JPH10104724A - 写真フィルム用磁気記録再生装置およびこれを備えたカメラ - Google Patents

写真フィルム用磁気記録再生装置およびこれを備えたカメラ

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JPH10104724A
JPH10104724A JP8260592A JP26059296A JPH10104724A JP H10104724 A JPH10104724 A JP H10104724A JP 8260592 A JP8260592 A JP 8260592A JP 26059296 A JP26059296 A JP 26059296A JP H10104724 A JPH10104724 A JP H10104724A
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Shinichi Tsujimoto
紳一 辻本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ヘッドの厚みが増すと、カメラ等の小型
の装置の薄型化をはかれない。 【解決手段】 写真フィルムに磁気信号を記録する記録
用磁気ヘッドと、この記録用磁気ヘッドに対してフィル
ム長手方向に離間配置されて上記フィルムから磁気信号
を再生する再生用磁気ヘッド17とを有する写真フィル
ム用磁気記録再生装置において、再生用磁気ヘッド17
を、フィルム長手方向(フィルムの給送方向)に対向配
置されたコアヘッド部31a,32aとこれらコアヘッ
ド部に対してフィルム幅方向に配置されたコイル巻回部
36とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルムに対
して磁気信号の記録や再生を行なう磁気ヘッドを有した
写真フィルム用磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フィルムベース面側に磁気層を有する写
真フィルムが従来提案されており、米国特許第4,87
8,075号には、フィルムの各撮影フレームの撮影ご
とに、各撮影フレームについての撮影年月日、撮影時
刻、撮影条件等の情報を記録するカメラが提案されてい
る。また、フィルムが撮影途中で一旦巻き戻された後に
再び未露光フレームからの撮影を開始するような場合
に、磁気層に記録された情報を撮影済情報として再生し
て未露光フレームの撮影位置への位置決めを行う機能
(以下、これを未露光フィルムの頭出し機能という)を
有したカメラも開示されている。
【0003】そして、このようなカメラには、例えば特
開平6−95234号公報や特開平7−281279号
公報にも提案されているように、磁気層に撮影済情報を
記録する記録用磁気ヘッドと、磁気層から撮影済情報を
再生する再生用磁気ヘッドとが備えられており、各磁気
ヘッドは、コアヘッド部(コアのうち磁気記録層に摺動
する部分)と、このコアヘッド部に対してフィルム厚さ
方向(カメラの撮影光軸方向)後方に配置されたコイル
巻回部とを有して構成されている。
【0004】また、カメラには、写真フィルムを給送す
るためのモータが備えられているが、このモータが発生
する磁界が再生用磁気ヘッドに誘導ノイズを生じさせる
という問題がある。そこで、上記特開平7−28127
9号公報には、ノイズの影響をほとんど受けない記録用
磁気ヘッドをモータに近い側に配設する一方、再生用磁
気ヘッドをモータから遠いカートリッジ室(フィルムカ
ートリッジが装填される場所)の近くに配設したカメラ
が提案されている。
【0005】ところで、写真フィルムに磁気層を形成す
る場合、写真画質に悪影響を与えないように磁性材の塗
布量が非常に少なく(磁性材の充填等が非常に小さく)
される。この場合、記録についてはほとんど問題がない
が、再生については、再生用磁気ヘッドのコイルの巻数
を記録用磁気ヘッドのコイルの巻数に比べてかなり多く
しなければ十分な再生出力を得ることができない。具体
的には、再生用磁気ヘッドのコイルの巻数を記録用ヘッ
ドのコイルの巻数の20〜40倍にする必要がある。
【0006】但し、コイルの巻数を多くすると当然にコ
イル巻回部が大きくなり、磁気ヘッド全体のフィルム厚
さ方向寸法も大きくなる。例えば、コイルの巻数を40
倍にすると、磁気ヘッドのフィルム厚さ方向寸法が4倍
程度にまで大きくなる。そして、このような大型化した
磁気ヘッドをカメラのような小型の装置に用いることは
困難である。このため、例えば特開平6−76219号
公報には、カメラの大型化を招かないようにした磁気ヘ
ッドの構成が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平6−76219号公報にて提案の磁気ヘッドでも、
さらなる小型化(特に、薄型化)が求められているカメ
