JP2003325839A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2003325839A JP2002134626A JP2002134626A JP2003325839A JP 2003325839 A JP2003325839 A JP 2003325839A JP 2002134626 A JP2002134626 A JP 2002134626A JP 2002134626 A JP2002134626 A JP 2002134626A JP 2003325839 A JP2003325839 A JP 2003325839A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾演出性を高めるとともに遊技状態情報を
確認し易くして、遊技の興趣を高めた弾球遊技機を提供
する。 【解決手段】 取付基板16と、該取付基板16の後方
に突出して前面が開口した凹室23と、該凹室の左右に
おいて回動可能に軸着された一対の可動翼片31,31
と、該可動翼片31,31により凹室23内へ導入され
た遊技球が入賞可能な一般入賞口20および継続入賞口
19と、を具備する変動入賞装置4を備える弾球遊技機
において、変動入賞装置4は、前記可動翼片31,31
の後方に表示装置36を配置し、表示装置36は、ラウ
ンド情報表示発光部材38と、可動翼片装飾表示発光部
材39と、レンズ部材40とを備え、可動翼片31,3
1の回動状態に合わせて発光部材38,39の発光によ
る所要の画像の表示を制御する表示制御手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技者にとって不
利な状態と有利な状態とに変換可能な変動入賞装置を備
えた弾球遊技機に関し、特に、遊技に関係する情報を変
動入賞装置に表示可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を代表的な弾球遊技機である
パチンコ遊技機を例に挙げて説明する。パチンコ遊技機
の中には、所謂羽根物と呼ばれるパチンコ遊技機があ
る。このパチンコ遊技機は、始動口への遊技球の入賞に
基づいて、変動入賞装置の「羽根」と呼ばれる可動翼片
を開く補助遊技を行い、可動翼片が開いた際に遊技球を
変動入賞装置内部に導入して、該遊技球が継続入賞口へ
入賞すると特別遊技を行わせるというものである。この
特別遊技では、例えば、可動翼片が所定回数開閉するま
で或いは所定個の遊技球が変動入賞装置に導入されて入
賞するまでの何れか早い方の条件成立に基づいて1ラウ
ンドを規制し、このラウンド中に遊技球が再度継続入賞
口に入賞することを条件として次のラウンドに移行(ラ
ウンド更新)する。
【0003】また、このパチンコ遊技機は、ラウンドの
情報等を表示する表示装置を備えている。この表示装置
は、例えば、ドットマトリクス状に配置したLED(発
光ダイオード)や7セグメントのLED等の発光表示器
により構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な可動翼片は、開閉のみの単調な動作のみしかできず、
したがって、このようなパチンコ遊技機は、遊技に伴う
挙動を見て楽しむには物足りず、遊技の興趣を高める点
で改善の余地がある。
【0005】また、上記表示装置は、遊技球の流下の邪
魔にならないように、小さくして設けられているために
数字や文字など単純な情報しか表示できず、したがっ
て、遊技中の装飾演出に活用し難かった。
【0006】そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてな
されたものであり、その目的は、可動翼片の動作や遊技
状態に合わせて表示装置の表示状態を変化可能にして、
装飾演出性を高めるとともに遊技状態情報を確認し易く
して、遊技の興趣を高めることができる遊技機を提供し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであり、請求項1に記載の
ものは、遊技盤に取り付けるための取付基板と、前記取
付基板の略中央部分に設けられ、前記取付基板の後方に
突出して前面が開口した凹室と、前記取付基板に設けら
れて、前記凹室の左右において回動可能に軸着された一
対の可動翼片と、前記凹室の所要部位に設けられて、前
記可動翼片により受け入れられた遊技球が入賞可能な一
般入賞口および特別入賞口と、前記一対の可動翼片を開
閉可能に駆動する電気的駆動源と、を具備する変動入賞
装置を備え、遊技盤において行われる遊技を制御して、
特別入賞口に遊技球が入賞したことにより、所定の規定
に基づいて可動翼片を開閉する特別遊技を行わせ、特別
遊技終了条件成立までラウンド更新しながら特別遊技を
継続する弾球遊技機において、前記変動入賞装置は、可
動翼片の後方に表示装置を配置し、前記表示装置は、前
記取付基板に形成された開口の後方に設けられる発光部
材と、前記開口に嵌合され、前記取付基板と略同一平面
となって前記開口を塞ぎ、前記発光部材の発光を透過可
能なレンズ部材と、を備え、前記発光部材は、前記可動
翼片の回動範囲に対応した所要領域に設けられ、可動翼
片の回動状態に合わせて、発光部材の発光による所要の
画像の表示を制御する表示制御手段を備えたことを特徴
とする弾球遊技機である。
【0008】請求項2に記載のものは、前記所要の画像
は、可動翼片の状態に対応した画像であり、前記表示制
