JP2004163561A - 表示フィルム - Google Patents
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Abstract
【課題】光源下と、光源を有しない状況下とで異なるイメージを省スペースで表示することができ、しかも、光源を有しない状況下で発光による明確な表示が可能な表示フィルムを提供する。
【解決手段】必要に応じて蓄光性材料で構成され、不透明かつ無孔の基材シート4、及びこの基材シート4の表面の少なくとも一部に配設される蓄光剤5又は遮光剤6を有し、夜間等の光源のない状態で目視可能となる第一のイメージ10が形成されている第一の表示層1と、複数の孔を有する有孔シート7を含んで、第一の表示層1上に第一のイメージ10を部分的に隠蔽した状態で配設され、その一方、光源下で目視可能となる第二のイメージ11が形成されている第二の表示層2と、この第二の表示層2上に配設される透明保護層3とを備える表示フィルムとする。
【選択図】 図1
【解決手段】必要に応じて蓄光性材料で構成され、不透明かつ無孔の基材シート4、及びこの基材シート4の表面の少なくとも一部に配設される蓄光剤5又は遮光剤6を有し、夜間等の光源のない状態で目視可能となる第一のイメージ10が形成されている第一の表示層1と、複数の孔を有する有孔シート7を含んで、第一の表示層1上に第一のイメージ10を部分的に隠蔽した状態で配設され、その一方、光源下で目視可能となる第二のイメージ11が形成されている第二の表示層2と、この第二の表示層2上に配設される透明保護層3とを備える表示フィルムとする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示フィルムに関し、より詳しくは、太陽光、蛍光灯等の光源下での状態と、光源を取り去った状態とで、異なったイメージを表示することができる表示フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、太陽光、蛍光灯等の光源下での状態と光源を取り去った状態とで、異なったイメージを表示することを可能とした看板や標識等が開発されている。
【0003】例えば、特許文献1には、蓄光剤、蛍燐光体及び有機顔料を混合して、これらから発光又は反射してくる光を、相互に干渉させることにより、それぞれ単独の場合と異なる色彩で発色する顔料又は塗料と、これらを用いて描出した絵画が開示されている。
【0004】しかし、この顔料又は塗料を用いて作成される絵画にあっては、蓄光剤及び蛍燐光体を発光させて異なるイメージを表示するために、光源の種類を太陽や螢光灯等の通常の光源から、ブラックライト等の可視光以外の励起光源に変更する必要があった。
【0005】また、この絵画は、光の干渉作用を利用して所望のイメージを表示させるものであるため、蓄光剤、蛍燐光体及び有機塗料の種類及び配合比を厳密に選定する必要があり、製造効率、及びコストの面で問題を有するものであった。
【0006】更に、この絵画は、基本的に、蓄光層表面を完全に覆って見色層を設けることから、見色層で励起光のエネルギーが失われてしまい、蓄光層の発光輝度を上げることは困難であった。
【0007】一方、特許文献2及びそれに対応する特許文献3には、第1イメージを有する半透明フィルムと、その上に設けられる、第2イメージを表面に有する濾光フィルムとを含み、濾光フィルム表面の輝度と半透明フィルム裏面の輝度の上下関係に応じて異なるイメージを表示するサイン表示物品が提案されている。
【0008】しかし、このサイン表示物品では、第2イメージから第1イメージに変化させるための背面照明装置及び外部電源が必要となり、サイン表示物品全体の小型化、薄型化が困難であり、省スペースでの設置という要請に充分対応し得るものではなかった。
【0009】更に、特許文献4には、エレクトロルミネッセンス表面又はフォトルミネッセンス表面を有する有孔フィルムを含み、一方の側から見たときは所望のイメージを認識することができ、他方の側から見たときは窓を通して景色を見ることができるフィルムが開示されている。
【0010】しかし、このフィルムは、異なるイメージの表示を意図するものではなく、また、エレクトロルミネセンス表面とする場合には、当該エレクトロルミネセンス表面を発光させるための外部電源を要し、イメージ表示体全体を小型化することは困難であった。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−204320公報
【特許文献2】
特表2001−507821公報
【特許文献3】
国際公開公報WO98/30998号明細書
【特許文献4】
特表2002−518208公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電源等の外部装置を要することなく、太陽光、蛍光灯等の光源下と、夜間等の光源を有しない状況下とで異なるイメージが表示され、しかも、光源を有しない状況で発光による明確な表示が可能な表示フィルムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に基づきなされたものであり、不透明かつ無孔の基材シートにおける表面の少なくとも一部に蓄光材を有し、光源のない状態で目視可能となる第一のイメージが形成されている第一の表示層と、複数の孔を有する有孔シートを含んで、第一の表示層上に第一のイメージを部分的に隠蔽した状態で配設され、その一方、光源下で目視可能となる第二のイメージが形成されている第二の表示層と、第二の表示層上に配設される透明保護層とを備えることを特徴とする表示フィルムを提供するものである。
【0014】また、本発明は、蓄光性材料からなる不透明かつ無孔の基材シートにおける表面の少なくとも一部に遮光材を有し、光源のない状態で目視可能となる第一のイメージが形成されている第一の表示層と、複数の孔を有する有孔シートを含んで、第一の表示層上に第一のイメージを部分的に隠蔽した状態で配設され、その一方、光源下で目視可能となる第二のイメージが形成されている第二の表示層と、第二の表示層上に配設される透明保護層とを備えることを特徴とする表示フィルムをも提供するものである。
