JPH0999137A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH0999137A
JPH0999137A JP27966095A JP27966095A JPH0999137A JP H0999137 A JPH0999137 A JP H0999137A JP 27966095 A JP27966095 A JP 27966095A JP 27966095 A JP27966095 A JP 27966095A JP H0999137 A JPH0999137 A JP H0999137A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の限界を越えて、遊技の演出効果の向上
や、遊技中の各種状態報知の的確性の向上が実現できる
遊技機を提供する。 【解決手段】 発射操作装置である発射操作ノブ26の
内部に、遊技機において発生する各種状態の電気的な報
知或いは演出が可能な電気的作動部材(発光表示部材9
35、スピーカー963、振動発生器964)を収納す
る。これにより、遊技者が唯一遊技機に常時接触して、
特に注目する箇所での報知や演出がなされることにな
り、遊技者にとって的確な報知や従来にない効果的な演
出が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機に係わり、詳しくは遊技の演出効果の向上ととも
に、遊技中の各種状態報知の的確性の向上を図った遊技
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機における発射操作装置(発
射操作ノブ)は、遊技機の前面下部の操作パネル(前面
パネル)における受け皿の右側に配設され、操作パネル
に取り付けるベース部と発射の強弱を調整する回動部材
(操作部)とから構成されていた。そして発射操作装置
内部には、回動部材の回動量を検出する発射ボリューム
(可変抵抗器)や、発射の一時停止を行う単発スイッチ
や、遊技者の発射操作装置への接触状態を検出し接触時
のみ発射を可能にするタッチ検出器等が備えられてい
た。そして、従来の遊技機における遊技中の状態報知や
演出は、遊技盤に備えられる各種表示装置により主に行
っており、他には、補助的に前面枠の上方部のパイロッ
トランプで大当り等の装飾表示を行っているのみであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の遊技
機にあっては、以下のような問題点があった。 (イ)遊技盤面内の表示装置或いは前面枠のパイロット
ランプのみで遊技状態の演出表示を行っていたため、単
調な演出表示になってしまっていて斬新さに欠けるもの
であった。 (ロ)また、従来の発射操作装置(発射操作ノブ)に
は、飛距離調整用の回動部材(操作部)とタッチ検出器
と単発スイッチしか備えられておらず、発射装置におけ
る作動状態の演出や報知を行っていなかった。このた
め、例えば発射装置における飛距離の認識等は弾発した
玉の到達位置により行うのみであり、的確な報知が行わ
れていなかった。また、発射操作装置(発射操作ノブ)
は遊技者が唯一遊技機に常時接触する箇所であり、遊技
者が注目する部分であるにも係わらず、何の演出も行わ
れていなかったため、遊技の興趣向上に限界があった。
そこで本発明は、従来の限界を越えて、遊技の演出効果
の向上や、遊技中の各種状態報知の的確性の向上が実現
できる遊技機を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による遊技機は、遊技球の発射装置
と、操作部における操作状態により、前記発射装置によ
る遊技球の発射状態を変更可能な発射操作装置とを備え
た遊技機において、前記発射操作装置内部に、遊技機に
おいて発生する各種状態の電気的な報知或いは演出が可
能な電気的作動部材を収納したことを特徴とする。
【0005】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記電気的作動部材は、遊技機におい
て発生する各種状態の電気的な報知或いは演出が可能な
発光表示部材であってもよい。また、例えば請求項3記
載のように、前記操作部は、回動量の調整により発射の
強弱調整が可能な回動操作部からなり、該回動操作部を
透明或いは半透明部材により成形し、該回動操作部の内
側に前記発光表示部材を配置してもよい。また、例えば
請求項4記載のように、前記発射操作装置は、遊技機へ
の取り付けを行う発射操作装置ベース部と、該発射操作
装置ベース部に配設される電気的機器の取り付けベース
盤とを備え、該取り付けベース盤に、前記発光表示部材
を備えてもよい。
【0006】また、例えば請求項5記載のように、前記
電気的作動部材は、遊技機において発生する各種状態の
電気的な報知或いは演出が可能な音声発生装置であって
もよい。また、例えば請求項6記載のように、前記電気
的作動部材は、遊技機において発生する各種状態の電気
的な報知或いは演出を、振動を発生させることにより行
う振動発生装置であってもよい。また、例えば請求項7
記載のように、前記発射操作装置は、前面側をカバーす
る前面カバー部を備え、該前面カバー部の裏面側に、前
記音声発生装置又は振動発生装置を備えてもよい。
【0007】また、例えば請求項8記載のように、遊技
機において発生する各種状態は、遊技領域に遊技球を発
射することに基づき発生する遊技状態であってもよい。
さらに、例えば請求項9記載のように、遊技機において
発生する各種状態は、前記発射装置による遊技球の発射
に関連した状態であってもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、パ
チンコ装置に適用した実施例として図面を参照して説明
する。 A.パチンコ装置の正面構成及び全体構造 まず、図1乃至図3により、本発明を適用した一例であ
るパチンコ装置の正面構成及び全体構造について説明す
る。図1はパチンコ装置のパチンコ機(遊技機)を示す
正面斜視図である。パチンコ装置は、例えばいわゆるC
R機(カードリーディング機)と称されるものの場合、
大きく分けてパチンコ機と、遊技媒体貸出装置としての
カード式玉貸機(以下、単に玉貸機という)によって構
成され、これらが対をなして設置されるが、この場合各
図においては、玉貨機の図示を省略している。
【0009】このパチンコ機は、前面に遊技領域が形成
された遊技盤10が、遊技盤収納枠11(図2に示す)
を介して機枠12に対して開閉自在に取付けられてい
る。そして、図1に示すように、これら遊技盤10及び
遊技盤収納枠11の前面を覆うように、ガラス枠13と
前面パネル14とが前面側に配置され、遊技盤収納枠1
1とは独立にそれぞれが機枠12に対して開閉自在に取
付けられている。なおこのパチンコ機は、遊技盤10、
遊技盤収納枠11、機枠12、ガラス枠13、及び前面
パネル14等を構成する主な構成部材が、全て合成樹脂
により形成されている。また、ガラス枠13と前面パネ
ル14とは、図示省略したスライドヒンジによりそれぞ
れ別個に機枠12に取付けられ、これらガラス枠13等
の開動運動は、単なる蝶番によりヒンジを構成した場合
と異なり、特に開き始めにこれらガラス枠13等が前面
側に若干浮くような動きとなり、開閉動作が極めて滑ら
かなものとなっている。ガラス枠13は、ほぼ中央に開
口部13aが形成され、開口部13aを通して遊技盤1
0における遊技領域が見えるようになっている。このガ
ラス枠13の前面には、遊技領域を囲むように、上部ラ
ンプカバー15a,15b,15c、開口縁部ランプカ
バー16、及びサイドランプカバー17a,17bが設
けられ、これらカバー内には装飾ランプ(図示省略)が
内蔵されている。これらカバーは、前面側に突出する膨
出状の形状とされ、透明又は半透明で、内蔵された装飾
ランプの点灯光を透過可能である。これらカバーの表面
にはカラフルな色彩が施されていてもよい。また、ガラ
ス枠13の前面における右下隅部には、ガラス枠13を
施錠する施錠装置(図示省略)を操作するための、鍵挿
入部18が設けられている。ガラス枠13を開く場合に
は、鍵挿入部18に所定のキーを挿入して回動操作すれ
ば、前記施錠装置のロック状態が解除されてガラス枠1
3のみがオープンする。
【0010】前面パネル14は、ガラス枠13の下側に
配置されたもので、ガラス枠13とは独立に機枠12に
対して開閉自在に取付けられている。この前面パネル1
4には、上皿21と、上皿21の玉を後述の玉貯留皿
(下皿)24に移す玉通路開閉用の押し釦22と、灰皿
23と、玉を貯留する玉貯留皿24と、玉貯留皿24に
貯留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー25
と、後述の発射装置620の操作を行う発射操作ノブ2
6(発射操作装置)とが設けられている。なお、発射操
作ノブ26については、図5乃至図7により詳細を後述
する。前面パネル14の前面における右上隅部には、前
面パネル14を施錠する施錠装置(図示省略)を操作す
るための鍵挿入部27が設けられている。前面パネル1
4を開く場合には、鍵挿入部27に所定のキーを挿入し
て回動操作すれば、前記施錠装置のロック状態が解除さ
れて前面パネル14のみがオープンする。なお、この前
面パネル14を開けるための所定のキーは、ガラス枠1
3の前述の施錠装置を解除するための所定のキーと同一
のものとされ、施錠管理が容易化されている。また図示
省略しているが、上皿21には、玉貨機に投入されたプ
リペードカードの残高を表示するカード残高表示器と、
玉を購入するときに操作される玉貸釦と、プリペイドカ
ードを排出するときに操作されるカード排出釦とが設け
られている。なお、これら表示器や各釦の信号線や発射
操作ノブ26の信号線は、前面パネル14の裏面ヒンジ
側から引出されて、例えば遊技盤収納枠11の裏面に設
けられた後述の配線中継回路810、或いは後述の発射
制御回路630等に接続されている。またなお、図1に
おいて符号21aで示すものは、後述する遊技盤収納枠
11に設けられた賞球排出路603(図2に示す)に接
続された賞球排出口であり、符号24aで示すものは、
遊技盤収納枠11に設けられた後述のファール球排出路
602(図2に示す)、上皿21からの玉抜き流路、及
び例えば遊技盤収納枠11の裏面に設けられた排出処理
部740(図4に示す)の後述するオーバーフロー流路
(下皿賞球流路)に接続された下皿玉排出口である。
【0011】B.遊技盤の概略構成 次に、遊技盤10の概略構成について説明する。図2は
遊技盤10と遊技盤11を示す前面側斜視図、図3は遊
技盤10の裏面側斜視図、図4は遊技盤10を取付けた
状態の遊技盤収納枠11を示す裏面側斜視図である。遊
技盤10の前面には、パチンコ玉を上方から落下させつ
つアウトあるいはセーフの判定を行う領域(遊技領域)
が形成され、入賞口に玉が入って有効にセーフとなる場
合は、所定数の賞品玉が上皿21に排出されるようにな
っている。なおここでは、遊技盤10における遊技領域
はどのようなものでもよく、遊技球を使用するパチンコ
遊技機であれば、任意の構成を取り得る。例えば、いわ
ゆる「第1種」に属するもので、複数の図柄を可変表示
可能な可変表示装置を備え、この表示装置における可変
表示結果が予め定められた特別図柄で表示されたことを
条件に遊技者に有利な特別遊技状態(大当り状態)を発
生可能な遊技機でもよい。また、表示装置の図柄内容を
変化させてゲームを行うもので、「第3種」に属する遊
技機、あるいは表示装置を備えた他の種類の遊技機、い
わゆる「第2種」に属する遊技機、又はその他の機種
(例えば、他種タイプ)等に幅広く適用が可能である。
また、表示装置を備えていない各種類の遊技機にも適用
することができる。本例では「第1種」に属するタイプ
のものを用いた例を以下説明する。
【0012】遊技盤10は、図2及び図3に示すよう
に、前面に遊技領域を構成する各種要素が設けられる遊
