JPH10102447A - 可倒性視線誘導道路標識柱 - Google Patents

可倒性視線誘導道路標識柱

Info

Publication number
JPH10102447A
JPH10102447A JP8253127A JP25312796A JPH10102447A JP H10102447 A JPH10102447 A JP H10102447A JP 8253127 A JP8253127 A JP 8253127A JP 25312796 A JP25312796 A JP 25312796A JP H10102447 A JPH10102447 A JP H10102447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole
base
hole
road
holes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8253127A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2905741B2 (ja
Inventor
Norimasa Kurihara
範正 栗原
Kazumi Saito
一美 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mektron KK filed Critical Nippon Mektron KK
Priority to JP8253127A priority Critical patent/JP2905741B2/ja
Publication of JPH10102447A publication Critical patent/JPH10102447A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2905741B2 publication Critical patent/JP2905741B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 繰り返して屈曲しても、ポールが水抜き孔か
ら破損しない可倒性視線誘導道路標識柱を得る。 【解決手段】 車両が接触したときに曲がる中空のポー
ル10とポールを支持するベース20とをもち、ポール
が曲げられたときに内部空間と外部空間との間に空気の
出入りを許容する空気抜き孔及びこれからポール内部に
はいり込む雨水などを外部に排出する水抜き孔41A,
41B,43,45,47,48A,48Bをもつが、
水抜き孔は一端をポールの内部に開放され、他端をこれ
よりも低い位置で外部空間に開放された通路からなる。
水抜き孔がポールが曲がるときに、変形しないプラグ部
材やベースなどにあるためポールが水抜き孔から破損し
なくなり、通路の断面を大きくしてポールの空気抜きを
おこなわせて、空気抜き孔のすべてあるいは一部がポー
ルからなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車道のセンターラ
イン、車線変更線、分離帯などに利用される可倒性視線
誘導道路標識柱に関している。
【0002】
【従来の技術】近年、車両が接触したときに曲がる中空
のポールをもつ可倒性視線誘導道路標識柱は、高速道路
から一般道路にわたって広く利用されており、今後もそ
の需要は拡大の一途にある。これは、視認性がたかく、
ポールが柔軟性のたかいことから、運転者などの安全性
が確保されること、取り付けあるいは施工が簡単なこと
などに大きく起因している。ポールは、必要とする色調
の顔料を混入した汎用ポリウレタン系熱可塑性エラスト
マーを押し出し成形することによってつくられている。
この視線誘導道路標識柱には、さらに、夜間走行中の車
両のドライバや通行者の視認性をたかめるために、反射
体がポールの長手方向に断続して設けられている。反射
体は、たとえば、車両などの夜間照明ライトによって照
射されたときに反射する蛍光塗料をポールの周面に帯状
に直接に塗布することによって、あるいは、テープのか
たちに裁断された再帰反射性シートをポールの表面に巻
き付けかつ接着することによって形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような可倒性視線
誘導道路標識柱において、ポールは車両などによって潰
されたときに、破裂防止する空気抜き孔を設けられ、さ
