JPH10100959A - スクータ型自動二輪車 - Google Patents

スクータ型自動二輪車

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Publication number
JPH10100959A
JPH10100959A JP25949396A JP25949396A JPH10100959A JP H10100959 A JPH10100959 A JP H10100959A JP 25949396 A JP25949396 A JP 25949396A JP 25949396 A JP25949396 A JP 25949396A JP H10100959 A JPH10100959 A JP H10100959A
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JP
Japan
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vehicle body
lock
motorcycle
cover
seat
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Application number
JP25949396A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Matsumoto
義治 松本
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使い勝手が良く、比較的高い位置で作業性良
く作業を行うことができ、外観性を損なうことがない盗
難防止構造を備えるスクータ型自動二輪車を提供するこ
と。 【構成】 スクータ型自動二輪車において、シートレー
ルフレーム(車体フレーム)8Lから下方に延びて車体
カバー23の下縁よりも下方に臨むロックバー44をシ
ートレールフレーム8Lに固着する。本発明によれば、
ロックバー44をシートレールフレーム44に固着した
ため、チェーンやUロック45等のロック手段を比較的
高い位置に設けられたロックバー44と後輪17に作業
性良く通して後輪17の回転をロックすることによって
当該スクータ型自動二輪車の盗難防止を図ることがで
き、ロックバー44がライダーの邪魔になったり、自動
二輪車の外観性を低下させたりすることがなく、Uロッ
ク45によって車体カバー23が損傷を受けることもな
い。そして、支柱等を利用することなく当該自動二輪車
単体でその盗難防止を図ることができるため、該ロック
バー44の使い勝手が高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、盗難防止構造を備
えるスクータ型自動二輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】スクータ型自動二輪車の盗難を防ぐ目的
で、駐車時にチェーンやUロック等のロック手段を用い
て後輪の回転をロックする方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の盗難
防止方法においては、後輪との間でチェーン等を掛け渡
すための支柱等が必要であったり、後輪にUロック等の
ロック手段を通す作業位置が低いために作業性が悪いと
いう問題があった。
【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、使い勝手が良く、比較的高い
位置で作業性良く作業を行うことができ、外観性を損な
うことがない盗難防止構造を備えるスクータ型自動二輪
車を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ハンドルとシートとの間に
低床な足載台を有し、シートの下方周囲を車体カバーで
覆い、エンジンと該エンジンの一側から車体後方に延び
て後端に後輪を回転自在に支持する伝動ケースとを一体
化して成る動力ユニットをシート下方に備え、前記足載
台の後部下方から車体後方に向かって斜め上方に延出す
る左右一対の車体フレームを備えるスクータ型自動二輪
車において、前記車体フレームから下方に延びて前記車
体カバーの下縁よりも下方に臨むロックバーを車体フレ
ームの少なくとも一方に固着したことを特徴とする。
【0006】又、請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記ロックバーをマフラーとは反対側
の車体フレームのエンジン懸架ブラケットと緩衝器との
間に配置したことを特徴とする。
【0007】更に、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の発明において、前記ロックバーを前記車体フ
レームに沿って設けるとともに、側面視U字状に成形
