JPH11282045A - 磁気記録再生カメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 簡単な構成により磁気ヘッドへノイズを与え
ないようにすることのできる磁気記録再生カメラを提供
する。 【解決手段】 シャッタユニットは、羽根部材１０ａ，
１０ｂ，１０ｃ，１０ｄを備える先羽根群１０、羽根部
材１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄを備える後羽根群１
１、これらを保持するシャッタ地板１とカバー板１３に
より構成されている。シャッタユニットの後部には、フ
ィルム、このフィルムの磁気層に接する磁気ヘッドが順
次配設されている。先羽根群１０、後羽根群１１、シャ
ッタ地板１、及びカバー板１３のいずれかの少なくとも
一部に磁気シールド効果を持つパーマロイ等の材料を用
い、磁気ヘッドにモータによる磁気ノイズが現れないよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、撮影フィルムに設
けられた磁気層に情報の記録または読み出しが可能な磁
気記録再生カメラに関し、詳しくは、磁気ヘッド、及び
羽根部材を構成要素とする光量調節装置を備えた磁気記
録再生カメラに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、光学系を介して被写体像が露
光される写真フィルムのベース面側に磁気層の設けられ
た写真フィルムが提案されている。例えば、米国特許第
４８７８０７５号には、フィルムの各撮影フレームの撮
影毎に前記撮影フレームのそれぞれに関する「撮影年月
日」、「撮影時刻」、「撮影条件」等の情報を記録可能
なカメラが提案されている。

【０００３】また、フィルムが撮影途中で一旦巻き戻さ
れた後、再び未露光フレームからの撮影を開始するよう
なときに、磁気層に記録された情報を撮影済み情報とし
て再生し、未露光フィルムの撮影位置への位置決めを行
う機能（未露光フィルムの頭出し機能）を有したカメラ
も開示されている。そして、このようなカメラには、例
えば、特開平６−９５２３４号公報に提案されているよ
うに、磁気記録層に撮影済み情報を記録する記録用磁気
ヘッドと撮影済み情報を再生する再生用磁気ヘッドとが
備えられている。ここで、各磁気ヘッドは、コアヘッド
部（磁気記録層に摺動する部分）と、このコアヘッド部
の後方に配置されたコイル巻回部を備えて構成されてい
る。

【０００４】また、カメラには、写真フィルムを給送す
るためのモータが備えられているが、このモータから発
生する漏れ磁束が再生用磁気ヘッドに誘導ノイズを生じ
させるという問題がある。そこで、特開平７−２８１２
７９号公報には、ノイズの影響を殆ど受けない記録用磁
気ヘッドをモータに近い側に配置する一方、再生用磁気
ヘッドをモータから離れたカートリッジ室の近くに配設
したカメラが提案されている。

【０００５】しかし、カメラの構造的な制約により、カ
ートリッジ室近傍に再生用磁気ヘッドを配置することが
できず、モータ近傍に磁気再生ヘッドを配置せざるを得
ない場合がある。例えば、フィルムを巻き付けたスプー
ルの内部にモータを配置する構成が、カメラの小型化を
目的として採用されることが多い。このような場合、ス
プール内部のモータと磁気再生ヘッドが接近してしまう
ため、磁気再生ヘッドの対向位置に磁気シールド部材を
配置し、磁気再生ヘッドにモータからの漏れ磁束がノイ
ズとして侵入しないようにしている。その具体例につい
て、以下に説明する。

【０００６】図３は、磁気シールドを施した従来の一眼
レフレックスカメラにおけるアパーチャ近傍のパッド部
を示す縦断面図である。図中、２０１はアパーチャ断面
であり、２０２は写真フィルム、２０３は撮影光軸であ
る。２０４は、写真フィルム２０２をピント位置に保持
するための本体である。写真フィルム２０２は、本体２
０４の２０４ａ部によって光軸に平行方向の位置が決ま
っている。２０７は、本体２０４の露光位置における写
真フィルム２０２の平面性を確保する圧板である。２０
５は磁気信号の再生を行う磁気ヘッド２０５で板バネ２
０６に接着剤等により接着されており、この磁気ヘッド
２０５は板バネ２０６によって写真フィルム２０２に附
勢され、磁気層に密着している。２０８は、モータなど
からの磁気ノイズを防止するための磁気シールド部材で
ある。