らに、空気抜き孔からはいり込む雨水などを抜くための
水抜き孔を下部に設けられている。しかし、車両に踏ま
れやすい環境に設置されると、ポールが繰り返して屈曲
されるうちに、亀裂が水抜き孔から発生し、ポールが早
期に破損する。
【0004】本発明の目的は、繰り返して屈曲しても、
ポールが破損しない、改良された可倒性視線誘導道路標
識柱を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するするための手段】上記目的を達成する
ために、本発明の可倒性視線誘導道路標識柱は車両が接
触したときに曲がる中空のポールとポールを支持するベ
ースとをもち、ポールが曲げられたときに内部空間と外
部空間との間に空気の出入りを許容する空気抜き孔およ
び空気抜き孔からポール内部にはいり込む雨水などを外
部に排出する水抜き孔をもつが、水抜き孔は、一端をポ
ールの内部に開放され、他端をベースにおける前記一端
よりも低い位置で外部空間に開放された通路からなって
いる。
【0006】通路は、たとえば、ポールとベースとが別
々の部材からなり、ポール下端中央から延びるねじ部材
をベースの中央を貫通させて道路に埋設された脚部材に
ねじ込むことによって設置をなされている視線誘導道路
標識柱の場合、ポール下端開口を閉塞し、かつ前記ねじ
部材を保持するプラグ部材において一端をポールの内部
空間に開放され、また、ポールとベースとが一体成形さ
れ、ベースの底面の中央から延びるねじ部材を道路に埋
設された脚部材にねじ込むことによって設置をなされて
いる視線誘導道路標識柱の場合、ベースにおけるポール
の内部空間に位置する領域において一端をポールの内部
空間に開放される。
【0007】雨水や散水車からの水などが空気抜き孔か
らポール内部にはいり込んでも、ポール内部の下端から
この通路を通って、ベースから外部空間に排出される。
水抜き孔となる通路が車両との接触によってポールが曲
がるときに、あるいは、車両によって踏まれたときに、
曲がったり、潰れたりしないプラグ部材やベースなどに
あるため、ポールが水抜き孔をもつことによって発生す
る破損をおこさなくなるばかりか、通路の数を多くさ
せ、あるいは通路のサイズを大きくして、空気抜き孔の
一部あるいはすべてを兼ねさせて、ポールをより破損の
しにくいものとさせることもできる。
【0008】本発明において、ベースにある通路は、ベ
ースの底面に同心に設けられた複数の環状溝とこれらの
環状溝に交差するベースの底面に設けられた放射状溝と
からなっていてもよく、そうすることによって、通路の
一部が閉塞しても、雨水などの排水を確実におこなえ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の可倒性視線誘導道路標識
柱の実施例は、以下に、図面を参照して説明する。
【0010】この可倒性視線誘導道路標識柱は、図1に
示すように、ポール10およびベース20を具備してい
る。
【0011】ポール10は本体11とキャップ12とか
らなっている。ポール本体11は、ポリウレタン樹脂な
どの熱可塑性エラストマーを成形した、両端を開放され
た中空パイプからなっている。ポール本体11の周面に
は内部空間と外部空間とを接続する三組の空気抜き孔1
3A〜13Cが設けられている。ポール本体11の下端
開口には、図3に示すように、ねじ部材14およびプラ
グ部材15が組み込まれている。ねじ部材14は、ヘッ
ドをポール本体11の内部に位置させ、ねじ軸をポール
本体11から突出させてポール本体11の下端開口内部
に配置されているとともに、ここに充填されたウレタン
樹脂などかなるプラグ部材15によってポール本体11
に結合されている。プラグ部材15の一部は、ポール本
体11の下端付近にある開口16に入り込み、ポール本
体11と強固に結合されている。また、ポール本体11
の外表面には、たがいに間隔をおき、ポール本体11の
長手方向にそって三つの反射体17A〜17Cが設けら
れている。反射体自体は、再帰反射シートをテープの形
態に切断し、ポール本体11の周面に巻き付けかつこれ
に接着することによって、蛍光塗料をポール本体11の
周面に塗布するなどすることによって形成されている。
キャップ12は、たとえば、上部がドーム状の形態をな
し、下部が円筒状をなす、高密度ポリエチレン樹脂のな
どの合成樹脂の成形物からなっており、下部をポール本
体11の上端開口にはめ込まれ、かつポール本体11に