し、その上端を前記車体フレームに固着したことを特徴
とする。
【0008】従って、請求項1記載の発明によれば、ロ
ックバーを車体フレームに固着したため、チェーンやU
ロック等のロック手段を比較的高い位置に設けられたロ
ックバーと後輪に作業性良く通して後輪の回転をロック
することによって当該スクータ型自動二輪車の盗難防止
を図ることができ、ロックバーがライダーの邪魔になっ
たり、自動二輪車の外観性を低下させたりすることがな
く、ロック手段によって車体カバーが損傷を受けること
もない。そして、支柱等を利用することなく当該自動二
輪車単体でその盗難防止を図ることができるため、該ロ
ックバーの使い勝手が高められる。
【0009】又、請求項2記載の発明によれば、ロック
バーがマフラーとは反対側の車体フレームのエンジン懸
架ブラケットと緩衝器との間に配置されるため、スペー
スの有効利用が図られるとともに、作業性が高められ
る。
【0010】更に、請求項3記載の発明によれば、ロッ
クバーによって車体フレームの剛性を高めることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0012】先ず、本実施の形態に係るスクータ型自動
二輪車1の全体構成を図1乃至図3に基づいて説明す
る。尚、図1はスクータ型自動二輪車の側面図、図2は
同自動二輪車後部のシートを外した状態の平面図、図3
はオイルタンクの取付構造を示す自動二輪車後部の右側
側面図である。
【0013】図1において、2は車体の前方上部に位置
するヘッドパイプであって、該ヘッドパイプ2内にはス
テアリング軸3が回動自在に挿通している。そして、こ
のステアリング軸3の上端にはハンドル4が結着され、
同ステアリング軸3の下端にはフロントフォーク5が結
着されており、該フロントフォーク5の下端には前輪6
が回転自在に軸支されている。
【0014】又、前記ヘッドパイプ2からはダウンチュ
ーブ7が車体後方に向かって斜め下方に延出した後、折
り曲げられて車体後方に向かって略水平に延出してお
り、該ダウンチューブ7の途中からは左右一対のシート
レールフレーム8L,8Rが分岐している。
【0015】上記シートレールフレーム8L,8Rは、
車体後方に向かって略水平に延出した後、車体後方に向
かって斜め上方に延出しており、左右一対のシートレー
ルフレーム8L,8R間の前後にはクロスパイプ9,1
0が所定距離だけ離間して架設されている。尚、前側の
クロスパイプ9はダウンチューブ7の後端に固着されて
いる。
【0016】ところで、車体前部の前記ヘッドパイプ
2、ダウンチューブ7等は樹脂製のフロントカバー11
によって覆われており、ハンドル4とシート12との間
には低床な足載台13が設けられている。
【0017】又、シート12の下方には動力ユニットと
してのユニットスイング式エンジン14が設けられてい
る。このユニットスイング式エンジン14は、駆動源と
してのエンジン15と不図示の自動変速機構及び動力伝
達機構を内蔵して成る伝動ケース16とを一体化して構
成され、伝動ケース16はエンジン15の一側(車体左
側)から車体後方に延びて後端に後輪17を回転自在に
支持している。尚、エンジン15の排気系から導出する
排気管18は車体右側(図1の裏面側)を車体後方に向
かって延び、その後端には後輪17の右側に配されたマ
フラー19が接続されている。
【0018】而して、ユニットスイング式エンジン14
は、左右のシートレールフレーム8L,8Rの中間部に
それぞれ固着されたエンジン懸架ブラケット20にリン
クアーム21を介して上下に揺動自在に支持されてお
り、同ユニットスイング式エンジン14の後端上部はリ
ヤクッション22を介して左側のシートレールフレーム
8Lに支持されている。
【0019】ところで、車体のシート12よりも下方の
部位は樹脂製の車体カバー23にて覆われており、該車
体カバー23内には、上面が開口する収納ボックス24
と燃料タンク25が前後方向に収納されており、図2及
び図3に示すように、収納ボックス24と燃料タンク2
5の右側にはオイルタンク26が配されている。
【0020】上記収納ボックス24は樹脂にて一体成形
され、その上面開口部はシート12の内部に臨んでお
り、この開口部はその前半部が最も低くなるよう構成さ
れ、シート12のボトムプレート12aは収納ボックス
24の開口部形状に沿って成形され、その前側部分は深
い凹部を構成している。そして、収納ボックス24の後
端底部は後輪17の前方に落とし込まれて膨出部を構成
しており、従って、該収納ボックス24には対角線方向
に長いスペースが確保され、該収納ボックス24内には
ヘルメット等の他、図1に鎖線にて示すように盗難防止
用のUロック27を対角線方向に収納することができ、
シート12をその前端ヒンジ部28を中心として上方へ
回動させてこれを開くと、収納ボックス24の開口部が
大きく開口するため、Uロック27を収納ボックス24