ラに用いるには、まだ大きすぎるという問題がある。
【0008】そこで、本願発明では、特に大きくなり易
い再生用磁気磁気ヘッドの小型化により、装置全体の薄
型化を実現できるようにした写真フィルム用磁気記録再
生装置およびこれを備えたカメラを提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願発明では、写真フィルムに磁気信号を記録す
る記録用磁気ヘッドと、この記録用磁気ヘッドに対して
フィルム長手方向に離間配置されて上記フィルムから磁
気信号を再生する再生用磁気ヘッドとを有する写真フィ
ルム用磁気記録再生装置において、フィルム長手方向
(フィルムの給送方向)に対向配置されたコアヘッド部
とこれらコアヘッド部に対してフィルム幅方向に配置さ
れたコイル巻回部とを有する再生用磁気ヘッドを用いて
いる。
【0010】すなわち、コアヘッド部からフィルム幅方
向にコア本体部を延ばしてこのコア本体部にコイルを巻
くことにより、コア本体部(コイル巻回部)をコアヘッ
ド部に対してフィルム厚さ方向(例えば、カメラの撮影
光軸方向)後方に配置する場合に比べて、再生用磁気ヘ
ッドのフィルム厚さ方向寸法を小さくしている。
【0011】また、上記発明においては、コイル巻回部
を複数に分割することにより、各分割部分のフィルム厚
さ方向寸法を小さくして再生用磁気ヘッドのフィルム厚
さ方向寸法をより小さくしたり、両コアヘッド部に同一
方向から侵入するノイズ成分を相殺できるようにしてよ
りノイズに強い再生ヘッドを得たりするのが望ましい。
【0012】さらに、コイル巻回部のコイル巻軸をフィ
ルム幅方向に延ばすことにより、コアの製作をできるだ
け容易にするのが望ましい。
【0013】なお、本来十分小型である記録用磁気ヘッ
ドについては、安価に製作が可能な、コアヘッド部に対
してコイル巻回部をフィルム厚さ方向に配置したものを
用いればよい。
【0014】また、本願発明では、写真フィルムに磁気
信号を記録する記録用磁気ヘッドと、この記録用磁気ヘ
ッドに対してフィルム長手方向に離間配置されて上記フ
ィルムから磁気信号を再生する再生用磁気ヘッドとを有
する写真フィルム用磁気記録再生装置において、記録用
磁気ヘッドと再生用磁気ヘッドのコアヘッド部における
ギャップ幅やギャップ深さを互いに異ならせたり、再生
用磁気ヘッドのコアヘッド部のトラック幅を記録用磁気
ヘッドのコアヘッド部のトラック幅より小さくしたりし
て、磁気再生時におけるS/N比の向上を図っている。
【0015】さらに、フィルムカートリッジから(両磁
気ヘッドの前に)フィルムを引き出すモータを有する場
合には、記録用磁気ヘッドをモータ側に配設し、再生用
磁気ヘッドをカートリッジ側に配設して、再生用磁気ヘ
ッドに対するモータの磁界の影響を受けにくくするのが
望ましい。
【0016】そして、この場合には、記録用磁気ヘッド
と再生用磁気ヘッドとを、フィルムの撮影フレームの中
心に対して互いに反対に位置するように配設して、前述
した未露光フィルムの再頭出し機能を実現し易くするの
が望ましい。
【0017】また、本願発明では、写真フィルムに磁気
信号を記録する記録用磁気ヘッドと、前記フィルムから
磁気信号を再生する再生用磁気ヘッドとを有する写真フ
ィルム用磁気記録再生装置において、記録用磁気ヘッド
のコイルの外部接続用端子をフィルム厚さ方向に延ば
し、再生用磁気ヘッドのコイルの外部接続用端子をフィ
ルム面と平行な方向に延ばしている。
【0018】すなわち、もともと小型である記録用磁気
ヘッドの外部接続用端子を従来と同様にフィルム厚さ方
向に突出させることによって、この記録用磁気ヘッドを
安価なものとする一方、特にフィルム厚さ方向に大型化
し易い再生用磁気ヘッドの外部接続用端子をフィルム面
と平行な方向(フィルム長手方向やフィルム幅方向)に
延ばすことによりこの再生用磁気ヘッドのフィルム厚さ
方向寸法を小さくして、写真フィルム用磁気記録再生装
置における低コスト化と小型化のバランスがとれるよう
にしている。
【0019】そして、本願発明では、以上のような写真
フィルム用磁気記録再生装置を備えることにより、従来
よりもさらに小型化され、磁気情報の再生を確実に行え
るようにしたカメラを実現できるようにしている。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1には、本願発明の第1実施形態で
あるカメラの構成を示している。この図において、1は
ベース面側に磁気層を有する写真フィルムであり、この
フィルム1はフィルムカートリッジ2から撮影レンズ1
2の光軸方向後方にあるアパーチャ位置に引き出されて
露光を受ける。
【0021】カートリッジ2は、カメラに装填されたと
きにカメラのスプールドライバ4に係合するカートリッ
ジ内スプール5を有しており、スプールドライバ4が後