【０００７】また、実開平６−２８８５０号公報には、
裏蓋やフィルムカートリッジ自体をシールドした構成の
カメラが示されている。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、磁気ヘッドの対向位置に磁気シールド部材を
配置しているが、シャッタの駆動部の構造上の制約やア
パーチャの開口を確保する必要から、ヘッドの対向位置
を広い範囲にわたって磁気シールド部材を配置すること
は困難である。このため、十分な磁気シールド効果が得
られないという問題がある。

【０００９】また、実開平６−２８８５０号公報に示さ
れる構成では、裏蓋やフィルムカートリッジ自体をシー
ルドしているため、外来ノイズに対しては強い構造にな
っているが、スプール内のモータからの漏れ磁束が磁気
ヘッドにノイズとして侵入する問題についての対策はな
されていない。

【００１０】本発明は、上述の問題点に鑑み、簡単な構
成により磁気ヘッドにノイズを与えないようにすること
のできる磁気記録再生カメラを提供することにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する構成は、請求項１に記載のように、所定数の
羽根部材及びこれらを保持する保持部材を備えると共に
前記羽根部材の開閉動作によって撮影光を前記写真フィ
ルムの露光面へ導く光量調節ユニットと、前記写真フィ
ルムに設けられた磁気層に情報の書き込み又は読み出し
を行う磁気ヘッドとを備えた磁気記録再生カメラにおい
て、前記羽根部材または前記保持部材の少なくとも一部
が、磁気シールド効果を持つ部材により構成されている
ことを特徴とする磁気記録再生カメラにある。

【００１２】この構成によれば、光量調節ユニットの羽
根部材または保持部材の少なくとも１つが磁気シールド
効果を持つ部材で構成されているので、モータで発生し
た磁気ノイズは磁気ヘッドに影響を与えず、再生信号の
Ｓ／Ｎを劣化させることがない。

【００１３】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項２に記載のように、前記光量調節ユニ
ットは、フォーカルプレーンシャッタであることを特徴
とする磁気記録再生カメラにある。

【００１４】この構成によれば、一眼レフなどに使用す
るフォーカルプレーンシャッタに採用することによっ
て、磁気シールド効果を持つ部材を余分に配置したり、
磁気シールド効果を持つ部材の余分なスペースを確保す
る必要がないので、カメラを大型化することなく、効率
よく磁気シールドを行うことができる。

【００１５】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項３に記載のように、前記磁気シールド
効果を持つ部材は、パーマロイ材を用いたことを特徴と
する磁気記録再生カメラにある。

【００１６】この構成によれば、磁気シールド効果を持
つ部材に磁気特性に優れたパーマロイ材を用いたことに
より、磁気発生源であるモータからの磁気を有効に遮蔽
でき、磁気ヘッドに磁気ノイズを発生させないようにす
ることができる。

【００１７】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項４に記載のように、前記磁気シールド
効果を持つ部材は、電磁軟鉄材を用いたことを特徴とす
る磁気記録再生カメラにある。

【００１８】この構成によれば、磁気シールド効果を持
つ部材に磁気特性に優れた電磁軟鉄材を用いたことによ
り、磁気発生源であるモータからの磁気を有効に遮蔽で
き、磁気ヘッドに磁気ノイズを発生させないようにする
ことができる。

