JP2015066076A - 遊技機 - Google Patents

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JP2015066076A JP2013201874A JP2013201874A JP2015066076A JP 2015066076 A JP2015066076 A JP 2015066076A JP 2013201874 A JP2013201874 A JP 2013201874A JP 2013201874 A JP2013201874 A JP 2013201874A JP 2015066076 A JP2015066076 A JP 2015066076A
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Abstract

【課題】図柄の作動記憶の記憶(保留)に対するストレスを遊技者に与えることなく、遊技に対する興趣の低下を抑制することができる技術を提供する。【解決手段】第1始動入賞口への入球が容易となる態様により遊技球を放出する第1放出口と、第2始動入賞口への入球が容易となる態様により遊技球を放出する第2放出口と、始動ゲートへの通過が容易となる態様により遊技球を放出する第3放出口と、流入口から流入してきた遊技球の自重を利用して回転することで、その遊技球を各放出口へ順に繰り返し振り分ける振り分け機構とを含む3方向球振り分け装置と、第2始動入賞口に取り付けられる普通電動役物と、始動ゲートより下方の位置に配置され、始動ゲートを通過した遊技球が無作為に流入することで第4事象を発生させる第3入賞口と、第1始動入賞口に取り付けられ、第4事象が発生した場合第1始動入賞口への流入を容易化する第2種非電動役物とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、複数の図柄にそれぞれ対応した事象が遊技中に生じたことを契機として抽選に必要な抽選要素を取得すると、それらを用いて抽選を行い、対応する図柄の変動表示を行った後に抽選の結果を表す態様で図柄を停止表示させる遊技機に関する。
従来、遊技領域内に球振り分けユニットを配置しておき、遊技領域を流下する遊技球が流入口に流入すると、球振り分けユニットの内部で第1領域と第2領域とに遊技球を振り分ける先行技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
球振り分けユニットは振分部材を有しており、この振分部材は遊技球を第1領域に向けて導く状態と第2領域に向けて導く状態とに変化する。特に先行技術では、流入口から流入した遊技球の自重によって振分部材の状態(姿勢)を交互に変化させているため、複雑な電気的制御を用いることなく、複数の領域に対して交互に遊技球を振り分けることができる。
また上記の球振り分けユニットは、第1領域、第2領域がそれぞれ第1始動口、第2始動口となっており、流入口に流入して球振り分けユニット内部で振り分けられた後の遊技球は、第1始動口センサ、第2始動口センサのいずれかを必ず通過して盤面の裏側へ回収される構造となっている。
このため、先行技術の球振り分けユニットを用いたパチンコ機では、球振り分けユニット内で第1始動口への入賞(交互振り分けによる入球)が発生すると第1抽選が実行されて第1図柄が変動し、また、球振り分けユニット内で第2始動口への入賞(交互振り分けによる入球)が発生すると第2抽選が実行されて第2図柄が変動する。このようなパチンコ機では、第1図柄による大当り抽選と第2図柄による大当り抽選とが偏りなく交互に行われるため、それぞれの記憶手段が持てる保留数(例えば各4個で合計8個)を最大限に活用して抽選による利益を遊技者に付与することができると考えられる。
特開2013−34770号公報
上記の先行技術では、例えば、第1始動口の両サイドに普通電動役物が備えられており、始動ゲートを遊技球が通過して行われる普通図柄に関する作動抽選で当選した場合、その普通電動役物が作動して第1始動口への遊技球の入球(入賞)頻度が通常よりも高められる。具体的には、球振り分けユニットに流入した遊技球が第1始動口へ入球(入賞)する他にも、作動する普通電動役物に案内されて第1始動口へ遊技球が入球(入賞)するため、通常よりも入球(入賞)頻度が向上することとなる。
しかしながら、第1始動口への入球(入賞)頻度が向上するにも関わらず、第2始動口への入球(入賞)については球振り分けユニットに流入する遊技球の個数に依存するため、頻度が向上することはない。したがって、第1始動口に対応する第1図柄の作動記憶(保留)と、第2始動口に対応する第2図柄の作動記憶(保留)とが同程度の頻度で記憶されないため、第1図柄と第2図柄の作動記憶(保留)が満タン状態で遊技が進行しない場合があり、遊技者にストレスを与えてしまい、遊技に対する興趣の低下を抑制することができなかった。
そこで、新たな遊技性を実現することで、図柄の作動記憶の記憶(保留)に対するストレスを遊技者に与えることなく、遊技に対する興趣の低下を抑制する技術の提供を目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため以下の解決手段を採用する。なお、括弧書中の文言はあくまで例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。
