JP2003287613A - 再帰反射カラー蓄光シート及びその製法 - Google Patents

再帰反射カラー蓄光シート及びその製法

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JP2003287613A JP2002130998A JP2002130998A JP2003287613A JP 2003287613 A JP2003287613 A JP 2003287613A JP 2002130998 A JP2002130998 A JP 2002130998A JP 2002130998 A JP2002130998 A JP 2002130998A JP 2003287613 A JP2003287613 A JP 2003287613A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 蓄光と再帰反射機能を有し、日中も色鮮やか
なファッション性のあるデザインを一度の作業で行い、
あわせて、積層された各層の密着性の良好な再帰反射カ
ラー蓄光シートを提供する。 【解決手段】再帰反射シート1に部分的に積層された白
色層2と、白色層に積層されたカラー蓄光層3と、再帰
反射シート及びカラー蓄光層に透明接着樹脂6を積層し
た再帰反射カラー蓄光シート。シルクスクリーンの手法
にて作成した再帰反射カラー蓄光シート。シルクスクリ
ーンの版の目が90メッシュ〜190メッシュで印刷さ
れた再帰反射カラー蓄光シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー蓄光インク
を用いシルクスクリーン印刷を行うことによりデザイン
機能を高め、日中や薄暮時及び夜間において視認するこ
とができ、かつ、夜間遠方からでも反射により、明瞭に
視認することが出来る再帰反射カラー蓄光である。
【0002】
【従来の技術】夜間、車から歩行者の安全を守り事故を
防ぐために遠方からの視認性を高めるため、衣服に短冊
状の再帰反射シート材を縫いつけたり(以下反射服とい
う)、又腕に巻き付けたり(以下腕巻きタイプと言う)
している。
【0003】この再帰反射シート材は基材の上に接着剤
層があり、その上に高反射層を持ったアルミニュウム等
にて積層され、膠着材にて球状のガラスビーズが固定さ
れ、その表面に透明なプラスチックフィルムにて構成さ
れていたり、ガラスビーズ等で再帰反射を行う代わり
に、光が入光するフィルムを、1μm〜500μmの3
次元構造体を構築し、より反射効率を上げた再帰反射フ
ィルムを使用している場合もある。
【0004】また、透明フィルムの代わりに青・黄・オ
レンジ等の光を通す色層を混入したカラー透明フィルム
もある。
【0005】そして、青・黄・オレンジ等の透明フィル
ムの効果により、単に夜間だけではなく日中の安全性に
も考慮を図っている。
【0006】そのような再帰反射シートの表面に、カラ
ー色材や蛍光色材や蓄光材にて印刷を行いデザイン性を
持たせたシートも存在する。
【0007】又、基材の表面に蓄光性蛍光インキ(但
し、この場合の蛍光は色相を持つという意味での蛍光で
はなく、単に発光する意味での蛍光を表している)を印
刷し、表面にクリアー塗料を被覆する方法もある。(特
開平10−3276)
【0008】又、ガラスビーズと反射鏡となる着色アル
ミニューム又はマイカを用い、色素と接着用樹脂を含ん
だインキ組成物にて、カラー再帰反射機能を持ったシー
トも存在する。(特開2000−303011)
【0009】一方、光透過性のトップフィルムと、ベー
スフィルムと、両フィルムの間に間隙を残したまま、両
フィルムを部分的に連結する連結壁よりなり、トップフ
ィルム及び/又はベースフィルムには再帰反射要素が全
面にわたって均一に、勝つ密に配置されている再帰反射
シートにおいて、該連結壁及び/又は該ベースフィルム
中に蓄光性物質が含有されている夜光再帰反射シートが
ある。(特開平7−218708)
【0010】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、反
射服や腕巻きタイプを夜間の安全服として活用している