御手段は、前記所要の画像を前記可動翼片の回動動作よ
りも遅らせて表示する遅延表示制御手段を備えることを
特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機である。
【0009】請求項3に記載のものは、前記表示装置
は、左右の発光部材と連接した状態で設けられる連接発
光部材を備えることを特徴とする請求項1または請求項
2に記載の弾球遊技機である。
【0010】請求項4に記載のものは、前記所要の画像
は、遊技状態を表す遊技状態情報であることを特徴とす
る請求項1から請求項3のいずれかに記載の弾球遊技機
である。
【0011】ここで、遊技状態情報とは、遊技制御装置
により制御される遊技の進捗度合いを示す情報である。
具体的には、特別遊技における現在のラウンド番号、入
賞状態を示す文字、特別遊技終了までのラウンド残数、
あるいは遊技中に所定の規定に基づいて遊技者に付与さ
れた継続可能ラウンド数等である。
【0012】請求項5に記載のものは、前記表示制御手
段は、遊技中に決定した可動翼片の開動作回数を、開動
作回数情報として表示装置に表示し、可動翼片が表示装
置の前方を往復通過する毎に該開動作回数情報の表示を
更新することを特徴とする請求項1から請求項4のいず
れかに記載の弾球遊技機である。
【0013】ここで、開動作回数情報とは、可動翼片が
開動作予定の回数を、直接数字で表示したり、あるいは
開動作予定回数と同数の発光体点灯やマーク表示をした
りして、遊技者に該開動作予定回数を視覚的に伝達可能
な表示物をいう。
【0014】請求項6に記載のものは、前記表示制御手
段は、前記表示装置の連接発光部材の発光態様の表示制
御を行う遊技制御装置と、表示装置の発光部材の発光態
様の表示制御を行う装飾制御装置と、を含み、前記遊技
制御装置と装飾制御装置とは、別個に備えられることを
特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の弾
球遊技機である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、代表的な弾球遊技機である
パチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の遊技盤の正
面図、図2は変動入賞装置の正面図である。
【0016】図1に示すように、パチンコ遊技機の遊技
盤1は、表面にガイドレール等の区画部材2により区画
された遊技領域3を形成し、該遊技領域3内において、
ほぼ中央には変動入賞装置4を配設して、該変動入賞装
置4の下方には、第1始動口5及び第2始動口6を配設
している。また、この遊技領域3内には、この他に、一
般入賞具7…、遊技球の流下方向を変える風車8…や障
害釘(図示せず)、発光により各種の装飾表示を行うラ
ンプ・LED9,9、及び入賞せずに流下した遊技球を
回収するアウト口10が設けられている。なお、第1始
動口5および第2始動口6は、入賞した遊技球を検出す
る第1始動口センサ11および第2始動口センサ12
(図3参照)をそれぞれ備えている。
【0017】変動入賞装置4は、図2に示すように、遊
技盤1の表面に取り付けられる取付基板16に正面から
見て略壷状(倒凸状)の開口部17を開設し、該開口部
17の開口縁の左右に球侵入防止壁18,18を前方に
突設し、両球侵入防止壁18,18の下端に挟まれた部
分の中央に特別入賞口である継続入賞口(V入賞口)1
9を設け、該継続入賞口19の左右に一般入賞口(ハズ
レ穴)20,20を設けている。継続入賞口19は、入
賞した遊技球を検出する継続入賞口センサ21(図3参
照)を備えている。そして、この変動入賞装置4の取付
基板16の裏側には、後方からケース(図示せず)を取
り付けて、前面が前記開口部17となる凹室23を取付
基板16の略中央部分に形成している。
【0018】また、上記開口部17の上方の取付基板1
6には、上部に上入口26を設けるとともに、該上入口
26の下縁に上棚板27を後方へ向けて僅かに下り傾斜
させた状態で備えている。さらに、この開口部17の奥
の凹室23内には、左カウントセンサ28aと右カウン
トセンサ28bからなる一対のカウントセンサ28(図
3参照)を上棚板27の後端縁に臨ませて設けて、変動
入賞装置4内に導入した遊技球をカウントセンサ28が
検出して、この検出信号を出力できるように構成されて
いる。
【0019】取付基板16の前面であって上入口26の
左右の位置には、羽根状を有する一対の可動翼片31,
31が、取付基板16の上部に突設された庇部32と球
侵入防止壁18,18の上端との間に配置され、遊技盤
1に対して垂直な支軸33,33を中心に回動可能な状
態で軸着されている。この可動翼片31,31は、各支
軸33,33の後端に図示しないクランク部材を介して
可動翼片開放ソレノイド34,34(本発明の電気的駆
動源に相当。図3参照)のプランジャを接続している。
なお、可動翼片開放ソレノイド34,34のプランジャ
は、スプリングにより付勢されている。両方の可動翼片
開放ソレノイド34,34が消磁した状態では、スプリ
ングの付勢力によりプランジャは伸びた状態になるの
で、可動翼片31,31は、図2に実線で示すように、
閉じた状態、すなわち凹室23内に遊技球を受け入れな
いようにして遊技者にとって不利な状態を形成する。こ
の不利状態から両方の可動翼片開放ソレノイド34,3
4を同時に励磁すると、プランジャがスプリングの付勢
力に抗して縮む方向へ直線的に移動し、クランク部材が
