JP3007844B2 - 可倒式視線誘導標識柱 - Google Patents

可倒式視線誘導標識柱

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JP3007844B2
JP3007844B2 JP8145342A JP14534296A JP3007844B2 JP 3007844 B2 JP3007844 B2 JP 3007844B2 JP 8145342 A JP8145342 A JP 8145342A JP 14534296 A JP14534296 A JP 14534296A JP 3007844 B2 JP3007844 B2 JP 3007844B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車道のセンターラ
イン、車線変更線、分離帯などに利用される可倒式視線
誘導標識柱に関している。
【0002】
【従来の技術】近年、車両が接触したときに弾性変形す
る中空のポールをもつ可倒式視線誘導標識柱は高速道路
から一般道路にわたって広く利用されており、今後もそ
の需要は拡大の一途にある。これは、視認性がたかく、
ポールが柔軟性のたかいことから、運転者などの安全性
が確保されること、取り付けあるいは施工が簡単なこと
などに起因している。
【0003】ポールは、必要とする色調の顔料を混入し
たポリウレタン樹脂系熱可塑性エラストマーやポリエチ
レン樹脂などを押出成形、ブロー成形、射出成形によっ
てストレートな円筒あるいは円錐に成形されている。夜
間に走行中の車両のドライバや通行者の視認性をたかめ
るために、反射材がポールの長手方向に断続して設けら
れている。反射材としては、蛍光塗料をポールの周面に
帯状に直接塗布することによって、あるいは、テープの
かたちに裁断された再帰反射シートをポールの表面に巻
き付けかつ接着することによって形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような可倒式視線
誘導標識柱において、反射材は前述のようにポールの周
面上に配置されているため、車両がポールに接触する
と、車両によって破損し、可倒式視線誘導標識柱が標識
としての機能を簡単にそう失する。このため、道路管理
者は標識柱をたえず監視し、交通を遮断して、標識柱の
修復や交換をおこなわなければならず、交通渋滞をまね
ているばかりか、メインテナンスにかなりのコストを要
している。さらに、可倒式視線誘導標識は、視認性が塵
埃などの付着による汚れでもって早期に低下するため、
汚れの除去を定期的におこなう必要がある。清掃は、人
が汚れを拭き取ることによって、あるいは自走式の専用
洗浄機よってなされる。しかし、反射材は前述のように
蛍光塗料や再帰反射性シートからなっているため、洗浄
機を使用したときに、高速回転するブラシによって簡単
に傷ついたり、はく離したり、割れたりする。とくに標
識柱が寒冷地に設置されると、反射材自体がはく離しや
すくなるため、洗浄による破損が著しい。
【0005】本発明の目的は、反射材の修復や交換を最
小にすることができる、改良された可倒式視線誘導標識
柱を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の可倒式視線誘導標識柱は車両などが接触
しときに弾性変形するポールと、車両からの光線を反射
させるポール周面上に配置された反射材ともつが、ポー
ルは長手方向に沿ってのびる螺旋突起を周面に形成さ
れ、反射材は螺旋突起の間にある谷部内に位置しかつこ
れに沿って配置され、透明あるいは半透明のカバーがポ
ールの螺旋突起に対応する螺旋溝を内面にもち、ポール
の螺旋突起にねじ込まれている。
【0007】
【発明の実施の形態】この視線誘導標識柱は、図1に示
すように、ポール10、キャップ20、カバー30およ
びベース40を具備している。
【0008】ポール10は、両端を開放された中空円筒
の形態をもつ、ポリウレタン樹脂系熱可塑性エラストマ
ーなどの成形物からなっている。ポール10の周面には
螺旋突起11が形成されている。螺旋突起11は、周壁
の外面に突出し、周壁の内面において凹んだかたちに成
形されている。螺旋突起11には反射材12が取り付け
