JPH08114851A - 磁気記録層を有するフィルム対応カメラ - Google Patents
磁気記録層を有するフィルム対応カメラInfo
- Publication number
- JPH08114851A JPH08114851A JP25101394A JP25101394A JPH08114851A JP H08114851 A JPH08114851 A JP H08114851A JP 25101394 A JP25101394 A JP 25101394A JP 25101394 A JP25101394 A JP 25101394A JP H08114851 A JPH08114851 A JP H08114851A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- recording layer
- magnetic recording
- spool
- camera
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2217/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B2217/24—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
- G03B2217/242—Details of the marking device
- G03B2217/244—Magnetic devices
Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Camera Data Copying Or Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カメラのコンパクトさを損なわずに磁気ヘッ
ドを実装した、磁気記録層を有するフィルムに適したカ
メラを提供すること。 【構成】 磁気記録層が形成されたフィルムの装填が可
能なカメラであって、上記フィルムを巻き上げるスプー
ル25と、上記磁気記録層に所定のデータを記録する磁
気ヘッド61と、一方の端部がカメラボディに固定さ
れ、他方の自由端部に上記磁気ヘッド61が固定され
た、この磁気ヘッド61を上記スプール25に巻き付い
たフィルムの磁気記録層に対して弾性的に押圧するスプ
ール押えばね67と、を備えたこと。
ドを実装した、磁気記録層を有するフィルムに適したカ
メラを提供すること。 【構成】 磁気記録層が形成されたフィルムの装填が可
能なカメラであって、上記フィルムを巻き上げるスプー
ル25と、上記磁気記録層に所定のデータを記録する磁
気ヘッド61と、一方の端部がカメラボディに固定さ
れ、他方の自由端部に上記磁気ヘッド61が固定され
た、この磁気ヘッド61を上記スプール25に巻き付い
たフィルムの磁気記録層に対して弾性的に押圧するスプ
ール押えばね67と、を備えたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録層を備えた銀
塩フィルムを使用できるカメラに関する。
塩フィルムを使用できるカメラに関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】近年、銀塩フィルムに、
乳剤面とは反対側の面に磁気記録層をコーティングした
フィルム(例えば図5参照)およびそのフィルムを使用
するカメラが発表されている。この種のニューフィルム
は、従来同様に、乳剤層には被写体像を感光(撮影)す
るが、磁気記録層には、例えば撮影時の年月日、時分
秒、シャッタ速度、絞り値、焦点距離、レンズまたはカ
メラの種別などのデータを記録する。磁気記録層へのデ
ータ記録は、従来の磁気テープ記録装置などと同様に、
フィルムを定速走行させてこの定速走行中に、磁気記録
層に摺接する磁気ヘッドにより行なう構成である。
乳剤面とは反対側の面に磁気記録層をコーティングした
フィルム(例えば図5参照)およびそのフィルムを使用
するカメラが発表されている。この種のニューフィルム
は、従来同様に、乳剤層には被写体像を感光(撮影)す
るが、磁気記録層には、例えば撮影時の年月日、時分
秒、シャッタ速度、絞り値、焦点距離、レンズまたはカ
メラの種別などのデータを記録する。磁気記録層へのデ
ータ記録は、従来の磁気テープ記録装置などと同様に、
フィルムを定速走行させてこの定速走行中に、磁気記録
層に摺接する磁気ヘッドにより行なう構成である。
【0003】また、撮影画面に対応するデータを、その
