ毎に切断された短尺
ネガフィルム(以下、フィルムと略す)840と、この
フィルム840に記録されている写真画像に施す画像処
理の内容を特定する画像処理内容特定情報が記録されて
いる画像処理内容特定情報記録媒体である注文シート8
20との組が複数存在する中から、あるフィルム840
に記録されている写真画像に、当該フィルム840に対
応する画像処理内容特定情報記録媒体である注文シート
820に記録されている画像処理内容特定情報により特
定されている内容の画像処理を施した画像処理済デジタ
ル画像を生産する画像生産システムにより生産された画
像処理済デジタル画像から出力して、画像処理済デジタ
ル画像のプリントを生産するものである。本実施形態の
プリント生産システムの概略構成を図1に示す。以下、
詳細に説明する。
【0055】注文シート820は、写真画像に施す画像
処理の内容を特定するものであるが、取扱店には、各内
容の画像処理に番号を付して表示してあり、注文者は、
この表示を見て、写真画像に施す画像処理の内容を特定
する番号を注文シート820に記入する。そして、取扱
店が、ID情報811(図1では『1234』という番
号)が記入されている写真袋810に、フィルム840
が収容された図2に示すようなフィルム袋830(本実
施形態ではネガシート・フィルムがカラーリバーサルフ
ィルムである場合はスリーブシートになる)と、図4に
示すような注文シート820とを入れて、注文者情報
(住所・氏名・電話番号など)、納品日情報、納品先情
報を記入して、本プリント生産システムに出荷する。
【0056】次に、本プリント生産システムで生産され
るプリントの例を図6〜17に示す。但し、( )内の
番号は注文シート820を説明するために付けた番号の
例である。これら図6〜図17に示すプリントの元にな
る画像処理済デジタル画像の元の写真画像I11を図5
に示す。以下、各画像処理の内容と得られるプリントに
ついて説明する。
【0057】図6に、吹き出し文字入れの画像処理(番
号WL01)をされた画像処理済デジタル画像から得ら
れたプリントを示す。吹き出し文字入れの画像処理は、
先ず、所定の形状の吹き出しI22を元の写真画像I1
1の所定の位置に重ねて、次に、所定の位置に文字画像
I23を重ねる処理である。
【0058】図7に、文字入れの画像処理(番号NL1
1)をされた画像処理済デジタル画像から得られたプリ
ントを示す。文字入れの画像処理は、元の写真画像I1
1の所定の位置に文字画像I26を重ねる処理である。
【0059】図8に、楕円額付の画像処理(番号F0
1)をされた画像処理済デジタル画像から得られたプリ
ントを示す。楕円額付の画像処理は、パターン画像の重
ね合わせの画像処理であり、元の写真画像I11の所定
の位置に所定の楕円額画像I32を重ねる処理である。
この画像処理の代わりに、写真画像を所定形状・大きさ
の楕円に切り抜き、切り抜かれた写真画像I31を額画
像I32に重ねる処理をしてもよい。
【0060】図9に、額付の画像処理(番号F02)を
された画像処理済デジタル画像から得られたプリントを
示す。額付の画像処理は、パターン画像の重ね合わせの
画像処理であり、元の写真画像I11の所定の位置に所
定の額画像I42を重ねる処理である。この画像処理の
代わりに、写真画像を所定形状・大きさの長方形に切り
抜き、切り抜かれた写真画像I41を額画像I42に重
ねる処理をしてもよい。
【0061】図10に、ハートの画像処理(番号F0
3)をされた画像処理済デジタル画像から得られたプリ
ントを示す。ハートの画像処理は、パターン画像の重ね
合わせの画像処理であり、元の写真画像I11の所定の
位置に所定のハート画像I52を重ねる処理である。こ
の画像処理の代わりに、写真画像を所定形状・大きさの
ハート形に切り抜き、ハート形に切り抜かれた写真画像
I51をハート画像I52に重ねる処理をしてもよい。
【0062】図11に、透かし文字の画像処理(番号L
S05)をされた画像処理済デジタル画像から得られた
プリントを示す。透かし文字の画像処理は、所定の位置
の文字画像の文字領域を写真画像から切り抜き、異なる
色再現(図11では濃度を高くしている)にして、切り
抜かれた写真画像I61と異なる色再現になった文字領
域の写真画像I62を切り抜かれた写真画像I61のデ
ジタル画像に重ね合わせる画像処理である。
【0063】図12に、透かしパターンの画像処理(番
号PS07)をされた画像処理済デジタル画像から得ら
れたプリントを示す。透かしパターンの画像処理は、図
12では所定の位置の2つのハート形の領域であるパタ
ーン画像のパターン領域を写真画像のデジタル画像から
切り抜き、異なる色再現(図12では色調をレッド調モ
ノクロームにしている)にして、切り抜かれた写真画像
I66と異なる色再現になったパターン領域の写真画像
I67を切り抜かれた写真画像I66のデジタル画像に
重ね合わせる画像処理である。
【0064】図13に、スポット効果の画像処理(番号
PS11)をされた画像処理済デジタル画像から得られ
たプリントを示す。スポット効果の画像処理は、写真画
像の所定の位置の略角丸長方形の領域であるパターン画
像のパターン領域を写真画像のデジタル画像から切り抜
き、異なる色再現(図13では濃度を低くしている)に
して、切り抜かれた写真画像I71と異なる色再現にな
ったパターン領域の写真画像I72を切り抜かれた写真
画像I71のデジタル画像に重ね合わせる画像処理であ
る。
【0065】図14に、トリミングの画像処理(番号T
01)をされた画像処理済デジタル画像から得られたプ
リントを示す。トリミングの画像処理は、写真画像の所
定の位置の長方形の領域であるパターン画像のパターン
領域I82を写真画像のデジタル画像から切り抜く画像
処理である。
【0066】図15に、ボカシの画像処理(番号S0
1)をされた画像処理済デジタル画像から得られたプリ
ントを示す。ボカシの画像処理は、写真画像の所定の位
置・形状の楕円形のパターン画像のパターン領域I93
の重み付けを1にして、その外側の所定の位置・形状の
楕円形の外側のパターン画像のパターン領域I91の重
み付けを0にして、その間の領域I92の重み付けをパ
ターン領域I93に近い方からパターン領域I91に近
い方へ減らしていく重み付けで白色一様画像と合成する
画像処理である。
【0067】図16に、トリミング・パターン・文字入
れの画像処理(番号TL22)をされた画像処理済デジ
タル画像から得られたプリントを示す。トリミングの画
像処理は、図14の説明で説明したとおりである。そし
て、その後に、所定の位置にパターン画像I84を重ね
合わせ、さらに、パターン画像I84と別の所定の位置
に文字画像I83を重ね合わせる画像処理である。
【0068】図17に、ボカシ・デザイン文字入れの画
像処理(番号SL11)をされた画像処理済デジタル画
像から得られたプリントを示す。ボカシの画像処理は、
図15の説明で説明したとおりである。そして、その後
に、所定の位置にデザイン文字画像I94を重ね合わせ
る画像処理である。なお、デザイン文字画像I94は所
定のフォントの文字画像を幾何学変換した画像である。
【0069】フィルム袋830は、図2に示すように、
1枚のシートをX方向の一端(図2では左端)で折り返
して形成されたもので、図2の面に対して垂直な方向で
奥側のシート92と手前側のシート93とを図2で破線
で示す部分を破線状に接着して形成されたものである。
この破線状の接着で図2に示すように複数の収容部71
〜76が形成される。このフィルム袋830の収容部7
1〜76は、フィルム840の幅(幅手方向の長さ・Y
方向の長さ)よりも広い幅であり、かつ、最長のフィル
ム840の長さ(長手方向の長さ・X方向の長さ)より
も長いものであるので、各収容部71〜76に各々1枚
のフィルム840が長手方向に移動自在に収容できる。
また、1枚のシートをX方向の一端(図2では左端)で
折り返して形成されたものであるので、X方向の他端
(図2の右端)がフィルム840を挿入したり取り出し
たりする口になっている。
【0070】注文シート820は、図3に示すように、
画像処理済プリントを注文する写真画像を特定するため
の注文写真画像記入欄3を図3のA方向に図2に示され
るフィルム袋830に収容されるフィルム840に記録
される最も多い写真画像数(本実施形態では6である)
有し、また、図3のB方向(A方向と直交する方向)に
図2に示されるフィルム袋830の最大の収容部の数
(本実施形態では7である)有するものである。
【0071】そして、この注文シート820には、これ
ら注文写真画像記入欄3の一群のB方向の一方(図3で
は上方)に、記入欄駒番表示欄11〜16が設けられて
いる。そして、この記入欄駒番表示欄11〜16は、
『左からNA駒目』(NAは1〜6)と表示して、A方
向の一端(図3では左端)からNA番目の注文写真画像
記入欄がフィルム840の長手方向の一端(図2でX方
向の左端)からNA番目の写真画像の注文写真画像記入
欄であることを示している。従って、長手方向の一端か
ら何番目ということで、注文写真画像記入欄の位置が定
まるので、フィルム840がフィルム袋830の収容部
で長手方向(図2でX方向)に移動しても、フィルム袋