に対して容易に出し入れすることができる。
【0021】ところで、収納ボックス24の両外側面及
び前方下部には取付ブラケット24a,24bが一体に
形成されており、左右のシートレールフレーム8L,8
R間にはステー29が架設され、各シートレールフレー
ム8L,8Rにはステー30がそれぞれ立設されてい
る。
【0022】而して、収納ボックス24は、取付ブラケ
ット24aに挿通するボルト31によってその前方下部
が前記ステー29に載せられて取り付けられ、左右の取
付ブラケット24bに挿通するボルト32によってその
左右両側部が前記ステー30に車体側方から取り付けら
れる。
【0023】又、前記燃料タンク25は樹脂にて一体成
形され、これは左右一対の前記シートレールフレーム8
L,8R間に連結されたクロスパイプ33とシートレー
ルフレーム8L,8Rから車体後方に延びる平面視U字
状のサブフレーム34とで囲まれる空間にその下部が落
とし込まれ、ダンパー35,36を介してクロスパイプ
33とサブフレーム34に支持されている。そして、燃
料タンク25は、左右のシートレールフレーム8L,8
R間に架設された平面視U字状の連結板37の下面によ
ってダンパー35,36に押圧されている。尚、連結板
37は、左右のシートレールフレーム8L,8Rの後部
にそれぞれ立設されたステー38にその両側部がボルト
39によって取り付けられており、その上面によってシ
ート荷重が受けられる。
【0024】而して、上述のように構成することによっ
て、樹脂製の燃料タンク25を連結板37によって保護
することができ、又、この連結板37が燃料タンク押え
とシート荷重受け及び左右のシートレールフレーム8
L,8R間を連結するクロス部材を兼ねるため、部品点
数が削減されるとともに、他部品の収納スペースを大き
く取ることができる。
【0025】又、前記オイルタンク26は、図2に示す
ように、車体右側において収納ボックス24の外側面と
車体カバー23の内側面に沿った形状に成形されるとと
もに、収納ボックス24のシートレールフレーム8L,
8Rへの取付部を避けて形成され、車体側方からビス4
0によって収納ボックス24の側面に取り付けられてい
る。これにより、オイルタンク26の取付構造が単純化
して部品点数が削減されるとともに、その組付性が高め
られ、更に、該オイルタンク26の容量が拡大される。
【0026】ここで、シートロックについての説明を図
2及び図4に基づいて行う。尚、図4は図2のA−A線
拡大断面図である。
【0027】一般にシートロックはロック機構とポップ
アップ機構とで構成され、従来、両者は一体化されてい
たが、本実施の形態では、図2に示すように、ロック機
構41とポップアップ機構42を各々別体化し、ロック
機構41の前方にポップアップ機構42を分散して配置
している。
【0028】而して、上記ロック機構41は不図示のロ
ック本体とロックピンで構成されており、ロック本体の
みが車体フレーム側に固定され、他のロックピン及びポ
ップアップ機構42は全てシート12側に固定されてい
る。即ち、図4において、43は前記燃料タンク25と
オイルタンク26の上面を覆うフィラーカバーである
が、該フィラーカバー43の上方野ボトムプレート12
aにポップアップ機構42とロック機構のロックピン及
び図2に示すポップアップ機構42が固定されている。
【0029】上述のように構成することにより、シート
12を前端ヒンジ部28(図1参照)を中心として上方
に回動させてこれを開けば、ロック機構41のロック本
体以外はシート12下方の空間に残らないため、これら
が邪魔にならず、収納ボックス24に対するヘルメット
等の荷物の出し入れや燃料タンク25への燃料の供給及
びオイルタンク26へのオイルの供給を容易に行うこと
ができる。
【0030】又、ロック機構41とポップアップ機構4
2を各々別体に構成してこれらを分散して配置したた
め、これらの配置スペースの制約が少なく、シート12
の下方のスペースを有効に利用することができる。
【0031】更に、ロック機構41とポップアップ機構
42をそれぞれの機能に最適な位置(例えば、ロック機
構41はシート12の確実なロックが可能な位置、ポッ
プアップ機構42は小型のものでも大きなポップアップ
量が確保できる位置)に配することができる。
【0032】次に、当該スクータ型自動二輪車1の盗難
防止構造を図5及び図6に基づいて説明する。尚、図5
は自動二輪車後部の左側面図、図6は図5のB−B線拡
大断面図である。
【0033】本実施の形態では、図5に示すように、前
記マフラー19が配される側とは反対側(左側)のシー
トレールフレーム8Lの前記エンジン懸架ブラケット2
0とリヤクッション22との間には、側面視U字状のロ
ックバー44がシートレールフレーム8Lに沿って取り
付けられている。即ち、ロックバー44の左右の上端は
シートレールフレーム8Lに固着され、その下部は下方
