JP2009254881A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】改造発見のしやすさと検査のしやすさとの両立を図る。
【解決手段】遊技制御ユニット1と、この遊技制御ユニットからの一方向の指示により動作する複数のスレーブユニット2,3,5と、遊技制御ユニットとは無関係に単独で動作する複数の独立ユニット4,6とを機能別ユニットとして備えたパチンコ機において、前記複数の各スレーブユニット及び複数の各独立ユニットの機能検査データを保持する保持手段と、各ユニットが接続する他のユニットからの情報と当該情報に対応する各ユニットの出力データとの関係を定めた一覧表データを表示する表示手段と、この表示手段に表示される一覧表データの中から所望のものを選択する選択手段と、前記各ユニットと接続して検査するための接続手段とを有した機能検査装置を備え、この機能検査装置により各ユニットの動作の可否を確認検査することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、改造発見のしやすさと検査のしやすさとが両立できるように、遊技内容を視認可能に表現動作する全部の遊技機能部品が機能別に分けられたパチンコ機に関する。
パチンコ機では、遊技性能の向上に伴い、遊技内容を電気的に制御する遊技制御回路基板の外に、種々雑多な制御回路基板が取り入れられている。
特開平9−75526号公報
パチンコ機は、風営法により、パチンコ機の大きさや機能はもとより各種の制御回路基板の型式や配置などについても許認可を受けた後、パチンコ店に販売される。そして、地方公安委員会は、パチンコ店に設置されるパチンコ機の構造や配置が申請書と一致しているか否かを検査する。この検査に合格した場合、パチンコ店は営業を開始することができる。又、検査に合格したパチンコ機は各種の不正防止手段を備えているにも拘わらず、パチンコ店が営業を開始した後において、新聞やテレビ等のマスコミで報道されることがあるように、少数の心ない者により、各種の制御回路基板に実装された電気部品や配線を自分に有利となるように働くように改造されてしまうことがある。しかし、パチンコ機での制御回路基板の構成は、複数の遊技機能部品に対応する制御回路が混在しており、遊技制御回路と他の制御回路基板とが制御信号を双方にやり取りする電気的な構造となっている。しかも、上記制御回路基板がコンピュータ技術のソフトウエアにより作動する形態に構築されており、又、配線が複雑である。このようなことから、パチンコ機の新機種許可やパチンコ店の営業許可或いは改造発見等の際に実施される地方公安委員会による検査では複数の制御回路基板間での相互作用による副作用をチェックする必要があるため、検査が複雑でやりにくいことを否めない。
本発明に係るパチンコ機は、パチンコ機を構成する遊技機機能部品が複数の機能別ユニットとして分割され、前記複数の機能別ユニットには、遊技内容を制御するマスターユニットとしての遊技制御ユニットと、この遊技制御ユニットからの一方向の指示により動作する複数のスレーブユニットと、遊技制御ユニットとは無関係に単独で動作する複数の独立ユニットとを含み、前記遊技制御ユニットと各スレーブユニットと各独立ユニットとの間はそれぞれのユニットの機能の必要性に応じて電気的に接続されてなるパチンコ機において、前記複数の各スレーブユニット及び複数の各独立ユニットの機能検査データを保持する保持手段と、各ユニットが接続する他のユニットからの情報と当該情報に対応する各ユニットの出力データとの関係を定めた一覧表データを表示する表示手段と、この表示手段に表示される一覧表データの中から所望のものを選択する選択手段と、前記各ユニットと接続して検査するための接続手段とを有した機能検査装置を備え、この機能検査装置は、前記各スレーブユニット又は各独立ユニットの検査を行う場合には、当該検査対象ユニットが接続する他のユニットとの接続を外し、前記機能検査装置を当該検査対象ユニットに接続し、前記選択手段によって前記一覧表データの中から所望のものを選択して起動させ、前記接続を外した他のユニットからの指令と同一の信号フォーマットの指令を当該検査対象ユニットに送信して各ユニットの動作の可否を確認検査することを特徴とする。
本願発明によれば、機能別ユニットとして分割された複数のスレーブユニット又は独立ユニットの機能を検査するに当り、検査対象ユニットと接続している他のユニットとの接続を外しして機能検査装置を検査対象ユニットに接続し、機能検査装置は接続を外した他のユニットからの指令と同一の信号フォーマットの指令を当該検査対象ユニットに送信して検査対象ユニットの動作の可否を確認検査することにより、パチンコ機の各ユニットそれぞれの動作確認を行うことができる。
第1実施形態の全体を示す模式図。 第1実施形態の遊技制御ユニットの模式図。 第1実施形態の表示ユニットの模式図。 第1実施形態の音声ユニットの模式図。 第1実施形態の発射ユニットの模式図。 第1実施形態の払出ユニットの模式図。 第1実施形態のプリペイドカードユニットの模式図。 第1実施形態の複数の機能別ユニット間の関連を示す模式図。 第1実施形態の賞球払出処理のタイミングチャート。 第1実施形態の機能検査装置の模式図。 第2実施形態の発射ユニットの模式図。
