JPH10105091A - 再帰反射性情報表示シートおよびその製造方法 - Google Patents

再帰反射性情報表示シートおよびその製造方法

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JPH10105091A JP8258514A JP25851496A JPH10105091A JP H10105091 A JPH10105091 A JP H10105091A JP 8258514 A JP8258514 A JP 8258514A JP 25851496 A JP25851496 A JP 25851496A JP H10105091 A JPH10105091 A JP H10105091A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字、記号、図案等の情報表示の夜間と昼間
の視認性の改良に加えて、下地に対して情報表示を際立
たせることによる薄暮時の視認性の改良された、情報表
示層と蛍光着色層とを有する再帰反射性情報表示シート
を提供する。 【解決手段】 再帰性反射ベースシートと、その反射面
上に部分的に設けられ、情報表示を形成する光透過性の
情報表示層と、その情報表示層を被覆した光透過性の蛍
光着色層とを有する再帰反射性情報表示シートにおい
て、上記情報表示層は、第1の透明樹脂と、第1の染料
を塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体からなる基材粒子に
固着してなる顔料と、第2の染料としての蛍光染料とを
含んでなる組成物から形成され、上記蛍光着色層は、第
2の透明樹脂と、上記情報表示層から移行した蛍光染料
とを含んでなる、再帰反射性情報表示シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再帰性反射ベース
シートと、その反射面上に設けられ、文字、記号、図案
等の情報表示を形成する光透過性の情報表示層と、その
情報表示層を被覆した光透過性の蛍光着色層とを有して
なる、再帰反射性情報表示シートの改良に関し、特に
は、蛍光染料による高い発色性(明度および色度)と、
良好な蛍光色外観とを有する再帰反射性情報表示シー
ト、並びにその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、道路標識、路面表示、看板等の表
示体用途に再帰性反射シートを使用する場合、再帰性反
射シートをベースシートとして、その反射面上に情報表
示層が部分的に設けられる。この情報表示層は、文字、
記号、図案等の情報を表示するために設けられる。ベー
スシートの再帰性反射シートは、表示体の夜間の視認性
を向上させるのに効果を発揮するが、昼間の視認性の改
良には別の工夫が必要である。この様な工夫の1つに、
蛍光顔料、蛍光染料等の蛍光色材を用いて情報表示層を
形成する方法が挙げられる。
【0003】(1)再帰性反射ベースシートの内部に蛍
光色材を含む場合:特開平6−160615号公報に
は、上から順に、透明保護フィルム、ガラスビーズが埋
設された透明結合剤の層、および蛍光色材の層をこの順
に重ねた構造の再帰性反射シートが開示されている。こ
れは、この再帰性反射シートをベースシートとして用
い、透明保護フィルム上に情報表示層を設けて、昼間の
視認性の改良しようとするものである。しかしながら、
この場合、ガラスビーズには金属アルミニウムの反射膜
が備えつけられているので、ガラスビーズの存在しない
限られた箇所でしか、蛍光色材の層は視認できない。し
たがって、蛍光色材による発色性は不十分となり、良好
な蛍光色外観は得られない。
【0004】特開平4−292940号公報(米国特許
第5,387,458号に対応)には、透明保護フィルム
と、その背面に積層され、蛍光色材を含有するマイクロ
プリズム(キューブコーナープリズム)フィルムとを有