プランジャの直線運動を回転運動に変換して支軸33,
33を回転させるので、可動翼片31,31は、図2に
点線で示すように、上端を左右外側に向けて回動して逆
「ハ」字状に開く。したがって、可動翼片31,31
は、遊技球を変動入賞装置4内に容易に受け入れて、上
入口26や上棚板27等を通じて凹室23内の継続入賞
口19や一般入賞口20に入賞させ易い状態、すなわ
ち、遊技者にとって有利な状態に変換する。この有利状
態から、可動翼片開放ソレノイド34,34を再び消磁
すると、スプリングの付勢力により支軸33,33が戻
り回転し、可動翼片31,31は上端を内側に向けて戻
り回動して上記した不利状態に戻る。
【0020】そして、この可動翼片31,31の後方に
位置する取付基板16の前面には、表示装置36が配置
されている。この表示装置36は、取付基板16に形成
された開口16aの後方にLED等の発光体をドットマ
トリクス状に複数配列して、表示部37を形成し、表示
部37の発光体を所定の組み合わせで点灯、消灯、また
は点滅させることにより、遊技状態を示す情報や遊技盤
1の装飾演出を画像で表示(表現)するものである。ま
た、この表示装置36は、左右の縁を可動翼片31,3
1の支軸33,33を中心とした円弧状にして、表示部
37を可動翼片31,31の回動範囲と略同等の範囲ま
で形成されている。したがって、可動翼片31,31を
回動させると、該可動翼片31,31の先端は、表示装
置36の縁に沿うようにして移動する。なお、開口16
aは、図2に示すように、球侵入防止壁18,18およ
び上棚板27によって前記した開口部17と分けて開設
されているが、可動翼片31,31の閉状態において凹
室内に遊技球が侵入しないように構成すれば、開口部1
7と開口16aとを一つの開口として開設してもよい。
【0021】表示部37は、閉状態の可動翼片31,3
1に挟まれた範囲に位置するラウンド情報表示発光部材
38と、該ラウンド情報表示発光部材38の左右に位置
し、可動翼片31,31の可動範囲の後方の領域に位置
する可動翼片装飾表示発光部材39,39とにより構成
されている。そして、ラウンド情報表示発光部材38
は、左右に分かれて位置する可動翼片装飾表示発光部材
39,39と連接した状態で設けられている。なお、ラ
ウンド情報表示発光部材38は、本発明における連接発
光部材に相当し、可動翼片装飾表示発光部材39は、本
発明における発光部材に相当する。
【0022】さらに、表示装置36は、レンズ部材40
を嵌合することで取付基板16の開口16aを塞いでい
る。このレンズ部材40は、表示部37の発光が透過可
能な部材、例えば板状の透明なプラスチックで形成され
ており、取付基板16の前面と略同一平面を形成し、上
記した各発光部材38,39を覆うようにして開口16
aを閉塞している。また、本実施形態では、例えば、表
示部37の前面、具体的にはレンズ部材40の表面に花
びら状の開口を複数設けたマスクを備えて、点灯させた
各発光体が花びら状の輪郭を有するようにしたが、本発
明はこれに限定されない。さらに、表示部37は、複数
の2色LEDで構成してもよい。これらの表示部37に
おける表示内容の詳細については、後で詳しく説明す
る。
【0023】上記した凹室23内には、変動入賞装置4
内に導入した遊技球の誘導路を形成する誘導路形成機構
41が設けられている。この誘導路形成機構41は、変
動入賞装置4内の遊技球を誘導可能な誘導部材42,4
2と、変動入賞装置4内を流下する遊技球を貯留可能な
2枚の球貯留羽根部材43,43とを備えている。誘導
部材42,42は、円盤状部材の縁の一部分から板状の
ガイド部44を後方に延設するとともに、ステッピング
モータ等の誘導部材回動モータ45(図3参照)により
回動可能とし、誘導路形成機構41内でガイド部44を
移動することで、遊技球の継続入賞口19への入賞し易
さを変更できるように構成されている。一方、球貯留羽
根部材43,43は、遊技球を当接可能な球貯留突部4
6…を有し、球貯留ソレノイド47,47(図3参照)
により支軸を中心に前方へ閉回動することで凹室23内
を流下中の遊技球を継続入賞口19近傍で貯留し、後方
へ開回動することで貯留した遊技球を解放して緩やかに
流下させることにより、該遊技球の継続入賞口19への
入賞し易さをさらに向上できるように構成されている。
【0024】次に、パチンコ遊技機の遊技制御を行う遊
技制御装置とその制御内容について説明する。図3は、
パチンコ遊技機に備えられる制御装置の構成図で、主と
して、遊技制御装置を中心とする制御系統部分をブロッ
ク構成図として示したものである。なお、本実施形態に
おける遊技制御装置および装飾制御装置が本発明におけ
る表示制御手段に相当し、遊技制御装置と装飾制御装置
とは別個に備えられている。
【0025】遊技制御装置51は、遊技を統括的に制御
する主制御装置として機能し、図示するように、遊技制
御を司るCPU、遊技制御のためのプログラム等を記憶
しているROM、および遊技制御時にワークエリアとし
て利用されるRAM、インターフェース等から構成され
る。
【0026】遊技制御装置51は、各種検出装置(第1
始動口センサ11、第2始動口センサ12、誘導部材位
置検出センサ52、カウントセンサ28、継続入賞口セ
ンサ21、一般入賞口センサ22)からの検出信号を受
けて、大当たり遊技等、種々の処理を行う。そして、各
種制御装置(排出制御装置(図示せず)、装飾制御装置
53、音制御装置54)の他、表示装置36のラウンド