第1実施形態
図1〜図10は第1実施形態であって、図1はプリペイドカードが使用できるCR機と通称されるパチンコ機の全体構成を示し、図2はマスターユニットとしての遊技制御ユニット1を示し、図3はスレーブユニットの1つである表示ユニット2を示し、図4はスレーブユニットの1つである音声ユニット3を示し、図5は独立ユニットの1つである発射ユニット4を示し、図6はスレーブユニットの1つである払出ユニット5を示し、図7は独立ユニットの1つであるプリペイドカードユニット6を示し、図8は遊技制御ユニット1と払出ユニット5とプリペイドカードユニット6との関連を示し、図9は図8での賞球払出処理のタイミングを示し、図10は機能検査装置8を示している。
図1では、パチンコ機を構成する遊技機能部品としての、例えば、遊技内容を表現動作する全部の遊技機能部品が複数の機能別ユニット1,2,3,4,5,6として分割されている。この実施形態の場合、1つの機能別ユニット1は遊技内容を制御するマスターユニットとしての遊技制御ユニットであり、もう1つの機能別ユニット2は遊技の進行状況に応じた図柄のような情報を表示するスレーブユニットの1つとしての表示ユニットであり、もう1つの機能別ユニット3は遊技の進行状況に応じた楽曲や音声等の音を発生するスレーブユニットの1つとしての音声ユニットであり、もう1つの機能別ユニット4は独立ユニットとしての発射ユニットであり、もう1つの機能別ユニット5は賞球又は貸球に相当する球を払い出すスレーブユニットの1つとしての払出ユニットであり、残りの1つの機能別ユニット6は独立ユニットとしてのプリペイドカードユニットである。表示ユニット2と音声ユニット3及び払出ユニット5等のスレーブユニットは、マスターユニットである遊技制御ユニット1からの一方向の指令により動作するが、各スレーブユニット相互間での通信のやり取りが不可能なように孤立している。独立ユニットである発射ユニット4及びプリペイドカードユニット6は、遊技制御ユニット1と表示ユニット2及び音声ユニット3とは無関係に単独で動作するが、プリペイドカードユニット6は払出ユニット5に指令を出力する形態である。つまり、払出ユニット5は、遊技制御ユニット1からの指令により賞球に相当する球を払い出したり、プリペイドカードユニット6からの指令により貸球に相当する球を払い出したりする。このプリペイドカードユニット6が払出ユニット5に指令を出す形態により、遊技制御ユニット1の独立性が確保でき、又、プリペイドカードユニット6がパチンコ機に内蔵される場合には、プリペイドカードユニット6が払出ユニット5の一部として構成できるため、大局的には、払出ユニット5とプリペイドカードユニット6とが同一のユニットとして扱える。又、プリペイドカードユニット6が接続されない、通常のパチンコ機では、プリペイドカードユニット6が削除された単純な構造となる。
図2において、遊技制御ユニット1は、遊技制御回路基板1a、複数の入賞センサ1b、役物1c、発光部品1d、外部情報基板1e、中継基板1f等を備える。遊技制御回路基板1aは、プリント基板のような配線基板に、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース、ドライブ回路部品等の電気部品を実装しており、表示ユニット2や音声ユニット3及び払出ユニット5に一方向の指示を出力して遊技を進行する機能を有するので、これ自身で遊技制御を実行できる。尚、CPU、ROM、RAMは、ワンチップCPUとして1つのICに内蔵されていても良い。
入賞センサ1bは、遊技盤(ゲージ盤)に設けられた一般入賞口や始動口或いは大入賞口等の入賞口に入賞した入賞球を検出して変換した電気信号を遊技制御回路基板1aの入出力インターフェースを経由してCPUに送出するものである。入賞センサ1bは、入賞口のそれぞれに対応して1個ずつ設けられる場合と、設定賞球払出数が同じ複数の入賞口毎に1個ずつ設けられる場合とがある。入賞口のそれぞれに対応して1個ずつ設ける場合、入賞センサ1bが入賞口に設けられる形態と、入賞球を誘導する通路に設けられる形態とを採用し得る。又、設定賞球払出数が同じ複数の入賞口毎に1個ずつ設けられる場合、入賞センサ1bは、設定賞球払出数系列入賞センサ1bとして認識されるものであるが、複数の入賞口への入賞球を誘導する系列通路に設けられる形態と、入賞口と系列通路とに分けて設けられる形態とを採用し得るが、1つの設定賞球払出数の系列群において、入賞センサ1bを入賞口と系列通路との双方に混在させることはない。又、入賞センサ1bが始動口や大入賞口等への入賞球を検出対象とする場合には、それらの入賞センサ1bからの検出信号が表示ユニット2やセンター役物又は電動チューリップ或いはアタッカー(大入賞口)等の動作による当たり遊技又は当たり遊技の継続又は確率変動等、遊技者に特に有利な遊技が開始されるきっかけとなることから、入賞センサ1bは始動口や大入賞口のそれぞれに対応して1個ずつ設けられる。