する、再帰性反射シートが開示されている。マイクロプ
リズムフィルムは、ポリカーボネート樹脂、エポキシ変
性アクリル樹脂等の透明樹脂と、蛍光色材とを混合して
なる樹脂組成物から成形される。この様な再帰性反射シ
ートの反射面(透明保護フィルムの表面)からは、蛍光
色材により着色されたマイクロプリズムフィルムが視認
されるので、蛍光色を有する情報表示層による表示自体
を下地に対して際立たせる効果は低い。この様な再帰性
反射シートを裁断加工して文字や図案を形成し、蛍光色
でない別の基材の上に接着することは、表示自体を際立
たせるには有効であるものの、複雑な形に裁断、加工す
ることには手間がかかる。
【0005】(2)再帰性反射ベースシートの反射面上
に蛍光色材を含む層を設ける場合:たとえば、通常の再
帰性反射シートをベースシートとして用い、その反射面
に蛍光色材を含む情報表示層を設けた場合、次のような
問題点がある。 蛍光色材として蛍光顔料のみを用いた場合:通常の蛍
光顔料は、光透過性が悪い、すなわち隠蔽性が高いの
で、反射面に設けた情報表示層は、本来の再帰反射性能
を妨げる。この様な蛍光顔料は、ポリスチレン等のポリ
マーからなる基材粒子中に、蛍光染料を分散させて形成
されており、蛍光染料の分散相の寸法が比較的大きい
(たとえば、光の波長を大きく上回る、1.5μm以
上。)からである。
【0006】蛍光色材として蛍光染料のみを用いた場
合:蛍光染料は、顔料の様な隠蔽性はないが、再帰性反
射シートを屋外で使用する場合、経時で退色が進行し、
視認性の低下を招く。 蛍光色材として蛍光染料と通常の顔料の混合物を用い
た場合:顔料と蛍光染料との混合物を情報表示層に用い
た場合、顔料の発色の方が蛍光染料の発色より強いの
で、良好な蛍光色外観を達成することができない。
【0007】(3)反射面と蛍光着色層との間に透明着
色層を介在させた再帰性反射シート:特開平6−438
19号公報には、再帰性反射ベースシートの反射面と、
蛍光染料を含有する透明蛍光着色層との間に、透明着色
剤を含有する透明着色層を介在させてなる再帰反射シー
トが提案されている。この再帰反射シートでは、反射面
の全面を覆う様に透明着色層が積層され、その透明着色
層全面を覆う様に、透明蛍光着色層が積層されている。
透明着色層と透明蛍光着色層とは、再帰性反射ベースシ
ート本来の再帰反射性能を損なうことなく、すぐれた夜
間の視認性を発揮させる。また、透明着色剤(透明性顔
料など)と蛍光染料とが同じ層に混在する場合、透明着
色剤の色が蛍光発色を妨げるのに対して、この発明で
は、透明着色剤の発色を背景色としつつ透明着色剤とは
別の層で蛍光染料が発色し、すぐれた蛍光色外観を実現
する。この公報で開示された方法では、PET(ポリエ
チレンテレフタレート)フィルムからなる透明保護フィ
ルム上に、蛍光着色層を塗布、乾燥させて形成し、その
蛍光着色層上に透明着色層を塗布、乾燥して形成し、さ
らに、その上に再帰性反射ベースシートを積層して、再
帰性反射シートを製造する。この場合、透明着色層から
蛍光着色層への蛍光染料の移行は生じない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(3)の従来技術において、透明着色層が、再帰性反射
ベースシートの反射面上に部分的に設けられ、文字、記
号、図案等の情報表示を形成する光透過性の情報表示層
である場合、次の様な不都合が生じる。 (i)反射面上の情報表示層が存在する部分にのみ、蛍
光着色層を被覆することは困難である。上記(3)の従
来技術において開示された方法では、文字、記号、図案
等の情報表示の形状に合わせて発色する蛍光着色層を形
成することは、実質的に不可能である。 (ii)反射面上の情報表示層が存在しない部分も含め
て、反射面全面を覆う様に蛍光着色層を形成した場合、
情報表示層の情報表示を際立たせることができない。特
に、下地となる反射面の白色度が比較的高いプリズム型
反射シートをベースシートとして用いた場合、情報表示