830に注文内容を記入するときのような問題がない。
【0072】また、この注文シート820には、これら
の注文写真画像記入欄3の一群のA方向の一方(図3で
は左方)に、記入欄フィルム番表示欄21〜27が設け
られている。そして、この記入欄フィルム番表示欄21
〜27は、『上からNB列目』(NBは1〜7)と表示
して、B方向の一端(図3では上端)からNB番目の注
文写真画像記入欄がフィルム840の幅手方向の一端
(図2でY方向の上端)からNB番目のフィルムの注文
写真画像記入欄であることを示す記入欄フィルム番表示
欄21〜27が設けられている。
【0073】そして、この注文シート820の左上隅に
は、シート種別表示欄2が設けられ、『注文シート』と
表示して、このシートが注文シートであることを示して
いる。
【0074】次に、この注文シート820を用いた注文
の仕方を説明する。この注文シート820に注文内容を
記入した例を図4に示す。注文写真画像記入欄3は、中
が十字に区切られ、縦の線が二重になっており、この注
文写真画像記入欄3の左側の上下の欄が1つの注文を、
右側の上下の欄が他の注文を記入するための欄となる。
そして、上側の欄が画像処理内容特定情報を記入する欄
で、下側の欄がプリント枚数を記入する欄である。
【0075】例えば、写真画像51は上から1列目のフ
ィルムの左から1駒目なので、写真画像51に対する画
像処理済プリントの注文は上から1番目で左から1番目
の注文写真画像記入欄3に記入される。そして、この写
真画像51に対する画像処理の内容が図7の説明で説明
した文字入れの画像処理である場合、この注文写真画像
記入欄3の左上欄31に、この画像処理の内容を特定す
る記号である『L11』が記入される。そして、この写
真画像51から得られた画像処理済デジタル画像のプリ
ントのプリント枚数が3枚である場合、この注文写真画
像記入欄3の左下欄32に『3』と記入される。
【0076】また、写真画像54は上から4列目のフィ
ルムの左から4駒目なので、写真画像54に対する画像
処理済プリントの注文は上から4番目で左から4番目の
注文写真画像記入欄3に記入される。そして、この写真
画像54に対する画像処理の内容が図11の説明で説明
した透かし文字の画像処理である場合、この注文写真画
像記入欄3の左上欄34に、この画像処理の内容を特定
する記号である『LS05』が記入される。そして、こ
の写真画像54から得られた画像処理済デジタル画像の
プリントのプリント枚数が1枚である場合、この注文写
真画像記入欄3の左下欄35に『1』と記入される。
【0077】また、写真画像57は上から5列目のフィ
ルムの左から2駒目なので、写真画像57に対する画像
処理済プリントの注文は上から5番目で左から2番目の
注文写真画像記入欄3に記入される。そして、この写真
画像57に対する画像処理の内容が図15の説明で説明
したボカシの画像処理である場合、この注文写真画像記
入欄3の左上欄37に、この画像処理の内容を特定する
記号である『S01』が記入される。そして、この写真
画像57から得られた画像処理済デジタル画像のプリン
トのプリント枚数が1枚である場合、この注文写真画像
記入欄3の左下欄38に『1』と記入される。
【0078】また、写真画像60は上から6列目のフィ
ルムの左から4駒目なので、写真画像60に対する画像
処理済プリントの注文は上から6番目で左から4番目の
注文写真画像記入欄3に記入される。そして、この写真
画像60に対する画像処理の内容が図17の説明で説明
したボカシの画像処理である場合、この注文写真画像記
入欄3の左上欄40に、この画像処理の内容を特定する
記号である『SL11』が記入される。そして、この写
真画像60から得られた画像処理済デジタル画像のプリ
ントのプリント枚数が1枚である場合、この注文写真画
像記入欄3の左下欄41に『1』と記入される。
【0079】また、写真画像62は上から2列目のフィ
ルムの左から6駒目なので、写真画像62に対する画像
処理済プリントの注文は上から2番目で左から6番目の
注文写真画像記入欄3に記入される。そして、この写真
画像62に対する画像処理が複数あり、その一方の内容
が図16の説明で説明したボカシの画像処理であり、こ
の画像処理で得られた画像処理済デジタル画像のプリン
トのプリント枚数が5枚であり、また、他方の内容が図
8の説明で説明した楕円額付の画像処理であり、この画
像処理で得られた画像処理済デジタル画像のプリントの
プリント枚数が1枚である場合、この注文写真画像記入
欄3の左上欄42に、一方の画像処理の内容を特定する
記号である『TL22』が記入され、この注文写真画像
記入欄3の左下欄43に『5』と記入され、この注文写
真画像記入欄3の右上欄44に、他方の画像処理の内容
を特定する記号である『F01』が記入され、この注文
写真画像記入欄3の右下欄45に『1』と記入される。
【0080】上述のようにして、フィルム840が収容
されたフィルム袋830と、注文内容に応じて、プリン
トされる各写真画像に対する画像処理特定情報やプリン
ト枚数情報が記録された注文シート820とが入れら
れ、ID情報(図1では『1234』というID番号で
表示されている)811が記入されている写真袋810
が、本プリント生産システムに入荷される。
【0081】すると、先ず、受注受付装置220で、写
真袋810に記入されているID情報811と注文者情
報、納品日情報、納品先情報と、注文シート820に記
入されている各写真画像の画像処理内容特定情報とプリ
ント枚数情報とを、操作者が読み取りキーボードから入
力したり、又は、受注受付装置220に付属するOCR
読取装置で読み取ったりして、ID情報、注文者情報、
納品日情報、納品先情報、プリントする各写真画像の位
置情報(本実施形態では写真画像がフィルム袋830の
上から何番目のフィルムの左から何番目の駒であるかの
情報)と画像処理内容特定情報とプリント枚数情報を関
連付けて得る。なお、注文シート820の注文写真画像
記入欄3の対応する上下の欄に画像処理内容特定情報と
プリント枚数情報とが記入されているものだけが正式な
注文であるとして処理することは言うまでもない。そし
て、受注受付装置220は、ID情報、注文者情報、納
品日情報、納品先情報、各写真画像の位置情報と画像処
理内容特定情報とプリント枚数情報とから、ID番号を
ファイル番号とする注文者情報、納品日情報、納品先情
報を記憶する注文内容ファイルと、ID情報と各写真画
像の位置情報とからなるファイル番号の画像処理内容特
定情報とプリント枚数情報と、必要に応じてその他の情
報を記憶する画像処理内容特定ファイルF5とを、作成
する。そして、受注受付装置220で得られた注文内容
ファイルと画像処理内容特定ファイルF5とをサーバ3
00に送り、記憶させる。
【0082】次に、受注受付装置220で受付処理され
た写真袋810は、画像入力装置360の操作者に送ら
れ、画像入力装置360の操作者は、先ず、写真袋81
0のID情報を画像入力装置360のキーボードから入
力する。すると、画像入力装置360は、このID情報
に基づいて、サーバ300に記憶されている注文内容フ
ァイルと画像処理内容特定ファイルF5を読み出し、I
D情報と、注文者情報と、納品日情報と、納品先情報
と、画像処理内容特定ファイルF5のファイル番号の写
真画像の位置情報の部分と、もしあれば、画像処理内容
特定ファイルF5に記憶されている主たる写真画像以外
の写真画像の位置情報を示す情報と(これらにより、写
真原稿のどの写真画像が画像処理の注文がされているか
分かる)をモニタに表示する。そして、画像入力装置3
60の操作者は、モニタの表示を見て、写真袋810に
入っているフィルム袋830からプリントする写真画像
を有するフィルム840を取り出しスキャナ370にセ
ットする。すると、スキャナ370は画像入力装置36
0からの写真画像の位置情報に関する情報に基づいて、
プリントする写真画像の撮像を行い、デジタル信号を画
像入力装置360に送る。そして、画像入力装置360
は送られたデジタル信号からデジタル画像を作成し、モ
ニタに送られたデジタル信号から得られたデジタル画像
の表示画像を表示する。そして、操作者が、所望の条件
を満足するデジタル画像が得られたかどうか確認し、O
Kであれば、得られたデジタル画像を「D」の字とID
情報と各写真画像の位置情報とをファイル番号とするデ
ジタル画像ファイルF6を作成し、作成したデジタル画
像ファイルF6をサーバ300に送り、記憶させる。も
し、NGであれば、再度スキャナ370にフィルム84
0をセットし撮像からやり直す。
【0083】次に、画像入力装置360で画像入力処理
された写真袋810は、画像処理出力装置380の操作
者に送られ、画像処理出力装置380の操作者は、先
ず、写真袋810のID情報を画像処理出力装置380
のキーボードから入力する。そして、サーバ300から
そのID情報に該当する画像処理内容特定ファイルF5
を読み出す。読み出した画像処理内容特定ファイルF5
で特定される画像処理内容ファイルF3を読み出し、画
像処理内容ファイルF3で特定される画像処理が発注者
情報(氏名・住所・電話番号など)で特定される内容の