役物1cは、電動開閉口を有するセンター役物、電動チューリップ、電動開閉口を有するアタッカー、入賞した遊技球を回転体で振り分ける振分回転体等であって、ソレノイドやモータ等のようなアクチュエータ、フィラメント電球やLED等のような発光源、役物内への遊技球の通過を検出する通過センサや入賞を検出するカウントセンサやモータの原点位置センサ等のセンサを有する。そして、アクチュエータや発光源等の構成部品が遊技制御回路基板1aのCPUの働きによりドライブ回路の1つであるアクチュエータドライバーから供給される電力で作動し、センサが検出信号を遊技制御回路基板1aのCPUに入出力インターフェースを介して送出する。
発光部品1dは、プリント基板のような配線基板にサイドランプ、賞球ランプ、ストップランプ、トップランプ等の発光体を搭載した形態であって、遊技制御回路基板1aのCPUの働きによりドライブ回路の1つであるランプドライバーから供給される電力により点灯、消灯、点滅を行う。
外部情報基板1eは、プリント基板のような配線基板にコネクタを搭載した形態であって、遊技制御回路基板1aのCPUから入出力インターフェースを介して送られてくるパチンコ店の営業管理に必要とする情報をホールコンピュータに転送する機能部品である。
中継基板1fは、プリント基板のような配線基板にコネクタを搭載した形態であって、機能別ユニット間や機能別ユニット内での信号等を中継するもので、この実施形態では、遊技制御ユニット1から表示ユニット2、音声ユニット3、払出ユニット5等のスレーブユニットへの指令を中継したり、プリペイドカードユニット6から払出ユニット5への指令の中継を行ったりする機能部品である。
図3において、表示ユニット2は、表示制御回路基板2aと表示パネル2bとを備える。表示制御回路基板2aは、プリント基板のような配線基板に、ワンチップコンピュータ、画像処理プロセッサ、画像ROM、パネルドライバー等の電気部品を実装している。ワンチップコンピュータは、CPUとROMとRAMとを1つのICに内蔵している。そして、表示ユニット2では、ワンチップコンピュータが遊技制御ユニット1より転送されたパチンコ機の電源オン、始動口への入賞、図柄変動開始、停止図柄の組み合わせ決定、リーチ決定等のような遊技内容に対応する各種の指令を判別して表示画像を決定し、決定した表示画像を示す信号を画像処理プロセッサに指示し、これを受けて画像処理プロセッサが画像ROMに記憶された画像データを選択してパネルドライバーに転送し、パネルドライバーが表示パネル2bに遊技制御ユニット1からの指令に対応する図柄を静止的に又は可変的に表示する。
図4において、音声ユニット3は、音声制御回路基板3aとスピーカ3bとを備える。音声制御回路基板3aは、プリント基板のような配線基板に、ワンチップコンピュータ、音声処理プロセッサ、音声ROM、アンプ等の電気部品を実装している。ワンチップコンピュータは、CPUとROMとRAMとを1つのICに内蔵している。そして、音声ユニット3では、ワンチップコンピュータが遊技制御ユニット1より転送されたパチンコ機の電源オン、始動口への入賞、図柄変動開始、停止図柄の組み合わせ決定、リーチ決定等のような遊技内容に対応する各種の指令を判別して出力音を決定し、決定した出力音を示す信号を音声処理プロセッサに指示し、音声処理プロセッサが音声ROMに記憶された音声データを選択してアンプに転送し、アンプがスピーカ3bに電力を供給し、スピーカ3bが楽曲又は音声等の音を放つ。つまり、遊技制御ユニット1の遊技制御回路基板1aが、遊技の進行に応じた楽曲を選択し、選択した楽曲に相当する指令を遊技の進行に伴う楽曲の切り替わり時に音声制御回路基板3aに出力する。すると、音声ユニット3が音声制御回路基板3aの働きにより遊技制御ユニット1からの指令に対応する楽曲をスピーカ3bより放音する。この実施形態の場合、音声ROMは、4Mビットの記憶容量を有し、1Mビットの記憶容量の単位で4分割された中ブロックと、各中ブロックを16分割した小ブロックとに区分され、最小単位としての64個の小ブロックのそれぞれに1曲毎のサウンドデータを記憶している。又、遊技制御ユニット1から出力された指令は、8ビットの制御信号であって、1ビットのリセット信号と、1ビットのストローブ信号と、6ビットのサウンド選択信号とを備えている。サウンド選択信号は、2ビットの中サウンドデータブロック選択信号と、4ビットの小サウンドデータブロック選択信号とより構成されている。そして、音声制御回路基板3aでは、遊技制御ユニット1から曲の替わり目に転送されたリセット信号の立ち上がりにより楽曲の選択を始める。つまり、中サウンドデータブロック選択信号により中ブロックが選択され、小サウンドデータブロック選択信号により小ブロックが選択される。この選択された小ブロックのサウンドデータがストローブ信号の立ち上がりによりラッチされてスピーカ3bより音に変換されて出力される。