撮影画面の外側に位置する磁気記録層に記録すれば、そ
の磁気記録層に記録された信号を再生する際に撮影画面
と磁気記録データとの関連付けが容易になる。そこで磁
気ヘッドを、裏蓋が閉じられた際にフィルムの磁気記録
層に接触するように裏蓋に装着する構成が考えられる。
しかし、磁気ヘッドを撮影画面に対応するように裏蓋に
装着する構成では、裏蓋の奥行を、撮影位置におけるフ
ィルム面から磁気ヘッドの奥行分以上に設定しなければ
ならず、裏蓋が厚くなってしまう。
撮影画面の外側に位置する磁気記録層に記録すれば、そ
の磁気記録層に記録された信号を再生する際に撮影画面
と磁気記録データとの関連付けが容易になる。そこで磁
気ヘッドを、裏蓋が閉じられた際にフィルムの磁気記録
層に接触するように裏蓋に装着する構成が考えられる。
しかし、磁気ヘッドを撮影画面に対応するように裏蓋に
装着する構成では、裏蓋の奥行を、撮影位置におけるフ
ィルム面から磁気ヘッドの奥行分以上に設定しなければ
ならず、裏蓋が厚くなってしまう。
【0004】さらにフィルムを安定して磁気ヘッドに圧
接するためにはパッドなどが必要である。このパッド
は、フィルムを挟んで磁気ヘッドとは反対側に配置しな
ければならない。しかし、撮影画面の前方にはレンズ鏡
胴がある。したがって、レンズ鏡胴とフィルム面との間
にパッド収納分の空間が必要になるので、この空間を確
保するためにレンズ鏡胴を前方に出さなければならず、
レンズがカメラボディから突出してしまう、という問題
もあった。
接するためにはパッドなどが必要である。このパッド
は、フィルムを挟んで磁気ヘッドとは反対側に配置しな
ければならない。しかし、撮影画面の前方にはレンズ鏡
胴がある。したがって、レンズ鏡胴とフィルム面との間
にパッド収納分の空間が必要になるので、この空間を確
保するためにレンズ鏡胴を前方に出さなければならず、
レンズがカメラボディから突出してしまう、という問題
もあった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記従来の問題に鑑みてなさ
れたもので、カメラのコンパクトさを損なわずに磁気ヘ
ッドを実装した、磁気記録層を有するフィルムに適した
カメラを提供することを目的とする。
れたもので、カメラのコンパクトさを損なわずに磁気ヘ
ッドを実装した、磁気記録層を有するフィルムに適した
カメラを提供することを目的とする。
【0006】
【発明の概要】この目的を達成する本発明は、磁気記録
層が形成されたフィルムの装填が可能なカメラであっ
て、上記フィルムを巻き上げるスプールと、上記磁気記
録層に所定のデータを記録する磁気ヘッドと、一方の端
部がカメラボディに固定され、他方の自由端部に上記磁
気ヘッドが固定されて、この磁気ヘッドを上記スプール
に巻き付いたフィルムの磁気記録層に対して弾性的に押
圧するばね部材と、を備えたことに特徴を有する。
層が形成されたフィルムの装填が可能なカメラであっ
て、上記フィルムを巻き上げるスプールと、上記磁気記
録層に所定のデータを記録する磁気ヘッドと、一方の端
部がカメラボディに固定され、他方の自由端部に上記磁
気ヘッドが固定されて、この磁気ヘッドを上記スプール
に巻き付いたフィルムの磁気記録層に対して弾性的に押
圧するばね部材と、を備えたことに特徴を有する。
【0007】
【実施例】以下図示実施例に基づいて本発明を説明す
る。図1は、本発明を適用したカメラの実施例の外観
を、裏蓋を開いて示す斜視図。図5は、磁気記録層を有
するフィルムの一例を示す平面図である。
る。図1は、本発明を適用したカメラの実施例の外観
を、裏蓋を開いて示す斜視図。図5は、磁気記録層を有
するフィルムの一例を示す平面図である。
【0008】カメラボディ11の背面には、フィルムを
装填するための開口部13が形成されている。この開口
部13内に、撮影画面を規制するアパーチャ枠15、そ
の両側にパトローネ装填室17およびスプール室19
が、アパーチャブロック21により一体に形成されてい
る。
装填するための開口部13が形成されている。この開口
部13内に、撮影画面を規制するアパーチャ枠15、そ
の両側にパトローネ装填室17およびスプール室19
が、アパーチャブロック21により一体に形成されてい
る。
【0009】パトローネ装填室17内には、装填された
パトローネ71のスプール軸と係合してこれを回動させ
る巻戻しフォーク23が突出している。スプール室19
内には、フィルムを巻き上げるスプール25が設けられ
ている。巻戻しフォーク23およびスプール25は、詳