られている。反射材12は、再帰反射テープからなって
いて、再帰反射面を外側にしてポール10における各々
の螺旋突起11の間にある谷部内に、さらに詳しく説明
すると、図3によく示されているように、螺旋突起11
の間にある谷部を形成する二つの面のうち、上側を向い
た面に、山部となる螺旋突起11の山頂から外部に突出
することなしに巻き付けられているとともに、これらの
面に接着されている。
【0009】キャップ20は、発泡ウレタン樹脂などの
成形物からなるもので、図2によく示されているよう
に、上部がドームをなし、下部が円筒をなす中空のもの
からなっている。下部円筒の周面には螺旋突起21が形
成されている。螺旋突起21は螺旋突起11によってポ
ール10の周壁の内面に形成される螺旋溝に対応する径
とピッチとをもつもので、ポール10の上端にねじ込ま
れ、ポール10の上端開口を閉塞している。
【0010】カバー30は、両端を開放された中空円筒
の形態をもつもので、内周面に螺旋溝31を形成されて
いる。螺旋溝31はポール10の螺旋突起11に対応す
る径とピッチとをもつように成形され、カバー30は反
射材12を覆うようにポール10の外側にねじ込まれて
いる。カバー自体は、車両からの光線を反射材12に通
し、反射材12からの反射光線を外部に通す透明あるい
は半透明な合成樹脂の成形物からなっている。
【0011】ベース40は、円錐台の形態をもつ、再生
ポリエチレン樹脂の成形物からなっている。ベース40
の中心には貫通孔が設けられている。この貫通孔には、
図4に示すように、螺旋溝41が形成されている。螺旋
溝41はポール10の螺旋突起11に対応する径とピッ
チとをもつもので、ベース40はポール10の下端にね
じ込まれている。
【0012】設置は、ポール10に組み込まれたねじ部
材を路面に埋設された脚部材にねじ込むことによって、
あるいは、ベース40を路面に埋設された脚部材に結合
することによってなされている。この可倒式視線誘導標
識柱において、設置はポール10に組み込まれたねじ部
材を路面に埋設された脚部材にねじ込むことによってな
されている。ねじ部材は、図4において参照符号42に
よって示されていて、ヘッドとねじ軸とをもっている。
このねじ部材42は、ヘッドをポール10の内部に位置
させ、ねじ軸の一部をポール10の下端から突出させ
て、ポール10に配置されているとともに、ポール10
との間に充填された合成樹脂からなるサポート43によ
ってポール10と一体化されている。サポート43の一
部はポール10の下端から突出し、ねじ部材42のねじ
軸のまわりにボス44を形成している。脚部材45は、
たとえばアルミニウムの成形物からなるもので、中央に
ねじ孔46が設けられている。このねじ孔46のねじは
ポール10に固定されたねじ部材42のねじ軸のねじに
対応している。ねじ孔46の入口にはポール10におけ
るサポート43によってねじ部材42のねじ軸のまわり
に形成されたボス44がかん合する座47を設けられて
いる。脚部材45は、ねじ部材42にリング状のスペー
サ48をはめ、座47をボス44にかん合させてねじ孔
46をねじ部材42におけるねじ軸にねじ込んで込むこ
とによって、ポール10の下端に取り付けられている。
道路への固定は、ポール10を地表に位置させて脚部材
45をこの可倒式視線誘導標識柱を立てる場所に掘った
穴50に入れ、脚部材45を接着剤51によって地盤に
結合することでなされている。カバー30は、ポール1
0を脚部材45にねじ込んだあとポール10に装着さ
れ、あるいはポール10を脚部材45にねじ込む以前に
ポール10に装着されるが、これらに際して、たんにポ
ール10にねじ込むだけで、ポール10たいするカバー
30の位置決めをおこなえ、ポール10にたいする特別
な固定手段を必要としない。
【0013】このようにして立てられた視線誘導標識柱
は、自動車の前照灯などからの光線がポール10に照射
されると、光線はカバー30を通って反射材12に向か
い、反射材12によって再帰反射されてドライバに向か
い、視線誘導標識柱をドライバに視認させる。また、自
動車がポール10に接触しても、ポール10におけるベ
ース40に近い部分が曲がり、自動車を損傷させず、ド
ライバおよび同乗者にけがなどをさせず、ポール自体も
ただちに弾性復元して道路標識として機能を回復する。
