JPH1010542A - 液晶表示板用スペーサー、その製造方法および液晶表示板 - Google Patents

液晶表示板用スペーサー、その製造方法および液晶表示板

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JPH1010542A
JPH1010542A JP16471996A JP16471996A JPH1010542A JP H1010542 A JPH1010542 A JP H1010542A JP 16471996 A JP16471996 A JP 16471996A JP 16471996 A JP16471996 A JP 16471996A JP H1010542 A JPH1010542 A JP H1010542A
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Yasuhiro Sakai
保宏 酒井
Shinji Takasaki
進治 高崎
Yoshikuni Sasaki
令晋 佐々木
Shigefumi Kuramoto
成史 倉本
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分散性に優れ、基板上に乾式散布する時に凝
集しにくい液晶表示板用スペーサーと、このスペーサー
を備えた液晶表示板とを提供すること。 【解決手段】 液晶表示板用スペーサーは、流動性が3
0%以上、平均粒子径が0.5〜25μm、粒子径の変
動係数が10%以下である。液晶表示板は、対向する電
極基板110、120と、前記電極基板間に介在して前
記電極基板の間隔を保持する前記スペーサー8と、前記
電極基板間に封入された液晶7とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾式散布性に優れ
た液晶表示板用スペーサー、その製造方法およびこのス
ペーサーを用いた液晶表示板に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示板(LCD)は、一般に、2枚
の対向する電極基板と、前記電極基板間に介在するスペ
ーサーおよび液晶物質とで構成されている。スペーサー
は、液晶層の厚みを均一かつ一定に保持する目的で使用
されている。液晶表示板の実用に際して要求される表示
性能として、一般に、高速応答性、高コントラスト性、
広視野角性等が挙げられる。これら諸性能の実現のため
には、液晶層の厚み、つまり、2枚の電極基板の隙間距
離を厳密に一定に保持しなければならない。
【0003】このような要望に応じた液晶表示板用スペ
ーサーとしては、ゾル−ゲル法で製造したシリカ粒子
(特開昭62−269933号公報)、前記シリカ粒子
を焼成したもの(特開平1−234826号公報)、ス
チレン系単量体やジビニルベンゼン系単量体等を懸濁重
合させて得られるスチレン系またはジビニルベンゼン系
ポリマー粒子(特開昭61−95016号公報)等があ
る。
【0004】液晶表示板用スペーサーは、湿式法または
乾式法により基板上に散布される。このうち、湿式法
は、フロン、アルコール、水−アルコール混合溶媒等の
溶媒にスペーサーを分散させた分散液を基板上にスプレ
ーする方法である。湿式法は、フロンの規制、有機溶媒
による環境汚染・引火、溶媒による配向膜へのダメージ
や汚染等の問題を有する。このため、湿式法から乾式法
による散布に代わりつつある。
【0005】乾式法は、圧搾の窒素ガス等の気体によっ
てスペーサーを直接基板に散布する方法であり、高速気
流方式や、スペーサーを、高電圧を発生させたノズルか
らアースされた基板に対して吐出する静電気分散方式を
利用した乾式法等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、公知の
スペーサーを用いて乾式散布を行うと、スペーサーが凝
集して電極基板の隙間距離を一定に保つことが困難であ
ったり、画像を形成しない面積が増加したりする等、表
示品位が低下するという問題があり、乾式散布条件とし
て種々変更させてもスペーサーの凝集を低減させること
は不可能である。
【0007】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、分散性に優れ、電極基板上に乾式散布するときに凝
集しにくい液晶表示板用スペーサーを提供することにあ
る。本発明が解決しようとする別の課題は、分散性に優
れ、電極基板上に乾式散布するときに凝集しにくい液晶
表示板用スペーサーを、効率良く製造することにある。
【0008】本発明が解決しようとするさらに別の課題
は、スペーサーを電極基板上に乾式散布する方法で得ら
れる従来の液晶表示板よりも、表示品位が向上した液晶
表示板を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、乾式散布
性を飛躍的に向上させる液晶表示板用スペーサーについ
て鋭意検討した結果、スペーサーの流動性と乾式散布性
とに相関関係があり、流動性を向上させることにより、
乾式散布性が向上することを初めて見いだし、上記課題
を解決することができることがわかった。
【0010】すなわち、本発明にかかる液晶表示板用ス
ペーサーは、流動性が30%以上、平均粒子径が0.5
〜25μm、粒子径の変動係数が10%以下であるスペ
ーサーである。本発明にかかる液晶表示板用スペーサー
の製造方法は、流動性が30%以上、平均粒子径が0.
