JPH10333239A - 磁気記録部付フィルムに適用される装置 - Google Patents

磁気記録部付フィルムに適用される装置

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JPH10333239A
JPH10333239A JP10062904A JP6290498A JPH10333239A JP H10333239 A JPH10333239 A JP H10333239A JP 10062904 A JP10062904 A JP 10062904A JP 6290498 A JP6290498 A JP 6290498A JP H10333239 A JPH10333239 A JP H10333239A
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film
magnetic
pad
shield member
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Kenji Ito
健二 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型な構成で、磁気ヘッドに対するモータ等
の磁気ノイズの影響を効果的に除去できる、磁気記録部
付フィルムに適用されるカメラ等の装置を提供する。 【解決手段】 磁気記録部付フィルムに適用されるカメ
ラ等の装置において、フィルムの磁気記録部から情報を
読み出す磁気ヘッドと、フィルムを前記ヘッドと密着さ
せるパッドと、前記パッドを支持するパッド支持部と、
前記パッドと前記パッド支持部との間に配設される磁気
シールド部材とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録部付フィ
ルムに適用されるカメラ等の装置に関し、特に、その磁
気ヘッドに対する磁気ノイズ対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】既に、写真フィルムのベース面側に磁気
記録層を有する写真フィルムが実用化されており、この
フィルムの撮影フレーム毎に各種情報を磁気記録するカ
メラが米国特許第4,878,075号等に開示されて
いる。また、写真フィルムが撮影途中で巻き戻され、使
用が一時中断された後に、再度同一又は別のカメラに装
填された場合に、カメラ内の磁気ヘッド(磁気読取手
段)によって記録済の磁気情報を読み取り、これにより
未露光の撮影フレームからの撮影を自動的に再開できる
ようにした再装填機能を有したカメラも提案されてい
る。
【0003】ところで、撮影フィルム上の磁気記録層
は、撮影領域を含むフィルム全体に設けられているが、
写真画質に悪影響を与えないよう磁性材の塗布量は非常
に少ないものとなっている。このため、磁性体の充填率
が非常に小さく、磁気情報の読取時において磁気ヘッド
から得られる再生出力は極めて小さいものである。
【0004】一方、この写真フィルムを使用するカメラ
等の磁気読取装置では、装置を小型にすることが重要で
ある。このため、フィルム給送用モータに代表される磁
気ノイズ(漏れ磁束)発生源が磁気ヘッドのごく近傍に
配置され、磁気ヘッドの読取出力に誘導ノイズ成分を与
えるケースが多い。このことは、読取出力のS/N比を
著しく劣化させ、正確な磁気情報の読み取りを阻害する
ことに繋がる。
【0005】前述したようなフィルムの再装填機能を有
するカメラでは、撮影フレーム毎に磁気情報の有無を判
定し、磁気情報が「有」と判定された場合にはその撮影
フレームを「露出済」と識別するようになっていること
が多い。しかし、予定される読取出力に対して誘導ノイ
ズ成分が大きい場合には、本当は未露光フレームであっ
て本来の読取出力がないにもかかわらず、誘導ノイズ成
分を検出して露光済フレームと識別してしまうこととな
り、上記再装填機能が正常に動作しない結果となるおそ
れがある。
【0006】このため、従来、特開平4−22937号
公報において、給送用モータによる誘導ノイズの影響を
少なくするために、モータの発生する磁気がモータの回
転軸を中心とした特定の方向で小さくなることに着目し
て、この方向に磁気ヘッドを配置する構成を提案してい
る。
【0007】また、特開平5−34798号公報では、