技盤本体200と、この遊技盤本体200の裏面に取付
けられる蓋部材360とを備える。 (a)遊技盤の前面側構成 まず、遊技盤10の前面側構成について説明する。遊技
盤本体200は、全体として裏面が開口した薄い箱形の
樹脂成形品である。遊技盤本体200の前面には、図2
に示すように、遊技領域の周囲を囲むレール201と、
このレール201内のほぼ中央に位置する可変表示装置
装飾カバー220と、可変表示装置装飾カバー220の
下方に配設された特定入賞装置230と、この特定入賞
装置230の下方に配設された変動入賞装置250と、
可変表示装置装飾カバー220の左右両側に配置された
一般入賞装置270と、特定入賞装置230の左右両側
に配置された風車(打球方向変換部)290と、一般入
賞装置270の上方、及び風車290の下方に配置され
た玉案内片209,210,211,212と、レール
201内の底部中央に位置するアウト球回収口213と
を備える。ここでレール201は、図2に示すように一
端が遊技盤10の左側下端部まで伸びて、玉導入部20
1aを形成しており、ここに向って遊技球が発射され、
レール201に沿って打ち上げられて遊技領域に打込ま
れる。また、玉案内片209,210,211,212
は、従来の複数の案内釘と同様の機能を果すものであ
る。なお、遊技盤本体200の前面における可変表示装
置装飾カバー220の上方には、図2に示すように、裏
面側から障害釘構成部材(図示略)の障害釘354が挿
通されて前面に突出している。
【0013】可変表示装置装飾カバー220は、遊技盤
10の裏面側の図3に示す取付けリブ363内に収納さ
れる可変表示装置220a(図8に示す)の前面を装飾
するカバー部材であり、この場合可変表示装置220a
の画面を前面に臨ませるよう中央が開口したフレーム状
のものである。なおここで可変表示装置220aは、い
わゆる役物装置であって、例えばCRTや液晶表示装置
(LCD)よりなり、この可変表示装置220aの後部
に取付けられた表示制御回路380(図4に示す)を介
して役物制御回路400(図4に示す)により制御さ
れ、カラーで各種の図柄を表示するものである。なお、
可変表示装置の可変表示結果が予め定められた特別図柄
で表示されたことを条件に遊技者に有利な特別遊技状態
(大当り状態)が発生する。
【0014】特定入賞装置230は、いわゆるチャッカ
ーを構成するもので、前面側に入賞口(始動口)が設け
られ、ここに入った玉を内部のセンサである始動スイッ
チ441(図8にのみ示す)により検出して後部下方か
ら遊技盤内部の入賞球案内空間(図示略)に排出するも
のである。また、特定入賞装置230のセンサの出力
は、例えば、役物制御回路400に入力されて前述の可
変表示装置220aの制御に利用される。即ち後述する
ように、このセンサからの信号によりこの特定入賞装置
230に玉が入ったことを検知した役物制御回路400
は、特別遊技状態(大当り状態)を発生させるか否かの
判定処理を実行して、これに応じて可変表示装置220
aの表示図柄を変化させる。
【0015】変動入賞装置250は、いわゆるアタッカ
ーを構成するものであり、図2に示すように、前面中央
に大入賞口252が配置され、その両側には一般入賞口
253が形成されており、ここに入った玉を内部のセン
サにより検出して後部下方から遊技盤内部の入賞球案内
空間(図示略)に排出するものである。大入賞口252
は、役物制御回路400により制御されて開閉動作し、
後述する如く特別遊技状態(大当り状態)が発生したと
きにだけ所定期間開放されて開くもので、内部の特定箇
所にはいわゆるV入賞と呼ばれる特別な入賞位置が設定
されている。この変動入賞装置250には、大入賞口2
52の開閉動作を駆動するソレノイド(図示略)、大入
賞口252に入った全ての玉を検出するセンサであるカ
ウントスイッチ442(図8にのみ示す)、大入賞口2
52に入った玉のうちV入賞した玉を検出するセンサで
ある継続スイッチ443(図8にのみ示す)等が設けら
れている。
【0016】なお、変動入賞装置250のソレノイドは
役物制御回路400により制御されて作動する。また、
変動入賞装置250の各センサの出力は、例えば役物制
御回路400に入力されて大入賞口252の開閉制御に
利用される。即ち後述するように、これらセンサからの
信号により大入賞口252に玉が入ったことを検知した
役物制御回路400は、その数をカウントして所定数と
なったときに大入賞口252を閉じる処理を行い、また
V入賞した玉があったことを判別した役物制御回路40
0は、再度連続して大入賞口252を開放する処理を実
行し、大当り状態を継続する。
【0017】なお、一般入賞装置270は、前述の特定
入賞装置230とほぼ同じ構成である。但し、この場合
一般入賞装置270には、センサ等が設けられていな
い。風車290は、打球方向を変換するためのものであ
る。そして、遊技盤本体200における左右両端面の上
下には、図2及び図3に示すように係合用開口311,
312が設けられ、遊技盤収納枠11に設けられた後述
する係止具の係合爪(図示略)が係合するようになって
いる。 (b)遊技盤の裏面側構成 次に、遊技盤10の裏面側構成について説明する。ま
ず、遊技盤本体200の裏面構造について説明する。遊
技盤本体200の裏面の外周縁321は、図3に示すよ
うに、裏面側に突出する薄板状とされて、遊技盤収納枠
11に形成された後述の嵌合凹室溝506にはまり込む
嵌合突起壁を構成している。この外周縁321の内側に
は、やはり裏面側に突出する薄板状の仕切り壁322
が、外周縁321の内面に沿うように全体として四角形
状に立設されている。この仕切り壁322の内側の空間
は、蓋部材360が取付けられて閉じた空間とされるこ
とにより、入賞球を案内する入賞球案内空間を構成す
る。そして、遊技盤10の前面に設けられた前述の各入
賞装置から入った入賞球が、この入賞球案内空間を経由
して、入賞球の排出口325から遊技盤10の下方に落
下するように構成されている。すなわち、仕切り壁32
2と外周縁321は、図3に示すように下辺側の一部分
において途切れており、ここに入賞球の排出口325が
形成されており、前記入賞球案内空間を落下する全ての
入賞球が排出口325から遊技盤10の下方に落下する
ように構成されている。
【0018】一方、仕切り壁322の外側で外周縁32
1より内側の空間は、配線処理空間330を構成し、こ
の場合遊技盤10の遊技領域内における左右両側に設け
られたサイドランプの配線(図示省略)がこの配線処理
空間330内を整然と引回されて役物制御回路400に
接続されている。なお、仕切り壁322の両辺部の中央
には、サイドランプの配線を配線処理空間330内に導
出するための切り欠き331,332が形成されてい
る。また、遊技盤本体200の裏面における下部中央に
は、図3に示すように、アウト球案内路348が形成さ
れている。このアウト球案内路348は、遊技盤本体2
00の前面に形成された前述のアウト球回収口213の
周辺から裏面側へ一体的に立設されたもので、アウト球
を裏面側に導くものである。
【0019】次に、蓋部材360及びこれに取付けられ
る機器について説明する。蓋部材360の裏面における
略中央位置であって、前述の可変表示装置装飾カバー2
20の後方位置には、図3に示すように、取付けリブ3
63が形成されている。この取付けリブ363は、断面
四角形の形状とされ、内部に、前述の可変表示装置22
0aと、表示制御回路380(図4に示す)の前端部が
はめ込まれて収納される。可変表示装置220a(図8
に示す)は、例えばその外ケースの側壁に形成された係
止爪(図示略)が、取付けリブ363に形成された係合
穴(図3では図示省略)に弾力的に係合することによ
り、蓋部材360の裏面側から取付けリブ363内にワ
ンタッチで取付けられる。また、表示制御回路380
は、図4に示すように、可変表示装置の裏面側にビス止
め等により取付けられる。なお、表示制御回路380
は、役物制御回路400の指令に基づいて可変表示装置
220aを作動させるための制御回路で、図4に示すよ
うに、フラットケーブル381と後述の中継基板390
とを介して役物制御回路400に接続されている。
【0020】また、蓋部材360の裏面における取付け
リブ363の下方位置には、図3に示すように、特定入
賞装置230のコネクタ244(図4に示す)を裏面側
に臨ませる開口部364と、変動入賞装置250のコネ
クタ258(図4に示す)を裏面側に臨ませる開口部3
65とが形成されている。また、図示省略しているが、
蓋部材360の裏面における左下の位置には、嵌合穴が
形成された取付けボスが4箇所に形成され、この位置に
役物制御回路400(図4に示す)が取付けられる。役
物制御回路400の外ケースにはこれら取付けボスの嵌
合穴に密に嵌合する嵌合突起(図示略)が突設されてお
り、役物制御回路400は、この嵌合突起を取付けボス
の嵌合穴に密に嵌合させることで、ワンタッチで容易に
取付けられる。役物制御回路400は、後述するよう
に、特定入賞装置230のセンサからの信号(始動口入
賞信号)を受けて、大当り状態を発生させるか否かの判
定を行い、これに応じて可変表示装置に所定の図柄を表
示させる処理や、大当り状態となったときに、変動入賞
装置250のソレノイドを作動させて大入賞口252を
所定期間開放するといった処理、あるいは遊技状態に応
じて各ランプ類を点灯又は点滅させる制御処理、さらに
は、遊技状態に応じて後述のハンドル演出処理(図9に
示す)を行うものである。
【0021】また、蓋部材360の裏面における右下の
位置には、図3に示すように、保持部367,係止爪3
68及び取付けボス369が形成され、この位置に中継
基板390が取付けられるようになっている。ここで、
保持部367は、4箇所に設けられて中継基板390の
4隅に当接するものであり、係止爪368は、中継基板
390の下縁に係合するものである。すなわち、中継基
板390は、四隅を保持部367に当接させるようには
め込み、下縁を係止爪368に係合させて保持した後、
上縁の貫通孔に挿通したネジを取付けボス369に捩じ
込むことにより、蓋部材360に安定的に取付けられ
る。この中継基板390は、コネクタ391,392,
393,394,395を搭載し、役物制御回路400
と表示制御回路380や入賞装置230,250との間
の信号や、役物制御回路400等と遊技店の管理コンピ
ュータとの間の信号(遊技情報)を中継する基板であ
る。図3又は図4に示すように、コネクタ391は、ケ
ーブル396により遊技店の管理コンピュータに接続さ
れ、コネクタ392は、ケーブル381により前述の表
示制御回路380に接続されている。また、コネクタ3
93は、ケーブル397により変動入賞装置250(コ
ネクタ258)に接続され、コネクタ394は、ケーブ
ル398により特定入賞装置230(コネクタ244)
に接続され、コネクタ395は、ケーブル401により
役物制御回路400に接続されている。なお、ケーブル
396を介して、例えば大当り回数等の遊技情報が役物
制御回路400から遊技店の管理コンピュータに出力さ
れる。また、蓋部材360の下縁の略中央位置であっ
て、遊技盤本体200の裏面に形成されたアウト球案内
路348の後方の位置には、図3に示すように、このア
ウト球案内路348を遊技盤10の裏面側に臨ませるた
めの切り欠き360aが形成されている。
【0022】C.遊技盤収納枠の概略構成 次に、遊技盤収納枠11の概略構成について説明する。
遊技盤収納枠11は、図2に示すように、合成樹脂の一
体成形品である遊技盤収納枠本体500からなるもので
ある。遊技盤収納枠本体500は、遊技盤10の裏機構
(例えば前述した表示制御回路や役物制御回路等)を干
渉を避けて配置するための全体として四角形状の開口5
01が上部中央に形成されたもので、この開口501の
周囲には、遊技盤10の周縁がはまり込む段部502が
形成され、この段部502の内側に遊技盤収納部503
が形成されている。また、遊技盤収納枠本体500の前
