JP6033675B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技球が流化する遊技領域内に設けられた演出用の装飾部材を備えた遊技機に関する。
この種の遊技機において、遊技領域内を流下する遊技球が演出用の装飾部材に衝突した際の衝撃を緩和させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この先行技術では、装飾部材の外縁のうち、遊技球が接触する面に緩衝部材が配置されている。
上記の先行技術によれば、遊技領域内を流下する遊技球は、緩衝部材に接触(衝突)するため、装飾部材に対する衝撃を和らげ、装飾部材に搭載された電子機器の破損を防止することができる。
特開2003−325777号公報
しかしながら、上述した先行技術では、装飾部材がこれに設置された電子機器を安定して保持し得るものではない。例えば、遊技領域をランダムに流下する遊技球は、緩衝部材だけでなく、装飾部材にも衝突することがある。遊技の実行過程において、遊技球は、例えば0.6秒程度の間隔(1分間で100個以内)で遊技領域内に打ち込まれる。これに対して、遊技領域内を流下する遊技球が連続して装飾部材に衝突してしまうと、その振動が電子機器に伝わってしまい、電子機器に備えられたICチップやLEDチップ等の電子部品が基板から外れてしまったり、破損したりするおそれがある。
また、緩衝部材によって電子機器を保持することは得策ではない。なぜなら、緩衝部材は、遊技球の衝突により弾性変形が生じるため、衝突の度に電子機器を保持する位置が変位(振動)するからである。このような遊技の実情に鑑みると、遊技領域内に設置された電子機器の破損を防ぐことは非常に困難である。
そこで本発明は、遊技の実情を考慮した上で、装飾部材に設けられた電子機器の破損を防止することができる技術の提供を課題とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するため以下の解決手段を採用する。
解決手段1:本解決手段の遊技機は、遊技球が流下する遊技領域が形成された盤面に設置され、前記遊技領域内を流下する遊技球を受け止めて転動させる案内面を有した装飾部材と、前記装飾部材を介して前記盤面に設置され、遊技中に表示動作を行う電子部品が実装された表示基板と、前記装飾部材に対する前記表示基板の取り付けをなす一方、前記遊技球の流下に伴い前記案内面から伝達される前記表示基板への衝撃を緩和する取付具とを備える。
本解決手段によれば、表示基板は、弾性変形が生じ易い緩衝部材に取り付けられるわけではなく、装飾部材に取り付けられるものである。このような構成において、遊技の実行過程では、例えば0.6秒程度の間隔(1分間で100個以内)で連続的に遊技球が遊技領域内に打ち込まれる。これに対して、遊技領域内を流下する遊技球が連続して装飾部材の案内面に衝突する。このとき、衝突による表示基板への衝撃は、取付具により緩和される。したがって、衝突による衝撃によって、ICチップやLEDチップ等の電子部品が表示基板から外れたり、破損したりすることを確実に防止することができる。
解決手段2:解決手段1において、前記取付具は、前記表示基板を支持する薄板状の基板ホルダと、前記装飾部材に形成され、前記盤面との間に前記表示基板及び前記基板ホルダを収容した状態で、前記装飾部材に対して前記基板ホルダを複数箇所にて固定する収容部と、前記収容部に前記基板ホルダが固定された状態で、前記収容部の内壁と前記表示基板とを非接触の状態に保持する収容空間とを含むことを特徴とする。
本解決手段によれば、表示基板を固定するのではなく、基板ホルダを固定する構造を採用している。したがって、遊技領域を流下する遊技球が装飾部材に衝突したとしても、衝突による振動が装飾部材を介して表示基板に直接伝わることはない。また、本解決手段によれは、収容部と表示基板との間には、緩衝部材のような他の部材が介在していない。したがって、遊技領域内に打ち込まれた遊技球が連続的に装飾部材に衝突したとしても、この衝突による振動が表示基板に対して伝わり難い構造を実現することができる。
また、本解決手段によれば、表示基板及び基板ホルダを収容部に収容した状態で、装飾部材を遊技盤ユニットの盤面に設置することができる。したがって、表示基板のみを盤面の裏側に設置する場合と比べて、設置作業を容易に行うことができる。
解決手段3:解決手段2において、前記収容部は、前記複数箇所のうち、いずれか一箇所にて、前記基板ホルダをねじ止めにより固定することを特徴とする。
本解決手段によれば、基板ホルダをねじ止めするのは一箇所のみである。このような構成では、基板ホルダを複数個所でねじ止めした場合と比べて、遊技球が装飾部材に衝突した際の衝撃が基板ホルダに対して伝わり難くなる。これにより、基板ホルダに支持された表示基板を安定して保持することができる。したがって、本解決手段によれば、表示基板に実装された電子部品が振動により実装面から外れたり、破損したりすることを防止することができる。
解決手段4:解決手段2又は3において、前記収容部は、前記複数箇所のうち、少なくとも一箇所にて、前記基板ホルダをその厚み方向に挟み込むことにより固定することを特徴とする。
本解決手段によれば、ねじ止めだけでなく、様々な手法で基板ホルダを固定させることができる。これにより、ねじ止めによる固定に比べて装飾部材からの振動が伝わり難い構造を得ることができる。
解決手段5:また、解決手段2から4のいずれかにおいて、前記収容部は、前記内壁に形成され、前記基板ホルダの側縁部が載置されるフランジと、前記フランジとともに前記基板ホルダを厚み方向に挟み込む爪部とを有することを特徴とする。
本解決手段によれば、表示基板を安定して保持することができるだけでなく、表示基板が搭載された装飾部材の製造効率を向上させることができる。すなわち、このような構成では、表示基板を支持させた状態で基板ホルダをフランジと爪部との間に差し込んだ上で、その他の取付位置でねじ止めを行うことができる。このため、基板ホルダの取り付けを容易に行うことができる。
解決手段6:解決手段2から5のいずれかにおいて、前記基板ホルダは、厚み方向でみた一方の面に形成された複数の台座部を有し、前記表示基板は、複数の前記台座部に支持されていることを特徴とする。
本解決手段によれば、基板ホルダの表面と表示基板とを接触させた場合と比べて、その接触面積を大幅に縮小させることができる。接触面積が縮小されれば、その分、基板ホルダから表示基板への振動が伝わり難くなるため、表示基板や電子部品の破損が確実に防止される。
解決手段7:解決手段2から6のいずれかにおいて、前記装飾部材は、前記遊技球が流下する方向でみて、前記収容部よりも下流側に配置された入賞口を有することを特徴とする。
上記の構成では、入賞口が収容部よりも下流側に設けられているため、例えば、特別遊技において、右側部分を流下する遊技球は、入賞口よりも収容部に近い位置で装飾部材に衝突する。しかし、このような構成であっても、本解決手段によれば、表示基板に対して、衝突による振動が伝わり難く、表示基板の耐震性が確保された構造を得ることができる。
また、本解決手段によれば、表示基板が入賞口に近接して配置されていることから、例えば特別遊技中において、入賞口に入球した遊技球の数を表示させたり、遊技上の演出に合わせて電子部品を点灯あるいは消灯させたりすることができる。
解決手段8:本発明の遊技機は、前記遊技領域内の前記右側部分に形成され、特別遊技中に前記遊技球が流下する流路をさらに備え、前記装飾部材は、前記遊技領域内の右側部分にて、前記案内面が前記流路の下流端に連なって配置されており、前記収容部は、前記流路の下流端に近接した領域を避けた箇所にて前記基板ホルダを固定することを特徴とする。
上記の構成では、特別遊技において、遊技領域内の右側部分に打ち込まれた遊技球の多くは、装飾部材における特定の領域に対して集中的に衝突する。これに対して、本解決手段によれば、基板ホルダは、遊技球が衝突する特定の領域に近接した位置で固定されていない。すなわち、上記のねじ止めや、フランジ及び爪部による基板ホルダの固定は、遊技球が衝突する領域を避けた位置で行われる。このため、基板ホルダには、遊技球からの衝撃がねじやフランジ及び爪部を通じて伝わり難い。したがって、このような構成を採用することで、表示基板が安定して保持されるとともに、表示基板に実装された電子部品の破損が確実に防止される。
本発明の遊技機によれば、装飾部材に搭載された電子部品の破損を確実に防止することができる。
パチンコ機の正面図である。 パチンコ機の背面図である。 遊技盤ユニットを単独で示した正面図である。 遊技盤ユニットの一部を拡大して示す正面図である。 パチンコ機に装備された各種の電子機器類を示すブロック図である。 第2可変入賞装置の構成を概略的に示す分解斜視図である。 図6中に示す演出用表示装置及び第1チャンスランプの構成を示す分解斜視図である。 入賞口用装飾部材、演出用表示基板及び基板ホルダを分解して示す斜視図である。 演出用表示基板及び基板ホルダが収容部に収容された状態を示す図である。 図9中に示すX―X線に沿う入賞口用装飾部材の横断面図である。 図9中に示すXI―XI線に沿う入賞口用装飾部材の縦断面図である。 図1中に示す大入賞口の周囲を概略的に拡大して示す図である。 図12中に示す入賞口用装飾部材を背面側から示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、パチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と略称する。)1の正面図である。また、図2は、パチンコ機1の背面図である。パチンコ機1は、遊技球を遊技媒体として用いるものであり、遊技者は、遊技場運営者から遊技球を借り受けてパチンコ機1による遊技を行う。なお、パチンコ機1における遊技において、遊技球はその1個1個が遊技価値を有した媒体であり、遊技の成果として遊技者が享受する特典(利益)は、例えば、遊技者が獲得した遊技球の数に基づいて遊技価値に換算することができる。以下、図1及び図2を参照しつつ遊技機の全体構成について説明する。