に延びて車体カバー23の下縁より下方に臨んでいる。
【0034】而して、スクータ型自動二輪車1の駐車時
には、当該自動二輪車1の盗難を防ぐ目的で、図示のよ
うにロック45をロックバー44と後輪17に通してこ
れを施錠すれば、後輪17の回転がロックされて当該ス
クータ型自動二輪車1の盗難が防がれるが、ロックバー
44は比較的高い位置に設けられているため、立ったま
まの楽な姿勢で該ロックバー44にUロック45を作業
性良く楽に通すことができ、しかも、ロックバー44が
ライダーの邪魔になったり、自動二輪車1の外観性を低
下させたりすることがなく、ロックバー44は車体フレ
ーム23よりも下方に臨んでいるためにロック45によ
って車体カバー23が損傷を受けることもない。
【0035】又、駐車した場所の周囲に適当な支柱等が
ない場合であっても、上述のようにロックバー44と後
輪17にロック45を通し、後輪17の回転をロックし
て自動二輪車1自身で盗難防止を図ることができるた
め、ロックバー44の使い勝手が高められる。
【0036】更に、ロックバー44はマフラー19とは
反対側(本実施の形態では、左側)のシートレールフレ
ーム8Lのエンジン懸架ブラケット20とリヤクッショ
ン22との間に配置されるため、スペースの有効利用が
図られる。そして、U字状のロックバー44の上端がシ
ートレールフレーム8Lに固着されるため、シートレー
ルフレーム8Lの剛性がロックバー44によって高めら
れる。
【0037】次に、フロントカバー及びヘッドライトの
構造を図7及び図8に基づいて説明する。尚、図7は自
動二輪車のフロントカバーの一部を破断して示す正面
図、図8は図7のC−C線拡大断面図である。
【0038】本実施の形態に係るスクータ型自動二輪車
1は可動フェンダー型のものであって、図7に示すよう
に、フロントカバー11は車幅方向中央の中央カバー1
1aとその両側の側部カバー11bとで構成され、中央
カバー11aは上下一点張りの構成が採用され、その内
側にはヘッドライト46が取り付けられている。即ち、
中央カバー11aの内側の左右にはブラケット11a−
1が一体に突設されており、ヘッドライト46はその左
右両端部が樹脂リベット47によってブラケット11a
−1に回動可能に支持されている。尚、図7に示すよう
に、各側部カバー11bにはフラッシャランプ48が設
けられている。
【0039】上記ヘッドライト46はバルブ1灯式であ
って、レンズ46aに左右2つの丸形膨張部46a−1
が形成されており、2つの丸形膨出部46a−1は中央
カバー11aに開口する2つの丸孔11a−2に臨んで
いる。
【0040】又、図8に示すように、ヘッドライト46
のボディ46bの下部中央にはブラケット46b−1が
一体に突設されており、該ブラケット46b−1には中
央カバー11aの下端中央部に外側から挿通する調整ね
じ49が進退自在に螺合しており、不図示のドライバ等
の工具を用いて調整ねじ49を何れかの方向に回すこと
によってヘッドライト46全体を左右の樹脂リベット4
7を中心として上下に回動させてエーミング調整を行う
ことができる。
【0041】而して、上述のようにフロントカバー11
を中央カバー11aとその両側の側部カバー11bで構
成したため、中央カバー11aが小型となり、しかも、
この中央カバー11aに形成されるヘッドライト開口が
左右に分割された2つの丸孔11a−2によって構成さ
れるため、該中央カバー11aには高い剛性が確保され
る。
【0042】又、ヘッドライト46の組み付けに際して
は、該ヘッドライト46と中央カバーの丸孔11a−2
との間の隙間のみを管理すれば良く、しかも、前述のよ
うに中央カバー11aには高い剛性が確保されているた
め、ヘッドライト46と中央カバー11aとの間の隙間
管理を容易に行うことができる。
【0043】次に、テールライトの構造を図9乃至図1
2に基づいて説明する。尚、図9は自動二輪車の部分後
面図、図10は図9のD−D線拡大断面図、図11は図
9のE−E線拡大断面図、図12は図9のF−F線拡大
断面図である。
【0044】図9及び図10に示すように、車体カバー
23の後面中央上部にはテールライト50が設けられ、
その両側左右にはフラッシャランプ51が配設される
が、テールライト50はその上縁が車体前方に向かって
折り返されてシート12の後部下方まで延設されてい
る。
【0045】上記テールライト50は、バルブ52を保
持するボディ50aと該ボディ50aにビス53によっ
て取り付けられるレンズ50bとで構成され、ボディ5
0aとレンズ50bの各上端は共に車体前方に向かって
折り返され、両者はシート12の後部で覆われる位置で
接合されて左右2本のビス53によって締着されてい
る。そして、図11に示すように、ボディ50aとレン
ズ50bとの接合部の上縁は燃料タンク25とオイルタ
ンク26の各上面を覆う前記フィラーカバー43の周縁