が存在しない部分の白色度が反射面全面を覆う蛍光着色
層により低下し、情報表示を際立たせる効果が低減す
る。この様な情報表示を際立たせる効果の低減は、日中
よりも、特に、太陽光量の比較的少ない薄暮時(夕方)
の視認性の低下を招く。
【0009】すなわち、本発明の目的は、文字、記号、
図案等の情報表示の夜間と昼間の視認性の改良に加え
て、下地に対して情報表示を際立たせることによる、薄
暮時の視認性の改良された再帰反射性情報表示シートを
提供することにある。
【0010】
【課題を解決する手段】上記課題を解決するために、本
発明は、再帰性反射ベースシートと、その反射面上に部
分的に設けられ、情報表示を形成する光透過性の情報表
示層と、その情報表示層を被覆した光透過性の蛍光着色
層とを有する再帰反射性情報表示シートにおいて、上記
情報表示層は、第1の透明樹脂と、第1の染料を塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体からなる基材粒子に固着して
なる顔料と、第2の染料としての蛍光染料とを含んでな
る組成物から形成され、上記蛍光着色層は、第2の透明
樹脂と、上記情報表示層から移行した蛍光染料とを含ん
でなる、再帰反射性情報表示シートを提供する。
【0011】さらに、本発明は、上記の本発明の再帰反
射性情報表示シートの製造方法であって、(a)再帰性
反射ベースシートの反射面上に、第1の透明樹脂と、第
1の染料を塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体からなる基
材粒子に固着してなる顔料と、第2の染料としての蛍光
染料とを含んでなる組成物を塗布して、情報表示を形成
する光透過性の情報表示層を形成するステップ、(b)
その情報表示層を被覆する様に、第2の透明樹脂と前記
蛍光染料を溶解する溶剤とを含んでなる塗料を塗布し、
未乾燥の染料受容層を形成するステップ、(c)上記未
乾燥の染料受容層を乾燥させることにより、上記情報表
示層から前記蛍光染料を上記染料受容層に移行させ、蛍
光着色層を形成するステップ、を含んでなる、再帰反射
性情報表示シートの製造方法を提供する。
【0012】本発明の再帰反射性情報表示シートにおい
て、光透過性の情報表示層は、第1の透明樹脂と、第1
の染料を塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体からなる基材
粒子に固着してなる顔料と、第2の染料としての蛍光染
料とを含んでなる組成物から形成されるので、再帰反射
性能を損なわない光透過性を有し、蛍光着色層との組み
合わせにより、昼間の視認性を改良するのに十分な発色
性を示す。さらに、情報表示層の上に積層された、第2
の透明樹脂を含む蛍光着色層が、情報表示層から移行し
た蛍光染料により発色するので、良好な蛍光色外観と高
い発色性(明度および色度)とを実現し、昼間の視認性
を改良しつつ、かつ、反射面の下地の色を損なわずに情
報表示を際立たせることができ、薄暮時の視認性も向上
させる様に作用する。
【0013】この様な作用を生じさせるには、染料受容
層を情報表示層を被覆する様に積層した後、情報表示層
から染料受容層に蛍光染料を移行させる必要がある。こ
の様な染料の移行操作には、染料受容層用の塗料を情報
表示層上に塗布し、乾燥させる方法が好適である。この
様にして形成された蛍光着色層は、情報表示層が形成し
た情報表示に対応する位置で、情報表示の形状に合わせ
て蛍光染料を発色させ、情報表示の薄暮時の視認性を高
めることが容易である。
【0014】情報表示層に含まれる顔料の基材粒子の材
料として、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体を用いるの
が好適である。この共重合体は有機染料との相溶性が高
く、基材粒子内の染料分散相のサイズを光の透過を妨げ
ない大きさ(たとえば、1μm以下)にすることが可能
であり、したがって、顔料の光透過性を高め、顔料の発
