JPH10100249A - 樹脂成形品賦形方法 - Google Patents

樹脂成形品賦形方法

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JPH10100249A
JPH10100249A JP27290196A JP27290196A JPH10100249A JP H10100249 A JPH10100249 A JP H10100249A JP 27290196 A JP27290196 A JP 27290196A JP 27290196 A JP27290196 A JP 27290196A JP H10100249 A JPH10100249 A JP H10100249A
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JP
Japan
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molded product
resin molded
molded article
irregular shape
printed
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Pending
Application number
JP27290196A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Nakazato
宣行 中里
Kiyoharu Yamada
清春 山田
Masami Sato
正己 佐藤
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APOLLO KOONSHI KK
FUONTEN KK
SASAKI KOGEI KK
Original Assignee
APOLLO KOONSHI KK
FUONTEN KK
SASAKI KOGEI KK
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂成形品の表面に任意の凹凸形状を容易に
且つ安価に形成することができる樹脂成形品賦形方法。 【解決手段】 熱可塑性樹脂成形品を高周波加熱して、
該成形品を軟化させた状態において、表面に凹凸模様を
有する押し型を押圧することを特徴とする樹脂成形品賦
形方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形品賦形方
法に関し、更に詳しくは任意の合成樹脂成形品に任意の
表面凹凸形状を付与することができる樹脂成形品賦形方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種合成樹脂成形品が主として射
出成形によって成形されており、これらの樹脂成形品の
表面にロゴマーク、各種文字、記号、模様等を形成する
場合には、射出成形機の金型の内面に上記ロゴマーク等
に相当する凹凸を形成することが必要である。樹脂成形
品が大量生産される場合には大きな問題はないが、樹脂
成形品が多種少量製品である場合には、その金型の作製
費用が相対的に大となり、成形品が非常のコスト高とな
って実用性に難点がある。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】上記の如き問題を
解決する方法として、成形された樹脂成形品の表面に加
熱された押し型を押圧して成形品の表面に凹凸模様を形
成する方法が行われているが、この場合には押し型の温
度の調整が困難であり、温度が低いと正確な凹凸が形成
されず、一方、押し型の温度が高過ぎると押し型が成形
品の表面に融着し、押し型の離型が困難であるととも
に、成形された凹凸模様が荒れた状態に形成されるとい
う問題がある。このような問題は押し型を加熱せず、樹
脂成形品を加熱して行う場合にも同様に生じる。
【0004】又、上記方法は、成形品を構成している樹
脂の種類によって成形品の軟化温度が異なるために、樹
脂の種類毎に押し型の温度又は成形品の加熱温度を調整
せねばならないという問題がある。従って、本発明の目
的は、上記従来技術の問題点を解決し、樹脂成形品の表
面に任意の凹凸形状を容易に且つ安価に形成することが
できる樹脂成形品の賦形方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、熱可塑性樹脂成
形品を高周波加熱して、該成形品を軟化させた状態にお
いて、表面に凹凸模様を有する押し型を押圧することを
特徴とする樹脂成形品賦形方法である。
【0006】本発明によれば、樹脂成形品を高周波加熱
することによって、樹脂成形品を内部から加熱するの
で、成形品が軟化した状態においても成形品の最表面
(スキン層)は内部より温度が低く、該成形品の表面に
押し型を押圧しても、押し型が成形品の表面に融着する
ことがなく、従って形成される凹凸模様に荒れが発生せ
ず、シャープな凹凸形状が容易に成形品の表面に形成さ
れる。
【0007】又、押し型の制作費用は、射出成形の金型
に比較して格段に安価であるので、多種少量生産におい
ても、優れた凹凸形状を有する樹脂成形品を安価に提供
することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施の形態を挙げて
本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明の方法に
よって形成された樹脂成形品の1つである腕時計のバン
ド部材の平面図であり、図2は、そのX−X矢視部分拡
大断面図である。図1及び2には、1〜2mm程度の厚
みのポリウレタン樹脂製の時計バンド部品1が示され、
その一方の端部には腕時計に連結するための孔2が形成
され、他の端部には腕時計の両端に結合された一対のバ
ンドの端部同士を連結する連結具と連結するための別の
孔3が形成されている。
【0009】図1及び2における符号4は、射出成形後
の成形品1の表面に印刷された印刷面(或いは印刷層)
を示し、ポリウレタン樹脂をベヒクルとするインキによ
って印刷されている。又、符号5、6及び7は本発明の
方法によって形成された表面凹凸形状であり、これらの
表面凹凸形状は、ロゴマーク、各種文字、記号、模様
等、如何なる凹凸形状であってもよい。
【0010】以上の如き樹脂成形品の表面の凹凸形状5
〜7の形成方法を図3を参照して説明する。電源Vから
の電圧によって所定の電界が形成される高周波加熱装置
の電極8,8’の間に、合成樹脂成形品1を載置する。
図2に示す表面凹凸形状に対応する凹凸形状を表面に形
成した押し型9,9’を上記樹脂成形品1の上下に載置
する。この状態で電極8,8’間に高周波を発生させる