〔遊技機の全体構成〕
パチンコ機1は、その本体として主に外枠ユニット2、一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7(プラ枠、遊技機枠)を備えている。遊技者に相対する正面からみて、その最も前面側には一体扉ユニット4が位置している。一体扉ユニット4の背面側(奥側)には内枠アセンブリ7が位置しており、内枠アセンブリ7の外側を囲むようにして外枠ユニット2が配置されている。
外枠ユニット2は、木材及び金属材を縦長の矩形状に組み合わせた構造体であり、この外枠ユニット2は、遊技場内の島設備(図示されていない)に対してねじ等の締結具を用いて固定されるものである。なお、縦長矩形状の外枠ユニット2において、上下の短辺に相当する部位には木材が用いられており、左右の長辺に相当する部位には金属材が用いられている。
一体扉ユニット4は、その下部位置に受皿ユニット6が一体化された構造である。一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7は、外枠ユニット2を介して島設備に取り付けられ、これらはそれぞれ図示しないヒンジ機構を介して開閉式に動作する。図示しないヒンジ機構の開閉軸線は、パチンコ機1の正面からみて左側端部に沿って垂直方向に延びている。
図1中の正面からみて内枠アセンブリ7の右側縁部(図2では左側縁部)には、その内側に統一錠ユニット9が設けられている。また、これに対応して一体扉ユニット4及び外枠ユニット2の右側縁部(裏側)にも、それぞれ図示しない施錠具が設けられている。図1に示されるように、外枠ユニット2に対して一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7が閉じた状態で、その裏側にある統一錠ユニット9は施錠具とともに一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7の開放を不能にしている。
また、受け皿ユニット6の右側縁部には鍵穴付きのシリンダ錠6aが設けられている。例えば、遊技場の管理者が専用キーを鍵穴に差し込んでシリンダ錠6aを時計回りに捻ると、統一錠ユニット9が作動して内枠アセンブリ7とともに一体扉ユニット4の開放が可能な状態となる。これら全体を外枠ユニット2から前面側へ開放する(扉のように動かす)と、前面側にてパチンコ機1の裏側が露出することになる。
一方、シリンダ錠6aを反時計回りに捻ると、内枠アセンブリ7は施錠されたままで一体扉ユニット4の施錠だけが解除され、一体扉ユニット4が開放可能となる。一体扉ユニット4を前面側へ開放すると遊技盤ユニット8が直に露出し、この状態で遊技場の管理者が盤面内での球詰まり等の障害を取り除くことができる。また、一体扉ユニット4を開放すると、受け皿ユニット6も一緒に前面側へ開放される。
また、パチンコ機1は、遊技用ユニットとして上記の遊技盤ユニット8を備えている。遊技盤ユニット8は、一体扉ユニット4の背後(内側)で上記の内枠アセンブリ7に支持されている。遊技盤ユニット8は、例えば一体扉ユニット4を前面側へ開放した状態で内枠アセンブリ7に対して着脱可能である。一体扉ユニット4には、その中央部に縦長円形状の窓4aが形成されており、この窓4a内にユニット(参照符号なし)が取り付けられている。ガラスユニットは、例えば窓4aの形状に合わせてカットされた2枚の透明板(ガラス板)を組み合わせたものである。ガラスユニットは、一体扉ユニット4の裏側に図示しない取り付け具を介して取り付けられる。遊技盤ユニット8の前面には遊技領域8a(盤面)が形成されており、この遊技領域8aは窓4aを通じて前面側から遊技者に視認可能である。一体扉ユニット4が閉じられると、ガラスユニットの内面と盤面との間に遊技球が流下できる空間が形成される。
受け皿ユニット6は、全体的に一体扉ユニット4から前面側へ突出した形状をなしており、その上面に上皿6bが形成されている。この上皿6bには、遊技者に貸し出された遊技球(貸球)や入賞により獲得した遊技球(賞球)を貯留することができる。また、受け皿ユニット6には、上皿6bの下段位置に下皿6cが形成されている。この下皿6cには、上皿6bが満杯の状態でさらに払い出された遊技球が貯留される。なお、本実施形態のパチンコ機1はいわゆるCR機(CRユニットに接続する機種)であり、遊技者が借り受けた遊技球は、賞球とは別に裏側の払出装置ユニット172から受け皿ユニット6(上皿6b又は下皿6c)に払い出される。
受け皿ユニット6の上面には貸出操作部14が設けられており、この貸出操作部14には、球貸ボタン10及び返却ボタン12が配置されている。図示しないCRユニットに有価媒体(例えば磁気記録媒体、記憶IC内蔵媒体等)を投入した状態で球貸ボタン10を遊技者が操作すると、予め決められた度数単位(例えば5度数)に対応する個数(例えば125個)分の遊技球が貸し出される。このため貸出操作部14の上面には度数表示部(図示されていない)が配置されており、この度数表示部には、CRユニットに投入されている有価媒体の残存度数が表示される。なお、遊技者は、返却ボタン12を操作することで、度数が残存している有価媒体の返却を受けることができる。本実施形態ではCR機を例に挙げているが、パチンコ機1はCR機とは別の現金機(CRユニットに接続されない機種)であってもよい。
また、受け皿ユニット6の上面には、上段位置にある上皿6bの手前に上皿球抜きボタン6dが設置されており、そして下皿6cの手前でその中央部には下皿球抜きレバー6eが設置されている。遊技者は上皿球抜きボタン6dを例えば押し込み操作することで、上皿6bに貯留された遊技球を下皿6cへ流下させることができる。また、遊技者は、下皿球抜きレバー6eを例えば左方向へスライドさせることで、下皿6cに貯留された遊技球を下方へ落下させて排出することができる。排出された遊技球は、例えば図示しない球受け箱等に受け止められる。
受け皿ユニット6の右下部には、ハンドルユニット16が設置されている。遊技者はこのハンドルユニット16を操作することで発射制御基板セット174を作動させ、遊技領域8aに向けて遊技球を発射する(打ち込む)ことができる(球発射装置)。発射された遊技球は、遊技盤ユニット8の下縁部から左側縁部に沿って上昇し、図示しない外バンドに案内されて遊技領域8a内に放り込まれる。遊技領域8a内には多数の障害釘や風車(図中参照符号なし)等が配置されており、放り込まれた遊技球は障害釘や風車により誘導・案内されながら遊技領域8a内を流下する。なお、遊技領域8a内(盤面)の構成については、別の図面を参照しながらさらに後述する。
〔枠前面の構成〕
一体扉ユニット4には、演出用の構成要素として左トップレンズユニット47及び右上電飾ユニット49が設置されている。このうち左トップレンズユニット47にはガラス枠トップランプ46及び左側のガラス枠装飾ランプ48が組み込まれており、右上電飾ユニット49には右側のガラス枠装飾ランプ50が組み込まれている。その他にも一体扉ユニット4には、左トップレンズユニット47及び右上電飾ユニット49の下方にそれぞれ連なるようにして左右のガラス枠装飾ランプ52が設置されており、これらガラス枠装飾ランプ52は、一体扉ユニット4の左右縁部から受皿ユニット6の前面部にまで回り込むようにして延びている。一体扉ユニット4においてガラス枠トップランプ46や左右のガラス枠装飾ランプ48,50,52等は、ガラスユニット(参照符号なし)を取り巻くようにして配置されている。
上述した各種ランプ46,48,50,52は、例えば内蔵するLEDの発光(点灯や点滅、輝度階調の変化、色調の変化等)により演出を実行する。また、一体扉ユニット4の上部において、左トップレンズユニット47及び右上電飾ユニット49にはそれぞれガラス枠上スピーカ54,55が組み込まれている。一方、外枠ユニット2の左下位置には外枠スピーカ56が組み込まれている。これらスピーカ54,55,56は、効果音やBGM、音声等(音響全般)を出力して演出を実行するものである。
また、受け皿ユニット6の中央には、上皿6bの手前位置に演出切替ボタン45(操作入力受付手段)が設置されている。演出切替ボタン45は、例えば押し込み式の円形状ボタンとその周囲に回転式のジョグリング(ジョグダイアル)を組み合わせた形態である。遊技者は、この演出切替ボタン45を押し込み操作又は回転操作することで演出内容(例えば液晶表示器42に表示される背景画面)を切り替えたり、例えば図柄の変動中や大当りの確定表示中、あるいは大当り遊技中に何らかの演出(予告演出、確変昇格演出、大役中の昇格演出等)を発生させたりすることができる。
〔裏側の構成〕
図2に示されているように、パチンコ機1の裏側には、電源制御ユニット162や主制御基板ユニット170、払出装置ユニット172、流路ユニット173、発射制御基板セット174、払出制御基板ユニット176、裏カバーユニット178等が設置されている。この他にパチンコ機1の裏側には、パチンコ機1の電源系統や制御系統を構成する各種の電子機器類(図示しない制御コンピュータを含む)や外部端子板160、電源コード(電源プラグ)164、アース線(アース端子)166、図示しない接続配線等が設置されている。なお、電子機器類については別のブロック図に基づいてさらに後述する。