文字画像を使用するものがある場合、そのID情報に該
当する注文内容ファイルをサーバ300から読み出し、
該当する文字を抜き出し、「L」の字とID情報と写真
画像の位置情報とをファイル番号とする該当する文字を
記憶する文字ファイルF7を作成し、また、画像処理内
容特定ファイルに文字ファイル番号を追加し、サーバ3
00に送り、記憶させる。その後、プリントする各写真
画像の写真画像処理内容特定情報毎に、画像処理する。
【0084】画像処理出力装置380の画像処理に用い
られる画像処理ソフトとファイルとの関係を図18に示
す。この画像処理ソフトPSに用いるファイルは以下の
通りである。初期設定ファイルF1はこの画像処理ソフ
トPSを起動させるための初期設定に用いられるファイ
ルである。初期設定ファイルF1の本実施形態でのファ
イル番号はINTである。LUTファイルF2は、この
画像処理ソフトPSで用いられる階調変換などのLUT
変換に用いられるLUTデータを記憶したファイルであ
る。LUTファイルF2の本実施形態でのファイル番号
はLUT○○で示される番号である。この画像処理ソフ
トPSで用いられる階調変換には、通常の階調変換だけ
でなく、濃度を全体的に濃くする階調変換や、濃度を全
体的に薄くする階調変換や、彩度を上げる階調変換や、
彩度を下げる階調変換や、モノクローム化する階調変換
や、モノクローム化してセピア調、レッド調、イエロー
調、グリーン調、シアン調、ブルー調又はマゼンタ調な
どにする階調変換や、色相を変える階調変換や、特定色
相の色を別の色相の色に変換する階調変換などが挙げら
れ、これらはB,G,R毎の1次元LUT又はB,G,
Rの3次元LUTにより実行することができる。
【0085】画像処理内容ファイルF3は、各ファイル
毎に、そのファイルのファイル番号に相当する取扱店で
表示されている番号の内容の画像処理を行うための画像
処理の手順、各手順で行う内容、各手順で利用するテン
プレート画像のファイル番号、各手順で使用するLUT
ファイルのファイル番号、各手順がデジタル画像を用い
るか否か、各手順が文字ファイルを用いるか否か、各手
順で文字ファイルの中のどの情報を用いるかなどを記憶
したファイルである。画像処理内容ファイルF3の本実
施形態でのファイル番号は、画像処理の番号(取扱店で
表示されている番号)である。
【0086】テンプレート画像ファイルF4は、パター
ン画像情報の一種であり、画像処理に用いられるテンプ
レート画像(例えば、図8の説明で用いられた楕円額画
像や図14の説明で用いられた長方形の画像、図16の
説明で用いられたパターン画像などである。)を記憶し
たファイルである。テンプレート画像ファイルF4の本
実施形態でのファイル番号はTP○○○で示される番号
である。
【0087】画像処理内容特定ファイルF5は、画像処
理の内容を特定する画像処理内容特定データ及びその画
像処理により得られた画像処理済デジタル画像からプリ
ントするプリント枚数を特定するプリント枚数特定デー
タのファイルで、各写真画像の各画像処理毎に作成され
たファイルで、各写真画像に施される画像処理の番号
(取扱店に示されている画像処理の番号と同じ)と、こ
の画像処理で画像処理された画像処理済デジタル画像か
らのプリント枚数と、もし主たる写真画像以外の写真画
像を用いる画像処理であれば、画像処理に用いる他の写
真画像のデジタル画像のファイル番号と、もし対応する
文字ファイルがあれば、その文字ファイル番号とを記憶
したファイルである。画像処理内容特定ファイルF5の
本実施形態でのファイル番号は、ID情報と各写真画像
の位置情報とでファイル番号となっており、1つの写真
画像に対して複数の画像処理が注文されている場合はサ
ブ番号が付される。
【0088】デジタル画像ファイルF6は、画像入力装
置360で入力されたデジタル画像を記憶するファイル
である。デジタル画像ファイルF6の本実施形態でのフ
ァイル番号は、「D」の字とID情報と各写真画像の位
置情報とでファイル番号となっており、画像処理内容特
定ファイルF5から照合可能になっている。
【0089】文字ファイルF7は、写真画像に合成され
る文字画像の文字データと、文字画像が合成される写真
画像上の位置を示す位置情報とを記憶するファイルであ
る。文字ファイルF7の本実施形態でのファイル番号
は、「L」の字とID情報と各写真画像の位置情報とで
ファイル番号となっており、画像処理内容特定情報から
照合可能になっている。
【0090】画像処理済デジタル画像ファイルF8は、
画像処理で得られた画像処理済デジタル画像とプリント
枚数情報とを記憶するファイルである。画像処理済デジ
タル画像ファイルF8の本実施形態でのファイル番号
は、「P」の字と画像処理された写真画像のID情報と
写真画像の位置情報とでファイル番号となっており、画
像処理内容特定情報と互いに照合可能になっている。ま
た、同じ写真画像から複数の画像処理済デジタル画像を
得る場合は、サブ番号が付く。
【0091】また、一時画像ファイルF9は、画像処理
の中間で作成されたデジタル画像を記憶する一時的なフ
ァイルである。一時画像ファイルF9のファイル番号
は、「T」の字とID情報と各写真画像の位置情報と連
番号(一単位の画像処理で、一時的に作成される順番を
番号化したもの)とでファイル番号となっている。この
一時的なファイルは画像処理が済むと消去される画像処
理出力装置内のファイルである。
【0092】画像処理出力装置380の画像処理は、以
下の手順で行われる。先ず、画像処理出力装置の操作者
は写真袋のID情報を入力する。すると、入力したID
情報から、写真画像の位置情報の順に、画像処理内容特
定ファイルF5とデジタル画像ファイルF6を読み出
す。そして、読みだした画像処理内容特定ファイルF5
に記憶されている画像処理の番号に基づいて、画像処理
内容ファイルF3を読み出す。そして、画像処理内容フ
ァイルF3に記憶されている手順に従って、必要なファ
イルを開け、適宜一時画像ファイルF9を作成しながら
画像処理し、画像処理済デジタル画像を得る。そして、
得られた画像処理済デジタル画像を画像処理内容特定フ
ァイルF5に記憶されているプリント枚数とともに画像
処理済デジタル画像ファイルF8に記憶させる。
【0093】次に、画像処理出力装置380の画像出力
は、以下の手順で行われる。先ず、ID情報から、写真
画像の位置情報の順に画像処理済デジタル画像ファイル
F8を読み出し、接続しているプリンタ390に応じた
階調変換や信号処理を行い、出力信号をプリンタ390
に送り、プリンタにプリント枚数特定情報で特定されて
いる枚数のプリントを作成させる。そして、順次、画像
処理済デジタル画像ファイルF8を読み出し、プリント
を作成する。そして、画像処理出力装置の操作者は作成
されたプリントを写真袋810に詰める。
【0094】なお、本実施形態では、文字ファイルF7
を作成するのに受注受付装置220を用いたが、専用の
文字入力装置を受注受付装置220に接続し、この専用
の文字入力装置から文字データを入力して文字ファイル
F7を作成してもよい。この場合、注文シート820
に、写真画像の位置情報を特定するデータと文字データ
を記入する欄が設けられる。そして、受注受付処理が終
わった写真袋810がこの専用の文字入力装置の操作者
に渡され、この専用の文字入力装置の操作者がこの文字
データ記入欄に記入されている文字データを入力し、こ
の写真袋810のID情報と注文シートに記入されてい
る写真画像の位置情報を入力する。そして、この専用の
文字入力装置は、入力された文字データから文字ファイ
ルF7を作成し、入力されたID情報と写真画像の位置
情報に応じたファイル番号を付して、受注受付装置22
0を通して、サーバ300に記憶させる。これにより、
大量の文字データを入力することができ、定型的な文字
や言葉や文章だけでなく、個性的な文字や言葉や文章が
合成された画像処理済デジタル画像やこの画像処理済デ
ジタル画像から得られるプリントを得ることができる。
【0095】実施形態2 本実施形態は実施形態1の変形形態であり、図19にそ
の概略構成を示すように、サーバ300を用いない形態
である。以下、実施形態1と相違する点のみ説明する。
【0096】受注受付装置220は、受注受付装置22
0で作成した注文内容ファイルと画像処理内容特定ファ
イルF5とをサーバ300に送るのではなく、記憶す
る。
【0097】画像入力装置360は、入力されたID情
報に基づいて、サーバ300でなく受注受付装置200
に記憶されている注文内容ファイルと画像処理内容特定
ファイルF5を読み出す。作成したデジタル画像ファイ
ルF6をサーバ300に送るのではなく、記憶する。ま
た、画像処理内容特定ファイルF5に、対応するデジタ
ル画像ファイルのファイル番号を追加し、作成した画像
処理内容特定ファイルF5をサーバ300ではなく受注
受付装置200に送り、記憶させる。
【0098】画像処理出力装置380はそのキーボード
から入力されたID情報に該当する画像処理内容特定フ
ァイルF5や注文内容ファイルをサーバ300ではなく
受注受付装置200から読み出す。作成した文字ファイ
ルF7はサーバ300に送るのではなく、記憶する。
【0099】画像処理出力装置380は、ID情報と各