給送用モータの周りを適切な素材で形成された磁気シー
ルド部材で囲むことにより、磁気ヘッドの到達するモー
タからの磁気を減らす手法が提案されている。なお、こ
の公報には、磁気シールド部材としてパーマロイ等の軟
磁性体材料を使用することが提案されている。
【0008】さらに、特開平4−32086号公報に
は、磁気ヘッドの背面又は前面にシールド部材を配置す
ることで、モータからの磁気の影響を減じる手法が提案
されている。
【0009】また、特開平6−332064号公報に
は、給送用モータを取り囲むフィルム巻取スプールを磁
性体材料で製作することで、モータからの漏れ磁束によ
りフィルム上に記録された磁気情報への悪影響を防止す
る手法が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の手法では、給送用モータにより磁気ヘッドに発生
する誘導ノイズを十分に除去することができないか、あ
るいは十分な効果を上げるためにはシールド部材の厚み
や面積を大きなものとしなければならないという問題が
あり、磁気読取装置の大型化につながっていた。
【0011】本発明の目的は、小型な構成で、磁気ヘッ
ドに対するモータ等の磁気ノイズの影響を効果的に除去
できる、磁気記録部付フィルムに適用されるカメラ等の
装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、磁気記録部付フィルムに適用されるカメラ
等の装置において、フィルムの磁気記録部から情報を読
み出す磁気ヘッドと、フィルムを前記ヘッドと密着させ
るパッドと、前記パッドを支持するパッド支持部と、前
記パッドと前記パッド支持部との間に配設される磁気シ
ールド部材とを有する磁気記録部付フィルムに適用され
るカメラ等の装置とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0014】(第1実施形態)図4には、本発明の第1
実施形態である磁気記録再生装置を備えたカメラ30の
内部構造を示している。これらの図において、1はベー
ス面側に磁気記録層を有したフィルムであり、32はこ
のフィルム1を巻取り収納するフィルムカートリッジで
ある。
【0015】カメラ30にカートリッジ32を装填する
と、カメラ30に設けられたスプールドライバー34
(後述のフィルム給送用モータ38の回転力によって駆
動される)の矢印A方向の回転によりカートリッジ内ス
プール35が回転駆動され、カートリッジ32のフィル
ム出口36からフィルム1の先端が押し出される。フィ
ルム1の先端がカメラ30に設けられた巻取スプール3
7に到達すると、フィルム1はこの巻取スプール37に
よって巻き取られ始める。巻取スプール37によるフィ
ルム1の巻き取りが始まると、それまでスプールドライ
バー34に伝達されていたモータ38の駆動力が、公知
のワンウェイクラッチ等の作用により遮断される。
【0016】38はフィルム給送用モータであり、カメ
ラ30を小型にするため、巻取スプール37内に収納配
置される。モータ38の出力軸にはピニオンギア39が
取り付けられている。モータ38の回転は、カートリッ
ジ32からのフィルム押し出し時にはピニオンギア39
および上記ワンウェイクラッチ等を介してスプールドラ
イバ34に伝達されてこれを矢印A方向に回転させ、巻
取スプール37によるフィルム巻取時にはピニオンギア
39および巻取スプール37に一体的に形成されたスプ
ールギア(図示せず)とを介して巻取スプール37に伝
達され、これを矢印B方向に回転させる。
【0017】なお、モータ38を逆転させることによ
り、スプールドライバ34が矢印A方向とは逆方向に回
転駆動され、フィルム1のカートリッジ32内への巻戻
しが行われる。
【0018】40,41はフィルム1の先端がうまく巻
取スプール37に巻き付くようにガイドするガイドロー
ラである。42は撮影レンズである。Fはフィルム1の
うち撮影レンズ42に対向する撮影フレームであり、O
は撮影フレームの中心(撮影レンズ中心)である。
【0019】11はフィルム1のベース面に接して撮影
時にフィルム1の平面性を確保する圧板である。圧板1
1には、フィルム給送方向に離れた2つのフォトリフレ
クタ44,45が取り付けられており、フィルム1の給