【0015】ここで、本明細書中、「イメージ」とは、ある印象を与える表示を意味し、文字、図形、又は記号等の表示を含んでイメージが形成されているものは勿論、文字、図形又は記号等の表示を全く含まず、基材シート自体の色のみ、又は基材シート上に一色の色を付した状態のものも含まれる。従って、例えば、第一の表示層では文字、図形等の表示を含むが、第二の表示層では着色剤等の配設がなく図形等の表示を全く含まない場合をも含むものである。
【0016】本発明においては、基材シートが、基材シート表面に配設される蓄光材と、異なる波長の光を発光する蓄光性材料からなるものとしてもよい。
【0017】また、第二の表示層は、有孔シート表面の少なくとも一部に着色剤を有するものとすることで、昼間等の光源下で目視可能となる所定のイメージが形成されているものとすることもできる。
【0018】また、透明保護層は、ポリマーからなるマトリックス中に透明な充填材を分散させた材料で構成させることが好ましい。
【0019】なお、本発明の表示フィルムは、広告、看板、店舗等の分野でイメージ表示体として利用でき、特に、設置スペース等の問題から、イメージを照射する照明装置を設置できない場合に有用である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0021】本発明の表示フィルムは、図1及び図2に示すように、必要に応じて蓄光性材料で構成され、不透明かつ無孔の基材シート4、及びこの基材シート4の表面の少なくとも一部に配設される蓄光材5又は遮光材6を有し、夜間等の光源のない状態で目視可能となる第一のイメージ10が形成されている第一の表示層1と、複数の孔を有する有孔シート7を含んで、第一の表示層1上に第一のイメージ10を部分的に隠蔽した状態で配設され、その一方、光源下で目視可能となる第二のイメージ11が形成されている第二の表示層2と、この第二の表示層2上に配設される透明保護層3とを備えるものである。
【0022】このような構成により、電源等の外部装置を要することなく、太陽光、蛍光灯等の光源下と、夜間等の光源を有しない状況下とで異なるイメージが表示することができ、省スペース化の要請にも対応することができる。しかも、第二の表示層2に所定の孔9を設けることで、第一のイメージ10を部分的に隠蔽して第一イメージ10と混在することなく第一の表示層1と異なる第二のイメージ11を表示可能としながらも、第一の表示層1に対する光の遮蔽を防止して、夜間等に高輝度の発光による明確な表示を可能としている。以下、具体的に説明する。
【0023】本発明における第一の表示層1は、表示フィルムが被着体に貼り付けられた際に、その被着体表面の色、図形等を隠蔽するために、不透明かつ無孔の基材シート4を有する。
【0024】但し、基材シート4は、基本的に光を透過させないものであることの他、それを構成する材料について特に制限はなく、例えば、通常の無発光性材料で構成し得ることは勿論であるが、蓄光性材料により構成してもよい。
【0025】もっとも、基材シート4を通常の無発光性材料で構成する場合には、第一の表示層1に夜間等の光源のない状態で目視可能となる所定のイメージを表示させるために、この基材シート4の表面の少なくとも一部に蓄光材5を有する必要がある。
【0026】また、基材シート4を蓄光性材料で構成する場合には、基材シート4における表面の少なくとも一部に遮光材6を有するか、基材シート4を構成する蓄光性材料と、異なる波長の光を発光する蓄光材5を当該基材シート4表面に有するものが好ましい。
【0027】前者の如く遮光材6を設けると、遮光材6の下に位置する基材シート4の蓄光性材料は、光源下で励起状態とならず、その後光源のない状況となってもその部分は発光しないため、言わば抜き型のイメージを形成することができる。
【0028】一方、後者の如く、基材シート4を蓄光性材料と、異なる波長の光を発光する蓄光材5を設けると、それぞれから発光する光から認識される色の相違により、特定のイメージを形成することができる。なお、蓄光材5は、事実上光の透過を妨げる場合もあるので、その意味では遮光材6としても機能する場合があることは言うまでもない。
【0029】本発明において無発光性材料により構成される基材シート4としては、例えば3M社製の商品名Cotroltac(TM)PlusGraphicsFilm8620、8640等を挙げることができる。
【0030】また、蓄光性材料により構成される基材シート4としては、例えば、3M社製の商品名Scotchca1TMLumimusFilmSedes5900等を挙げることができる。
【0031】また、基材シート4上に配設される蓄光材5としては、例えば、アルカリ土類アルミン酸塩を母体結晶とし、ユウロピウム(Eu)を賦活剤とし、デスプロシウム(Dy)、又はネジウム(Nd)を賦活助剤とした酸化物系蓄光剤を含有するもの、或いはCaS−Bi、CaSrS−Bi、ZnS−Cu、及びZnCdS−Cuからなる群より選ばれる少なくとも1種の硫化物系蓄光剤を含有するものを挙げることができる。また、基材シート4上に配設される遮光材6としては、蓄光性材料を励起させ得る光の少なくとも一部を遮蔽できるものであればよく、例えば、各種、静電トナー、印刷用インク、又は不透明シート等を適用することができる。
【0032】もっとも、基材シート4上に配設される蓄光材5及び遮光材6は、光源下において認識される色が、光源下において認識される基材シート4表面(蓄光性材料で構成される場合と無発光性材料で構成される場合の両方を含む。)の色と同系列の色として認識できるものが好ましい。
【0033】光源下において認識される蓄光材5及び遮光材6の色が、同じく光源下において認識される基材シート4表面の色と全く異なると、第二表示層の有孔シート7の孔を通して第一のイメージ10が昼間等の光源下においても認識されて、第一のイメージ10と第二のイメージ11との混合により、第二のイメージ11の認識が困難になることがある。従って、例えば、光源下において認識される基材シート4表面の色が黄緑であれば、蓄光材5及び遮光材6も、光源下において緑色系又は黄色系の色と認識されるものが好ましい。
【0034】本発明において蓄光材5及び遮光材6は、蓄光性材料を含有するシートや、不透明シートを所望の形状に切り抜き、基材シート4に貼り付ける方法で配設することができる。
【0035】また、他の方法として、静電印刷法、電子写真画像化法、スクリーン印刷法、インクジェット式印刷法、グラビア印刷法、オフセット印刷法、又はその他の印刷技術を使用して、基材シート4に付着させる方法も好ましい。