上記の払出装置ユニット172は、例えば賞球タンク172a及び賞球ケース(参照符号なし)を有しており、このうち賞球タンク172aは内枠アセンブリ7の上縁部(裏側)に設置された状態で、図示しない補給経路から補給された遊技球を蓄えることができる。賞球タンク172aに蓄えられた遊技球は、図示しない上側賞球樋を通じて賞球ケースに導かれる。流路ユニット173は、払出装置ユニット172から送り出された遊技球を前面側の受け皿ユニット6に向けて案内する。
また、上記の外部端子板160は、パチンコ機1を外部の電子機器(例えばデータ表示装置、ホールコンピュータ等)に接続するためのものであり、この外部端子板160からは、パチンコ機1の遊技進行状態やメンテナンス状態等を表す各種の外部情報信号(例えば賞球情報、扉開放情報、図柄確定回数情報、大当り情報、始動口情報等)が外部の電子機器に向けて出力されるものとなっている。
電源コード164は、例えば遊技場の島設備に設置された電源装置(例えばAC24V)に接続されることで、パチンコ機1の動作に必要な電源(電力)を確保するものである。また、アース線166は、同じく島設備に設置されたアース端子に接続されることで、パチンコ機1のアース(接地)を確保するものである。
〔盤面の構成〕
図3は、遊技盤ユニット8を単独で示した正面図である。遊技領域8a内には、その中央位置に比較的大型の演出ユニット40が配置されており、この演出ユニット40を中心として遊技領域8aが左側部分、右側部分及び下部分に大きく分かれている。また、遊技領域8a内には、演出ユニット40の周辺に上始動入賞口26、始動ゲート20、普通入賞口22,24、可変始動入賞装置28、第1可変入賞装置30、第2可変入賞装置31等が分布して設置されている。このうち上始動入賞口26と可変始動入賞装置28は遊技領域8aの下部分の中央にそれぞれ上下に配置されており、始動ゲート20は遊技領域8aの左側部分に配置されている。また、第1可変入賞装置30は、可変始動入賞装置28の下方に配置されており、第2可変入賞装置31は、遊技領域8aの右側部分でその下寄りに配置されている。さらに、3つの普通入賞口22は遊技領域8aの左側部分でその下寄りに配置されている。残るもう1つの普通入賞口24は、遊技領域8aの右側部分で第2可変入賞装置31の右斜め上方に配置されている。
遊技領域8a内に放り込まれた遊技球は、その流下の過程で始動ゲート20を通過したり、上始動入賞口26、普通入賞口22,24に入球したり、あるいは、作動時の可変始動入賞装置28や開放動作時の第1可変入賞装置30、開放動作時の第2可変入賞装置31に入球したりする。ここで、遊技領域8aの左側部分を流下する遊技球は、主に始動ゲート20を通過するか、上始動入賞口26に入球するか、普通入賞口22に入球するか、作動時の可変始動入賞装置28に入球するか、もしくは開放動作時の第1可変入賞装置30に入球する可能性がある。一方、遊技領域8aの右側部分を流下する遊技球は、主に普通入賞口24に入球するか、もしくは開放動作時の第2可変入賞装置31に入球する可能性がある。始動ゲート20を通過した遊技球は続けて遊技領域8a内を流下するが、上始動入賞口26、普通入賞口22,24、可変始動入賞装置28、第1可変入賞装置30、第2可変入賞装置31に入球した遊技球は遊技板(遊技盤ユニット8を構成する合板材、透明板等)に形成された貫通穴を通じて遊技盤ユニット8の裏側へ回収される。
ここで、本実施形態では遊技領域8a(盤面)の構成上、普通入賞口24や第2可変入賞装置31に遊技球を入球させる場合は、遊技領域8a内の右側部分の領域(右打ち領域)に遊技球を打ち込む(いわゆる「右打ち」を実行する)必要がある。
本実施形態において、上記の可変始動入賞装置28は、所定の作動条件が満たされた場合(普通図柄が当りの態様で所定の停止表示時間にわたり停止表示された場合)に作動し、それに伴って下始動入賞口28aへの入球を可能にする(普通電動役物)。可変始動入賞装置28は、例えば左右一対の開閉部材28bを有しており、これら開閉部材28bは、例えば図示しないソレノイドを用いたリンク機構の働きにより、盤面に沿って左右方向に往復動作する。すなわち、図3中に実線で示されるように、左右の開閉部材28bは各先端が上を向いた状態で閉止位置にあり、このとき下始動入賞口28aへの入球は不能(遊技球が入球できる隙間がない状態)となっている。一方、可変始動入賞装置28が作動すると、左右の開閉部材28bはそれぞれ閉止位置から開放位置に向けて変位(拡開)し、左右に開口幅を拡大して下始動入賞口28aを開放する。この間に可変始動入賞装置28は遊技球の入球が可能な状態となり、下始動入賞口28aへの入球を発生させることができる(可変始動入賞手段)。なお、このとき開閉部材28bは始動入賞口28aへの遊技球の入球を案内する部材としても機能する。また、遊技盤ユニット8に設置されている障害釘の配列は、基本的に可変始動入賞装置28(開放時の下始動入賞口28a)へ向かう遊技球の流下を極端に阻害しない態様となっているが、遊技球が開放動作時の可変始動入賞装置28(下始動入賞口28a)に必ず入球するというわけではなく、あくまで入球は無作為に発生する。
上記の第1可変入賞装置30は、特定の作動条件が満たされた場合(特別図柄が非当選以外の態様で停止表示された場合)に作動し、大入賞口(参照符号なし)への入球を可能にする(第1特別電動役物、特別入賞事象発生手段)。第1可変入賞装置30は、例えば1つの開閉部材30aを有している。この開閉部材30aは、例えば図示しないソレノイドを用いたリンク機構の働きにより、盤面に対して前後方向に往復動作する。図示のように盤面に沿った状態で開閉部材30aは閉位置(閉止状態)にあり、このとき大入賞口への入球は不能(第1大入賞口は閉塞中)である。第1可変入賞装置30が作動すると、開閉部材30aがその下端縁部分をヒンジとして前方へ倒れ込むようにして変位し、大入賞口を開放する(開放状態)。この間に第1可変入賞装置30は遊技球の入球が不能ではない状態となり、大入賞口への入球という事象を発生させることができる。なお、このとき開閉部材30aは大入賞口への遊技球の入球を案内する部材としても機能する。ここでも同様に、遊技盤ユニット8に設置されている障害釘の配列は、基本的に第1可変入賞装置30(作動時の大入賞口)に向かう遊技球の流下を極端に阻害しない態様となっているが、遊技球が作動時の第1可変入賞装置30に必ず入球するというわけではなく、あくまで入球は無作為に発生する。
第2可変入賞装置31は、第1可変入賞装置30と同様に、規定の条件が満たされた場合(特別図柄が非当選以外の態様で停止表示された場合)に作動し、大入賞口(参照符号なし)への入球を可能にする(第2特別電動役物、特別入賞事象発生手段)。第2可変入賞装置31は、演出ユニット40の右下方に配置された装置であり(いわゆる右アタッカ)、例えば1つの開閉部材31aを有している。上記の第1可変入賞装置30は、開閉部材30aが前方へ倒れこむタイプの装置を採用しているが、第2可変入賞装置31は、開閉部材30aが盤面の内部にスライドするタイプの装置を採用している(スライド式のアタッカ)。そして、この開閉部材31aは、例えば図示しないソレノイドを用いたリンク機構の働きにより、盤面に対して前後方向に往復動作する。開閉部材31aは、盤面から遊技者側に突出した状態で閉位置(閉止状態)にあり、このとき遊技球は開閉部材31aの上面を転動することになるため、大入賞口への入球は不能(第2大入賞口は閉塞中)である。第2可変入賞装置31が作動すると、開閉部材31aが盤面の内部に引き込まれ、大入賞口を開放する(開放状態)。この間に第2可変入賞装置31は遊技球の流入が不能ではない状態となり、大入賞口への入球という事象を発生させることができる。
その他、遊技領域8a内にはアウト口32が形成されており、各入賞口に入球しなかった遊技球は最終的にアウト口32を通じて遊技盤ユニット8の裏側へ回収される。また、普通入賞口22,24や可変始動入賞装置28(下始動入賞口28a)、第1可変入賞装置30(大入賞口)に入球した遊技球も含めて、遊技領域8a内に打ち込まれた全ての遊技球は遊技盤ユニット8の裏側へ回収される。回収された遊技球は、図示しないアウト通路アセンブリを通じてパチンコ機1の裏側から枠外へ排出され、さらに図示しない島設備の補給経路に合流する。
図4は、遊技盤ユニット8の一部(窓4a内の右下位置)を拡大して示す正面図である。
遊技盤ユニット8には、例えば窓4a内の右下位置に普通図柄表示装置33及び普通図柄作動記憶ランプ33aが設けられている他、第1特別図柄表示装置34、第2特別図柄表示装置35、第1特別図柄作動記憶ランプ34a、第2特別図柄作動記憶ランプ35a及び遊技状態表示装置38が設けられている。
このうち普通図柄表示装置33は、例えば2つのランプ(LED)を交互に点灯させて普通図柄を変動表示し、そしてランプの点灯又は消灯により普通図柄を停止表示する。普通図柄作動記憶ランプ33aは、例えば2つのランプ(LED)の消灯又は点灯、点滅の組み合わせによって0〜4個の記憶数を表示する。例えば、2つのランプをともに消灯させた表示態様では記憶数0個を表示し、1つのランプを点灯させた表示態様では記憶数1個を表示し、同じ1つのランプを点滅させた表示態様では記憶数2個を表示し、1つのランプの点滅に加えてもう1つのランプを点灯させた表示態様では記憶数3個を表示し、そして2つのランプをともに点滅させた表示態様では記憶数4個を表示する、といった具合である。なお、ここでは2つのランプ(LED)を使用することとしているが、4つのランプ(LED)を使用して普通図柄作動記憶ランプ33aを構成してもよい。この場合、点灯するランプの個数で作動記憶数を表示することができる。