送中にフィルム1のパーフォレーションPの光学的検出
を行う。
【0020】4はフィルム1のベース面に設けられた磁
気記録層への磁気記録および磁気記録層に記録された磁
気情報の読取り(再生)を行う磁気ヘッドである。この
磁気ヘッド4は、記録用および再生用の兼用チャネルを
有しており、コアに再生用コイルと記録用コイルとを巻
き付けて構成した本体をパーマロイ等の透磁率の高い材
料で作られシールドケースによって覆って構成したもの
である。このように構成された磁気ヘッド4は、図1に
示すように、圧板11に形成された切欠き部に接着剤5
により固定される。また、磁気ヘッド4の背面には端子
4a,4bが設けられており、これら端子4a,4bは
フレキシブル基板10に電気的に接続されている。
【0021】各撮影フレームの撮影(露出)終了後、モ
ータ38に通電されると、フィルム1は1フレーム分矢
印C方向に給送される。このとき、磁気ヘッド4は記録
再生チャネルにより各撮影フレームに対応した撮影情報
(日付、時刻、タイトル、撮影データ等)を、磁気記録
層のうち撮影画面外の領域に磁気記録し、磁気トラック
Tを形成する。
【0022】また、途中フレームまで撮影済となったフ
ィルムカートリッジがカメラに装填された場合には、モ
ータ38に通電されて、スプールドライバ34によるフ
ィルム押出しとこれに続く巻取スプール37によるフィ
ルムの矢印C方向への連続引き出しが行われる。このと
き磁気ヘッド4は記録再生チャネルを通じて磁気トラッ
クTに記録された撮影情報を再生し、先頭のフレームか
ら順番に各撮影フレームが撮影済であるか否かを判断す
るための再生出力を不図示のカメラの制御回路に送る。
制御回路は、未撮影のフレームが検出された時点で、そ
のフレームを撮影アパーチャにセットする動作を行った
後、フィルム引き出しを停止させる。
【0023】ここで、磁気ヘッド4による磁気再生が行
われるのは、モータ38が通電され回転している間であ
る。このため、磁気ヘッド16の再生出力に対するモー
タ38のノイズ成分(漏れ磁束)の影響を除去する必要
がある。しかし、ノイズ成分の影響を十分除去するため
には、磁気ヘッド4に設けられたシールドケースの遮蔽
効果だけでは不十分である。しかも、シールドケースに
はコアを露出させるための開口部があるため、この開口
部から侵入するノイズ成分を遮蔽することは不可能であ
る。
【0024】このため、本実施形態では、まず第1に、
磁気ヘッド4のモータ38に対する配置を工夫すること
によってモータ38が発生するノイズ成分の影響を減少
させている。図1に鎖線で示したN1,N2は、モータ
38が発生する磁気ノイズの大きさを定性的に示したも
のである。モータ38は、回転軸を中心にして矢印DD
で示される磁気ノイズが最大となる方向と、矢印EEで
示される磁気ノイズが最小となる方向を持っている。な
お、これらの方向は、モータ38の軸方向(長手方向)
についてほぼ一定である。磁気ヘッド4は、モータ38
の磁気ノイズをできるだけ受けないようにするために、
モータ38から矢印EE方向に配置されている。
【0025】さらに、本実施形態では、図1に示すよう
に、磁気ヘッド4の近傍に磁気シールド部材6を配置し
ている。2は撮影光軸である。3はカメラ筐体であり、
フィルム給送方向中央にはアパーチャ9が形成され、フ
ィルム給送方向両端には図示しないカートリッジ装填室
および巻取スプール収容室が形成されている。また、カ
メラ筐体3の下部には、圧板11との間にフィルム給送
路を形成する外レール3dと、フィルム給送路を通るフ
ィルム1の撮影フレームFの外側成分(但し、磁気トラ
ックTが形成される部分よりも内側の部分)に摺動して
フィルム1をピント位置に位置決めする内レール3aと
が形成されている。なお、外レールおよび内レールはカ
メラ筐体3の上部にも形成されている。
【0026】そして、外レール3dと内レール3aとの
間の凹部3bの外面、すなわちカメラ筐体3におけるフ
ィルムに面する側には、磁気シールド部材6が固定され
ている。
【0027】ここで、凹部3b内には、フィルム1を磁
気ヘッド4に押圧するためのパッド7が設けられてお
り、このパッド7は、支持軸部7aをカメラ筐体3のパ
ッド支持部3cに形成された穴に軸方向に移動自在に挿
入して支持されている。このため、磁気シールド部材6
にも支持軸部7aを通すための穴(支持軸部7aの断面