写真画像の位置情報とから、サーバ300ではなく受注
受付装置200から画像処理内容特定ファイルF5を読
み出す。そして、画像処理に必要なファイルを受注受付
装置200や画像入力装置360から読み出し、適宜一
時画像ファイルF9を作成しながら画像処理し、得られ
た画像処理済デジタル画像を画像処理内容特定ファイル
F5に記憶されているプリント枚数とともに画像処理済
デジタル画像ファイルF8に記憶させる。
【0100】このようにすることにより、サーバを用い
なくても、画像処理内容特定データとデジタル画像とを
照合可能に記憶することができる。
【0101】なお、本実施形態では、文字ファイルF7
を作成するのに受注受付装置220を用いたが、専用の
文字入力装置を受注受付装置220や画像入力装置36
0と並列に接続し、この専用の文字入力装置から文字デ
ータを入力して文字ファイルF7を作成し、記憶しても
よい。この場合、注文シート820に、写真画像の位置
情報を特定するデータと文字データを記入する欄が設け
られる。そして、受注受付処理が終わった写真袋810
と注文シート820がこの専用の文字入力装置の操作者
に渡され、この専用の文字入力装置の操作者が注文シー
ト820の文字データ記入欄に記入されている文字デー
タを入力し、この写真袋810のID情報と注文シート
820に記入されている写真画像の位置情報を入力す
る。そして、この専用の文字入力装置は、入力された文
字データから文字ファイルF7を作成し、入力されたI
D情報と写真画像の位置情報に応じたファイル番号が付
して記憶する。そして、画像処理出力装置380が必要
な文字ファイルF7をこの専用の文字入力装置から読み
だすことになる。これにより、大量の文字データを入力
することができ、定型的な文字や言葉や文章だけでな
く、個性的な文字や言葉や文章が合成された画像処理済
デジタル画像やこの画像処理済デジタル画像から得られ
るプリントを得ることができる。
【0102】実施形態3 本実施形態は実施形態2の変形形態であり、図20にそ
の概略構成を示すように、各装置の操作者は写真袋81
0を用いない形態である。以下、実施形態2と相違する
点のみ説明する。
【0103】注文シート820に、画像処理に用いられ
る文字情報が記入されている。
【0104】フィルム840が収容されたフィルム袋8
30と注文シート820とが入れられたID情報811
が記入されている写真袋810が本プリント生産システ
ムに入荷されると、先ず、フィルム袋830にID情報
831を、注文シート820にID情報821を付与す
る。そして、ID情報821を付与された注文シート8
20を受注受付装置220の操作者に、ID情報831
を付与されたフィルム袋830を画像入力装置360の
操作者に、フィルム袋830を画像処理出力装置380
の操作者にそれぞれ渡す。
【0105】先ず、受注受付装置220で、ID情報8
11と注文シート820に記入されている各写真画像の
画像処理内容特定情報とプリント枚数情報と文字情報と
を、操作者が読み取りキーボードから入力したり、又
は、受注受付装置220に付属するOCR読取装置で読
み取ったりして、ID情報、プリントする各写真画像の
位置情報と画像処理内容特定情報とプリント枚数情報と
文字情報とを関連付けて得る。そして、受注受付装置2
20は、ID情報、各写真画像の位置情報と画像処理内
容特定情報とプリント枚数情報と文字情報とから、ID
情報と各写真画像の位置情報とからなるファイル番号の
各写真画像の位置情報と画像処理内容特定情報とプリン
ト枚数情報を記憶する画像処理内容特定ファイルF5
と、「L」の字とID情報と各写真画像の位置情報とか
らなるファイル番号の文字ファイルF7を作成する。そ
して、受注受付装置220で得られた文字ファイルF7
と画像処理内容特定ファイルF5とを記憶する。
【0106】次に、画像入力装置360の操作者は、フ
ィルム袋830のID情報831を画像入力装置360
のキーボードから入力する。すると、画像入力装置36
0は、このID情報に基づいて、受注受付装置200に
記憶されている画像処理内容特定ファイルF5を読み出
し、ID情報と各写真画像の位置情報をモニタに表示す
る。そして、画像入力装置360の操作者は、モニタの
表示を見て、フィルム袋830からプリントする写真画
像を有するフィルム840を取り出しスキャナ370に
セットする。すると、スキャナ370は画像入力装置3
60からの写真画像の位置情報に基づいて、プリントす
る写真画像の撮像を行い、デジタル信号を画像入力装置
360に送る。そして、画像入力装置360は送られた
デジタル信号からデジタル画像を作成し、モニタに送ら
れたデジタル信号から得られたデジタル画像の表示画像
を表示する。そして、操作者が、所望の条件を満足する
デジタル画像が得られたかどうか確認し、OKであれ
ば、得られたデジタル画像を「D」の字とID情報と各
写真画像の位置情報とをファイル番号とするデジタル画
像ファイルF6を作成し、作成したデジタル画像ファイ
ルF6を記憶する。また、画像処理内容特定ファイルF
5に、対応するデジタル画像ファイルF6のファイル番
号を追加し、作成した画像処理内容特定ファイルF5を
受注受付装置200に送り、記憶させる。もし、NGで
あれば、再度スキャナにフィルム840をセットし撮像
からやり直す。
【0107】次に、写真袋810が画像処理出力装置3
80の操作者に送られると、画像処理出力装置380の
操作者は、先ず、写真袋810のID情報を画像処理出
力装置380のキーボードから入力する。そして、受注
受付装置220からそのID情報に該当する画像処理内
容特定ファイルF5と文字ファイルF7を読み出す。ま
た、画像入力装置360からそのID情報に該当するデ
ジタル画像ファイルF6を読みだす。
【0108】このように、写真袋810に入れられたフ
ィルム袋830と注文シート820にID情報を付与す
ることで、各々バラバラに各装置の操作者に渡して、バ
ラバラに処理することができ、各々効率的に処理するこ
とができる。
【0109】実施形態4 本実施形態の画像生産システムは、図21にその概略構
成を示すように、画像が記録された画像原稿であるph
oto−CD880と、このphoto−CD880に
記録されている画像に施す画像処理の内容を特定する画
像処理内容特定情報が記録されている画像処理内容特定
情報記録媒体であるICカード895との組が複数存在
する中から、あるphoto−CD880に記録されて
いる画像に、当該photo−CD880に対応する画
像処理内容特定情報記録媒体であるICカード895に
記録されている画像処理内容特定情報により特定されて
いる内容の画像処理を施した画像処理済デジタル画像を
生産する画像生産システムにより生産された画像処理済
デジタル画像から出力して、画像処理済デジタル画像の
プリントを生産するものである。以下、詳細に説明す
る。
【0110】発注者が持ってきたphoto−CD88
0を収容するphoto−CDカートリッジ890に添
付されているICカード895は、このphoto−C
Dに記録されている写真画像に施す画像処理の内容を特
定する画像処理内容特定情報が記録された画像処理内容
特定情報記録媒体である。ICカード895には表面に
ID情報896が記載されており、また、ID情報が予
め記憶されている。そして、取扱店には、各内容の画像
処理に番号を付して表示してあり、注文者は、この表示
を見て、画像に施す画像処理の内容を特定する番号など
の注文内容を指定する。すると、取扱店が、画像処理を
施す画像のphoto−CD上のファイル番号、画像処
理内容特定情報である当該画像に施す画像処理の内容を
特定する番号、プリント枚数特定情報である画像処理済
デジタル画像からの出力プリント枚数、注文者情報(住
所・氏名・電話番号など)、納品日情報、納品先情報を
ICカード895に記憶させて、発注者が持ってきたp
hoto−CD880をphoto−CDカートリッジ
890に収容し、本画像生産システムに出荷する。な
お、本画像生産システムで生産されるプリントの例は実
施形態1で示したものと同じである。
【0111】そして、photo−CD880を収容し
ICカード895が添付されたphoto−CDカート
リッジ890が本画像生産システムに入荷される、先
ず、受注受付装置220の操作者が、ICカード895
をICカードリーダ221にセットする。するとICカ
ードリーダ221が、ICカード895に記憶されてい
るID情報と注文者情報、納品日情報、納品先情報、各
画像のphoto−CD上のファイル番号画像処理内容
特定情報とプリント枚数特定情報とを読み取って、ID
情報、注文者情報、納品日情報、納品先情報、プリント
する各画像の画像処理内容特定情報とプリント枚数特定
情報を関連付けて得る。そして、受注受付装置220
は、ID情報、注文者情報、納品日情報、納品先情報、
各画像の画像処理内容特定情報とプリント枚数特定情報
とから、ID番号をファイル番号とする注文者情報、納
品日情報、納品先情報を記憶する注文内容ファイルと、
ID情報と各画像のphoto−CD上のファイル番号
とからなるファイル番号の各画像の画像処理内容特定情