図5において、発射ユニット4は、発射制御回路基板4aと発射機構部4bとハンドル部4cと払出球オーバフローセンサ4dとを備えており、CPUを持たず、遊技制御ユニット1から独立した単独のユニットとして、遊技制御ユニット1の遊技内容を制御するための乱数との同期を防止するように構成されている。発射制御回路基板4aは、プリント基板のような配線基板に、発射周期パルス発生部と入力信号処理部とアクチュエータドライバー等の電気部品を実装している。ハンドル部4cは、タッチセンサとハンドルボリュームとストップスイッチとを有する。タッチセンサは、遊技者がハンドルに触れる間、タッチ入力を発射制御回路基板4aに出力する。ハンドルボリュームは、遊技者によるハンドルの操作量に相当する発射強度入力を発射制御回路基板4aに出力する。ストップスイッチは、遊技者がストップスイッチを操作することにより、球発射停止に相当するストップ入力を発射制御回路基板4aに出力する。払出球オーバフローセンサ4dは、払出ユニット5より上皿セット及び下皿セットに払い出された球が払出ユニット5の払出機構部5bでの払出動作を阻害しないように予め定められた設定限度以上に到達したことを検出してオーバフロー信号を発射制御回路基板4aに出力する。そして、発射ユニット4では、プリペイドカードユニット6より接続確認信号が未入力の時、払出オーバフロー状態の時、ホールコンピュータより発射停止信号が入力された状態の時、タッチ入力未検出状態の時、ストップ入力検出状態の時の何れかの場合以外、発射制御回路基板4aの発射周期パルス発生部が、分間100発を越えない周期として607msec毎に20msec幅の駆動信号を、アクチュエータドライバーに出力する。すると、アクチュエータドライバーが発射強度入力に応じた電力を発射機構部4bのソレノイド又はモータ等のアクチュエータに出力する。これにより、発射機構部4bが遊技者の操作量に応じた発射強度で遊技球を遊技盤の遊技領域に発射する。
図6において、払出ユニット5は、払出制御回路基板5aと払出機構部5bと払出球貯留センサ5cと払出球数カウントセンサ5dと払出オーバフローセンサ5eとを備える。払出制御回路基板5aは、プリント基板のような配線基板に、ワンチップコンピュータ、入出力インターフェース等の電気部品を実装している。ワンチップコンピュータは、CPUとROMとRAMとを1つのICに内蔵している。入出力インターフェースは、払出機構部5bのアクチュエータを駆動するためのアクチュエータドライバーと、払出球貯留センサ5cや払出球数カウントセンサ5d及び払出球オーバフローセンサ5e等の複数のセンサからの信号を処理する信号処理部とを備えている。そして、払出ユニット5では、ワンチップコンピュータが、遊技制御ユニット1より転送されたパチンコ機の遊技内容の1つである入賞口への入賞に対応する指令、又は、プリペイドカードユニット6より転送された指令により、入出力インターフェースを介して、払出機構部5bを駆動することにより、払出機構部5bが賞球としての球又は貸球としての球を上皿セット及び下皿セットに払い出す。
図7において、プリペイドカードユニット6は、球貸制御回路基板6a、カード残高表示器6b、球貸釦6c、貸出可能状態表示器6d、カード返却釦6e、カード投入・返却処理機構部6fを備える。カード残高表示器6b、球貸釦6c、貸出可能状態表示器6d及びカード返却釦6eはパチンコ機の前面側に操作部として設けられる。プリペイドカードユニット6としては、パチンコ機と別体な形態と、パチンコ機と一体な形態との何れかを採用できるが、何れの形態においても、カード投入・返却処理機構部6fは、遊技者に対応する前面側にカード投入口及びカード返却口を有し、カード投入口とカード返却口との間にカード搬送部と情報読取部及び情報消去部を内蔵している。尚、投入口と返却口は同一でも良い。そして、遊技者がプリペイドカードをカード投入口に挿入すると、カード搬送部がプリペイドカードをカード投入口よりカード投入・返却処理機構部6fの内部に搬入し、情報読取部が搬入されてきたプリペイドカードに記憶されたカード情報を読み取って球貸制御回路基板6aに出力する。又、カード搬送部は、球貸制御回路基板6aからの指示により搬入したプリペイドカードをカード返却口に向けて搬出する。球貸制御回路基板6aは、カード投入・返却処理機構部6fに内蔵されたプリント基板のような配線基板に、ワンチップコンピュータ、入出力インターフェース等の電気部品を実装している。ワンチップコンピュータは、CPUとROMとRAMとを1つのICに内蔵しており、球貸釦6cやカード返却釦6e及び情報読取部並びに払出ユニット5からの指令により、カード処理や球貸処理を実行して、カード残高表示器6b、貸出可能状態表示器6d、カード投入・返却処理機構部6f及び払出ユニット5に指令を出力する。カード処理としては、挿入されたプリペイドカードに記憶された有効金額に相当する情報をカード残高表示器6bに出力してカード残高を表示する動作、挿入されたプリペイドカードに記憶された有効金額がゼロの場合にカード搬入部を駆動してプリペイドカードを搬出する動作、挿入されたプリペイドカードをカード返却釦6eからのオン信号により搬出する動作等である。球貸処理としては、払出ユニット5の払出球貯留センサ5cからの指令により貸出可能状態表示器6dを表示する動作、カード残高表示器6bに有効金額が表示された範囲内で球貸釦6bからの球貸金額に相当する指示を払出ユニット5に出力する動作、球貸金額に相当する指示によりカード残高表示器6bの有効金額を変更表示する動作、球貸金額に相当する指示により情報消去部を作動させてプリペイドカードの有効金額を減算消去する動作等である。