接合されている。
【0012】ベース20は、ほぼ逆に伏せた皿の形態を
なすもので、高密度ポリエチレン樹脂のような車両など
に踏まれても変形しない機械的強さをもつ合成樹脂を成
形することによってつくられたソリッドなものからなっ
ており、図3によく示されているように、中央にポール
本体11の下端よりわずかに大きな径をもつ凹み21を
設けられ、この凹み21の中央にポール本体11のねじ
部材14よりもわずかに大きな径をもつ孔22を設けら
れている。
【0013】この可倒性視線誘導道路標識柱は、たとえ
ば車道に沿って比較的短い間隔で配置して、中央分離
体、合流点分岐、歩車道分離体などを構成させられる。
道路にたいする固定は、図3において参照符号30で示
されている脚部材によってなされている。脚部材30は
アルミニウムの機械加工物やダイカスト成形物などから
なる本体31をもっている。本体31は、外周面に浅い
環状の凹み32をもつ、全体形状がほぼ円筒の形態をな
すもので、中央にねじ孔33を設けられている。ねじ孔
33はポール10のねじ部材14のねじ軸に対応するね
じをもっている。この脚部材30は、道路に穴34を掘
り、ねじ孔33が路面を向くように穴34に容れられ、
穴34に注入されかつ固化させられたエポキシ樹脂系接
着剤などの接着剤35によって道路に結合されている。
本発明による可倒性視線誘導道路標識柱は、ベース20
をポール10の下端にはめ、ポール本体11の下端をベ
ース20にある凹み21に突き当てるとともに、ねじ部
材14の自由端をベース20にある孔22を貫通させて
ベース20をポール10に組み付けたあと、このアッセ
ンブリのねじ部材14のねじ軸を脚部材30のねじ孔3
3にねじ込むことによって、路面に立てられている。
【0014】このようにして道路に設置された本発明に
よる視線誘導道路標識柱は、自動車などの車両が接近す
ると、反射体17A〜17Cが自動車の前照灯などから
の光線を反射し、中央分離体、合流点分岐、歩車道分離
体の存在をドライバに視認させる。通過車両が運転を誤
ってポール10に接触しても、ポール本体11のみが曲
がり、衝撃を吸収して、運転車、同乗者および車両を保
護し、通過車両がポール10から離れると、ポール本体
11が起立し、道路標識柱としての機能をただちに回復
する。また、通過自動車がポール10を踏み潰しても、
通過車両がポール10から離れると、ポール本体11が
復元し、起立して、道路標識柱としての機能をただちに
回復する。ポール本体11にある空気抜き孔13A〜1
3Cは、車両によって踏み潰されたときに、ポール本体
11の内部空間にある空気を外部空間に排出するととも
に、ポール本体11にたいする荷重がなくなると、外部
空間の空気を吸入して、ポール本体11に弾性復元をな
させる。
【0015】雨水や散水車からの水などは、これらの空
気抜き孔13A〜13Cからポール本体11の内部空間
にはいり込むが、この視線誘導道路標識柱おいて、水抜
き孔は、一端をポール10の内部に開放され、他端をベ
ース20における前記一端よりも低い位置で外部空間に
開放された通路41〜49からなっていて、水抜き孔が
ポール本体11が自動車などによって曲げられあるいは
潰されたときに変形しないプラグ部材15およびベース
20に設けられている。このため、自動車がポール本体
11を曲げ、潰しても、従来の視線誘導道路標識柱のよ
うに、応力集中が水抜き孔に生じ、亀裂がここに発生
し、ポール本体11が破損するということがなくなり、
しかも、ポール本体11の破損を考慮することなしに、
ポール本体11に車両の運転車や乗員をもっともよく保
護することができる柔軟な材料を採用することができ、
運転車や同乗者にたいする安全性を改善することができ
る。
【0016】より具体的に説明すると、この視線誘導道
路標識柱において、水抜き孔となる通路はプラグ部材1
5にある二つの孔41A,41Bと、ベース20にある
二つの環状溝42,43、四つの放射状溝44〜47お
よび二つの孔48A,48Bとからなっている。プラグ
部材15にある孔41A,41Bは、断面が円形をなす
もので、ねじ部材14をよけてプラグ部材15の上部か
ら下部に向かって真っ直ぐに設けられている。ベース2
0にある環状溝、放射状溝および孔のうち、孔48A,
48Bも、断面が円形をなすもので、ポール10をベー
ス20に組み付けたときに、プラグ部材15の孔41
A,41Bの下端に接続するように、プラグ部材15と