解決手段1:本発明の遊技機は、遊技領域内に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が無作為に流入することで第1事象を発生させる第1始動入賞口(左始動入賞口)と、前記遊技領域内で前記第1始動入賞口とは別の位置に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が無作為に流入することで第2事象を発生させる第2始動入賞口(右始動入賞口)と、前記遊技領域内で前記第1始動入賞口及び前記第2始動入賞口とは別の位置に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が無作為に通過することで第3事象を発生させる始動ゲートと、前記遊技領域内で前記第1始動入賞口、前記第2始動入賞口、及び、前記始動ゲートより上方の位置に配置された流入口と、前記第1事象の発生が容易となる態様により前記遊技領域内へ遊技球を放出する第1放出口(左放出口)と、前記第1放出口とは別に前記第2事象の発生が容易となる態様により前記遊技領域内へ遊技球を放出する第2放出口(右放出口)と、前記第1放出口及び前記第2放出口とは別に、前記第3事象の発生が容易となる態様により前記遊技領域内へ遊技球を放出する第3放出口(中放出口)と、前記流入口から流入してきた遊技球の自重を利用して回転することで、その遊技球を前記第1放出口、前記第2放出口、及び、前記第3放出口へ順に繰り返し振り分ける振り分け機構とを含む3方向球振り分け装置と、前記第2始動入賞口に取り付けられ、閉位置にある非作動状態では前記第2放出口と前記第2始動入賞口とをつないだ第2経路以外の前記遊技領域内を流下する遊技球の前記第2始動入賞口への流入を困難にする一方、前記第3事象が発生し、かつ、所定の作動条件が満たされた場合、前記閉位置から開位置に向けて変位した作動状態に変化することで、前記第2経路以外の前記遊技領域内を流下する遊技球の前記第2始動入賞口への流入を容易化する第2事象発生頻度可変手段(普通電動役物)と、前記遊技領域内で前記第1始動入賞口及び前記第2始動入賞口とは別の位置で前記始動ゲートより下方の位置に配置され、前記始動ゲートを通過した遊技球が無作為に流入することで第4事象を発生させる第3入賞口(中入賞口)と、前記第1始動入賞口に取り付けられ、閉位置にある非作動状態では前記第1放出口と前記第1始動入賞口とをつないだ第1経路以外の前記遊技領域内を流下する遊技球の前記第1始動入賞口への流入を困難にする一方、前記第4事象が発生した場合、前記閉位置から開位置に向けて変位した作動状態に変化することで、前記第1経路以外の前記遊技領域内を流下する遊技球の前記第1始動入賞口への流入を容易化する第1事象発生頻度可変手段(第2種非電動役物)とを備えることを特徴とする遊技機である。
本解決手段によれば、本発明の遊技機において以下の特徴が追加される。
(1)本発明の遊技機による遊技は、発射された遊技球が遊技領域内を流下していくことで進行する。
(2)第1事象や第2事象は、遊技領域内を流下する遊技球が無作為に第1始動入賞口に入球(入賞)したり、第2始動入賞口に入球(入賞)したりすることで発生する。他にも、第1事象や第2事象とは異なる第3事象が、始動ゲートを通過することで発生する。ここで、入賞口に遊技球が入球し、その入球が有効な入球であると確認された場合、入賞したこととなる。そして、入賞が確認されると特別図柄に関する内部抽選が実行され、抽選結果が大当りに該当すると、短時間で大量の賞球が獲得可能な大当り遊技が実行されることとなる。なお、第1始動入賞口に対応して第1特別図柄に関する内部抽選が実行され、第2始動入賞口に対応して第2特別図柄に関する内部抽選が実行される。
(3)上記とは別に、3方向球振り分け装置の流入口へも遊技球は無作為に流入するが、これによって直接的に第1事象、第2事象、第3事象が発生するわけではない。
(4)ただし3方向球振り分け装置は、流入した遊技球を3方向へ順に繰り返し振り分けた後、第1始動入賞口への入球(入賞)が容易となる態様で遊技領域内に再度放出するか、第2始動入賞口への入球(入賞)が容易となる態様で遊技領域内に再度放出するか、あるいは、始動ゲートへの通過が容易となる態様で遊技領域内に再度放出する。
(5)したがって、例えば遊技中に第1始動入賞口への流入や第2始動入賞口への流入を主眼として遊技球を発射するのではなく、球振り分け装置への流入を主な目標とすれば、そこでの振り分けと放出の動作により、第1始動入賞口への入球(入賞)、第2始動入賞口への入球(入賞)、及び、始動ゲートへの通過が交互に発生することが促進される。
(5)始動ゲートの下方には第3入賞口が備えられ、第1事象〜第3事象とは別の第4事象が、始動ゲートを通過した遊技球が第3入賞口へ入球(入賞)することで発生する。
(6)第1始動入賞口には第2種非電動役物が備えられている。この第2種非電動役物は、通常状態では閉鎖状態となり3方向球振り分け装置から放出された遊技球を除き第1始動入賞口への入球を困難にする一方、第4事象が発生すると(第3入賞口へ遊技球が入球)すると、開放状態となり遊技領域を流下する遊技球の第1始動入賞口への入球を容易化する。
(7)第2始動入賞口には普通電動役物が備えられている。この普通電動役物は、通常状態では閉鎖状態となり3方向球振り分け装置から放出された遊技球を除き第2始動入賞口への入球を困難にする一方、第3事象が発生し(第3入賞口へ遊技球が入球)、かつ、所定の作動条件が満たされると、開放状態となり遊技領域を流下する遊技球の第2始動入賞口への入球を容易化する。
このように、3方向球振り分け装置の第1放出口(左放出口)の下部に第1特別図柄の内部抽選に関する第1始動入賞口(左始動入賞口)、第2放出口(右放出口)の下部に第2特別図柄の内部抽選に関する第2始動入賞口(右始動入賞口)、第3放出口(中放出口)の下部に第1始動入賞口(左始動入賞口)への入賞頻度に関わる第2種非電動役物を作動させる第3入賞口(中入賞口)及び第2始動入賞口(右始動入賞口)への入賞頻度に関わる普通電動役物を作動させる契機となる始動ゲートを備えることで、第3放出口(中放出口)から遊技球が放出されると、第1始動入賞口(左始動入賞口)及び第2始動入賞口(右始動入賞口)への入賞が同時に容易化されるといった新しい遊技性を提供することができる。また、これにより、第1始動入賞口(左始動入賞口)や第2始動入賞口(右始動入賞口)への入球を容易化することで第1特別図柄や第2特別図柄の保留(作動記憶)を容易に満タン状態にし、遊技者にストレスを与えずにすみ、遊技に対する興趣の低下を抑制することができる。
