JPWO2006109742A1 - 蓄光発光シート - Google Patents

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Abstract

本来表示すべき模様や色等が明瞭に表示でき、非常時には、蓄光材で形成された情報表示用のパターン形状(例えば、避難誘導等の標識模様等)を明瞭に表示及び視認できる蓄光発光シートを提供する。該蓄光発光シートは、外光消滅時に情報を表示する情報表示層を備え、該情報表示層が、情報表示用のパターン形状に形成され且つ外光消滅時に発光する蓄光材パターン部と、該蓄光材パターン部の周囲に配され前記蓄光材パターン部と同様の透光性及び色調を持つ背景部とを有してなるものである。

Description

本発明は、蓄光発光シートに関するものである。
深夜や地下鉄、地下街等の暗所における災害では、常時供給されている電源及びバックアップ用の電源が断たれた場合には、避難誘導のための案内表示が見えなくなり、その結果、大きな惨事を招く虞がある。
そのような事情に対応して、最近では、暗所において発光する蓄光材料を含む蓄光発光シートを用いて避難誘導のための案内表示を行うことがなされている。
日本国特開2001−51632号公報
上記のような避難誘導の案内表示は、オフィスビルや各種の交通機関の構内等において必要となる。しかしながら、例えば、地下鉄構内や地下街等の壁面等に設置されている広告及び案内表示板の表面に、前記蓄光発光シートを付設させた場合、平常時(明時)には、平常時の広告及び案内表示等の模様と、暗時に発光する前記蓄光発光シートの避難誘導等の標識模様とが重なって見えるという欠点がある。また、非常時(暗時)の場合にも、前記蓄光発光シートの避難誘導等の標識模様と平常時の広告及び案内表示の模様とが重なって見えてしまうという欠点がある。更に、壁等に前記蓄光発光シートを付設させた場合、前記蓄光発光シートの避難誘導等の標識模様と壁本来の色や模様とが重なって見えてしまうという欠点がある。即ち、広告及び案内表示板や壁等に蓄光発光シートを付設させた場合、本来表示すべき模様や色等が明瞭に表示されないという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本来表示すべき模様や色等が明瞭に表示でき、非常時には、蓄光材で形成された情報表示用のパターン形状(例えば、避難誘導等の標識模様等)を明瞭に表示及び視認できる蓄光発光シートを提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するために、外光消滅時に情報を表示する情報表示層を備え、
該情報表示層が、情報表示用のパターン形状に形成され且つ外光消滅時に発光する蓄光材パターン部と、該蓄光材パターン部の周囲に配され前記蓄光材パターン部と同様の透光性及び色調を持つ背景部とを有していることを特徴とする蓄光発光シートを提供する。
かかる蓄光発光シートによれば、例えば、広告及び案内表示板上に該蓄光発光シートを付設した場合であっても、前記蓄光材パターン部と背景部との透光性及び色調が、同様であるため、平常時には、広告及び案内表示板の模様を明瞭に表示及び視認できる。また、外光消滅時には、蓄光材で描かれた蓄光材パターン部のパターン形状の模様(例えば、避難標識等)を明瞭に表示及び視認できる。
本発明において、同様の透光性とは、前記蓄光材パターン部の平行光線透過率と前記背景部の平行光線透過率との差が絶対値で20以内であることをいう。
また、本発明において、同様の色調とは、前記蓄光材パターン部のL値と前記背景部のL値との差が絶対値で10以内であることをいう。
尚、平行光線透過率及び色調(L値)は実施例記載の方法により測定される。
また、本発明の蓄光発光シートにおいては、前記蓄光材パターン部及び前記背景部の表面を覆うように塗布形成された透光性のトップコート層が設けられていることが好ましい。前記トップコート層が塗布形成されることで、蓄光材等に起因した凹凸が平滑化され、例えば、平常時における広告及び案内表示等の模様、停電時等の非常時(暗時)における蓄光材で描かれたパターン部の模様(例えば、避難標識等)をより一層明瞭に表示及び視認できる。