面下部、及び裏面には、各種の機構体設置部が一体成形
により設けられて、ここに各種の機構体が取付けられて
いる。 (a)遊技盤収納部周辺の構造 以下、遊技盤収納部503周辺の構造の概略について説
明する。段部502の内側の奥壁504には、図2に示
すように、段部502の内側に沿うように嵌合壁505
が立設され、段部502と嵌合壁505との間の溝が、
遊技盤10の外周縁321(嵌合突起壁)がはまり込む
嵌合凹室溝506を構成している。
【0023】遊技盤収納枠11の段部502の両側の縁
部507,508は、裏面側内部が中空状になってお
り、各縁部507,508の上下位置(合計4箇所)に
は、図2に示すように係止具配置凹部509,510が
形成され、さらにこの係止具配置凹部509,510に
は、遊技盤10を取付け状態に保持するための係止具
(図示略)が回転操作自在に支持されている。すなわ
ち、段部502を構成する両側の側壁における上下位置
(係止具配置凹部509,510の内側位置の合計4箇
所)には、矩形の貫通孔513,514が設けられ、前
記係止具を回動させることにより、これら貫通孔から係
止具の係合爪(図示略)が内側に突出し、段部502内
にはめ込まれた遊技盤10の前述の係合用開口311,
312にそれぞれはまり込んで係合するようになってい
る。
【0024】また、段部502の底辺部における右側位
置には、入賞球取込み穴515が設けられている。この
入賞球取込み穴515は、段部502内にはめ込まれた
遊技盤10に設けられた前述の入賞球の排出口325に
接続される位置に設けられ、前記排出口325から落下
する入賞球がここから遊技盤収納枠11の下側に導入さ
れる構成となっている。また、段部502の内側の奥壁
504の下辺部中央には、図2に示すような矩形の切り
欠き516が形成されている。この切り欠き516は、
段部502内にはめ込まれた遊技盤10の裏面下部に設
けられた前述のアウト球案内路348を遊技盤10の裏
面側に臨ませるための切り欠きである。また、遊技盤収
納枠11の正面から見て左側の外側端面には、図2に示
すように、機枠12側のピンヒンジ(図示省略)がそれ
ぞれ挿通される上下方向のヒンジ孔531,532が設
けられ、機枠12に対して開動自在に取付けられるよう
になっている。また、遊技盤収納枠11の右側の縁部5
08の上下には、縦長状のロック片配置凹部533,5
34が形成されている。そして、これらロック片配置凹
部533,534には、図示省略したロック片が回動操
作自在に支持されて取付けられている。これらロック片
は、水平に引き起こすように操作されて機枠12に形成
された係合部(図示略)に係合することで、遊技盤収納
枠11を機枠12に対して閉じ位置に保持するものであ
る。
【0025】(b)遊技盤の取付け作業 なお、遊技盤10は、以下のようにして容易かつ頑丈に
取付けられる。すなわち、図2に示すように、遊技盤1
0を前面側から遊技盤収納枠11の遊技盤収納部503
にはめ込んで、遊技盤10の裏面の外周縁321を遊技
盤収納枠11の前述の嵌合凹室溝506内に嵌合させ
る。そしてその後、前述の係止具を回動させてその係合
爪を遊技盤10に形成された前記係合用開口311又は
312に係合させればよい。この際、前記係止具は遊技
盤収納枠11の前面側から操作できるので、遊技盤収納
枠11を開ける必要は全く無く、ガラス枠13等を開け
るだけでよい。なお、この取付け状態において遊技盤1
0は、その裏面の外周縁321が前記嵌合凹室溝506
内に密に嵌合して、略全周に渡ってガタツキなく強固に
保持される。また、こうして取付けられた遊技盤10
は、上記取付け作業と逆の手順により容易に取外せる。
【0026】(c)遊技盤収納枠の前面下部の構成 次に、遊技盤収納枠11の前面下部(遊技盤収納空間5
03よりも下側部分)の概略構成について説明する。遊
技盤収納枠11の前面下部には、各種機構体の設置部
(左上にファール球回収部材設置部、右上に発射レール
設置部が、右下に発射装置設置部が、下側中央に発射制
御回路設置部)が遊技盤収納枠本体500に一体成形さ
れて設けられ、また、これら設置部が設けられていない
部分(例えば左下側)には格子状の補強リブ590が一
体成形されている。そして、各設置部には、それぞれ、
図2に示すように、ファール球回収部材600(遊技球
流路構成部材)、発射レール610、発射玉止め部材6
15、発射装置620、発射制御回路630が取付けら
れる。
【0027】ファール球回収部材600は、上面及び右
下側面が開口し、底面が右下に傾斜した箱形のファール
球回収部601と、この回収部601の右端下部に設け
られて前面に開口したファール球排出路602と、回収
部601の左端上部に設けられて前後に開口した賞球排
出路603とを有する。このファール球回収部材600
は、上記ファール球回収部材設置部に設けられた取付け
リブ552等の内側に当接させてはめ込んだ後、ネジ止
めされることにより容易に取付けられる。このように取
付ければ、ファール球回収部601の上面の開口が、発
射レール610の終端と遊技盤10のレール201の始
端(前述の玉導入部201a)との間に位置し、賞球排
出路603が賞球排出開口(図示略)に接続される所定
位置に、ファール球回収部材600が自動的に位置決め
されて取付けられる。なおここで、賞球排出開口は、遊
技盤収納枠本体500に一体成形され、遊技盤収納枠裏
面の排出処理部740(図4に示す)に設けられた後述
の上皿側賞球流路(図示略)に連通したものである。ま
た、ファール球排出路602は、前面パネル14が閉じ
られると、前面パネル14の下皿玉排出口24a(図1
に示す)に接続され、また賞球排出路603は、前面パ
ネル14の賞球排出口21a(図1に示す)に接続され
る。そして、発射レール610から打出されたが遊技盤
10の遊技領域に達しない遊技球(即ち、ファール球)
は、遊技盤10のレール201に沿って玉導入部201
aから上記ファール球回収部601内に落下し、或いは
発射レール610の終端から上記ファール球回収部60
1内に落下して、ファール球排出路602を経由して下
皿玉排出口24aから下皿24に排出される。また、前
記排出処理部740内の後述の排出装置770(図4に
示す)の動作により流路切換え装置780(図4に示
す)を通って排出された玉が、前記上皿側賞球流路に導
入され、賞球排出路603及び前面パネル14の賞球排
出口21aを経由して上皿21に排出される構成となっ
ている。なお、上皿21及び上記上皿側賞球流路がいっ
ぱいになると、排出処理部740の図示省略したオーバ
ーフロー流路に流路切換え装置780からの玉が流出す
るようになり、前述の下皿玉排出口24aを介して下皿
24に排出される。
【0028】発射レール610は、遊技球が転動又は滑
動する1条の溝が上面に形成されたもので、上記発射レ
ール設置部に一体成形された各取付けリブ562等の内
側に当接させてはめ込んだ後、ネジ止めすることにより
容易に取付けられる。このように取付ければ、図4に示
すように、発射レール610の始端が、発射装置620
の後述する杵部材624の先端(杵先)に対して適正位
置となり、発射レール610の終端が遊技盤10のレー
ル201の始端(前述の玉導入部201a)に向う所定
位置に、自動的に位置決めされて取付けられる。また、
発射玉止め部材615は、前面パネル14の上皿21か
ら図示省略した整列装置により1個ずつ供給される遊技
球を、発射レール610の始端位置(発射位置)に重力
に抗して保持するもので、図2に示す如くこの始端位置
にある遊技球(即ち、発射待機球)に当接する爪部61
6を有する。この発射玉止め部材615は、発射レール
設置部の所定位置に形成されたネジ穴に対するネジ止め
により容易に所定位置に取付けられる。
【0029】発射装置620は、発射装置設置部に一体
成形された取付けリブ571,572,573の内側に
はめ込み可能な基板621の裏面に発射装置本体(図示
略)が設けられたもので、ここで発射装置本体は、揺動
自在な杵部材624を駆動するロータリーソレノイド6
22(図8にのみ示す)を内蔵するもので、発射制御回
路630の制御により作動して杵部材624を間欠的に
揺動させる。この発射装置620は、上記発射装置設置
部に設けられた各取付けリブ571,572,573の
内側にはめ込んだ後、ネジ止めすることにより、容易に
図2の如く取付けられる。このように取付ければ、前述
の発射待機球に対する杵部材624の杵先の位置決めが
自動的に行われる。またこの際、発射装置本体は、上記
発射装置設置部に設けられた凹部575(図4に裏面側
を示す)にはまり込むようにして収納されて配置され
る。
【0030】発射制御回路630は、直方体状のケース
内に回路基板が収納されたもので、ケースを発射制御回
路設置部に設けられた凹部581(図4に裏面側を示
す)にはめ込むようにして配置される。この発射制御回
路630は、発射操作ノブ26に設けられた後述のタッ
チ検出器960aや発射ボリューム912(可変抵抗
器)等の出力信号を受けて発射装置620を制御し、発
射制御を行う。例えば、後述するように、発射操作ノブ
26を人が握ったことがタッチ検出器960aにより検
出されると、発射ボリューム912の出力値に応じて発
射装置620のロータリーソレノイド622(図8に示
す)を間欠的に励磁する。これにより、発射操作ノブ2
6の操作量に応じた強さで杵部材624の杵先が発射玉
に打ちつけられる。また、この発射制御回路630の正
面上部には調整つまみ635,636が設けられ、これ
ら調整つまみ635,636により、前記タッチセンサ
の感度調整と、発射ボリューム調整とが行えるようにな
っている。ここで、発射ボリューム調整とは、前記発射
ボリュームの出力値に対するロータリソレノイドの励磁
電流値(球技球の発射強度)を決める増幅率の調整をい
う。
【0031】(d)遊技盤収納枠の裏面側の構成 次に、遊技盤収納枠11の裏面側の構成について説明す
る。遊技盤収納枠11の裏面には、図4に示すように、
左上に貯留タンク700が、右上に枠情報及び電源のた
めの配線中継部710が、右側部に排出処理部740
が、右下に排出制御回路800及び玉貸機からの配線の
配線中継回路810が、開口部501の下側にアウト球
セーフ球処理部820が、設けられている。そして、遊
技盤収納枠本体500の下側の各所には格子状の補強リ
ブ860が一体成形されている。貯留タンク700は、
島設備から補給された排出前の玉を貯留しておくタンク
で、この貯留タンク700の下部には導出樋701(シ
ュート)が接続されている。導出樋701は、貯留タン
ク700の下部から若干下方に傾斜した姿勢で横方向に
伸びて排出処理部740内の上部に形成された玉導入流
路(図示略)に接続され、貯留タンク700内の玉を排
出処理部740に導くものである。
【0032】配線中継部710は、図4に示すように、
遊技盤収納枠本体500の右上隅部に一体成形されたタ
ーミナル基板設置部711と、ここに収納されるターミ
ナル基板(図示略)と、このターミナル基板設置部71
1を覆うように取付けられる蓋部材730とを備える。
ターミナル基板は、信号中継回路と、パチンコ機の電源
入力回路とを構成するものである。信号中継回路は、パ
チンコホールの管理コンピュータとパチンコ機側の発射
制御回路630や排出制御回路800との間で授受され
る信号(いわゆる枠情報の信号)を中継する回路であ
る。電源入力回路は、パチンコ機側の役物制御回路40
0,発射制御回路630及び排出制御回路800を含む
各種電気機器に電源を供給するための回路である。な
お、枠情報の信号としては、例えば玉補給信号(大)、
玉補給信号(小)、玉発射信号、賞球排出信号、及びガ
ラス枠開放信号等がある。なお、このターミナル基板へ
のホール側からの配線721は、ターミナル基板設置部
711の上面に形成された切り欠きから引き込まれてい
る。
【0033】排出処理部740は、遊技盤収納枠本体5
00に一体成形された凹室の前面開口を覆うようにカバ