述する巻取りスプール7に内蔵されたモータ8(出力軸
にはピニオンギヤ9が取り付けられている)によって矢
印A方向に回転駆動されると、カートリッジ内スプール
5も同方向に回転し、カートリッジ2のフィルム出口6
からフィルム1が押し出される。
【0022】そして、フィルム1の先端がガイドローラ
10,11によって案内されてカメラの巻取りスプール
7に到達すると、それ以後フィルム1は、モータ8によ
って矢印B方向に回転駆動される巻取りスプール7によ
って矢印C方向に巻き上げられる。
【0023】なお、巻取りスプール7がモータ8により
駆動されているときは、ワンウェイクラッチ等を有する
公知の駆動力伝達機構の切り換え動作によってスプール
ドライバ4へのモータ駆動力の伝達は行われない。ま
た、モータ8を巻上げ時とは逆方向に駆動すれば、上記
駆動力伝達機構の切り換え動作によってスプールドライ
バ4が押し出し時と逆方向に回転し、カートリッジ2へ
のフィルム1の巻き戻しが行われる。
【0024】13はフィルム1のうちアパーチャ位置に
位置する部分のベース面に接して、このフィルム部分の
平面性を確保するガイド板である。このガイド板13の
上部におけるフィルム給送方向(フィルム長手方向)2
カ所には、フォトリフレクタ14,15が取り付けられ
ている。これらフォトリフレクタ14,15は、フィル
ム1の給送中にフィルム1のパーフォレーションPの検
出信号を出力する。この検出信号は、図示しないカメラ
の制御装置に送られ、制御装置はこの検出信号に基づい
てモータ8の作動を制御し、フィルム1の撮影フレーム
のアパーチャ位置に対する位置決めを行う。
【0025】また、ガイド部材13の下部における巻取
りスプール7側(すなわち、モータ8側)には、フィル
ム1の磁気層に摺接する記録用磁気ヘッド(以下、記録
ヘッドという)16が取り付けられており、カートリッ
ジ2側には磁気層に摺接する再生用磁気ヘッド(以下、
再生ヘッドという)17が取り付けられている。
【0026】記録ヘッド16は、図2にも示すように、
各撮影フレームの露光後においてフィルム1の1フレー
ム分の巻上げを行なうときに、直前に露光した撮影フレ
ームについての撮影情報(日付、時刻、タイトル、撮影
データ等)を、磁気層に2つの磁気トラックT1,T2
を形成することで記録する。このため、記録ヘッド16
は、図4に示すように、フィルム幅方向に2つの記録ト
ラックWT1,WT2を有しており、前述したように巻取り
スプール7側、すなわち撮影フレームFの画面中心Oに
対してフィルム巻上げの送り先側に配置されている。
【0027】一方、再生ヘッド17は、記録ヘッド16
によって形成される磁気トラックT1に摺接する位置に
1つの再生トラックRT1を有している(図5参照)。前
述のように再生ヘッド17をカートリッジ2側、すなわ
ち撮影フレームFの画面中心Oに対してフィルム巻上げ
の送り元側に配置することにより、1つの記録再生兼用
ヘッドを記録ヘッド16の位置に配置する場合に比べ
て、再生ヘッド17をモータ8から十分に離すことがで
きるので、モータ8の磁界が再生ヘッド17を通ること
により生ずる再生時の誘導ノイズを低減することがで
き、再生時のS/N比を大幅に向上させることができ
る。
【0028】ここで、図2および図3を用いて、未撮影
フレームの頭出し動作について説明する。図2は、露光
済みフレームF1,F2まで露光を受けたフィルム1が
一旦カートリッジ2に巻き戻された後、再びカートリッ
ジ2から引き出されて、露光済みフレームF1がアパー
チャ位置に達した状態を示している。
【0029】露光済みフレームF1がアパーチャ位置に
達すると、まずこのフレームF1の先のフレームの送り
元側(以下、元側という)および露光済みフレームF1
の送り先側(以下、先側という)にそれぞれ形成された
パーフォレーションP11,P12がフォトリフレクタ
15により検出され、その直後に再生ヘッド17により
露光済みフレームF1の磁気トラックT1上の磁気情報
がトラック長lにわたって検出される。これにより、前
述の制御装置は、露光済みフレームF1が露光済みであ
ると認識する。
【0030】再生ヘッド17が磁気トラックT1上の磁
気情報を検出する間に、フォトリフレクタ14によりパ
ーフォレーションP11,P12のリーディングエッジ
が検出され、再生ヘッド17による磁気情報検出終了後
にフォトリフレクタ14によりパーフォレーションP1
2のトレーディングエッジが検出される。そして、同様
にして、制御装置は露光済みフレームF2についても露
光済みを認識する。
【0031】さらに、フォトリフレクタ15によって露
光済みフレームF2の元側のパーフォレーションP31
と露光済みフレームF2に続く未露光フレームF3の先
側のパーフォレーションP32が検出されると、再生ヘ
ッド17による未露光フレームF3の磁気トラックT1