5〜25μm、粒子径の変動係数が10%以下である液
晶表示板用スペーサーを製造する方法であって、粒子本
体の表面に微粒子を付着させる工程を含む。
【0011】本発明にかかる液晶表示板は、対向する2
枚の電極基板と、前記電極基板間に介在して前記電極基
板の間隔を保持する液晶表示板用スペーサーと、前記電
極基板間に封入された液晶とを備えた液晶表示板におい
て、前記スペーサーが、流動性30%以上、平均粒子径
0.5〜25μm、粒子径の変動係数10%以下である
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、本発明の液晶表示板用スペ
ーサーについて説明する。液晶表示板用スペーサー 本発明の液晶表示板用スペーサーの流動性は30%以上
であり、好ましくは40%以上、より好ましくは50%
以上、最も好ましくは60%以上である。流動性がこれ
らの範囲より小さいと、スペーサーが凝集しやすくな
り、スペーサーの凝集物がそのまま電極基板上に散布さ
れてしまうことになる。また、乾式散布性の低下が生じ
易く、液晶基板に用いる場合、その隙間距離を均一かつ
一定に保持することができなくなる。前記のように、乾
式散布法では、湿式法と異なり、スペーサーの分散媒が
存在しないため、スペーサーの凝集が生じ易く高分散性
を維持しにくい。
【0013】本発明では、後述の実施例に記載された測
定方法により定義された流動性で30%以上であれば、
スペーサーの分散性が高くなるため、乾式散布条件にお
ける僅かな条件調整で容易に乾式散布性が向上し、高表
示品位の液晶表示板を得ることができることを初めて見
いだしたものである。なお、本発明におけるスペーサー
の流動性の定義や、その測定方法は、後述の実施例に記
載される方法が採用される。
【0014】本発明の液晶表示板用スペーサーの平均粒
子径は0.5〜25μmであり、好ましくは1〜22μ
m、より好ましくは1〜20μm、さらに好ましくは1
〜18μmである。平均粒子径が上記範囲を外れると、
液晶表示板用スペーサーとしては用いられない領域であ
る。本発明の液晶表示板用スペーサーの粒子径の変動係
数は10%以下であり、好ましくは8%以下、より好ま
しくは7%以下、さらに好ましくは6%以下である。粒
子径の変動係数が上記範囲を超えると、液晶表示板に使
用した場合、液晶層の厚みを均一かつ一定に保持するこ
とが困難となり、画像ムラを起こしやすくなる傾向があ
る。
【0015】なお、本発明における、平均粒子径および
粒子径変動係数の定義や、その測定方法は、後述の実施
例に記載されるものが採用される。本発明の液晶表示板
用スペーサーの粒子構造としては、特に限定はされない
が、たとえば、粒子本体とその表面に付着させた微粒子
とを含む粒子構造(a)等が挙げられる。
【0016】粒子構造(a)における粒子本体は、たと
えば、液晶表示板に使用する場合に液晶層の厚みを均一
かつ一定に保持するために必要であり、その平均粒子径
は、粒子構造(a)において、好ましくは0.5〜25
μm、より好ましくは1〜22μm、最も好ましくは1
〜20μmであり、粒子本体の平均粒子径が上記範囲を
外れると、液晶表示板用接着性スペーサーとしては用い
られない領域である。
【0017】粒子構造(a)における粒子本体の粒子径
の変動係数(CV)は、好ましくは10%以下、より好
ましくは8%以下、さらに好ましくは7%以下、最も好
ましくは6%以下である。粒子本体の粒子径変動係数が
10%を超えると、液晶表示板に使用した場合、液晶層
の厚みを均一かつ一定に保持することが困難となり、画
像ムラを起こしやすくなる。
【0018】粒子構造(a)における粒子本体として
は、種々のものがあり、特に限定はされないが、たとえ
ば、有機架橋重合体粒子、無機系粒子、有機質無機質複
合体粒子等が挙げられる。これらの中でも、有機架橋重
合体粒子および有機質無機質複合体粒子が、電極基板、
配向膜またはカラーフィルターの損傷防止やギャップの
均一性を得やすい点で好ましい。
【0019】粒子構造(a)における粒子本体の形状
は、特に限定されないが、隙間距離を均一に一定とする
上で球状が好ましい。これは、粒子が球状であると、す
べてまたはほぼすべての方向について一定またはほぼ一
定の粒径を有するからである。前記有機架橋重合体粒子
としては、特に限定はされないが、たとえば、ベンゾグ
アナミン、メラミンおよび尿素からなる群の中から選ば
れた少なくとも1種のアミノ化合物、または、ベンゾグ
アナミンとホルムアルデヒドとから縮合反応により得ら
れるアミノ樹脂の硬化粒子(特開昭62−068811
号公報参照);ジビニルベンゼンを単独で重合あるいは
他のビニル単量体と共重合させて得られるジビニルベン
ゼン架橋樹脂粒子(特開平1−144429号公報参