解決手段2:本発明の遊技機は、遊技領域内に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が無作為に流入することで第1事象を発生させる第1始動入賞口(左始動入賞口)と、前記遊技領域内で前記第1始動入賞口とは別の位置に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が無作為に流入することで第2事象を発生させる第2始動入賞口(右始動入賞口)と、前記遊技領域内で前記第1始動入賞口、及び、前記第2始動入賞口より上方の位置に配置された流入口と、前記第1事象の発生が容易となる態様により前記遊技領域内へ遊技球を放出する第1放出口(左放出口)と、前記第1放出口とは別に前記第2事象の発生が容易となる態様により前記遊技領域内へ遊技球を放出する第2放出口(右放出口)と、前記第1放出口及び前記第2放出口とは別に、前記遊技領域内へ遊技球を放出する第3放出口(中放出口)と、前記流入口から流入してきた遊技球の自重を利用して回転することで、その遊技球を前記第1放出口、前記第2放出口、及び、前記第3放出口へ順に繰り返し振り分ける振り分け機構とを含む3方向球振り分け装置と、前記遊技領域内で前記第1始動入賞口及び前記第2始動入賞口とは別の位置に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が無作為に通過することで第3事象を発生させる始動ゲートと、前記第3放出口より下方の位置で前記始動ゲートより上方の位置に配置された特別流入口と、前記第3事象の発生が容易となる態様により前記遊技領域内へ遊技球を放出する特別放出口を少なくとも含む複数の放出口と、前記特別流入口から流入してきた遊技球の自重を利用して回転することで、その遊技球を前記複数の放出口へ順に繰り返し振り分ける振り分け機構とを含む特別球振り分け装置(第2の3方向球振り分け装置)と、前記第2始動入賞口に取り付けられ、閉位置にある非作動状態では前記第2放出口と前記第2始動入賞口とをつないだ第2経路以外の前記遊技領域内を流下する遊技球の前記第2始動入賞口への流入を困難にする一方、前記第3事象が発生し、かつ、所定の作動条件が満たされた場合、前記閉位置から開位置に向けて変位した作動状態に変化することで、前記第2経路以外の前記遊技領域内を流下する遊技球の前記第2始動入賞口への流入を容易化する第2事象発生頻度可変役物(普通電動役物)と、前記遊技領域内で前記第1始動入賞口及び前記第2始動入賞口とは別の位置であり、前記始動ゲートより下方の位置に配置され、前記始動ゲートを通過した遊技球が無作為に流入することで第4事象を発生させる第3入賞口(中放出口)と、前記第1始動入賞口に取り付けられ、閉位置にある非作動状態では前記第1放出口と前記第1始動入賞口とをつないだ第1経路以外の前記遊技領域内を流下する遊技球の前記第1始動入賞口への流入を困難にする一方、前記第4事象が発生した場合、前記閉位置から開位置に向けて変位した作動状態に変化することで、前記第1経路以外の前記遊技領域内を流下する遊技球の前記第1始動入賞口への流入を容易化する第1事象発生頻度可変役物(第2種非電動役物)と、を備えることを特徴とする遊技機である。
本解決手段によれば、本発明の遊技機において以下の特徴が追加される。
(1)本発明の遊技機による遊技は、発射された遊技球が遊技領域内を流下していくことで進行する。
(2)第1事象や第2事象は、遊技領域内を流下する遊技球が無作為に第1始動入賞口に入球(入賞)したり、第2始動入賞口に入球(入賞)したりすることで発生する。ここで、入賞口に遊技球が入球し、その入球が有効な入球であると確認された場合、入賞したこととなる。そして、入賞が確認されると特別図柄に関する内部抽選が実行され、抽選結果が大当りに該当すると、短時間で大量の賞球が獲得可能な大当り遊技が実行されることとなる。なお、第1始動入賞口に対応して第1特別図柄に関する内部抽選が実行され、第2始動入賞口に対応して第2特別図柄に関する内部抽選が実行される。
(3)上記とは別に、3方向球振り分け装置の流入口へも遊技球は無作為に流入するが、これによって直接的に第1事象、第2事象が発生するわけではない。
(4)ただし3方向球振り分け装置は、流入した遊技球を3方向へ順に繰り返し振り分けた後、第1始動入賞口への入球(入賞)が容易となる態様で遊技領域内に再度放出するか、第2始動入賞口への入球(入賞)が容易となる態様で遊技領域内に再度放出するか、あるいは、別の態様で遊技領域内に再度放出する。
(5)したがって、例えば遊技中に第1始動入賞口への流入や第2始動入賞口への流入を主眼として遊技球を発射するのではなく、球振り分け装置への流入を主な目標とすれば、そこでの振り分けと放出の動作により、第1始動入賞口への入球(入賞)、第2始動入賞口への入球(入賞)、及び、その他の放出口からの放出が交互に発生することが促進される。
(6)上記のその他の放出口から放出されると、さらに球振り分け装置(例えば、第2の3方向振り分け装置)の流入口へ遊技球が無作為に流入することとなり、複数ある放出口(例えば、3つの放出口)への振り分けが終了すると、その放出口から再度遊技領域に放出されることとなる。
(7)複数ある放出口のうちの1つの放出口から遊技球が放出されて、その放出された遊技球が始動ゲートを通過することで、第1事象や第2事象とは異なる第3事象が発生する。
(8)始動ゲートの下方には第3入賞口が備えられ、第1事象〜第3事象とは別の第4事象が、始動ゲートを通過した遊技球が第3入賞口へ入球(入賞)することで発生する。
(9)第1始動入賞口には第2種非電動役物が備えられている。この第2種非電動役物は、通常状態では閉鎖状態となり3方向球振り分け装置から放出された遊技球を除き第1始動入賞口への入球を困難にする一方、第4事象が発生すると(第3入賞口へ遊技球が入球)すると、開放状態となり遊技領域を流下する遊技球の第1始動入賞口への入球を容易化する。
(10)第2始動入賞口には普通電動役物が備えられている。この普通電動役物は、通常状態では閉鎖状態となり3方向球振り分け装置から放出された遊技球を除き第2始動入賞口への入球を困難にする一方、第3事象が発生し(第3入賞口へ遊技球が入球)、かつ、所定の作動条件が満たされると、開放状態となり遊技領域を流下する遊技球の第2始動入賞口への入球を容易化する。