上のトレースが始まるが、この磁気トラックT1上には
磁気情報がないので、フォトリフレクタ14によってパ
ーフォレーションP31が検出されるまで再生ヘッド1
7は何ら磁気情報を検出しない。これにより、制御装置
は未露光フレームF3が未露光であることを認識して、
フォトリフレクタ14がパーフォレーションP32のト
レーディングエッジを検出した時点でモータ8への通電
を停止させる。モータ8への通電停止後、フィルム1は
慣性力で多少自走してから停止する。こうして、最初の
未露光フレームF3のアパーチャ位置への自動位置決め
が完了する。
【0032】なお、記録再生兼用ヘッドが本実施形態に
おける記録ヘッド16の位置に配置されている場合で
は、未露光フレームF3の未露光認識がなされた後に、
モータ8に逆通電して1フレーム分巻き戻さなければ未
露光フレームF3をアパーチャ位置にセットすることが
できない。この点、本実施形態では、そのような巻き戻
しが必要がなく、フィルム1の未露光フレームの頭出し
に適した構成となっている。
【0033】また、制御装置におけるフィルムフレーム
の露光済みか未露光かの判別は、フレーム毎に磁気トラ
ックT1上に磁気情報が有るか否かを判別すれば足り、
磁気トラックT1上の各磁気情報の正確な再生までは必
要としない。
【0034】次に、本実施形態にて用いている記録ヘッ
ド16と再生ヘッド17の詳しい構成について図4〜図
6を用いて説明する。なお、ここでの説明におけるフィ
ルム長手方向やフィルム厚さ方向等の方向は、図1に示
すようなカメラの組立状態における方向を示している。
【0035】まず図4には、記録ヘッド16の外観
(a)とヘッド本体の構成(b)とを示している。25
は磁気トラックT1用のヘッド本体および磁気トラック
T2用のヘッド本体を覆うケーシングであり、このケー
シング25のフィルムベース面との摺接面25aには、
後述するコアヘッド部21a,21b,22a,22b
の記録トラックを露出させる開口部が形成されている。
また、ケーシング25における摺接面25aと反対側に
は、カメラのガイド部材13への取付部25bが形成さ
れている。
【0036】各ヘッド本体は、一対のコア21,22
と、これらコア21,22に取り付けられたボビン23
と、このボビン23に巻き付けられたコイル26と、ボ
ビン23の両端に設けられたボビン端子24,24とか
ら構成されている。
【0037】コア21,22は、パーマロイ等の高透磁
率材料の薄板をラミネートしたものを複数枚(本実施形
態でき3枚)重ねて作られており、幅Gwwで深さGdw
有した磁気ギャップを介してフィルム長手方向に対向配
置されたコアヘッド部21a,22aと、このコアヘッ
ド部21a,22aに対してフィルム厚さ方向に配置さ
れ、フィルム長手方向に対向配置されたコア本体部21
b,22bとを有して構成されている。コアヘッド部2
1a,22aにおけるフィルム面に対向する部分は幅T
wwの記録トラックWT1,WT2を形成している。
【0038】ボビン23はコア本体部21b,22bの
外周に取り付けられている。このボビン23には、コイ
ル26が、コイル巻軸がフィルム長手方向に延びるよう
に巻き付けられている。そして、ボビン端子24は、ボ
ビン23の両端からフィルム厚さ方向に延びてケーシン
グ25から突出している。なお、この構成は一般的なも
のであって、製造がし易く利点が有り、コスト的に有利
なものである。
【0039】また、図5には、再生ヘッド17の外観
(a)とヘッド本体の構成(b)を示している。35は
磁気トラックT1用のヘッド本体を覆うケーシングであ
り、このケーシング35のフィルムベース面との摺接面
35aには、後述するコアヘッド部31a,32aの再
生トラックを露出させる開口部が形成されている。ま
た、ケーシング35における摺接面35aと反対側に
は、カメラのガイド部材13への取付け部となる取付板
37が取り付けられている。なお、ケーシング35は、
外部誘導ノイズを遮断する目的で、パーマロイ等の高透
磁率材料で作られている。
【0040】ヘッド本体は、一対のコア31,32と、
これらコア31,32に取り付けられたボビン33,3
3と、これらボビン33,33に巻き付けられたコイル
36,36と、各ボビン33の両端に設けられたボビン
端子(請求の範囲にいうコイルの外部接続用端子)34
a〜34dとから構成されている。
【0041】コア31,32は、パーマロイ等の高透磁
率材料の薄板をラミネートしたものを複数枚(本実施形
態では2枚)重ねて作られており、幅Gwrで深さGdr
磁気ギャップを介してフィルム長手方向に対向配置され
たコアヘッド部31a,32aと、このコアヘッド部3
1a,32aに対してフィルム幅方向に延びたコア本体
部31b,32bとを有して構成されている。コアヘッ
ド部31a,32aにおけるフィルム面に対向する面は
幅Twrw の再生トラックRT1を形成している。ボビン3