【0036】また、この印刷技術を使用する方法では、各種トナー又はインクを当該蓄光材5及び遮光材6として利用すればよい。また、静電印刷法でトナーを用いて印刷する方法としては、例えば、蓄光材5又は遮光材6を含有するトナーを用いて基材シート4表面に直接印刷することにより、蓄光材5又は遮光材6を基材シート4表面に付着させるダイレクトプリント法と、蓄光材5又は遮光材6を含有するトナーを用いて一時的に仮担持体上ヘイメージを印刷した後、基材シート4へ転写することにより、蓄光材5又は遮光材6を基材シート4表面に付着させる転写法とを挙げることができる。
【0037】また、印刷技術を使用する方法で基材シート4表面に対する蓄光材5又は遮光材6の密着性を向上させるためには、例えば、アクリル樹脂等を介して蓄光材5又は遮光材6を基材シート4表面に付着させるプライマー処理を行うことも好ましい。
【0038】本発明における基材シート4は、単層構造のものでよいことは勿論、多層構造のものでもよい。
【0039】従って、例えば、無発光性材料又は蓄光性材料の何れかのみからなる単層シートの他、無発光性材料からなる支持層と蓄光性材料からなる発光層により構成される多層シートとすることもできる。
【0040】また、本発明においては、以上のように構成される第一の表示層1の裏面(第二の表示層2に接する面と反対側の面)に、表示フィルムを被表示体に密着させるための接着剤を有してもよい。また、この際の接着剤としては、例えば、アクリル系、シリコーン系、合成ゴム系、又は天然ゴム系の感圧接着剤を挙げることができる。また、接着層の厚さとしては、5μm〜60μmが好ましく、20μm〜50μmがより好ましい。
【0041】次に、図1及び図2に示すように、本発明における第二の表示層2は、複数の孔を有する有孔シート7を含んで構成されて、前述した第一の表示層1に形成される第一のイメージ10を部分的に隠蔽するものであり、更に光源下で目視可能となる第二のイメージ11が形成されているものである。
【0042】本発明における有孔シート7としては、穿孔されている孔9の、当該孔9を含めた有孔シート7全表面積に対する面積比が、40〜60%のものが好ましく、45〜55%のものがより好ましい。
【0043】穿孔されている孔9の面積比がこの範囲であれば、光源下で第一イメージ10と混合することなく第二イメージ11の所望の形状等を認識でき、かつ第一の表示層1に発光に必要充分な光を供給することができ、光源を取り去った状況下で第一イメージ10の所望の形状等を認識することができる。
【0044】本発明における有孔シート7においては、孔9の形状については特に制限はなく、円形、正方形、三角形、細いストライプの形状、又はその他のいかなる断面形状であってもよい。また、孔9の大きさや孔9の形成パターンについても特に制限はなく、規則的な繰り返しパターン又は不規則なパターンの何れで形成されていてもよい。
【0045】但し、第一のイメージ10と第二のイメージ11の両方を明確に表示させるには、孔9は円形が好ましく、またその直径も、0.5〜5mmのものが好ましく、1.0〜3.0mmのものがより好ましい。
【0046】本発明において有孔シート7の孔9は、ダイカッティング法、パンチング法、又はレーザーを用いる方法等、従来からのいかなる方法を用いて形成してもよい。
【0047】本発明においては、有孔シート7を構成する材料について特に制限はなく、例えば、熱可塑性樹脂等の材料で構成させることができ、中でも、加工性、及び施工性の点で塩化ビニル系樹脂が好ましい。
【0048】また、有孔シートの厚さは、取り扱い容易性、加工性、及び施工性の点で20〜180μmのものが好ましく、50〜150μmのものがより好ましい。
【0049】なお、以上の条件を具備する有孔シートとしては、例えば、例えば、3M社製の商品名Scotchcal(TM)PerforatedWindowGraphicFilm8671ES等を挙げることができる。
【0050】本発明の第二の表示層2において昼間等の光源下で目視可能となる所定のイメージを形成するものとしては、例えば、有孔シート7表面の少なくとも一部に、着色剤8を有することで、一定の図形、文字等のイメージが形成されているものを挙げることができる。
【0051】この際、着色剤8としては、例えば、各種印刷用インク、静電トナー等を適用することができ、各イメージに応じて選択すればよい。
【0052】また、このような着色剤8の有孔シート7表面への付着は、着色シートを所望の形状に切り抜き、有孔シート7に貼り付ける方法で行うことができる。
【0053】また、他の方法として、静電印刷法、電子写真画像化法、スクリーン印刷法、インクジェット式印刷法、グラビア印刷法、オフセット印刷法、又はその他の印刷技術を使用して行うことも好ましい。この際、着色剤8の有孔シート7表面への付着は、穿孔により孔9を形成した後に行ってもよく、孔9を形成する前に行ってもよい。
【0054】また、有孔シート7表面に対する着色剤8の密着性を向上させるためには、例えば、アクリル樹脂等を介して着色剤を有孔シート7に付着させるプライマー処理を行うことも好ましい。
【0055】本発明における有孔シート7は、一層単独で構成されるものでもよく多層構造のものでもよい。多層構造のものとしては、例えば、第一表示層の色、図形等に応じて第一のイメージ10に対する隠蔽性を向上させるために、白色の層に、黒色等の色で着色した着色層を積層した有孔シート等を挙げることができる。
【0056】また、本発明において第二の表示層2を第一の表示層1に積層する方法としては、例えば、第二の表示層2において第一の表示層1に接触させる面に各種接着剤を塗布して、当該接着剤を介して第一の表示層1に第二の表示層2を密着させる方法、又は、第二の表示層2において第一の表示層1に接触させる面に接着シートを配設して、当該接着シートを介して第一の表示層1に第二の表示層2を密着させる方法を挙げることができる。
【0057】また、後者の場合には、無色透明なものであれば、各孔を塞ぐ無孔の接着シートを設けてもよいが、有孔シート7と、同形状、同サイズで同じ形成パターンの孔を有する接着シートを、当該接着シートの孔と有孔シート7の孔とを対応させて配置することが好ましい。