【００１９】

【発明の実施の形態】図１は本発明に係る磁気記録再生
カメラの光量調節ユニットの詳細構成を示す斜視図であ
る。図１において、１はベースとなるシャッタ地板、２
はシャッタ地板１に取り付けられる羽根駆動レバー軸で
あり、その一端には主アーム回転軸２ａが形成されてい
る。３は羽根駆動レバー２をチャージするためのチャー
ジレバー（不図示）の回転中心となるチャージレバー
軸、４はチャージレバー軸３の近傍に設けられる補助ア
ーム回転軸、５，６は後述のカバー板１３をシャッタ地
板１に取り付けるための軸、７はシャッタ地板１に形成
されたアパーチャである。８は羽根駆動レバー軸２、チ
ャージレバー軸３、および軸４，５，６をカシメにより
取り付けするためにシャッタ地板１に形成された穴であ
る。９はチャージレバー（不図示）の揺動範囲の形状に
形成された半円弧状の溝である。１０は矢羽根群であ
り、主アーム１０ａ及び補助アーム１０ｂにスリット形
成羽根１０ｃと分割羽根１０ｄとがカシメ部１０ｅによ
りリンク支持されている。スリット形成羽根１０ｃと分
割羽根１０ｄは、磁気シールド効果を備えた材料（例え
ば、パーマロイまたは電磁軟鉄材等）を用いて製作加工
されている。

【００２０】なお、主アーム１０ａは、羽根駆動レバー
軸２の主アーム回転軸２ａによって揺動自在に支持さ
れ、補助アーム１０ｂは補助アーム回転軸４に揺動自在
に支持されている。１１はシャッタ地板ー１に面して配
設される後羽根群であり、主アーム１１ａ及び補助アー
ム１１ｂ上と、これらにスリット形成羽根１１ｃおよび
分割羽根１１ｄをカシメ部１１ｅでリンク支持した構成
になっている。主アーム１１ａは主アーム回転軸２ａに
揺動自在に支持され、補助アーム１１ｂは補助アーム回
転軸４に揺動自在に支持されている。１２は仕切り板で
あり、先羽根群１０と後羽根群１１との間に配置され、
両者の干渉を防止するように機能する。なお、仕切り板
１２にもアパーチャ７と対応する開口１２ａが形成され
ている。

【００２１】１３は磁気シールド効果を備えた金属の薄
板を加工したカバー板であり、アパーチャ７に対応する
開口１３ａが形成されている。１４，１５はスペーサで
あり、矢羽根群１０と後羽根群１１の走行をスムーズに
保つために、羽根１０ｃ，１０ｄ，１１ｃ，１１ｄの先
端領域が揺動する位置に配置されている。各羽根は２対
のマグネットと２対のトーションバネ（いずれも不図
示）によってシャッター開閉の動作が行われている。

【００２２】次に、図１の光量調節ユニットを組み込ん
だ磁気記録再生カメラの主要部の構成について、図２を
参照して説明する。

【００２３】図２は本発明の磁気記録再生カメラの主要
部の構成を示す斜視図である。図中、１０１はべ一ス面
側に磁気記録層を有したフィルムであり、１３２はフィ
ルム１０１を巻き取って収納するフィルムカートリッジ
である。カメラ１３０にフィルムカートリッジ１３２を
装填すると、カメラ１３０に設けられたスプールドライ
バ１３４が矢印Ａ方向に回転する。このスプールドライ
バ１３４は、後述のフィルム給送用モータ１３８の回転
力によって駆動される。スプールドライバ１３４の回転
によってカートリッジ内スプール１３５が回転し、カー
トリッジ１３２のフィルム出口１３６からフィルム１０
１の先端が押し出される。フィルム１０１の先端がカメ
ラ１３０に設けられた巻取スプール１３７に到達する
と、巻取スプール１３７によってフィルム１０１の巻き
取りが開始する。巻取スプール１３７によるフィルム１
０１の巻き取りが始まると、それまでスプールドライバ
１３４に伝達されていたモータ１３８の駆動力が公知の
ワンウェイクラッチ等の作用により遮断される。１３８
はフィルム給送用モータであり、カメラ１３０を小型化
するため、巻取スプール１３７内に配置されている。モ
ータ１３８の出力軸の先端部にはピニオンギア１３９が
取り付けられている。モータ１３８の回転は、カートリ
ッジ１３２からのフィルム押し出し時にはピニオンギア
１３９及び上記ワンウェイクラッチ等を介してスプール
ドライバ１３４に伝達される。モータ１３８が矢印Ａ方
向に回転した場合、巻取スプール１３７によるフィルム
巻き取り時にはピニオンギア１３９及び巻取スプール１
３７に一体的に形成されたスプールギア（不図示）を介
して巻取スプール１３７に回転力が伝達され、巻取スプ
ール１３７は矢印Ｂ方向に回転する。なお、モータ１３
８を逆転させた場合、スプールドライバ１３４は矢印Ａ
方向とは逆向きに回転駆動され、フイルム１０１のカー
トリッジ１３２内への巻き戻しが行われる。１４０，１
４１はガイドローラであり、フィルム１０１の先端が巻
取スプール１３７に確実に巻き付くようにガイドする。