の接触面とベース20の底面との間に真っ直ぐに設けら
れている。環状溝42は、断面積が孔41A,41Bお
よび孔48A,48Bよりも大きな半円径断面をもつも
ので、孔41A,41Bの下端と接続するようにポール
本体11と同心にベース20の底面に設けられている。
また、環状溝43も、断面積が孔41A,41Bおよび
孔48A,48Bよりも大きな半円径断面をもつもの
で、ポール本体11と同心に配置された真円の形態をも
つもので、環状溝42の外側に間隔をおいてベース20
の底面に設けられている。そして、放射状溝44〜47
も、断面積が孔41A,41Bおよび孔48A,48B
よりも大きな半円径断面をもつ、環状溝42,43の中
心から放射方向に延びる直線溝からなっていて、一端を
環状溝42に、中間を環状溝43に接続させ、他端をベ
ース20の周面において開放させてベース20の底面に
設けられている。環状溝42,43および放射状溝44
〜47は、この視線誘導道路標識柱が前述のようにして
道路に設置されたときに、路面とともにトンネルを形成
する。
【0017】空気抜き孔13A〜13Cからポール本体
11の内部にはいり込んだ雨水などの水は、孔41A,
41Bから環状溝42にはいり、放射状溝44〜47を
通って外部に排水される。これらの溝のひとつあるいは
いくつかが、なんらかの原因でもって詰まっても、たと
えば放射状溝44の出口側が詰まっても、雨水などは環
状溝42から他の放射状溝45〜47から排水され、放
射状溝44における環状溝42と環状溝43との間の部
分が詰まっても、環状溝42から他の放射状溝45〜4
7を経由して環状溝43にはいり、放射溝44〜47か
ら外部に排出される。さらに、他の放射状溝45〜47
が詰まっても、ポール本体11に入り込んだ水は、同様
にして外部に排水される。これらに際して、環状溝4
2,43および放射状溝44〜47は、前述のように、
孔48A,48Bよりも断面積が大きいため、水が孔4
8A,48Bから環状溝42にスムーズに流れるばかり
か、逆流もおこさない。そして、環状溝42,43およ
び放射状溝44〜47は、断面形状が半円に形成され、
鋭角部分がないため、ベース20が自動車に踏まれ、ベ
ース20といっしょに変形しても、溝から亀裂などを発
生しない。
【0018】図4および図5はこのような可倒性視線誘
導標識柱の他の構成を示している。この視線誘導標識柱
は図1ないし図3に関連して説明した視線誘導標識柱と
同様に構成されているが、水抜き孔を構成している通路
が車両の接触や車両の踏み付けによって、ポールといっ
しょに曲がったり、潰れたりしないプラグ部材およびベ
ースにあるばかりか、ポールにおける空気抜き孔の数を
少なくして、ポールをより破損のしにくいものとさせて
いる。
【0019】ポール110は本体およびキャップとから
なっている。ポール本体111は、熱可塑性エラストマ
ーの中空パイプからなり、上端開口をキャップによって
閉塞され、ポール本体111の下端開口にねじ軸を突出
させてねじ部材114を挿入され、ねじ部材114はプ
ラグ部材115によってポール本体110に結合されて
いる。ポール本体11の外表面には、たがいに間隔をお
き、ポール本体11の長手方向にそって三つの反射体が
設けられ、空気抜き孔を設けられているが、空気抜き孔
の一部、たとえば、図1における最下部にある空気抜き
孔13Cを具備していない。ベース120は、中央にポ
ール本体111の下端よりわずかに大きな径をもつ凹み
121を、凹み121の中央にポール本体111にある
ねじ部材114よりもわずかに大きな径をもつ孔122
を備える、ほぼ逆に伏せた皿の形態をなすもので、凹み
121をポール本体111の下端に突き当て、孔122
をねじ部材114の自由端を貫通させてポール110に
組み付けられている。道路にたいする設置は、これらの
ポール110およびベース120からなるアッセンブリ
におけるねじ部材114のねじ軸を道路に埋設された脚
部材130のねじ孔133にねじ込むことによってなさ
れている。
【0020】ポール110の内部空間にはいり込んだ雨
水などを抜くための孔は、この視線誘導道路標識柱にお
いても、ベース120の底面にある半円形断面をなす二
つの環状溝142,143とこれらの環状溝142,1
43に交差する半円形断面をなす放射状溝144〜14
7とを具備しているが、プラグ部材115にある孔は孔
141A,141Bに加えて、孔141Cと孔141D