人はそう多くない。
【0011】その理由として、反射層に透明層を積層し
ているだけの構造体であるため、例え透明層が色層を持
っているとしても、デザイン性に富むことはできず、現
状として短冊形状等の単純な意匠が主流であり、老若男
女を問わずそれ自体の着用が恥ずかしいというイメージ
が先行している。
【0012】それに、比して再帰反射フィルムの表面に
カラー色材にて印刷しているものは、日中のデザイン性
に富み、フャション性と言う点では反射服タイプや腕巻
きタイプと比して向上している。
【0013】ただ、夜間の安全面において、車等のヘッ
ドライトがあれば視認性が向上するが車等のヘッドライ
トが無い場合、安全面で問題が残る。
【0014】又、印刷表面を覆っているものが無く、鋭
利なものでこすると剥がれたり、屋外の風雨等に耐え難
いという問題がある。
【0015】又、特開平10−3276は屋外での使用
方法を示したにすぎない。
【0016】一方、特開2000−303011(再帰
反射シートAという)の方法は、日中の色合いも良く、
夜間も再起反射機能により効果を発揮するが、従来の再
帰反射シート(ユニチカスパークライト:ユニチカ製
再帰反射シートBという)と再帰反射シートAを5セン
チ角の大きさにカットし50メートルと100メートル
の位置に置き車のヘッドライトを照射した際の見え方を
次に示すが、再帰反射シートAの方が明るさの面で弱
い。 ◎ :非常に良く見える ○ :良く見える。 ▲ :あまり見えない
【0017】又、特開平7−218708の方法は、単
に再帰反射機能と蓄光機能を所有しているだけでありフ
ァッション性と言う観点の配慮はなされていない。
【0018】本発明は、以上の問題点を解決することを
課題としている。より特定すれば、夜間の車等のヘッド
ライトが無い時に効果を発揮する蓄光と、車等のヘッド
ライトが照射した際、効果を発揮する再起反射機能を有
し、日中もファッション性のあるデザインを一度の作業
で二つの効果(日中の色鮮やかな色彩と夜間の蓄光効
果)を有し積層された、各層の密着性の良好な再帰反射
カラー蓄光シートである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、再帰反射シートに部分的にカラー蓄光を
積層することを見いだした。
【0020】従来の蓄光は、日中における色の視認性が
悪く、白っぽく色彩に明瞭さが無いものが主流であっ
た。
【0021】その為、蓄光を表面に塗布したものは、夜
間の視認性は青や緑に発光して高いものの、日中の視認
性は良くないのが一般的であった。
【0022】その点、カラー蓄光は日中も、青・黄・オ
レンジ等の色彩を持ち、夜間になると蓄光の効果を発揮
するもので、代表的なカラー蓄光としては、本発明者が
既に提案した特願2000−338323がある。
【0023】カラー蓄光を再帰反射シート上に再帰反射
シートがすべて覆われなよう使用することにより、従来
一般色材にて描いていたデザインもカラー蓄光が色相を
所有しているため補うことが出来、合わせて夜間の蓄光
効果もあり、一般の蓄光と一般の色材にて表現していた
事が、カラー蓄光の積層という一度の作業にて可能であ
りコスト的にも削減出来る。
【0024】再帰反射シート上にて印刷されない部分
は、再帰反射機能として残り、夜間の車等のヘッドライ
トが照射した際、効果を発揮する。
【0025】白色層を積層するのはカラー蓄光の色合い
をより鮮明に出すために必要な工程である。
【0026】請求項2はカラー蓄光の保護の方法であ
る。保護の方法としてフィルムを被せ保護する方法もあ
るが、カラー蓄光の色合いをより鮮明に出すため、白色
層を積層してカラー蓄光層を積層する。そのため図1の
ように厚膜層となり空気が入り剥がれの心配がある。
【0027】剥がれを無くするには、樹脂での接着方法
が好ましく透明接着樹脂層で接着保護を行っている。
(図2)
【0028】請求項3は、その製作をシルクスクリーン
印刷による方法で、デザイン性がありフャッション性が
高い内容のカラー蓄光の模様を作成するには、製版を行
いその製版した内容が印刷として表現されるシルクスク
リーンの手法を用いる事により解決される。
【0029】凸版、活版、平版等の印刷手法もあるが、