【００２４】フィルム１０１において、Ｆは撮影レンズ
（不図示）に対向する撮影フレームであり、Ｏは撮影フ
レームの中心である。１１１はフィルム１０１のベース
面に接して撮影時にフィルム１０１の平面性を確保する
圧板である。圧板１１１には、フィルム給送方向に離れ
た２つのフォトリフレクタ１４４，１４５が取り付けら
れており、フィルム１０１の給送途中にフィルム１０１
のパーフォレーションＰの光学検出を行う。１０４は磁
気ヘッドであり、フィルム１０１のベース面に設けられ
た磁気記録層への磁気記録及び前記磁気記録層から磁気
情報を読み取る（磁気再生）を行う。この磁気ヘッド１
０４は、記録用及び再生用の兼用チャネルを有してお
り、コアに再生用コイルと記録用コイルを巻きつけて構
成した本体をパーマロイ等の透磁率の高い材料で作られ
るシールドケースによって覆って構成を有している。磁
気ヘッド１０４は圧板１１１の切欠き部１１１ａに接着
剤で固定されている。

【００２５】各撮影フレームの撮影終了後、モータ１３
８に通電が行われると、フィルム１０１の１フレーム分
が矢印Ｃ方向へ給送される。このとき、磁気ヘッド１０
４は、記録再生チャネルによって各撮影フレームに対応
した撮影情報（日付、時刻、タイトル、撮影データ等）
が磁気記録層のうちの撮影画面外の領域に磁気記録さ
れ、磁気トラックＴとなる。また、途中フレームまで撮
影済みとなったフィルムカートリッジがカメラに装填さ
れた場合、モータ１３８に通電されることによりスプー
ルドライバ１３４はフィルムの押し出し、及び、これに
続く巻取スプール１３７によるフィルムの矢印Ｃ方向へ
の連続引き出しが行われる。この時、磁気ヘッド１０４
は、記録再生チャネルを通じて磁気トラックＴに記録さ
れた撮影情報を再生し、先頭のフレームから順番に各撮
影フレームが撮影済みであるか否かを判断するための再
生出力をカメラの制御回路（不図示）に送る。この制御
回路は、未撮影のフレームが検出された時点で、そのフ
レームを撮影アパーチャにセットする動作を行った後、
フィルム引き出しを停止させる。なお、磁気ヘッド１０
４による磁気再生が実行されるのは、モータ１３８が回
転中のときのみである。このため、磁気ヘッド１０４の
再生出力に対するモータ１３８のノイズ成分（漏れ磁
束）の影響を除去する必要がある。

【００２６】しかし、ノイズ成分の影響を十分除去する
ためには、磁気ヘッド１０４に設けられたシールドケー
スだけでは不十分である。しかも、磁気ヘッド１０４の
シールドケースにはコアを露出させるための開口部が設
けられており、この開口部から侵入するノイズ成分を遮
蔽するのは不可能である。図２に鎖線で示したＮ１，Ｎ
２ は、モータ１３８が発生する磁気ノイズの大きさを
定性的に示したものである。 そこで、本実施の形態の
シャッタユニット１５０がフィルム１０１の近傍に配置
されるため、モータ１３８により発生する磁気ノイズＮ
１ 、Ｎ２から磁気ヘッド１０４を遮蔽する位置にシャ
ッタユニットが配置され、シャッタユニット１５０のカ
バー板１３及び羽根部材１０ｃ，１０ｄ，１１ｃ，１１
ｄが磁気シールド部材で構成されているので、磁気ヘッ
ド１０４は磁気ノイズＮ１，Ｎ２ の影響を受けなくな
る。