報とプリント枚数特定情報を記憶する画像処理内容特定
ファイルF5とを作成する。そして、受注受付装置22
0で得られた注文内容ファイルと画像処理内容特定ファ
イルF5とを、画像入力装置に送り、記憶させる。
【0112】次に、受注受付装置220で受付処理され
たphoto−CD880を収容しICカード895が
添付されたphoto−CDカートリッジ890が、画
像入力装置360の操作者に送られ、画像入力装置36
0の操作者は、先ず、ICカード895に記載されてい
るID情報を画像入力装置360のキーボードから入力
する。そして、photo−CDカートリッジ890か
らphoto−CD880を取り出しキャディに詰め替
えCDドライバ350にセットする。すると、画像入力
装置360は、入力されたID情報に基づいて、受注受
付装置220から送られ記憶している画像処理内容特定
ファイルF5を読み出し、画像処理する画像のphot
o−CD上のファイル番号をCDドライバ350に送
る。CDドライバ350は送られたphoto−CD上
のファイル番号に基づいて、画像処理する画像をpho
to−CDから読み出し、画像入力装置360に送る。
そして、画像入力装置360は送られた画像を記憶する
「D」の字とID情報とこの画像のphoto−CD上
のファイル番号とをファイル番号とするデジタル画像フ
ァイルF6を作成し、作成したデジタル画像ファイルF
6を記憶する。また、画像処理内容特定ファイルF5
に、対応するデジタル画像ファイルのファイル番号を追
加し、作成した画像処理内容特定ファイルF5を記憶し
なおす。そして、photo−CDからの処理が全て終
わると、そのphoto−CD880のID情報に対応
する注文内容ファイルと画像処理内容特定ファイルF5
とデジタル画像ファイルF6を画像処理出力装置380
に送り、記憶させる。
【0113】次に、画像入力装置360で画像入力処理
されたphoto−CD880は再びphoto−CD
カートリッジ890に収容され、画像処理出力装置38
0の操作者に送られる。そして、画像処理出力装置38
0の操作者は、先ず、photo−CDカートリッジ8
90に添付されているICカード895のID情報89
6を画像処理出力装置380のキーボードから入力す
る。そして、サーバ300からそのID情報に該当する
画像処理内容特定ファイルF5を読み出す。読み出した
画像処理内容特定ファイルF5で特定される画像処理内
容ファイルF3を読み出し、画像処理内容ファイルF3
で特定される画像処理が発注者情報(氏名・住所・電話
番号など)で特定される内容の文字画像を使用するもの
がある場合、そのID情報に該当する注文内容ファイル
をサーバ300から読み出し、該当する文字を抜き出
し、「L」の字とID情報と画像の位置情報とをファイ
ル番号とする該当する文字を記憶する文字ファイルF7
を作成し、また、画像処理内容特定ファイルに文字ファ
イル番号を追加し、記憶する。その後、プリントする各
画像の画像処理内容特定情報毎に、画像処理する。
【0114】画像処理出力装置380の画像処理に用い
られる画像処理ソフトとファイル及びこれらの関係は、
以下説明する点以外は実施形態1と同じである。
【0115】先ず、画像処理内容特定ファイルF5は、
各画像の各画像処理毎に作成されたファイルで、ID情
報と各画像のphoto−CD上のファイル番号とでフ
ァイル番号となっており、取扱店に示されている各内容
の画像処理の番号と、対応する画像のデジタル画像のフ
ァイル番号と、この画像処理で画像処理されたデジタル
画像からのプリント枚数と、もし対応する文字ファイル
があれば、その文字ファイル番号とを記憶したファイル
である。デジタル画像ファイルF6は、「D」の字とI
D情報と各画像のphoto−CD上のファイル番号と
でファイル番号となっており、画像入力装置360で入
力されたデジタル画像を記憶するファイルである。文字
ファイルF7は、「L」の字とID情報と画像のpho
to−CD上のファイル番号とをファイル番号とする文
字を記憶するファイルである。画像処理済デジタル画像
ファイルF8は、「P」の字と画像処理された画像のI
D情報とphoto−CD上のファイル番号とをファイ
ル番号とするこの画像処理で得られた画像処理済デジタ
ル画像とプリント枚数情報とを記憶するファイルであ
る。但し、同じ画像から複数の画像処理済デジタル画像
を得る場合は、サブ番号が付く。また、一時画像ファイ
ルF9は、「T」の字とID情報と各画像のphoto
−CD上のファイル番号と連番号とでファイル番号とな
っている画像処理の中間で作成されたデジタル画像を記
憶する一時的なファイルである。この一時的なファイル
は画像処理が済むと消去される画像処理出力装置内のフ
ァイルである。
【0116】画像処理出力装置380の画像処理は、以
下の手順で行われる。先ず、画像処理出力装置の操作者
は写真袋のID情報を入力する。すると、入力したID
情報から順に画像処理内容特定ファイルF5を読み出
す。そして、読みだした画像処理内容特定ファイルF5
に記憶されている取扱店に示されている各内容の画像処
理の番号に基づいて、画像処理内容ファイルF3を読み
出す。そして、画像処理内容ファイルF3に記憶されて
いる手順に従って、必要なファイルを開け、適宜一時画
像ファイルF9を作成しながら画像処理し、得られた画
像処理済デジタル画像を画像処理内容特定ファイルF5
に記憶されているプリント枚数とともに画像処理済デジ
タル画像ファイルF8に記憶させる。
【0117】次に、画像処理出力装置380の画像出力
は、以下の手順で行われる。先ず、ID情報から、順に
画像処理済デジタル画像ファイルF8を読み出し、接続
しているプリンタ390に応じた階調変換や信号処理を
行い、出力信号をプリンタ390に送り、プリンタにプ
リント枚数特定情報で特定されている枚数のプリントを
作成させる。そして、順次、画像処理済デジタル画像フ
ァイルF8を読み出し、プリントを作成する。そして、
画像処理出力装置の操作者は作成されたプリントをph
oto−CDカートリッジ890とともに袋に詰める。
【0118】なお、画像処理出力装置380にCDライ
タを接続し、画像処理済デジタル画像をphoto−C
D880や新しいphoto−CDに記録させてもよ
い。
【0119】実施形態5 本実施形態のプリント生産システムの概略構成図を図2
2に示す。本実施形態の画像生産システムは、写真画像
が記録された写真原稿であるハロゲン化銀カラーネガ写
真フィルムを現像処理し6駒分以下の長さ毎に切断され
た短尺ネガフィルム(以下、フィルムと略す)840
と、このフィルム840に記録されている写真画像に施
す画像処理の内容を特定する画像処理内容特定情報が記
録されている画像処理内容特定情報記録媒体である注文
シート820との組が複数存在する中から、あるフィル
ム840に記録されている写真画像に、当該フィルム8
40に対応する画像処理内容特定情報記録媒体である注
文シート820に記録されている画像処理内容特定情報
により特定されている内容の画像処理を施した画像処理
済デジタル画像を生産する画像生産システムにより生産
された画像処理済デジタル画像から出力して、画像処理
済デジタル画像のプリントを生産するものである。以
下、実施形態1と相違する点を詳細に説明する。
【0120】画像処理出力装置の代わりに画像処理装置
340と画像出力装置400というように独立の装置に
分割された点が先ず実施形態1と相違する。画像入力装
置360で画像入力処理された写真袋810は、画像処
理装置340と画像出力装置400の操作者に送られ、
この操作者は、先ず、写真袋810のID情報を画像処
理装置340のキーボードから入力する。そして、サー
バ300からそのID情報に該当する画像処理内容特定
ファイルF5を読み出す。読み出した画像処理内容特定
ファイルF5で特定される画像処理内容ファイルF3を
読み出し、画像処理内容ファイルF3で特定される画像
処理が発注者情報(氏名・住所・電話番号など)で特定
される内容の文字画像を使用するものがある場合、その
ID情報に該当する注文内容ファイルをサーバ300か
ら読み出し、該当する文字を抜き出し、「L」の字とI
D情報と写真画像の位置情報とをファイル番号とする該
当する文字を記憶する文字ファイルF7を作成し、ま
た、画像処理内容特定ファイルに文字ファイル番号を追
加し、サーバ300に送り、記憶させる。その後、プリ
ントする各写真画像の写真画像処理内容特定情報毎に、
画像処理する。
【0121】画像処理装置340の画像処理に用いられ
る画像処理ソフトとファイルとの関係を図18に示す。
この画像処理ソフトPSに用いるファイルは実施形態1
と同じである。
【0122】画像処理装置340の画像処理は、以下の
手順で行われる。先ず、画像処理装置の操作者は写真袋
のID情報を入力する。すると、入力したID情報か
ら、順に画像処理内容特定ファイルF5とデジタル画像
ファイルF6を読み出す。そして、読みだした画像処理
内容特定ファイルF5に記憶されている注文店に示され
ている各内容の画像処理の番号に基づいて、画像処理内
容ファイルF3を読み出す。そして、画像処理内容ファ
イルF3に記憶されている手順に従って、必要なファイ