更に、本発明の蓄光発光シートにおいては、基材フィルムを備え、該基材フィルムの一面側に前記情報表示層が形成されており、他面側に、光透過制限層が配置されていることが好ましい。前記光透過制限層が配置されることで、例えば、平常時(明時)において、暗時に表示される蓄光材で描かれた避難標識等の模様と、平常時の広告及び案内表示の模様とが重なって見えることを抑制することができる。
本発明の蓄光発光シートは、広告及び案内表示板や壁等に付設させても、本来表示すべき模様や色等が明瞭に表示でき、非常時には、蓄光材で形成された情報表示用のパターン形状(例えば、避難誘導等の標識模様等)を明瞭に表示及び視認できるという優れた効果を奏する。
また、本発明の蓄光発光シートは、外光消滅時(例えば、停電時)には、避難標識等の表示案内等に自動的に切り替わるという優れた効果を奏する。
図1は、第1実施形態の蓄光発光シートの概略断面図である。 図2は、蓄光材パターン部及び背景部とにより描かれた模様の一例を示した外観平面図である。 図3は、第3実施形態の蓄光発光シートの概略断面図である。 図4は、第4実施形態の蓄光発光シートの概略断面図である。 図5は、蓄光発光シートを内照式案内板の表面に付設させた概略断面図である。 図6は、第5実施形態の蓄光発光シートの概略断面図である。
符号の説明
1 蓄光発光シート
2 基材フィルム
3 蓄光材パターン部
4 背景部
5 トップコート層
6 光透過制限層
10 発光部
11 案内板
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の蓄光発光シートの概略断面図である。
図1に示すように、本第1実施形態の蓄光発光シート1は、外光消滅時に情報を表示する情報表示層を備え、該情報表示層が、情報表示用のパターン形状に形成され且つ外光消滅時に発光する蓄光材パターン部3と、該蓄光材パターン部3の周囲に配され前記蓄光材パターン部3と同様の透光性及び色調を持つ背景部4とを有してなるものである。
図2は、前記蓄光材パターン部3及び背景部4とにより描かれた模様の一例を示した外観平面図である。図2では、蓄光材パターン部3により、外光消滅時に発光する蓄光材で避難標識の模様が描かれている。
前記蓄光発光シート1が、例えば、地下鉄構内や地下街等の壁面等に設置されている広告及び案内表示板上に付設された場合、外光のある平常時においては、蓄光材パターン部3及び背景部4の全体が透光性を有するため、前記蓄光発光シート1を通して、前記広告及び案内表示板等の模様を視認できる。
また、前記蓄光材パターン部3と背景部4との色調が、同様となるように調製されているため、蓄光材パターン部3の避難標識の模様は、殆ど目につかない。尚、例えば、停電等の暗時になれば、蓄光材パターン部3が発光して、避難標識等の模様が浮かび出る。
前記情報表示層は、例えば、透明なポリエステルフィルム等の基材フィルム2上に形成されている。
前記蓄光材パターン部3は、UV(紫外線)硬化型又は加熱乾燥硬化型のアクリル樹脂又はエポキシ樹脂よりなるビヒクルに、20〜60重量%の蓄光材粉が混入されたインキが、基材フィルム2上に印刷されることにより形成され、その厚みは約1〜100μmとされる。
また、前記背景部4も、UV(紫外線)硬化型又は加熱乾燥硬化型のアクリル樹脂又はエポキシ樹脂よりなるビヒクルに、5〜60重量%の無機顔料が混入されたインキが、前記基材フィルム2上に印刷されることにより形成され、その厚みは約1〜100μmとされる。
前記蓄光材粉の混入量が、20重量%未満であれば、蓄光材の発光輝度を十分に保つことができない。
前記無機顔料としては、一般に市販等されているものが適宜使用でき、例えば、炭酸カルシウム、二酸化チタン、ニッケルアンチモニーチタニューム、カドミウムオレンジ、鉛丹、クロムバーミリオン、コバルトアルミネートブルー、ウルトラマリン、セルリアンブルー、プルシャンブルー、マンガニーズブルー、カドミウムレッド、バーミリオン、酸化鉄赤、セリュムサルファイト、カーボンブラック、特殊蛍光顔料等が挙げられる。前記特殊蛍光顔料としては、例えば、酸化ストロンチウムを主成分とする無機蛍光顔料、オキシ硫化イットリウムを主成分とする無機蛍光顔料、酸化アルミニウムを主成分とする無機蛍光顔料等が挙げられる。