図8において、遊技制御ユニット1と払出ユニット5とプリペイドカードユニット6との関連を説明する。遊技制御ユニット1では、複数の入賞口1g,1h,1i,1j,1kが遊技盤1mの表裏に貫通され、各入賞口1g〜1kに入賞した球が各入賞口1g〜1kにより遊技盤1mの表側より裏側に導出される。遊技盤1mの裏面には遊技制御回路基板1aと球寄せカバー1nとが取り付けられている。遊技制御回路基板1aは透視可能な状態で密封封止した不正防止手段を有する。球寄せカバー1nは、入賞口1g,1hをまとめた1つの設定賞球払出数系列通路1n−1と、入賞口1i,1jをまとめたもう1つの設定賞球払出数系列通路1n−2と、入賞口1kに対応する更なる1つの設定賞球払出数系列通路1n−3と、各設定賞球払出数系列通路1n−1〜1n−3を通過した全部の入賞球を集めて下方に排出する集合通路1n−4とを備え、各設定賞球払出数系列通路1n−1〜1n−3に入賞センサ1bとしての設定賞球払出数系列入賞センサ1b−1,1b−2,1b−3を設け、集合通路1n−4に入賞センサ1bとしての入賞確認センサ1b−4を配置している。そして、設定賞球払出数系列入賞センサ1b−1は、設定賞球払出数系列通路1n−1を落下する入賞球を1個ずつ検出して変換した信号を信号線1p−1を介して遊技制御回路基板1aに送出する。設定賞球払出数系列入賞センサ1b−2は、設定賞球払出数系列通路1n−2を落下する入賞球を1個ずつ検出して変換した信号を信号線1p−2を介して遊技制御回路基板1aに送出する。設定賞球払出数系列入賞センサ1b−3は、設定賞球払出数系列通路1n−3を落下する入賞球を1個ずつ検出して変換した信号を信号線1p−3を介して遊技制御回路基板1aに送出する。入賞確認センサ1b−4は、集合通路1n−4を落下する入賞球を1個ずつ検出して変換した信号を信号線1p−4を介して遊技制御回路基板1aに送出する。
各設定賞球払出数系列入賞センサ1b−1〜1b−3からの検出信号を受けた遊技制御回路基板1aは、検出結果を、RAMに設定賞球払出数系列毎にカウント記憶する。又、遊技制御回路基板1aは、それらのカウント記憶の総数と、入賞確認センサ1b−4からの検出信号の総数カウントとを比較してエラー検出を行う。そして、遊技制御回路基板1aは、エラー検出が無く、カウント記憶がRAMに存在すれば、賞球払出要求信号とカウント記憶の設定賞球払出数に応じた賞球払出数パルス信号とを指示として払出ユニット5の払出制御回路基板5aに一方向に信号線7を介して転送する。カウント記憶が複数有る場合、遊技制御回路基板1aは、一定のインターバル時間をおいて、指示転送を引き続き行う。又、遊技制御回路基板1aは、カウント記憶と指示転送とを、タイミング的に独立して適宜繰り返し処理する。尚、該当カウント記憶と総数カウントは、指示転送のたびに減算される。
遊技制御回路基板1aからの指示転送を受けた払出制御回路基板5aは、遊技制御回路基板1aより転送された賞球払出数パルス信号を、RAMに設定賞球払出数毎にカウント記憶する。そして、払出制御回路基板5aは、RAMにカウント記憶が存在すれば、そのカウント記憶に応じた設定賞球払出数信号により払出機構部5bを作動する。これにより、払出機構部5bが設定賞球払出数の賞球を払い出す。カウント記憶が複数有る場合、払出制御回路基板5aは、一定のインターバル時間をおいて、払出機構部5bへの指示を引き続き行う。又、プリペイドカードユニット6より球貸要求の指示があった場合、払出制御回路基板5aは、上記賞球払出処理に優先して、例えば25個のような予め定められた所定数の球貸処理を行う。しかし、1回の賞球払出処理中に、プリペイドカードユニット6より球貸要求の指示があった場合、払出制御回路基板5aは、処理中の1回の賞球払出処理が終了した時点から球貸処理を開始する。又、払出制御回路基板5aは、賞球払出と貸球払出とを、タイミング的に独立して適宜繰り返し処理する。又、マスターユニットからの指令である賞球払出処理を優先させるように構成しても良い。
図9を参照して、遊技制御回路基板1aの処理動作と、払出制御回路基板5aの処理動作とを詳述する。
図9の符号アにおいて、入賞球が1つの設定賞球払出数系列でのN個入賞系列センサを通過すると、遊技制御回路基板1aは該当する設定賞球払出数カウンタを1カウントアップ(記憶)する。
図9の符号イにおいて、ア項の入賞球が入賞確認センサ1b−4を通過すると、遊技制御回路基板1aは入賞確認センサ1b−4からの検出信号をエラー検出用として総数カウンタを1カウントアップ(記憶)する。
図9の符号ウにおいて、入賞球がもう1つの設定賞球払出数系列でのM個入賞系列センサを通過すると、遊技制御回路基板1aは該当する設定賞球払出数カウンタを1カウントアップ(記憶)する。