細は図示しないが、フィルムモータ83により減速ギヤ
列およびクラッチ機構を介して駆動されるが、一方が回
転駆動されているときには他方が回転フリー状態にされ
る。本実施例では、オートローディングおよび巻き上げ
の際には、巻戻しフォーク23は回転フリー状態にさ
れ、スプール25は回転駆動される。そしてフィルム巻
戻しの際には、巻戻しフォーク23が回転駆動され、ス
プール25は回転フリー状態にされる。なお、フィルム
モータ83は、制御回路81によってモータドライバ8
2を介して駆動制御される(図4参照)。
パトローネ71のスプール軸と係合してこれを回動させ
る巻戻しフォーク23が突出している。スプール室19
内には、フィルムを巻き上げるスプール25が設けられ
ている。巻戻しフォーク23およびスプール25は、詳
細は図示しないが、フィルムモータ83により減速ギヤ
列およびクラッチ機構を介して駆動されるが、一方が回
転駆動されているときには他方が回転フリー状態にされ
る。本実施例では、オートローディングおよび巻き上げ
の際には、巻戻しフォーク23は回転フリー状態にさ
れ、スプール25は回転駆動される。そしてフィルム巻
戻しの際には、巻戻しフォーク23が回転駆動され、ス
プール25は回転フリー状態にされる。なお、フィルム
モータ83は、制御回路81によってモータドライバ8
2を介して駆動制御される(図4参照)。
【0010】カメラボディ11の開口部13には、その
一側縁部に設けられたヒンジ29を介して、開口部13
を開閉する裏蓋31が取り付けられている。裏蓋31に
は開口部13が閉鎖されたときに、アパーチャ枠15内
に位置する撮影領域部分のフィルムFの平面性を保つ圧
板33がばね(図示せず)を介して装着され、フィルム
Fをスプール25に対して押圧するフィルム押えローラ
35がフィルム押えばね37を介して装着されている。
フィルム押えローラ35は、フィルムFが安定走行する
ようにスプール25に至るまでのフィルムFをガイド
し、またローディングの際にはフィルムFのパーフォレ
ーションがスプール25の引っ掛け用突起25aに嵌る
ようにガイドする機能を有する。さらに裏蓋31には、
圧板33に形成された開口33aから突出し、裏蓋31
が閉じられた状態でカメラボディ11に装着されたロー
ラ49に圧接するアイドルローラ39が装着されている
(図2参照)。アイドルローラ39は、フィルムFが装
填されているときには、フィルムFの走行に連動してロ
ーラ49が滑らないで回転するように、ローラ49とで
フィルムFのパーフォレーション部を挟圧する。
一側縁部に設けられたヒンジ29を介して、開口部13
を開閉する裏蓋31が取り付けられている。裏蓋31に
は開口部13が閉鎖されたときに、アパーチャ枠15内
に位置する撮影領域部分のフィルムFの平面性を保つ圧
板33がばね(図示せず)を介して装着され、フィルム
Fをスプール25に対して押圧するフィルム押えローラ
35がフィルム押えばね37を介して装着されている。
フィルム押えローラ35は、フィルムFが安定走行する
ようにスプール25に至るまでのフィルムFをガイド
し、またローディングの際にはフィルムFのパーフォレ
ーションがスプール25の引っ掛け用突起25aに嵌る
ようにガイドする機能を有する。さらに裏蓋31には、
圧板33に形成された開口33aから突出し、裏蓋31
が閉じられた状態でカメラボディ11に装着されたロー
ラ49に圧接するアイドルローラ39が装着されている
(図2参照)。アイドルローラ39は、フィルムFが装
填されているときには、フィルムFの走行に連動してロ
ーラ49が滑らないで回転するように、ローラ49とで
フィルムFのパーフォレーション部を挟圧する。
【0011】なお、図1中、符号41は、パトローネ装
填室17に装填されたパトローネ71の表面に記載され
たISO感度、撮影可能枚数表示の視認を可能とするた
めの情報窓、符号43は、パトローネ71の表面に密着
して情報窓41と開口部13とを遮光する遮光モケッ
ト、符号45は、裏蓋31が閉鎖されたときに、カメラ
ボディ11に設けられたロックピン(図示せず)と係合
して裏蓋31を閉鎖状態にロックするフックである。
填室17に装填されたパトローネ71の表面に記載され
たISO感度、撮影可能枚数表示の視認を可能とするた
めの情報窓、符号43は、パトローネ71の表面に密着
して情報窓41と開口部13とを遮光する遮光モケッ
ト、符号45は、裏蓋31が閉鎖されたときに、カメラ
ボディ11に設けられたロックピン(図示せず)と係合
して裏蓋31を閉鎖状態にロックするフックである。