ー部材790が取付けられて、内部上側に玉導入流路
(図示略)が、内部中央に排出装置770及び流路切換
え装置780の配置空間が、内部下側に賞球流路及び玉
抜き室(図示略)が形成されたものである。玉導入流路
は、導出樋701を通って横から流入した玉が下向きに
流れ落ちるように湾曲した形状の流路であり、導出樋7
01から流入した玉を下方に流して排出装置770に送
る。ここで、排出装置770及び流路切換え装置780
の配置空間は、玉導入流路の下側に連通状態に形成さ
れ、排出装置770及び流路切換え装置780が縦に並
んではまり込む幅寸法とされた縦長の室である。
【0034】賞球流路及び玉抜き室は、上記配置空間の
下側に連通状態に形成され、仕切り壁(図示略)の手前
側に賞球流路が、奥側に玉抜き室が配置されている。賞
球流路の下側には、オーバーフロー(図示略)が設けら
れ、このオーバーフロー部の一方側には、上皿賞球流路
が形成され、オーバーフロー部の外側には、下皿賞球流
路が形成されている。すなわち、賞球流路の下側は、オ
ーバーフロー部を境にして、上皿賞球流路と下皿賞球流
路とに分れている。そして、この賞球流路は、流路切換
え装置780から落下した玉を、上皿側又は下皿側に振
分けて排出する。すなわち、上皿賞球流路は、遊技盤収
納枠11の前面の前述の賞球排出開口を介して賞球排出
路603に連通しており、この上皿賞球流路に入った玉
は、前記賞球排出開口,賞球排出路603及び賞球排出
口21aを経由して、前面パネル14の上皿21に流出
するよう構成されている。一方、下皿賞球流路は、例え
ば図示省略した接続流路を介して、下皿玉排出口24a
に連通しており、下皿賞球流路に入った玉は、前面パネ
ル14の下皿24に流出するよう構成されている。上記
オーバーフロー部は、後述するように流路切換え装置7
80により賞球流路に振分けられて落下する玉が、上皿
21に玉が充満していない場合には上皿21に玉が排出
され、上皿21に玉が充満すると、このオーバーフロー
部を越えて下皿賞球流路側に玉が流れ落ちるようにな
り、過剰な玉が下皿24に排出される構成となってい
る。また、玉抜き室内に落下した玉は、例えば図示省略
した流路によって、遊技島の設備である玉回収樋(通常
遊技島の底部に設けられている)に排出される構成とな
っている。
【0035】排出装置770は、上面から流入した玉を
1個ずつ下面側から排出し、指令された数だけ玉を排出
する装置で、排出制御回路800により制御されて作動
する。なおこの排出装置770は、例えば、外周に玉が
1個ずつはまり込む歯が形成されたスプロケットと、こ
のスプロケットを指令された回転数或いは回転角度だけ
回転させる機構とよりなるものである。流路切換え装置
780は、上面から流入する玉を下面側の2方向に振分
けるための分岐路が内部に形成され、この分岐路にソレ
ノイド等により駆動される流路切換え部材を配設してな
るもので、例えば図示省略したスイッチの操作により、
振分け方向が切換わるようになっている。この場合流路
切換え装置780は、排出装置770から流下した玉
を、上述の賞球流路又は玉抜き室のいずれか一方に振分
けて落下させるもので、通常は(遊技中は)賞球流路に
玉を落下させ、閉店時等に前記スイッチが操作されるこ
とで玉抜き室側に振分け方向を切換えて、貯留タンク7
00等の玉を全て島側に回収する玉抜き処理を実現す
る。
【0036】排出制御回路800は、直方体状のケース
の内部に回路基板が収納されたもので、ケースの両側端
面には、嵌合突起(図示略)を有する取付け片801が
突設されている。この発射制御回路630は、遊技盤収
納枠本体500の制御回路設置部800aに一体成形さ
れた取付けボス802の穴に、取付け片801の嵌合突
起を密に嵌合させることで、ワンタッチで容易に取付け
られる。なお排出制御回路800は、図示省略した配線
により排出装置770や後述するセーフ球処理装置84
0等に接続され、入賞があったことを示す信号を受け
て、排出装置770を制御し、所定数の賞球の排出を実
行させる制御回路である。またこの排出制御回路800
は、配線中継回路810を介して玉貸機に接続され、玉
貸機からの指令により、排出装置770を制御して貸玉
としての遊技球を所定数排出する処理を実行する機能も
有する。配線中継回路810は、直方体状のケースの内
部にターミナル基板(図示略)が収納されたもので、ケ
ースの両側端面には、嵌合突起(図示略)を有する取付
け片811が突設されている。この配線中継回路810
は、遊技盤収納枠本体500の制御回路設置部800a
に一体成形された取付けボス812の穴に、取付け片8
11の嵌合突起を密に嵌合させることで、ワンタッチで
容易に取付けられる。なお、配線中継回路810は、図
2に示す配線35や図示省略した配線により、玉貸機
や、前面パネル14に設けられた玉貸し関係の表示器又
はスイッチ類(図示省略)、或いは排出制御回路800
に接続され、これら表示器やスイッチ類、或いは排出制
御回路800と玉貸機との間の信号を中継するものであ
る。
【0037】アウト球セーフ球処理部820は、遊技盤
収納枠本体500の裏面に形成されたセーフ球導入流路
凹室(図示略)及び機構体設置凹室(図示略)と、この
機構体設置凹室内に収納されて設置されるセーフ球処理
装置840と、前記セーフ球導入流路凹室及び前述のア
ウト球案内路348(図3に示す)を覆うように取付け
られるアウト球セーフ球排出樋850とを備える。セー
フ球導入流路凹室は、前述の入賞球取込み穴515(図
2に示す)に連通状態に形成され、下側がセーフ球処理
装置840の玉入口に連通したもので、開口する前面側
がアウト球セーフ球排出樋850の蓋部853により閉
じられることにより、遊技盤10の前述の排出口325
(図3に示す)から落下するセーフ球をセーフ球処理装
置840の玉入口に導入するセーフ球導入流路を構成し
ている。機構体設置凹室は、セーフ球処理装置840が
埋設可能な凹室で、埋設されたセーフ球処理装置840
の右側面の玉出口から排出されたセーフ球は、アウト球
セーフ球排出樋850の下部を経由してパチンコ機の下
側に排出される構成となっている。
【0038】セーフ球処理装置840は、上面の玉入口
から玉を導入し、右側面の玉出口から玉を排出するもの
で、通過する玉を検出するセーフ球センサ(図示略)
と、ソレノイドにより駆動される玉保持機構(図示略)
を内蔵している。このセーフ球処理装置840は、前記
機構体設置凹室にはめ込まれた後、ネジ止めされること
により取付けられる。なお、このセーフ球処理装置84
0は、内部においてセーフ球を1個保持した状態で検出
し、排出制御回路800の制御による賞球の排出が完了
すると、保持状態を解除してそのセーフ球を排出するも
のである。アウト球セーフ球排出樋850は、箱型の樋
本体部の左側に蓋部853が延設されたもので、樋本体
部は、下面側が開口し、下部は、仕切り壁(図示略)に
より左右両側に区画されており、上部に対して閉じられ
た左側の室がセーフ球排出部となっている。この樋本体
部は、前面側(遊技盤収納枠本体500に接合される
側)の上部には、遊技盤10に設けられたアウト球案内
路348(図3に示す)に接続される開口(図示略)が
形成され、セーフ球排出部の前面側は、セーフ球処理装
置840の玉出口に接続される開口(図示略)が形成さ
れている。このアウト球セーフ球排出樋850によれ
ば、アウト球排出流路とセーフ球排出流路とが構成され
る。すなわち、アウト球案内路348(図3に示す)か
ら出たアウト球は、樋本体部を経由してアウト球セーフ
球排出樋850の下面から排出され、また、セーフ球処
理装置840の玉出口から出たセーフ球は、樋本体部の
セーフ球排出部を経由してアウト球セーフ球排出樋85
0の下面から排出される。なお、このアウト球セーフ球
排出樋850の下面から排出されたアウト球又はセーフ
球は、例えば図示省略した流路や計数装置を経由して、
遊技島の底部に配設された玉回収樋に放出される。この
際、本例の構成では、極めて近接した位置からアウト球
とセーフ球とがそれぞれ排出されるため、上記玉回収樋
或いは計数装置の受け皿等を小型化でき、その場合でも
玉がこぼれる恐れがない。
【0039】また、図1に示す通常状態(閉じ状態)に
おいては、遊技盤収納枠11の前面上側(即ち遊技盤1
0)は、ガラス枠13により覆われ、遊技領域のみが開
口部13a(ガラス板)を介して前面に望んだ状態とな
り、また、上述の各種機構体が設けられた遊技盤収納枠
11の前面下側は、前面パネル14により覆われた状態
となる。
【0040】D.発射操作装置の構成 次に、本発明の発射操作装置を構成する発射操作ノブ2
6の構成について、図5乃至図7により説明する。図5
は、発射操作ノブ26の外観を示す斜視図、図6及び図
7は、発射操作ノブ26の内部構成を示す分解斜視図で
ある。発射操作ノブ26は、図5に示すように、遊技機
の前面パネル14への取り付けを行うための発射操作装
置ベース部900と、このベース部900に対して回動
自在に設けられた回動操作部940と、前面側をカバー
する前面カバー部960と、から主に構成されている。 (a)発射操作装置ベース部の構成 まず、図6により発射操作装置ベース部900の構成を
説明する。発射操作装置ベース部900は、合成樹脂の
一体成形品であり、図6に示すように小径部901の先
端側に大径部902が形成されてなり、内部が中空状と
されているとともに、大径部902の前面側が開口して
いるものである。大径部902の奥内面からは、先端部
にネジ穴が形成された円柱状の取付けリブ903,90
4,905,906が前面側に向って突設され、このう
ち下側の中央に配置された取付けリブ906の先端には
凹部906aが形成されている。そして、この凹部90
6aには、断面L字状の前面カバー固定部材907がは
め込まれてネジ止めされる。この前面カバー固定部材9
07は、例えば鋼材等の導電性を有する材料よりなり、
凹部906aにはめ込まれる側の片状部分に貫通孔90
7aが、前面に突出する片状部分にネジ孔907bが形
成されている。そしてこの前面カバー固定部材907
は、貫通孔907aに挿通したネジを取付けリブ906
先端のネジ穴に捩じ込むことで締結されており、かつこ
のネジ締結部には、後述するタッチ検出器960aの信
号線908の端子908aと、後述のリターンバネ94
6のフック部947とが重ねて締め付けられる構成とな
っている。なお、ここで信号線908は、例えば後述の
取付けベース盤910のスリット921を経由して、小
径部901の基端面に形成された貫通孔(図示略)から
引出され、さらに前面パネル14裏面のヒンジ側を経由
して、最終的に前述の発射制御回路630に接続され
る。また、発射操作装置ベース部900の大径部902
の外周壁には、図6に示すように、二つの切り欠き90
2a,902bが形成されている。このうち切り欠き9
02aは、後述するLED936の光を放射するための
窓として機能し、切り欠き902bは、後述の単発スイ
ッチ操作部材923の押圧操作部(図示省略)を突出さ
せるためのものである。
【0041】そして、発射操作装置ベース部900の大
径部902内には、取付けベース盤910が取付けられ
ている。この取付けベース盤910の中央には、円形の
凹部911が形成され、この凹部911の裏面側に発射
ボリューム912が取付けられる。発射ボリューム91
2は、可変抵抗器であり、一端に入力軸913が突設さ
れ、この入力軸913の基端側外周には固定用の雄ネジ
部914が形成されている。そしてこの発射ボリューム
912は、取付けベース盤910の凹部911の底面に
形成された貫通孔915から、入力軸913と雄ネジ部
914とを前面側に突出させた状態に配置され、雄ネジ
部914に対して取付けベース盤910の前面側からナ
ット916を締め付けることにより、取付けベース盤9
10に固定される。なおこの場合、凹部911の底面と
ナット916との間には、スペーサ917が介装され
る。なお、発射ボリューム912の配線918は、発射