このときに、カバー30が反射材12と車体との直接接
触を阻止するため、反射材12も損傷しない。さらに、
ポールが自動車によって踏みつけられても、カバー30
はポール10に螺旋溝31および螺旋突起11によって
ねじ結合され、ポール10から抜け出さないため、反射
材12が損傷しない。たとえ、カバー30が損傷して
も、いたずらなどによってポール10から外されても、
反射材12がポール10における螺旋突起11の間に形
成される谷部内に配置され、車体に直接接触しないた
め、反射材12が損傷しない。さらに、自走式洗浄機に
よって汚れを落すときにも、反射材12が高速回転する
ブラシによって損傷しないうえに、ポール10が自動車
によって踏みつけられても、カバー30がポール10か
ら外れないため、道路に設置された多数の視線誘導標識
柱のカバー30の装着状態のチェックをほとんど必要と
せず、反射材12が損傷することのないことと相俟っ
て、最小のメインテナンス作業でもって道路標識として
の機能維持をおこなる。
【0014】なお、この視線誘導標識柱の除去は、ポー
ル10を回転させて、ねじ部材42のねじ軸を脚部材4
5からはずし、ポール10をベース40と一緒に抜き出
したあと、スペーサ48を取り出し、キャップを脚部材
45にはめ込むことによってなされる。
【0015】以上説明した実施例において、ポール10
は合成樹脂のみからなっているが、設置条件などに応じ
て、螺旋状ワイヤを埋め込んで、機械的強さをたかめ、
亀裂や切断の発生を防いでもよい。反射材12はポール
10の螺旋突起11の間にある谷部を形成する上を向い
た面のみに配置されているが、下を向いた面にも配置し
てもよく、反射材自体も、再帰反射テープのみならず、
蛍光塗料のような車両からの光線をよく反射する塗料を
ポール10の螺旋突起11の間にある谷部を形成する片
方の面にあるいは双方の面に沿って塗布することによっ
て形成してもよい。ポール10は、キャップ20をねじ
込まれているが、キャップ20を備えていなくてもよ
く、またカバー30と一体に形成されていてもよい。さ
らに、カバー30は、内面に形成された螺旋溝31によ
って外面に螺旋突起を形成されているが、螺旋溝31を
厚みの範囲内にとどめて、外面をフラットな円筒面に形
成してもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明の可倒式視線誘導標識柱は、以上
説明したように、反射材がポールにねじ込まれたカバー
よって覆われ、車両がポールに接触しても、洗浄機を使
用しても、反射材がはく離したり、割れたりしないばか
りか、車両に踏みつけられ、ポールが倒れても、カバー
が外れないため、反射材が破損しない。さらに、反射材
がポールに形成された螺旋突起の間にある谷部内に配置
されているため、カバーがいたづらなどによって外され
ても、車両がポールに接触したときに、反射材が車両に
直接接触せず、反射材が破損しない。このため反射材の
メインテナンスを低コストでもっておこなえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可倒式視線誘導標識柱の一実施例を示
す正面図である。
【図2】図1に示す可倒式視線誘導標識柱の上部の拡大
縦断面図である。
【図3】図2の一部分の拡大縦断面図である。
【図4】図1に示す可倒式視線誘導標識柱の下部の拡大
縦断面図である。
【符号の説明】
10…ポール 11…螺旋突起 12…反射材 30…カバー 31…螺旋溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両などが接触しときに弾性変形するポ
    ールと、車両からの光線を反射させるポール周面上に配
    置された反射材ともつ視線誘導標識柱において、ポール
    が長手方向に沿ってのびる螺旋突起を周面に形成され、
    反射材が螺旋突起の間にある谷部内に位置しかつこれに
    沿って配置され、透明あるいは半透明のカバーがポール
    の螺旋突起に対応する螺旋溝を内面にもち、ポールにね
    じ込まれていることを特徴とする可倒式視線誘導標識
    柱。
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