情報表示発光部材38、誘導部材回動モータ45、球貯
留ソレノイド47,47、可動翼片開放ソレノイド3
4,34等に指令信号を送信して、遊技を統括的に制御
する。特に、ラウンド情報表示発光部材38に対して
は、この遊技制御装置51は、遊技進行に伴って発光体
の発光態様を変化させて、遊技情報を表示する制御を行
う。なお、ラウンド情報表示発光部材38の発光態様に
ついては、後で詳細に説明する。
【0027】排出制御装置は、遊技制御装置51からの
賞球指令信号または図示しないカード球貸ユニットから
の貸球要求に基づいて、払出ユニットの動作を制御し、
賞球または貸球の排出を行わせる。
【0028】装飾制御装置53は、CPU、ROM、R
AM、インターフェース等から構成され、遊技制御装置
51からの装飾制御指令信号(制御データ)に基づい
て、ランプ・LED9,9等の装飾発光装置を制御する
とともに、表示装置36の表示制御、詳しくは、表示装
置36の可動翼片装飾表示発光部材39,39の表示制
御を行う。
【0029】音制御装置54は、スピーカ55からの効
果音出力を制御する。
【0030】なお、遊技制御装置51から、各種従属制
御装置としての排出制御装置、装飾制御装置53、およ
び音制御装置54への通信は、遊技制御装置51からそ
れら従属制御装置に向かう単方向通信のみが許容される
ようになっている。これにより、遊技制御装置51に従
属制御装置側から不正な信号が入力されることを防止す
ることができる。また、本実施形態では、パチンコ遊技
機に備えられる制御装置を、主制御装置である遊技制御
装置と各種従属制御装置とに分割したが、1つの制御装
置により全ての制御を行うようにしてもよい。
【0031】次に、上記した構成を有する本実施形態の
動作について、特に、前述した表示装置36の表示内容
を中心に説明する。
【0032】発射装置(図示せず)により発射された遊
技球は、区画部材2に沿って案内されて遊技領域3の上
部に達した後、障害釘や風車8…により方向を変えなが
ら遊技領域3内を流下する。この遊技球が一般入賞具7
…、第1始動口5及び第2始動口6に入賞した場合には
所定の賞球が得られ、何れにも入賞しなかった場合に
は、該遊技球はアウト口10から回収される。
【0033】遊技球が第1始動口5に入賞すると、第1
始動口センサ11が遊技球の入賞を検出し、第2始動口
6に入賞すると、第2始動口センサ12が遊技球の入賞
を検出して、各検出信号を遊技制御装置51に送信す
る。両始動口センサ11,12からの検出信号に基づ
き、遊技制御装置51は、可動翼片開放ソレノイド3
4,34を励磁して可動翼片31,31を逆「ハ」字状
に開かせる補助遊技を行う。具体的には、遊技制御装置
51は、この補助遊技において、例えば、第1始動口5
に遊技球が入賞した場合には、閉状態の可動翼片31,
31を所定時間(例えば0.3秒間)だけ1回開状態に
変換し、第2始動口6に遊技球が入賞した場合には、上
記した変換動作を2回行う。
【0034】この可動翼片31,31の変換動作(開動
作)に合わせて、装飾制御装置53は、本発明における
表示制御手段および遅延表示制御手段として機能し、図
4に示すように、可動翼片31と重なった可動翼片装飾
表示発光部材39,39を点灯して遅延表示制御(残像
表示制御)を行う。なお、実際の開動作に伴う遅延表示
制御は、左右両方の可動翼片装飾表示発光部材39,3
9において同時に行われるが、左右対称の表示状態とな
るので図4では右側のみを記載し、左側の表示状態は省
略する。具体的には、まず、装飾制御装置53は、可動
翼片31の変換動作(開動作)前に表示部37全体を消
灯状態(図2参照)にしておく。そして、各始動口5,
6への入賞によって可動翼片31が変換動作を開始する
と、装飾制御装置53は、遊技制御装置51から信号を
受けて、可動翼片31と重なった表示部37を、可動翼
片31が通過した後に、この可動翼片31の移動速度で
規定される所定の遅れ時間が経過した時点で、回動する
可動翼片31の後を追うようにして次々と点灯する(図
4中、塗りつぶし部分)。そして、上記表示部37を点
灯してから所定時間が経過した時点で、装飾制御装置5
3は、点灯中の表示部37のうち可動翼片31から最も
離れた箇所から次々と消灯する。したがって、可動翼片
装飾表示発光部材39は、前方を通り過ぎた可動翼片3
1の残像を表示するかのような画像を表示して、可動翼
片31,31の回動動作よりも遅らせた装飾表示をする
ことができる。
【0035】このように、可動翼片装飾表示発光部材3
9は、可動翼片31,31の回動状態に合わせて、可動
翼片の状態に対応した画像を表示し、装飾制御装置53
は、上記画像を可動翼片の回動動作よりも遅らせて表示
する遅延表示制御手段を備えるので、表示装置36は、
可動翼片31が恰も長時間開放しているかのような演出
を行うことができ、遊技の興趣を高めることができる。
【0036】また、装飾制御装置53は、図5に示すよ
うに、可動翼片31が閉動作中のとき、すなわち可動翼
片開放ソレノイド34を消磁して可動翼片31がスプリ
ングの付勢力により閉動作をする際にも、可動翼片装飾
表示発光部材39に対して遅延表示制御を行い、可動翼
片31が通過した後の表示部37を点灯および消灯し
て、可動翼片31の残像を表現してもよい。
【0037】なお、本実施形態では、装飾制御装置53
は、予め表示部37全体を消灯させておき、可動翼片3
1の残像を演出する際に残像演出を表現する表示部37