色性を損なわずに隠蔽性を効果的に低下させる。
【0015】顔料と蛍光染料とは同系色(色相が同じ)
であるのが好ましい。同系色であると、効果的に明度と
色度を高めることができる。また、蛍光染料としてペリ
レン系染料を用いると、蛍光染料の耐退色性にすぐれる
ので、再帰反射性情報表示シートの屋外使用の際に、長
期間蛍光性を維持することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(再帰性反射ベースシート)再帰性反射ベースシートと
しては、通常の道路標識等の表示体に用いられている反
射シートが使用できる。再帰性反射ベースシートは、1
主要面が反射面であり、この反射面から入射した光を再
帰性反射させる。この様な反射面は、通常、層状に配置
された複数の再帰性反射要素を含む反射層の表面であ
る。再帰性反射要素としては、キューブコーナーレンズ
{たとえば、特開昭60−100103号公報(米国特
許4,588,258号の対応日本出願)}、鏡面反射層
と微小ガラスビーズレンズとの組み合わせ{たとえば、
特開昭52−110592号公報(米国特許4,025,
159号の対応日本出願)}等が使用できる。中でも、
キューブコーナーレンズが好ましい。夜間視認性の改善
に効果的であり、また、薄暮時は白色度の高い下地を与
え、印刷された情報表示の薄暮時の視認性を効果的に高
めるからである。
【0017】反射層の表面には、通常、透明な表面保護
フィルムが積層されており、この場合、表面保護フィル
ム上に、情報表示層(詳細は後述する。)が設けられ
る。表面保護フィルムは、情報表示層との接着性が良好
で、透明性が高く、かつ、屋外使用に適した耐候性、耐
久性にすぐれたものが好適である。この様な表面保護フ
ィルムの材料としては、ポリカーボネート、ポリエステ
ル、アクリル樹脂またはポリフッ化ビニリデン変性アク
リル樹脂が好ましい。
【0018】この様な再帰性反射ベースシート(すなわ
ち、反射シート)の具体例としては、3M社製「スコッ
チライト(商標)#2990」、同「#3990T」、
同「#3970T」などを挙げることができる。
【0019】(情報表示層)情報表示層は、光透過性を
有する。この様な光透過性は、情報表示層を、第1の透
明樹脂と、第1の染料を塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体からなる基材粒子に固着してなる顔料と、蛍光染料と
を含む様に形成することにより実現できる。第1の透明
樹脂には、アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ塩
化ビニル系樹脂等の樹脂が使用できる。中でも、アクリ
ル樹脂が好ましく、この理由は、透明性と耐候性とが高
いからである。また、透明樹脂の分子量は、特に限定さ
れないが、通常重量平均分子量で4万〜20万の範囲で
ある。
【0020】第1の染料を塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体からなる基材粒子に固着してなる顔料(以下、「光
透過性顔料」と呼ぶ。)は、通常の無機顔料や蛍光顔料
と異なり、光透過性にすぐれる。例えば有機染料は、通
常、ベンゼン環または複素環を含む環構造と、それに化
学結合した原子団(発色団)とを含む化学構造を有す
る。上記共重合体は、この様な極性化合物である有機染
料との相溶性にすぐれるので、光透過性顔料の形成を可
能にする。
【0021】この様な塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
は、塩化ビニル単位を、通常75〜98重量%、好まし
くは80〜97重量%、特に好ましくは85〜95重量
%の範囲で含有し、酢酸ビニル単位を、通常1〜25重
量%、好ましくは2〜20重量%、特に好ましくは3〜
