JP2001064927A - ガードパイプ用端部緩衝具 - Google Patents

ガードパイプ用端部緩衝具

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JP2001064927A
JP2001064927A JP24247099A JP24247099A JP2001064927A JP 2001064927 A JP2001064927 A JP 2001064927A JP 24247099 A JP24247099 A JP 24247099A JP 24247099 A JP24247099 A JP 24247099A JP 2001064927 A JP2001064927 A JP 2001064927A
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JP
Japan
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guard pipe
pipe
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fitted
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Application number
JP24247099A
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English (en)
Inventor
Satoshi Fujita
諭 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 ガードパイプ本体の耐久性に比較して寿命
が短い樹脂製のガードパイプ用端部緩衝具を、簡単な構
造として短いサイクルで簡単に取り替えできるものと
し、また既設のガードパイプヘの設置も可能で、リサイ
クル材料を活用できてかつそれ自体リサイクル再生可能
で、さらに夜間のガードパイプ端部への接触・衝突を未
然に防ぐことでガードパイプ端部の安全性を高める。 【解決手段】ガードパイプ2を支持する支柱22より突
出した複数の横ビームの端部211に、横ビーム21外
径よりわずかに大きい内径の複数の差込孔11を有する
単一材料からなる緩衝具1が嵌着され、ガードパイプ2
の最端部分となる緩衝具の側面に再帰反射性を有する反
射体3を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩車道境界等に設
けられるガードパイプの端部に装着される緩衝具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガードパイプの端部緩衝具としては、例
えば特開平9−242033号公報に発泡ポリウレタン
製コアを主体とした端末支柱をカバーするクッションカ
バーが提案され、また特開平8−85925号公報には
ガードパイプのパイプの端末に取付け用スティを介して
取り付けられる軟質または半硬質ウレタンフォーム製の
端末保護具が提案されているが、両者共緩衝具は樹脂が
耐候劣化を起こすまでの設置初期においては所定の性能
を発揮し得るものの、道路際の劣化激しい過酷な悪条件
にあって本体であるガードパイプの耐久性に比較してそ
の寿命ははるかに短く、実際には耐候劣化して性能が低
下したままで使用され、あるいは両者共に複合体として
製作されているため耐侯劣化したものの処分にも困り、
また後者の場合は専用のスティを用いることによってこ
のスティ用に取付孔等の端部処理がなされたガードパイ
プにしか取り付けができず、また取り付けに手間どると
いう問題点をも有している。さらに、防護柵への車両の
接触・衝突の多くが視界の悪い夜間に発生していること
から、接触・衝突を未然に防ぐ工夫がまず先に求められ
るところでもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明において
は、本体のガードパイプの耐久性に比較してその寿命が
短い樹脂製ガードパイプ用端部緩衝具を、簡単な構造と
して比較的短いサイクルで簡単に取り替えできるものと
し、また既設のガードパイプヘの設置も可能で、材料構
成もリサイクル材料を活用できてかつそれ自体リサイク
ル再生可能な単一材料で形成し、さらに必要に応じて視
界の悪い夜間に多発し易いガードパイプの端部への接触
・衝突を未然に防ぐ着脱簡単な反射体を備えたものとし
て、ガードパイプ端部の安全性を高めようとするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明ガードパイプ用端部緩衝具は、ガードパイプ
を構成する横ビームの外径寸法より僅かに大きい内径寸
法の差込孔を有し、その差込孔を支柱より突出した横ビ
ームの端部に嵌着させてガードパイプ用端部緩衝具の固
定がなされるものである。