ここで、蓄光材は、通常、白色から淡黄緑色の粉体であり、明所(明時)に紫外光等を吸収し(励起源)、エネルギーとして蓄え、励起源が停止した後、前記エネルギーにより暗所(暗時)で発光する材料である。前記蓄光材としては、例えば、硫化亜鉛、珪酸亜鉛、硫化亜鉛カドミウム、硫化カルシウム、硫化ストロンチウム、タングステン酸カルシウム、アルミン酸塩系蓄光体等の無機系材料で形成されているもの、或いはジアミノスチルベン系染料等の有機系材料で形成されているもの等が挙げられる。これらの中でも、輝度や残光性の観点から、アルミン酸塩系蓄光体が好ましく、更に、耐候性、耐薬品性及び加工性の観点からストロンチウムアルミン酸塩系蓄光体が好ましい。
尚、各実施形態で用いられる蓄光材は、白色から淡黄緑色の粉体で、平均粒径2〜25μm粒径を有している。
前記基材フィルムとしては、透明なフィルム、例えば、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリスチレンフィルム、塩化ビニールフィルム、アクリルフィルム、ポリ(メタ)メチルアクリレートフィルム、セロハンフィルム等が挙げられる。前記フィルムの厚みは、取り扱い性等の観点から、50μm〜3000μm程度の厚みが望ましい。尚、本明細書において、前記基材フィルムの透明性は、平行光線透過率で50%以上が好ましく、80%以上がより好ましい。尚、平行光線透過率は、実施例記載の方法により測定される。
本第1実施形態の蓄光発光シート1は、例えば、透明なポリエステルフィルム等の基材フィルム2上に設けられた蓄光材パターン部3への蓄光材粉の混入量と、背景部4への無機顔料の混入量とが共に前記各部の透光性を保つように調製されていることで、全体(蓄光発光シート1)として 1%〜70%の平行光線透過率が保たれる。
また、前記蓄光性パターン部3の平行光線透過率としては、1%〜70%であり、前記背景部4の平行光線透過率としては、1%〜70%である。
前記蓄光材パターン部3と前記背景部4とが、同様の透光性を有するためには、前記蓄光材パターン部3の平行光線透過率と前記背景部4の平行光線透過率との差が絶対値で20以内が好ましく、10以下がより好ましい。
前記絶対値の差が20以下であれば、明時における蓄光材パターン部3と背景部4との境界が目立たなくなり、広告及び案内板等の表面に付設した場合であっても、前記広告及び案内板の模様が明瞭に視認できる。前記絶対値の差が20を超えると、明時における蓄光材パターン部3と背景部4との境界が目立ってしまうことになり、広告及び案内板等の表面に付設した場合、前記広告及び案内板の模様が明瞭に視認できなくなる。
尚、平行光線透過率は、実施例記載の方法により測定される。
また、蓄光材パターン部3への蓄光材粉の混入量と、背景部4への無機顔料の混入量とを同様の色調(色合い)となるように調整することで、平常時(明時)において、前記蓄光材パターン部3と前記背景部4との境界部分が判別しにくくなり、前記蓄光材パターン部3の境界部分が目立たなくなる。
前記蓄光材パターン部3と前記背景部4とが、同様の色調を有するためには、前記蓄光材パターン部3の色調(L値)と前記背景部4の色調(L値)との差が絶対値で10以内が好ましく、7以下がより好ましい。
前記絶対値の差が10以内であれば、蓄光材パターン部3と背景部4との境界が目立たなくなる。
尚、前記蓄光材パターン部3をベタ印刷に代えてドット印刷とすることで、該蓄光材パターン部3の表面が乱反射するようになり、当該蓄光材パターン部3をより目立たなくすることもできる。
前記蓄光発光シート1が、被付設面である、例えば、広告及び案内表示板等の表面に貼られた場合、前記被付設面が、前記蓄光発光シート1を通して視認できると共に、前記蓄光材パターン部3のパターン形状も殆ど目立たなくなる。そのため、前記被付設面表面に前記蓄光発光シート1が存在しないように見える。
前記蓄光発光シート1は、停電等により外光がなくなった場合、蓄光材パターン部3が発光し、情報表示用のパターン形状、例えば、避難標識等が現れる。本第1実施形態においては、例えば、1000ルックスの明るさの外光により照らされていた場合、暗時になった際には、蓄光材パターン部3が発光し、約3mcd/m以上の輝度を約30分間保つことができる。これにより、前記蓄光発光シート1は、例えば、避難表示機能等を十分に果たすことができる。
前記蓄光発光シート1を被付設面である例えば、広告及び案内表示板等の表面に貼り付けるには、例えば、前記ポリエステルフィルムの他面側(即ち、蓄光材パターン部3及び背景部4が形成されていない側)に設けた透明粘着層が用いられる。