照)等が挙げられる。
【0020】前記無機系粒子としては、特に限定はされ
ないが、たとえば、ガラス、シリカ、アルミナ等の球状
微粒子等が挙げられる。前記有機質無機質複合体粒子と
しては、たとえば、有機ポリマー骨格と、前記有機ポリ
マー骨格中の少なくとも1個の炭素原子にケイ素原子が
直接化学結合した有機ケイ素を分子内に有するポリシロ
キサン骨格とを含み、前記ポリシロキサン骨格を構成す
るSiO2 の量が25wt%以上である粒子(特願平6
−160019号、特願平7−176333号参照)が
挙げられるが、これに限定されない。
【0021】本発明の液晶表示板用スペーサーは、必要
に応じて、着色されていてもよく、たとえば、粒子構造
(a)において、粒子本体が染料および顔料からなる群
から選ばれる少なくとも1つ等を含むことで着色されて
いてもよい。その色は、光が透過しにくいか、または、
透過しない色が、光抜けを防止でき画質のコントラスト
を向上できる点で好ましい。光が透過しにくいか、また
は、透過しない色としては、たとえば、黒、濃青、紺、
紫、青、濃緑、緑、茶、赤等の色が挙げられるが、特に
好ましくは、黒、濃青、紺色である。なお、染料および
/または顔料は、単に粒子本体に含まれるものでもよ
く、また、染料および/または顔料と粒子本体を構成す
るマトリックスとが、化学結合によって結びつけられた
構造を有するものでもよい。
【0022】粒子本体が着色されている場合、着色液晶
表示板用スペーサーとして有用であり、液晶表示板に用
いた場合、バックライトの光抜けを防止でき、液晶表示
板の画質向上を達成することができる。粒子構造(a)
に含まれる微粒子は、粒子本体の表面の一部または全体
に付着している。このような構造を有することにより、
流動性が向上し、乾式散布性が飛躍的に向上する。
【0023】粒子構造(a)では粒子本体に付着してい
る微粒子の状態は、特定の1つの微粒子について考える
と、微粒子が粒子本体表面にめり込まずに単に付着し
て、該表面から大部分が露出している状態、微粒子が
粒子本体に一部めり込み、微粒子の一部が表面に露出し
ている状態等のいずれであってもよい。スペーサー全量
中の微粒子の状態は、〜のいずれであってよく、
〜のそれぞれの状態が混合したものでもよい。中で
も、微粒子の状態がであると、乾式散布性により優れ
るため良い。
【0024】粒子構造(a)では粒子本体に付着してい
る微粒子の付着率は特に限定はされないが、たとえば、
粒子本体に対して、好ましくは0.001〜10重量
%、より好ましくは0.05〜5重量%、さらに好まし
くは0.1〜1重量%である。付着率が上記範囲を外れ
ると、乾式散布性が低下する傾向にある。前記微粒子の
平均粒子径は、特に限定はされないが、好ましくは1.
0μm以下、より好ましくは0.5μm以下、さらに好
ましくは0.1μm以下、最も好ましくは0.04μm
以下である。平均粒子径が上記範囲より大きいと、液晶
表示板のギャップ精度に著しく影響を及ぼすため、画質
低下を引き起こすおそれがある。
【0025】前記微粒子としては、特に限定はされない
が、たとえば、無機系微粒子、有機系架橋微粒子等の1
種または2種以上が用いられる。これらの中でも、無機
系微粒子の使用が、乾式散布性が向上するため好まし
い。前記無機系微粒子としては、特に限定はされない
が、たとえば、SiO2 、Al2 3 、TiO2 、Fe
2 3 等の金属酸化物および/またはこれらの金属水酸
化物であると、乾式散布性が向上するためこのましい。
中でも、金属酸化物が、SiO2 、Al2 3 およびT
iO2 からなる群の中から選ばれた少なくとも1種であ
ると、絶縁性が大きいためショートが発生せず、かつ、
乾式散布性もより向上するため好ましい。なお、市販品
としては、たとえば、日本アエロジル(株)から入手可
能な(商品名)アエロジル50/130/200/200V/200CF/200F
AD/300/300CF/380/TT600/OX50/R972/R972V/R972CF/R974
/MOX80/MOX170/COK84/R812/RX200/R202/RY200/R805、ア
ルミニウムオキシドC 、チタニウムジオキシド T805 、
チタニウムジオキシド P25等が挙げられる。
【0026】無機系微粒子は、1種のみ用いてもよい
し、2種以上を併用してもよい。前記有機系架橋微粒子
としては、特に限定はされないが、たとえば、ポリメチ
ルメタクリレートやポリスチレン等を架橋させた粒子等
が挙げられる。有機系架橋微粒子は、1種のみ用いても
よいし、2種以上を併用してもよい。本発明の液晶表示
板用スペーサーは、上記粒子構造(a)以外の構造のも
のでもよく、たとえば、粒子構造(a)での粒子本体に
該当するものが、接着性を有する接着性粒子であり、こ