で覆われている。尚、図12に示すように、前記カバー
12Aはビス54によってフラッシャランプ51に取り
付けられており、テールライト50のボディ50aとレ
ンズ50bの下部を締着するビス53はカバー23Aに
よって覆われている。
【0046】而して、本実施の形態によれば、テールラ
イト50の上縁を車体前方に向かって折り返してシート
12の後部下方まで延設したため、従来必要であったテ
ールカバー等が不要となり、部品点数が削減されるとと
もに、カバー合わせが容易となってテールライト50周
りの外観性が高められ、テールライト50自体の大型化
が可能となる。
【0047】又、テールライト50のボディ50aとレ
ンズ50bの上縁接合部(ねじ止め部)がシート12に
よって上方から覆われるため、ボディ50aとレンズ5
0bとの間に高いシール性が確保されるとともに、テー
ルライト50周りの外観性が高められる。
【0048】ところで、テールライト50においてバル
ブ52の交換が必要である場合には、シート12を開け
ればボディ50aとレンズ50bとの接合部(ねじ止め
部)が外部に露出し、ビス54を外してカバー23Aを
取り外した後、ビス53を外してレンズ50bを取り外
せばバルブ52の上方にはテールカバー等が存在しない
ためにバルブ52の上方が大きく開放され、従って、バ
ルブ52の交換作業を容易化に行うことができる。そし
て、シート12を閉じればボディ50aとレンズ50b
の接合部(ねじ止め部)がシート12で覆われるために
テールライト50周辺の外観性が高められ、又、接合部
(ねじ止め部)がテールライト50の照射面に位置しな
いため、レンズ50bに大きな有効面積を確保すること
ができる。
【0049】更に、テールライト50のボディ50aと
レンズ50bの接合部(ねじ止め部)の上縁がフィラー
カバー43によっても覆われるため、ボディ50aとレ
ンズ50bのシール性とテールライト50周りの外観性
がより一層高められる。
【0050】次に、足載台の下部構造と車体カバー構造
を図13及び図14に基づいて説明する。尚、図13は
自動二輪車のバッテリ収納部周辺の側断面図、図14は
同自動二輪車のバッテリ収納部周辺のカバーを取り外し
た状態を示す斜視図である。
【0051】図13に示すように、低床式の前記足載台
13の後部であって、且つ、左右一対のシートレールフ
レーム8L,8Rと前記クロスパイプ9,10とで囲ま
れる空間には、下方へ凹む矩形ボックス状の収納室55
が一体に形成されており、該収納室55にはバッテリ5
6が脱着可能に収納されている。そして、収納室55は
左右のシートレールフレーム8L,8Rと前後のクロス
パイプ9,10によってその周囲が支持されており、従
って、この収納室55に高重量物であるバッテリ56を
収納することができる。
【0052】又、上記収納室55の上面開口部は、該収
納室55の上方からシート12の前端下縁までを連続的
に覆うカバー57によって塞がれており、該カバー57
は車体カバー23に対して脱着可能に構成され、その前
端部は平面視円弧状に成形されている。
【0053】上記カバー57は樹脂にて一体成形され、
これは足載台13に連なる水平部57aと該水平部57
aから車体後方に向かって斜め上方に傾斜する斜面部5
7b及びシート12の前部下方を覆う円弧曲面状の立設
部57cとで構成されており、その前端部には円孔58
が穿設され、立設部57cの左右両側にはブラケット5
7dが一体に突設され、各ブラケット57dには円孔5
7eが穿設されている。
【0054】他方、車体カバー23の両側部(カバー5
7側のブラケット57dに対応する部分)にはブラケッ
ト23a(図14には一方のみ図示)が一体に形成され
ており、各ブラケット23aには円孔23bが穿設さ
れ、その裏面には不図示のナットが結着されている。
【0055】而して、カバー57は、車体カバー23に
開口する大きな開口部Sを覆うようにこれを被せ、円孔
58に挿通するビス59(図13参照)によってその前
端部を足載台13に螺着するとともに、ブラケット57
dの円孔57eに挿通するビス60(図1参照)によっ
てその立設部57cの左右両側を車体カバー23に螺着
することによって取り付けられ、逆にビス59,60を
緩めてこれらを取り外すことによって容易に取り外すこ
とができる。尚、シート12を閉じれば、図1に示すよ
うに、左右のビス60はシート12に隠れて外部に露出
しないため、これらによって自動二輪車1の外観性が損
なわれることがない。
【0056】以上の構成を採用することにより、バッテ
リ等の収納空間の上部を覆うために従来要していた個別
のリッド等が不要となるために部品点数が削減され、
又、1つのカバー57を取り外すだけで車体カバー23
の開口部Sが開口して収納室55からシート12の前端
下縁までの部分が大きく開放されるため、収納室55に
対するバッテリ56の出し入れを容易に行うことができ