このように、3方向球振り分け装置とは別に球振り分け装置を備えることで、始動ゲート20を通過して第3入賞口(中入賞口)に入球(入賞)して、普通電動役物や第2種非電動役物が作動する頻度が、第1始動入賞口(左始動入賞口)や第2始動入賞口(右始動入賞口)に入賞する頻度よりも少なく調整することができる。したがって、適度な頻度で第1特別図柄や第2特別図柄の保留を満タン状態にすることができ、遊技者にストレスを与えることなく、遊技に対する興趣の低下を抑制することができる。
解決手段3:本発明の遊技機は、遊技領域内に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が無作為に流入することで第1事象を発生させる第1始動入賞口(左始動入賞口)と、前記遊技領域内で前記第1始動入賞口とは別の位置に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が無作為に流入することで第2事象を発生させる第2始動入賞口(右始動入賞口)と、前記遊技領域内で前記第1始動入賞口、及び、前記第2始動入賞口より上方の位置に配置された流入口と、前記第1事象の発生が容易となる態様により前記遊技領域内へ遊技球を放出する第1放出口と、前記第1放出口とは別に前記第2事象の発生が容易となる態様により前記遊技領域内へ遊技球を放出する第2放出口と、前記流入口から流入してきた遊技球の自重を利用して回転することで、その遊技球を前記第1放出口、及び、前記第2放出口へ順に繰り返し振り分ける振り分け機構とを含む2方向球振り分け装置と、前記第1始動入賞口及び前記第2始動入賞口が配置される領域とは別の前記遊技領域内の特別遊技領域内に配置され、前記特別遊技領域内を流下する遊技球が無作為に通過することで第3事象を発生させる始動ゲートと、前記特別遊技領域内で前記始動ゲートより下方の位置に配置され、前記特別遊技領域内を流下する遊技球が無作為に流入することで第4事象を発生させる第3入賞口(中始動入賞口)と、前記特別遊技領域内で前記始動ゲートと前記第3入賞口との間に配置された特殊流入口と、前記第4事象の発生が容易となる態様により前記特別遊技領域内へ遊技球を放出する特殊放出口を少なくとも含む複数の放出口(例えば、3つの放出口)と、前記特殊流入口から流入してきた遊技球の自重を利用して回転することで、その遊技球を前記複数の放出口へ順に繰り返し振り分ける振り分け機構とを含む特殊球振り分け装置(例えば、3方向球振り分け装置)と、前記第2始動入賞口に取り付けられ、閉位置にある非作動状態では前記特別遊技領域内を流下する遊技球の前記第2始動入賞口への流入を困難にする一方、前記第3事象が発生し、かつ、所定の作動条件が満たされた場合、前記閉位置から開位置に向けて変位した作動状態に変化することで、前記特別遊技領域内を流下する遊技球の前記第2始動入賞口への流入を容易化する第2事象発生頻度可変役物(普通電動役物)と、前記第1始動入賞口に取り付けられ、閉位置にある非作動状態では前記特別遊技領域内を流下する遊技球の前記第1始動入賞口への流入を困難にする一方、前記第4事象が発生した場合、前記閉位置から開位置に向けて変位した作動状態に変化することで、前記特別遊技領域内を流下する遊技球の前記第1始動入賞口への流入を容易化する第1事象発生頻度可変役物(第2種非電動役物)と、を備えることを特徴とする遊技機である。
本解決手段によれば、本発明の遊技機において以下の特徴が追加される。
(1)本発明の遊技機による遊技は、発射された遊技球が遊技領域内を流下していくことで進行する。また、遊技球が流下可能な遊技領域は3つ区分されており、具体的には、遊技盤の左側を流下可能な左側領域と、遊技盤の右側を流下可能な右側領域と、左側領域と右側領域との下方に下側領域に区分されている。例えば、左側領域を流下している遊技球は右側領域を流下することはできず、同様に、右側領域を流下している遊技球は左側領域を流下することはできない。そして、左側領域や右側領域を流下してきた遊技球はそれぞれ下側領域を最終的に流下することとなる。
(2)第1事象や第2事象は、遊技領域内の内の下側領域を流下する遊技球が無作為に第1始動入賞口に入球(入賞)したり、第2始動入賞口に入球(入賞)したりすることで発生する。ここで、入賞口に遊技球が入球し、その入球が有効な入球であると確認された場合、入賞したこととなる。そして、入賞が確認されると特別図柄に関する内部抽選が実行され、抽選結果が大当りに該当すると、短時間で大量の賞球が獲得可能な大当り遊技が実行されることとなる。なお、第1始動入賞口に対応して第1特別図柄に関する内部抽選が実行され、第2始動入賞口に対応して第2特別図柄に関する内部抽選が実行される。
(3)上記とは別に、2方向球振り分け装置の流入口へも遊技球は無作為に流入するが、これによって直接的に第1事象、第2事象が発生するわけではない。
(4)ただし2方向球振り分け装置は、流入した遊技球を2方向へ順に繰り返し振り分けた後、第1始動入賞口への入球(入賞)が容易となる態様で遊技領域内に再度放出するか、第2始動入賞口への入球(入賞)が容易となる態様で遊技領域内に再度放出する。
(5)したがって、例えば遊技中に第1始動入賞口への流入や第2始動入賞口への流入を主眼として遊技球を発射するのではなく、球振り分け装置への流入を主な目標とすれば、そこでの振り分けと放出の動作により、第1始動入賞口への入球(入賞)、及び、第2始動入賞口への入球(入賞)が交互に発生することが促進される。
(6)また、右側領域には、始動ゲートが備えられており、遊技球が始動ゲートを通過することで、第1事象や第2事象とは異なる第3事象が発生する。
(7)始動ゲートの下方には複数の放出口を有する球振り分け装置が備えられており、球振り分け装置に流入した遊技球を順次放出口から放出している。
(8)その球振り分け装置が有する複数の放出口の1つの放出口の下部には第3入賞口が備えられ、第1事象〜第3事象とは別の第4事象が、始動ゲートを通過して球振り分け装置から放出された遊技球が第3入賞口へ入球(入賞)することで発生する。
(9)第1始動入賞口には第2種非電動役物が備えられている。この第2種非電動役物は、通常状態では閉鎖状態となり2方向球振り分け装置から放出された遊技球を除き第1始動入賞口への入球を困難にする一方、第4事象が発生すると(第3入賞口へ遊技球が入球)すると、開放状態となり遊技領域を流下する遊技球の第1始動入賞口への入球を容易化する。したがって、右側領域を流下してきた遊技球も作動中の第2種非電動役物に案内されて第1始動入賞口に入球することができることを表している。