とほぼ同形状の穴)6aが形成されている。なお、パッ
ド7はカメラ筐体3の撮影レンズ側部分に固定された板
バネ8によってフィルム側に付勢されている。
【0028】このように構成されたカメラでは、磁気シ
ールド部材6が、カメラ筐体3のうち最も磁気ヘッド4
に近い部分である凹部3b内(パッド7とその支持部3
cとの間)に配設されているので、例えば磁気シールド
部材がカメラ筐体3のうち凹部3bの裏側(撮影レンズ
側)に配設されている場合に比べて、磁気ヘッド4をモ
ータ38の漏れ磁束に対して効果的にシールドすること
ができる。しかも、磁気シールド部材6に形成された穴
6aは、パッド7の細い支持軸部7aを通すために必要
最低限の大きさしか有していないので、磁気シールド部
材6に穴6aを形成したことによるシールド効果の低下
はほとんど考慮する必要がない。
【0029】(第2実施形態)図2には、本発明の第2
実施形態であるカメラの磁気ヘッド周辺部を示してい
る。なお、本実施形態において第1実施形態と同じ構成
要素については第1実施形態と同符号を付している。
【0030】23はカメラ筐体であり、フィルム給送方
向中央にはアパーチャ9が形成され、フィルム給送方向
両端には図示しないカートリッジ装填室および巻取スプ
ール収容室が形成されている。また、カメラ筐体23の
下部には、圧板11との間にフィルム給送路を形成する
外レール23dと、フィルム給送路を通るフィルム1の
撮影フレームFの外側部分(但し、磁気トラックTが形
成される部分よりも内側の部分)に摺動してフィルム1
をピント位置に位置決めする内レール23aとが形成さ
れている。なお、外レールおよび内レールはカメラ筐体
23の上部にも形成されている。
【0031】そして、外レール23dと内レール23a
との間の凹部23b内には、フィルム1を磁気ヘッド4
に押圧するためのパッド7が設けられており、このパッ
ド7は、支持軸部7aをカメラ筐体23のパッド支持部
23cに形成された穴に軸方向に移動自在に挿入して支
持されている。また、パッド7の裏側、すなわちカメラ
筐体23におけるフィルムに面する側には、磁気シール
ド部材26が固定されている。
【0032】ここで、磁気シールド部材26には支持軸
部7aを通すための穴(支持軸部7aの断面とほぼ同形
状の穴)26aが形成されている。なお、パッド7はカ
メラ筐体3のパッド支持部23cの回りに設けられた円
筒溝内に収容されたコイルバネ28によってフィルム側
に付勢されている。
【0033】このように構成されたカメラでは、磁気シ
ールド部材6が、カメラ筐体3のうち最も磁気ヘッド4
に近い部分であるパッド(パッド7とその支持部23c
との間)に配設されているので、例えば磁気シールド部
材がカメラ筐体23における撮影レンズ側に配設されて
いる場合に比べて、磁気ヘッド4をモータ38の漏れ磁
束に対して効果的にシールドすることができる。また、
シールド部材26はパッド7とともに磁気ヘッド4側
(フィルム1側)に近づく方向に付勢されているので、
第1実施形態の場合よりも磁気ヘッド4の近くでより効
果的に磁気シールドを行うことができる。
【0034】しかも、磁気シールド部材26に形成され
た穴26aは、パッド7の細い支持軸部7aを通すため
に必要最低限の大きさしか有していないので、磁気シー
ルド部材26に穴26aを形成したことによるシールド
効果の低下はほとんど考慮する必要がない。
【0035】(第3実施形態)図3には、本発明の第3
実施形態であるカメラの磁気ヘッド周辺部を示してい
る。なお、本実施形態において第1実施形態と同じ構成
要素については第1実施形態と同符号を付している。
【0036】53はカメラ筐体であり、フィルム給送方
向中央にはアパーチャ9が形成され、フィルム給送方向
両端には図示しないカートリッジ装填室および巻取スプ
ール収容室が形成されている。また、カメラ筐体53の
下部には、圧板11との間にフィルム給送路を形成する
外レール53dと、フィルム給送路を通るフィルム1の
撮影フレームFの外側部分(但し、磁気トラックTが形
成される部分よりも内側の部分)に摺動してフィルム1
をピント位置に位置決めする内レール53aとが形成さ
れている。なお、外レールおよび内レールはカメラ筐体
53の上部にも形成されている。
【0037】そして、外レール53dと内レール53a