また、第1実施形態の蓄光発光シート1において、蓄光材パターン部3及び背景部4の表面部分に乱反射を行うつや消しフィルムを貼り付けることもできる。前記つや消しフィルムを貼り付けることで、例えば、壁材表面がつや消し面とされている場合に用いることができ、これにより、蓄光発光シート1を貼った壁材部分とその周囲の壁材部分との判別がより難しくなるようにしている。更に、つや消しフィルムに代えて薄い布シートを表面に貼ることでクロス貼りの壁材に好適に使用される蓄光発光シート1が得られる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、前記第1実施形態と同様の構成であり、蓄光材パターン部3と背景部4とが、ベージュ色に着色されている点で前記第1実施形態と異なる。
第2実施形態において、蓄光材パターン部3は、UV(紫外線)硬化型又は加熱乾燥硬化型のアクリル樹脂又はエポキシ樹脂よりなるビヒクルに30重量%の蓄光材粉と、1重量%のベージュ色の着色剤とが混入されたインキが、例えば、透明なポリエステルフィルム等の基材フィルム2上に印刷されることにより形成され、その厚みは約30μmとされる。
また、背景部4は、UV(紫外線)硬化型又は加熱乾燥硬化型のアクリル樹脂又はエポキシ樹脂よりなるビヒクルに12.5重量%の無機顔料と、0.05重量%のベージュ色の着色剤とが混入されたインキが、前記基材フィルム2上に印刷されることにより形成され、その厚みは約30μmとされる。
第2実施形態の蓄光発光シート1は、蓄光材パターン部3への蓄光材粉及び着色剤の混入量、背景部4への蓄光材粉及び着色剤の混入量が共に前記各部の透光性を保つように調整される。そのため、前記蓄光発光シート1は、全体として1%〜70%程度の平行光線透過率を示すものとなる。
前記蓄光材パターン部3への蓄光材粉及び着色剤の混入量と、背景部4への無機顔料及び着色剤の混入量とが、色調(色合い)が同様になるように調整されることで、前記各部が同様の色調(色合い)となる。従って、前記蓄光材パターン部3と背景部4との境界部分が、外光のある平常時(明時)において、判別しにくいものとなる。尚、前記蓄光材パターン部3の色調(L値)と前記背景部4の色調(L値)との差は絶対値で10以内である。
第2実施形態の蓄光発光シート1が、ベージュ色の被付設面である例えば、広告及び案内表示板等の表面に貼られた場合、前記被付設面の広告及び案内表示が前記蓄光発光シート1を通して視認できると共に、蓄光材パターン部3のパターン形状(例えば、避難標識等)も殆ど目立たなくなる。これにより、一見して、蓄光発光シート1が、ベージュ色の被付設面の表面に存在しないように見える。
更に、蓄光材パターン部3と背景部4とに、被付設面と同様のベージュ色の着色剤が混入されることで、前記蓄光発光シート1は、更に、視認されにくいものとなる。
第2実施形態の蓄光発光シート1は、停電等により外光がなくなった暗時において、前記第1実施形態と同様に作用し、前記蓄光材パターン部3が発光し、避難標識が浮かび出る。
蓄光発光シート1としては、例えば、各種の色の着色剤が用いられたものを使用することができる。それにより、被付設面と同系色の着色剤が用いられた蓄光発光シート1を適宜選択して使用することができる。例えば、被付設面が白色の場合、着色剤を用いないものを使用する。
(第3実施形態)
図3は、第3実施形態の蓄光発光シートの概略断面図である。
図3に示すように、第3実施形態の蓄光発光シート1は、蓄光材パターン部3及び背景部4の表面を覆うように塗布形成された透光性のトップコート層5が設けられているものである。尚、他の構成は、前記第1実施形態と同様である。
通常、蓄光材パターン部3の表面は、蓄光材粉の影響により、微細な凹凸を有している。
基材フィルム2上に蓄光材パターン部3及び背景部4が形成されている方を表面側、蓄光材パターン部3及び背景部4が形成されていない方を裏面側とした場合、基材フィルム2の裏面側から入り表面側(蓄光材パターン部3及び背景部4が形成されている側)に至る光は、蓄光材パターン部3から空気層に入る際に、前記凹凸に対応して大きく屈折するため、広い範囲に拡散する。それにより、裏面側からの光量が減少し、蓄光材パターン部3の透光性が損なわれることとなる。また、背景部4においても、上記と同様のことが起こる。