【0005】また本発明ガードパイプ用端部緩衝具は、
複数の横ビームの端部に、同時に嵌着される複数個の差
込孔が設けられて一体の緩衝具となされるものである。
【0006】そしてまた本発明ガードパイプ用端部緩衝
具は、緩衝具が嵌着された際ガードパイプの最端部に位
置する緩衝具の側面に、再帰反射性を有する反射体が設
けられるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明ガー
ドパイプ用端部緩衝具について詳述する。図1 の本発明
に係るガードパイプ用端部緩衝具の実施形態例は、歩道
と車道の境界に適宜間隔に立設された支柱22の側面に
横ビーム21が(本実施形態例では3段に)架設された
ガードパイプ2の、支柱22より突出した横ビーム21
のパイプ端部211に対して緩衝材として端部緩衝具1
が嵌着される様子を表したものである。
【0008】図2に表す端部緩衝具1は、ガードパイプ
2を構成する横ビーム21の外径よりわずかに大きい内
径の差込孔11を有し、その差込孔11を前記横ビーム
21のパイプ端部211に嵌着させたものである。な
お、端部緩衝具1は緩衝効果を増大させるために空隙1
3が形成されたものであってもよい。
【0009】端部緩衝具1としては、使用される材料お
よびこの緩衝材を使用後の再利用も可能なリサイクル素
材で成形されていて、廃棄されるタイヤを微細にチップ
状に粉砕した廃タイヤチップ材料にウレタン樹脂バイン
ダーを分散混入させて注型プレス成形によって成形され
たり、あるいは再利用の簡単なオレフィン系の合成樹脂
を用いた射出成形品やブロー成形による中空成形品とし
て製作される。これによって、本体であるガードパイプ
の耐久性に比較して寿命が短い樹脂製ガードパイプ用端
部緩衝具を、上述の如く横ビーム21のパイプ端部21
1に嵌着させるだけという簡単な構造として比較的短い
サイクルで簡単に取り替えできるものとし、またガード
パイプは一般に防護柵等交通安全施設設置の際安全面の
保証から基準が決められた設置基準に基づいて設置がな
されるため、ビームパイプ21の径寸法,高さ等のピッ
チ寸法は決まっているために、設置基準に準拠させた統
一規格によって既設のガードパイプヘの設置も可能なも
のである。
【0010】そして嵌着手段としては接着剤がもっとも
一般的であり、この端部緩衝具1を嵌着させようとする
ガードパイプの横ビーム21のパイプ端部211周辺お
よび差込孔11内周面にゴム系の接着剤等を一様に塗布
し、差込孔11にパイプ端部211を差し入れて接着剤
が固まるのを待てばよい。また、既設のガードパイプの
場合もまったく同様に取り付けされればよいが、接着剤
の塗布前にビームパイプのパイプ端部を溶剤類を用いて
付着した汚れを除去することが肝要である。
【0011】さらに、本実施の形態例では3本の横ビー
ム21のパイプ端部211に対して同時に嵌着される3
個の差込孔11を備えた、一体物の緩衝具となされたガ
ードパイプ用端部緩衝具1を示しているが、横ビーム2
1の各端部211毎に嵌着される形状に設計されたもの
であってもよい。
【0012】なお、図1に示す端部緩衝具1は図1の状
態を上下逆にした際、ガードパイプ2の右側、すなわち
このガードパイプ2の図示した端部と反対側の端部に嵌
着が可能であり左右兼用に用いられるように設計されて
いる。
【0013】ところで、図1,2の実施形態例に示すガ
ードパイプ用端部緩衝具1は、この緩衝具が嵌着された
際にこのガードパイプの最端部となる緩衝具の側面に、
再帰反射性を有する反射体3が設けられたものを表して
いる。
【0014】本実施形態例では、反射体3を埋設固定さ
せるためにガードパイプ用端部緩衝具1の側面に凹部1
2が形成され、それらに反射体3が嵌め込まれてネジ止
めによって固定されている.ここにおいて反射体3は、
合成樹脂からなる基体31に底部に鏡面処理が施された
ガラスビーズ製の反射器32が多数埋設されたものであ
り、従来反射体として一般的であった反射シートに比較
して耐久性,反射度が大幅に向上されたものが用いられ
る。またこの他に、反射体3としてプリズム式の反射体
が用いられてもよい。なお、前記した端部緩衝具1の側
面の凹邸12は必ずしも形成されなくてもよく、緩衝具
の側面に直接取り付けられてもよいし、あるいはまた固
定方法も、ネジ止めによらず接着剤等他の方法によって
固定されていてもよい。
【0015】次に、図2,3によって反射体3がガード
パイプ用端部緩衝具1に設けられる側面の位置について
説明する。図3においてガ−ドパイプ2より右側は車
道、左側は歩道である。この歩車道境界に設置されたガ
ードパイプ2の端部に取り付けられたガードパイプ用端
部緩衝具1の側面には、ガードパイプ2の設置中心線で
あるガードパイプ芯Aの延長線上を基準にして角度をも
って反射体が設けられ、図3右側の車道に対し車両のヘ
ッドライトからの入射光Cに対して角度αをもって反射
体3の向きが設定され、また同図左側の歩道に対し自転