15重量%の範囲で含有する。塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体中の塩化ビニル単位の割合が少なすぎると、第
2の染料である蛍光染料が共重合体に吸収され、染料受
容層への移行が妨げられるおそれがある。また、第1の
染料が基材粒子から溶出して、染料受容層へ移行し、蛍
光染料の発色を妨げるおそれがある。反対に、塩化ビニ
ル単位の割合が多すぎると、顔料の製造時に第1の染料
との相溶性が低下し、透明性が低下するおそれがある。
また、これら以外のモノマーとして、ビニルアルコー
ル、アクリル酸、マレイン酸等の親水性ビニルモノマー
1種またはそれ以上を、1〜10重量%の範囲で含有す
ることもできる。この様な共重合体の具体例として、ユ
ニオンカーバイド社製の「VAGH(商標)[塩化ビニ
ル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体]」、同社
製の「VYHH(商標)[塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体]」等を挙げることができる。
【0022】第1の染料は、透明性が高いことから、好
ましくは有機染料である。また、第1の染料は蛍光また
は非蛍光のどちらでも良い。好ましい染料は、ペリレン
系染料である。ペリレン系染料とは、ペリレン骨格構造
と、発色団としてN−アリール置換カルボン酸イミド等
の官能基とを分子内に有する染料化合物である。この様
なペリレン系化合物は、耐退色性にすぐれ、再帰性反射
シートの屋外使用の際に、長期間発色を維持することが
できる。ペリレン系化合物以外の有効な有機染料として
は、ジケトピロルピロール系化合物、キナクリドン系化
合物等を挙げることができる。
【0023】上記光透過性顔料は、たとえば次のように
して調製できる。基材粒子となる共重合体粒子と第1の
染料とを溶解させた有機溶剤中で混合し、有機溶剤を除
去した後、乾燥して粉体状にして顔料とする。この様な
顔料の具体例として、BayerAG製「赤色ペリレン系顔
料ミルストック(商品名):品番CVR−743M」、
同社製「CVR−1550(品番)」、BASF製「パ
リオファースト(Paliofast 3530(品番)」を挙
げることができる。
【0024】顔料は、第1の透明樹脂100重量部に対
して、通常1〜50重量部、好ましくは5〜30重量
部、特に好ましくは7〜20重量部の範囲の量で用いら
れる。1重量部より少ないと、十分な発色が得られない
おそれがあり、反対に、50重量部より多いと、情報表
示層の光透過性が不十分になり、また、蛍光色外観も低
下するおそれがある。
【0025】第2の染料である蛍光染料とは、可視光線
を選択的に吸収する色素化合物のうち、吸収した可視光
線エネルギーの自然放出により蛍光を発する化合物であ
る。第1の染料と同様に、通常、ベンゼン環または複素
環を含む環構造と、それに化学結合した原子団(発色
団)とを含む化学構造を有する。この様な蛍光染料に
は、ペリレン系染料、チオキサンテン系染料、チオイン
ジゴイド系染料、ベンズオキサゾールクマリン系染料等
がある。中でも、ペリレン系染料は、耐退色性にすぐ
れ、蛍光性の発色も良好である。ペリレン系の蛍光染料
は、N−アルキル置換カルボン酸イミド等の、蛍光性発
色団を分子内に有する化合物である。
【0026】蛍光染料は、第1の透明樹脂100重量部
に対して、通常0.1〜5重量部、好ましくは0.3〜
2重量部の範囲の量で用いられる。0.1重量部より少
ないと、十分な蛍光発色が得られないおそれがあり、反
対に、5重量部より多いと、蛍光染料の溶解性が低下
し、染料の塊が発生するおそれがある。
【0027】情報表示層は、上記成分を含む塗料を、ス
クリーン印刷、グラビア印刷等の印刷手段により反射面
上に塗布し、部分的に形成される。情報表示層は、文
字、記号、図案等の情報表示からなり、反射面の下地を
完全に覆うことはない。情報表示層の厚みは特に限定さ
れないが、通常1〜50μm、好ましくは5〜20μm