【0058】次に、本発明における透明保護層3は、第二の表示層2上に配設され、第二の表示層2表面を保護するものである。
【0059】本発明における透明保護層3としては、例えば、保護フィルム、又は液状で第二の表示層2表面に滴下される保護クリヤ等で形成されるものを挙げることができる。
【0060】また、これら保護フィルム、又は保護クリヤ等で形成される透明保護層3は、ポリマーからなるマトリックス中に透明な充填材を分散させた材料で構成することが、対磨耗性及び耐擦傷性を向上できる点で好ましい。
【0061】この際、充填剤としては、例えば、ガラス繊維、ガラスビーズ、又は鉱物粒子等を挙げることができる。また、マトリックスを構成するポリマーとしては、例えば、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、又はウレタン樹脂等を挙げることができる。
【0062】また、本発明において保護フィルムを用いる場合には、第二の表示層2表面に保護フィルムを密着させるための接着剤層を有する保護フィルムが好ましい。
【0063】また、本発明において透明保護層3の厚さは、下地保護性、耐磨耗性、耐擦性過性及び光透過性の点で、10〜250μmのものが好ましく、60〜230μmのものがより好ましい。
【0064】なお、以上の条件を満たす接着剤層付きの保護フィルムとしては、例えば、3M社製の商品名SP4114、SP4169、又はSP4855等を挙げることができる。また、保護クリヤとしては、例えば、3M社製の商品名ScotchcaITMScreenPrintC1ear8920ESを挙げることができる。
【0065】また、透明保護層3の表面は、目的とする用途に応じて光沢仕上げを施したり、艶消し仕上げを施すことができる。
【0066】以上、本発明の実施の形態について具体的に説明したが、本発明の表示フィルムは、太陽光、蛍光灯等の光源下での状態と、光源を取り去った状態とで、異なったイメージを表示することができるものであり、広告、言板、店舗等の分野でイメージ表示体として利用でき、特に、設置スペース等の問題から、照明装置を設置できないような場所で好適に利用することができる。
【0067】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
【0068】
(実施例1)
(1)第一の表示層
まず、静電記録方式プリンター(3M社製、スコッチプリントMode1 9512)を使用して、画像転写用記録用紙(3M社製、トランスファーメディア8601)上に、光源下で黄色系の色彩を呈する着色剤(遮光材)を主成分とするトナーを用いて転写用イメージを印刷した。
【0069】次に、ラミネーター(3M社製、OrcaIII)を使用して、蓄光性材料(銅/硫化亜鉛系顔料)からなる基材シート(3M社製、ルミナスフィルム5900)上に、上部ロール温度:130℃、下部ロール温度:50℃、ウエッブ搬送速度:70cm/分、圧力:410kPaの画像転写条件で、トナーイメージを転写し、蓄光発光が可能な第一の表示層を得た。
【0070】
(2)第二の表示層及び透明保護層
まず、静電記録方式プリンター(3M社製、スコッチプリントMode1 9512)を使用して、画像転写用記録用紙(3M社製、トランスファーメディア8601)上に、光源下で黄色系、青色系、及び赤色系の色彩を呈する3種の着色剤を主成分とする専用カラートナーを用いて転写用イメージを印刷した。
【0071】次に、ラミネーター(3M社製、OrcaIII)を使用して、裏面に接着剤層及びこれを保護するための剥離紙が設けられている有孔シート(3M社製、商品名:Scotchcal(TM)PerforatedWindowGraphicFilm8671ES)上に、上部ロール温度:130℃、下部ロール温度:50℃、ウエッブ搬送速度:70cm/分、圧力:210〜350kPaの画像転写条件で、トナーイメージを転写し、イメージが形成された有孔シートからなる第二の表示層を得た。
【0072】次に、有孔シートの表面(トナーイメージが転写され、接着層を有しない面)に、粘着剤付き保護フィルム(3M社製、オーバーラミネートフィルムSP4855)を、同フィルムの粘着剤を介して密着させ透明保護フィルムからなる透明保護層が有孔シート上に形成された積層体を作製した。
【0073】
(3)表示フィルム
まず、ラミネーター(3M社製、OrcaIII)に、上記の様にして得た、蓄光発光可能である第一の表示層と、有孔シート上に保護層が設けられた積層体とを取り付けた。
【0074】次に、有孔シートの裏面に積層された接着剤層を保護するための剥離紙を剥がしながら、表れた接着面を第一の表示層の表面に配置して、上部及び下部ロール温度:室温、ウエッブ搬送速度:70cm/分、圧力:350kPaの圧着条件で、圧着・積層し、表示フィルムを得た。
【0075】図2に示すように、このようにして得られた表示フィルムは、太陽光や螢光灯等の光源下で、有孔シート7上に設けられた第2イメージである太陽を認識することができた。
【0076】一方、夜間等の太陽光や螢光灯等の光源を取り去った状況では、第2イメージを形成した着色剤が無発光物質であるため、第2イメージである太陽は認識されなかった。そして、基材シートを構成する蓄光性材料が、基材シート表面の月の形状で着色剤が設けられた部分を除いて、光源による照射が無くなった時点から6時間程度発光し、言わば抜き型状に、第1イメージである月が認識された。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、光源下と、光源を有しない状況下とで異なるイメージを省スペースで表示することができ、しかも、光源を有しない状況下で発光による明確な表示が可能な表示フィルムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示フィルムの一の実施の形態を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明の一の実施の形態において、光源下での状態と、光源を取り去った状態とで、表示される第一のイメージと第二のイメージを示す模式図である。
【符号の説明】
1…第一の表示層、2…第二の表示層、3…透明保護層、4…基材シート、5…蓄光材、6…遮光材、7…有孔シート、8…着色剤、9…孔、10…第一のイメージ、11…第二のイメージ。