カラー蓄光が夜間、発光するには50μm以上の膜厚が
必要でありその膜厚を確保できるのは孔版の手法である
シルクスクリーンが最適である。
【0030】又、白色層の印刷とカラー蓄光層の印刷は
同じ版を使用出来、経済性の観点からも効果は有用であ
る。
【0031】請求項3は、カラー蓄光の原料であるカラ
ー色材と蓄光材の関係を表している。
【0032】夜間発光し、且つ日中鮮明に色を出すため
には、カラー蓄光層を構成するカラー色材と蓄光顔料が
均一に版の目を通り、印刷されることが求められる。
【0033】蓄光顔料の粒子の大きさは、30〜50μ
mで一般に大きく、カラー色材は数ミクロン以下で一般
に小さい。スクリーン印刷の版の目が荒いと一度にカラ
ー色材が大量に排出し、印刷物がにじむケースが生じ
る。版の目が細かいとカラー蓄光の原料でもある蓄光材
が編み目に詰まって印刷出来ないことが生じる。
【0034】本研究者は鋭意研究を重ね、カラー色材と
蓄光材が再起反射シート上に印刷される最適の版の目を
見いだした。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の再帰反射カラー蓄光シー
トは、再帰反射シートとこの再帰反射シートに部分的に
積層された白色層と、白色層に積層されたカラー蓄光層
である。これらの各層を有すれば必要により他の層を積
層してもよい。例えば、再帰反射層を紙や布に接着した
り、又反射層の表面に蓄光を有しないカラー色材を設け
ることもできる。又、透明接着樹脂層にガラスビーズ等
を混入して日中の色彩効果を向上したり日中の視認性の
向上を図る事もできる。
【0036】再帰反射シートは、反射層の表面に透明ガ
ラスビーズを敷き詰めその表面に透明プラスチックフィ
ルムを積層したものや、プラスチック等を三面体にカッ
トし、その表面に透明プラスチックフィルムを積層した
もの等があるが、そのどちらでも構わない。又、青・黄
・オレンジ等の色層を兼ねた透明なプラスチックフィル
ムがあるがそれらを使用するのも構わない。
【0037】カラー蓄光の機能を向上させる白色層は、
再起反射シートとカラー蓄光との密着性が良ければ特に
限定されない。
【0038】白色層の厚さは、25〜150μmが好ま
しく、50〜100μmがより好ましい。25μmに満
たないとカラー蓄光の発光が悪く、150μm超えると
効果は向上しなくなる。
【0039】カラー蓄光層は、蓄光顔料と染料・顔料等
のカラー色材とバインダーを混練したもので、使用する
蓄光顔料、カラー色材、及びバインダーは特に限定され
ない。
【0040】屋外等の環境の劣悪な場所での使用にはカ
ラー蓄光の保護が必要であり、その為にカラー蓄光層と
再帰反射シートに透明接着樹脂層を積層した再帰反射カ
ラー蓄光シートである。
【0041】透明接着樹脂層は、カラー蓄光層を水分及
び傷から保護するためのものである。透明接着樹脂層
は、カラー蓄光層及び再帰反射シートと接着性が良好な
ものであれば特に限定されない。
【0042】カラー蓄光の印刷はシルクスクリーン印刷
にて行い、その膜厚は50〜150μmが好ましく75
〜150μmがより好ましい。50μmに満たないと日
中の色彩も鮮明で無いばかりか夜間の蓄光効果もない、
150μmを超えると効果は変わらずコストが増える。
【0043】カラー色材が印刷物ににじます、且つ、蓄
光顔料が版の目に詰まらず印刷するには、版の目は90
メッシュ〜190メッシュが好ましく、120メッシュ
〜160メッシュがより好ましい。版の目が、90メッ
シュにみたないと原料であるカラー色材が大量に排出し
印刷物がにじみ、版の目が190メッシュを超えると原
料である蓄光材が編み目に詰まり印刷出来ない。
【0044】本発明による、再帰反射カラー蓄光シート
は、ワッペン、各種ステッカー、表示板等に用いる事が
出来る。
【0045】本発明による再帰反射カラー蓄光シートの
実施形態を図面を参照して説明する。図2は、再帰反射
カラー蓄光シートの部分断面図である。図2において、
1は再帰反射シートである。この再帰反射シート1の表
面の一部に白色層2が積層され、その上にカラー蓄光3
がシルクスクリーンにより積層されている。このカラー