の範囲である。1μmより薄いと発色性が低下する傾向
があり、反対に50μmより厚いと光透過性が低下する
傾向がある。情報表示層の塗料の固形分濃度は、特に限
定されないが、通常10〜50重量%の範囲である。
【0028】(蛍光着色層)蛍光着色層は、上記情報表
示層を被覆する様に形成された、第2の透明樹脂を含ん
でなる層であり、情報表示層から蛍光染料が移行して、
情報表示層の文字等の情報表示の形状に合わせた部分に
て発色する。すなわち、情報表示層が存在しないところ
では、反射面が下地として観察可能である。第2の透明
樹脂としては、アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リ塩化ビニル系樹脂等の樹脂が使用できる。中でも、ア
クリル樹脂が好ましく、この理由は、溶剤溶液とした場
合に、蛍光染料(特にペリレン系染料)の移行性(相溶
性)が良好であるからである。また、透明樹脂の分子量
は、特に限定されないが、通常重量平均分子量で、4万
〜20万の範囲である。
【0029】蛍光着色層は、好適には次のようにして設
けられる。まず、再帰性反射ベースシートの反射面上に
情報表示層を設け、その上に、第2の透明樹脂と溶剤と
を含んでなる塗料を塗布し、未乾燥の染料受容層(蛍光
着色層となる前駆体層)を形成する。この前駆体層を乾
燥させることにより、情報表示層から蛍光染料を染料受
容層に移行させる。乾燥操作は、適切な加熱温度と、十
分な乾燥時間とを要する。加熱温度は、通常室温(約2
5℃)〜150℃、好適には30〜140℃、特に好適
には40〜130℃の範囲であり、乾燥時間は、通常1
分〜72時間、好適には2分〜1時間、特に好適には5
〜30分の範囲である。
【0030】加熱温度が低すぎると、情報表示層から蛍
光染料を染料受容層に移行させることが困難になり、反
対に高すぎると、再帰性反射ベースシートが劣化し、再
帰反射性能が低下するおそれがある。一方、乾燥時間が
短すぎても、情報表示層から染料受容を染料受容層に移
行させることが困難になり、反対に長すぎると再帰性反
射ベースシートの劣化が生じるおそれがある。また、生
産性(乾燥速度)の向上や残留溶剤による蛍光着色層の
耐候性の低下、ブロッキング等も配慮して、加熱温度と
乾燥時間は決めるべきである。
【0031】蛍光着色層の厚みは、情報表示層から移行
した蛍光染料が発色するのに十分な様に、適宜決めるこ
とができるが、乾燥厚みで、通常1〜50μm、好適に
は3〜30μm、特に好適には5〜20μmの範囲であ
る。蛍光着色層の厚みが1μm未満であると、良好な蛍
光色外観が得られないおそれがあり、反対に、50μm
以上であると、発色性が低下するおそれがある。
【0032】蛍光着色層の塗料に含まれる溶剤は、蛍光
染料と第2の透明樹脂に対する良好な溶解性と、適切な
乾燥性(蒸発速度)とを有するのが好ましい。溶剤の溶
解度パラメータは、好適には8.0〜11.0の範囲、
特に好適に8.2〜10.0の範囲である。また、溶剤
の蒸発速度は、酢酸ブチルを100とした場合の値で、
好適には5〜50の範囲、特に好適には10〜40の範
囲である。この様な溶剤の具体例として、シクロヘキサ
ノン(溶解度パラメータ=9.9、蒸発速度=20〜3
0)、プロピレングリコ−ルモノメチルエ−テルアセテ
−ト(ダウナル(Downal)PMA:溶解度パラメータ
=9.2、蒸発速度=30〜40)等を挙げることがで
きる。
【0033】ここで、溶解度パラメータ(δ)は、溶剤
分子のモル蒸発熱(ΔH)とモル体積(V)とから、ヒ
ルデブランド(J.H.Hildebrand)の式:δ=(Δ
H/V)1/2 により求められる値であり、蒸発速度は、
“ASTEM D 3539.76”に規定された方法で
の測定値である。
【0034】蛍光着色層の塗料に含まれる、第2の透明
樹脂(R)と溶剤(S)の混合重量比(R:S)は、通
常10:90〜50:50、好適には15:85〜4
5:55、特に好適には20:80〜40:60の範囲