図9の符号エにおいて、ウ項の入賞球が入賞確認センサ1b−4を通過すると、遊技制御回路基板1aは入賞確認センサ1b−4からの検出信号をエラー検出用として総数カウンタを1カウントアップ(記憶)する。そして、遊技制御回路基板1aでのエラー検出は、イ項及びエ項での総数カウント値と、ア項及びウ項でのカウント合計値とを比較し、積算値とカウント合計値とが所定時間内に一致する場合は正常と判断し、積算値とカウント合計値とが所定時間経過しても不一致の場合は異常と判断してエラー検出する。但し、入賞球がN個又はM個入賞系列センサから入賞確認センサ1b−4に到達するまでの滞留時間による積算値とカウント合計値との誤差は、考慮するように、遊技制御回路基板1aのROMに記憶したプログラムに定めてある。上記ア〜エ項の処理は、遊技制御回路基板1aでの指示転送処理とは並列して行われる。
次は、遊技制御回路基板1aの指示転送と、払出制御回路基板5aの賞球払出処理とに関する内容となる。
図9の符号オにおいて、遊技制御回路基板1aは、ア項の記憶に基づく指示転送を行うために、先ず、SKRQ信号(賞球払出要求信号)を100msecオンする。このSKRQ信号が100msec以上オンしているのは、100msecまでが賞球払出要求であり、100msec以降はSKPL信号(設定賞球払出数パルス信号)のイネーブル信号の役を担うためである。
図9の符号カにおいて、払出制御回路基板5aは、SKRQ信号を50msec以上検出すると、遊技制御回路基板1aから転送されてくるSKPL信号数のカウントを開始する。このSKPL信号は4msec間隔でオン・オフを繰り返し、例えば、10個の設定賞球払出数に相当するSKPL信号の場合、全部で80msecとなる。
図9の符号キにおいて、遊技制御回路基板1aは、ア項の記憶に該当する設定賞球払出数(N個)分のSKPL信号を払出制御回路基板5aに出力する。
図9の符号クにおいて、払出制御回路基板5aは、符号クのSKPL信号カウント期間におけるSKPL信号のパルス数をカウントする。
図9の符号ケにおいて、払出制御回路基板5aは、遊技制御回路基板1aからのSKRQ信号が50msec以上オフしたら、SKPL信号のパルス数のカウントを終了する。
図9の符号コにおいて、遊技制御回路基板1aは、今回の分のSKPL信号のパルス数を出力し終わると、SKRQ信号をオフするが、次回の指示転送開始まで100msec以上のインターバル時間を有している。
図9の符号サにおいて、遊技制御回路基板1aは、ウ項の記憶に基づき、次回の指示転送を開始する。以下、同様の繰り返しを行う。
上記の第1実施形態によれば、表示ユニット2と音声ユニット3及び払出ユニット5を、マスターユニットである遊技制御ユニット1からの一方向の指示により動作するスレーブユニットとして形成し、発射ユニット4及びプリペイドカードユニット6を遊技制御ユニットとは無関係に単独で動作する独立ユニットとして形成したので、表示ユニット2、音声ユニット3、発射ユニット4、払出ユニット5及びプリペイドカードユニット6の機能検査を容易に行うことができる。
即ち、図10において、機能検査装置8は、パソコン8aに、キーボード8cやマウス8d等の入力機器、表示ユニット2と音声ユニット3と発射ユニット4と払出ユニット5及びプリペイドカードユニット6のうちの1つの検査対象ユニット、CRT8bや液晶ディスプレイ及びプリンタ8e等の出力機器を接続している。パソコン8aには、検査対象ユニットの機能検査に必要な各種の機能検査データがインストールされている。各種の機能検査データとしては、遊技制御ユニット1から表示ユニット2に出力される表示のための各種の指示と制御回路基板2aに記憶された画像データとの関係を定めた一覧表データ、遊技制御ユニット1から音声ユニット3に出力される音のための各種の指示と音声ユニット3に記憶された音声データとの関係を定めた一覧表データ、発射ユニット4に記憶された発射と停止とのための一覧表データ、遊技制御ユニット1から払出ユニット5に出力される賞球払出のための各種の指示と払出ユニット5で払い出される賞球数との関係を定めた一覧表データ、プリペイドカードユニット6で処理されるカード処理や球貸処理のための一覧表データ等である。
そして、例えば、表示ユニット2の機能検査を行う場合には、遊技制御ユニット1と表示ユニット2との接続ラインを外し、機能検査装置8を表示ユニット2に接続すると共に、機能検査装置8を起動し、キーボード8cやマウス8d等の操作により、CRT8bに表示ユニット2に対する一覧表データを表示する。それから、キーボード8cやマウス8dを操作して、表示された一覧表データの中から表示したい画像データの箇所を選択すると、機能検査装置8が選択された画像データに対して遊技制御ユニット1から出力される指令と同一の信号フォーマットの指令を表示ユニット2の表示制御回路基板2aに転送する。その結果、表示ユニット2が選択した箇所の画像データによる画像を表示パネル2bに表示するか否かを確認検査できる。つまり、表示ユニット2が選択した箇所の画像データによる画像を表示パネル2bに表示すれば、表示ユニット2が遊技制御ユニット1からの指令に対応して従属的に正しく表示動作するものであることの機能検査を目で確認できる。逆に、表示ユニット2が選択した箇所の画像データ以外の画像を表示パネル2bに表示すれば、表示ユニット2が遊技制御ユニット1からの指令に対応して従属的に正しくない表示動作を行うもので、表示ユニット2が改造等の不正を受けていることの機能検査を目で確認できる。