3,33はそれぞれコア本体部31b,32bの外周に
取り付けられている。各ボビン33には、コイル36
が、コイル巻軸がフィルム幅方向に延びるように巻き付
けられている。そして、ボビン端子34a,34bおよ
びボビン端子34c,34dはそれぞれ、ボビン33,
33の両端からフィルム厚さ方向に延びてケーシング3
5および取付板37から突出している(図1参照)。
【0042】なお、例えばボビン端子34b,34cを
接続することにより2つのコイル36,36を直列接続
し、残りのボビン端子34a,34dから再生ヘッド1
7の再生出力を得るようにすればよい。
【0043】ここで、この再生ヘッド17では、フィル
ム長手方向に磁気ギャップを形成したコアヘッド部31
a,32aに対し、コア本体部31b,32b(つまり
はコイル36を巻回した部分)をフィルム幅方向に配置
しているので、記録ヘッド16のようにコアヘッド部に
対してコア本体部をフィルム厚さ方向に配置する場合に
比べてヘッド本体全体のフィルム厚さ方向の寸法を小さ
くすることができる。しかも、本実施形態の再生ヘッド
17では、コイルを2分割しているので、必要な再生出
力を得るために十分なコイル巻数を確保しつつ、1つの
コイルとする場合に比べて各コイル36の大きさ、特に
フィルム厚さ方向寸法を小さくすることができる。
【0044】したがって、ケーシング35の摺接面35
aからボビン端子34a〜34dの先端までの再生ヘッ
ド17のフィルム厚さ方向寸法を、記録ヘッド16と同
様の構成のものに比べて小さくすることができ、例えば
記録ヘッド16と再生ヘッド17のフィルム厚さ方向寸
法を略同一とすることも可能である。
【0045】なお、各コイル36のコイル巻軸を、コア
ヘッド部31a,32aに対てしコア本体部31b,3
2bを曲げた方向であるフィルム幅方向に延ばしている
ため、コア31,32つまりはヘッド本体を簡単に製作
することができる。
【0046】さらに、2つのコイル36,36を2つの
コア31,32に分離して配置する構成は、2つのコア
31,32に同一方向から侵入するノイズ成分が2つの
コイルに逆相の誘導電圧を生じさせて、ノイズ成分を相
殺する構成となっている。このため、本実施形態の再生
ヘッド17は、薄型であるというだけでなく、誘導ノイ
ズに対して強いという特徴を有しており、カメラのよう
に小型で、再生ヘッド配置部の近傍にモータのようなノ
イズ源がある装置に最適である。
【0047】また、図6に示すように、再生ヘッドのギ
ャップ幅Gwrと記録ヘッド16の磁気ギャップ幅Gww
の間には、Gwr<Gwwの関係がある。磁気ギャップの幅
は、磁気メディア上の信号周波数により最適値が決定さ
れ、一般的には記録波長λの1/2〜1/3程度が好ま
しいとされている。記録ヘッド16のギャップ幅Gww
この範囲内の値とされれば良い。
【0048】一方、再生ヘッド17は誘導ノイズを遮断
する効果を持つケーシング35を有するが、コア31,
32のコアヘッド部31a,32aがケーシング35か
ら露出しているので、ケーシング35は直接コア31,
32に入り込むノイズに対してはシールド効果を持たな
い。
【0049】このため、磁気ギャップの磁気抵抗をでき
るだけ少なくして、コアヘッド部32aに入り込んだノ
イズ成分を、コアヘッド部32a→磁気ギャップ→コア
ヘッド部31a→ケーシング35という経路で逃がした
り、コアヘッド部31aに入り込んだノイズ成分を、コ
アヘッド部31a→磁気ギャップ→コアヘッド部32a
→ケーシング35という経路で逃がしたりするのが有効
である。これはノイズ成分が再生ヘッド17の磁気回路
すなわちコイル36,36を通過することがなく、再生
出力のS/N比の劣化に結びつかないからである。そこ
で、本実施形態では、再生ヘッド17の磁気ギャップ部
分の磁気抵抗を下げることを目的として、再生生ヘッド
17のギャップ幅Gwrを記録ヘッド16のギャップ幅G
wwよりも小さくしている。
【0050】一方、再生ヘッドのギャップ深さGdrと記
録ヘッド16のギャップ深さGdwとの間には、Gdr<G
dwの関係がある。これは、記録ヘッド16に十分なギャ
ップ深さを与えることで、記録時にコアが飽和してしま
うことを防止するとともに、再生ヘッド17のギャップ
深さを小さくすることで、再生出力の向上を図るためで
ある。
【0051】また、再生ヘッド17の再生トラック幅T
wrと記録ヘッド18の記録トラック幅Twwとの間には、
wr<Twwという関係にある。再生出力はトラック幅に
比例するので、再生トラック幅は記録トラック幅と同一
まで大きくすることも可能である。しかし、再生トラッ
ク幅をそこまで大きくするとアジマス損失による再生出
力の減少が顕著となる。このため、本実施形態の再生ヘ
ッド17では、アジマス損失を考慮したときに最大再生
出力が得られる再生トラック幅に設定している。