普通図柄作動記憶ランプ33aは、上記の始動ゲート20を遊技球が通過すると、その都度、作動抽選の契機となる通過が発生したことを記憶する意味で1個ずつ増加後の表示態様へと変化していき(最大4個まで)、その通過を契機として普通図柄の変動が開始されるごとに1個ずつ減少後の表示態様へと変化していく。なお、本実施形態では、普通図柄作動記憶ランプ33aが未点灯(記憶数が0個)の場合、普通図柄が既に変動開始可能な状態(停止表示時)で始動ゲート20を遊技球が通過しても表示態様は変化しない。すなわち、普通図柄作動記憶ランプ33aの表示態様によって表される記憶数(最大4個)は、その時点で未だ普通図柄の変動が開始されていない通過の回数を表している。
また、第1特別図柄表示装置34及び第2特別図柄表示装置35は、例えば7セグメントLED(ドット付き)により特別図柄の変動状態と停止状態とを表示することができる(図柄表示手段、第1図柄表示手段、第2図柄表示手段)。その他、特別図柄表示装置34は複数のドットLEDを幾何学的(例えば円形状)に配列した形態であってもよい。
また、第1特別図柄作動記憶ランプ34a及び第2特別図柄作動記憶ランプ35aは、例えばそれぞれ2つのランプ(LED)の消灯又は点灯、点滅の組み合わせで構成される表示態様により、それぞれ0〜4個の記憶数を表示する(記憶数表示手段)。例えば、2つのランプをともに消灯させた表示態様では記憶数0個を表示し、1つのランプを点灯させた表示態様では記憶数1個を表示し、同じ1つのランプが点滅させた表示態様では記憶数2個を表示し、1つのランプの点滅に加えてもう1つのランプを点灯させた表示態様では記憶数3個を表示し、そして、2つのランプをともに点滅させた表示態様では記憶数4個を表示する、といった具合である。
第1特別図柄作動記憶ランプ34aは、上記の上始動入賞口26に遊技球が入球するごとに、入球が発生したことを記憶する意味で1個ずつ増加後の表示態様へと変化していき(最大4個まで)、その入球を契機として特別図柄の変動が開始されるごとに1個ずつ減少後の表示態様へと変化していく。また、第2特別図柄作動記憶ランプ35aは、上記の可変始動入賞装置28(下始動入賞口)に遊技球が入球するごとに、入球が発生したことを記憶する意味で1個ずつ増加後の表示態様へと変化し(最大4個まで)、その入球を契機として特別図柄の変動が開始されるごとに1個ずつ減少後の表示態様へと変化する。なお、本実施形態では、第1特別図柄作動記憶ランプ34aが未点灯(記憶数が0個)の場合、第1特別図柄が既に変動開始可能な状態(停止表示時)で上始動入賞口26に遊技球が入球しても表示態様は変化しない。また、第2特別図柄作動記憶ランプ35aが未点灯(記憶数が0個)の場合、第2特別図柄が既に変動開始可能な状態(停止表示時)で可変始動入賞装置28(下始動入賞口)に遊技球が入球しても表示態様は変化しない。すなわち、各特別図柄作動記憶ランプ34a,35aの表示態様により表される記憶数(最大4個)は、その時点で未だ第1特別図柄又は第2特別図柄の変動が開始されていない入球の回数を表している。
また、遊技状態表示装置38には、例えば、確率変動状態表示ランプ38a、時短状態表示ランプ38b、大当り種別表示ランプ38c,38d,38e、発射位置指定表示ランプ38fにそれぞれ対応する6つのLEDが含まれている。なお、本実施形態では、上述した普通図柄表示装置33や普通図柄作動記憶ランプ33a、第1特別図柄表示装置34、第2特別図柄表示装置35、第1特別図柄作動記憶ランプ34a、第2特別図柄作動記憶ランプ35a及び遊技状態表示装置38が1枚の統合表示基板89に実装された状態で遊技盤ユニット8に取り付けられている。
〔遊技盤ユニットのその他の構成:図3を参照〕
演出ユニット40は、その上縁部40aが遊技球の流下方向を変化させる案内部材として機能する他、その内側に各種の装飾部品40b,40cを備えている。装飾部品40b,40cはその立体的な造形により遊技盤ユニット8の装飾性を高めるとともに、例えば内蔵された発光器(LED等)により透過光を発することで、演出的な動作をすることができる。また、演出ユニット40の内側には液晶表示器42(画像表示器)が設置されており、この液晶表示器42には特別図柄に対応させた演出図柄をはじめ、各種の演出画像が表示される。このように遊技盤ユニット8は、その盤面の構成(図示しないセル板のデザイン)や演出ユニット40の装飾性に基づいて、遊技者にパチンコ機1の特徴を印象付けている。
演出ユニット40の左側縁部には球案内通路40dが形成されており、その下縁部には転動ステージ40eが形成されている。球案内通路40dは遊技領域8a内にて左斜め上方に開口しており、遊技領域8a内を流下する遊技球が無作為に球案内通路40d内に流入すると、その内部を通過して転動ステージ40e上に放出される。転動ステージ40eの上面は滑らかな湾曲面を有しており、ここでは遊技球が左右方向に転動自在である。転動ステージ40e上で転動した遊技球は、やがて下方の遊技領域8a内に流下する。転動ステージ40eの中央位置には球放出路40fが形成されており、このとき転動ステージ40eから球放出路40fに案内された遊技球は、その真下にある上始動入賞口26に流入しやすくなる。
その他に演出ユニット40の内部には、演出用の2つの可動体40gとともに駆動源(例えばモータ、ソレノイド等)が付属されている。演出用の可動体40gは、液晶表示器42による画像を用いた演出や発光器による演出に加えて、有形物の動作を伴う演出を実行することができる。これら可動体40gを用いた演出により、二次元の画像を用いた演出とは別の訴求力を発揮することができる。
〔制御上の構成〕
次に、パチンコ機1の制御に関する構成について説明する。図5は、パチンコ機1に装備された各種の電子機器類を示すブロック図である。パチンコ機1は、制御動作の中枢となる主制御装置70(主制御用コンピュータ)を備えており、この主制御装置70は主に、パチンコ機1における遊技の進行を制御する機能を有している。なお、主制御装置70は、上記の主制御基板ユニット170に内蔵されている。
また、主制御装置70には、中央演算処理装置である主制御CPU72を実装した回路基板(主制御基板)が装備されており、主制御CPU72は、図示しないCPUコアやレジスタとともにROM74、RAM(RWM)76等の半導体メモリを集積したLSIとして構成されている。また、主制御装置70には、乱数発生器75やサンプリング回路77が装備されている。このうち乱数発生器75は、特別図柄抽選の大当り判定用や普通図柄抽選の当り判定用にハードウェア乱数(例えば10進数表記で0〜65535)を発生させるものであり、ここで発生された乱数は、サンプリング回路77を通じて主制御CPU72に入力される。その他にも主制御装置70には、入出力(I/O)ポート79や図示しないクロック発生回路、カウンタ/タイマ回路(CTC)等の周辺ICが装備されており、これらは主制御CPU72とともに回路基板上に実装されている。なお、回路基板上(又は内層部分)には、信号伝送経路や電源供給経路、制御用バス等が配線パターンとして形成されている。
上述した始動ゲート20には、遊技球の通過を検出するためのゲートスイッチ78が一体的に設けられている。また、遊技盤ユニット8には、上始動入賞口26、可変始動入賞装置28、第1可変入賞装置30及び第2可変入賞装置31にそれぞれ対応して上始動入賞口スイッチ80、下始動入賞口スイッチ82、第1カウントスイッチ84及び第2カウントスイッチ85が装備されている。各始動入賞口スイッチ80,82は、上始動入賞口26、可変始動入賞装置28(下始動入賞口28a)への遊技球の入賞を検出するためのものである。また、第1カウントスイッチ84は、第1可変入賞装置30(大入賞口)への遊技球の入賞を検出し、その数をカウントするためのものである。さらに、第2カウントスイッチ85は、第2可変入賞装置31(大入賞口)への遊技球の入賞を検出し、その数をカウントするためのものである。同様に遊技盤ユニット8には、普通入賞口22への遊技球の入球を検出する第1入賞口スイッチ86と、普通入賞口24への遊技球の入球を検出する第2入賞口スイッチ99(検出手段)とが装備されている。なお、4つの普通入賞口22については、共通の第1入賞口スイッチ86を用いる構成を例に挙げているが、例えば4つの入賞口スイッチを設置して、各普通入賞口22に対する遊技球の入球を個別に検出してもよい。
いずれにしても、これらスイッチ類78〜86の入賞検出信号は、図示しない入出力ドライバを介して主制御CPU72に入力される。なお、遊技盤ユニット8の構成上、本実施形態ではゲートスイッチ78、第1カウントスイッチ84、第2カウントスイッチ85、第1入賞口スイッチ86及び第2入賞口スイッチ99からの入賞検出信号は、パネル中継端子板87を経由して送信され、パネル中継端子板87には、それぞれの入賞検出信号を中継するための配線パターンや接続端子等が設けられている。