のみを点灯するようにしたが、本発明はこれに限らず、
表示部37全体を予め点灯させて、残像演出する箇所の
みを消灯するようにしてもよいし、あるいは、予め点灯
させた表示部37の色と異なる色を発色させることで残
像演出を表現してもよい。要は、残像のような遅延表示
を演出する表示部37が、他の表示部37と異なる表示
状態であればよい。
【0038】上記した補助遊技によって可動翼片31が
開いている間に、遊技球が変動入賞装置4内に導入され
て一般入賞口20に入賞すると、一般入賞口センサ22
は、入賞した遊技球を検出して、検出信号を遊技制御装
置51へ送信する。すると、遊技制御装置51は、誘導
部材42,42を変換するための条件が成立したと判断
し、誘導部材42,42を回転させたり、球貯留羽根部
材43,43の状態を変更したりして、誘導路形成機構
41の状態を変更し、遊技球の継続入賞口19への入賞
のし易さを変更する。
【0039】なお、変更後の継続入賞口19への入賞し
易さの度合いは、遊技制御装置51に乱数を取得させる
ことで決定するようにしてもよい。すなわち、複数の誘
導路形成機構41の状態と乱数の数値とが対応するよう
に予め設定しておき、遊技制御装置51が一般入賞口セ
ンサ22からの検出信号を受信したと同時に乱数を取得
して、該乱数に対応する誘導路形成機構41の状態に変
更するようにしてもよい。
【0040】そして、変動入賞装置4に導入した遊技球
が継続入賞口19に入賞すると、所謂大当たりとなり、
継続入賞口センサ21が遊技球の入賞を検出して、該検
出信号を遊技制御装置51に送信する。遊技制御装置5
1は、この検出信号に基づいて大当たり動作(特別遊技
の動作)を行わせるとともに、ラウンド情報表示発光部
材38の表示制御手段として、該ラウンド情報表示発光
部材38に、例えば、図6(a)に示すように、大当た
りを意味する「V」の文字や、所定の規定に基づいて大
当たり時に決定する継続可能ラウンド数(ラウンド更新
回数の上限値)を遊技状態情報の画像として表示する。
そして、引き続き、図6(b)のように、「1R」の文
字を表示して、大当たり遊技の第1ラウンドの開始を遊
技者に知らせる。
【0041】この大当たり動作において、遊技制御装置
51は、可動翼片開放ソレノイド34の励磁、消磁を繰
り返し行い、規定に基づいて可動翼片31を開閉させて
遊技者にとって不利な閉状態と有利な開状態とを交互に
変換する。本実施形態では、遊技制御装置51は、閉状
態にある可動翼片31を所定時間(例えば、0.85秒
間)だけ開状態に所定回数(例えば、最大18回)まで
変換する変換動作を行う。このとき、遊技制御装置51
は、開状態への変換回数をカウントするとともに、カウ
ントセンサ28からの検出信号に基づいて導入した遊技
球の数をカウントする。また、遊技球のカウント数を表
示装置36のラウンド情報表示発光部材38に表示す
る。
【0042】そして、上記した可動翼片31の変換動作
が所定回数を満了するか、この変換動作の繰り返し中
に、所定個(例えば、9個)の遊技球を変動入賞装置4
に導入するかの何れか早い方の条件成立までの間、すな
わちV有効時間内に、遊技球が継続入賞口19に入賞し
なかった場合は、遊技制御装置51は、第1ラウンドが
終了するとともに、大当たり遊技も終了して通常遊技に
復帰する。しかしながら、このラウンド中に遊技球が継
続入賞口19に入賞し、継続入賞口センサ21からの検
出信号が出力されたならば、遊技制御装置51は、ラウ
ンド更新をし、次回のラウンド(第2ラウンド)に移行
する。
【0043】次回ラウンドに移行したならば、遊技制御
装置51は、ラウンド情報表示発光部材38に更新後の
ラウンド番号、例えば、第2ラウンドを示す文字「2
R」を遊技状態情報として画像表示する。そして、遊技
制御装置51は、第1ラウンドと同様に、ラウンド更新
条件の成立を判定して次回ラウンドに更新するか否かを
決定する。
【0044】上記のラウンド更新をする毎に、遊技制御
装置51は、ラウンド情報表示発光部材38へ現在のラ
ウンド番号を、現在の遊技状態情報として画像表示す
る。なお、上記したラウンド番号の表示は、数字による
表示であってもよいし、あるいは、ラウンド情報表示発
光部材38のドット等の点灯数による表示であってもよ
いが、遊技者にこれらの遊技状態情報を一目してわかる
点から、数字による表示が好適である。
【0045】また、ラウンド更新条件が成立せず、ある
いは継続可能ラウンド数までラウンドが終了して、大当
たり遊技から通常遊技に戻った際に、遊技制御装置51
は、ラウンド情報表示発光部材38に、大当たり遊技が
終了した状態を示す文字、例えば、図6(c)に示すよ
うに、「F」(FinishのF)を表示するようにし
てもよい。あるいは、不正行為による入賞時や、各セン
サの遊技球検出エラー時に「E」(ErrorのE)を
表示するようにしてもよい(図示せず)。
【0046】このように、表示装置36の表示制御手段
である遊技制御装置51は、該表示装置36に所要の画
像を表示し、この所要の画像は、遊技状態を表す遊技状
態情報であるので、遊技者は、変動入賞装置4の遊技球
の挙動を見ながら、容易に現在の遊技状態を確認するこ
とができる。
【0047】上記した実施形態では、遊技制御装置51
は、遅延表示制御手段により表示装置36の可動翼片装
飾表示発光部材39に可動翼片の回動動作よりも遅れて
遅延表示を演出して可動翼片31の装飾を行ったが、こ
れに限らない。例えば、図7に示すように、可動翼片3