(10)第2始動入賞口には普通電動役物が備えられている。この普通電動役物は、通常状態では閉鎖状態となり2方向球振り分け装置から放出された遊技球を除き第2始動入賞口への入球を困難にする一方、第3事象が発生し(第3入賞口へ遊技球が入球)、かつ、所定の作動条件が満たされると、開放状態となり遊技領域を流下する遊技球の第2始動入賞口への入球を容易化する。したがって、右側領域を流下してきた遊技球も作動中の普通電動役物に案内されて第2始動入賞口に入球することができることを表している。
このように、遊技状態に応じて遊技球を流下させる領域を通常とは異なる特別な領域に変更する遊技機であったとしても、具体的には、通常状態では左打ち(左側領域に遊技球を流下させる)で遊技を進行させ、大当り遊技中や時間短縮状態では右打ち(右側領域に遊技球を流下させる)で遊技を進行させる遊技機であったとしても、右側領域に始動ゲート20や第3入賞口を配置することで、第1始動入賞口(左始動入賞口)や第2始動入賞口(右始動入賞口)への入賞を容易化するといった新しい遊技性を提供することができる。これにより、大当り遊技中や時間短縮状態においても第1始動入賞口(左始動入賞口)や第2始動入賞口(右始動入賞口)への入球を容易化することで第1特別図柄や第2特別図柄の保留(作動記憶)を容易に満タン状態にし、遊技者にストレスを与えずにすみ、遊技に対する興趣の低下を抑制することができる。
解決手段4:本解決手段の遊技機は、解決手段1から3のいずれかにおいて、遊技中に前記第3事象が発生したことを条件として、所定の作動抽選を実行する作動抽選実行手段と、前記作動抽選実行手段により前記所定の作動抽選が実行されると、予め設定された変動時間にわたり普通図柄を変動表示させた後に前記所定の作動抽選の結果に応じた態様で普通図柄を停止表示させる普通図柄表示手段とを更に備え、前記第2事象発生頻度可変役物(第2種非電動役物)は、前記所定の作動抽選の結果が当選に該当し、かつ、前記普通図柄表示手段により前記普通図柄が変動表示された後に前記所定の作動抽選の結果が当選であることを表す態様で前記普通図柄が停止表示されると、前記所定の作動条件が満たされたとし、前記作動状態に変化することで、遊技球の前記第2始動入賞口(右始動入賞口)への流入を容易化することを特徴とする遊技機である。
本発明の遊技機によれば、以下の流れで遊技が行われる。
(1)遊技中に第3事象(始動ゲートへの通過)が発生したことに起因して、それぞれ抽選要素が取得される。
(2)取得された抽選要素は、取得された順番に記憶されていく。記憶数には上限があり、規定数まで抽選要素の記憶が可能である。
(3)取得・記憶された抽選要素は普通図柄に関する作動抽選に用いられる。このうち抽選要素を用いて作動抽選が行われると、普通図柄が変動表示及び停止表示されて作動抽選の結果が表示される。
(4)作動抽選の結果が当選に該当し、普通図柄が当選態様で停止表示されると、普通電動役物の作動条件が満たされたとして、第2始動入賞口への入球が容易化されることとなる。
このように、始動ゲートを遊技球が通過すると、作動抽選に関する抽選要素が記憶され、その作動抽選に当選すると普通電動役物が作動することとなる。また、始動ゲートを通過した遊技球は第3入賞口(中入賞口)にも入球することがあり、入球した場合は第2種非電動役物が作動することとなる。したがって、始動ゲートを通過すると、普通電動役物及び第2種非電動役物が作動することがあるため、第1始動入賞口(左始動入賞口)や第2始動入賞口(右始動入賞口)への入球を容易化することで第1特別図柄や第2特別図柄の保留(作動記憶)を容易に満タン状態にし、遊技者にストレスを与えずにすみ、遊技に対する興趣の低下を抑制することができる。
解決手段5:本解決手段の遊技機は、解決手段4において、遊技中に前記第1事象又は前記第2事象が発生したことを条件として、所定の内部抽選を実行する内部抽選実行手段と、前記内部抽選実行手段により前記所定の内部抽選が実行されると、予め設定された変動時間にわたり図柄を変動表示させた後に前記所定の抽選の結果に応じた態様で図柄を停止表示させる図柄表示手段と、前記所定の内部抽選の結果が当選に該当し、かつ、前記図柄表示手段により前記図柄が変動表示された後に前記所定の抽選の結果が当選であることを表す態様で前記図柄が停止表示されると、大入賞口への遊技球の入球を不能な状態から可能な状態に変移させる開放動作を所定の態様で行う特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、所定の条件を満たした状態で、前記特別遊技実行手段による前記特別遊技の実行が終了すると、前記図柄表示手段による前記図柄の変動回数が所定の上限回数に達するまでの間、前記作動抽選実行手段による前記所定の作動抽選において当選に関する当選確率を通常よりも高く設定した上で、前記第2事象発生頻度可変役物により前記第2始動入賞口への流入が容易化される時間を通常よりも長く設定する第2事象発生頻度設定手段と、を更に備えることを特徴とする遊技機である。
本発明の遊技機によれば、以下の流れで遊技が行われる。
(1)遊技中に第1事象(第1始動入賞口への入球)や第2事象(第2始動入賞口への入球)が発生したことに起因して、それぞれ第1抽選要素、第2抽選要素が取得される。
(2)取得された第1抽選要素及び第2抽選要素は、取得された順番に記憶されていく。記憶数には上限があり、それぞれ規定数まで抽選要素の記憶が可能である。
(3)取得・記憶された第1抽選要素及び第2抽選要素は内部抽選に用いられる。このうち第1抽選要素を用いて内部抽選が行われると、第1特別図柄が変動表示及び停止表示されて内部抽選の結果が表示され、第2抽選要素を用いて内部抽選が行われると、第2特別図柄が変動表示及び停止表示されて内部抽選の結果が表示される。
(4)内部抽選の結果が当選に該当し、第1特別図柄又は第2特別図柄が当選態様で停止表示されると、大当り遊技が開始され、短時間で大量の賞球を獲得することができる。