上述した普通図柄表示装置33や普通図柄作動記憶ランプ33a、第1特別図柄表示装置34、第2特別図柄表示装置35、第1特別図柄作動記憶ランプ34a、第2特別図柄作動記憶ランプ35a及び遊技状態表示装置38は、主制御CPU72からの制御信号に基づいて表示動作を制御されている。主制御CPU72は、遊技の進行状況に応じてこれら表示装置33,34,35,38及びランプ33a,34a,35aに対する制御信号を出力し、各LEDの点灯状態を制御している。また、これら表示装置33,34,35,38及びランプ33a,34a,35aは、上記のように1枚の統合表示基板89に実装された状態で遊技盤ユニット8に設置されており、この統合表示基板89には上記のパネル中継端子板87を中継して主制御CPU72から制御信号が送信される。
また、遊技盤ユニット8には、可変始動入賞装置28、第1可変入賞装置30及び第2可変入賞装置31にそれぞれ対応して普通電動役物ソレノイド88、第1大入賞口ソレノイド90及び第2大入賞口ソレノイド97が設けられている。これらソレノイド88,90,97は主制御CPU72からの制御信号に基づいて動作(励磁)し、それぞれ可変始動入賞装置28、第1可変入賞装置30及び第2可変入賞装置31を開閉動作(作動)させる。なお、これらソレノイド88,90,97についても上記のパネル中継端子板87を中継して主制御CPU72から制御信号が送信される。
その他に上記の一体扉ユニット4にはガラス枠開放スイッチ91が設置されており、また、上記のプラ枠アセンブリ7にはプラ枠開放スイッチ93が設置されている。一体扉ユニット4が単独で開放されると、ガラス枠開放スイッチ91からの接点信号が主制御装置70(主制御CPU72)に入力され、また、外枠ユニット2からプラ枠アセンブリ7が開放されると、プラ枠開放スイッチ93からの接点信号が主制御装置70(主制御CPU72)に入力される。主制御CPU72は、これら接点信号から一体扉ユニット4やプラ枠アセンブリ7の開放状態を検出することができる。なお、主制御CPU72は、一体扉ユニット4やプラ枠アセンブリ7の開放状態を検出すると、上記の外部情報信号として扉開放情報信号を生成する。
パチンコ機1の裏側には、払出制御装置92が装備されている(特別特典付与手段)。この払出制御装置92(払出制御コンピュータ)は、上述した払出装置ユニット172の動作を制御する。払出制御装置92には、払出制御CPU94を実装した回路基板(払出制御基板)が装備されており、この払出制御CPU94もまた、図示しないCPUコアとともにROM96、RAM98等の半導体メモリを集積したLSIとして構成されている。払出制御装置92(払出制御CPU94)は、主制御CPU72からの賞球指示コマンドに基づいて払出装置ユニット172の動作を制御し、要求された個数の遊技球の払出動作を実行させる。なお、主制御CPU72は賞球指示コマンドとともに、上記の外部情報信号として賞球情報信号を生成する。
払出装置ユニット172の図示しない賞球ケース内には、払出モータ102(例えばステッピングモータ)とともに払出装置基板100が設置されており、この払出装置基板100には払出モータ102の駆動回路が設けられている。払出装置基板100は、払出制御装置92(払出制御CPU94)からの払出数指示信号に基づいて払出モータ102の回転角度を具体的に制御し、指示された数の遊技球を賞球ケースから払い出させる。払い出された遊技球は、流路ユニット173内の払出流路を通って上記の受け皿ユニット6に送られる。
また、例えば賞球ケースの上流位置には払出路球切れスイッチ104が設置されている他、払出モータ102の下流位置には払出計数スイッチ106が設置されている。払出モータ102の駆動により実際に賞球が払い出されると、その都度、払出計数スイッチ106からの計数信号が払出装置基板100に入力される。また、賞球ケースの上流位置で球切れが発生すると、払出路球切れスイッチ104からの接点信号が払出装置基板100に入力される。払出装置基板100は、入力された計数信号や接点信号を払出制御装置92(払出制御CPU94)に送信する。払出制御CPU94は、払出装置基板100から受信した信号に基づき、実際の払出数や球切れ状態を検知することができる。
また、パチンコ機1には、例えば下皿6cの内部(パチンコ機1の正面からみて奧の位置)に満タンスイッチ161が設置されている。実際に払い出された賞球(遊技球)は上記の流路ユニット173を通じて上皿6bに放出されるが、上皿6bが遊技球で満杯になると、それ以上に払い出された遊技球は上述したように下皿6cへ流れ込む。さらに下皿6cが遊技球で満杯になると、それによって満タンスイッチ161がONになり、満タン検出信号が払出制御装置92(払出制御CPU94)に入力される。これを受けて払出制御CPU94は、主制御CPU72から賞球指示コマンドを受信してもそれ以上の賞球動作を一旦保留とし、未払出の賞球残数をRAM98に記憶させておく。なお、RAM98の記憶は電源断時にもバックアップが可能であり、遊技中に停電(瞬間的な停電を含む)が発生しても、未払出の賞球残数情報が消失してしまうことはない。
また、パチンコ機1の裏側には、発射制御基板108とともに発射ソレノイド110が設置されている。また、受け皿ユニット6内には球送りソレノイド111が設けられている。これら発射制御基板108、発射ソレノイド110及び球送りソレノイド111は上述した発射制御基板セット174を構成しており、このうち発射制御基板108には発射ソレノイド110及び球送りソレノイド111の駆動回路が設けられている。このうち球送りソレノイド111は、受け皿ユニット6内に蓄えられた遊技球を1個ずつ、発射機ケース内で所定の発射位置に送り出す動作を行う。また、発射ソレノイド110は、発射位置に送り出された遊技球を打撃し、上記のように遊技領域8aに向けて遊技球を1個ずつ連続的(間欠的)に打ち出す動作を行う。なお、遊技球の発射間隔は、例えば0.6秒程度の間隔(1分間で100個以内)である。
一方、パチンコ機1の表側に位置する上記のグリップユニット16には、発射レバーボリューム112、タッチセンサ114及び発射停止スイッチ116が設けられている。このうち発射レバーボリューム112は、遊技者による発射ハンドルの操作量(いわゆるストローク)に比例したアナログ信号を生成する。また、タッチセンサ114は、静電容量の変化から遊技者の身体がグリップユニット16(発射ハンドル)に触れていることを検出し、その検出信号を出力する。そして発射停止スイッチ116は、遊技者の操作に応じて発射停止信号(接点信号)を生成する。
上記の受け皿ユニット6には発射中継端子板118が設置されており、発射レバーボリューム112やタッチセンサ114、発射停止スイッチ116からの各信号は、発射中継端子板118を経由して発射制御基板108に送信される。また、発射制御基板108からの駆動信号は、発射中継端子板118を経由して球送りソレノイド111に印加される。遊技者が発射ハンドルを操作すると、その操作量に応じて発射レバーボリューム112でアナログ信号(エンコードされたデジタル信号でもよい)が生成され、このときの信号に基づいて発射ソレノイド110が駆動される。これにより、遊技者の操作量に応じて遊技球を打ち出す強さが調整されるものとなっている。なお、発射制御基板108の駆動回路は、タッチセンサ114からの検出信号がオフ(ローレベル)の場合か、もしくは発射停止スイッチ116から発射停止信号が入力された場合は発射ソレノイド110の駆動を停止する。この他に、発射中継端子板118には遊技球等貸出装置接続端子板120が接続されており、この遊技球等貸出装置接続端子板120に上記のCRユニットが接続されていない場合、同じく発射制御基板108の駆動回路は発射ソレノイド110の駆動を停止する。
また、受け皿ユニット6には度数表示基板122及び貸出及び返却スイッチ基板123が内蔵されている。このうち度数表示基板122には、上記の度数表示部の表示器(3桁分の7セグメントLED)が設けられている。また、貸出及び返却スイッチ基板123には球貸ボタン10や返却ボタン12にそれぞれ接続されるスイッチモジュールが実装されており、球貸ボタン10又は返却ボタン12が操作されると、その操作信号が貸出及び返却スイッチ基板123から遊技球等貸出装置接続端子板120を経由してCRユニットに送信される。また、CRユニットからは、有価媒体の残り度数を表す度数信号が遊技球等貸出装置接続端子板120を経由して度数表示基板122に送信される。度数表示基板122上の図示しない表示回路は、度数信号に基づいて表示器を駆動し、有価媒体の残り度数を数値表示する。また、CRユニットに有価媒体が投入されていなかったり、あるいは投入された有価媒体の残り度数が0になったりした場合、度数表示基板122の表示回路は表示器を駆動してデモ表示(有価媒体の投入を促す表示)を行うこともできる。
また、パチンコ機1は制御上の構成として、演出制御装置124(演出制御用コンピュータ)を備えている。この演出制御装置124は、パチンコ機1における遊技の進行に伴う演出の制御を行う。演出制御装置124にもまた、中央演算処理装置である演出制御CPU126を実装した回路基板(複合サブ制御基板)が装備されている。演出制御CPU126には、図示しないCPUコアとともにメインメモリとしてROM128やRAM130等の半導体メモリが内蔵されている。なお、演出制御装置124は、パチンコ機1の裏側で上記の裏カバーユニット178に覆われる位置に設けられている。
また、演出制御装置124には、図示しない入出力ドライバや各種の周辺ICが装備されている他、ランプ駆動回路132や音響駆動回路134が装備されている。演出制御CPU126は、主制御CPU72から送信される演出用のコマンドに基づいて演出の制御を行い、ランプ駆動回路132や音響駆動回路134に指令を与えて各種ランプ46〜52や盤面ランプ53を発光させたり、スピーカ54,55,56から実際に効果音や音声等を出力させたりする処理を行う。