蓄光層3と再帰反射シート1の表面に透明接着樹脂層6
が積層されている。
【0046】〔実施例1〕 <再帰反射シート>20cm*30cm片のユニチカス
パークライト(青)を使用した。
【0047】<製版>製版機にて130メッシュの版の
目を使い、図3の様な図柄を製作した。
【0048】<白色層>カラー蓄光と同一系のポリエス
テル系の樹脂を使用した。
【0049】<カラー蓄光層> ポリエステル系樹脂 :30重量部 緑色蓄光顔料 :50重量部 青色蓄光顔料 :20重量部 イエロー染料(ペリレン系) :0.1重量部 脂肪酸アマイド系分散材 :3重量部 からなる黄色のインキを用いた。
【0050】<透明接着樹脂層>2液性のウレタン樹脂
を用いた。
【0051】<白色層の印刷>シルクスクリーン印刷台
の上にセットし、再帰反射シートを置き、製版した13
0メッシュの版の目を用い図3のデザインを白色層にて
シルクスクリーン印刷した。
【0052】<カラー蓄光層の印刷>白色層を印刷した
130メッシュの版を充分に洗浄し、同じ版を使用して
カラー蓄光層を白色層の上にシルクスクリーン印刷し
た。(図4)その後充分に乾燥した。
【0053】<透明接着樹脂層>乾燥後、100メッシ
ュの版の目を用い、透明接着樹脂層がカラー蓄光層を充
分に覆うまで透明接着樹脂層を印刷した。
【0054】<付着性試験>JIS−K−5400の碁
盤目法に従い透明接着樹脂層の付着性試験を実施した。
【0055】<再帰反射試験>反射カラー蓄光シートを
暗所において垂直方向に固定した。この反射カラー蓄光
シートを15メートル離れた位置より懐中電灯(松下電
器産業株式会社製FF143MF)を照射しその反射を
目視により観察した。
【0056】<りん光輝度試験>JIS−Z−9107
に従い、輝度及び色度測定器(トプコン BM−5A)
を用い、カラー蓄光層の輝度を測定した。
【0057】評価を表1に示す。
【0058】<評価>以上の結果により、シルクスクリ
ーンにてカラー蓄光層を印刷することにより、一度の作
業で、日中の色合いも良く、暗所での輝度も高い再帰反
射カラー蓄光シートが作成出来た。合わせて表面に透明
接着樹脂層を積層することにより、非常に密着が良い再
帰反射カラー蓄光シートとなった。
【0059】〔比較例1〕 <再帰反射シート>20cm*30cm片のユニチカス
パークライト(青)を使用した。
【0060】<製版>製版機にて130メッシュの版の
目を使い、図3の様な図柄を製作した。
【0061】<白色層>カラー蓄光と同一系のポリエス
テル系の樹脂を使用した。
【0062】<カラー蓄光層> ポリエステル系樹脂 :30重量部 緑色蓄光顔料 :50重量部 青色蓄光顔料 :20重量部 イエロー染料(ペリレン系) :0.1重量部 脂肪酸アマイド系分散材 :3重量部 からなる黄色のインキを用いた。
【0063】<透明接着樹脂層>2液性のウレタン樹脂
を用いた。
【0064】<白色層の印刷>シルクスクリーン印刷台
の上にセットし再帰反射シートを置き、製版した130
メッシュの版の目を用い図3のデザインで白色層をシル
クスクリーン印刷した。
【0065】<カラー蓄光層の印刷>白色層を印刷した
130メッシュの版を充分に洗浄し、同じ版を使用して
カラー蓄光層を白色層の上にシルクスクリーン印刷し
た。(図4)その後充分に乾燥した。
【0066】<透明保護フィルム>乾燥後、25μmの
ポリエステルの透明保護フィルムにて熱をかけながら被
覆した。
【0067】<付着性試験>JIS−K−5400の碁
盤目法に従い透明保護フィルム層の付着性試験を実施し
た。
【0068】<再帰反射試験>反射カラー蓄光シートを
暗所において垂直方向に固定した。この反射カラー蓄光
シートを15メートル離れた位置より懐中電灯(松下電
器産業株式会社製FF143MF)を照射しその反射を
目視により観察した。
【0069】<りん光輝度試験>JIS−Z−9107
に従い、輝度及び色度測定器(トプコン BM−5A)
を用い、カラー蓄光層の輝度を測定した。
【0070】評価を表2に示す。
【0071】<評価>以上の結果により、再起反射機能
も極めて良好で、日中の色合いも良く、暗所でのりん光
試験も充分に使用可能であるが、表面の密着性は良くな