【発明の属する技術分野】本発明は、表示フィルムに関し、より詳しくは、太陽光、蛍光灯等の光源下での状態と、光源を取り去った状態とで、異なったイメージを表示することができる表示フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、太陽光、蛍光灯等の光源下での状態と光源を取り去った状態とで、異なったイメージを表示することを可能とした看板や標識等が開発されている。
【0003】例えば、特許文献1には、蓄光剤、蛍燐光体及び有機顔料を混合して、これらから発光又は反射してくる光を、相互に干渉させることにより、それぞれ単独の場合と異なる色彩で発色する顔料又は塗料と、これらを用いて描出した絵画が開示されている。
【0004】しかし、この顔料又は塗料を用いて作成される絵画にあっては、蓄光剤及び蛍燐光体を発光させて異なるイメージを表示するために、光源の種類を太陽や螢光灯等の通常の光源から、ブラックライト等の可視光以外の励起光源に変更する必要があった。
【0005】また、この絵画は、光の干渉作用を利用して所望のイメージを表示させるものであるため、蓄光剤、蛍燐光体及び有機塗料の種類及び配合比を厳密に選定する必要があり、製造効率、及びコストの面で問題を有するものであった。
【0006】更に、この絵画は、基本的に、蓄光層表面を完全に覆って見色層を設けることから、見色層で励起光のエネルギーが失われてしまい、蓄光層の発光輝度を上げることは困難であった。
【0007】一方、特許文献2及びそれに対応する特許文献3には、第1イメージを有する半透明フィルムと、その上に設けられる、第2イメージを表面に有する濾光フィルムとを含み、濾光フィルム表面の輝度と半透明フィルム裏面の輝度の上下関係に応じて異なるイメージを表示するサイン表示物品が提案されている。
【0008】しかし、このサイン表示物品では、第2イメージから第1イメージに変化させるための背面照明装置及び外部電源が必要となり、サイン表示物品全体の小型化、薄型化が困難であり、省スペースでの設置という要請に充分対応し得るものではなかった。
【0009】更に、特許文献4には、エレクトロルミネッセンス表面又はフォトルミネッセンス表面を有する有孔フィルムを含み、一方の側から見たときは所望のイメージを認識することができ、他方の側から見たときは窓を通して景色を見ることができるフィルムが開示されている。
【0010】しかし、このフィルムは、異なるイメージの表示を意図するものではなく、また、エレクトロルミネセンス表面とする場合には、当該エレクトロルミネセンス表面を発光させるための外部電源を要し、イメージ表示体全体を小型化することは困難であった。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−204320公報
【特許文献2】
特表2001−507821公報
【特許文献3】
国際公開公報WO98/30998号明細書
【特許文献4】
特表2002−518208公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電源等の外部装置を要することなく、太陽光、蛍光灯等の光源下と、夜間等の光源を有しない状況下とで異なるイメージが表示され、しかも、光源を有しない状況で発光による明確な表示が可能な表示フィルムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に基づきなされたものであり、不透明かつ無孔の基材シートにおける表面の少なくとも一部に蓄光材を有し、光源のない状態で目視可能となる第一のイメージが形成されている第一の表示層と、複数の孔を有する有孔シートを含んで、第一の表示層上に第一のイメージを部分的に隠蔽した状態で配設され、その一方、光源下で目視可能となる第二のイメージが形成されている第二の表示層と、第二の表示層上に配設される透明保護層とを備えることを特徴とする表示フィルムを提供するものである。
【0014】また、本発明は、蓄光性材料からなる不透明かつ無孔の基材シートにおける表面の少なくとも一部に遮光材を有し、光源のない状態で目視可能となる第一のイメージが形成されている第一の表示層と、複数の孔を有する有孔シートを含んで、第一の表示層上に第一のイメージを部分的に隠蔽した状態で配設され、その一方、光源下で目視可能となる第二のイメージが形成されている第二の表示層と、第二の表示層上に配設される透明保護層とを備えることを特徴とする表示フィルムをも提供するものである。
【0015】ここで、本明細書中、「イメージ」とは、ある印象を与える表示を意味し、文字、図形、又は記号等の表示を含んでイメージが形成されているものは勿論、文字、図形又は記号等の表示を全く含まず、基材シート自体の色のみ、又は基材シート上に一色の色を付した状態のものも含まれる。従って、例えば、第一の表示層では文字、図形等の表示を含むが、第二の表示層では着色剤等の配設がなく図形等の表示を全く含まない場合をも含むものである。
【0016】本発明においては、基材シートが、基材シート表面に配設される蓄光材と、異なる波長の光を発光する蓄光性材料からなるものとしてもよい。
【0017】また、第二の表示層は、有孔シート表面の少なくとも一部に着色剤を有するものとすることで、昼間等の光源下で目視可能となる所定のイメージが形成されているものとすることもできる。
【0018】また、透明保護層は、ポリマーからなるマトリックス中に透明な充填材を分散させた材料で構成させることが好ましい。
【0019】なお、本発明の表示フィルムは、広告、看板、店舗等の分野でイメージ表示体として利用でき、特に、設置スペース等の問題から、イメージを照射する照明装置を設置できない場合に有用である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0021】本発明の表示フィルムは、図1及び図2に示すように、必要に応じて蓄光性材料で構成され、不透明かつ無孔の基材シート4、及びこの基材シート4の表面の少なくとも一部に配設される蓄光材5又は遮光材6を有し、夜間等の光源のない状態で目視可能となる第一のイメージ10が形成されている第一の表示層1と、複数の孔を有する有孔シート7を含んで、第一の表示層1上に第一のイメージ10を部分的に隠蔽した状態で配設され、その一方、光源下で目視可能となる第二のイメージ11が形成されている第二の表示層2と、この第二の表示層2上に配設される透明保護層3とを備えるものである。