をさらに具備し、ベース120における孔も孔141
A,141Bと環状溝142とをつないでいる孔148
A,148Bに加えて、孔141C,141Dと環状溝
142とをつなぐ孔148Cと孔148D(図示せず)
をさらに具備している。これとともに、ポール110
は、空気抜き孔の数が少なくなっており、たとえば図1
における最下部に配置された空気抜き孔13Cを具備し
ていない。
【0021】この視線誘導道路標識柱も、自動車などの
車両が接近すると、ポール110にある反射体が自動車
の前照灯などからの光線を反射して、中央分離体、合流
点分岐、歩車道分離体の存在をドライバに視認させる。
【0022】通過車両がポール110に接触すると、ポ
ール本体111が曲がって、衝撃を吸収し、運転車、同
乗者および車両を保護し、通過車両がポール110から
離れると、ポール本体111が起立し、道路標識柱とし
ての機能をただちに回復し、通過自動車がポール110
を踏み潰しても、通過車両がポール110から離れる
と、ポール本体111が復元し、起立して、道路標識柱
としての機能をただちに回復する。
【0023】ポール本体111が変形すると、ポール本
体110の内部にある空気は、一部がポール本体110
にある空気抜き孔を通って外部空間に排気され、残余が
プラグ部材115にある孔141A〜141D、こらに
接続するベース120にある孔148A〜148Dを通
り、環状溝142および放射状溝144〜147を経由
して外部空間に排気される。ポール本体110が弾性復
元をおこなうと、外部の空気が、ポール本体110の空
気抜き孔を通ってポール本体110の内部に吸い込まれ
るとともに、ベース120の放射状溝144〜147、
環状溝142、孔148A,148Bおよび孔141
A,141Bを経由してポール本体110の内部に吸い
込まれる。
【0024】また、ポール本体110の内部に空気抜き
孔からはいり込んだ雨水などは、孔141A〜141D
および孔148A〜148Dを通って環状溝142に流
れ、ここから放射状溝144〜147を経由してベース
120の外部に排水される。これらの溝のひとつあるい
はいくつかがなんらかの原因でもって詰まっても、たと
えば放射状溝144の出口側が詰まっても、ポール内部
にある空気および雨水などの排出は環状溝142から他
の放射状溝145〜147を経由してなされ、放射状溝
144における環状溝142と環状溝143との間の部
分が詰まったとしても、ポール内部にある空気および雨
水などの排出は環状溝142から他の放射状溝145〜
147を経由して環状溝143を通って放射溝144〜
147からなされる。ポール本体110が弾性復元する
ときの空気の吸入もこれらと逆の経路を通っておこなわ
れる。他の放射状溝145〜147が詰まっても、ポー
ル本体111に入り込んだ水の排水と空気の排気および
吸気とは同様にしてなされる。
【0025】なお、以上述べた視線誘導道路標識柱では
脚部材との結合がポール本体11,110の下端中央か
ら延び、ベース20,120の中央を貫通して脚部材3
0,130にねじ込まれたねじ部材14,114によっ
てなされているため、水抜き孔を構成する通路の一部と
なる孔40A〜40B,140A〜140Dがプラグ部
材15,115にも設けられ、放射状溝44〜47,1
44〜147が環状溝42,43,142,143でお
わっているが、ポールおよびベースが他の構成をもって
いる場合、たとえば、ポールとベースとが一体成形さ
れ、ねじ部材がベースの中央に配置され、ベースを貫通
して脚部材にねじ込まれている場合には、孔48A〜4
8B,148A〜148Dga直接にポール本体11,
111の内部空間に開放され、孔41A,41B、14
1A〜141Dを省略することができ、また、道路にた
いする固定がベースの周縁付近のみにてなされ、ポール
およびベースの中央にねじ部材をもたない場合には、放
射状溝44〜47,144〜147をベース20,12
0の中心まで延長し、放射状溝44,144と放射状溝
46,146および放射状溝45,145と放射状溝4
7,147とを接続して、放射状溝の一部が詰まったと
きに、雨水などが環状溝42,43,142,143の
みならず、これに接続する放射状溝を経由して外部に排
出させるなどすることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明の可倒性視線誘導道路標識柱は、