かった。
【0072】〔実施例2〜14〕 <再帰反射シート>20cm*30cm片のユニチカス
パークライト(青)を使用した。
【0073】<白色層>カラー蓄光と同一系のポリエス
テル系の樹脂を使用した。
【0074】<カラー蓄光層> ポリエステル系樹脂 :30重量部 緑色蓄光顔料 :50重量部 青色蓄光顔料 :20重量部 イエロー染料(ペリレン系) :0.1重量部 脂肪酸アマイド系分散材 :3重量部 からなる黄色のインキを用いた。
【0075】<透明接着樹脂層>2液性のウレタン樹脂
を用いた。
【0076】<白色層の印刷>シルクスクリーン印刷台
の上にセットし再帰反射シートを置き、10メッシュ間
隔で80〜200メッシュの版の目を用い白色層を印刷
した。
【0077】<カラー蓄光層の印刷>白色層を印刷した
ものと同じ版を使用してカラー蓄光層を印刷した。その
後充分に乾燥した。
【0078】<透明接着樹脂層>乾燥後、100メッシ
ュの版の目を用い、透明接着樹脂層がカラー蓄光層を充
分に覆うまで透明接着保護層を印刷した。
【0079】<カラー色材の排出度>カラー蓄光の印刷
時に、目視にてカラー色材の排出度を評価した。
【0080】<りん光輝度試験>JIS−Z−9107
に従い、輝度及び色度測定器(トプコン BM−5A)
を用い、カラー蓄光層の輝度を測定し、蓄光材の目詰ま
りを評価した。
【0081】評価を表3に示す。 カラー蓄光の排出度合い ◎・・全く問題は無い。 ○・・排出がやや多いが商品としては問題が無い。 ×・・排出が多すぎて商品価値が無い。
【0082】<評価>以上の結果より、版の目が90メ
ッシュに満たないと、カラー色材の排出が多く色がにじ
み商品価値が無くなり、版の目が190メッシュを超え
るとJISZ9107の安全表示板の基準に満たないこ
とが判明した。
【0083】
【発明の効果】本発明は、以上より夜間の車等のヘッド
ライトが無い時に蓄光の機能を果たし、車等のヘッドラ
イトが照射した際、再起反射機能を有し、日中もフャシ
ョン性のある鮮やかな色を持ち、夜間は蓄光機能を所有
した二つの効果をシルクスクリーン印刷の手法にて容易
に出来、積層された各層の密着性が良好な再帰反射カラ
ー蓄光シートである。
【図面の簡単な説明】
【図1】再帰反射シートに白色層とカラー蓄光層を積層
し、透明フィルムにて覆った断面図
【図2】本発明による、再帰反射カラー蓄光シートの一
実施形態の層構成を示す部分断面図。
【図3】130メッシュの版の目を用い、デザインした
版の図柄
【図4】再帰反射シートに白色層とカラー蓄光層が積層
された部分断面図
【符号の説明】
1…基材となる再帰反射シート 2…白色層 3…カラー蓄光層 4…透明フィルム層 5…空気層 6…透明接着樹脂層 7…130メッシュの版の目 8…図柄
フロントページの続き Fターム(参考) 2H042 EA04 EA12 EA22 2H113 AA04 AA06 BA09 BC09 CA33 EA15 4F100 AK01D AK41 AK51G BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C BA10D CA13 CB00D DB00B EC04 HB00B JL10B JL10C JL11D JN01D JN06A JN30C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再帰反射シートとこの再帰反射シートに部
    分的に積層された白色層と、白色層に積層されたカラー
    蓄光層からなる再帰反射カラー蓄光シート
  2. 【請求項2】前記再帰反射カラー蓄光シートの再起反射
    シート及びカラー蓄光層に透明接着樹脂層を積層した再
    帰反射カラー蓄光シート
  3. 【請求項3】製法がシルクスクリーン印刷である請求項
    1及び2記載の再起反射カラー蓄光シート。
  4. 【請求項4】シルクスクリーン印刷の版の目が90メッ
    シュから190メッシュで印刷された請求項1及び2記
    載の再帰反射カラー蓄光シート
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