の接着性粒子の表面に微粒子を付着させた粒子構造
(b)であってもよい。
【0027】接着性粒子は、たとえば、粒子構造(a)
の粒子本体の表面の少なくとも一部、すなわち、一部ま
たは全体が、接着層で覆われている構造を有している。
また、接着層の一部または全部が粒子本体表面と化学結
合していても良い。接着層としては特に限定はないが、
熱可塑性樹脂を含む層が好ましい。前記接着層の厚み
は、特に限定はされないが、通常、0.01〜2μmの
範囲、好ましくは0.05〜1μmの範囲である。厚み
が上記範囲より小さいと、接着性が低下するおそれがあ
り、また、厚みが上記範囲より大きいと、配向膜やカラ
ーフィルター等を覆う面積が広くなって、液晶表示板の
表示品位が低下するおそれがある。
【0028】前記接着層に含まれる熱可塑性樹脂として
は、電極基板などに対して接着剤として作用するもので
あれば、特に限定されることはないが、接着性をより向
上させる観点からは、エポキシ樹脂、(メタ)アクリル
系樹脂および(メタ)アクリル−スチレン系樹脂からな
る群の中から選ばれた少なくとも1種が最も好ましい。
【0029】熱可塑性樹脂は、1種のみ用いてもよい
し、2種以上を併用してもよい。熱可塑性樹脂のガラス
転移温度は、好ましくは40〜100℃、より好ましく
は45〜90℃、さらに好ましくは50〜80℃であ
る。また、熱可塑性樹脂の融解開始温度は、好ましくは
50〜160℃、より好ましくは60〜150℃、さら
に好ましくは70〜140℃である。ガラス転移温度や
融解開始温度が低いと、接着性粒子が貯蔵中に融着等を
起こしたり、乾式散布性か悪くなる場合がある。一方、
ガラス転移温度や融解開始温度が高いと、液晶表示板を
組み立てる際の加熱加圧時に、接着層に含まれる熱可塑
性樹脂が溶融しにくく、そのため、電極基板との接着性
が不充分となる場合がある。
【0030】熱可塑性樹脂は、染料および顔料からなる
群から選ばれる少なくとも1つ等を含むことで着色され
ていてもよい。本発明の液晶表示板用スペーサーが粒子
構造(b)の液晶表示板用スペーサーであると、接着性
スペーサーとして有用であり、液晶表示板に用いた場
合、その電極基板上に固定化されることにより、スペー
サーの移動を防止でき、液晶表示板の画質向上が達成で
きる。液晶表示板用スペーサーの製造方法 上記で説明した本発明の液晶表示板用スペーサーを製造
する方法については特に制限はなく、たとえば、前記
(a)および(b)の粒子構造を持つスペーサーの製造
方法としては、粒子本体や接着性粒子の表面に、微粒子
を付着させる工程を含む製造方法を挙げることができ
る。この製造方法をさらに具体例を挙げて述べると、以
下のとおりである。
【0031】前記粒子構造(a)を持つスペーサーの製
造方法は、たとえば、粒子本体の表面に微粒子を付着さ
せる付着工程を含む。前記粒子構造(b)を持つ接着性
スペーサーの製造方法は、たとえば、(1)粒子本体の
表面を接着層で被覆して、接着性粒子を得る被覆工程
と、(2)被覆後の接着層の表面に微粒子を付着させる
付着工程と、を含む。
【0032】まず、粒子構造(b)を持つ接着性スペー
サーの製造方法における上記(1)の被覆工程について
説明する。粒子本体の表面を接着層で被覆する具体的な
方法としては、特に限定はされないが、たとえば、熱可
塑性樹脂の溶液中に、接着性粒子の粒子本体となるべき
粒子を分散させ、充分攪拌混合した後、溶剤を蒸発除去
し、得られた塊状物を粉砕する方法や、溶融させた熱可
塑性樹脂中に、接着性粒子の粒子本体となるべき粒子を
分散させ、混練して充分に分散させ、冷却後に塊状物を
粉砕する方法;粒子本体表面に各種官能基(ビニル基、
エポキシ基、水酸基等)を導入し、その官能基を起点と
してモノマーを重合させたり、その官能基とポリマーと
を反応させて、粒子表面にグラフトさせる方法等があ
る。
【0033】また、上記方法以外に、「表面の改質」
(日本化学会編化学総説No.44 、第45〜52頁、1987年発
行)や「粉体の表面改質と高機能化技術」(「表面」第
25巻第1号第1〜19頁および表紙写真、1987年発行)に
詳細に記載されている、Insitu重合法、コアセル
ベーション法、界面重合法、液中硬化被覆法、液中乾燥
法、高速気流中衝撃法、気中懸濁被覆法、スプレードラ
イング法等の従来公知の樹脂被覆方法によっても、被覆
することができる。特に、高速気流中衝撃法は、前記粒
子の表面を前記熱可塑性樹脂で簡便に被覆することがで
きるので、最も好ましい。
【0034】上記高速気流中衝撃法を利用した装置とし
ては、特に限定はされないが、たとえば、奈良機械製作
所(株)製ハイブリダイゼーションシステムや、ホソカ
ワミクロン(株)製メカノフュージョンシステム、川崎
重工業(株)製クリプトロンシステム等がある。被覆工