である。溶剤の量が少なすぎると、情報表示層から蛍光
染料を蛍光着色層に移行させることが困難になり、反対
に多すぎると、乾燥速度が小さくなり、生産性の低下、
残留溶剤による弊害を招くおそれがある。蛍光着色層の
塗料を塗布するには、通常の塗布装置、たとえば、ナイ
フコーター、バーコーター、ロールコーター、ダイコー
ター等、が使用できる。
【0035】
【実施例】実施例1 まず、光透過性の情報表示層用塗料として、次の様な組
成の第1塗料を調製した。 成 分 重量部 アクリル樹脂(Acryloid B66) 34.6 光透過性顔料(CVR−743M) 6.8 蛍光性染料(Lumogen F Red300) 0.5 ダウナル PMA(溶剤) 63.6 シクロヘキサノン(溶剤) 18.8 この塗料を、再帰性反射ベースシートとしての「スコッ
チライト(商標)#2990」の上に、150メッシュ
のスクリーンを用いて情報表示層として「とまれ」の文
字を印刷した。情報表示層は65℃、15分間、乾燥し
て形成し、乾燥厚みは10μmであった。
【0036】続いて、染料受容層用の塗料として、次の
様な組成の第2塗料を調製した。 成 分 重量部 アクリル樹脂(Acryloid B66) 34.6 ダウナル PMA(溶剤) 54.5 シクロヘキサノン(溶剤) 9.7 この塗料を、バーコーターにて、情報表示層を含むベー
スシートの反射面全面に塗布した後、65℃、15分
間、乾燥して、情報表示層の「とまれ」の文字に対応す
る位置だけに蛍光染料が移行し、それ以外の部分ではベ
ースシートの下地(白色)が、観察可能な蛍光着色層を
有する再帰反射性情報表示シートを形成した。すなわ
ち、ベースシートの下地(白色)は、第2の透明樹脂を
含んでなる層(第2塗料層)を通して観察できる。蛍光
着色層の情報表示層上の部分の、乾燥厚みは10μmで
あった。
【0037】本例の再帰反射性情報表示シートの蛍光色
外観(目視)と、発色性(明度L*、色相a*、およ
び、彩度b*)とを評価した。結果を表1に示す。な
お、明度(L*)および色度(色相:a*と彩度:b
*)は、キセノンカラーメータを用いて測定した値であ
る。蛍光色外観は、以下の判定基準で評価した: 良好:薄暮時に観察した場合、明るく輝いて見え、「と
まれ」の文字がはっきり視認できる。 不良:薄暮時に観察した場合、明るさが足りず、「とま
れ」の文字の視認が困難である。 さらに、本例の反射シートについて、アドヴァンスト・
レトロ・テクノロジー(Advanced Retro Technolog
y)製レトロリフレクトメータ・モデル920を用い、
入射角−4度、観測角0.2度の条件で、再帰性反射輝
度を測定した。結果を表2に示す。また、本例の反射シ
ートに対して、キセノンウェザオメータを使用して15
00時間の暴露試験を行った。その後、上記と同様に発
色性を評価した。結果を表2に示す。
【0038】比較例1 蛍光着色層を設けない以外は実施例1と同様にして、再
帰反射性情報表示シートを形成した。本例の再帰反射性
情報表示シートの蛍光色外観と、発色性とを評価した。
結果を表1に示す。実施例1と比較例1との比較によ
り、蛍光着色層の効果が、良好な蛍光色外観と、発色性
の改良に効果的であることが分かる。
【0039】比較例2〜6 蛍光着色層の代わりに、透明樹脂フィルムをドライラミ
ネーションし、ラミネーション後、所定の温度と時間の
加熱操作を行った以外は、実施例1と同様にして、再帰
反射性情報表示シートを形成した。本例で使用した透明
樹脂フィルムは、3M社製の「透明カバーフィルム:
(品番)PV−1200{厚さ50μmのアクリル系フ
ィルム(エチレン−アクリル酸共重合体)と、厚さ20
〜30μmのアクリル系粘着剤(イソオクチルアクリレ
ート−アクリル酸共重合体)の層とからなる}」であ
り、粘着面を情報表示層に向けて常温(約25℃)にて
ラミネートした。また、加熱操作の条件は以下のとおり