との間の凹部53b内には、フィルム1を磁気ヘッド4
に押圧するためのパッド7が設けられており、このパッ
ド7は、支持軸部7aをカメラ筐体53のパッド支持部
53cに形成された穴に軸方向に移動自在に挿入して支
持されている。また、パッド7の裏側、すなわちカメラ
筐体53におけるフィルムに面する側には、シールド兼
バネ部材50が固定されている。
【0038】シールド兼バネ部材50は、凹部53bの
底面に取り付けられたベース部50cと、このベース部
50cから立ち上がってパッド7をフィルム側に付勢す
るバネ50a,50bとを有している。また、ベース部
50cには支持軸部7aを通すための穴(支持軸部57
aの断面とほぼ同形状の穴)50dが形成されている。
【0039】このように構成されたカメラでは、磁気シ
ールド部材であるシールド兼バネ部材50が、カメラ筐
体53のうち最も磁気ヘッド4に近い部分である凹部5
3b内(パッド7とその支持部53cの間)に配設され
ているので、例えば磁気シールド部材がカメラ筐体53
における撮影レンズ側に配設されている場合に比べて、
磁気ヘッド4をモータ38の漏れ磁束に対して効果的に
シールドすることができる。
【0040】しかも、シールド兼バネ部材50に形成さ
れた穴50dは、パッド7の細い支持軸部7aを通すた
めに必要最低限の大きさしか有していないので、シール
ド兼バネ部材50に穴50dを形成したことによるシー
ルド効果の低下はほとんど考慮する必要がない。さら
に、シールド部材とバネ部材とを一体形成したことによ
り、これらを別々に作る場合に比べて部品点数や組立工
程数の削減を図ることができる。
【0041】(発明と実施の形態との対応)以上の実施
の形態において、磁気ヘッド4が本発明の磁気ヘッド
に、フィルム給送用モータ8が本発明のモータに、パッ
ド7が本発明のパッドに、パッド支持部3c、23c、
53cが本発明のパッド支持部に、磁気シールド部材
6、26、シールド兼バネ部材50が本発明の磁気シー
ルド部材に、外レール23dが本発明の外レール部に、
内レール23aが本発明の内レール部に、支持軸部7a
が本発明のパッドの支持軸部に、穴6a、26a、50
aが本発明の磁気シールド部材の開口に、それぞれ相当
する。
【0042】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係でるが、本発明は、これら実施の形態の構
成に限られるものではなく、請求項で示した機能、また
は、実施の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であ
ればどのようなものであってもよいことは言うまでもな
い。
【0043】例えば、以上の実施の形態の磁気ヘッド
は、磁気情報の記録及び読み出しを行う機能のものであ
るが、本発明は、磁気情報の記録及び読み出しのいずれ
か一方を行う機能の磁気ヘッドであっても適用できるも
のである。
【0044】また、以上の実施の形態では、フィルム給
送用モータの磁気ノイズから磁気ヘッドをシールドする
ようにしているが、本発明は、レンズ駆動用等の他のモ
ータ、更には、装填される電池、DC/DCコンバー
タ、ストロボ等の他の磁気ノイズ源であっても同様に適
用できるものである。その場合、上記実施の形態のフィ
ルム給送用モータをこれらノイズ源に置き換えれば良
い。
【0045】また、以上の実施の形態のシールド部材の
配置は、適宜変更しても良い。例えば、以上の実施の形
態では、磁気シールド部材6は、外レール3dと内レー
ル3aの間のスペースに完全に入っているが、これは、
外レール3dを切欠き、少なくとも磁気シールド部材6
が一部外レール3dと内レール3aの間のスペースに配
設されるようなものであってもよい。
【0046】また、本発明は、以上の各実施の形態また
は、それら技術要素を必要に応じて組み合わせるように
してもよい。
【0047】また、本発明は、クレームまたは実施の形
態の構成の全体若しくは一部が、一つの装置を形成する
ようなものであっても、他の装置と結合するようなもの
であっても、装置を構成する要素となるようなものであ
ってもよい。
【0048】また、本発明は、一眼レフカメラ、レンズ
シャッタカメラ等種々の形態のカメラ、更には、ラボ装
置やフォトビデオ、スキャナ等の磁気記録部付フィルム