(5)大当り遊技が終了すると、普通図柄に関する作動抽選の抽選確率状態が通常よりも高く設定された高確率状態に設定され、普通電動役物の作動頻度が向上することとなる。さらに、普通電動役物が作動する時間についても通常よりも長く設定され、第2始動入賞口への入球が容易となる時間が長くなり、いわゆる電サポ状態に遊技状態が設定される。
このように、大当り遊技が終了すると、電サポ状態に遊技状態が設定されることがあり、その際に始動ゲートを遊技球が通過すると、普通電動役物が頻繁に長時間にわたり作動することとなる。また、始動ゲートを通過した遊技球は第3入賞口(中入賞口)にも入球することがあり、入球した場合は第2種非電動役物が作動することとなる。ここで、第2種非電動役物については、第3入賞口に遊技球が入球(入賞)すると必ず作動する。したがって、電サポ状態中に始動ゲートを通過すると、普通電動役物及び第2種非電動役物が頻繁に作動するため、第1始動入賞口(左始動入賞口)や第2始動入賞口(右始動入賞口)への入球を容易化することで第1特別図柄や第2特別図柄の保留(作動記憶)を容易に満タン状態にし、遊技者にストレスを与えずにすみ、遊技に対する興趣の低下を抑制することができる。
本発明の遊技機によれば、新たな遊技性を実現することで、図柄の作動記憶の記憶(保留)に対するストレスを遊技者に与えることなく、遊技に対する興趣の低下を抑制することができる。
パチンコ機の正面図である。 パチンコ機の背面図である。 遊技盤を単独で示す正面図である。 遊技盤の一部を複数箇所について拡大して示す正面図である。 3方向球振り分け装置を単独で示した斜視図である。 3方向球振り分け装置の構成をより詳細に示す分解斜視図である(その1)。 3方向球振り分け装置の構成をより詳細に示す分解斜視図である(その3)。 3方向球振り分け装置の構成をより詳細に示す分解斜視図である(その4)。 3方向球振り分け装置の動作原理について説明する図である(その1)(1/2)。 3方向球振り分け装置の動作原理について説明する図である(その1)(2/2)。 3方向球振り分け装置の動作原理について説明する図である(その2)。 3方向球振り分け装置の動作原理について説明する図である(その3)。 3方向球振り分け装置のローター部材の回転動作原理について説明する図である(1/4)。 3方向球振り分け装置のローター部材の回転動作原理について説明する図である(2/4)。 3方向球振り分け装置のローター部材の回転動作原理について説明する図である(3/4)。 3方向球振り分け装置のローター部材の回転動作原理について説明する図である(4/4)。 役物が作動している際の3方向球振り分け装置を単独で示した斜視図である。 パチンコ機に装備された各種の電子機器類を示すブロック図である。 第2実施形態における3方向球振り分け装置の正面図である。 第3実施形態における遊技盤の一部領域を単独で示す正面図である。 第3実施形態における大当り遊技中の遊技球の振る舞いを説明する図である。 第3実施形態における時間短縮状態中の遊技球の振る舞いを説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、パチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と略称する。)1の正面図である。また、図2は、パチンコ機1の背面図である。パチンコ機1は、遊技球を遊技媒体として用いるものであり、遊技者は、遊技場運営者から遊技球を借り受けてパチンコ機1による遊技を行う。なお、パチンコ機1における遊技において、遊技球はその1個1個が遊技価値を有した媒体であり、遊技の成果として遊技者が享受する特典(利益)は、例えば遊技者が獲得した遊技球の数に基づいて遊技価値に換算することができる。以下、図1及び図2を参照しつつパチンコ機1の全体構成について説明する。
〔全体構成〕
パチンコ機1は、その本体として主に外枠ユニット2、一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7(プラ枠、遊技機枠)を備えている。遊技者に相対する正面からみて、その最も前面側には一体扉ユニット4が位置している。一体扉ユニット4の背面側(奥側)には内枠アセンブリ7が位置しており、内枠アセンブリ7の外側を囲むようにして外枠ユニット2が配置されている。
外枠ユニット2は、木材及び金属材を縦長の矩形状に組み合わせた構造体であり、この外枠ユニット2は、遊技場内の島設備(図示されていない)に対してねじ等の締結具を用いて固定されるものである。なお、縦長矩形状の外枠ユニット2において、上下の短辺に相当する部位には木材が用いられており、左右の長辺に相当する部位には金属材が用いられている。
一体扉ユニット4は、その下部位置に受皿ユニット6が一体化された構造である。一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7は、外枠ユニット2を介して島設備に取り付けられ、これらはそれぞれ図示しないヒンジ機構を介して開閉式に動作する。図示しないヒンジ機構の開閉軸線は、パチンコ機1の正面からみて左側端部に沿って垂直方向に延びている。
図1中の正面からみて内枠アセンブリ7の右側縁部(図2では左側縁部)には、その内側に統一錠ユニット9が設けられている。また、これに対応して一体扉ユニット4及び外枠ユニット2の右側縁部(裏側)にも、それぞれ図示しない施錠具が設けられている。図1に示されるように、外枠ユニット2に対して一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7が閉じた状態で、その裏側にある統一錠ユニット9は施錠具とともに一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7の開放を不能にしている。
また、受け皿ユニット6の右側縁部には鍵穴付きのシリンダ錠6aが設けられている。例えば、遊技場の管理者が専用キーを鍵穴に差し込んでシリンダ錠6aを時計回りに捻ると、統一錠ユニット9が作動して内枠アセンブリ7とともに一体扉ユニット4の開放が可能な状態となる。これら全体を外枠ユニット2から前面側へ開放する(扉のように動かす)と、前面側にてパチンコ機1の裏側が露出することになる。