と、合成樹脂成形品1の内部から加熱が始まり、成形品
1の内部は軟化するが、表面は外気に触れているので溶
融するに至らず、成形品1は十分な形状を保持してい
る。尚、上記押し型9,9’は樹脂成形品1を加熱後に
その上下に挿入載置してもよい。
【0011】この状態で上又は下方向から電極板8又は
8’を下降及び/又は上昇させることによって押し型
9,9’を樹脂成形品1の表面に押圧する。この押圧に
よって樹脂成形品1は薄い表面部分以外は十分に軟化し
ているので、樹脂成形品1の表面には、押し型9,9’
の表面凹凸形状が樹脂成形品の表面に正確に転写され、
しかも押し型9,9’が樹脂成形品の表面に融着するこ
とがない。従って押し型9,9’の離型には全く問題が
生じない。以上の如くして図1及び2に示す如き表面の
凹凸形状が賦形された成形品1が得られる。
【0012】以上の方法で使用する高周波加熱装置につ
いては、従来プラスチックフイルムや樹脂成形品の溶着
や溶断に使用されている装置であればよく、特に限定さ
れない。例えば、精電舎電子工業株式会社製の高周波ウ
エルダー装置が使用可能である。
【0013】上記本発明で使用する合成樹脂成形品は熱
可塑性であれば如何なる材料であってもよく、例えば、
軟質・硬質塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリウレタン、ア
セタール樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ
エステル、セルロースアセテート等の熱可塑性樹脂が挙
げられる。
【0014】又、エチレン・プロピレンブロックコポリ
マー、エチレン・プロピレン・ジェンブロックコポリマ
ー等のオレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン・
ブタジエン、スチレン・イソプレンブロックコポリマ
ー、それらの水素添加物、ウレタン系熱可塑性エラスト
マー、エチレン・酢酸ビニルコポリマー、エチレン・塩
化ビニルコポリマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマ
ー等の熱可塑性エラストマーが好適材料として挙げられ
る。
【0015】上記の材料のなかでは、特にウレタン系の
熱可塑性エラストマーは、理由は不明であるが本発明の
目的に最も適している。勿論、これらの材料は熱可塑性
を保持している程度に架橋されたものであってもよい。
上記の如き合成樹脂成形品は、如何なる形状でもよい
が、本発明に最も適した形状はシート形状であり、その
厚みは約0.5mm〜10.0mm程度が好ましい。
又、これらのシートには予め各種の印刷が施されていて
もよいのは当然である。
【0016】以上の如く賦形処理された樹脂成形品は、
そのままでも各種用途に使用可能であるが、特にインサ
ート射出成形におけるインサート材料としても有用であ
る。例えば、図1に示した樹脂成形品を腕時計のバンド
に使用する場合、該樹脂成形品を所定の金型に装着し、
該金型中に、例えば、射出成形用の樹脂を注入しで腕時
計との係合部や、複合シートの周囲に縁取り等を成形す
ることができる。勿論、本発明の方法は時計のバンドの
賦形に全く限定されず、その他の種々の形状の樹脂成形
品の賦形に有用である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
樹脂成形品を高周波加熱することによって、樹脂成形品
を内部から加熱するので、成形品が軟化した状態におい
ても成形品の最表面(スキン層)は内部より温度が低
く、該成形品の表面に押し型を押圧しても、押し型が成
形品の表面に融着することがなく、従って形成される凹
凸模様に荒れが発生せず、シャープな凹凸形状が容易に
成形品の表面に形成される。又、押し型の制作費用は、
射出成形の金型に比較して格段に安価であるので、多種
少量生産においても、優れた凹凸形状を有する樹脂成形
品を安価に提供することができる。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法によって賦形された1例の樹脂
成形品の平面を説明する図。
【図2】 図1のX−X部分拡大断面図。
【図3】 本発明の方法を説明する図。
【符号の説明】
1:時計バンド部品 2,3:連結孔 4:印刷面(或いは印刷層) 5,6,7:表面凹凸形状 8,8’:電極 9,9’:押し型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 7:00 (72)発明者 山田 清春 埼玉県大宮市大谷1465番地の1 (72)発明者 佐藤 正己 埼玉県与野市新中里5丁目7番5号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂成形品を高周波加熱して、
    該成形品を軟化させた状態において、表面に凹凸模様を
    有する押し型を押圧することを特徴とする樹脂成形品賦
    形方法。
  2. 【請求項2】 成形品の表面に任意の印刷が施されてい
    る請求項1に記載の樹脂成形品賦形方法。
  3. 【請求項3】 成形品がシート状成形品であって、それ
    らの少なくとも一方の面に押し型を押し当てる請求項1
    に記載の樹脂成形品賦形方法。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂がポリウレタン樹脂である
    請求項1に記載の樹脂成形品賦形方法。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂成形品が腕時計のバンド部
    品である請求項1に記載の樹脂成形品賦形方法。
JP27290196A 1996-09-25 1996-09-25 樹脂成形品賦形方法 Pending JPH10100249A (ja)

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JP27290196A JPH10100249A (ja) 1996-09-25 1996-09-25 樹脂成形品賦形方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010082396A (ko) * 2001-04-25 2001-08-30 이용길 고주파를 이용한 매트의 돌기 형성방법 및 그 돌기
JP2013240886A (ja) * 2012-05-17 2013-12-05 Fukoku Co Ltd ゴム部材およびゴム用コーティング剤

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