車等のライトからの入射光Bに対して角度βをもって反
射体3の向きが設定され、ガードパイプ芯Aの延長線上
から3〜15°程度の角度を以て反射体3が設けられれ
ば反射効率の点からみて効果的である。なお、車両や自
転車のヘッドライトの明るさやそれぞれの速度からみた
光源との距能等から、視認性を考慮してα〔5〜15°
程度〕<β〔8〜30°程度〕とされるのがよく、歩車
道境界に設置されるガードパイプの場合端部緩衝具の側
面に車道側に向けて設けられる反射体の向きより歩道側
に向けて設けられる反射体の向きのほうを3〜15°程
度大きめに角度をとるのが効果的である。
【0016】
【発明の効果】本発明ガードパイプ用端部緩衝具は、以
上詳述したようにガードパイプを構成する横ビームの外
径よりわずかに大きい内径の差込孔を、ガードパイプの
横ビームの端部に嵌着させて接着剤などで固定するだけ
という簡単な構造であるので、簡単に取り替えが可能で
あり、また既設のガードパイプヘの設置も可能である。
また、取り替えが簡単なことによって、本体であるガー
ドパイプの耐久性に比較してその寿命が短い樹脂系ガー
ドパイプ用端部緩衝具を、それらが劣化して性能を喪失
する前に適宜メインテナンス容易となされることによっ
てガードパイプの安全性が維持される。
【0017】また本発明ガードパイプ用端部緩衝具は、
廃タイヤチップ材料やオレフイン系合成樹脂によって単
一材料によって成形され、使用される材料およびこの緩
衝具を使用後の再利用も可能なリサイクル重視の構成と
なされているため貴重な資源の有効活用が推進される.
【0018】そしてまた、本発明ガードパイプ用端部緩
衝具は、複数本数の横ビームの端部に同時に嵌着される
複数個の差込孔が設けられ一体の緩衝具となされた場合
には、ガードパイプの端部により簡単に端部緩衝具の設
置ができて好都合となる。
【0019】なおまた、本発明ガードパイプ用端部緩衝
具は、緩衝具が嵌着された際にこのガードパイプの最端
部に位置する緩衝具の側面に、再帰反射性を有する反射
体が設けられる場合には、視界の悪くなる夜間において
特に接触・衝突を未然に防ぐ効果があってガードパイプ
の安全性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の一形態を示す端部緩衝具の取り付
けを表わす斜視図である。
【図2】図1の端部緩衝具実施形態例の、要部の取付断
面図である。
【図3】図1の端部緩衝具実施形態例の、反射体の作用
を説明する上面図である。
【符号の説明】
1 端部緩衝具 11 差込孔 12 凹部 13 空隙 2 ガードパイプ 21 横ビーム 22 支柱 3 反射体 31 基体 32 反射器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガードパイプを構成する横ビームの外径寸
    法より僅かに大きい内径寸法の差込孔を有し、その差込
    孔を支柱より突出した横ビームの端部に嵌着させて固定
    がなされることを特徴とするガードパイプ用端部緩衝
    具。
  2. 【請求項2】複数の横ビームの端部に、同時に嵌着され
    る複数個の差込孔が設けられて一体の緩衝具となされる
    ことを特徴とする請求項1記載のガードパイプ用端部緩
    衝具。
  3. 【請求項3】緩衝具が嵌着された際にガードパイプの最
    端部に位置する緩衝具の側面に、再帰反射性を有する反
    射体が設けられることを特徴とする請求項1または2記
    載のガードパイプ用端部緩衝具。
JP24247099A 1999-08-30 1999-08-30 ガードパイプ用端部緩衝具 Pending JP2001064927A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007002528A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Sanei Kogyo Kk ガードフェンスの袖端部取付具、及び継端部取付具。
KR101307683B1 (ko) 2013-05-10 2013-09-12 김동수 충격 흡수 가능한 차량용 방호책
JP2015004263A (ja) * 2013-05-22 2015-01-08 積水樹脂株式会社 ガードパイプ用端部緩衝具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007002528A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Sanei Kogyo Kk ガードフェンスの袖端部取付具、及び継端部取付具。
KR101307683B1 (ko) 2013-05-10 2013-09-12 김동수 충격 흡수 가능한 차량용 방호책
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