【0012】アパーチャ枠15の長手方向(フィルム走
行方向)縁部の両外側には、一方しか図示しないが、フ
ィルムの走行方向と平行に延びてフィルムの走行をガイ
ドする内レール16aおよび外レール16bが設けられ
ている。両レール16a、16bの間に形成されたロー
ラ開口16cから、フィルム走行検出ローラ49が露出
している。フィルム走行検出ローラ49は、図示しない
が、カメラボディ11の固定部材に回転自在に軸支さ
れ、その回動軸の一端部にエンコーダ板51が固定され
ている。このエンコーダ板51は、円周方向に一定の間
隔で形成された放射方向に延びる多数のスリットを有す
るスリット円板であって、エンコーダ板51が回転する
と、これらのスリットが透過型のフォトインタラプタ5
3の投受光光路を通過して光路を開放/遮光する。この
開放/遮光によって、フォトインタラプタ53の出力が
変化、つまりパルス信号を出力する。なお、フォトイン
タラプタ53は、ドライバ85によって動作する。
行方向)縁部の両外側には、一方しか図示しないが、フ
ィルムの走行方向と平行に延びてフィルムの走行をガイ
ドする内レール16aおよび外レール16bが設けられ
ている。両レール16a、16bの間に形成されたロー
ラ開口16cから、フィルム走行検出ローラ49が露出
している。フィルム走行検出ローラ49は、図示しない
が、カメラボディ11の固定部材に回転自在に軸支さ
れ、その回動軸の一端部にエンコーダ板51が固定され
ている。このエンコーダ板51は、円周方向に一定の間
隔で形成された放射方向に延びる多数のスリットを有す
るスリット円板であって、エンコーダ板51が回転する
と、これらのスリットが透過型のフォトインタラプタ5
3の投受光光路を通過して光路を開放/遮光する。この
開放/遮光によって、フォトインタラプタ53の出力が
変化、つまりパルス信号を出力する。なお、フォトイン
タラプタ53は、ドライバ85によって動作する。
【0013】このフィルム走行検出ローラ49の外周面
は、内レール16aの上面および外レール16bの上面
の間に位置し、裏蓋31が閉じられた際にローラ39と
でフィルムFを挟圧する。そして、フィルムFが走行す
るとフィルム走行検出ローラ49が回転し、フィルム走
行検出ローラ49と一体に回転するエンコーダ板51の
回転に連動してフォトインタラプタ53がパルス信号を
出力する。このパルス信号を制御回路81が検出し、カ
ウントして、フィルムFの有無、走行速度、走行量を検
出し、図示しないワインドモータの回転速度、停止を制
御する。本実施例では、フィルム巻上時に所定データを
磁気ヘッド61により磁気記録層Rに記録するので、制
御回路81は、フォトインタラプタ53が出力するパル
ス信号を検知してフィルムの巻き上げ速度を一定に保っ
ている。
は、内レール16aの上面および外レール16bの上面
の間に位置し、裏蓋31が閉じられた際にローラ39と
でフィルムFを挟圧する。そして、フィルムFが走行す
るとフィルム走行検出ローラ49が回転し、フィルム走
行検出ローラ49と一体に回転するエンコーダ板51の
回転に連動してフォトインタラプタ53がパルス信号を
出力する。このパルス信号を制御回路81が検出し、カ
ウントして、フィルムFの有無、走行速度、走行量を検
出し、図示しないワインドモータの回転速度、停止を制
御する。本実施例では、フィルム巻上時に所定データを
磁気ヘッド61により磁気記録層Rに記録するので、制
御回路81は、フォトインタラプタ53が出力するパル
ス信号を検知してフィルムの巻き上げ速度を一定に保っ
ている。
【0014】次に、本発明の特徴である構成について、
さらに図2および図3を参照して詳細に説明する。スプ
ール室19内には、オートローディング時にはフィルム
の先端部(リーダー部)がスプール25から離れないよ
うにかつスプール25とフィルムFとの間に滑る込むよ
うにガイドし、さらにスプール25に巻き付いたフィル
ムが弛まないようにガイドするスプール押え部材とし
て、側面J字の板ばね状のスプール押えばね67が配設
されている。本実施例は、このスプール押えばね67の
自由端部に磁気ヘッド61を装着したことに特徴を有す
る。つまりスプール押えばね67の一端部は、スプール
室19を形成するアパーチャブロック21に固定され、
このスプール押えばね67の自由端部に磁気ヘッド61
が固定されている。
さらに図2および図3を参照して詳細に説明する。スプ
ール室19内には、オートローディング時にはフィルム
の先端部(リーダー部)がスプール25から離れないよ