【0022】このような構成により、電源等の外部装置を要することなく、太陽光、蛍光灯等の光源下と、夜間等の光源を有しない状況下とで異なるイメージが表示することができ、省スペース化の要請にも対応することができる。しかも、第二の表示層2に所定の孔9を設けることで、第一のイメージ10を部分的に隠蔽して第一イメージ10と混在することなく第一の表示層1と異なる第二のイメージ11を表示可能としながらも、第一の表示層1に対する光の遮蔽を防止して、夜間等に高輝度の発光による明確な表示を可能としている。以下、具体的に説明する。
【0023】本発明における第一の表示層1は、表示フィルムが被着体に貼り付けられた際に、その被着体表面の色、図形等を隠蔽するために、不透明かつ無孔の基材シート4を有する。
【0024】但し、基材シート4は、基本的に光を透過させないものであることの他、それを構成する材料について特に制限はなく、例えば、通常の無発光性材料で構成し得ることは勿論であるが、蓄光性材料により構成してもよい。
【0025】もっとも、基材シート4を通常の無発光性材料で構成する場合には、第一の表示層1に夜間等の光源のない状態で目視可能となる所定のイメージを表示させるために、この基材シート4の表面の少なくとも一部に蓄光材5を有する必要がある。
【0026】また、基材シート4を蓄光性材料で構成する場合には、基材シート4における表面の少なくとも一部に遮光材6を有するか、基材シート4を構成する蓄光性材料と、異なる波長の光を発光する蓄光材5を当該基材シート4表面に有するものが好ましい。
【0027】前者の如く遮光材6を設けると、遮光材6の下に位置する基材シート4の蓄光性材料は、光源下で励起状態とならず、その後光源のない状況となってもその部分は発光しないため、言わば抜き型のイメージを形成することができる。
【0028】一方、後者の如く、基材シート4を蓄光性材料と、異なる波長の光を発光する蓄光材5を設けると、それぞれから発光する光から認識される色の相違により、特定のイメージを形成することができる。なお、蓄光材5は、事実上光の透過を妨げる場合もあるので、その意味では遮光材6としても機能する場合があることは言うまでもない。
【0029】本発明において無発光性材料により構成される基材シート4としては、例えば3M社製の商品名Cotroltac(TM)PlusGraphicsFilm8620、8640等を挙げることができる。
【0030】また、蓄光性材料により構成される基材シート4としては、例えば、3M社製の商品名Scotchca1TMLumimusFilmSedes5900等を挙げることができる。
【0031】また、基材シート4上に配設される蓄光材5としては、例えば、アルカリ土類アルミン酸塩を母体結晶とし、ユウロピウム(Eu)を賦活剤とし、デスプロシウム(Dy)、又はネジウム(Nd)を賦活助剤とした酸化物系蓄光剤を含有するもの、或いはCaS−Bi、CaSrS−Bi、ZnS−Cu、及びZnCdS−Cuからなる群より選ばれる少なくとも1種の硫化物系蓄光剤を含有するものを挙げることができる。また、基材シート4上に配設される遮光材6としては、蓄光性材料を励起させ得る光の少なくとも一部を遮蔽できるものであればよく、例えば、各種、静電トナー、印刷用インク、又は不透明シート等を適用することができる。
【0032】もっとも、基材シート4上に配設される蓄光材5及び遮光材6は、光源下において認識される色が、光源下において認識される基材シート4表面(蓄光性材料で構成される場合と無発光性材料で構成される場合の両方を含む。)の色と同系列の色として認識できるものが好ましい。
【0033】光源下において認識される蓄光材5及び遮光材6の色が、同じく光源下において認識される基材シート4表面の色と全く異なると、第二表示層の有孔シート7の孔を通して第一のイメージ10が昼間等の光源下においても認識されて、第一のイメージ10と第二のイメージ11との混合により、第二のイメージ11の認識が困難になることがある。従って、例えば、光源下において認識される基材シート4表面の色が黄緑であれば、蓄光材5及び遮光材6も、光源下において緑色系又は黄色系の色と認識されるものが好ましい。
【0034】本発明において蓄光材5及び遮光材6は、蓄光性材料を含有するシートや、不透明シートを所望の形状に切り抜き、基材シート4に貼り付ける方法で配設することができる。
【0035】また、他の方法として、静電印刷法、電子写真画像化法、スクリーン印刷法、インクジェット式印刷法、グラビア印刷法、オフセット印刷法、又はその他の印刷技術を使用して、基材シート4に付着させる方法も好ましい。
【0036】また、この印刷技術を使用する方法では、各種トナー又はインクを当該蓄光材5及び遮光材6として利用すればよい。また、静電印刷法でトナーを用いて印刷する方法としては、例えば、蓄光材5又は遮光材6を含有するトナーを用いて基材シート4表面に直接印刷することにより、蓄光材5又は遮光材6を基材シート4表面に付着させるダイレクトプリント法と、蓄光材5又は遮光材6を含有するトナーを用いて一時的に仮担持体上ヘイメージを印刷した後、基材シート4へ転写することにより、蓄光材5又は遮光材6を基材シート4表面に付着させる転写法とを挙げることができる。
【0037】また、印刷技術を使用する方法で基材シート4表面に対する蓄光材5又は遮光材6の密着性を向上させるためには、例えば、アクリル樹脂等を介して蓄光材5又は遮光材6を基材シート4表面に付着させるプライマー処理を行うことも好ましい。
【0038】本発明における基材シート4は、単層構造のものでよいことは勿論、多層構造のものでもよい。
【0039】従って、例えば、無発光性材料又は蓄光性材料の何れかのみからなる単層シートの他、無発光性材料からなる支持層と蓄光性材料からなる発光層により構成される多層シートとすることもできる。
【0040】また、本発明においては、以上のように構成される第一の表示層1の裏面(第二の表示層2に接する面と反対側の面)に、表示フィルムを被表示体に密着させるための接着剤を有してもよい。また、この際の接着剤としては、例えば、アクリル系、シリコーン系、合成ゴム系、又は天然ゴム系の感圧接着剤を挙げることができる。また、接着層の厚さとしては、5μm〜60μmが好ましく、20μm〜50μmがより好ましい。