ルを開け、適宜一時画像ファイルF9を作成しながら画
像処理し、画像処理済デジタル画像を得る。そして、得
られた画像処理済デジタル画像を画像処理内容特定ファ
イルF5に記憶されているプリント枚数情報とともに画
像処理済デジタル画像ファイルF8を画像出力装置40
0に送る。また、ID情報をファイル番号とし、画像処
理済デジタル画像の画像数と、各画像処理済デジタル画
像のプリント枚数とを記憶する管理ファイルを作成し、
画像出力装置400に送る。
【0123】次に、画像出力装置400の画像出力は、
以下の手順で行われる。先ず、管理ファイルが送られる
と、画像処理済デジタル画像の画像数から、昇華型フィ
ルムプリンタ420で現在作成中のフィルムにその画像
数の画像処理済デジタル画像を出力できるか否か判断
し、現在作成中のフィルムにその画像数の画像処理済デ
ジタル画像を出力できるのであれば、現在作成中のフィ
ルムに出力し、できないのであれば、現在作成中のフィ
ルムを焼付装置500の焼付マスクへと送りださせ、新
しいフィルムを供給させ、新しいフィルムに出力する。
そして、昇華型フィルムプリンタ420に、ID情報を
送り、また、順に画像処理済デジタル画像を送り、フィ
ルムにID情報を記録させ、また、複写用原稿画像を順
に記録させる。そして、画像記録させると、この画像処
理済デジタル画像ファイルF8と管理ファイルに記録済
である情報を付加し、画像処理済デジタル画像ファイル
F8をサーバ300は送り、記憶させ、また、管理ファ
イルを中央制御記憶装置200に送り、記憶させる。
【0124】そして、中央制御記憶装置200は、ID
情報をファイル番号とする管理ファイルを順に記憶し、
焼付装置500で新たなID情報が記録されたフィルム
から焼き付ける度に、管理ファイルを焼付装置に送る。
【0125】昇華型フィルムプリンタ420は昇華色素
を受像するフィルムに、送られた画像出力信号に基づい
て作動する感熱ヘッドにより、感熱昇華型色素を受像さ
せて、複写用フィルムを形成する装置である。
【0126】そして、この画像出力装置400と昇華型
フィルムプリンタ420は、送られたID情報と画像処
理済デジタル画像情報から、送られたID情報を記録
し、また、送られた画像処理済デジタル画像の順番に複
写原画を形成して、各々の画像処理済デジタル画像から
得られる複写原画を一列に並べて記録された複写用フィ
ルムを作成するものである。
【0127】そして、昇華型フィルムプリンタ420で
形成された複写用フィルムは、昇華型フィルムプリンタ
420と焼付装置500の焼付マスクとを連結する所定
の搬送路に沿って、順次搬送され、焼付装置500に送
られる。従って、昇華型フィルムプリンタ420で形成
された複写用フィルムの順番と複写用フィルムに記録さ
れた複写原画の順番は狂うことなく、その順番のまま焼
付装置500の焼付マスクにセットされることになる。
これにより、複写用フィルムが作成された順に焼付マス
クに搬送されるので、複写用フィルムの順が狂うことが
なく、各複写フィルム毎のプリント枚数の間違いなく、
効率的にプリントを得ることができる。
【0128】焼付装置500は、送られた複写用フィル
ムの新たなID情報を読み取ると、中央制御記憶装置2
00から管理ファイルを送らせ、管理ファイルに記憶さ
れている各画像処理済デジタル画像から得られるべきプ
リント枚数情報すなわち各複写原画から得られるべきプ
リント枚数を得て、複写用フィルムに記録された複写原
画各々を焼付マスクにセットし、複写原画各々から、送
られたプリント枚数情報のプリント枚数だけ、それぞれ
印画紙に焼き付ける。
【0129】また、焼付装置500は、印画紙の裏に印
字する印字装置が内蔵されており、ID情報に基づい
て、各ID情報毎の印画紙の先頭の印画紙に、そのID
情報を記録するようになっている。そして、焼付装置5
00で焼き付けられた印画紙は、印画紙現像処理装置5
40に送られ、印画紙現像処理装置540は、送られた
印画紙を現像処理してプリントロールにする。そして、
プリントロールはチェック機560にかけられ、チェッ
ク機560でプリントチェックされる。そして、プリン
トチェックされた後、葉書貼付切断装置580にかけら
れる。葉書貼付切断装置580は、プリントロールの1
駒1駒に葉書を貼付して打ち抜き葉書プリントにして、
包装装置620に送る。
【0130】また、焼付装置500で焼き付けられた複
写用フィルムはフィルム切断装置660に送られ、ID
情報毎に切断される。そして、ID情報毎に切断された
複写用フィルムは包装装置620に送られる。
【0131】中央制御記憶装置200は、管理ファイル
から値付け情報やリーフ発行用情報を生成し、リーフ発
行装置640に送る。リーフ発行装置640は、送られ
たID情報と値付け情報やリーフ発行用情報に基づい
て、これらの情報が記録されたリーフを発行し、包装装
置620に送る。
【0132】また、中央制御記憶装置200は、記憶し
ているID情報とサービス内容情報とプリント枚数情報
と納品先情報を包装制御装置600に送り、包装装置6
20をこれらに基づいて制御させる。
【0133】実施形態6 本実施形態のプリント生産システムの概略構成図を図2
3に示す。本プリント生産システムは、実施形態5のプ
リント生産システムの変形形態である。以下実施形態5
と相違する点のみ記載する。なお、他の点は実施形態5
と全く同じである。
【0134】画像出力装置400は、画像処理済デジタ
ル画像をフィルムレコーダ440に送り、フィルムレコ
ーダ440で複写用感光フィルムにそのID情報と画像
の潛像を記録させる点が実施形態5と相違する。
【0135】フィルムレコーダ440は、CRTの先に
レンズを通して一眼レフカメラ本体を接続した構造で、
カメラ本体のパトローネ室にセットされたパトローネか
ら送りだされた135規格のハロゲン化銀カラーネガ感
光フィルムを順次1駒づつ露出位置に送りつつ自動的に
巻き上げ、フィルムレコーダ440に送られた画像出力
信号に基づいて発光するCRTの像をレンズでカメラ本
体の露出位置の感光フィルムに露出させる装置である。
そして、新しい未露出の感光フィルムを収容したパトロ
ーネ850をセットし、パトローネ1本分の感光フィル
ムを露出しおわると、自動的に先端ベロ出し状態まで巻
き戻し、先端ベロ出し状態まで巻き戻されたパトローネ
851を取り出し、フィルム現像処理装置480にセッ
トする。なお、フィルム現像処理装置480にパトロー
ネ851をセットしてから、新しい未露出の感光フィル
ムを収容したパトローネ851をカメラ本体のパトロー
ネ室にセットする。そのために、フィルム現像処理装置
480にパトローネ851をセットしてからでないと、
新しい未露出の感光フィルムを収容したパトローネ85
1をカメラ本体のパトローネ室にセットできないように
してもよい。
【0136】なお、この画像出力装置400とフィルム
レコーダ440は、送られたID情報の潛像を形成する
とともに、画像処理済デジタル画像の順番に複写原画の
潛像を形成して、複写原画を一列に並べて記録された複
写用フィルムを作成するものである。
【0137】そして、フィルム現像処理装置480はフ
ィルム現像処理装置480にセットされた先端ベロ出し
状態のパトローネ851から感光フィルムを取り出し、
現像処理して、複写用フィルムとする。そして、現像処
理装置の出口と焼付マスクとを連結する所定の搬送路に
沿って、順次搬送され、焼付装置500に送られる。従
って、現像処理装置480から得られた複写用フィルム
の順番と複写用フィルムに記録された複写原画の順番は
狂うことなく、その順番のまま焼付装置500の焼付マ
スクにセットされることになる。これにより、複写用フ
ィルムが作成された順に焼付マスクに搬送されるので、
複写用フィルムの順が狂うことがなく、各複写フィルム
毎のプリント枚数の間違いなく、効率的にプリントを得
ることができる。
【0138】焼付装置500は、複写フィルムから実施
形態5と同様に印画紙に焼き付ける。
【0139】
【発明の効果】以下、各請求項の効果を示す。なお、引
用項と重複する効果は省略する。
【0140】請求項1により、各々の手段が安価なステ
ーションでよく、また、各々の手段で専属の操作者が操
作でき、効率的に生産でき、また、作業が定型化・単純
化されるので、操作者の熟練が不要になり、しかも、誤
りが発生しにくくなる。
【0141】請求項2により、画像処理内容特定データ
を得ることやデジタル画像を得ることと画像処理済デジ
タル画像を得ることとを時間を置いて行うことができ、
効率的に行うことができる。
【0142】請求項3により、画像処理済デジタル画像
から得られるプリントを生産するのに、高価なステーシ
ョンを不要にし、また、効率的に生産でき、作業を定型
化・単純化し、誤りが発生しにくくなる。
【0143】請求項4により、各々の手段が安価なステ
ーションでよく、また、各々の手段で専属の操作者が操
作でき、効率的に生産でき、また、作業が定型化・単純
化されるので、熟練が不要になり、しかも、誤りが発生
しにくくなる。
【0144】請求項5により、画像処理内容特定データ
を得ることやデジタル画像を得ることと画像処理済デジ
タル画像を得ることとを時間を置いて行うことができ、