うにかつスプール25とフィルムFとの間に滑る込むよ
うにガイドし、さらにスプール25に巻き付いたフィル
ムが弛まないようにガイドするスプール押え部材とし
て、側面J字の板ばね状のスプール押えばね67が配設
されている。本実施例は、このスプール押えばね67の
自由端部に磁気ヘッド61を装着したことに特徴を有す
る。つまりスプール押えばね67の一端部は、スプール
室19を形成するアパーチャブロック21に固定され、
このスプール押えばね67の自由端部に磁気ヘッド61
が固定されている。
【0015】磁気ヘッド61のギャップ面61aは、ス
プール押えばね67の弾性力によりスプール25、つま
りスプール25に巻き付いたフィルムFの磁気記録層R
に対して所定の圧力で接触する。このとき、スプール2
5がヘッドパッドとして作用するので、フィルムFと磁
気ヘッド61とは良好な接触状態を保持する。撮影枚数
が増加してフィルムFの巻き回数が増加し、ギャップ面
61aとの接触半径が大きくなっても、磁気ヘッド61
は、スプール押えばね67の撓みにより磁気記録層Rと
の良好な接触状態が維持される。
プール押えばね67の弾性力によりスプール25、つま
りスプール25に巻き付いたフィルムFの磁気記録層R
に対して所定の圧力で接触する。このとき、スプール2
5がヘッドパッドとして作用するので、フィルムFと磁
気ヘッド61とは良好な接触状態を保持する。撮影枚数
が増加してフィルムFの巻き回数が増加し、ギャップ面
61aとの接触半径が大きくなっても、磁気ヘッド61
は、スプール押えばね67の撓みにより磁気記録層Rと
の良好な接触状態が維持される。
【0016】さらにスプール押えばね67の自由端部に
は、磁気ヘッド61に隣接して、パーフォレーションの
有無を検出する、反射型のフォトインタラプタ63が固
定されている。このフォトインタラプタ63の出力は制
御回路81に入力され、制御回路81は、その信号によ
りパーフォレーションの有無を検知して、撮影画面の始
点、および終点を検出し、データ記録開始および停止を
制御する。
は、磁気ヘッド61に隣接して、パーフォレーションの
有無を検出する、反射型のフォトインタラプタ63が固
定されている。このフォトインタラプタ63の出力は制
御回路81に入力され、制御回路81は、その信号によ
りパーフォレーションの有無を検知して、撮影画面の始
点、および終点を検出し、データ記録開始および停止を
制御する。
【0017】磁気ヘッド61は、カメラボディ11内に
設けられたアンプ87を介して制御回路81によって動
作され、フォトインタラプタ63は、ドライバ62を介
して制御回路81によって駆動される。これらの制御
は、制御回路81内のROMにメモリされた所定のプロ
グラム(アルゴリズム)に基づいて実行される。
設けられたアンプ87を介して制御回路81によって動
作され、フォトインタラプタ63は、ドライバ62を介
して制御回路81によって駆動される。これらの制御
は、制御回路81内のROMにメモリされた所定のプロ
グラム(アルゴリズム)に基づいて実行される。
【0018】なお、本実施例では、撮影画面と磁気記録
位置とがフィルム走行方向に離れているので、露光後そ
の露光画面分のフィルムの巻上げの際に記録すると、撮
影画面とそのデータ記録位置とがずれる。そこで、撮影
時の書込みデータをメモリするデータメモリを設けて、
撮影時のデータをデータメモリに書込む。そして、対応
する撮影画面が磁気ヘッド61を通過する際に、データ
メモリからデータを読出して書込む構成にする。その
際、対応する撮影画面の位置を、フォトインタラプタ6
3の出力により検知する。
位置とがフィルム走行方向に離れているので、露光後そ
の露光画面分のフィルムの巻上げの際に記録すると、撮
影画面とそのデータ記録位置とがずれる。そこで、撮影
時の書込みデータをメモリするデータメモリを設けて、
撮影時のデータをデータメモリに書込む。そして、対応
する撮影画面が磁気ヘッド61を通過する際に、データ
メモリからデータを読出して書込む構成にする。その
際、対応する撮影画面の位置を、フォトインタラプタ6
3の出力により検知する。
【0019】以上本発明について図示実施例に基づいて
説明したが、磁気ヘッドの形状、磁気ヘッドを保持する
スプール押えばねの形状はこれに限定されない。スプー
ル押えばねは、断面J字形状の板ばねとしたが、断面弧
状でも、直線状でもよく、より幅広でもよい。その材質
も、金属でも、合成樹脂でもよい。
説明したが、磁気ヘッドの形状、磁気ヘッドを保持する
スプール押えばねの形状はこれに限定されない。スプー