これに対して、蓄光材パターン部3及び背景部4の表面を覆うように塗布形成された透光性のトップコート層5が設けられた場合は、蓄光材パターン部3とトップコート層5との屈折率の差が、蓄光材パターン部3と空気層との屈折率の差に比べて著しく小さくなるため、光の散乱が抑制される。その結果、蓄光発光シートは、裏面側から表面側に至る光が多くは直進を続け、直進する光量が増大することから蓄光材パターン部3の透光性が高く保たれる。また、背景部4においても、上記と同様の原理で、透光性が高く保たれる。
また、トップコート層5が設けられていない場合、微細な凹凸を有する前記蓄光材パターン部3の表面では、表面側からの光が、前記蓄光材パターン部3の表面で乱反射し、その乱反射光が、裏面側から直進して蓄光材パターン部3を通過し表面側に至る光を判別できにくくしている。そのため、前記蓄光材パターン部3の透光性が損なわれることとなる。更に、背景部4においても、上記と同様のことが起こり、透光性が損なわれることとなる。
これに対して、蓄光材パターン部3及び背景部4の表面を覆うように塗布形成された透光性のトップコート層5が設けられた場合は、トップコート層5で表面側からの光による乱反射が減少するため、前記蓄光材パターン部3の透光性が向上することとなる。また、背景部4においても、上記と同様の原理で、透光性が高く保たれる。
前記トップコート層5を形成させる材料としては、クリアー塗料が挙げられる。前記クリアー塗料としては、サリチル酸系、ベンゾフェノン系、シアノアクリレート系等の紫外線遮閉作用を持つ成分を含有しない塗料が好ましく用いられる。前記クリアー塗料を用いることで、外光中の紫外線が、前記トップコート層5で遮られることがなく、前記蓄光材パターン部3の蓄光材の励起が妨げられることがない。また、蓄光材パターン部3の発光による光が、外部へ至ることが妨げられることが抑制され、その結果、蓄光材パターン部3の輝度が高められる。前記トップコート層5の厚みは、適宜調整することができる。また、前記トップコート層5の透光性は、平行光線透過率で60%以上が好ましく、80%以上がより好ましい。
(第4実施形態)
図4は、第4実施形態の蓄光発光シートの概略断面図である。
図4に示すように、第4実施形態の蓄光発光シート1は、基材フィルム2の一面側に前記情報表示層が形成されてなり、他面側には、光透過制限層が配置されてなる。即ち、前記蓄光材パターン部3と前記背景部4とが設けられた前記基材フィルム2の側と逆側(基材フィルムの裏面側)に光透過制限層6が配置されているものである。尚、他の構成は、前記第1実施形態と同様である。図5は、第4実施形態の蓄光発光シート1を、例えば、内照式の時刻表等の案内板等の表面に付設させた概略断面図である。尚、内照式とは、案内板等の内部に発光部10を備え、該発光部により案内板11等が明瞭に視認できる形式をいう。
前記蓄光発光シート1は、基材フィルム2上(例えば、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム)に、避難標識等の形状をなす蓄光材パターン部3が印刷形成されると共に、その周囲に背景部4が印刷形成されて構成されている。
前記蓄光材パターン部3と前記背景部4とのインキのビヒクルとしては、紫外線硬化型又は加熱乾燥硬化型のアクリル樹脂又はエポキシ樹脂が用いられている。前記蓄光材パターン部3は、膜厚が、1〜100μmで、前記ビヒクルに20〜60重量%の蓄光材が混入されたインキが使用されて形成される。前記背景部4は、膜厚が1〜100μmで前記ビヒクルに5〜60重量%の白色顔料としての特殊蛍光顔料と、0.1重量%程度の着色剤である無機緑色顔料と、0.5重量%程度の着色剤である無機黄色顔料とが混入されたインキが使用されて形成される。
前記蓄光材パターン部3に混入される蓄光材と背景部4に混入される特殊蛍光顔料との混入量が相対的に調整されることで、蓄光材パターン部3と背景部4とは、同程度の色調とされる。
また、背景部4に着色剤が混入されることで背景部4は、蓄光材の励起色の淡黄緑色に近づき、これにより平常時(明時)では、蓄光材パターン部3と背景部4との境界が不明瞭となる。そのため、蓄光材パターン部3のパターン形状の模様が殆ど目立たなくなる。
また、蓄光材パターン部3と背景部4との厚みをほぼ同一とすることで、蓄光材パターン部3と背景部4との段差がなくなり、蓄光材パターン部3のパターン形状の模様が殆ど目立たなくなる。尚、前記蓄光材パターン部3と背景部4とは、1%〜70%以上の平行光線透過率を有し、平常時において、発光部10からの光により、前記案内板11の模様が、前記蓄光材パターン部3及び背景部4を通して最表面に現れる。