【0052】以上説明した再生ヘッド17を用いれば、
フィルム厚さ方向寸法が小さく(いわゆる薄型で)、ノ
イズ源であるモータ8の存在にもかかわらず露光済情報
を正確に検出して未露光フレームの頭出しを行えるカメ
ラを実現することができる。なお、図1に示したよう
に、再生ヘッド17をノイズ源であるモータ8から離し
た構成とすることにより、モータ8のノイズが再生ヘッ
ド17に入り込まない(届かない)ケースも考えられ
る。このケースでは、再生ヘッド17のギャップ幅Gwr
>記録ヘッド16のギャップ幅Gwwとした方がよい。
【0053】前述したように、フィルムカートリッジの
未露光フレームの頭出し機能の達成のためには、磁気情
報のデコードは必要でなく、磁気情報の有無の判別だけ
で足りる。これは、再生出力の記録情報との同一性(記
録パターン、記録位相、記録波形との同一性)を犠牲に
しても、再生出力の出力値自体を高めた方が得策だから
である。そして、再生ヘッド17のギャップ幅を大きく
すれば、再生出力の出力値を高めることができる。
【0054】また、再生ヘッド17のギャップ深さGwr
>記録ヘッド16のギャップ深さGwwという関係にする
ことで、再生ヘッド17のギャップにおける磁気抵抗値
を下げ、外部ノイズによるS/N比劣化を防止すること
も可能である。
【0055】このように、本実施形態では、記録ヘッド
16と再生ヘッド17とを別々にているので、個々にパ
ラメータを最適化することができるという利点がある。
【0056】(第2実施形態)図7には、本願発明の第
2実施形態であるカメラに用いられる再生ヘッド(ヘッ
ド本体)の構成を示している。第1実施形態では、ボビ
ン端子をフィルム厚さ方向に延ばした再生ヘッドついて
説明したが、本実施形態の再生ヘッドでは、ボビン端子
34a′〜34d′をフィルム幅方向(フィルム面と平
行な方向)に延ばして、再生ヘッドのフィルム厚さ方向
寸法をより小さくしている。これにより、カメラのさら
なる薄型化を図ることが可能となる。
【0057】(第3実施形態)図8には、本願発明の第
3実施形態であるカメラに用いられる再生ヘッド(ヘッ
ド本体)の構成を示している。第1実施形態では、コイ
ルを2分割するとともに各コイル巻軸がフィルム幅方向
である再生ヘッドについて説明したが、本実施形態の再
生ヘッドでは、コイルを1つとし、しかもコイル巻軸が
フィルム長手方向としている。
【0058】本実施形態の再生ヘッドにおいても、コイ
ル56はコアヘッド部51a,52aに対してフィルム
幅方向に配置されているので、第1実施形態にて説明し
た記録ヘッド16のように構成される場合に比べて、フ
ィルム厚さ方向の寸法を小さくすることが可能である。
【0059】また、ボビン端子54はボビン53の両端
からフィルム幅方向(フィルム面に平行な方向)に延び
ているので、これがフィルム厚さ方向に延びている場合
に比べて、本再生ヘッドのフィルム厚さ方向の寸法を小
さくすることができる。
【0060】(第4実施形態)図9および図10には、
本願発明の第4実施形態であるカメラの構成を示してい
る。なお、図9において、第1実施形態のカメラとの共
通要素には同一符号を付している。本実施形態は、第1
実施形態と再生ヘッドの構成において異なる。図10に
は、再生ヘッド40の外観(a)とヘッド本体の構成
(b)を示している。45は磁気トラックT1用のヘッ
ド本体を覆うケーシングであり、このケーシング45の
フィルムベース面との摺接面45aには、後述するコア
ヘッド部41a,42aの再生トラックを露出させる開
口部が形成されている。また、ケーシング45における
摺接面45aと反対側には、カメラのガイド部材13へ
の取付け部となる取付板47が取り付けられている。な
お、ケーシング45は、外部誘導ノイズを遮断する目的
で、パーマロイ等の高透磁率材料で作られている。ヘッ
ド本体は、一対のコア41,42と、これらコア41,
42に取り付けられたボビン43と、このボビン43に
巻き付けられたコイル46と、ボビン43の両端に設け
られたボビン端子(請求の範囲にいうコイルの外部接続
用端子)とから構成されている。
【0061】コア41,42は、パーマロイ等の高透磁
率材料の薄板をラミネートしたものを複数枚(本実施形
態では2枚)重ねて作られており、磁気ギャップを介し
てフィルム長手方向に対向配置されたコアヘッド部41
a,42aと、このコアヘッド部41a,42aに対し
てフィルム厚さ方向に配置されたコア本体部41b,4
2bとを有して構成されている。コアヘッド部41a,
42aにおけるフィルム面に対向する面は再生トラック
T1を形成している。
【0062】ボビン43はコア本体部41b,42bの
外周に取り付けられている。ボビン43は、コイル46
が、コイル巻軸がフィルム長手方向に延びるように巻き
付けられている。そして、ボビン端子44,44はそれ