一方、シリンダ錠6aを反時計回りに捻ると、内枠アセンブリ7は施錠されたままで一体扉ユニット4の施錠だけが解除され、一体扉ユニット4が開放可能となる。一体扉ユニット4を前面側へ開放すると遊技盤ユニット8が直に露出し、この状態で遊技場の管理者が盤面内での球詰まり等の障害を取り除くことができる。また、一体扉ユニット4を開放すると、受け皿ユニット6も一緒に前面側へ開放される。
また、パチンコ機1は、遊技用ユニットとして上記の遊技盤ユニット8を備えている。遊技盤ユニット8は、一体扉ユニット4の背後(内側)で上記の内枠アセンブリ7に支持されている。遊技盤ユニット8は、例えば一体扉ユニット4を前面側へ開放した状態で内枠アセンブリ7に対して着脱可能である。一体扉ユニット4には、その中央部に縦長円形状の窓4aが形成されており、この窓4a内にガラスユニット4bが取り付けられている。ガラスユニット4bは、例えば窓4aの形状に合わせてカットされた2枚の透明板(ガラス板)を組み合わせたものである。ガラスユニット4bは、一体扉ユニット4の裏側に図示しない取り付け具を介して取り付けられる。遊技盤ユニット8の前面には遊技領域8a(盤面、遊技盤)が形成されており、この遊技領域8aは窓4aを通じて前面側から遊技者に視認可能である。一体扉ユニット4が閉じられると、ガラスユニット4bの内面と盤面との間に遊技球が流下できる空間が形成される。
受け皿ユニット6は、全体的に一体扉ユニット4から前面側へ突出した形状をなしており、その上面に上皿6bが形成されている。この上皿6bには、遊技者に貸し出された遊技球(貸球)や入賞により獲得した遊技球(賞球)を貯留することができる。また、受け皿ユニット6には、上皿6bの下段位置に下皿6cが形成されている。この下皿6cには、上皿6bが満杯の状態でさらに払い出された遊技球が貯留される。なお、本実施形態のパチンコ機1はいわゆるCR機(CRユニットに接続する機種)であり、遊技者が借り受けた遊技球は、賞球とは別に裏側の払出装置ユニット172から受け皿ユニット6(上皿6b又は下皿6c)に払い出される。
受け皿ユニット6の上面には貸出操作部14が設けられており、この貸出操作部14には、球貸ボタン10及び返却ボタン12が配置されている。図示しないCRユニットに有価媒体(例えば磁気記録媒体、記憶IC内蔵媒体等)を投入した状態で球貸ボタン10を遊技者が操作すると、予め決められた度数単位(例えば5度数)に対応する個数(例えば125個)分の遊技球が貸し出される。このため貸出操作部14の上面には度数表示部(図示されていない)が配置されており、この度数表示部には、CRユニットに投入されている有価媒体の残存度数が表示される。なお、遊技者は、返却ボタン12を操作することで、度数が残存している有価媒体の返却を受けることができる。本実施形態ではCR機を例に挙げているが、パチンコ機1はCR機とは別の現金機(CRユニットに接続されない機種)であってもよい。
また、受け皿ユニット6の上面には、上段位置にある上皿6bの手前に上皿球抜きボタン6dが設置されており、そして下皿6cの手前でその中央部には下皿球抜きレバー6eが設置されている。遊技者は上皿球抜きボタン6dを例えば押し込み操作することで、上皿6bに貯留された遊技球を下皿6cへ流下させることができる。また、遊技者は、下皿球抜きレバー6eを例えば左方向へスライドさせることで、下皿6cに貯留された遊技球を下方へ落下させて排出することができる。排出された遊技球は、例えば図示しない球受け箱等に受け止められる。
受け皿ユニット6の右下部には、ハンドルユニット16が設置されている。遊技者はこのハンドルユニット16を操作することで発射制御基板セット174を作動させ、遊技領域8aに向けて遊技球を発射する(打ち込む)ことができる(球発射装置)。発射された遊技球は、遊技盤ユニット8の下縁部から左側縁部に沿って上昇し、図示しない外バンドに案内されて遊技領域8a内に放り込まれる。遊技領域8a内には多数の障害釘や風車(図中参照符号なし)等が配置されており、放り込まれた遊技球は障害釘や風車により誘導・案内されながら遊技領域8a内を流下する。なお、遊技領域8a内(盤面、遊技盤)の構成については、別の図面を参照しながらさらに後述する。
〔枠前面の構成〕
一体扉ユニット4には、演出用の構成要素として左トップレンズユニット47及び右上電飾ユニット49が設置されている。このうち左トップレンズユニット47にはガラス枠トップランプ46及び左側のガラス枠装飾ランプ48が組み込まれており、右上電飾ユニット49には右側のガラス枠装飾ランプ50が組み込まれている。その他にも一体扉ユニット4には、左トップレンズユニット47及び右上電飾ユニット49の下方にそれぞれ連なるようにして左右のガラス枠装飾ランプ52が設置されており、これらガラス枠装飾ランプ52は、一体扉ユニット4の左右縁部から受皿ユニット6の前面部にまで回り込むようにして延びている。一体扉ユニット4においてガラス枠トップランプ46や左右のガラス枠装飾ランプ48,50,52等は、ガラスユニット4bを取り巻くようにして配置されている。
上述した各種ランプ46,48,50,52は、例えば内蔵するLEDの発光(点灯や点滅、輝度階調の変化、色調の変化等)により演出を実行する。また、一体扉ユニット4の上部において、左トップレンズユニット47及び右上電飾ユニット49にはそれぞれガラス枠上スピーカ54,55が組み込まれている。一方、外枠ユニット2の左下位置には外枠スピーカ56が組み込まれている。これらスピーカ54,55,56は、効果音やBGM、音声等(音響全般)を出力して演出を実行するものである。
また、受け皿ユニット6の中央には、上皿6bの手前位置に演出切替ボタン45が設置されている。演出切替ボタン45は、例えば押し込み式の円形状ボタンとその周囲に回転式のジョグリング(ジョグダイアル)を組み合わせた形態である。遊技者は、この演出切替ボタン45を押し込み操作又は回転操作することで演出内容(例えば液晶表示器42に表示される背景画面)を切り替えたり、例えば図柄の変動中や大当りの確定表示中、あるいは大当り遊技中に何らかの演出(予告演出、確変昇格演出、大役中の昇格演出等)を発生させたりすることができる。