1,31の間に配置された表示部37を点灯するように
制御を行ってもよい。すなわち、図7では、遊技制御装
置51は、ラウンド情報表示発光部材38の全体を点灯
した状態にし、可動翼片31を開くに連れて可動翼片3
1,31間の範囲内に含まれてくる可動翼片装飾表示発
光部材39の一部を次々と点灯し、また、可動翼片31
を閉じるに連れて上記範囲外に位置することになる表示
部37、具体的には可動翼片装飾表示発光部材39の一
部を次々と消灯する制御を行う。
【0048】このように、表示装置は、左右の可動翼片
装飾表示発光部材39,39と連接した状態で設けられ
るラウンド情報表示発光部材38を備えることで、可動
翼片31,31の可動範囲だけでなく、可動翼片31,
31の間の領域にも装飾表示を行うことができ、よりダ
イナミックな装飾演出を行うことができる。
【0049】また、表示装置36の表示部37全体で可
動翼片31の開いた範囲を示すことにより、可動翼片3
1の開動作を強調することができ、遊技の興趣を高める
ことができる。
【0050】このとき、大当たり遊技時におけるラウン
ド表示等の遊技状態情報表示については、上記実施形態
と異なり、消灯や他の点灯部分と異なる発色をすること
で「V」や「1R」等の文字を表示する制御を行うこと
が好ましい。
【0051】また、遊技制御装置51は、可動翼片31
の外側に配置された表示部37を予め点灯しておき、可
動翼片31を開くに連れて可動翼片31,31間の範囲
内に含まれてくる表示部37を次々と消灯する制御をす
ることで、可動翼片31の開いた範囲を表現してもよ
い。要は、可動翼片31,31の間に配置された表示部
37を他の表示部37と異なる表示状態にすればよい。
【0052】ところで、前記した実施形態においては、
表示装置36の左右両側に位置する可動翼片装飾表示発
光部材39,39に対して、表示制御手段である装飾制
御装置53は、専ら可動翼片31,31の動作を装飾す
るための表示制御がなされていた。しかし、本発明はこ
れに限らない。すなわち、可動翼片装飾表示発光部材3
9,39においても、遊技の状態を示す情報、特に可動
翼片31,31の動作に関する情報を表示してもよい。
【0053】図8および図9は、第2実施形態における
可動翼片装飾表示発光部材39,39の表示処理を示す
フローチャートである。まず、装飾制御装置53は、遊
技状態が大当たり中であるかどうかを、遊技制御装置5
1からの制御データに基づいて判断する(S1)。ここ
で、遊技状態が大当たり中でないと判断した場合には、
遊技球が第1始動口5に入賞したかどうかを遊技制御装
置51からの制御データに基づいて判断する(S2)。
遊技球が第1始動口5に入賞したと判断されたときは、
装飾制御装置53は、左右両側の可動翼片装飾表示発光
部材39(図10では右側のみを示す。)に「1」を表
示し、可動翼片31の開動作予定回数が1回である旨の
開動作回数情報を示す(S3)。そして、遊技制御装置
51が可動翼片31を開動作させるとともに、装飾制御
装置53は、開動作回数情報である「1」の表示を、可
動翼片31と重なった箇所から順に消灯する(図1
0)。
【0054】また、遊技球が第1始動口5に入賞してい
ないと判断された場合は、遊技球が第2始動口6に入賞
したかどうかを遊技制御装置51からの制御データに基
づいて判断する(S4)。遊技球が第2始動口6に入賞
したと判断された場合は、装飾制御装置53は、図11
に示すように、左右両側の可動翼片装飾表示発光部材3
9(図11でも右側のみを示す。)に「2」を表示し、
可動翼片31の開動作予定回数が2回である旨の開動作
回数情報を示す(S5)。そして、遊技制御装置51が
1回目の可動翼片開動作を行うとともに、装飾制御装置
53は、開動作回数情報である「2」の表示を、可動翼
片31と重なった箇所から順に消灯する。その後、可動
翼片31がスプリングの付勢力により閉動作を行うこと
に合わせて、装飾制御装置53は、可動翼片31が通過
した箇所から順に「1」の表示を出現させ、可動翼片3
1が十分に閉じた状態で開閉残数があと1回である旨の
開動作回数情報に表示を更新する(図11)。再び可動
翼片31の開動作に伴って、開動作回数情報である
「1」の表示を、可動翼片31と重なった箇所から順に
消灯する。
【0055】このように、遊技制御装置51から始動口
5,6の入賞信号を受信することにより、可動翼片装飾
表示発光部材39の表示制御を行うと、遊技者が遊技球
の始動口入賞を目視しなくても、可動翼片装飾表示発光
部材39の表示状態を注視していれば、始動口5,6に
入賞したことを確認できるので、遊技者は、変動入賞装
置4の挙動に集中して遊技を行うことができる。
【0056】そして、遊技球が第2始動口6にも入賞し
ていないと判断されたときは、図8に示す表示処理に復
帰(RET)する。
【0057】上記のように、表示制御手段の一つとして
の装飾制御装置53は、遊技中に決定した可動翼片31
の開動作回数を、開動作回数情報として表示装置36に
表示し、可動翼片が表示装置36の前方を往復通過する
毎に該開動作回数情報の表示を更新するので、遊技者
は、遊技球の挙動、特に、変動入賞装置4に導入される
遊技球の挙動を注視しながら、可動翼片31の開動作回
数を把握することができる。
【0058】一方、遊技状態が大当たり中であると判断
された場合、装飾制御装置53は、引き続き、遊技制御
装置51からラウンド開始信号を受信したかどうかを判
断する(S6)。ラウンド開始信号を受信したと判断す