程で使用される粒子本体の平均粒子径は、前述の粒子径
であるものが好ましい。
【0035】次に、粒子構造(a)を持つスペーサーの
製造方法における付着工程(以下、これを「付着工程
(a)」と称する)と、粒子構造(b)を持つ接着性ス
ペーサーの製造方法における付着工程「付着工程
(b)」と称する)について説明する。付着工程(a)
において粒子本体の表面に微粒子を付着させる付着方
法、ならびに、付着工程(b)において前記被覆工程後
の接着層の表面に微粒子を付着させる付着方法として
は、特に限定はされないが、たとえば、付着工程(a)
では粒子本体と微粒子とを、付着工程(b)では接着性
粒子と微粒子とを、ボールミル、らいかい機、ヘンシェ
ルミキサー等の混合装置で混合する方法等が挙げられ
る。上記混合装置の中でもボールミルが、均一に付着を
行うことができる点で好ましい。なお、前記高速気流中
衝撃法のような強い衝撃を与える方法による混合でもよ
い。
【0036】付着工程(a)における粒子本体と微粒子
との混合割合、ならびに、付着工程(b)における接着
性粒子と微粒子との混合割合は、特に限定はされない
が、たとえば、粒子本体(付着工程(b)では接着性粒
子)に対して、微粒子が、好ましくは0.001〜10
重量%、より好ましくは0.05〜5重量%、さらに好
ましくは0.1〜1重量%の割合である。微粒子の割合
が上記範囲を外れると、乾式散布性が低下する。液晶表示板 次に、本発明の液晶表示板について説明する。
【0037】本発明の液晶表示板は、従来の液晶表示板
において、従来のスペーサーの代わりに、上述した本発
明のスペーサーを電極基板間に介在させ、電極基板の間
隔を保持するものであり、同スペーサーの粒子径と同じ
かまたはほぼ同じ隙間距離を有する。本発明の液晶表示
板が備えている前記スペーサーは、特に、乾式散布性に
優れたものであり、乾式散布した時にムラ等もなく、基
板全体に均一に散布可能であるため、コントラストが高
くなり、ギヤップむらが減り、表示品位が向上する。
【0038】本発明の液晶表示板は、たとえば、第1電
極基板と、第2電極基板と、液晶表示板用スペーサー
と、シール材と液晶とを備えている。第1電極基板は、
第1基板と、第1基板の表面に形成された第1電極とを
有する。第2電極基板は、第2基板と、第2基板の表面
に形成された第2電極とを有し、第1電極基板と対向し
ている。液晶表示板用スペーサーとしては上述の本発明
のものが使用され、第1電極基板と第2電極基板との間
に介在し、その電極基板間の間隔を保持する。シール材
は、第1電極基板と第2電極基板とを周辺部で接着す
る。液晶は、第1電極基板と第2電極基板との間に封入
されており、第1電極基板と第2電極基板とシール材と
で囲まれた空間に充填されている。
【0039】本発明の液晶表示板には、電極基板、シー
ル材、液晶など、スペーサー以外のものは従来と同様の
ものが同様のやり方で使用することができる。電極基板
は、ガラス基板、フィルム基板などの基板と、基板の表
面に形成された電極とを有しており、必要に応じて、電
極基板の表面に電極を覆うように形成された配向膜をさ
らに有する。シール材としては、エポキシ樹脂接着シー
ル材などが使用される。液晶としては、従来より用いら
れているものでよく、たとえば、ビフェニル系、フェニ
ルシクロヘキサン系、シッフ塩基系、アゾ系、アゾキシ
系、安息香酸エステル系、ターフェニル系、シクロヘキ
シルカルボン酸エステル系、ビフェニルシクロヘキサン
系、ピリミジン系、ジオキサン系、シクロヘキシルシク
ロヘキサンエステル系、シクロヘキシルエタン系、シク
ロヘキセン系、フッ素系などの液晶が使用できる。
【0040】本発明の液晶表示板を作製する方法として
は、たとえば、本発明のスペーサーを面内スペーサーと
して2枚の電極基板のうちの一方の電極基板に乾式法に
より均一に散布したものに、前述の粒子本体をシール部
スペーサーとしてエポキシ樹脂等の接着シール材に分散
させた後、もう一方の電極基板の接着シール部分にスク
リーン印刷などの手段により塗布したものを載せ、適度
の圧力を加え、100〜180℃の温度で1〜60分間
の加熱、または、照射量40〜300mJ/cm 2 の紫外
線照射により、接着シール材を加熱硬化させた後、液晶
を注入し、注入部を封止して、液晶表示板を得る方法を
挙げることができるが、液晶表示板の作製方法によって
本発明が限定されるものではない。面内スペーサーとし
ては、本発明のスペーサーの中でも、前述のように着色
されたものが光抜けを生じにくいので好ましい。
【0041】本発明の液晶表示板は、従来の液晶表示板
と同じ用途、たとえば、テレビ、パーソナルコンピュー
ター、ワードプロセッサー、カーナビゲーションシステ
ム、PHS(携帯情報端末)などの画像表示素子として