【0041】次に、図1及び図2に示すように、本発明における第二の表示層2は、複数の孔を有する有孔シート7を含んで構成されて、前述した第一の表示層1に形成される第一のイメージ10を部分的に隠蔽するものであり、更に光源下で目視可能となる第二のイメージ11が形成されているものである。
【0042】本発明における有孔シート7としては、穿孔されている孔9の、当該孔9を含めた有孔シート7全表面積に対する面積比が、40〜60%のものが好ましく、45〜55%のものがより好ましい。
【0043】穿孔されている孔9の面積比がこの範囲であれば、光源下で第一イメージ10と混合することなく第二イメージ11の所望の形状等を認識でき、かつ第一の表示層1に発光に必要充分な光を供給することができ、光源を取り去った状況下で第一イメージ10の所望の形状等を認識することができる。
【0044】本発明における有孔シート7においては、孔9の形状については特に制限はなく、円形、正方形、三角形、細いストライプの形状、又はその他のいかなる断面形状であってもよい。また、孔9の大きさや孔9の形成パターンについても特に制限はなく、規則的な繰り返しパターン又は不規則なパターンの何れで形成されていてもよい。
【0045】但し、第一のイメージ10と第二のイメージ11の両方を明確に表示させるには、孔9は円形が好ましく、またその直径も、0.5〜5mmのものが好ましく、1.0〜3.0mmのものがより好ましい。
【0046】本発明において有孔シート7の孔9は、ダイカッティング法、パンチング法、又はレーザーを用いる方法等、従来からのいかなる方法を用いて形成してもよい。
【0047】本発明においては、有孔シート7を構成する材料について特に制限はなく、例えば、熱可塑性樹脂等の材料で構成させることができ、中でも、加工性、及び施工性の点で塩化ビニル系樹脂が好ましい。
【0048】また、有孔シートの厚さは、取り扱い容易性、加工性、及び施工性の点で20〜180μmのものが好ましく、50〜150μmのものがより好ましい。
【0049】なお、以上の条件を具備する有孔シートとしては、例えば、例えば、3M社製の商品名Scotchcal(TM)PerforatedWindowGraphicFilm8671ES等を挙げることができる。
【0050】本発明の第二の表示層2において昼間等の光源下で目視可能となる所定のイメージを形成するものとしては、例えば、有孔シート7表面の少なくとも一部に、着色剤8を有することで、一定の図形、文字等のイメージが形成されているものを挙げることができる。
【0051】この際、着色剤8としては、例えば、各種印刷用インク、静電トナー等を適用することができ、各イメージに応じて選択すればよい。
【0052】また、このような着色剤8の有孔シート7表面への付着は、着色シートを所望の形状に切り抜き、有孔シート7に貼り付ける方法で行うことができる。
【0053】また、他の方法として、静電印刷法、電子写真画像化法、スクリーン印刷法、インクジェット式印刷法、グラビア印刷法、オフセット印刷法、又はその他の印刷技術を使用して行うことも好ましい。この際、着色剤8の有孔シート7表面への付着は、穿孔により孔9を形成した後に行ってもよく、孔9を形成する前に行ってもよい。
【0054】また、有孔シート7表面に対する着色剤8の密着性を向上させるためには、例えば、アクリル樹脂等を介して着色剤を有孔シート7に付着させるプライマー処理を行うことも好ましい。
【0055】本発明における有孔シート7は、一層単独で構成されるものでもよく多層構造のものでもよい。多層構造のものとしては、例えば、第一表示層の色、図形等に応じて第一のイメージ10に対する隠蔽性を向上させるために、白色の層に、黒色等の色で着色した着色層を積層した有孔シート等を挙げることができる。
【0056】また、本発明において第二の表示層2を第一の表示層1に積層する方法としては、例えば、第二の表示層2において第一の表示層1に接触させる面に各種接着剤を塗布して、当該接着剤を介して第一の表示層1に第二の表示層2を密着させる方法、又は、第二の表示層2において第一の表示層1に接触させる面に接着シートを配設して、当該接着シートを介して第一の表示層1に第二の表示層2を密着させる方法を挙げることができる。
【0057】また、後者の場合には、無色透明なものであれば、各孔を塞ぐ無孔の接着シートを設けてもよいが、有孔シート7と、同形状、同サイズで同じ形成パターンの孔を有する接着シートを、当該接着シートの孔と有孔シート7の孔とを対応させて配置することが好ましい。
【0058】次に、本発明における透明保護層3は、第二の表示層2上に配設され、第二の表示層2表面を保護するものである。
【0059】本発明における透明保護層3としては、例えば、保護フィルム、又は液状で第二の表示層2表面に滴下される保護クリヤ等で形成されるものを挙げることができる。
【0060】また、これら保護フィルム、又は保護クリヤ等で形成される透明保護層3は、ポリマーからなるマトリックス中に透明な充填材を分散させた材料で構成することが、対磨耗性及び耐擦傷性を向上できる点で好ましい。
【0061】この際、充填剤としては、例えば、ガラス繊維、ガラスビーズ、又は鉱物粒子等を挙げることができる。また、マトリックスを構成するポリマーとしては、例えば、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、又はウレタン樹脂等を挙げることができる。
【0062】また、本発明において保護フィルムを用いる場合には、第二の表示層2表面に保護フィルムを密着させるための接着剤層を有する保護フィルムが好ましい。
【0063】また、本発明において透明保護層3の厚さは、下地保護性、耐磨耗性、耐擦性過性及び光透過性の点で、10〜250μmのものが好ましく、60〜230μmのものがより好ましい。
【0064】なお、以上の条件を満たす接着剤層付きの保護フィルムとしては、例えば、3M社製の商品名SP4114、SP4169、又はSP4855等を挙げることができる。また、保護クリヤとしては、例えば、3M社製の商品名ScotchcaITMScreenPrintC1ear8920ESを挙げることができる。
