JPH10293353A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH10293353A
JPH10293353A JP9100105A JP10010597A JPH10293353A JP H10293353 A JPH10293353 A JP H10293353A JP 9100105 A JP9100105 A JP 9100105A JP 10010597 A JP10010597 A JP 10010597A JP H10293353 A JPH10293353 A JP H10293353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure plate
magnetic
film
camera
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9100105A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Sasaki
弥 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP9100105A priority Critical patent/JPH10293353A/ja
Publication of JPH10293353A publication Critical patent/JPH10293353A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気記録層を有する写真フルイムに記録された
磁気信号を再生する再生ヘッドを有するカメラにおい
て、モータから発生するノイズが再生ヘッドの背面側か
ら入り込み、再生信号に重畳するのを防止するカメラを
提供する。 【解決手段】磁気記録再生ヘッド24が配設された圧板
18を高い透磁率の合金であるパーマロイで形成するこ
とにより圧板18にノイズの遮蔽効果を持たせるととも
に、かつ、巻取りスプール20に収納されたモータから
発生するノイズが再生ヘッドの背面に回り込まないよう
に圧板18を巻取りスプール20の後方に延設すること
により、モータから発生したノイズが再生ヘッドの背面
から再生信号に重畳するのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに係り、特に
磁気記録層を有する写真フイルムに磁気情報の記録を行
う磁気ヘッドを有するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、新規格の写真フイルムとして提案
されたAPS(アドバンスド・フォト・システム)フイ
ルムが知られている。また、このAPSフイルムを使用
したカメラも実用化されている。APSフイルムは、フ
イルム全体に磁気コーティングがなされており、フイル
ム上に撮影時の光源の種類や焦点距離、その他の撮影情
報や、写真タイトル等のユーザーメッセージの情報を磁
気記録することが可能である。また、APSフイルム
は、フイルムカートリッジ内に完全に遮光された状態で
収納され、撮影終了後、現像所で現像されたフイルム
は、再びフイルムカートリッジに収納された状態で返却
される。
【0003】このようなAPSフイルムを使用するカメ
ラにおいて、カメラに記録ヘッドを搭載し、各コマの撮
影が完了する毎に、フイルム上に撮影情報等を記録する
ものが提案されている。また、記録ヘッドとともに再生
ヘッドを搭載し、又は記録再生一体型の磁気ヘッドを搭
載し、途中取出し(MRC(Mid Roll Cha
nge))機能を備えたカメラ(MRC機能付きカメ
ラ)が提案されている。このMRC機能付きカメラは、
撮影途中のフイルムカートリッジを一旦取り出して、別
のフイルムカートリッジで撮影した後、再び元のフイル
ムカートリッジを再装填して未露光コマから再撮影でき
るようにしたものであり、途中取り出しされたフイルム
カートリッジが再装填された場合に、フイルム上に記録
された磁気情報を再生ヘッドにより再生して各コマ毎に
磁気記録の有無を検出し、磁気記録されていない最初の
未露光コマを検出してこの未露光コマまでフイルムを自
動給送する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カメラ
の小型化に伴い、上述のMRC機能付きカメラのように
再生ヘッドを有する場合、フイルム搬送用の駆動モータ
と再生ヘッドとが近接して配設されるようになるため、
駆動モータから発生した電気ノイズや磁気ノイズが再生
信号に重畳される不具合が発生する。特にこれらのノイ
ズは再生ヘッドの背面側から入り込み再生信号に重畳さ
れる。再生信号にノイズが重畳した場合には、未露光コ
マの磁気トラックを再生した場合に、あたかも磁気記録
されているかのように誤認する場合があり、再撮影を開
始する最初の未露光コマを誤るという問題があった。
【0005】特開平6−332064号公報には、駆動
モータの周辺部をシールド部材で覆い、駆動モータから
発生するノイズを遮蔽したものが記載されているが、こ
のように駆動モータにシールド部材を装着すると、駆動
機構に要するスペースが大きくなるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、磁気
記録層を有する写真フルイムに記録された磁気信号を再