に適用される全ての装置に適用できるものである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気記録部付フィルムに適用されるカメラ等の装置にお
いて、小型な構成で、磁気ヘッドに対するモータ等の磁
気ノイズの影響を効果的に除去できるようになるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラの磁気ヘッ
ド周辺部の断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態であるカメラの磁気ヘッ
ド周辺部の断面図である。
【図3】本発明の第3実施形態であるカメラの磁気ヘッ
ド周辺部の断面図である。
【図4】上記各実施形態のカメラの内部構成図である。
【符号の説明】
1 フィルム 3,23,53 カメラ筐体 3c,23c,53c パッド支持部 4 磁気ヘッド 6,26 磁気シールド部材 6a,23a,50a 穴 7 パッド 7a 支持軸部 8,28 バネ 50 シールド兼バネ部材 23a 内レール 23d 外レール

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録部付フィルムに適用される装置
    において、フィルムの磁気記録部から情報を読み出す磁
    気ヘッドと、フィルムを前記ヘッドと密着させるパッド
    と、前記パッドを支持するパッド支持部と、前記パッド
    と前記パッド支持部との間に配設される磁気シールド部
    材とを有することを特徴とする磁気記録部付フィルムに
    適用される装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気シールド部材は、前記フィルム
    の走行路を形成するアパーチャの外レール部と内レール
    部の間のスペースに少なくとも一部配設されることを特
    徴とする請求項1記載の磁気記録部付フィルムに適用さ
    れる装置。
  3. 【請求項3】 前記磁気シールド部材は、前記パッド支
    持部に挿入されるパッドの支持軸部を通す開口を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気記録部付フィルム
    に適用される装置。
  4. 【請求項4】 前記磁気シールド部材の開口は、前記パ
    ッドの支持軸部の断面形状とほぼ同じであることを特徴
    とする請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記磁気シールド部材は、前記パッド支
    持部に固定されていることを特徴とする請求項1記載の
    磁気記録部付フィルムに適用される装置。
  6. 【請求項6】 前記磁気シールド部材は、前記パッドと
    共に移動することを特徴とする請求項1記載の磁気記録
    部付フィルムに適用される装置。
  7. 【請求項7】 前記磁気シールド部材は、前記パッドを
    前記磁気ヘッド側に付勢する弾性部材としての機能を有
    することを特徴とする請求項1記載の磁気記録部付フィ
    ルムに適用される装置。
  8. 【請求項8】 前記磁気記録部付フィルムに適用される
    装置は、カメラであることを特徴とする請求項1記載の
    磁気記録部付フィルムに適用される装置。
  9. 【請求項9】 磁気記録部付フィルムに適用される装置
    において、A)前記フィルムの磁気記録部から情報を読
    み出す磁気ヘッドと、前記フィルムの走行路を形成する
    アパーチャの外レール部と内レール部の間のスペースに
    少なくとも一部配設される磁気シールド部材とを有する
    ことを特徴とする磁気記録部付フィルムに適用される装
    置。
  10. 【請求項10】 前記磁気記録部付フィルムに適用され
    る装置は、カメラであることを特徴とする請求項9記載
    の磁気記録部付フィルムに適用される装置。
JP10062904A 1997-04-03 1998-03-13 磁気記録部付フィルムに適用される装置 Withdrawn JPH10333239A (ja)

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