使用される。
【0042】
【実施例】以下に、本発明の具体的な実施例と、比較例
とを示すが、本発明は下記実施例に限定されない。スペーサーおよび粒子本体の平均粒子径と粒子径変動係
:粒子本体またはスペーサーを電子顕微鏡により観察
して、その撮影像の任意の粒子200個の粒子径を実測
し、次式に従って、平均粒子径、粒子径の標準偏差およ
び粒子径の変動係数を求めた。
【0043】
【数1】
【0044】
【数2】
【0045】
【数3】
【0046】スペーサーおよび粒子本体の流動性
(株)飯田製作所製ふるい2種類(直径8cm)を上から
開口径が150μm、75μmの順番で重ね合わせた。
試料粉体2.0gを上のふるい(150μm)上に、表
面ができるだけ平坦になるようにふるい全面にわたって
均一に載せ、ホソカワミクロン(株)製パウダーテスタ
ーPT−Eを用いて、振幅1mm、60Hzで上下に12
0秒間振動させた後、下のふるい(75μm)を通過し
た試料粉体の、最初の試料粉体(2.0g)に対する重
量割合(%)(メッシュ通過率)を流動性とした。
【0047】〔実施例1〕ジビニルベンゼン80重量%
とジペンタエリスリトールヘキサアクリレート20重量
%とからなる単量体混合物を懸濁重合させた。デカンテ
ーションによりスラリーから生成重合体粒子を分離し、
水洗した後、分級することにより、平均粒子径6.0μ
m、粒子径の変動係数5.3%の粒子本体(1)を得
た。この粒子本体(1)の流動性は15%であった。
【0048】次に、得られた粒子本体(1)100g
と、微粒子として疎水性SiO2 微粒子(日本アエロジ
ル(株)製アエロジルR972、平均粒子径約16nm)
5gとをボールミルで混合することで粒子本体(1)の
表面に微粒子を付着させることにより、液晶表示板用ス
ペーサー(1)を得た。このスペーサー(1)の流動性
は63%であった。
【0049】次に、得られたスペーサー(1)の乾式散
布性を以下の方法で評価した。スペーサー(1)を高速
気流方式による乾式散布法により300mm×345mmの
電極基板(後述の電極基板110参照)上へ散布し、基
板上の同一面積の観察区を25か所選んで観察したとこ
ろ、スペーサーが2個凝集した塊のある観察区が1か所
あるだけであった。
【0050】次に、スペーサー(1)を用い、以下の方
法により液晶表示板を作製した。図1にみるように、ま
ず、300mm×345mm×1.1mmの下側ガラス基板1
1上に、電極(たとえば、透明電極)5及びポリイミド
配向膜4を形成した後、ラビングを行って下側電極基板
110を得た。この下側電極基板110上にスペーサー
(1)を面内スペーサー8として高速気流方式による乾
式法により散布した。
【0051】一方、300mm×345mm×1.1mmの上
側ガラス基板12上に、電極(たとえば、透明電極)5
及びポリイミド配向膜4を形成した後、ラビングを行っ
て上側電極基板120を得た。そして、エポキシ樹脂接
着シール材2中にシール部スペーサー3としてスペーサ
ー(1)を30容量%となるように分散させたものを、
上側電極基板120の接着シール部分にスクリーン印刷
した。
【0052】最後に、上下側電極基板120、110
を、電極5及び配向膜4がそれぞれ対向するように、面
内スペーサー8を介して貼り合わせ、1kg/cm2 の圧力
を加え、150℃の温度で30分間加熱し、接着シール
材2を加熱硬化させた。その後、2枚の電極基板12
0、110の隙間を真空とし、さらに、大気圧に戻すこ
とにより、STN用液晶7を注入し、注入部を封止し
た。そして、上下ガラス基板12、11の外側にPVA
(ポリビニルアルコール)系偏光膜6を貼り付けて液晶
表示板(1)とした。
【0053】スペーサー(1)を使用し、上記のような
方法により作製した液晶表示板(1)は、隙間距離が均
一化され、画像を形成しない面積が少なく、液晶の異常
配向も少なく、均一な表示品位であった。 〔比較例1〕実施例1で得られた粒子本体(1)の乾式
散布性を実施例1と同様にして評価したところ、粒子本
体(1)が4個以上凝集した塊のある観察区が10か所
もあった。
【0054】また、粒子本体(1)を用い、実施例1と
同様にして液晶表示板を作製したところ、得られた液晶
表示板は、隙間距離が不均一となり、画像ムラが多大に
発生し、表示品位は悪いものであった。 〔実施例2〕メラミン・ホルムアルデヒドの初期縮合物
に、触媒としてドデシルベンゼンスルホン酸を加え、加
熱して縮合硬化させた後、生成した粒子をデカンテーシ
ョンによりスラリーから分離し、水洗した後、分級する
ことにより、平均粒子径3.8μm、粒子径の変動係数
4.3%の粒子本体(2)を得た。この粒子本体(2)
の流動性は8%であった。
【0055】次に、得られた粒子本体(2)100g