音声ユニット3の機能検査を行う場合には、遊技制御ユニット1と音声ユニット3との接続ラインを外し、機能検査装置8を音声ユニット3に接続すると共に、機能検査装置8を起動し、キーボード8cやマウス8d等の操作により、CRT8bに音声ユニット3に対する一覧表データを表示する。それから、キーボード8cやマウス8dを操作して、表示された一覧表データの中から音を出したい音声データの箇所を選択すると、機能検査装置8が選択された音声データに対して遊技制御ユニット1から出力される指令と同一の信号フォーマットの指令を音声ユニット3の音声制御回路基板3aに転送する。その結果、音声ユニット3が選択した箇所の音声データによる楽曲又は音声等の音をスピーカ3bより発生するか否かを確認検査できる。つまり、音声ユニット3が選択した箇所の音声データによる音をスピーカ3bより放てば、音声ユニット3が遊技制御ユニット1からの指令に対応して従属的に正しく発音動作するものであることの機能検査を耳で確認できる。逆に、音声ユニット3が選択した箇所の音声データ以外の音をスピーカ3bより放てば、音声ユニット3が遊技制御ユニット1からの指令に対応して従属的に正しくない発音動作を行うもので、音声ユニット3が改造等の不正を受けていることの機能検査を耳で確認できる。
発射ユニット4の機能検査を行う場合には、プリペイドカードユニット6及びホールコンピュータと発射ユニット4との接続ラインを外し、機能検査装置8を発射ユニット4に接続すると共に、機能検査装置8を起動し、キーボード8cやマウス8d等の操作により、CRT8bに発射ユニット4に対する一覧表データを表示する。それから、キーボード8cやマウス8dを操作して、表示された一覧表データの中からプリペイドカードユニット6又はホールコンピュータの何れかを示すデータの箇所を選択すると、機能検査装置8が選択された箇所のデータに対してプリペイドカードユニット6又はホールコンピュータの何れから出力される指令と同一の信号フォーマットの指令を発射ユニット4の発射制御回路基板4aに転送する。その結果、発射ユニット4が選択した箇所のデータによる発射動作停止を行うか否かを確認検査できる。つまり、発射機構部4bが選択した箇所のデータによる発射動作停止を行えば、発射ユニット4がプリペイドカードユニット6又はホールコンピュータからの指令に対応して正しく動作するものであることの機能検査を目で確認できる。逆に、発射機構部4bが選択した箇所のデータ以外の動作行えば、発射ユニット4がプリペイドカードユニット6又はホールコンピュータからの指令に対応して正しくない動作を行うもので、発射ユニット4が改造等の不正を受けていることの機能検査を目で確認できる。
払出ユニット5の機能検査を行う場合には、遊技制御ユニット1と払出ユニット5との接続ラインを外すと共に、払出ユニット5とプリペイドカードユニット6との接続ラインを外し、機能検査装置8を払出ユニット5に接続すると共に、機能検査装置8を起動し、キーボード8cやマウス8d等の操作により、CRT8bに払出ユニット5に対する一覧表データを表示する。それから、キーボード8cやマウス8dを操作して、表示された一覧表データの中から払出動作を行いたい検査内容の箇所を選択すると、機能検査装置8が選択された遊技内容に対して遊技制御ユニット1若しくはプリペイドカードユニット6から出力される指令と同一の信号フォーマットの指令を払出ユニット5の払出制御回路基板5aに転送する。その結果、払出ユニット5が選択した箇所の検査内容による設定賞球払出数の賞球を払い出すか否かを確認検査できる。つまり、払出機構部5bが選択した箇所の遊技内容による設定賞球払出数の賞球若しくは球貸金額に相当する数の貸球を払い出せば、払出ユニット5が遊技制御ユニット1及びプリペイドカードユニット6からの指令に対応して従属的に正しく払出動作するものであることの機能を確認検査できる。逆に、払出機構部5bが選択した箇所の遊技内容の設定賞球払出数の賞球若しくは球貸金額に相当する数の貸球を払い出さなければ、払出ユニット5が遊技制御ユニット1及びプリペイドカードユニット6からの指令に対応して従属的に正しくない払出動作を行うもので、払出ユニット5が改造等の不正を受けていることの機能を確認検査できる。