ル押えばねは、断面J字形状の板ばねとしたが、断面弧
状でも、直線状でもよく、より幅広でもよい。その材質
も、金属でも、合成樹脂でもよい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り本発明は、
磁気ヘッドを、一方の端部がカメラボディに固定された
フィルム押えばね部材の自由端部に磁気ヘッドを取り付
けて、スプールに巻き付いたフィルムの磁気記録層に対
してフィルム押えばね部材の弾性力により磁気ヘッドを
弾性的に押圧するので、磁気ヘッドを収容する特別なス
ペースが不要であり、ヘッドパットも不要なので、カメ
ラのコンパクト化を妨げることがない。
磁気ヘッドを、一方の端部がカメラボディに固定された
フィルム押えばね部材の自由端部に磁気ヘッドを取り付
けて、スプールに巻き付いたフィルムの磁気記録層に対
してフィルム押えばね部材の弾性力により磁気ヘッドを
弾性的に押圧するので、磁気ヘッドを収容する特別なス
ペースが不要であり、ヘッドパットも不要なので、カメ
ラのコンパクト化を妨げることがない。
【図1】本発明を適用した磁気記録層を有するフィルム
対応カメラの一実施例を裏蓋を開いた状態で示した斜視
図である。
対応カメラの一実施例を裏蓋を開いた状態で示した斜視
図である。
【図2】同実施例の要部を示す拡大斜視図である。
【図3】同実施例の要部の縦断面図である。
【図4】同実施例の回路構成の概要をブロックで示す図
である。
である。
【図5】磁気記録層を有するフィルムの概要を示す平面
図である。
図である。
11 カメラボディ 13 開口部 17 パトローネ装填室 19 スプール室 25 スプール 31 裏蓋 61 磁気ヘッド 67 スプール押えばね 81 制御回路 83 フィルムモータ 87 アンプ
Claims (3)
- 【請求項1】 磁気記録層が形成されたフィルムの装填
が可能なカメラであって、 上記フィルムを巻き上げるスプールと、 上記磁気記録層に所定のデータを記録する磁気ヘッド
と、 一方の端部がカメラボディに固定され、他方の自由端部
に上記磁気ヘッドが固定された、上記磁気ヘッドを上記
スプールに巻き付いたフィルムの磁気記録層に対して弾
性的に押圧するばね部材と、 を備えたことを特徴とする磁気記録層を有するフィルム
対応カメラ。 - 【請求項2】 請求項1において、上記ばね部材は、フ
ィルムの先端部を上記スプール外周面に沿って案内する
板ばねであること、を特徴とする磁気記録層を有するフ
ィルム対応カメラ。 - 【請求項3】 請求項1または2において、上記ばね部
材の自由端部にはさらに、フィルムのパーフォレーショ
ンを検出するフォトインタラプタが設けられているこ
と、を特徴とする磁気記録層を有するフィルム対応カメ
ラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25101394A JPH08114851A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 磁気記録層を有するフィルム対応カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25101394A JPH08114851A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 磁気記録層を有するフィルム対応カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08114851A true JPH08114851A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17216343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25101394A Pending JPH08114851A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 磁気記録層を有するフィルム対応カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08114851A (ja) |
-
1994
- 1994-10-17 JP JP25101394A patent/JPH08114851A/ja active Pending
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