操作装置ベース部900の小径部901の基端面に形成
された貫通孔(図示略)から引出され、さらに前面パネ
ル14裏面のヒンジ側を経由して、最終的に前述の発射
制御回路630に接続される。
【0042】また、取付けベース盤910の凹部911
の周囲には、中心にそれぞれ貫通孔が形成された三つの
取付けボス919が間隔をあけて形成され、これら取付
けボス919の貫通孔に挿通したネジ(図示略)が、発
射操作装置ベース部900の大径部902の奥内面に形
成されたネジ穴(図示略)に捩じ込まれることにより、
取付けベース盤910が発射操作装置ベース部900に
対して固定されている。なおこの取付け状態において、
前述の取付けリブ903は、取付けベース盤910に形
成された貫通孔920を貫通して前面に突出した状態と
なり、また、前述の取付けリブ904,905,906
は、取付けベース盤910に形成された円弧状のスリッ
ト921を貫通して前面に突出した状態となる。また、
取付けベース盤910の前面における左上の位置(前記
取付けボス919の一つに隣接する位置)には、図6に
示すように軸部922が形成され、この軸部922に揺
動自在に支持されて単発スイッチ操作部材923が取付
けられる。単発スイッチ操作部材923は、レバー部9
24の基端に軸受け用円筒部925が形成されたもの
で、レバー部924の先端側の外側面に押圧操作部(図
示省略)が、レバー部924の先端側の前面に受圧片9
26が、またレバー部924の先端側の裏面に押圧片
(図示略)がそれぞれ形成されている。ここで、軸受け
用円筒部925は、軸部922の先端部外周に回動可能
にはめ込まれ、これによりレバー部924が揺動自在に
取付けられる。なお、軸部922の端面のネジ穴には、
スペーサを介して図示省略したネジが捩じ込まれ、これ
により単発スイッチ操作部材923の脱落(即ち、軸受
け用円筒部925の軸部922からの脱落)が防止され
る。なおこの取付け状態においては、レバー部924に
形成された前述の押圧操作部が、レバー部924の揺動
に伴って、発射操作装置ベース部900の前述の切り欠
き902bから外方に対して出没するように、位置決め
される構成となっている。また、レバー部924に形成
された前述の受圧片926は、回動操作部940の回転
位置が後述の非操作位置の近傍にあるときに、回動操作
部940の裏面に形成された突起により押圧されるよう
構成され、またこの状態において、レバー部924に形
成された前述の押圧片が、後述の単発スイッチ930の
操作片931を押圧するとともに、前記押圧操作部が前
記切り欠き902b内に没するようになっている。
【0043】また、取付けベース盤910の前面におけ
る左側(前記レバー部924の揺動位置の裏面側)の位
置には、位置決めピン927と、ネジ穴928とが形成
されており、ここに単発スイッチ930が取付けられて
いる。単発スイッチ930は、この場合いわゆるマイク
ロスイッチであり、操作片931が内側に押圧される
と、内部接点の接続状態が切替わる。そしてこの単発ス
イッチ930には、前記位置決めピン927が嵌合する
位置決め穴(図示略)と、ネジ挿通孔(図示略)とが形
成され、この位置決め穴にピン927を嵌合させ、さら
にネジ挿通孔に挿通したネジをネジ穴928に捩じ込む
ことにより、所定位置に位置決めされて取付けられる。
この取付け状態においては、前述したように、単発スイ
ッチ操作部材923のレバー部924に形成された前述
の押圧片が、レバー部924の揺動に伴ってこの単発ス
イッチ930の操作片931を押圧可能となる。なお、
単発スイッチ930の操作片931は、常に外側(非操
作位置)に付勢された状態になり、前述の押圧片が離れ
ると、自動的に非操作位置に復帰する。また、この単発
スイッチ930の端子932に接続される信号線(図示
略)は、取付けベース盤910の凹部911の内側面に
形成された開口911aを通して取付けベース盤910
の裏面側に引回され、発射操作装置ベース部900の小
径部901の基端面に形成された貫通孔(図示略)から
引出され、さらに前面パネル14裏面のヒンジ側を経由
して、最終的に前述の発射制御回路630に接続され
る。
【0044】また、取付けベース盤910の前面におけ
る、前述の発射操作装置ベース部900の切り欠き90
2aの内側の位置には、図6に示すようにネジ孔933
が形成され、このネジ孔933に対してネジ止めされる
ことにより、発光表示部材935(電気的作動部材)が
取付けられている。発光表示部材935は、この場合L
ED936を搭載した基板であり、その信号線937
は、やはり前述の開口911aを通して取付けベース盤
910の裏面側に引回され、発射操作装置ベース部90
0の基端面に形成された貫通孔(図示略)から引出さ
れ、さらに前面パネル14裏面のヒンジ側を経由して、
最終的に前述の役物制御回路400又は発射制御回路6
30に接続されている。なお、この発光表示部材935
のLED936としては、多彩な多色発光演出が可能と
なるように、発光色が異なるものを複数設けることが好
ましい。また、この発光表示部材935のLED936
の点灯制御(ハンドル演出処理)については後述する。
またなお、この発光表示部材935のLED936は、
回動操作部940の内側であって、前述の切り欠き90
2aに望む位置に配置されることで、その放射光が透明
又は半透明とされた回動操作部940から外部に透過
し、乱反射して拡散するようになっている。
【0045】(b)回動操作部の構成 次に、図6により回動操作部940の構成を説明する。
回動操作部940は、合成樹脂の一体成形品であり、こ
の場合透明とされているが、半透明としてもよい。ま
た、カラフルな色彩を施してもよい。この回動操作部9
40は、全体として円板状のもので、外周に指掛け部9
41,942が、裏面側中心線上に前記発射ボリューム
912の入力軸913が相対回転不能に嵌合する嵌合穴
(図示略)が、また前面側中心線上に中空軸943が形
成されている。そしてこの回動操作部940は、裏面の
嵌合穴に前記入力軸913が嵌合することで裏面側を支
持され、裏面側の外周縁が、発射操作装置ベース部90
0の大径部902の端縁外周を覆う状態で配設されて、
発射操作装置ベース部900や取付けベース盤910に
対して、前記入力軸913と一体的に回動可能となって
いる。なお、発射操作装置ベース部900に形成された
前述の取付けリブ903,904,905,906や、
タッチセンサの配線908は、この回動操作部940の
内周に形成された円弧状のスリット944,945を通
して前面側に突出し、回動操作部940の回動により、
これら取付けリブとの干渉が起きない構成となってい
る。また、これらスリット944,945のエンド部分
が取付けリブ903や取付けリブ904,905に当接
することにより、回動操作部940(即ち、入力軸91
3)の回動範囲が、非操作位置から最大回動位置までに
規制されている。すなわち、回動操作部940は、中空
軸943の周囲に配設されるコイル状のリターンバネ9
46により、常に正面から見て反時計回りに付勢される
構成とされているため、なんら外力を加えないで開放す
れば、取付けリブ903がスリット944の一方のエン
ドに当接するとともに、取付けリブ904がスリット9
45の一方のエンドに当接した状態に保持され、この位
置が非操作位置となる。また、回動操作部940が、遊
技者等により最大限時計回りに回動操作されると、取付
けリブ903がスリット944の他方のエンドに当接す
るとともに、取付けリブ905がスリット945の他方
のエンドに当接した状態で回動が規制され、この位置が
最大回動位置となる。なお、リターンバネ946の一端
のフック部947は、前述したように、発射操作装置ベ
ース部900の取付けリブ906に対して、前面カバー
固定部材907とともに一体的にネジ止めされており、
一方、リターンバネ946の他端側のフック部(図示
略)は、図6に示すように回動操作部940の前面内周
に形成された係合部948に引掛けられている。
【0046】そして、回動操作部940の前面側には、
円板状の軸受けベース盤950が配設され、回動操作部
940の中空軸943の先端が回転自在に支持されてお
り、また回動操作部940の前面側への抜け止めがなさ
れている。すなわち、軸受けベース盤950は、前述の
取付けリブ903,904,905に対応する位置に貫
通孔951,952,953が形成され、図示省略した
ネジをこれら貫通孔から挿通し各取付けリブの先端のネ
ジ穴に捩じ込むことにより、発射操作装置ベース部90
0に対して固定状態に取付けられている。そして、この
軸受けベース盤950の中心線上には、軸受けボス95
4が形成され、この軸受けボス954に裏面側から前述
の中空軸943の先端部が回動自在にはまりこむことに
より、回動操作部940ががたつきなく保持され円滑に
回動可能となり、しかも前面側への脱落が阻止される。
なお、軸受けボス954の内周と、中空軸943の先端
部外周との間には、例えばリング状の固体軸受けを介装
させるようにしてもよい。なお、この軸受けベース盤9
50には、前述の取付けリブ906に対応する位置に、
開口955が形成されており、この開口955から、前
述の前面カバー固定部材907(特にネジ孔907bが
形成された片状部分)が前面側に突出するように構成さ
れている。また、この軸受けベース盤950の前面にお
ける軸受けボス954の周囲には、図6に示す如く、こ
の場合三つの係合部956が所定間隔で形成され、これ
らそれぞれに後述する前面カバー取付けベース盤970
の係合部972(図7に示す)が回動操作により係合可
能となっている。
【0047】(c)前面カバー部の構成 次に、図7により前面カバー部960の構成を説明す
る。前面カバー部960は、全体としてカップ形の合成
樹脂一体成形品であり、開口した裏面側に、円板状の前
面カバー取付けベース盤970がはめ込み状態に取付け
られる。すなわち、前面カバー部960の内周側には、
三つの取付けリブ961が裏面側に突設され、ネジ96
2を前面カバー取付けベース盤970に形成された取付
けボス971の貫通孔にそれぞれ挿通して、各取付けリ
ブ961の端面のネジ穴に捩じ込むことにより、前面カ
バー取付けベース盤970が前面カバー部960内に取
付けられている。そして、前面カバー部960の内部
の、前面カバー取付けベース盤970の奥側には、スピ
ーカー963(音声発生装置)及び振動発生器964
(振動発生装置)が収納されている。スピーカー963
は、外周縁に、各取付けリブ961の外周がはまり込む
半円形の切り欠き963aが形成され、前面カバー部9
60の内部(各取付けリブ961の内側)に、前面カバ
ー取付けベース盤970と略平行にはめ込まれ、後面側
を前面カバー取付けベース盤970に当接保持されて、
収納されている。振動発生器964(振動発生装置)
は、例えば圧電材料等を利用した振動子や、ソレノイド
よりなるもので、前面カバー部960の内面における一
側部に形成された凹部965にはめ込まれ、図7に示す
取付け部材966により固定されて取付けられている。
すなわち、凹部965にはめ込まれた振動発生器964
を跨ぐように取付け部材966を配置し、図示省略した
ネジを取付け部材966の両側に形成された貫通孔96
7に挿通し、凹部965の両側に形成されたネジ穴96
8に捩じ込むことにより、固定される。また、前面カバ
ー部960の内面における他側部には、前述の前面カバ
ー固定部材907のネジ孔907bに対応する貫通穴9
69が形成されている。
【0048】そして、前面カバー取付けベース盤970
の裏面には、前述の軸受けベース盤950の三つの係合
部956にそれぞれ対応する三つの係合部972が形成
され、前面カバー取付けベース盤970の裏面を軸受け
ベース盤950の前面に接合させた状態で、前面カバー
部960全体を一方向に回転させるとこれら係合部95
6と係合部972がそれぞれ相互に係合し、前面カバー
取付けベース盤970が(即ち、前面カバー部960
が)前面側に外れなくなる。さらに、この係合状態にお