効率的に行うことができる。
【0145】請求項6により、画像処理内容特定データ
とデジタル画像との記憶された照合関係が誤ったものに
なりにくい。
【0146】請求項7により、画像処理内容特定データ
とデジタル画像との記憶された照合関係が誤ったものに
なりにくい。
【0147】請求項8により、画像処理済デジタル画像
から得られるプリントを生産するのに、高価なステーシ
ョンを不要にし、また、効率的に生産でき、作業を定型
化・単純化し、誤りが発生しにくくなる。
【0148】請求項9により、プリント枚数特定情報記
録媒体が画像原稿に記録されている各画像に対する画像
処理済プリントのプリント枚数を特定するプリント枚数
情報を記録しており、このプリント枚数情報を読み取る
ので、画像処理済デジタル画像からプリントを生産する
のに、画像出力装置で、再度記録媒体を読み取ってプリ
ント枚数を入力する作業を不要にして、効率的に生産で
きる。
【0149】請求項10により、大量にプリントを作成
するための焼付原稿となる複写用原稿を作成するので、
大量のプリントを効率的に作成しつつ、画像出力時に再
度記録媒体を読み取ってプリント枚数を入力する作業を
不要にして、効率的に生産できる。
【0150】請求項11により、大量にプリントを作成
するための焼付原稿となる複写用原稿を作成するので、
大量のプリントを効率的に作成しつつ、プリント枚数情
報を複写用原稿に記録するので、複写用原稿に記録され
たプリント枚数データに応じた枚数の画像処理済デジタ
ル画像のプリントを複写用原稿から生産することがで
き、画像出力時に再度記録媒体を読み取ってプリント枚
数を入力する作業が不要になり、効率的に生産できる。
【0151】請求項12により、プリント枚数特定情報
記録媒体が画像原稿に記録されている各画像に対する画
像処理済プリントのプリント枚数を特定するプリント枚
数情報を記録しており、このプリント枚数情報を読み取
るので、画像処理済デジタル画像からプリントを生産す
るのに、画像出力装置で、再度記録媒体を読み取ってプ
リント枚数を入力する作業を不要にして、効率的に生産
できる。
【0152】請求項13により、大量にプリントを作成
するための焼付原稿となる複写用原稿を作成するので、
大量のプリントを効率的に作成しつつ、画像出力時に再
度プリント枚数特定情報記録媒体を読み取ってプリント
枚数を入力する作業を不要にして、効率的に生産でき
る。
【0153】請求項14により、大量にプリントを作成
するための焼付原稿となる複写用原稿を作成するので、
大量のプリントを効率的に作成しつつ、プリント枚数情
報を複写用原稿に記録するので、複写用原稿に記録され
たプリント枚数データに応じた枚数の画像処理済デジタ
ル画像のプリントを複写用原稿から生産することがで
き、画像出力時に再度プリント枚数特定情報記録媒体を
読み取ってプリント枚数を入力する作業が不要になり、
効率的に生産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のプリント生産システムの概略構成
図。
【図2】写真原稿袋を示す図。
【図3】注文シートを示す図。
【図4】注文内容を記入した注文シートの例を示す図。
【図5】画像処理する前の元の画像を示す図。
【図6】吹き出し文字入れの画像処理をした画像を示す
図。
【図7】文字入れの画像処理をした画像を示す図。
【図8】楕円額付の画像処理をした画像を示す図。
【図9】額付の画像処理をした画像を示す図。
【図10】ハートの画像処理をした画像を示す図。
【図11】透かし文字の画像処理をした画像を示す図。
【図12】透かしパターンの画像処理をした画像を示す
図。
【図13】スポット効果の画像処理をした画像を示す
図。
【図14】トリミングの画像処理をした画像を示す図。
【図15】ボカシの画像処理をした画像を示す図。
【図16】トリミング・パターン・文字入れの画像処理
をした画像を示す図。
【図17】ボカシ・デザイン文字入れの画像処理をした
画像を示す図。
【図18】画像処理ソフトとファイルの関係を示す図。
【図19】実施形態2のプリント生産システムの概略構
成図。
【図20】実施形態3のプリント生産システムの概略構
成図。
【図21】実施形態4のプリント生産システムの概略構
成図。
【図22】実施形態5のプリント生産システムの概略構
成図。
【図23】実施形態6のプリント生産システムの概略構
成図。
【符号の説明】
1 収容容器 810 写真袋 820 注文シート 830 フィルム袋 840 フィルム 850 パトローネ 860 スプライスフィルム 870 フロッピーディスク

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真画像が記録された写真原稿と、前記
    写真原稿に記録されている写真画像に施す画像処理の内
    容を特定する画像処理内容特定情報が記録されている画
    像処理内容特定情報記録媒体との組が複数存在する中か
    ら、ある写真原稿に記録されている写真画像に、当該写
    真原稿に対応する画像処理内容特定情報記録媒体に記録
    されている画像処理内容特定情報により特定されている
    内容の画像処理を施した画像処理済デジタル画像を生産
    する画像生産システムであって、前記画像処理内容特定
    情報記録媒体に記録されている画像処理内容特定情報か
    ら、画像処理内容特定データを得る画像処理内容特定デ
    ータ取得手段と、前記写真原稿に記録されている写真画
    像を撮像してデジタル画像を得るデジタル画像取得手段
    と、前記デジタル画像取得手段により得られた前記デジ
    タル画像に、前記画像処理内容特定データ取得手段によ
    り得られた前記画像処理内容特定データにより特定され
    た内容の画像処理を施し画像処理済デジタル画像を生産
    する画像処理手段と、を有し、前記画像処理内容特定デ
    ータ取得手段と前記デジタル画像取得手段とは独立の手
    段であることを特徴とする画像生産システム。
  2. 【請求項2】 同じ写真原稿に対応する、前記画像処理
    内容特定データ取得手段により得られた前記画像処理内
    容特定データと前記デジタル画像取得手段により得られ
    た前記デジタル画像とを、照合可能に記憶するものであ
    り、前記画像処理手段が、前記同じ写真原稿に対応する
    前記画像処理内容特定データと前記デジタル画像とを読
    み出し、画像処理済デジタル画像を生産するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像生産システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の画像生産
    システムにより生産された画像処理済デジタル画像から
    出力して、画像処理済デジタル画像のプリントを生産す
    るものであることを特徴とするプリント生産システム。
  4. 【請求項4】 写真画像が記録された写真原稿と、前記
    写真原稿に記録されている写真画像に施す画像処理の内
    容を特定する画像処理内容特定情報が記録されている画
    像処理内容特定情報記録媒体との組が複数存在する中か
    ら、ある写真原稿に記録されている写真画像に、当該写
    真原稿に対応する画像処理内容特定情報記録媒体に記録
    されている画像処理内容特定情報により特定されている
    内容の画像処理を施した画像処理済デジタル画像を生産
    する画像生産方法であって、前記画像処理内容特定情報
    記録媒体に記録されている画像処理内容特定情報から、
    画像処理内容特定データを得ることと、前記写真原稿に
    記録されている写真画像を撮像してデジタル画像を得る
    ことと、を独立した装置で行い、得られた前記デジタル
    画像に得られた前記画像処理内容特定データにより特定
    されている内容の画像処理を施し画像処理済デジタル画
    像を生産することを特徴とする画像生産方法。
  5. 【請求項5】 同じ写真原稿に対応する、得られた前記
    画像処理内容特定データと得られた前記デジタル画像と
    を、照合可能に記憶し、前記同じ写真原稿に対応する、
    前記画像処理内容特定データと前記デジタル画像とを読
    み出し、読み出した前記デジタル画像に読み出した前記
    画像処理内容特定データにより特定されている内容の画
    像処理を施し画像処理済デジタル画像を生産することを
    特徴とする請求項4に記載の画像生産方法。
  6. 【請求項6】 前記写真原稿と、前記写真原稿に記録さ
    れている写真画像に施す画像処理の内容を特定する画像
    処理内容特定情報が記録されている画像処理内容特定情
    報記録媒体と、を対応して受け取り、前記写真原稿と前
    記写真原稿に対応する前記画像処理内容特定情報記録媒
    体とに識別情報を付し、前記画像処理内容特定情報記録
    媒体に記録されている画像処理内容特定情報から、画像
    処理内容特定データを得ることと、前記写真原稿に記録
    されている写真画像を撮像してデジタル画像を得ること