演出制御装置124と上記の主制御装置70とは、例えば図示しない通信用ハーネスを介して相互に接続されている。ただし、これらの間の通信は、主制御装置70から演出制御装置124への一方向のみで行われ、逆方向への通信は行われない。なお、通信用ハーネスには、主制御装置70から演出制御装置124に対して送信される各種コマンドのバス幅に応じてパラレル形式を採用してもよいし、それぞれのドライバIC(I/O)のハード構成に合わせてシリアル形式を採用してもよい。
ランプ駆動回路132は、例えば図示しないPWM(パルス幅変調)ICやMOSFET等のスイッチング素子を備えており、このランプ駆動回路132は、LEDを含む各種ランプに印加する駆動電圧をスイッチング(又はデューティ切替)して、その発光・点滅等の動作を管理する。なお、各種ランプには、上記のガラス枠トップランプ46,48やガラス枠サイドランプ50,受け皿ランプ52の他に、遊技盤ユニット8に設置された装飾・演出用の盤面ランプ53が含まれる。盤面ランプ53は上記の演出ユニット40に内蔵されるLEDや可変始動入賞装置28、第1可変入賞装置30、第2可変入賞装置31等に内蔵されるLEDに相当するものである。なお、ここでは受け皿ランプ52がガラス枠電飾基板136に接続されている例を挙げているが、受け皿ユニット6に受け皿電飾基板を設置し、受け皿ランプ52については受け皿電飾基板を介してランプ駆動回路132に接続される構成であってもよい。
また、音響駆動回路134は、例えば図示しないサウンドROMや音響制御IC、アンプ等を内蔵したサウンドジェネレータであり、この音響駆動回路134は、上スピーカ54及び下スピーカ56を駆動して音響出力を行う。
本実施形態では一体扉ユニット4の内面にガラス枠電飾基板136が設置されており、ランプ駆動回路132や音響駆動回路134からの駆動信号はガラス枠電飾基板136を経由して各種ランプ46〜52やスピーカ54,55,56に印加されている。また、ガラス枠電飾基板136には、上記の演出切替ボタン45が接続されており、遊技者が演出切替ボタン45を操作すると、その接点信号がガラス枠電飾基板136を通じて演出制御装置124に入力される。なお、ここではガラス枠電飾基板136に演出切替ボタン45を接続した例を挙げているが、上記の受け皿電飾基板を設置する場合、演出切替ボタン45は受け皿電飾基板に接続されていてもよい。
その他、遊技盤ユニット8にはパネル電飾基板138が設置されており、このパネル電飾基板138には盤面ランプ53の他に可動体モータ57、演出用表示基板(表示基板)210、第2チャンスランプ400が接続されている。また、演出用表示基板210には、演出用表示装置200及び第1チャンスランプ300が接続されている。可動体モータ57は、例えば図示しないリンク機構を介して上記の可動体40gを駆動する。ランプ駆動回路132からの駆動信号は、パネル電飾基板138や演出用表示基板210を経由して盤面ランプ53、可動体モータ57、演出用表示装置200、第1チャンスランプ300、及び第2チャンスランプ400にそれぞれ印加される。
上記の液晶表示器42は遊技盤ユニット8の裏側に設置されており、遊技盤ユニット8に形成された略矩形の開口を通じてその表示画面が視認可能となっている。また、遊技盤ユニット8の裏側にはインバータ基板158が設置されており、このインバータ基板158は液晶表示器42のバックライト(例えば冷陰極管)に印加される交流電源を生成している。さらに、遊技盤ユニット8の裏側には演出表示制御装置144が設置されており、液晶表示器42による表示動作は、演出表示制御装置144により制御されている。演出表示制御装置144には、汎用の中央演算処理装置である表示制御CPU146とともに、表示プロセッサであるVDP152を実装した回路基板(演出表示制御基板)が装備されている。このうち表示制御CPU146は、図示しないCPUコアとともにROM148、RAM150等の半導体メモリを集積したLSIとして構成されている。また、VDP152は、図示しないプロセッサコアとともに画像ROM154やVRAM156等の半導体メモリを集積したLSIとして構成されている。なお、VRAM156は、その記憶領域の一部をフレームバッファとして利用することができる。
演出制御CPU126のROM128には、演出の制御に関する基本的なプログラムが格納されており、演出制御CPU126は、このプログラムに沿って演出の制御を実行する。演出の制御には、上記のように各種ランプ46〜53等やスピーカ54,55,56を用いた演出の制御が含まれる他、液晶表示器42を用いた画像表示による演出の制御が含まれる。演出制御CPU126は、表示制御CPU146に対して演出に関する基本的な情報(例えば演出番号)を送信し、これを受け取った表示制御CPU146は、基本的な情報に基づいて具体的に演出用の画像を表示する制御を行う。
表示制御CPU146は、VDP152に対してさらに詳細な制御信号を出力する。これを受け取ったVDP152は、制御信号に基づいて画像ROM154にアクセスし、そこから必要な画像データを読み出してVRAM156に転送する。さらにVDP152は、VRAM156上で画像データを1フレーム(単位時間あたりの静止画像)ごとにフレームバッファに展開し、ここでバッファされた画像データに基づき液晶表示器42の各画素(フルカラー画素)を個別に駆動する。
その他、プラ枠アセンブリ7の裏側には電源制御ユニット162(電源制御手段)が装備されている。この電源制御ユニット162はスイッチング電源回路を内蔵し、電源コード164を通じて島設備から外部電力(例えばAC24V等)を取り込むと、そこから必要な電力(例えばDC+34V、+12V等)を生成することができる。電源制御ユニット162で生成された電力は、主制御装置70や払出制御装置92、演出制御装置124、インバータ基板158に分配されている。さらに、払出制御装置92を経由して発射制御基板108に電力が供給されている他、遊技球等貸出装置接続端子板120を経由してCRユニットに電力が供給されている。なお、ロジック用の低電圧電力(例えばDC+5V)は、各装置に内蔵された電源用IC(3端子レギュレータ等)で生成される。また、上記のように電源制御ユニット162は、アース線166を通じて島設備にアース(接地)されている。
上記の外部端子板160は払出制御装置92に接続されており、主制御装置70(主制御CPU72)にて生成された各種の外部情報信号は、払出制御装置92を経由して外部端子板160から外部に出力されるものとなっている。主制御装置70(主制御CPU72)及び払出制御装置92(払出制御CPU94)は、外部端子板160を通じてパチンコ機1の外部に向けて外部情報信号を出力することができる。外部端子板160から出力される信号は、例えば遊技場のホールコンピュータ(図示していない)で集計される。なお、ここでは払出制御装置92を経由する構成を例に挙げているが、主制御装置70からそのまま外部情報信号が外部端子板160に出力される構成であってもよい。
以上がパチンコ機1の制御に関する構成例である。続いて、第2可変入賞装置31の構成について説明する。図6は、第2可変入賞装置31の構成を概略的に示す分解斜視図である。本実施形態において第2可変入賞装置31は、入賞口用装飾部材(装飾部材)310、流路形成部材320及び駆動機構330を備えている。
〔入賞口用装飾部材〕
入賞口用装飾部材310は、遊技球が流下する遊技領域8aが形成された盤面に設置される。入賞口用装飾部材310は、ベース板310a及びフロントカバー310bにより構成されている。ベース板310a及びフロントカバー310bは、例えば、透明(又は半透明)な樹脂材料からなる。したがって、遊技盤ユニット8に設置された状態で、入賞口用装飾部材310は、外部からその内部が視認可能に構成されている。
ベース板310aは、背面側の外縁が遊技盤ユニット8の盤面に固定して取り付けられる。また、ベース板310aの背面には、中央付近に嵌込口310cが形成されている。嵌込口310cには、流路形成部材320が嵌め込まれる。
ベース板310aの外縁のうち、下方に形成された円弧状の部分には、周壁310dが設けられている。ベース板310aには、周壁310dに沿ってフロントカバー310bが位置合わせされた状態でねじ止めされる。また、ベース板310aの外縁のうち、上方には、周壁310dが設けられている箇所と設けられていない箇所とが存在する。すなわち、ベース板310aとフロントカバー310bとを重ね合わせた状態で普通入賞口24や大入賞口に対応する位置には、周壁が設けられておらず、開口が形成されることになる。
上方に設けられた周壁310dは、案内面として、遊技領域8a内を流下する遊技球を受け止めて転動させる。
本実施形態において、入賞口用装飾部材310には、特別遊技中の演出態様に合わせて、フロントカバー310bの表面に様々な装飾を施したり、フロントカバー310bとベース板310aとの間に種々の表示装置を設けたりすることが可能である。例えば、普通入賞口24の右斜め上には、演出用表示装置200が配置されている。演出用表示装置200は、大当り遊技中に普通入賞口24に入球した遊技球の個数をカウントしたり、大当り遊技中に普通入賞口24に遊技球が入球した際に、7セグメントLEDで表示する演出用の図柄を変動表示させたりすることができる。
さらに、普通入賞口24の右側には、演出用の第1チャンスランプ300が付属していている。第1チャンスランプ300は、内蔵するLEDの発光(点灯や消灯等)により演出を実行する。例えば第1チャンスランプ300は、記憶内連荘が発生することを遊技者に対して教示するランプとして用いることができる。