いては、前述の前面カバー固定部材907のネジ孔90
7bが、前面カバー部960の貫通穴969に対向する
位置に位置決めされるように構成されており、この貫通
孔969に挿通したネジ(図示省略)をネジ穴907b
に捩じ込めば、前面カバー部960が発射操作装置ベー
ス部900に対して軸方向にも回転方向にも固定される
ようになっている。なおこの取付け状態において、スピ
ーカー963の配線963bや振動発生器964の配線
964aは、例えば前面カバー取付けベース盤970に
形成された開口(図示省略)や、軸受けベース盤950
の前述の開口955等を経由して、発射操作装置ベース
部900の基端面に形成された貫通孔(図示略)から引
出され、さらに前面パネル14裏面のヒンジ側を経由し
て、最終的に前述の役物制御回路400又は発射制御回
路630に接続されている。なお、スピーカー963
(音声発生装置)及び振動発生器964(振動発生装
置)の制御(ハンドル演出処理)については後述する。
【0049】また、前面カバー部960の表面には、タ
ッチ検出器960aが形成されている。これは、例えば
真空蒸着或いはメッキ等により前面カバー部960の表
面に形成された導電性の膜よりなり、ここに遊技者の手
が接触することによる静電容量の変化を検出することに
より、遊技者の手の接触を検出するもので、ネジ穴90
7bに捩じ込まれる前述のネジと前面カバー固定部材9
07とを介して前述の信号線908の端子908aに電
気的に接続されている。
【0050】(d)発射操作ノブの取付け構造 なお、発射操作ノブ26は、例えば発射操作装置ベース
部900の小径部901が、前面パネル14に形成され
た嵌合穴14a(図5に示す)にはめ込まれ、この小径
部901の基端面に形成されたネジ穴に捩じ込まれるネ
ジによりビス止めされることにより、前面パネル14に
図5に示す如く取付けられる。
【0051】(e)発射操作ノブの動作 次に、上記発射操作ノブ26の動作について説明する。
まず、前面カバー部960の表面に遊技者が手を触れる
と、前述のタッチ検出器960aの静電容量が変化し、
これがタッチ検出信号となって発射制御回路630に入
力される。また、回動操作部940が操作されずに非操
作位置にあるときには、回動操作部940の裏面に設け
られた突起が、単発スイッチ操作部材923の受圧片9
26を内側に押圧し、単発スイッチ操作部材923の押
圧片が単発スイッチ930の操作片931を押圧した状
態となる。この状態の単発スイッチ930の接点出力が
発射停止信号として発射制御回路630に入力される。
そして、回動操作部940が時計回りに回動操作され、
非操作位置の近傍範囲から外れると、回動操作部940
の裏面に設けられた突起が単発スイッチ操作部材923
の受圧片926を押圧する位置から離れ、単発スイッチ
操作部材923の押圧片も、単発スイッチ930の操作
片931の復元力により、その操作片931を押圧する
位置から離れる。すると、単発スイッチ930の接点出
力が切替わり、これが発射開始信号として発射制御回路
630に入力される。またこの際、単発スイッチ操作部
材923が、操作片931の復元力により外側に揺動す
ると、単発スイッチ操作部材923の押圧操作部が、前
述した発射操作装置ベース部900の切り欠き902a
から突出する。さらに、回動操作部940が時計回りに
回動操作された上記状態において、発射操作装置ベース
部900の切り欠き902aから突出する単発スイッチ
操作部材923の押圧操作部が遊技者の操作により押込
まれると、単発スイッチ操作部材923の押圧片が単発
スイッチ930の操作片931を押圧する位置に保持さ
れるので、発射開始信号は出力されない。また、回動操
作部940が時計回りに回動操作されると、これと一体
的に発射ボリューム912の入力軸913が回動し、回
動操作量に応じた発射強度信号が出力される。そして、
発射制御回路630では、これらの信号を受けて、後述
の発射制御処理或いはハンドル演出処理を行う。
【0052】E.制御系の構成 次に、図8は本例のパチンコ装置における制御系のブロ
ック図である。なお、賞球の排出等を行う排出制御につ
いての制御系の図示及び説明は繁雑になるので省略す
る。図8において、この制御系は大きく分けると、役物
制御回路400、発射制御回路630、表示制御回路3
80、及びこれら各制御回路に接続される役物やセンサ
或いは表示器等の各種機器によって構成される。役物制
御回路400は、マイクロコンピュータを含む回路で、
前述の図4に示すように、この場合遊技盤10の裏面に
取付けられたボードユニットにより実現されている。こ
の役物制御回路400は、図8に示すように、パチンコ
遊技等に必要な制御を行う役物用IC411と、制御プ
ログラム等を格納しているROM412と、水晶の発振
周波数を分周して役物用IC411の基本クロックを得
る分周回路と、役物用IC411等に必要な電源を供給
する電源回路414と、各種情報信号を受け入れるロー
パスフィルタ415と、ローパスフィルタ415からの
信号をバス416を介して役物用IC411に出力する
バッファゲート417と、役物用IC411からの信号
をバス416を介して受ける出力ポート418と、出力
ポート418を介して入力される制御信号をドライブし
て各種駆動信号を生成して各機器に出力するドライバ4
19と、遊技に必要な効果音を生成する(あるいは音声
合成を行ってもよい)サウンドジェネレータ420と、
サウンドジェネレータ420からの音声信号を増幅する
アンプ421とによって構成される。ここで役物用IC
411は、遊技制御のために必要な演算処理を行うCP
U431と、ワークエリアの設定や制御に必要なデータ
の一時記憶等を行うRAM432とを内蔵している。
【0053】サウンドジェネレータ420により生成さ
れた効果音は、アンプ421により増幅されて、例えば
ガラス枠13又は前面パネル14等に設けられたスピー
カー433(図8のみに示す)から、或いは、発射操作
ノブ26内に設けられた前述のスピーカー963から放
音される。なお、ハンドル演出処理におけるスピーカー
963からの効果音出力については後述する。ローパス
フィルタ415には、始動スイッチ441、カウントス
イッチ442、継続スイッチ443、及び確率設定装置
444からの信号が入力されている。なお、ローパスフ
ィルタ415からCPU431に取込まれる信号につい
ては、CPU431でソフト的に2回読み込む処理を行
うことにより、ノイズの時定数等を考慮し、チャタリン
グ防止を図っている。始動スイッチ441は、前述した
ように、特定入賞装置230に玉が入賞したことを検出
し、カウントスイッチ442は、変動入賞装置250の
大入賞口252に入った全ての玉を検出し、継続スイッ
チ443は、大入賞口252に入った玉のうちV入賞し
た玉を検出する。確率設定装置444は、大当りとなる
確率を設定変更(通常3段階)するためのもので、パチ
ンコ機自体に設けられたスイッチ等(図示省略)により
構成されていてもよいし、ホールの管理装置から入力さ
れる構成でもよい。ドライバ419からは、変動入賞装
置250の大入賞口252の開閉動作を駆動するソレノ
イドや、各種装飾ランプ451(例えばガラス枠13の
前述の上部ランプカバー15a等に設けられたもの)
や、始動記憶表示器452や、外部情報端子453に制
御信号が出力される。ここで、始動記憶表示器452
は、例えば遊技盤10の前面の遊技領域に設けられた複
数のLED(図示略)よりなり、始動記憶の数を表示す
るものである。また、外部情報端子453は、例えば大
当り回数等の遊技情報をホールの管理コンピュータに送
信するための中継端子で、この場合例えば前述した中継
基板390に設けられている。
【0054】表示制御回路380は、役物用IC411
から命令やデータを受けて可変表示装置220aの図柄
を可変作動させるための制御を行うものである。発射制
御回路630は、発射操作ノブ26内に設けられた前述
の単発スイッチ930、タッチ検出器960a、発射ボ
リューム912からの信号に基づいて、発射装置620
のロータリーソレノイド622を駆動する発射制御(後
述する)を行う。また発射制御回路630は、図8に点
線で示すように、発射操作ノブ26内のスピーカー96
3に対して音声信号を出力する音声出力回路630a
や、発射操作ノブ26内の振動発生装置964や発光表
示部材935に対して駆動信号を出力するドライバ63
0bを備えて、例えば後述のハンドル演出処理(図10
に示すもの)を行う構成としてもよい。
【0055】F.制御系の動作 次に、上記制御系により行われるパチンコ機の制御につ
いて説明する。 (a)発射制御 まず、発射制御の概要について説明する。発射制御は、
発射制御回路630により行われる。すなわち、発射操
作ノブ26を人が握ったことがタッチ検出器960aに
より検出されてタッチ検出信号が入力され、かつ、回動
操作部940が時計回りに回動させられて、単発スイッ
チ930の接点出力が切替わって発射開始信号が入力さ
れると、発射制御回路630は、その際の発射ボリュー
ム912の出力値に応じて発射装置620のロータリー
ソレノイド622を間欠的に励磁する。これにより、発
射操作ノブ26の回動操作部940の回動操作量に応じ
た強さで杵部材624の杵先が発射玉に打ちつけられ、
順次玉が遊技領域に打込まれる。なお、発射操作ノブ2
6が握られてタッチ検出器960aによりタッチ検出信
号が出力されており、かつ、回動操作部940が時計回
りに回動させられていたとしても、前述の単発スイッチ
操作部材923の押圧操作部が押圧操作されて、単発ス
イッチ930の操作片931を押圧する位置に保持され
ると、発射開始信号は出力されず、この場合発射制御回
路630は、発射装置620のロータリーソレノイド6
22の駆動を停止し、玉の発射を停止する。
【0056】(b)遊技制御 次に、遊技制御の概要について説明する。パチンコ機の
遊技制御は、役物用IC411を初めとする役物制御回
路400により行われる。始動スイッチ441からの信
号により、特定入賞装置230に玉が入ったことを検知
した役物制御回路400は、可変表示装置220aの表
示図柄を回転させるとともに、所定の大当り確率に基づ
いて、所定のタイミングで乱数抽出等を行って特別遊技
状態(大当り状態)を発生させるか否かの判定処理を実
行し、さらに可変表示装置220aの停止図柄を決定し
て、これに応じて可変表示装置220aの表示図柄を変
化させる。例えば、大当りと決定した場合には、可変表
示装置220aの表示図柄を最終的にゾロ目(例えば
「777」)で停止させ、大当りでない場合には、表示
図柄をゾロ目以外の状態(例えば「227」)で停止さ
せる。なおこの際の大当り確率の設定は、例えば乱数抽
出において大当りとなる数字の設定数の増減等により行
われる。この大当り確率は、いわゆる確率変動を行わな
いノーマル機においては確率設定装置444の設定に基
づく一定値であるが、いわゆる確率変動機と呼ばれる機
種の場合には、役物制御回路400の遊技制御中の処理
において、遊技状態に応じて自動的に設定変更され増減
する。例えば、大当りしたときの表示図柄が、所定の確
率変動図柄であることを条件に、その後の大当り確率を
一定期間増加させる等の処理が行われる。また、可変表
示装置220aの表示図柄の回転を停止させる際には、
所定の条件によりリーチ発生か否かを決定し、リーチ発
生の場合には所定のリーチアクションを行う。例えば、
大当りを発生させないと決定した場合でも、決定された
停止図柄の左右が等しい場合(例えば「232」)に
は、まず、左右の図柄を所定の停止図柄(「2」)に停
止させた後、中央の図柄をゆっくり回転させた後、最終
的に所定の停止図柄(「3」)に停止させるという表示
動作を行って、遊技のスリル等を高める演出を行う。な
おこの際、役物制御回路400の制御により、装飾ラン
プ451が点灯又は点滅されることによっても、或いは
スピーカー433から効果音が放音されることによって