【００２７】〔発明と実施の形態の対応〕以上の実施の
形態において、矢羽根群１０及び後羽根群１１の各羽根
が羽根部材に相当し、シャッタ地板１及びカバー板１３
が保持部材に相当し、シャッタユニット１５０が光量調
節ユニットに相当する。

【００２８】

【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る請求
項１記載の発明によれば、羽根部材または前記保持部材
の内の少なくとも１つに磁気シールド効果を持つ部材を
用いたので、モータで発生した磁気ノイズは磁磁気ヘッ
ドに影響を与えず、磁気ヘッドを再生モードで用いても
再生信号のＳ／Ｎを劣化させることがない。

【００２９】請求項２記載の発明によれば、フォーカル
プレーンシャッタを前記光量調節ユニットに用いたの
で、磁気シールド効果を持つ部材を余分に配置したり、
磁気シールド効果を持つ部材の余分なスペースを確保す
る必要がないので、カメラを大型化することなく、効率
よく磁気シールドを行うことができる。

【００３０】請求項３記載の発明によれば、前記磁気シ
ールド効果を持つ部材として、パーマロイ材を用いたの
で、磁気発生源であるモータからの磁気を有効に遮蔽で
き、磁気ヘッドに磁気ノイズを発生させないようにする
ことができる。

【００３１】請求項４記載の発明によれば、前記磁気シ
ールド効果を持つ部材として、電磁軟鉄材を用いたの
で、磁気発生源であるモータからの磁気を有効に遮蔽で
き、磁気ヘッドに磁気ノイズを発生させないようにする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る磁気記録再生カメラの光量調節ユ
ニットを示す斜視図である。

【図２】本発明の磁気記録再生カメラの主要部の構成を
示す斜視図である。

【図３】磁気シールドを施した従来の一眼レフレックス
カメラにおけるアパーチャ近傍のパッド部を示す縦断面
図である。

【符号の説明】

１ シャッタ地板 ２ 羽根駆動レバー軸 ３ チャージレバー軸 ４ 補助アーム回転軸 ７ アパーチャ １０ 矢羽根群 １０ａ，１１ａ 主アーム １０ｂ，１１ｂ 補助アーム １０ｃ，１１ｃ スリット形成羽根 １０ｄ，１１ｄ 分割羽根 １１ 後羽根群 １２ 仕切り板 １３ カバー板 １４，１５ スペーサ １０１ フィルム １０４ 磁気ヘッド １３２ フィルムカートリッジ １３８ モータ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定数の羽根部材及びこれらを保持する
   保持部材を備えると共に前記羽根部材の開閉動作によっ
   て撮影光を写真フィルムの露光面へ導く光量調節ユニッ
   トと、前記写真フィルムに設けられた磁気層に情報の書
   き込み又は読み出しを行う磁気ヘッドとを備えた磁気記
   録再生カメラにおいて、 前記羽根部材または前記保持部材の少なくとも一部が、
   磁気シールド効果を持つ部材により構成されていること
   を特徴とする磁気記録再生カメラ。
2. 【請求項２】 前記光量調節ユニットは、フォーカルプ
   レーンシャッタであることを特徴とする請求項１記載の
   磁気記録再生カメラ。
3. 【請求項３】 前記磁気シールド効果を持つ部材は、パ
   ーマロイ材を用いたことを特徴とする請求項１記載の磁
   気記録再生カメラ。 【請求頃４】 前記磁気シールド効果を持つ部材は、電
   磁軟鉄材を用いたことを特徴とする請求項１記載の磁気
   記録再生カメラ。