なお、普通入賞口24の下側に、演出用の第2チャンスランプ400が付属していてもよい。第2チャンスランプ400は、内蔵するLEDの発光(点灯や消灯等)により演出を実行する。例えば第2チャンスランプ400は、特殊な記憶内連荘が発生すること(16ラウンド実質16ラウンド大当りが連続して発生すること)を遊技者に対して教示するランプとして用いることができる。
〔流路形成部材〕
流路形成部材320は、本体部320a及び支持部320bにより構成されており、本体部320aに形成された大入賞口320dに入球した遊技球を第2カウントスイッチ85へ向けて案内するための球案内構造を有している。また、本体部320aと支持部320bとの間には開閉部材31aが配置されている。開閉部材31aは、遊技領域8aに対して遊技盤ユニット8の厚み方向に突出した状態から遊技盤ユニット8の裏側に向けて水平移動することにより大入賞口320dを開放する。
流路形成部材320は、第2可変入賞装置31の完成状態において、入賞口用装飾部材310と駆動機構330との間に挟み込まれた状態で固定される。このとき、本体部320aはベース板310aの嵌込口310cに挿通され、ベース板310aとフロントカバー310bとの間に配置される。
〔駆動機構〕
駆動機構330は、ケース体332を備えており、ケース体332は、上ケース部材332a及び下ケース部材332bにより構成されている。ケース体332の内部には、開閉部材31aをスライド移動させるための駆動源として、第2大入賞口ソレノイド97や内部リンクアーム(いずれも図示していない)が搭載されている。
上ケース部材332aの上面には、一対の外部リンクアーム31bが配置されている。外部リンクアーム31bの一端部、すなわち、外部リンクアーム31bが互いに向き合う方向でみた先端部には、扇形をなすギアが形成されており、相互に噛み合わさっている。また、一対の外部リンクアーム31bのうち、一方の外部リンクアーム31bの先端部には、その下面が上ケース部材332aを介して内部リンクアームに連結されている。
また、上ケース部材332aの上面には、一対の楕円状溝332cが形成されている。これに対して、外部リンクアーム31bの他端部は、楕円状溝332cに対向して配置されている。この他端部には、上方から開閉部材31aの連結アームが連結される。またケース体332の内部において、内部リンクアームは、楕円状溝332cに対向する位置で回転自在に支持されている。
外部リンクアーム31bの上方には、固定部材31cが設けられている。固定部材31cは、上ケース部材332aに固定されるとともに、各外部リンクアーム31bの中央付近を固定している。外部リンクアーム31bは、固定部材31cにより固定された位置を中心に回転自在に支持されている。
駆動機構330は、第2大入賞口ソレノイド97が駆動することにより、内部リンクアームが回転する。内部リンクアームの回転に伴って、これに連結された外部リンクアーム31bが上ケース部材332aの上面を回転する。
これに対して、開閉部材31aの連結アームは、外部リンクアーム31bの他端部とともに、楕円状溝332cの長手方向に移動する。これにより、開閉部材31aは、本体部320aの上面と支持部320bとの間をスライドし、流路形成部材320の本体部320a上面に形成された大入賞口320dを開放したり、閉塞したりする。
ケース体332の左側には、球誘導路332dが形成されている。また、球誘導路332dの奥側には、第2カウントスイッチ85が設置されている。球誘導路332dは、流路形成部材320を転動する遊技球を第2カウントスイッチ85へ誘導するための誘導路である。第2カウントスイッチ85は、球誘導路332dを通過した遊技球を検知する。また、下ケース部材332bの下面には、図示しない排出口が形成されており、球誘導路332d上の第2カウントスイッチ85を通過した遊技球は、排出口から図示しないアウト通路アセンブリを通じてパチンコ機1の裏側から枠外へ排出され、さらに図示しない島設備の補給経路に合流する。
なお、下ケース部材332bの下面には、LEDユニット334が設けられていてもよい。LEDユニット334は、基板334a、複数のLEDチップ334b及び図示しない接続端子を備えている。LEDチップ334bは、基板334aの表面(実装面)に実装されており、基板334aに形成された図示しないアンテナパターンに接続される。また、接続端子は、実装面とは反対側の面に実装されており、上記のアンテナパターンを通じて各LEDチップ334bと電気的に接続される。また、接続端子は、パネル電飾基板138に接続される。LEDユニット334は、例えば、特別遊技中の演出に合わせて各LEDチップを発光(点灯や消灯等)させる。これにより、例えば、流路形成部材320の背面に対して光が照射される。
図7は、図6中に示す演出用表示装置200及び第1チャンスランプ300の構成を示す斜視図である。演出用表示装置200及び第1チャンスランプ300は、電子部品として、演出用表示基板(表示基板)210に実装されており、入賞口用装飾部材310を介して遊技盤ユニット8の盤面に設置され、遊技中に表示動作を行う。また、演出用表示基板210は、基板ホルダ220によって支持される。図7では、演出用表示基板210及び基板ホルダ220を分解した状態で表している。
〔表示基板〕
演出用表示基板210は、薄板状をなしており、厚み方向でみた平面は、略台形に形成されている。演出用表示基板210を厚み方向でみた一方の面(実装面)には、電子部品として、演出用表示装置200及び第1チャンスランプ300が実装されている。また、演出用表示装置200の周囲には、電子部品として、複数のLEDチップ200aが配置されていてもよい。図7では、演出用表示装置200の周囲に4つのLEDチップ200aが配置されている。なお、以下では、演出用表示装置200を適宜「7セグメントLED200」と呼称する。
また、演出用表示基板210の実装面には、図示しないアンテナパターンが形成されており、7セグメントLED200、LEDチップ200a及び第1チャンスランプ300は、実装面に実装された状態でアンテナパターンに接続される。演出用表示基板210の裏面には、接続端子212が実装されている。演出用表示基板210の裏面にも、図示しないアンテナパターンが形成されており、接続端子212は、裏面に実装された状態でアンテナパターンを介して7セグメントLED200、LEDチップ200a及び第1チャンスランプ300に対して電気的に接続される。また接続端子212は、パネル電飾基板138あるいは演出制御装置124に接続される。
また、演出用表示基板210には、3つの角部分において、挿通孔210a,210b,210cが形成されており、これらは厚み方向に貫通している。演出用表示基板210は、挿通孔210a,210b,210cを介して基板ホルダ220に固定(支持)される。
〔基板ホルダ〕
基板ホルダ220は、薄板状をなしており、厚み方向でみた平面は略三角形に形成されている。基板ホルダ220を厚み方向でみた表面には、円柱状の台座部222が形成されている。図7に示す基板ホルダ220には、表面の角部分に3つの台座部222が示されている。各台座部222は、演出用表示基板210の挿通孔210a,210b,210cと対向している。また、3つの台座部222のうち、2つの台座部222には、ねじ穴222a,222bが形成されている。
演出用表示基板210及び基板ホルダ220が相互に重ね合わさった状態で、ねじ230a,230bが、演出用表示基板210の実装面側から挿通孔210a,210bにそれぞれ挿通されるとともに、台座部222に形成されたねじ穴222a,222bに締め付けられる。また、残りの台座部222には突起部222cが設けられており、演出用表示基板210の挿通孔210cに挿通される。演出用表示基板210が基板ホルダ220に固定された状態で、演出用表示基板210及び基板ホルダ220の間には、台座部222が介在している。このため、これらの間には隙間が形成されている。
基板ホルダ220の中央領域には、厚み方向に貫通した開口224が形成されている。この開口224には、演出用表示基板210の背面側に設置された接続端子212が挿通される。突起部222cが形成された台座部222の隣には、挿通孔226が形成されている。また、基板ホルダ220の片側(図7中の右側)の側縁には、フランジ228a,228bが形成されている。これら挿通孔226及びフランジ228a,228bは、入賞口用装飾部材310の取付位置にて固定される部位である。
図8は、入賞口用装飾部材310、演出用表示基板210及び基板ホルダ220を分解して示す斜視図である。図8は、図6中に示す入賞口用装飾部材310を裏側からみた状態を表している。以下では、本実施形態における取付具の具体的な構成について詳細に説明する。この取付具(参照符号省略)は、入賞口用装飾部材310に対する演出用表示基板210の取り付けをなす一方、遊技球の流下に伴い案内面から伝達される演出用表示基板210への衝撃を緩和するためのものである。
〔収容部〕
入賞口用装飾部材310(ベース板310a)の内部には、収容部340が形成されている。収容部340は、入賞口用装飾部材310に形成され、遊技盤ユニット8の盤面との間に演出用表示基板210及び基板ホルダ220を収容した状態で、入賞口用装飾部材310に対して基板ホルダ220を複数箇所にて固定する。収容部340は、フロントカバー310bからベース板310aの背面に向けて凹型をなしており、ベース板310aの背面に連なる面が開口している。収容部340の内部は、ベース板310aとフロントカバー310bとの間に配置されている。