である。 比較例2:65℃/15分 比較例3:65℃/30分 比較例4:65℃/72時間 比較例5:100℃/30分 比較例6:130℃/5分 これらの再帰反射性情報表示シートの、蛍光色外観と発
色性とを評価した。結果を表1に示す。比較例2〜6で
は、透明樹脂フィルム層には、蛍光染料がほとんど移行
していないので、蛍光色外観と発色性は、情報表示層上
に樹脂層を持たない比較例1と同等のレベルでしかなか
った。
【0040】比較例1および2の再帰反射性情報表示シ
ートについて、再帰性反射輝度および1500時間暴露
試験後の発色性を測定した。結果を比較例2に示す。
【0041】実施例2〜8 蛍光着色層の乾燥条件を所定の条件に変えた以外は、実
施例1と同様にして再帰反射性情報表示シートを形成し
た。乾燥条件は以下のとおりである。 実施例2:約25℃/72時間 実施例3:40℃/15分 実施例4:40℃/30分 実施例5:40℃/72時間 実施例6:65℃/30分 実施例7:100℃/30分 実施例8:130℃/5分 これらの再帰反射性情報表示シートの、蛍光色外観と発
色性とを評価した。結果を表1に示す。
【0042】実施例9〜10 第1の塗料に含有される光透過性の顔料の量を変えた以
外は、実施例1と同様にして本例の再帰反射性情報表示
シートを形成した。顔料の量は以下のとおりである。 実施例9: 4.8 [重量部] 実施例10:2.7 これらの再帰反射性情報表示シートの、蛍光色外観と発
色性とを評価した。結果を表1に示す。更に、これらの
再帰反射性情報表示シートについて、再帰性反射輝度お
よび1500時間暴露試験後の発色性を測定した。結果
を比較例2に示す。
【0043】実施例11〜14 第1の塗料に含有される蛍光性染料の量を変えた以外
は、実施例1と同様にして再帰反射性情報表示シートを
形成した。蛍光性染料の量は以下のとおりである。 実施例11:0.3重量部 実施例12:0.4重量部 実施例13:0.5重量部 実施例14:0.7重量部 これらの情報表示シートの蛍光色外観は良好であった。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再帰性反射ベースシートと、その反射面
    上に部分的に設けられ、情報表示を形成する光透過性の
    情報表示層と、その情報表示層を被覆した光透過性の蛍
    光着色層とを有する再帰反射性情報表示シートにおい
    て、 上記情報表示層は、第1の透明樹脂と、第1の染料を塩
    化ビニル−酢酸ビニル共重合体からなる基材粒子に固着
    してなる顔料と、第2の染料としての蛍光染料とを含ん
    でなる組成物から形成され、 上記蛍光着色層は、第2の透明樹脂と、上記情報表示層
    から移行した蛍光染料とを含んでなる、再帰反射性情報
    表示シート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の再帰反射性情報表示シ
    ートの製造方法であって、 (a)再帰性反射ベースシートの反射面上に、第1の透
    明樹脂と、第1の染料を塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
    体からなる基材粒子に固着してなる顔料と、第2の染料
    としての蛍光染料とを含んでなる組成物を塗布して、情
    報表示を形成する光透過性の情報表示層を形成するステ
    ップ、 (b)その情報表示層を被覆する様に、第2の透明樹脂
    と前記蛍光染料を溶解する溶剤とを含んでなる塗料を塗
    布し、未乾燥の染料受容層を形成するステップ、 (c)上記未乾燥の染料受容層を乾燥させることによ
    り、上記情報表示層から前記蛍光染料を上記染料受容層
    に移行させ、蛍光着色層を形成するステップ、を含んで
    なる、再帰反射性情報表示シートの製造方法。
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