以上述べたように、ポールが曲がったときに応力集中の
発生するポール下部に水抜き孔をもたず、空気抜き孔の
すべてあるいは一部もなくすことができ、ポールが繰り
返して車両に接触し、踏まれても、ポールにこれらの孔
を必要としないため、ポールが破損しにくくなり、メイ
ンテナンスなしに視線誘導道路標識柱としての機能を長
期にわったって維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可倒性視線誘導道路標識柱の一実施例
を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う拡大横断面図である。
【図3】図2のB−B線に沿う縦断面図である。
【図4】本発明の可倒性視線誘導道路標識柱の他の実施
例を示すベース付近の断面図である。
【図5】図4のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10,110…ポール、20,120…ベース、13…
ポールの空気抜き孔、41〜49,141〜149…通
路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が接触したときに曲がる中空のポー
    ルとポールを支持するベースとをもち、ポールが曲げら
    れたときに内部空間と外部空間との間に空気の出入りを
    許容する空気抜き孔および空気抜き孔からポール内部に
    はいり込む雨水などを外部に排出する水抜き孔をもつ可
    倒式視線誘導標識柱において、水抜き孔が一端をポール
    の内部に開放され、他端をベースにおける前記一端より
    も低い位置で外部空間に開放された通路からなっている
    ことを特徴とする可倒性視線誘導道路標識柱。
  2. 【請求項2】 ベースにある通路が、ポールをとり囲ん
    でベースの底面に設けられた溝と、一端を外部に開放さ
    せて前記溝と交差してベースの底面に設けられた溝とか
    らなる請求項1に記載の視線誘導道路標識柱。
  3. 【請求項3】 曲げられたときに、内部空間と外部空間
    との間に空気の出入りを許容する空気孔および空気抜き
    孔からポール内部にはいり込む雨水などを外部に排出す
    る水抜き孔をもつ中空のポールと、ポールと路面との間
    に位置するベースと、道路に埋設される脚部材とを具備
    し、ポールが下端開口にプラグ部材を埋め込まれ、ねじ
    部材が一部を下端から突出させてプラグ部材に埋設さ
    れ、ベースがポールから分離され、ポールから延びるね
    じ部材を貫通させる孔を中央にもち、脚部材がねじ部材
    におけるベースから突出する部分に結合されている可倒
    性視線誘導道路標識柱において、水抜き孔が、一端をポ
    ールの内部に、他端をベースとの接触面に開放させて、
    ねじ部材のまわりに位置してプラグ部材に設けられた孔
    と、貫通孔をとり囲んでベースの底面に同心に設けられ
    た複数の環状溝と、一端をベース側面において開放させ
    かつ前記溝を横断してベース底面に設けられた複数の放
    射状溝と、一端をプラグ部材にある孔の他端に接続さ
    せ、他端を環状溝につながる孔とからなっていることを
    特徴とする可倒性視線誘導道路標識柱。
  4. 【請求項4】 各々の溝が半円形断面に形成されている
    請求項3に記載の視線誘導道路標識柱。
JP8253127A 1996-09-25 1996-09-25 可倒性視線誘導道路標識柱 Expired - Lifetime JP2905741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8253127A JP2905741B2 (ja) 1996-09-25 1996-09-25 可倒性視線誘導道路標識柱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8253127A JP2905741B2 (ja) 1996-09-25 1996-09-25 可倒性視線誘導道路標識柱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10102447A true JPH10102447A (ja) 1998-04-21
JP2905741B2 JP2905741B2 (ja) 1999-06-14