前記基材フィルム2の裏面側(他面側)には、光透過制限層6として、アルミ層若しくは銀層よりなるハーフミラーが付設されている。前記ハーフミラーは、箔膜が貼り付けられるか、若しくは蒸着されることで基材フィルム2に一体付設されており、平行光線透過率が10〜90%である。
尚、光透過制限層6として、基材フィルム2の裏面側(他面側)に直接アルミ層若しくは銀層よりなるハーフミラーを設けることについて記載したが、例えば、別体の透明フィルムにアルミ層若しくは銀層よりなるハーフミラーを設け、それを基材フィルム2の裏面側に貼り付けてもよい。
前記案内板11は、案内表示用の模様等が、乳白色のポリエチレンテレフタレート樹脂よりなるフィルムの上に適宜のインキにより描かれている。前記発光部10としては、例えば、1000カンデラ/m程度の明るさの蛍光灯を内蔵した面発光ランプが使用される。
平常時(明時)においては、発光部10の蛍光灯が点灯されて使用され、この点灯された蛍光灯の光、更に、外光により前記案内板11の模様等が、前記蓄光材パターン部3及び背景部4を通して表面に現れ、これにより、一般の内照式電照広告パネルとして機能する。一方、平常時(明時)においては、発光部10の光と外光とにより、前記蓄光材パターン部3に含まれる蓄光材が励起される。
このような動作に際し、発光部10からの光が前記ハーフミラーにより10〜90%遮られるが、それほど影響はなく、また、外光によっても照らされることで案内板11の模様等は明瞭なものとなる。更に、上記の如く、平常時における明所では、蓄光材パターン部3と背景部4との境界は不明確となり、その結果、蓄光材パターン部3の模様は殆ど目立たなくなる。蓄光材パターン部3の模様が、殆ど目立たなくなることで、前記案内板11の模様等が明瞭に表示される。
前記案内板11に付設された第4実施形態の蓄光発光シート1は、停電時等において発光部10の蛍光灯が消え、同時に外光も消えた場合、暗所においては、平常時に発光部10の光と外光とにより励起された蓄光材の発光により、前記蓄光材パターン部3のパターン形状の模様が表面に現れ、避難誘導等の案内表示等として機能する。
上記の如き動作に際し、蓄光材パターン部3からの光が、前記ハーフミラーを通し、案内板11に至り、当該案内板11からの反射光が再度前記ハーフミラーを通して前記蓄光材パターン部3に到達するが、その光は、ハーフミラーを2度通過することで約1/9に低減されるため、前記反射光により前記案内板11の模様が表面に現れることは殆どない。また、蓄光材パターン部3からの光が、ハーフミラーで反射されることによっても前記蓄光材パターン部3のパターン形状の模様が明瞭に現れる。
(第5実施形態)
図6は、第5実施形態の蓄光発光シートの概略断面図である。
図6に示すように、第5実施形態の蓄光発光シート1は、前記第4実施形態の蓄光材パターン部3及び前記背景部4の表面を覆うように塗布形成された透光性のトップコート層5が設けられているものである。尚、その他の構成は、前記第4実施形態と同様である。
蓄光材パターン部3及び背景部4の表面にトップコート層5を設けることで、上記の如く、基材フィルム2の裏面側(他面側)からの光の拡散を抑制できる。また、表面側からの光の乱反射が抑制されて、前記蓄光材パターン部3及び背景部4の透光性が保たれる。
前記トップコート層5を形成させる材料としては、前記第3実施形態で用いたものと同様の材料を用いることができる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(平行光線透過率の測定方法)
平行光線透過率は、ヘーズメーター(スガ試験機社製:機種名「HGM−20P」)を用い、JIS−K6717、JIS−K7105(5.5)に従って測定した。
(色調の測定方法)
色調は、色彩色差計(コニカミノルタ社製:機種名「CR−400」)を用いて測定し、L値(CIE1976に定める明度指数L)で示した。
(試作例1)