と、微粒子として高純度Al2 3 超微粒子(日本アエ
ロジル(株)製アルミニウムオキシドC、平均粒子径約
13nm)2gとをボールミルで混合することで粒子本体
(2)の表面に微粒子を付着させることにより、液晶表
示板用スペーサー(2)を得た。このスペーサー(2)
の流動性は43%であった。
【0056】次に、得られたスペーサー(2)の乾式散
布性を実施例1と同様にして評価したところ、スペーサ
ーが2個凝集した塊のある観察区が2か所、スペーサー
が3個凝集した塊のある観察区が1か所あるだけであっ
た。また、スペーサー(2)を用い、実施例1と同様に
して液晶表示板を作製したところ、得られた液晶表示板
は、隙間距離が均一化され、画像を形成しない面積が少
なく、液晶の異常配向も少なく、均一な表示品位であっ
た。
【0057】〔比較例2〕実施例2で得られた粒子本体
(2)の乾式散布性を実施例1と同様にして評価したと
ころ、粒子本体(2)が4個以上凝集した塊のある観察
区が12か所もあった。また、粒子本体(2)を用い、
実施例1と同様にして液晶表示板を作製したところ、得
られた液晶表示板は、隙間距離が不均一となり、画像ム
ラが多大に発生し、表示品位は悪いものであった。
【0058】〔実施例3〕m−ジビニルベンゼン(純度
92%)85重量%とアクリロニトリル15重量%とか
らなる単量体混合物を懸濁重合させた。デカンテーショ
ンによりスラリーから生成重合体粒子を分離し、水洗し
た後、分級することにより、平均粒子径7.8μm、粒
子径の変動係数3.0%の粒子本体(3)を得た。この
粒子本体(3)の流動性は17%であった。
【0059】次に、得られた粒子本体(3)100g
と、微粒子として高純度TiO2 超微粒子(日本アエロ
ジル(株)製チタニウムジオキシド、平均粒子径約21
nm)4gとをボールミルで混合することで粒子本体
(3)の表面に微粒子を付着させることにより、液晶表
示板用スペーサー(3)を得た。このスペーサー(3)
の流動性は52%であった。
【0060】次に、得られたスペーサー(3)の乾式散
布性を実施例1と同様にして評価したところ、スペーサ
ーが2個凝集した塊のある観察区が2か所あるだけであ
った。また、スペーサー(3)を用い、実施例1と同様
にして液晶表示板を作製したところ、得られた液晶表示
板は、隙間距離が均一化され、画像を形成しない面積が
少なく、液晶の異常配向も少なく、均一な表示品位であ
った。
【0061】〔比較例3〕実施例3で得られた粒子本体
(3)の乾式散布性を実施例1と同様にして評価したと
ころ、粒子本体(3)が4個以上凝集した塊のある観察
区が8か所もあった。また、粒子本体(3)を用い、実
施例1と同様にして液晶表示板を作製したところ、得ら
れた液晶表示板は、隙間距離が不均一となり、画像ムラ
が多大に発生し、表示品位は悪いものであった。
【0062】〔実施例4〕スチレン50重量%とメチル
メタクリレート15重量%とγ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン35重量%とからなる単量体混合
物を分散重合させた。デカンテーションによりスラリー
から生成重合体粒子を分離し、水洗した後、分級し、2
00℃で減圧乾燥することにより、平均粒子径5.5μ
m、粒子径の変動係数4.7%の粒子本体(4)を得
た。この粒子本体(4)の流動性は13%であった。
【0063】次に、得られた粒子本体(4)100g
と、微粒子として疎水性SiO2 微粒子(日本アエロジ
ル(株)製アエロジルR972、平均粒子径約16nm)
3gとをボールミルで混合することで粒子本体(4)の
表面に微粒子を付着させることにより、液晶表示板用ス
ペーサー(4)を得た。このスペーサー(4)の流動性
は75%であった。
【0064】次に、得られたスペーサー(4)の乾式散
布性を実施例1と同様にして評価したところ、スペーサ
ーが凝集した塊のある観察区は全くなかった。また、ス
ペーサー(4)を用い、実施例1と同様にして液晶表示
板を作製したところ、得られた液晶表示板は、隙間距離
が均一化され、画像を形成しない面積が少なく、液晶の
異常配向も少なく、均一な表示品位であった。
【0065】〔比較例4〕実施例4で得られた粒子本体
(4)の乾式散布性を実施例1と同様にして評価したと
ころ、粒子本体(4)が4個以上凝集した塊のある観察
区が9か所もあった。また、粒子本体(4)を用い、実
施例1と同様にして液晶表示板を作製したところ、得ら
れた液晶表示板は、隙間距離が不均一となり、画像ムラ
が多大に発生し、表示品位は悪いものであった。
【0066】
【発明の効果】本発明の液晶表示板用スペーサーは、流
動性が大きいため、基板に乾式散布した時に、凝集や散
布ムラが少なく、均一に散布可能であるといった乾式散