演出用表示基板210は、基板ホルダ220に支持(固定)された状態で上記の開口を通じて収容部340の内部に収容される。また、基板ホルダ220は、収容部340の内部にて複数箇所が固定される。演出用表示基板210及び基板ホルダ220が収容部340の内部に収容された状態で、基板ホルダ220の背面側が外部に露出している。
収容部340には、基板ホルダ220を固定するための構成として、ねじ穴342、フランジ344a,344b及び爪部346が形成されている。図8中に示す基板ホルダ220は、左側の側縁に形成されたフランジ228a,228bが、それぞれ収容部340のフランジ344a,344bに載置されるとともに、2つのフランジ228a,228bの間にて左側の側縁が爪部346により厚み方向に挟み込まれる。また、基板ホルダ220に形成された挿通孔226には、基板ホルダ220の背面側からねじ230cが挿通されるとともに、このねじ230cは、収容部340に形成されたねじ穴342に締め付けられる。
〔基板ホルダの固定構造〕
図9は、演出用表示基板210及び基板ホルダ220が収容部340に収容された状態を示す図である。図9では、図8と同様に、入賞口用装飾部材310を背面側からみた状態を示している。
本実施形態では、演出用表示基板210ではなく、基板ホルダ220が収容部340に固定されている。また収容部340は、複数箇所のうち、いずれか一箇所にて、基板ホルダ220をねじ止めにより固定している。また、収容部340は、上記の複数箇所のうち、少なくとも一箇所にて、基板ホルダ220をその厚み方向に挟み込むことにより固定している。具体的には、基板ホルダ220の側縁部がフランジ344a,344b及び爪部346によって厚み方向に挟み込まれることにより固定されている。なお、フランジ344a,344b及び爪部346によって基板ホルダ220が固定される位置は、一箇所に限定されるものではない。例えば、フランジ344及び爪部346は、図9中に示す収容部340の右側の側縁部に設けられていてもよい。
図10は、図9中に示すX―X線に沿う入賞口用装飾部材310の横断面図である。また図11は、図9中に示すXI−XI線に沿う入賞口用装飾部材310の縦断面図である。
図10に示すように、演出用表示基板210は、収容部340の中央付近に配置されている。このとき、演出用表示基板210、7セグメントLED200及びLEDチップ200aの周囲は、収容部340の内壁に接触していない。したがって、入賞口用装飾部材310に遊技球が衝突しても、この振動が入賞口用装飾部材310から演出用表示基板210に対して直接伝わることはない。
また、図11に示す入賞口用装飾部材310を高さ方向でみて、遊技球は、その上方から入賞口用装飾部材310の上面(周壁310d)に向けて落下する。このとき、遊技球は、入賞口用装飾部材310の上面側の周壁310dのうち、特定の領域(案内面)に対して集中的に衝突する。しかし、図11に示されるように、演出用表示基板210は、その周囲が収容部340の内壁に接触してない。このため、遊技球が入賞口用装飾部材310の案内面に連続的に衝突したとしても、この振動が、演出用表示基板210及び発光部品(7セグメントLED200、LEDチップ200a及び第1チャンスランプ300等)に対して直接伝達されることはない。
このように、収容部340には、基板ホルダ220が固定された状態で、収容部340の内壁と演出用表示基板210とを非接触の状態に保持する収容空間が形成されている。
図12は、図1中に示す大入賞口(右アタッカ)320dの周囲を拡大して示す図である。なお、図12では、演出ユニット40や、可変始動入賞装置28、第1可変入賞装置30等の図示を省略している。
遊技領域8a内の右側部分には、演出ユニット40の側縁部に沿って遊技球の流路が形成されている。また、入賞口用装飾部材310は、上記流路の下流端に連なって配置されている。特別遊技(大当り遊技)において、遊技球は、大入賞口(いわゆる右アタッカ)320dの開放に合わせて、遊技領域8aの右側部分に向けて打ち込まれる。右側部分の流路を流下する遊技球は、障害釘によってそのスピードが弱められることなく、入賞口用装飾部材310に衝突する。
図12に示すように、右側部分の流路を流下する遊技球は、収容部340の上方にて入賞口用装飾部材310の案内面に対して集中的に衝突する。さらに、遊技球は、入賞口用装飾部材310の案内面に沿って転動するとともに、障害釘によってその進路が妨げられつつも、無作為に入賞口24や大入賞口320dに入球する。あるいは入賞口24や大入賞口320dの下流側に配置されたアウト口32を通じて、遊技盤ユニット8の裏側へ回収される。
図13は、図12中に示す入賞口用装飾部材310を背面側から示す図である。なお、図13では、遊技球が入賞口用装飾部材310に衝突する様子を明確に示すため、ベース板310aの一部を破断線によって省略している。
遊技領域8aの右側部分に形成された流路を流下する遊技球は、入賞口用装飾部材310の特定領域(案内面)に対して集中的に衝突する。図12中の二点鎖線で示す領域Aは、遊技球が衝突することによる振動が比較的伝わり易い範囲を概略的に示している。これに対して、本実施形態では、基板ホルダ220が上記の領域Aを避けた位置にて固定されている。したがって、入賞口用装飾部材310への衝突による振動がねじ230c、フランジ344a,344b及び爪部346を通じて基板ホルダ220に伝わり難い。このような構成では、基板ホルダ220に支持された演出用表示基板210に対して伝達される振動がさらに弱められる。したがって、演出用表示基板210に実装された7セグメントLED200、LEDチップ200a及び第1チャンスランプ300が振動により実装面から外れたり、破損したりすることを確実に防止することができる。
このように、本実施形態における固定構造では、演出用表示基板210を収容部340に固定するのではなく、基板ホルダ220を固定する構造を採用している。したがって、遊技領域8a内を流下する遊技球が入賞口用装飾部材310に衝突したとしても、衝突による振動が入賞口用装飾部材310を介して演出用表示基板210に直接伝わることはない。
また、収容部340と演出用表示基板210との間には、緩衝部材のような他の部材が介在していない。したがって、遊技領域8a内に打ち込まれた遊技球が連続的に入賞口用装飾部材310の特定領域(案内面)に衝突したとしても、この衝突による振動が演出用表示基板210に対して伝わり難い構造を実現することができる。
また、本実施形態において、演出用表示基板210は、収容部340の内部に収容された状態で遊技盤ユニット8に設置されるため、これらを分離して設置する場合と比べて、設置作業を容易に行うことができる。
本実施形態において、基板ホルダ220と演出用表示基板210との間には、台座部222が介在していることにより隙間が形成されている。したがって、基板ホルダ220の表面と演出用表示基板210とを接触させた場合と比べて、その接触面積を大幅に縮小することができる。このため、演出用表示基板210の耐震性が確保されるとともに、演出用表示基板210や発光部品の破損が確実に防止される。
本発明のパチンコ機1は、上述した実施形態に制約されることなく種々に変形することができる。例えば、フランジ344及び爪部346により基板ホルダ220を固定する箇所(取付位置)は、1箇所に限定されず、2箇所以上であってもよい。
また、パチンコ機1の構造や盤面構成、具体的な数値等は図示のものも含めて好ましい例示であり、これらを適宜に変形可能であることはいうまでもない。
1 パチンコ機
8 遊技盤ユニット
8a 遊技領域
20 始動ゲート
26 上始動入賞口
28 可変始動入賞装置
28a 下始動入賞口
33 普通図柄表示装置
33a 普通図柄作動記憶ランプ
34 第1特別図柄表示装置
35 第2特別図柄表示装置
34a 第1特別図柄作動記憶ランプ
35a 第2特別図柄作動記憶ランプ
38 遊技状態表示装置
42 液晶表示器
45 演出切替ボタン
70 主制御装置
72 主制御CPU
74 ROM
76 RAM
124 演出制御装置
126 演出制御CPU
200 演出用表示装置(電子部品)
200a LEDチップ(電子部品)
210 演出用表示基板(表示基板)
220 基板ホルダ
222 台座部
300 第1チャンスランプ(電子部品)
310 入賞口用装飾部材(装飾部材)
320 流路形成部材
330 駆動機構
340 収容部
342 ねじ穴
344 フランジ
346 爪部

Claims (1)

  1. 遊技球が流下する遊技領域が形成された盤面に設置され、前記遊技領域内を流下する遊技球を受け止めて転動させる案内面を有した装飾部材と、
    前記装飾部材を介して前記盤面に設置され、電子部品が実装された板と、
    前記装飾部材に対する前記板の取り付けをなす一方、前記遊技球の流下に伴い前記案内面から伝達される前記板への衝撃を緩和する取付具と
    を備え、
    前記取付具は、
    前記基板を支持する基板ホルダと、
    前記装飾部材に形成され、前記盤面との間に前記基板及び前記基板ホルダを収容した状態で、前記装飾部材に対して前記基板ホルダを複数箇所にて固定する収容部と、
    前記収容部に前記基板ホルダが固定された状態で、前記収容部の内壁と前記基板とを非接触の状態に保持する収容空間とを含むことを特徴とする遊技機。
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