も、このリーチアクションの演出が行われる。なお、こ
のリーチアクションとしては、上記例に限られず各種の
態様がありうる。例えば可変表示装置220aに、所定
のキャラクターであるパイロットが搭乗した戦闘機が、
表示された数字等の特定の図柄を撃墜することで、特定
の位置の図柄が変化してゆくようなイメージを表示する
もの(いわゆるシューティング表示)であってもよい。
【0057】そして、前述の判定で大当りと決定し、可
変表示装置220aの表示図柄を最終的にゾロ目(例え
ば「777」)で停止させると(即ち、大当りが発生す
ると)、役物制御回路400は以下の大当り処理を行
う。すなわち、変動入賞装置250の大入賞口252を
所定期間開放して開く動作を複数回連続させる。例え
ば、変動入賞装置250のカウントスイッチ442から
検知される入賞球の数をカウントして所定数となったと
きに大入賞口252を閉じる処理を行い、また大入賞口
252の開放中に継続スイッチ443の信号によりV入
賞した玉があったことを判別した場合には、一定の限界
に達するまで再度連続して大入賞口252を開放する処
理を実行し、大当り状態を継続する。なおこの大当り状
態においても、役物制御回路400の制御により、装飾
ランプ451が点灯又は点滅されることにより、或いは
スピーカー433から効果音が放音されることによっ
て、この大当り状態の演出が行われる。また、特定入賞
装置230に玉が入ったことを起因として行われる上記
一連の処理中に、再度特定入賞装置230に玉が入り始
動スイッチ441からの信号が入力された場合には、役
物制御回路400は、一定の限界値までその回数を始動
記憶値として記憶し、その値を始動記憶表示器452に
表示する。
【0058】(c)役物制御回路によるハンドル演出処
理 次に、役物制御回路400によるハンドル演出処理を図
9により説明する。なおこのハンドル演出処理は、上記
遊技制御の処理の一部であって、プログラム上では、上
記遊技制御のメインルーチン(図示省略)、或いはその
下位のサブルーチンに対するサブルーチンとして実行さ
れる処理である。そして、遊技制御のメインルーチン
は、パチンコ装置の電源投入と同時に開始され、例えば
最終ステップ終了後のリセット待ち処理において所定の
サイクルタイムでハード的に割込みがかかって繰返し実
行され、これに伴ってこのハンドル演出処理もメインル
ーチンの一部として繰返し実行される。
【0059】このハンドル演出処理のサブルーチンが開
始されると、まずステップS100でリーチ発生か否か
判定され、リーチ発生であればステップS102,ステ
ップS104,ステップS106に順次進み、リーチが
発生していなければステップS108に進む。ステップ
S102では、リーチ状態の演出のために、発射操作ノ
ブ26内のLED936を点灯又は点滅させて、例えば
多色発光演出表示を行う。具体的には、例えば通常のリ
ーチにおいては緑色点灯表示を行い、いわゆる確変リー
チの場合には、例えば赤色点灯表示を行う。なおここで
確変リーチとは、前述の確率変動図柄(当たった場合に
確率変動する図柄)でのリーチ状態のことをいう。ステ
ップS104では、リーチ状態の演出のために、発射操
作ノブ26内のスピーカー963を駆動し、所定のリー
チ演出音(例えば、音楽、効果音、音声合成による音声
等)を出力する。なおこのリーチ演出音は、パチンコ装
置本体側(即ち、例えば前述のスピーカ433)から出
力するものと同じでも良いし、違う演出音を出力しても
よい。また、パチンコ装置本体側で高音を出力し、発射
操作ノブ26側で低音を出力してもよい。低音を出力す
れば、この音による振動も発射操作ノブ26を介して遊
技者の手に強く伝えられるようになり、より演出が効果
的になる。また、通常リーチと確変リーチとで出力する
演出音を異ならせてもよい。
【0060】ステップS106では、リーチ状態の演出
のために、発射操作ノブ26内の振動発生装置964が
駆動される。例えば、上記演出表示やリーチ演出音に対
応した振動を出力し、唯一遊技者の身体に接触する部分
である発射操作ノブ26を介して、体感ゲーム感覚の振
動を遊技者に伝える。具体的には、可変表示装置220
aへのリーチ演出表示(リーチアクション)として、例
えば前述したようなシューティング表示をした場合にお
いて、撃墜表示をしているときに、その撃墜の音を効果
音として出力するとともに、その撃墜時の衝撃を表わす
振動を振動発生装置964から出力させる。また、この
振動発生装置964による演出においても、通常リーチ
と確変リーチとでその内容を異ならせてもよい。例え
ば、確変リーチの場合には、通常リーチよりも強くて早
い振動とする。
【0061】ステップS108では、大当り発生か否か
判定され、大当り発生であればステップS110,ステ
ップS112,ステップS114に順次進み、大当りが
発生していなければステップS116に進む。ステップ
S110では、発射操作ノブ26内のLED936を点
灯又は点滅させ、ステップS112では、発射操作ノブ
26内のスピーカー963を駆動し、ステップS114
では、発射操作ノブ26内の振動発生装置964を作動
させて、リーチ発生時と同様に大当り状態の演出が行わ
れる。ただし、演出の内容は、リーチ発生時と異なって
いることが好ましい。また、ステップS116では、確
率変動中か否か判定され、確率変動中であればステップ
S118,ステップS120,ステップS122に順次
進み、ステップS122を終了後メインルーチン等にリ
ターンする。ステップS118では、発射操作ノブ26
内のLED936を点灯又は点滅させ、ステップS12
0では、発射操作ノブ26内のスピーカー963を駆動
し、ステップS122では、発射操作ノブ26内の振動
発生装置964を作動させて、確率変動中であることの
報知が行われる。なおこの際、LED936の点灯制御
等の具体的態様は、確率変動中であることを明確に報知
するために、リーチ発生時等と異なり固有のものである
ことが好ましい。このように、上記ハンドル演出処理に
よれば、各種の遊技状態(この場合、リーチ状態、大当
り状態、確率変動状態)に応じて、発射操作ノブ26か
ら発光表示、効果音の出力、あるいは振動の出力がなさ
れ、より効果の高い演出や、より的確な遊技状態の報知
が実現される。
【0062】(d)発射制御回路によるハンドル演出処
理 次に、発射制御回路630によるハンドル演出処理を図
10により説明する。なおこのハンドル演出処理は、前
述した発射制御の処理の一部であって、プログラム上で
は、上記発射制御のメインルーチン(図示省略)或いは
その下位のサブルーチンに対するサブルーチンとして実
行される処理である。そして、発射制御のメインルーチ
ンは、パチンコ装置の電源投入と同時に開始され、例え
ば最終ステップ終了後のリセット待ち処理において所定
のサイクルタイムでハード的に割込みがかかって繰返し
実行され、これに伴ってこのハンドル演出処理もメイン
ルーチンの一部として繰返し実行される。このハンドル
演出処理のサブルーチンが開始されると、まずステップ
S130で発射装置620が作動中か否か判定され、作
動中であればステップS132に進み、作動中でなけれ
ばメインルーチン等にリターンする。ステップS132
では、飛距離調整が最大値よりも低い所定値以上か否
か、即ち、例えば発射ボリューム912の出力値(発射
操作ノブ26の回動操作量に比例した値)が最大値より
も低い所定値以上か否かが判定され、所定値以上であれ
ばステップS140に進み、所定値以上でなければステ
ップS134,ステップS136,ステップS138に
順次進み、ステップS138を終了後メインルーチン等
にリターンする。ステップS134では、ドライバ63
0bから発射操作ノブ26内の発光表示部材935に制
御信号を出力し、発射球の飛距離が短距離であることを
表わす光(短距離光)、例えば緑色の光を出力させる。
また、ステップS136では、音声出力回路630aか
ら発射操作ノブ26内のスピーカー963に制御信号を
出力し、発射球の飛距離が短距離であることを表わす音
(短距離音)、例えば「ピューン…、ピューン…」とい
った弱い音を出力させる。また、ステップS138で
は、ドライバ630bから発射操作ノブ26内の振動発
生装置964に制御信号を出力し、発射球の飛距離が短
距離であることを表わすパターンの振動(短距離振
動)、例えば比較的強度が弱く、また周期が大きくてゆ
っくりな振動を出力させる。
【0063】また、ステップS140では、飛距離調整
は最大値に近いか否か、即ち、例えば発射ボリューム9
12の出力値(発射操作ノブ26の回動操作量に比例し
た値)が最大値に近い否かが判定され、最大値に近い値
であればステップS148,ステップS150,ステッ
プS152に順次進み、そうでなければステップS14
2,ステップS144,ステップS146に順次進み、
ステップS152又はステップS146を終了後メイン
ルーチン等にリターンする。ステップS142では、ド
ライバ630bから発射操作ノブ26内の発光表示部材
935に制御信号を出力し、発射球の飛距離が中距離で
あることを表わす光(中距離光)、例えばオレンジ色の
光を出力させる。また、ステップS144では、音声出
力回路630aから発射操作ノブ26内のスピーカー9
63に制御信号を出力し、発射球の飛距離が中距離であ
ることを表わす音(中距離音)、例えば「ビュン…、ビ
ュン…」といった中程度の強度の音を出力させる。ま
た、ステップS146では、ドライバ630bから発射
操作ノブ26内の振動発生装置964に制御信号を出力
し、発射球の飛距離が中距離であることを表わすパター
ンの振動(中距離振動)、例えば強度や周期が中程度の
振動を出力させる。そしてステップS148では、ドラ
イバ630bから発射操作ノブ26内の発光表示部材9
35に制御信号を出力し、発射球の飛距離が長距離であ
ることを表わす光(長距離光)、例えば赤色の光を出力
させる。また、ステップS150では、音声出力回路6
30aから発射操作ノブ26内のスピーカー963に制
御信号を出力し、発射球の飛距離が長距離であることを
表わす音(長距離音)、例えば「ギュン、ギュン」とい
った力強い音を出力させる。また、ステップS152で
は、ドライバ630bから発射操作ノブ26内の振動発
生装置964に制御信号を出力し、発射球の飛距離が長
距離であることを表わすパターンの振動(長距離振
動)、例えば強度が比較的強く、周期が小さくて速い振
動を出力させる。このように、上記ハンドル演出処理に
よれば、発射装置620の遊技球の発射に関連した状態
(この場合、発射球の飛距離)に応じて、発射操作ノブ
26から発光表示、効果音の出力、あるいは振動の出力
がなされ、より効果的な演出や、より的確な遊技状態の
報知が実現される。
【0064】以上のように本例では、発射操作装置であ
る発射操作ノブ26の内部に、遊技機において発生する
各種状態の電気的な報知或いは演出が可能な電気的作動
部材(発光表示部材935、スピーカー963、振動発
生器964)を収納した。また、発射操作ノブ26の回
動操作部940を透明或いは半透明部材により成形し、
この回動操作部940の内側に発光表示部材935を配
置した。また、発光表示部材935は、発射操作装置ベ
ース部900に配設される電気的機器の取り付けベース
盤910に配設した。また、スピーカー963及び振動
発生器964は、発射操作ノブ26の前面側をカバーす
る前面カバー部960の裏面側に配設した。また、前記
電気的作動部材は、前述の役物制御回路400の制御に
より、遊技状態(リーチ状態、大当り状態、確率変動状
態)の電気的な報知等を行うものであり、或いは、前述
の発射制御回路630の制御により、遊技球の発射に関
連した状態(飛距離が短距離、中距離、長距離である状
態)の電気的な報知等を行うものであるしたがって、以
下の効果を得ることができる。
【0065】(1)発射操作ノブ26に設けられた電気
的作動部材により、遊技機で発生する各種状態の報知や
演出を行うから、遊技者が唯一遊技機に常時接触して、