    と、同じ写真原稿に対応する前記画像処理内容特定デー
    タと前記デジタル画像とを照合可能に記憶することと、
    を前記写真原稿に付された前記識別情報と前記写真原稿
    に対応する前記画像処理内容特定情報記録媒体に付され
    た前記識別情報とに基づいて行うことを特徴とする請求
    項4又は請求項5に記載の画像生産方法。
  7. 【請求項7】 前記写真原稿と、前記写真原稿に記録さ
    れている写真画像に施す画像処理の内容を特定する画像
    処理内容特定情報が記録されている画像処理内容特定情
    報記録媒体と、を識別情報を付された容器に収容して受
    け取り、前記画像処理内容特定情報記録媒体に記録され
    ている画像処理内容特定情報から、画像処理内容特定デ
    ータを得ることと、前記写真原稿に記録されている写真
    画像を撮像してデジタル画像を得ることと、同じ写真原
    稿に対応する前記画像処理内容特定データと前記デジタ
    ル画像とを照合可能に記憶することと、を前記容器に付
    された前記識別情報に基づいて行うことを特徴とする請
    求項4又は請求項5に記載の画像生産方法。
  8. 【請求項8】 請求項4〜請求項7のいずれか1項に記
    載の画像生産方法により生産された画像処理済デジタル
    画像から出力して、画像処理済デジタル画像のプリント
    を生産することを特徴とするプリント生産方法。
  9. 【請求項9】 画像が記録された画像原稿と、前記画像
    原稿に記録されている画像に施す画像処理の内容を特定
    する画像処理内容特定情報が記録されている画像処理内
    容特定情報記録媒体と、前記画像原稿に記録されている
    各画像に対する画像処理済プリントのプリント枚数を特
    定するプリント枚数情報を記録するプリント枚数情報記
    録媒体との組が複数存在する中から、ある画像原稿に記
    録されている画像に、当該画像原稿に対応する画像処理
    内容特定情報記録媒体に記録されている画像処理内容特
    定情報により特定されている内容の画像処理を施した画
    像処理済デジタル画像を生産し、生産された画像処理済
    デジタル画像から出力して、当該画像原稿に対応するプ
    リント枚数特定情報記録媒体に記録されているプリント
    枚数特定情報により特定されているプリント枚数の画像
    処理済デジタル画像のプリントを生産するプリント生産
    システムであって、前記画像処理内容特定情報記録媒体
    に記録されている画像処理内容特定情報から、画像処理
    内容特定データを得る画像処理内容特定データ取得手段
    と、前記プリント枚数特定情報記録媒体に記録されてい
    るプリント枚数特定情報から、前記画像原稿に記録され
    ている各画像に対するプリント枚数を特定するプリント
    枚数データを得るプリント枚数データ取得手段と、前記
    画像原稿に記録されている画像からデジタル画像を得る
    デジタル画像取得手段とを有し、前記画像原稿に対する
    前記プリント枚数データ取得手段により得られた前記プ
    リント枚数データと前記画像処理内容特定データ取得手
    段により得られた前記画像処理内容特定データと前記デ
    ジタル画像取得手段により得られた前記デジタル画像と
    を照合可能に記憶するものであり、記憶された前記画像
    原稿に対する前記プリント枚数データと前記画像処理内
    容特定データと前記デジタル画像とを読み出し、前記画
    像原稿に記録されている画像の内、前記プリント枚数デ
    ータでプリント枚数が1枚以上の画像のデジタル画像の
    画像処理済デジタル画像を生産する画像処理手段を有
    し、前記画像処理手段により生産された前記画像原稿に
    対する前記画像処理済デジタル画像から出力して、前記
    プリント枚数データ取得手段により得られた当該画像原
    稿に対する前記プリント枚数データに応じた各画像に対
    するプリント枚数の画像処理済デジタル画像のプリント
    を生産するものであることを特徴とするプリント生産シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記画像処理済デジタル画像から複写
    用原稿を作成する複写用原稿作成手段を有し、前記複写
    用原稿作成手段が作成した複写用原稿から、焼付露光に
    より、前記プリント枚数データに応じた各画像のプリン
    ト枚数の画像処理済デジタル画像のプリントを生産する
    ことにより、前記プリント枚数データに応じた各画像に
    対するプリント枚数の画像処理済デジタル画像のプリン
    トを生産するものであることを特徴とする請求項9に記
    載のプリント生産システム。
  11. 【請求項11】 前記画像処理済デジタル画像から複写
    用原稿を作成する複写用原稿作成手段を有し、前記複写
    用原稿作成手段は、前記画像処理済デジタル画像から複
    写用原稿を作成する際に、前記プリント枚数データに関
    する情報を前記複写用原稿に記録するものであり、前記
    複写用原稿作成手段が作成した複写用原稿から、焼付露
    光により、前記複写用原稿に記録されたプリント枚数に
    関する情報に応じた各画像のプリント枚数の画像処理済
    デジタル画像のプリントを生産するものであることを特
    徴とする請求項9に記載のプリント生産システム。
  12. 【請求項12】 画像が記録された画像原稿と、前記画
    像原稿に記録されている画像に施す画像処理の内容を特
    定する画像処理内容特定情報が記録されている画像処理
    内容特定情報記録媒体と、前記画像原稿に記録されてい
    る各画像に対する画像処理済プリントのプリント枚数を
    特定するプリント枚数情報を記録するプリント枚数情報
    記録媒体との組が複数存在する中から、ある画像原稿に
    記録されている画像に、当該画像原稿に対応する画像処
    理内容特定情報記録媒体に記録されている画像処理内容
    特定情報により特定されている内容の画像処理を施した
    画像処理済デジタル画像を生産し、生産された画像処理
    済デジタル画像から出力して、当該画像原稿に対応する
    プリント枚数特定情報記録媒体に記録されているプリン
    ト枚数特定情報により特定されている前記各画像のプリ
    ント枚数の画像処理済デジタル画像のプリントを生産す
    るプリント生産方法であって、前記画像処理内容特定情
    報記録媒体に記録されている画像処理内容特定情報か
    ら、画像処理内容特定データを得ることと、前記プリン
    ト枚数特定情報記録媒体に記録されているプリント枚数
    特定情報から、前記画像原稿に記録されている各画像の
    プリント枚数に関するプリント枚数データを得ること
    と、前記画像原稿に記録されている画像のデジタル画像
    を得ることと、前記画像原稿に対する前記画像処理内容
    特定データと前記プリント枚数データと前記デジタル画
    像とを照合可能に記憶することと、を行った後に、記憶
    されている前記画像原稿に対する前記画像処理内容特定
    データと前記プリント枚数データと前記デジタル画像と
    を読み出し、前記画像原稿に記録されている画像の内、
    プリント枚数データでプリント枚数が1枚以上の画像の
    デジタル画像の画像処理済デジタル画像を生産し、生産
    された画像処理済デジタル画像から出力して、前記プリ
    ント枚数特定データに応じた前記各画像のプリント枚数
    の画像処理済デジタル画像のプリントを生産することを
    特徴とするプリント生産方法。
  13. 【請求項13】 画像処理済デジタル画像から出力し
    て、画像処理済デジタル画像のプリントを生産する際
    に、前記画像処理済デジタル画像から複写用原稿を作成
    し、作成した複写用原稿から、焼付露光により、前記プ
    リント枚数特定データに応じた各画像のプリント枚数の
    画像処理済デジタル画像のプリントを生産することを特
    徴とする請求項12に記載のプリント生産方法。
  14. 【請求項14】 前記画像処理済デジタル画像から前記
    複写用原稿を作成する際に、前記プリント枚数特定デー
    タに関する情報を前記複写用原稿に記録し、作成した複
    写用原稿から、焼付露光により、前記複写用原稿に記録
    された前記プリント枚数特定データに関する情報に応じ
    た各画像のプリント枚数の画像処理済デジタル画像のプ
    リントを生産することを特徴とする請求項13に記載の
    プリント生産方法。
JP8259131A 1996-09-30 1996-09-30 画像生産システム、プリント生産システム、画像生産方法及びプリント生産方法 Pending JPH10105685A (ja)

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