ると、装飾制御装置53は、現ラウンド中に可動翼片3
1が開動作する予定の回数(例えば、18回)を可動翼
片装飾表示発光部材39に表示する(S7)。なお、こ
のときのラウンドが第1ラウンドであれば、ラウンド開
始信号は、大当たり遊技が開始して最初のラウンドが開
始する際に受信され、第1ラウンド以外のラウンド、す
なわちラウンド更新後の新ラウンドであれば、前ラウン
ドにてV入賞した後で新ラウンドが開始する際に受信さ
れる。
【0059】このように遊技制御装置51から特別遊技
のラウンド開始信号を受信することにより、可動翼片装
飾表示発光部材39の表示制御を行うことで、可動翼片
装飾表示発光部材39における装飾表示をラウンド開始
と同時に行うことができる。したがって、遊技者は、新
ラウンドがいつ開始したかを、上記装飾表示の開始によ
って確認することができる。
【0060】次に、装飾制御装置53は、現ラウンド開
始後に遊技球が継続入賞口19に入賞したかどうか、す
なわちV入賞したかどうかを遊技制御装置51からの制
御データに基づいて判断する(S8)。V入賞したと判
断された場合は、可動翼片31の開閉回数をリセットす
る(S9)。一方、V入賞していないと判断された場
合、装飾制御装置53は、図8(b)に示すような可動
翼片31の開閉回数表示処理を実行する(S10)。
【0061】この開閉回数表示処理においては、まず、
可動翼片開放ソレノイド34の挙動を遊技制御装置51
からのデータを通じて監視し、この可動翼片開放ソレノ
イド34がオン状態であるかどうかを判断する(S1
1)。オン状態である旨の信号を遊技制御装置51から
受信したならば、装飾制御装置53は、オン状態前に可
動翼片装飾表示発光部材39に表示していた開閉回数か
ら1を差し引いて、この差し引いた結果の数字を表示す
るようにし(S12)、可動翼片31があと何回開閉す
るかを遊技者に知らせる。可動翼片開放ソレノイド34
がオン状態でない場合は、図8(a)に示すメインの表
示処理に復帰(RET)する。
【0062】このように、遊技制御装置51からの可動
翼片開放ソレノイド34のオン状態の信号、すなわち可
動翼片31の開動作開始信号を受信することにより、可
動翼片装飾表示発光部材39の表示制御を行うようにす
ることで、可動翼片31の開動作にタイミングを合わせ
て可動翼片装飾表示発光部材39が装飾表示を行うこと
ができる。
【0063】また、上記のような実施形態では、表示装
置36の表示制御手段は、ラウンド情報表示発光部材3
8の発光態様の表示制御を行う遊技制御装置51と、可
動翼片装飾表示発光部材39の発光態様の表示制御を行
う装飾制御装置53とからなり、遊技制御装置51と装
飾制御装置53とは、別個に備えられているので、遊技
制御装置51だけに複雑な表示制御の負荷を掛けること
なく、表示装置36の表示制御を行うことができる。し
たがって、表示装置36における装飾演出をスムーズに
実施することができる。
【0064】なお、上記した開閉回数表示処理は、可動
翼片開放ソレノイド34のオン状態を判断して可動翼片
31の開閉残回数を算出し、その算出結果を可動翼片装
飾表示発光部材39に表示していたが、可動翼片開放ソ
レノイド34のオン状態を判断せず、V入賞判断後直ち
に開閉残回数を表示する制御を行ってもよい。例えば、
装飾制御装置53は、遊技球がV入賞していないことを
確認後、図8(c)に示すように、遊技制御装置51に
て管理する開閉残回数を制御データとして受信して、可
動翼片装飾表示発光部材39にこの開閉残回数を表示し
てもよい(S13)。
【0065】また、前記した実施の形態は全ての点で例
示であって制限的なものではないと考えられるべきであ
る。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲に
よって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内
での全ての変更が含まれるものである。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。すなわち、前記変動入賞装置は、可
動翼片の後方に表示装置を配置し、前記表示装置は、前
記取付基板に形成された開口の後方に設けられる発光部
材と、前記開口に嵌合され、前記取付基板と略同一平面
となって前記開口を塞ぎ、前記発光部材の発光を透過可
能なレンズ部材と、を備え、前記発光部材は、前記可動
翼片の回動範囲に対応した所要領域に設けられ、可動翼
片の回動状態に合わせて、発光部材の発光による所要の
画像の表示を制御する表示制御手段を備えたので、可動
翼片の開閉動作と表示装置とを関連させた装飾演出を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。
【図2】変動入賞装置の正面図である。
【図3】制御系の構成図で、主に、遊技制御装置と装飾
制御装置の説明に供するブロック構成図である。
【図4】可動翼片装飾表示発光部材において、開動作中
の可動翼片に対して行われる遅延表示制御を示した図で
あり、(a)は可動翼片開動作直後の状態図、(b)は
開動作終了直前の状態図である。
【図5】可動翼片装飾表示発光部材において、閉動作中
の可動翼片に対して行われる遅延表示制御を示した図で
あり、(a)は可動翼片閉動作直前の状態図、(b)は
閉動作中の状態図、(c)は閉動作終了直前の状態図で
ある。
【図6】ラウンド情報表示発光部材の表示例を示した図
であり、(a)は「V」を表示した状態図、(b)は