特に注目する箇所での報知や演出がなされることにな
り、遊技者にとって的確な報知や従来にない効果的な演
出が実現される。すなわち、遊技中には常時手で握って
いる状態の発射操作ノブ26が(即ち遊技者の手元
が)、発光表示部材935の光により遊技状態や発射装
置の飛距離に応じて輝き、或いは振動発生器964の作
動により遊技状態や発射装置の飛距離に応じて振動す
る。またこの遊技者の手元から、遊技状態や発射装置の
飛距離に応じてスピーカー963により音声が出力され
る。このため、遊技者は従来にない感覚や面白さを感じ
ることになり、かつ確実に報知内容を認識する。特に、
遊技状態に応じた報知や演出である場合には、今まで
は、遊技領域等に設けられた表示機器等のみによりなさ
れていたものが、遊技者の手元という奇抜で目立つ位置
で行われるため、従来にない遊技の興趣が得られる。ま
た、遊技球の発射状態に応じた報知や演出である場合に
は、今まで無かった発射装置に関する報知や演出を、発
射装置に関連した発射操作ノブ26で行うことになり、
的確な報知や演出ができ、また斬新な演出となる。
【0066】(2)発射操作ノブ26の回動操作部94
0を透明又は半透明として、その内部に発光表示部材9
35を備えて報知や演出表示を行うから、発光表示部材
935の光は、この回動操作部940から外部に拡散さ
れて放射されることになる。このため、単に発射操作ノ
ブ26のベース部900等にランプ等を取付けた場合と
異なり、回動操作される部分が中心となって光ることに
なって、より斬新で的確な光の演出又は報知が可能とな
る。 (3)発光表示部材935を、発射ボリューム912や
単発スイッチ930等の電気機器が備えられる取り付け
ベース盤910上に備えることにより、電気機器の取り
付けを集約化でき、高い組み付け作業性の確保や整然と
した配線処理の実現が可能となり、また、発射操作ノブ
26内部の狭い空間を有効的に利用して、小型さを確保
できる。 (4)前面カバー部960の裏面側にスピーカー963
や振動発生器964を備えたから、効率よく音声を出力
可能となり、また、遊技者が最も接触する部分において
効率よく振動を伝達できる。
【0067】なお、本発明は上記形態例に限られず、各
種の変形,応用があり得る。例えば、本発明の発光表示
部材は、前面カバー部の裏面側に配置し、前面カバー部
を透明又は半透明として、この前面カバー部から発光表
示部材の光を放射する態様でもよい。また、振動発生装
置が取付けられる部分(例えば、前面カバー部)を、発
射操作装置ベース部(固定部分)に対して、例えばゴム
等の弾性部材により連結して、積極的に微動可能な構成
とし、振動発生装置による振動がより円滑かつ効果的に
発生するようにしてもよい。また、電気的作動部材(発
光表示部材935、スピーカー963、振動発生器96
4)の制御(ハンドル演出処理)は、上述したように、
役物制御回路400による制御と、発射制御回路630
による制御の両者をそれぞれ行うようにしてもよいが、
この態様に限られず、例えば上記二つの制御のうちの何
れか一方のみを行う態様でもよい。また、本発明の電気
的作動部材の制御は、他の制御回路、例えば玉の排出を
行う排出制御回路により行う構成でもよい。この場合、
例えば賞球の排出と対応させて発光、放音、或いは振動
出力等を行う。また、不正行為を検出するセンサ(例え
ば外部からの不正操作用の電波を検出するセンサ等)を
設け、このセンサの検出信号に基づいて、発射操作装置
(ハンドル部)からの発光又は放音による警告を行うよ
うにしてもよい。
【0068】また、玉貸機の配置場所は上記例に限られ
ず、例えば前面パネルの部分や皿前装飾体の部分に設け
るようにしてパチンコ機と一体にしてもよい。また、本
発明はカードリーダを備えていないパチンコ機にも適用
できるのは勿論である。また、本発明に係わる遊技機は
上記実施例のようなプリペイドカード方式のパチンコ機
に適用する例に限らない。例えば、クレジット方式のパ
チンコ機にも適用することができる。遊技盤の構成、機
種はどのようなものでもよい。さらに、プリペイドカー
ド方式でなく、全くカードを使用しないパチンコ機につ
いても幅広く適用することが可能である。また、アレン
ジボール機や雀球遊技機にも適用することができる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、発射操作装置の内部
に、遊技機において発生する各種状態の電気的な報知或
いは演出が可能な電気的作動部材を収納したから、遊技
者が唯一遊技機に常時接触して、特に注目する箇所での
報知や演出がなされることになり、遊技者にとって的確
な報知や従来にない効果的な演出が実現される。例え
ば、前記電気的作動部材として発光表示部材を備えた場
合には、遊技中には常時手で握っている状態の発射操作
装置が(即ち遊技者の手元が)、発光表示部材の光によ
り各種状態に応じて輝くから、遊技者は従来にない感覚
や面白さを感じることになり、かつ確実に報知内容を認
識する。特に、発射操作装置の回動操作部を透明或いは
半透明部材により成形し、この回動操作部の内側に発光
表示部材を配置した場合には、発光表示部材の光が、こ
の回動操作部から外部に放射されることになる。このた
め、単に発射操作装置のベース部等にランプ等を取付け
た場合と異なり、回動操作される部分が光ることになっ
て、より斬新で的確な演出又は報知が可能となる。
【0070】また、発光表示部材を、発射操作装置ベー
ス部に配設される電気的機器の取り付けベース盤に備え
た場合には、電気機器の取り付けを集約化でき、高い組
み付け作業性の確保や整然とした配線処理の実現が可能
となり、また、発射操作装置内部の狭い空間を有効的に
利用して、小型さを確保できる。また、前記電気的作動
部材として音声発生装置を備えた場合には、遊技中には
常時手で握っている状態の発射操作装置から(即ち遊技
者の手元から)、遊技機の各種状態に応じて音声が出力
される。このため、遊技者は従来にない感覚や面白さを
感じることになり、かつ確実に報知内容を認識する。ま
た、前記電気的作動部材として振動発生装置を備えた場
合には、遊技中には常時手で握っている状態の発射操作
装置が(即ち遊技者の手元が)、振動発生装置の作動に
より各種状態に応じて振動する。このため、遊技者は従
来にない感覚や面白さを感じることになり、かつ確実に
報知内容を認識する。また、音声発生装置又は振動発生
装置を、発射操作装置の前面側をカバーする前面カバー
部の裏面側に備えた場合には、効率よく音声を出力可能
となり、また、遊技者が最も接触する部分において効率
よく振動を伝達でき、結果としてさらなる演出効果の向
上、或いは状態報知のさらなる確実化が図れる。
【0071】また、電気的作動部材によりなされる報知
等が、遊技領域に遊技球を発射することに基づき発生す
る遊技状態に応じたものである場合には、今までは、遊
技領域等に設けられた表示機器等のみによりなされてい
た報知や演出が、遊技者の手元という奇抜で目立つ位置
で行われるため、特に従来にない遊技の興趣が得られ
る。また、電気的作動部材によりなされる報知等が、発
射装置における遊技球の発射に関連した状態に応じた報
知や演出である場合には、今まで無かった発射装置に関
する報知や演出が、発射装置に関連した発射操作装置で
行われることになり、的確な報知や演出ができ、またよ
り斬新な演出となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例であるパチンコ機の全体
を示す正面斜視図である。
【図2】同パチンコ機の遊技盤及び遊技盤収納枠を示す
分解斜視図である。
【図3】同パチンコ機の遊技盤の裏面構成を示す斜視図
である。
【図4】同パチンコ機の遊技盤収納枠の裏面構成を示す
斜視図である。
【図5】同パチンコ機の発射操作装置(発射操作ノブ)
の外観を示す斜視図である。
【図6】同パチンコ機の発射操作装置(発射操作ノブ)
の内部構成を示す分解斜視図である。
【図7】同パチンコ機の発射操作装置(発射操作ノブ)
の内部構成を示す分解斜視図である。
【図8】同パチンコ機の制御系の構成を示すブロック図
である。
【図9】同パチンコ機の役物制御回路によるハンドル演
出処理を示すフローチャートである。
【図10】同パチンコ機の発射制御回路によるハンドル
演出処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 遊技盤 11 遊技盤収納枠 12 機枠 13 ガラス枠 14 前面パネル 26 発射操作ノブ(発射操作装置) 620 発射装置 900 発射操作装置ベース部 910 取付けベース盤 940 回動操作部(操作部) 960 前面カバー部 963 スピーカー(電気的作動部材、音声発生装置) 964 振動発生器(電気的作動部材、振動発生装置) 935 発光表示部材(電気的作動部材)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球の発射装置と、操作部における操
    作状態により、前記発射装置による遊技球の発射状態を
    変更可能な発射操作装置とを備えた遊技機において、 前記発射操作装置内部に、遊技機において発生する各種
    状態の電気的な報知或いは演出が可能な電気的作動部材
    を収納したことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記電気的作動部材は、遊技機において
    発生する各種状態の電気的な報知或いは演出が可能な発
    光表示部材であることを特徴とする請求項1記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記操作部は、回動量の調整により発射
    の強弱調整が可能な回動操作部からなり、該回動操作部
    を透明或いは半透明部材により成形し、該回動操作部の
    内側に前記発光表示部材を配置したことを特徴とする請
    求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記発射操作装置は、遊技機への取り付
    けを行う発射操作装置ベース部と、該発射操作装置ベー
    ス部に配設される電気的機器の取り付けベース盤とを備
    え、 該取り付けベース盤に、前記発光表示部材を備えたこと
    を特徴とする請求項2又は3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記電気的作動部材は、遊技機において
    発生する各種状態の電気的な報知或いは演出が可能な音
    声発生装置であることを特徴とする請求項1乃至4の何
    れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記電気的作動部材は、遊技機において
    発生する各種状態の電気的な報知或いは演出を、振動を
    発生させることにより行う振動発生装置であることを特
    徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記発射操作装置は、前面側をカバーす
    る前面カバー部を備え、 該前面カバー部の裏面側に、前記音声発生装置又は振動
    発生装置を備えたことを特徴とする請求項5又は6記載
    の遊技機。
  8. 【請求項8】 遊技機において発生する各種状態は、遊
    技領域に遊技球を発射することに基づき発生する遊技状
    態であることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記
    載の遊技機。
  9. 【請求項9】 遊技機において発生する各種状態は、前
    記発射装置による遊技球の発射に関連した状態であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の遊技
    機。
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