プリペイドカードユニット6の機能検査を行う場合には、既に検査確認された払出ユニット5とプリペイドカードユニット6の接続ラインを接続したまま、検査用のプリペイドカードをカード投入・返却処理機構部6fに挿入する。この状態において、貸出可能状態表示器6dが点灯すれば、貸出可能表示系統は正常であることが目で確認できる。この後、球貸釦6cやカード返却釦eを操作する。その結果、プリペイドカードユニット6が操作した釦に対応する動作を行うか否かを確認検査できる。つまり、検査者が球貸釦6cを操作することにより、カード残高表示器6bの表示残高が減算表示されると共に、払出ユニット5が所定数の貸球を払い出せば、球貸処理系統が正しく動作するものであることの機能検査を目で確認できる。更に、検査者がカード返却釦6eを操作することにより、検査用のプリペイドカードがカード投入・返却処理機構部6fより返却されると共にカード残高表示器6bの表示残高がゼロとなればカード処理系統が正しく動作するものであることの機能検査を目で確認できる。上記正常動作以外の動作をすれば、プリペイドカードユニット6が改造等の不正を受けていることの機能検査を目で確認できる。
つまり、遊技制御ユニット1からの表示のための指示が遊技内容の進行に応じて変化するため、表示ユニット2の機能検査を行う場合、遊技制御ユニット1と他のユニットとが制御信号を双方にやり取りする電気的な構造では遊技内容の1ブロックの途中からの検査を行うことは難しい。これに対して、この実施形態のように、表示ユニット2や音声ユニット3及び払出ユニット5が遊技制御ユニット1からの一方向の指示で動作するスレーブユニットとして構成されることにより、機能検査装置8によりそれらのスレーブユニット2,3,5の機能検査を遊技内容の1ブロックの途中からでも単独で的確かつ容易に行うことができる。
第2実施形態
前記第1実施形態では発射ユニット4を独立ユニットとして形成したが、この第2実施形態では図11に示すように発射ユニット4を遊技制御ユニット1に従属するスレーブユニットとして形成したことを特徴としている。即ち、図11において、第1実施形態の発射制御回路基板4aに相当する発射制御回路基板4eより発射周期パルス発生部を外し、この発射周期パルス発生部を遊技制御ユニット1の遊技制御回路基板1aに搭載し、遊技制御回路基板1aから一方向の指令として20msec幅の分間100発を越えない607msec周期の駆動信号を発射ユニット4の発射制御回路4eに出力する。この遊技制御回路基板1aに搭載する発射周期パルス発生部としては、水晶振動子と分周回路とを備えた形態でも良いが、遊技制御回路基板1aがコンピュータ動作に必要なクロック信号を発生する機能を持っているので、水晶振動子等のクロック信号発生源を省き、遊技制御回路基板1aが元々有するコンピュータ動作に必要なクロック信号を607msecの周期に変換する分周回路を遊技制御回路基板1aに付加すれば、クロック信号発生源を減らせて装置全体の構造を簡素化できる。この第2実施形態において、発射ユニット4の機能検査を行う場合には、遊技制御ユニット1と発射ユニット4との接続ラインを外し、遊技制御ユニット1から発射ユニット4に転送される駆動信号と同じ駆動信号を機能検査装置8より発射ユニット4に供給することにより、発射ユニット4の機能検査を行うことができる。
前記各実施形態ではハンドル部4cを発射ユニット4の一部としたが、ハンドル部4cを遊技制御ユニット1の一部として含ませることも可能であるが、この場合、タッチ入力、発射強度入力、ストップ入力等を遊技制御ユニット1から発射ユニット4に指令することは必要である。
1 遊技制御ユニット(機能別ユニット、マスターユニット)
2 表示ユニット(機能別ユニット、スレーブユニット)
3 音声ユニット(機能別ユニット、スレーブユニット)
4 発射ユニット(機能別ユニット、独立ユニット)
5 払出ユニット(機能別ユニット、スレーブユニット)
6 プリペイドカードユニット(機能別ユニット、独立ユニット)
8 機能検査装置

Claims (1)

  1. パチンコ機を構成する遊技機機能部品が複数の機能別ユニットとして分割され、前記複数の機能別ユニットには、遊技内容を制御するマスターユニットとしての遊技制御ユニットと、この遊技制御ユニットからの一方向の指示により動作する複数のスレーブユニットと、遊技制御ユニットとは無関係に単独で動作する複数の独立ユニットとを含み、前記遊技制御ユニットと各スレーブユニットと各独立ユニットとの間はそれぞれのユニットの機能の必要性に応じて電気的に接続されてなるパチンコ機において、
    前記複数の各スレーブユニット及び複数の各独立ユニットの機能検査データを保持する保持手段と、各ユニットが接続する他のユニットからの情報と当該情報に対応する各ユニットの出力データとの関係を定めた一覧表データを表示する表示手段と、この表示手段に表示される一覧表データの中から所望のものを選択する選択手段と、前記各ユニットと接続して検査するための接続手段とを有した機能検査装置を備え、この機能検査装置は、前記各スレーブユニット又は各独立ユニットの検査を行う場合には、当該検査対象ユニットが接続する他のユニットとの接続を外し、前記機能検査装置を当該検査対象ユニットに接続し、前記選択手段によって前記一覧表データの中から所望のものを選択して起動させ、前記接続を外した他のユニットからの指令と同一の信号フォーマットの指令を当該検査対象ユニットに送信して各ユニットの動作の可否を確認検査することを特徴とするパチンコ機。
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