Family

ID=17246885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8253127A Expired - Lifetime JP2905741B2 (ja) 1996-09-25 1996-09-25 可倒性視線誘導道路標識柱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2905741B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217884A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Yunimatekku Kk 道路標識柱
JP2007332596A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Sekisui Jushi Co Ltd 車止め支柱
JP2008082154A (ja) * 2006-08-28 2008-04-10 Sekisui Jushi Co Ltd 道路用標示体の路面取付構造、道路用標示体の路面取付方法、及び前記路面取付構造を有する道路用標示体
JP2010106632A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Sekisui Jushi Co Ltd 道路用標示体の設置方法
JP2010168897A (ja) * 2010-03-10 2010-08-05 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 道路標識柱
JP2012047038A (ja) * 2011-10-31 2012-03-08 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 道路標識柱
JP2015021325A (ja) * 2013-07-22 2015-02-02 積水樹脂株式会社 標識柱
CN108797406A (zh) * 2018-06-08 2018-11-13 苏交科集团股份有限公司 一种柔性防眩目装置及安装方法
KR20190057612A (ko) * 2017-11-20 2019-05-29 이정자 태양광 모듈을 통해 자가발전이 가능한 차선유도봉
KR102447431B1 (ko) * 2022-06-10 2022-09-27 주식회사 이도산업 탄성 기둥의 교체형 하부 고정구조

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100979390B1 (ko) * 2010-01-06 2010-08-31 박헌철 차선 규제봉

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217884A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Yunimatekku Kk 道路標識柱
JP2007332596A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Sekisui Jushi Co Ltd 車止め支柱
JP2008082154A (ja) * 2006-08-28 2008-04-10 Sekisui Jushi Co Ltd 道路用標示体の路面取付構造、道路用標示体の路面取付方法、及び前記路面取付構造を有する道路用標示体
JP2010106632A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Sekisui Jushi Co Ltd 道路用標示体の設置方法
JP2010168897A (ja) * 2010-03-10 2010-08-05 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 道路標識柱
JP2012047038A (ja) * 2011-10-31 2012-03-08 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 道路標識柱
JP2015021325A (ja) * 2013-07-22 2015-02-02 積水樹脂株式会社 標識柱
KR20190057612A (ko) * 2017-11-20 2019-05-29 이정자 태양광 모듈을 통해 자가발전이 가능한 차선유도봉
CN108797406A (zh) * 2018-06-08 2018-11-13 苏交科集团股份有限公司 一种柔性防眩目装置及安装方法
KR102447431B1 (ko) * 2022-06-10 2022-09-27 주식회사 이도산업 탄성 기둥의 교체형 하부 고정구조

Also Published As

Publication number Publication date
JP2905741B2 (ja) 1999-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2905741B2 (ja) 可倒性視線誘導道路標識柱
JP3162007B2 (ja) 道路標識柱
KR100377803B1 (ko) 차량 통행 규제기구
JP3007844B2 (ja) 可倒式視線誘導標識柱
JP3053365B2 (ja) 可倒式視線誘導標識柱
KR200271982Y1 (ko) 도로용 차량유도 봉
JP3576380B2 (ja) 反射体付きキャップ及び防護柵
JP3769696B2 (ja) 視線誘導道路標識柱
JP2912586B2 (ja) 道路標識柱の反射標識装置
CN213448167U (zh) 交通柱
JP3695518B2 (ja) 道路標識柱
JP3576381B2 (ja) 反射体付き支柱及び防護柵
JPH05222709A (ja) 道路標識柱
KR200255624Y1 (ko) 도로 교통시설물을 갖춘 커버부재
JPH08120631A (ja) 道路分離体
JP2581392B2 (ja) 道路標識柱
JPH10227012A (ja) 視線誘導道路標識柱
KR100418368B1 (ko) 가이드 레일용 교통안내판
JP2872918B2 (ja) 道路分離体
KR200389200Y1 (ko) 도로 표지병
KR200261337Y1 (ko) 가이드 레일용 교통안내판
KR200429841Y1 (ko) 도로용 차선규제봉
KR200350736Y1 (ko) 전 반사식 도로 표지병
KR20050098071A (ko) 유턴차로 표시용 완충식 도로 표지병
KR20000017885U (ko) 운전자 시선유도표지

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 14

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 14

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140326

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term