生する再生ヘッドを有するカメラにおいて、モータから
発生するノイズが再生ヘッドの背面側から入り込み、再
生信号に重畳するのを防止するカメラを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は上記目的を解決す
るために、磁気記録層を有する写真フイルムをカートリ
ッジから引き出して巻取りスプールに巻回し、前記写真
フイルムの各コマを露光位置に給送するフイルム駆動機
構と、前記フイルム駆動機構を駆動するモータと、前記
写真フイルムの磁気記録層に記録された磁気信号を再生
する再生ヘッドと、前記露光位置の写真フイルムの平面
性を保持するとともに前記再生ヘッドが配設された圧板
と、を有するカメラにおいて、前記圧板を磁性材料で形
成するとともに、前記モータから発生するノイズが前記
再生ヘッドの背面に回り込まないように前記圧板を前記
モータ側に向かって延設したことを特徴としている。
【0007】本発明によれば、再生ヘッドが配設された
圧板を磁性材料(例えば、高い透磁率の合金であるパー
マロイ)で形成することにより圧板にノイズの遮蔽効果
を持たせることができ、かつ、モータから発生するノイ
ズが再生ヘッドの背面に回り込まないように圧板をモー
タ側に向かって延設することにより、モータから発生し
たノイズが再生ヘッドの背面から再生信号に重畳するの
を防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るカメラの好ましい実施の形態について詳説する。図1
は、本発明に係るカメラの圧板の一実施の形態を示した
側面図であり、図2は、その圧板の後面図である。図1
に示すカメラ本体10には、前面に撮影レンズ12が設
けられ、図中右側にフイルムカートリッジのカートリッ
ジ収納室14が形成され、図中左側にフイルムの巻取り
室16が形成されている。カートリッジ収納室14と巻
取り室16の間には圧板18が配設される。
【0009】上記巻取り室16には、フイルムを巻回す
る巻取りスプール20が設けられ、この巻取りスプール
20内に、巻取りスプール20、及びカートリッジ収納
室14に収納されたフイルムカートリッジのスプールを
回転駆動させる駆動モータ(DCモータ)22が収納さ
れている。尚、図2に示すように巻取りスプール20の
上面に駆動モータ22のモータ端子22A、22Aが突
設され、このモータ端子22A、22Aから駆動モータ
22に電源が供給される。
【0010】これにより、カートリッジ収納室14にフ
イルムカートリッジが収納されると、前記巻取りスプー
ル20内に収納された駆動モータ22が回転してフイル
ムカートリッジから巻取りスプール20にフイルムが巻
き上げられる。そして、フイルムの1コマ目が撮影レン
ズ後方の露光位置にセットされる。上記圧板18は、上
記露光位置等においてカメラの後方側からフイルムに当
接してフイルムの平面性を保持する。この圧板18は、
例えば、高い透磁率を有する合金であるパーマロイによ
り生成され、巻取りスプール20の後方まで延設されて
いる。また、図1及び図2に示すように巻取り室に近接
した位置のフイルムの磁気トラックが走向する位置に磁
気記録再生ヘッド24が装着される。
【0011】磁気記録再生ヘッド24は、例えば、同一
コアに磁気記録用と磁気再生用のコイルが巻回された一
体型の磁気ヘッドである。そして、そのコアのギャップ
部がフイルムの磁気トラックの位置に当接するように、
圧板18に設けられた切り欠きに後面側から挿入され、
磁気記録再生ヘッド24のフランジ部24Aが圧板18
に接着される。
【0012】また、磁気記録再生ヘッド24の後面のフ
ランジ24Aには、内部のコイルに結線された接続端子
24B、24B、24Bが突設され、この接続端子24
B、24B、24Bに記録又は再生用のアンプ等を備え
た駆動回路が接続される。これらの駆動回路は圧板18
の後面側に配設される。尚、磁気記録再生ヘッド24は
これに限らず、記録ヘッドと再生ヘッドが別々に設けた
ものでもよい。
【0013】このように圧板18に設けられた磁気記録
再生ヘッド24は、1コマ撮影が終了してフイルムの1
コマ巻き上げが行われる際に、各コマの撮影情報等を示
す磁気信号を出力し、フイルムの各コマに対応した磁気
トラックにこの磁気信号を記録する。また、本カメラは
MRC機能を有しており、露光コマと未露光コマとを有
する途中取り出しされたフイルムカートリッジがカート
リッジ収納室14に再装填された場合には、フイルムに
記録された磁気信号を再生し、磁気信号が記録されてい
ない最初の未露光コマを検出する。これにより最初の未
露光コマを露光位置にセットして、途中取り出しされた
際の中断コマから再撮影を開始する。
【0014】以上の如く構成されたカメラの圧板18の
作用について説明すると、圧板18はフイルムの平面性
を保持する作用の他、巻取りスプール20に収納された
駆動モータ22から発生する電気ノイズや磁気ノイズを
遮蔽する作用を有している。上述したように圧板18
は、パーマロイによって生成されるとともに、図1に示
すように巻取りスプール20の後方まで延設されている
ため、駆動モータ22から発生した電気ノイズや磁気ノ
イズは圧板18により遮蔽され、これらのノイズが圧板
18の後面側に回り込むのを防止している。
【0015】従って、駆動モータ22から発生した電気