【0065】また、透明保護層3の表面は、目的とする用途に応じて光沢仕上げを施したり、艶消し仕上げを施すことができる。
【0066】以上、本発明の実施の形態について具体的に説明したが、本発明の表示フィルムは、太陽光、蛍光灯等の光源下での状態と、光源を取り去った状態とで、異なったイメージを表示することができるものであり、広告、言板、店舗等の分野でイメージ表示体として利用でき、特に、設置スペース等の問題から、照明装置を設置できないような場所で好適に利用することができる。
【0067】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
【0068】
(実施例1)
(1)第一の表示層
まず、静電記録方式プリンター(3M社製、スコッチプリントMode1 9512)を使用して、画像転写用記録用紙(3M社製、トランスファーメディア8601)上に、光源下で黄色系の色彩を呈する着色剤(遮光材)を主成分とするトナーを用いて転写用イメージを印刷した。
【0069】次に、ラミネーター(3M社製、OrcaIII)を使用して、蓄光性材料(銅/硫化亜鉛系顔料)からなる基材シート(3M社製、ルミナスフィルム5900)上に、上部ロール温度:130℃、下部ロール温度:50℃、ウエッブ搬送速度:70cm/分、圧力:410kPaの画像転写条件で、トナーイメージを転写し、蓄光発光が可能な第一の表示層を得た。
【0070】
(2)第二の表示層及び透明保護層
まず、静電記録方式プリンター(3M社製、スコッチプリントMode1 9512)を使用して、画像転写用記録用紙(3M社製、トランスファーメディア8601)上に、光源下で黄色系、青色系、及び赤色系の色彩を呈する3種の着色剤を主成分とする専用カラートナーを用いて転写用イメージを印刷した。
【0071】次に、ラミネーター(3M社製、OrcaIII)を使用して、裏面に接着剤層及びこれを保護するための剥離紙が設けられている有孔シート(3M社製、商品名:Scotchcal(TM)PerforatedWindowGraphicFilm8671ES)上に、上部ロール温度:130℃、下部ロール温度:50℃、ウエッブ搬送速度:70cm/分、圧力:210〜350kPaの画像転写条件で、トナーイメージを転写し、イメージが形成された有孔シートからなる第二の表示層を得た。
【0072】次に、有孔シートの表面(トナーイメージが転写され、接着層を有しない面)に、粘着剤付き保護フィルム(3M社製、オーバーラミネートフィルムSP4855)を、同フィルムの粘着剤を介して密着させ透明保護フィルムからなる透明保護層が有孔シート上に形成された積層体を作製した。
【0073】
(3)表示フィルム
まず、ラミネーター(3M社製、OrcaIII)に、上記の様にして得た、蓄光発光可能である第一の表示層と、有孔シート上に保護層が設けられた積層体とを取り付けた。
【0074】次に、有孔シートの裏面に積層された接着剤層を保護するための剥離紙を剥がしながら、表れた接着面を第一の表示層の表面に配置して、上部及び下部ロール温度:室温、ウエッブ搬送速度:70cm/分、圧力:350kPaの圧着条件で、圧着・積層し、表示フィルムを得た。
【0075】図2に示すように、このようにして得られた表示フィルムは、太陽光や螢光灯等の光源下で、有孔シート7上に設けられた第2イメージである太陽を認識することができた。
【0076】一方、夜間等の太陽光や螢光灯等の光源を取り去った状況では、第2イメージを形成した着色剤が無発光物質であるため、第2イメージである太陽は認識されなかった。そして、基材シートを構成する蓄光性材料が、基材シート表面の月の形状で着色剤が設けられた部分を除いて、光源による照射が無くなった時点から6時間程度発光し、言わば抜き型状に、第1イメージである月が認識された。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、光源下と、光源を有しない状況下とで異なるイメージを省スペースで表示することができ、しかも、光源を有しない状況下で発光による明確な表示が可能な表示フィルムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示フィルムの一の実施の形態を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明の一の実施の形態において、光源下での状態と、光源を取り去った状態とで、表示される第一のイメージと第二のイメージを示す模式図である。
【符号の説明】
1…第一の表示層、2…第二の表示層、3…透明保護層、4…基材シート、5…蓄光材、6…遮光材、7…有孔シート、8…着色剤、9…孔、10…第一のイメージ、11…第二のイメージ。
Claims (5)
- 不透明かつ無孔の基材シートにおける表面の少なくとも一部に蓄光材を有し、光源のない状態で目視可能となる第一のイメージが形成されている第一の表示層と、
複数の孔を有する有孔シートを含んで、前記第一の表示層上に前記第一のイメージを部分的に隠蔽した状態で配設され、その一方、光源下で目視可能となる第二のイメージが形成されている第二の表示層と、
前記第二の表示層上に配設される透明保護層とを備えることを特徴とする表示フィルム。 - 前記基材シートが、前記基材シート表面に配設される蓄光材と、異なる波長の光を発する蓄光性材料からなる請求項1に記載の表示フィルム。
- 蓄光性材料からなる不透明かつ無孔の基材シートにおける表面の少なくとも一部に遮光材を有し、光源のない状態で目視可能となる第一のイメージが形成されている第一の表示層と、
複数の孔を有する有孔シートを含んで、前記第一の表示層上に前記第一のイメージを部分的に隠蔽した状態で配設され、その一方、光源下で目視可能となる第二のイメージが形成されている第二の表示層と、
前記第二の表示層上に配設される透明保護層とを備えることを特徴とする表示フィルム。 - 前記第二の表示層が、前記有孔シート表面の少なくとも一部に、着色剤を有し、光源下で目視可能となる所定のイメージが形成されている請求項1〜3の何れか一項に記載の表示フィルム。
- 前記透明保護層が、ポリマーからなるマトリックス中に透明な充填材を分散させた材料で構成されている請求項1〜4の何れか一項に記載の表示フィルム。
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