ぞれ、ボビン43の両端からフィルム幅方向(フィルム
面と平行な方向)に延びてケーシング44から突出して
いる。
【0063】本実施形態の再生ヘッド40では、従来の
再生ヘッドと同様にコアヘッド部41a,42aに対し
てコイル巻回部がフィルム厚さ方向に配置されているた
め、コイル46の巻数の増加に伴ってヘッド本体ひいて
は再生ヘッド40全体のフィルム厚さ方向寸法が増大す
るおそれがある。しかし、本実施形態では、ボビン端子
44をフィルム幅方向に延ばしているため、これをフィ
ルム厚さ方向に延ばした従来の再生ヘッドに比べれば、
フィルム厚さ方向寸法が抑えられた再生ヘッド40を作
ることができる。このため、従来に比べて、薄型のカメ
ラを実現することができる。
【0064】なお、上記各実施形態はカメラについて説
明したが、本発明は、磁気層を有する写真フィルムに磁
気記録および磁気再生を行なうカメラ以外の装置であっ
て、従来磁気情報の十分な再生出力や良好なS/N比が
得られなかったものや、小型化のためにモータ等のノイ
ズ源を再生ヘッドの近傍に配置する必要があるもの等に
対して適用することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、フィルム長手方向にギャップが形成されたコアヘッ
ド部に対してコイル巻回部をフィルム幅方向に配置した
再生用磁気ヘッドを用いているので、コイル巻回部をコ
アヘッド部に対してフィルム厚さ方向に配置する場合に
比べて、コイル巻き数が大きな再生用磁気ヘッドのフィ
ルム厚さ方向寸法を小さく抑えることができる。
【0066】さらに、コイル巻回部を複数に分割すれ
ば、各分割部分のフィルム厚さ方向寸法を小さくして再
生用磁気ヘッドのフィルム厚さ方向寸法をより小さくす
ることができるとともに、ギャップを介した両コアヘッ
ド部に同一方向から侵入するノイズ成分を相殺すること
を可能としてよりノイズに強い再生用磁気ヘッドとする
ことができる。
【0067】なお、コイル巻回部のコイル巻軸をフィル
ム幅方向に延ばせば、コアの形状が単純になり、再生用
磁気ヘッドを容易に製作することができる。
【0068】また、再生用磁気ヘッドのギャップ幅およ
びギャップ深さを記録用磁気ヘッドのそれらより小さく
(または逆に大きく)したり、再生用磁気ヘッドのトラ
ック幅を記録用磁気ヘッドのトラック幅より小さくした
りすれば、再生用磁気ヘッドの配置や使用目的等に応じ
て磁気再生時におけるS/N比の向上や再生出力の増加
を図ることができる。
【0069】また、本願発明によれば、もともと小型で
ある記録用磁気ヘッドの外部接続用端子を従来と同様に
フィルム厚さ方向に突出させることによって、この記録
用磁気ヘッドを安価なものとする一方、特にフィルム厚
さ方向に大型化し易い再生用磁気ヘッドの外部接続用端
子をフィルム面と平行な方向(フィルム長手方向やフィ
ルム幅方向)に延ばすことによりこの再生用磁気ヘッド
のフィルム厚さ方向寸法を小さくしているので、低コス
ト化と小型化のバランスがとれた写真フィルム用磁気記
録再生装置を実現することができる。
【0070】そして、以上のような写真フィルム用磁気
記録再生装置を備えることにより、従来よりもさらに薄
型化され、磁気再生を確実に行えるようにしたカメラを
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラの構成を示
す分解斜視図である。
【図2】上記第1実施形態のカメラの動作説明図であ
る。
【図3】上記第1実施形態のカメラの動作タイミングチ
ャート図である。
【図4】上記第1実施形態のカメラの記録ヘッドの構成
を示す斜視図である。
【図5】上記第1実施形態のカメラの再生ヘッドの構成
を示す斜視図である。
【図6】上記両ヘッドのギャップを示す部分断面図であ
る。
【図7】本発明の第2実施形態のカメラの再生ヘッドの
構成を示す斜視図である。
【図8】本発明の第3実施形態のカメラの再生ヘッドの
構成を示す斜視図である。
【図9】本発明の第4実施形態であるカメラの構成を示
す分解斜視図である。
【図10】上記第4実施形態のカメラの再生ヘッドの構
成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 写真フィルム 3 カメラ 8 モータ 13 ガイド部材 14,15 フォトリフレクタ 16 記録ヘッド 17,40 再生 ヘッド 21,22,31,32,41,42,51,52 コ
ア 26,36,46,56 コイル 24,34,44,54 ボビン端子 WT1,WT2 記録トラック RT1 再生トラック

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムに磁気信号を記録する記録
    用磁気ヘッドと、この記録用磁気ヘッドに対してフィル
    ム長手方向に離間配置されて前記フィルムから磁気信号