ノイズや磁気ノイズが磁気記録再生ヘッド24及び圧板
18の後面側に設けられた磁気記録再生ヘッド24の駆
動回路等に重畳する不具合が防止される。尚、圧板18
を磁気記録再生ヘッド24の駆動回路のグラウンド(ア
ンプのグラウンド)に接地することにより、ノイズによ
る圧板18の電位変動を防止することができる。
【0016】例えば、MRC機能付きカメラで駆動モー
タから発生する電気ノイズや磁気ノイズが特に問題とな
るのは磁気信号を再生する場合である。MRC機能付き
カメラでは、途中取出しされたフイルムカートリッジが
再装填された場合に、フイルムに記録された磁気信号を
再生し、その再生信号から未露光コマを検出するが、も
し、駆動モータ22から発生したノイズが、圧板18の
後面側に入り込み、シールドが施されていない磁気記録
再生ヘッド24の後面側等から再生信号に重畳すると誤
って磁気記録されているかのように誤認する場合があ
る。この場合には未露光コマであるにもかかわらず露光
済のコマと誤認して、最初の未露光コマを誤るという問
題が起こる。
【0017】しかし、上述のように、高い透磁率を有す
る合金であるパーマロイにより圧板18を生成するとと
もに、圧板18を巻取りスプール20の後方まで延設し
て駆動モータ22から発生するノイズが圧板18の後面
側に回り込むのを防止することによりこのような不具合
を解消することができ、最初の未露光コマを確実に検出
することができる。
【0018】尚、上記実施の形態では、駆動モータ22
を巻取りスプール20内に収納する場合について説明し
たが、例えば駆動モータ22がカートリッジ収納室14
側に配設される場合や、カメラの底面に配設される場合
には、その方向に圧板18を延設するようにし、上記実
施の形態と同様に駆動モータ22からのノイズの回り込
みを防止するようにする。
【0019】また、上記圧板18は、さびにくく高い透
磁率を有するパーマロイで形成することが好ましいが、
例えばステンレス等の他の磁性材料で形成してもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
によれば、再生ヘッドが配設された圧板を磁性材料(例
えば、高い透磁率の合金であるパーマロイ)で形成する
ことにより圧板にノイズの遮蔽効果を持たせることがで
き、かつ、モータから発生するノイズが再生ヘッドの背
面に回り込まないように圧板をモータ側に向かって延設
することにより、モータから発生したノイズが再生ヘッ
ドの背面から再生信号に重畳するのを防止することがで
きる。
【0021】また、このようにモータから発生するノイ
ズを圧板によって遮蔽することによりモータの周辺にシ
ールド部材を設ける必要がなくなるため、省スペース化
を図ることができ、カメラの小型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るカメラの圧板の一実施の
形態を示した正面図である。
【図2】図2は、圧板の側面図である。
【符号の説明】
10…カメラ本体 12…撮影レンズ 14…カートリッジ収納室 16…巻取り室 18…圧板 20…巻取りスプール 22…駆動モータ 24…磁気ヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録層を有する写真フイルムをカート
    リッジから引き出して巻取りスプールに巻回し、前記写
    真フイルムの各コマを露光位置に給送するフイルム駆動
    機構と、前記フイルム駆動機構を駆動するモータと、前
    記写真フイルムの磁気記録層に記録された磁気信号を再
    生する再生ヘッドと、前記露光位置の写真フイルムの平
    面性を保持するとともに前記再生ヘッドが配設された圧
    板と、を有するカメラにおいて、 前記圧板を磁性材料で形成するとともに、前記モータか
    ら発生するノイズが前記再生ヘッドの背面に回り込まな
    いように前記圧板を前記モータ側に延設したことを特徴
    とするカメラ。
  2. 【請求項2】前記圧板を形成する磁性材料は高透磁率の
    パーマロイであることを特徴とする請求項1のカメラ。
  3. 【請求項3】前記圧板をグラウンドに接続したことを特
    徴とする請求項1又は2のカメラ。
JP9100105A 1997-04-17 1997-04-17 カメラ Pending JPH10293353A (ja)

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JP9100105A JPH10293353A (ja) 1997-04-17 1997-04-17 カメラ

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JP9100105A JPH10293353A (ja) 1997-04-17 1997-04-17 カメラ

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Family

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JP9100105A Pending JPH10293353A (ja) 1997-04-17 1997-04-17 カメラ

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