厚み100μmのポリエチレンテレフタレート製の透明フィルム上に、蓄光材料を用いて模様を形成させたA部(蓄光材パターン部に相当)と、当該A部以外の部分をA部と同様の色調と透光性とを有し、非蓄光性材料を用いて背景を形成させたB部(背景部に相当)とをシルク印刷し、蓄光発光シートを得た。前記A部の印刷に用いたインキは、ユウロピウム、ジスプロシウムで賦活されたストロンチウムアルミン酸塩の蓄光性顔料(イージーブライト株式会社製:商品名「EZCM10−E」(青色発光))30重量%と、展着剤(株式会社セイコーアドバンス製:商品名「SG700#800」)70重量%となるように混合したものを用いた。また、前記B部の印刷に用いたインキは、無機蛍光剤としてリン酸ストロンチウム(イージーブライト株式会社製:商品名「EZCSF−SB」)12.5重量%と、無機顔料(SHEPHARD社製:商品名「YELLOW195」)0.05重量%と、展着剤(株式会社セイコーアドバンス製:商品名「SG700#800」)87.45重量%となるように混合したものを用いた。尚、前記無機蛍光剤は、非蓄光性顔料で、光が照射されている間だけ発光し、光の照射が止まると発光しなくなる材料である。表1に各試剤の配合量を示す。
(試作例2)
A部印刷用インキとして、蓄光性顔料50重量%、展着剤50重量%となるように混合したものを、また、B部印刷用インキとして、無機蛍光剤28.5重量%、無機顔料1.8重量%、展着剤69.7重量%となるように混合したものを用いた以外、前記試作例1と同様の操作を行い、蓄光発光シートを得た。表1に各試剤の配合量を示す。
(試作例3)
A部印刷用インキとして、ユウロピウムで賦活されたストロンチウムアルミン酸塩の蓄光性顔料(イージーブライト株式会社製:商品名「EZCTU10−E」(緑色発光))50重量%を、また、B部印刷用インキとして、無機顔料(SHEPHARD社製:商品名「GREEN260」)2重量%、無機蛍光剤28重量%、展着剤70重量%となるように混合したものを用いた以外、前記試作例2と同様の操作を行い、蓄光発光シートを得た。表1に各試剤の配合量を示す。
(試作例4〜試作例7)
A部印刷用インキとして、表1に示す配合量で配合したインキで印刷を行い、B部には印刷を行わなかった以外は、前記試作例1と同様の操作を行い、蓄光発光シートを得た。表1に各試剤の配合量を示す。
(平行光線透過率及び(色調)L値の測定)
前記試作例1〜試作例7で得られた蓄光発光シートのA部及びB部の平行光線透過率及び色調(L値)を測定した。その結果を表1に示す。尚、印刷を行わなかったB部の平行光線透過率は92.1%であった。
Figure 2006109742

(*1):印刷面へのインキの拡散及び定着性、インキの伸び等を総合的に判断して評価した。
◎:非常によい
○:よい
△:ややよい
×:悪い
(*2):A部平行光線透過率−B部平行光線透過率の透過率差を絶対値で表した。
(*3):A部L値−B部L値の差を絶対値で表した。
(実施例1)
前記試作例1(「第1蓄光模様部」という)を白色壁材(「第2模様部」という)上に、試作例1のA部及びB部が表面側にくるように貼付け、照明下(明所)と照明消灯下(暗所)での前記第1蓄光模様部と第2模様部との見え方の相違を観察した。
その結果を表2に示す。
尚、試作例1〜7で作製した蓄光発光シートを第1蓄光模様部とする。
(実施例2)
第2模様部として木目壁材を用いた以外、前記実施例1と同様の操作及び同様の観察を行った。その結果を表2に示す。
(実施例3)
第1蓄光模様部として試作例2を用いた以外、前記実施例1と同様の操作及び同様の観察を行った。その結果を表2に示す。
(実施例4)
第1蓄光模様部として試作例3を、第2模様部として灰色床材を用いた以外、前記実施例1と同様の操作及び同様の観察を行った。その結果を表2に示す。
(実施例5)
第1蓄光模様部として試作例2を用い、当該試作例2のA部及びB部の表面に無色透明のクリアーインキ(十條ケミカル社製:紫外線硬化型ウレタン樹脂系インキ:商品名「4700VXインキ」)を用いて、膜厚10μmのトップコート層を形成したものを用いた以外、前記実施例1と同様の操作及び同様の観察を行った。その結果を表2に示す。
(実施例6)
第1蓄光模様部として試作例2を用い、第2模様部として乳白色のポリエチレンテレフタレート樹脂よりなるフィルム(厚み:200μm)にインキにより数字等が印刷された時刻表を用いた。バックライトとして、1000カンデラ/mの明るさを持つ蛍光灯を内蔵した表面が乳白色のカバーで覆われた面発光ランプを用いた。第1蓄光模様部/第2模様部/バックライトの順に設置し、前記実施例1と同様の観察を行った。その結果を表2に示す。
(実施例7)
前記実施例5で用いた第1蓄光模様部を用いた以外、前記実施例6と同様の操作及び同様の観察を行った。その結果を表2に示す。
(実施例8)