「1R」を表示した状態図、(c)は「F」を表示した
状態図である。
【図7】可動翼片間に配置された表示部を点灯して装飾
を行う状態図であり、(a)は可動翼片開動作直前の状
態図、(b)は開動作途中の状態図、(c)は開動作終
了時の状態図である。
【図8】第2実施形態における可動翼片装飾表示発光部
材の表示制御処理を示すフローチャートであり、(a)
は表示制御処理のメインフローチャート、(b)は可動
翼片の開閉残回数を表示するフローチャート、(c)は
可動翼片の開閉残回数を表示するフローチャートの一例
である。
【図9】第2実施形態における可動翼片装飾表示発光部
材の表示制御処理を示すフローチャートであり、始動口
入賞時の処理を示す図である。
【図10】(a)〜(e)は、第1始動口に入賞した際
の可動翼片装飾表示発光部材の表示制御過程を示した図
である。
【図11】(a)〜(e)は、第2始動口に入賞した際
の可動翼片装飾表示発光部材の表示制御過程を示した図
である。
【符号の説明】
1 遊技盤 2 区画部材 3 遊技領域 4 変動入賞装置 5 第1始動口 6 第2始動口 7 一般入賞具 8 風車 9 ランプ・LED 10 アウト口 11 第1始動口センサ 12 第2始動口センサ 16 取付基板 16a 開口 17 開口部 18 球侵入防止壁 19 継続入賞口 20 一般入賞口 21 継続入賞口センサ 22 一般入賞口センサ 23 凹室 26 上入口 27 上棚板 28 カウントセンサ 31 可動翼片 32 庇部 33 支軸 34 可動翼片開放ソレノイド 36 表示装置 37 表示部 38 ラウンド情報表示発光部材 39 可動翼片装飾表示発光部材 40 レンズ部材 41 誘導路形成機構 42 誘導部材 43 球貯留羽根部材 44 ガイド部 45 誘導部材回動モータ 46 球貯留突部 47 球貯留ソレノイド51 遊技制御装置 52 誘導部材位置検出センサ 53 装飾制御装置 54 音制御装置 55 スピーカ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に取り付けるための取付基板と、
    前記取付基板の略中央部分に設けられ、前記取付基板の
    後方に突出して前面が開口した凹室と、前記取付基板に
    設けられて、前記凹室の左右において回動可能に軸着さ
    れた一対の可動翼片と、前記凹室の所要部位に設けられ
    て、前記可動翼片により受け入れられた遊技球が入賞可
    能な一般入賞口および特別入賞口と、前記一対の可動翼
    片を開閉可能に駆動する電気的駆動源と、を具備する変
    動入賞装置を備え、 遊技盤において行われる遊技を制御して、特別入賞口に
    遊技球が入賞したことにより、所定の規定に基づいて可
    動翼片を開閉する特別遊技を行わせ、特別遊技終了条件
    成立までラウンド更新しながら特別遊技を継続する弾球
    遊技機において、 前記変動入賞装置は、可動翼片の後方に表示装置を配置
    し、 前記表示装置は、前記取付基板に形成された開口の後方
    に設けられる発光部材と、前記開口に嵌合され、前記取
    付基板と略同一平面となって前記開口を塞ぎ、前記発光
    部材の発光を透過可能なレンズ部材と、を備え、 前記発光部材は、前記可動翼片の回動範囲に対応した所
    要領域に設けられ、 可動翼片の回動状態に合わせて、発光部材の発光による
    所要の画像の表示を制御する表示制御手段を備えたこと
    を特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記所要の画像は、可動翼片の状態に対
    応した画像であり、 前記表示制御手段は、前記所要の画像を前記可動翼片の
    回動動作よりも遅らせて表示する遅延表示制御手段を備
    えることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記表示装置は、左右の発光部材と連接
    した状態で設けられる連接発光部材を備えることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記所要の画像は、遊技状態を表す遊技
    状態情報であることを特徴とする請求項1から請求項3
    のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記表示制御手段は、 遊技中に決定した可動翼片の開動作回数を、開動作回数
    情報として表示装置に表示し、可動翼片が表示装置の前
    方を往復通過する毎に該開動作回数情報の表示を更新す
    ることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに
    記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記表示制御手段は、前記表示装置の連
    接発光部材の発光態様の表示制御を行う遊技制御装置
    と、表示装置の発光部材の発光態様の表示制御を行う装
    飾制御装置と、を含み、 前記遊技制御装置と装飾制御装置とは、別個に備えられ
    ることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに
    記載の弾球遊技機。
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