布性に優れている。本発明の液晶表示板用スペーサーの
製造方法は、分散性に優れ、電極基板上に乾式散布する
ときに凝集しにくい上述の物性を有する液晶表示板用ス
ペーサーを、効率良く製造することができる。
【0067】本発明の液晶表示板は、電極基板間に介在
するスペーサーとして乾式散布性に優れた上記スペーサ
ーを用いているため、製造工程においてスペーサーを基
板上に乾式散布した場合、従来のスペーサーを用いた液
晶表示板よりも、スペーサーの凝集が生じにくく、液晶
層の厚みを均一かつ一定に保持できるので、画像ムラや
表示欠陥が少なく、表示品位に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示板の一実施例を表す部分断面
図。
【符号の説明】
2 接着シール材 3 シール部スペーサー 4 配向膜 5 電極 6 偏光膜 7 液晶 8 面内スペーサー 11 下側ガラス基板 12 上側ガラス基板 110 下側電極基板 120 上側電極基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉本 成史 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流動性が30%以上、平均粒子径が0.5
    〜25μm、粒子径の変動係数が10%以下である液晶
    表示板用スペーサー。
  2. 【請求項2】流動性が30%以上、平均粒子径が0.5
    〜25μm、粒子径の変動係数が10%以下である液晶
    表示板用スペーサーを製造する方法であって、 粒子本体の表面に微粒子を付着させる工程を含む液晶表
    示板用スペーサーの製造方法。
  3. 【請求項3】対向する2枚の電極基板と、前記電極基板
    間に介在して前記電極基板の間隔を保持する液晶表示板
    用スペーサーと、前記電極基板間に封入された液晶とを
    備えた液晶表示板において、 前記スペーサーが、流動性30%以上、平均粒子径0.
    5〜25μm、粒子径の変動係数10%以下であること
    を特徴とする液晶表示板。
JP16471996A 1996-06-25 1996-06-25 液晶表示板用スペーサー、その製造方法および液晶表示板 Pending JPH1010542A (ja)

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EP02011848A EP1237039A3 (en) 1996-06-25 1997-06-24 Spacer for liquid crystal display panels, method of manufacturing the same, and liquid crystal display panel
KR1019970706068A KR100316148B1 (ko) 1996-06-25 1997-06-24 액정화면의스페이서,그의제조방법및액정화면
PCT/JP1997/002183 WO1997050015A1 (fr) 1996-06-25 1997-06-24 Couche d'espacement pour panneaux d'affichage a cristaux liquides, procede de fabrication de cette couche et panneau d'affichage a cristaux liquides
DE69731272T DE69731272T2 (de) 1996-06-25 1997-06-24 Abstandhalter für flüssigkristall-anzeigetafeln, verfahren zu ihrer herstellung und flüssigkristall-anzeigetafel
EP97927451A EP0852340B1 (en) 1996-06-25 1997-06-24 Spacer for liquid crystal display panels, method of manufacturing the same, and liquid crystal display panel
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321830A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Sanyo Chem Ind Ltd 樹脂粒子及びその製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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