光透過制限層として、平行光線透過率が30%のアルミ蒸着されているフィルムを、第1蓄光模様部/光透過制限層/第2模様部/バックライトの順に設置した以外、前記実施例6と同様の観察を行った。その結果を表2に示す。
(実施例9)
実施例5で用いた第1蓄光模様部を用いた以外、前記実施例8と同様の観察を行った。その結果を表2に示す。
(比較例1)
第1蓄光模様部として試作例4を用い、当該試作例4のA部の表面に無色透明のクリアーインキ(十條ケミカル社製:紫外線硬化型ウレタン樹脂系インキ:商品名「4700VXインキ」)を用いて、膜厚10μmのトップコート層を形成したものを用いた以外、前記実施例1と同様の操作及び同様の観察を行った。その結果を表2に示す。
(比較例2)
第1蓄光模様部として試作例5を用い、当該試作例5のA部の表面に無色透明のクリアーインキ(十條ケミカル社製:紫外線硬化型ウレタン樹脂系インキ:商品名「4700VXインキ」)を用いて、膜厚10μmのトップコート層を形成したものを用いた以外、前記実施例1と同様の操作及び同様の観察を行った。その結果を表2に示す。
(比較例3)
第1蓄光模様部として試作例6を用い、当該試作例6のA部の表面に無色透明のクリアーインキ(十條ケミカル社製:紫外線硬化型ウレタン樹脂系インキ:商品名「4700VXインキ」)を用いて、膜厚10μmのトップコート層を形成したものを用いた以外、前記実施例1と同様の操作及び同様の観察を行った。その結果を表2に示す。
(比較例4)
第1蓄光模様部として試作例7を用い、当該試作例7のA部の表面に無色透明のクリアーインキ(十條ケミカル社製:紫外線硬化型ウレタン樹脂系インキ:商品名「4700VXインキ」)を用いて、膜厚10μmのトップコート層を形成したものを用いた以外、前記実施例6と同様の操作及び同様の観察を行った。その結果を表2に示す。
Figure 2006109742

(*1):塩化ビニール製壁クロス(シンコールウォール株式会社製、品番:SL223719)
(*2):塩化ビニール製壁材(シーアイ化成株式会社製、品名:belbien、品番:SW54)
(*3):塩化ビニール製床材(株式会社サンゲツ製、品名:ニューマーブル、品番:1S229)
(*4):乳白色のポリエチレンテレフタレート(厚み:200μm、平行光線透過率1%)
(*5):評価試験の方法
実施例・比較例を室温20℃、800ルックスの照明下で20分間静置した後、各評価を行った。但し、バックライトを用いた場合には、バックライトを20分間点灯した後、評価した。尚、暗時とは、5ルックス以下に10分間静置した後、評価した。
(*6):明時のA部(蓄光材で描いた模様)の見え難さ
◎:全く見えない
○:殆ど見えない
△:少し見える
×:見える
(*7):明時の第2模様部の視認性
◎:きれいによく見える
○:よく見える
△:見える
×:見えにくい
(*8):暗時のA部の視認性
◎:くっきりよく見える
○:よく見える
△:見える
×:薄ぼんやりとしか見えない
(*9):暗時の発光ムラ
◎:発光ムラが全く認められない
○:よく見ないと発光ムラが認められない
△:発光ムラが少し認められる
×:薄い発光ムラが見える
本発明の蓄光発光シートによれば、本来表示すべき模様や色等が明瞭に表示でき、非常時には、蓄光材で形成された情報表示用のパターン形状(例えば、避難誘導等の標識模様等)を明瞭に表示及び視認できることが判明した。
本来表示すべき模様や色等が明瞭に表示でき、非常時には、蓄光材で形成された情報表示用のパターン形状を明瞭に表示及び視認できる蓄光発光シートとしての用途に適用できる。

Claims (3)

  1. 外光消滅時に情報を表示する情報表示層を備え、
    該情報表示層が、情報表示用のパターン形状に形成され且つ外光消滅時に発光する蓄光材パターン部と、
    該蓄光材パターン部の周囲に配され前記蓄光材パターン部と同様の透光性及び色調を持つ背景部とを有してなることを特徴とする蓄光発光シート。
  2. 前記蓄光材パターン部及び前記背景部の表面を覆うように塗布形成された透光性のトップコート層が設けられてなる請求項1記載の蓄光発光シート。
  3. 基材フィルムを備え、該基材フィルムの一面側に前記情報表示層が形成されており、他面側に、光透過制限層が配置されてなる請求項1又は2に記載の蓄光発光シート。
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