るとともに、バッテリ56やエンジン15のメンテナン
ス(例えば、キャブレタの調整や点火プラグの交換等)
を容易に行うことができる。
【0057】又、カバー57の前端部を平面視円弧状に
成形したため、カバー57が比較的大型であるにも拘ら
ず、該カバー57をフロントカバー11のレッグシール
ド11cの車幅方向中央部の膨出部11a−1(図14
参照)との干渉を避けて容易に脱着することができる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、ロックバーを車体フレームに固着
したため、チェーンやUロック等のロック手段を比較的
高い位置に設けられたロックバーと後輪に作業性良く通
して後輪の回転をロックすることによって当該スクータ
型自動二輪車の盗難防止を図ることができ、ロックバー
がライダーの邪魔になったり、自動二輪車の外観性を低
下させたりすることがなく、ロック手段によって車体カ
バーが損傷を受けることもない。そして、支柱等を利用
することなく当該自動二輪車単体でその盗難防止を図る
ことができるため、該ロックバーの使い勝手が高められ
るという効果が得られる。
【0059】又、請求項2記載の発明によれば、ロック
バーがマフラーとは反対側の車体フレームのエンジン懸
架ブラケットと緩衝器との間に配置されるため、スペー
スの有効利用を図ることができるとともに、作業性が高
められるという効果が得られる。
【0060】更に、請求項3記載の発明によれば、ロッ
クバーによって車体フレームの剛性を高めることができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクータ型自動二輪車の側面図で
ある。
【図2】本発明に係るスクータ型自動二輪車後部のシー
トを外した状態の平面図である。
【図3】オイルタンクの取付構造を示す自動二輪車後部
の右側側面図である。
【図4】図2のA−A線拡大断面図である。
【図5】本発明に係るスクータ型自動二輪車後部の左側
面図である。
【図6】図5のB−B線拡大断面図である。
【図7】本発明に係るスクータ型自動二輪車のフロント
カバーの一部を破断して示す正面図である。
【図8】図7のC−C線拡大断面図である。
【図9】本発明に係るスクータ型自動二輪車の部分後面
図である。
【図10】図9のD−D線拡大断面図である。
【図11】図9のE−E線拡大断面図である。
【図12】図9のF−F線拡大断面図である。
【図13】本発明に係るスクータ型自動二輪車のバッテ
リ収納部周辺の側断面図である。
【図14】本発明に係るスクータ型自動二輪車のバッテ
リ収納部周辺のカバーを取り外した状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 スクータ型自動二輪車 4 ハンドル 8L,8R シートレールフレーム(車体フレーム) 12 シート 13 足載台 14 ユニットスイング式エンジン(動力ユニッ
ト) 15 エンジン 16 伝動ケース 17 後輪 19 マフラー 20 エンジン懸架ブラケット 22 リヤクッション(緩衝器) 23 車体カバー 44 ロックバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルとシートとの間に低床な足載台
    を有し、シートの下方周囲を車体カバーで覆い、エンジ
    ンと該エンジンの一側から車体後方に延びて後端に後輪
    を回転自在に支持する伝動ケースとを一体化して成る動
    力ユニットをシート下方に備え、前記足載台の後部下方
    から車体後方に向かって斜め上方に延出する左右一対の
    車体フレームを備えるスクータ型自動二輪車において、 前記車体フレームから下方に延びて前記車体カバーの下
    縁よりも下方に臨むロックバーを車体フレームの少なく
    とも一方に固着したことを特徴とするスクータ型自動二
    輪車。
  2. 【請求項2】 前記ロックバーをマフラーとは反対側の
    車体フレームのエンジン懸架ブラケットと緩衝器との間
    に配置したことを特徴とする請求項1記載のスクータ型
    自動二輪車。
  3. 【請求項3】 前記ロックバーを前記車体フレームに沿
    って設けるとともに、側面視U字状に成形し、その上端
    を前記車体フレームに固着したことを特徴とする請求項
    1又は2記載のスクータ型自動二輪車。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1304283A1 (en) * 2001-10-22 2003-04-23 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Scooter type motor cycle
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