    を再生する再生用磁気ヘッドとを有する写真フィルム用
    磁気記録再生装置において、 前記再生用磁気ヘッドは、フィルム長手方向に対向配置
    されたコアヘッド部と、これらコアヘッド部に対してフ
    ィルム幅方向に配置されたコイル巻回部とを有すること
    を特徴とする写真フィルム用磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記コイル巻回部が複数に分割されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の写真フィルム用磁
    気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記コイル巻回部のコイル巻軸がフィル
    ム幅方向に延びていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の写真フィルム用磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記記録用磁気ヘッドは、フィルム長手
    方向に対向配置されたコアヘッド部と、これらコアヘッ
    ド部に対してフィルム厚さ方向に配置されたコイル巻回
    部とを有することを特徴とする請求項1から3のいずれ
    かに記載の写真フィルム用磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 写真フィルムに磁気信号を記録する記録
    用磁気ヘッドと、この記録用磁気ヘッドに対してフィル
    ム長手方向に離間配置されて前記フィルムから磁気信号
    を再生する再生用磁気ヘッドとを有する写真フィルム用
    磁気記録再生装置において、 前記記録用磁気ヘッドと前記再生用磁気ヘッドのコアヘ
    ッド部におけるギャップ幅を互いに異ならせたことを特
    徴とする写真フィルム用磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 写真フィルムに磁気信号を記録する記録
    用磁気ヘッドと、この記録用磁気ヘッドに対してフィル
    ム長手方向に離間配置されて前記フィルムから磁気信号
    を再生する再生用磁気ヘッドとを有する写真フィルム用
    磁気記録再生装置において、 前記記録用磁気ヘッドと前記再生用磁気ヘッドのコアヘ
    ッド部におけるギャップ深さを互いに異ならせたことを
    特徴とする写真フィルム用磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記再生用磁気ヘッドのコアヘッド部の
    トラック幅を前記記録用磁気ヘッドのコアヘッド部のト
    ラック幅より小さくしたことを特徴とする請求項1から
    6のいずれかに記載の写真フィルム用磁気記録再生装
    置。
  8. 【請求項8】 フィルムカートリッジから前記フィルム
    を引き出すモータを有しており、 前記記録用磁気ヘッドを前記モータ側に配設し、前記再
    生用磁気ヘッドを前記カートリッジ側に配設したことを
    特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の写真フィ
    ルム用磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記記録用磁気ヘッドと前記再生用磁気
    ヘッドとが、前記フィルムの撮影フレームの中心に対し
    て互いに反対に位置するように配設されていることを特
    徴とする請求項1から8のいずれかに記載の写真フィル
    ム用磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】 写真フィルムに磁気信号を記録する記
    録用磁気ヘッドと、前記フィルムから磁気信号を再生す
    る再生用磁気ヘッドとを有する写真フィルム用磁気記録
    再生装置において、 前記記録用磁気ヘッドのコイルの外部接続用端子がフィ
    ルム厚さ方向に延び、前記再生用磁気ヘッドのコイルの
    外部接続用端子がフィルム面と平行な方向に延びている
    ことを特徴とする写真フィルム用磁気記録再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から10のいずれかに記載の
    写真フィルム用磁気記録再生装置を備えたことを特徴と
    するカメラ。
JP8260592A 1996-10-01 1996-10-01 写真フィルム用磁気記録再生装置およびこれを備えたカメラ Pending JPH10104724A (ja)

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