〔裏側の構成〕
図2に示されているように、パチンコ機1の裏側には、電源制御ユニット162や主制御基板ユニット170、払出装置ユニット172、流路ユニット173、発射制御基板セット174、払出制御基板ユニット176、裏カバーユニット178等が設置されている。この他にパチンコ機1の裏側には、パチンコ機1の電源系統や制御系統を構成する各種の電子機器類(図示しない制御コンピュータを含む)や外部端子板160、電源コード(電源プラグ)164、アース線(アース端子)166、図示しない接続配線等が設置されている。
上記の払出装置ユニット172は、例えば賞球タンク172a及び賞球ケース(参照符号なし)を有しており、このうち賞球タンク172aは内枠アセンブリ7の上縁部(裏側)に設置された状態で、図示しない補給経路から補給された遊技球を蓄えることができる。賞球タンク172aに蓄えられた遊技球は、図示しない上側賞球樋を通じて賞球ケースに導かれる。流路ユニット173は、払出装置ユニット172から送り出された遊技球を前面側の受け皿ユニット6に向けて案内する。
また、上記の外部端子板160は、パチンコ機1を外部の電子機器(例えばデータ表示装置、ホールコンピュータ等)に接続するためのものであり、この外部端子板160からは、パチンコ機1の遊技進行状態やメンテナンス状態等を表す各種の外部情報信号(例えば賞球情報、扉開放情報、図柄確定回数情報、大当り情報、始動口情報等)が外部の電子機器に向けて出力されるものとなっている。
電源コード164は、例えば遊技場の島設備に設置された電源装置(例えばAC24V)に接続されることで、パチンコ機1の動作に必要な電源(電力)を確保するものである。また、アース線166は、同じく島設備に設置されたアース端子に接続されることで、パチンコ機1のアース(接地)を確保するものである。
〔盤面の構成〕
図3は、遊技盤8を単独で示した正面図である。遊技領域8a内には、始動ゲート20、普通入賞口22,24、左始動入賞口26、中入賞口27、右始動入賞口28、3方向球振り分け装置200、第2種非電動役物26x、普通電動役物28x、可変入賞装置30(大入賞口)等が設置されている。遊技領域8a内に放り込まれた遊技球は、その流下の過程で無作為に始動ゲート20を通過したり、3方向球振り分け装置200を通過したり、あるいは、普通入賞口22,24、左始動入賞口26、中入賞口27、右始動入賞口28、可変入賞装置30(大入賞口)に入賞(入球)したりする。始動ゲート20を通過した遊技球は続けて遊技領域8a内を流下するが、入賞口に入賞した遊技球は遊技板に形成された貫通穴を通じて遊技盤8の裏側へ回収される。
ここで、球放出路40hの下方部分であって、始動ゲート20、左始動入賞口26、中入賞口27、及び右始動入賞口28の上方部分には、3方向球振り分け装置200が配置されている。なお、3方向球振り分け装置200の構造の詳細及び動作については後述する。
なお、上記の第2種非電動役物26xは、左始動入賞口26に備えられ、所定の条件が満たされた場合(中入賞口27に遊技球が入賞した場合)に作動し、それに伴って左始動入賞口26への入賞を容易化する。第2種非電動役物26xは、例えば左右一対の可動片26xを有しており、これら可動片26bは、例えば図示しない遊技球の自重を利用したリンク機構の働きにより(具体的には、中入賞口27に入賞した遊技球の自重を利用してリンク機構を連動させることにより)、盤面に沿って左右方向に往復動作する。すなわち、図示のように先端が上を向いた状態で左右の可動片26bは閉位置にあり、このとき左始動入賞口26への入賞は通常の頻度で発生する(例えば、3方向球振り分け装置200から放出されたり、3方向球振り分け装置200と第2種非電動役物26xの間から流入したりして左始動入賞口26への入賞が発生する)。一方、第2種非電動役物26xが作動すると、左右の可動片26bはそれぞれ閉位置から開放位置に向けて変位(拡開)し、左始動入賞口26の開口幅を左右に拡大する。この間に第2種非電動役物26xに案内されて左始動入賞口26への遊技球の流入が容易な状態(流入頻度が高くなる状態)となり、左始動入賞口26への入賞を発生させる。第2種非電動役物26xの作動後(開放状態)、所定個数の左始動入賞口28への入球が確認されると第2種非電動役物26xは非作動(閉鎖状態)となる。なお、遊技盤ユニット8に設置されている障害釘の配列(ゲージ)は、基本的に第2種非電動役物26xに向けて遊技球の流下を案内しやすい態様となっているが、必ず遊技球が第2種非電動役物26xに流入するというわけではなく、あくまで流入は無作為に発生する。左始動入賞口26に入球した遊技球は、左始動入賞口スイッチ(図3には示さず)を通過して入球が検出された後、回収通路(参照符号なし)を通じて遊技盤ユニット8の裏側へ回収される。
なお、上記の普通電動役物28xは、右始動入賞口28に備えられ、所定の条件が満たされた場合(普通図柄が当りの態様で停止表示された場合)に作動し、それに伴って右始動入賞口28への入賞を容易化する。普通電動役物28xは、例えば左右一対の可動片28bを有しており、これら可動片28bは、例えば図示しないソレノイドを用いたリンク機構の働きにより、盤面に沿って左右方向に往復動作する。すなわち、図示のように先端が上を向いた状態で左右の可動片28bは閉位置にあり、このとき右始動入賞口28への入賞は通常の頻度で発生する(例えば、3方向球振り分け装置200から放出されたり、3方向球振り分け装置200と普通電動役物28xの間から流入したりして右始動入賞口28への入賞が発生する)。一方、普通電動役物28xが作動すると、左右の可動片28bはそれぞれ閉位置から開放位置に向けて変位(拡開)し、所定の時間だけ右始動入賞口28の開口幅を左右に拡大する。この間に普通電動役物28xに案内されて右始動入賞口28への遊技球の流入が容易な状態(流入頻度が高くなる状態)となり、右始動入賞口28への入賞を発生させる。普通電動役物28xの作動後(開放状態)、所定の時間の経過、又は、所定個数の右始動入賞口28への入球が確認されると普通電動役物28xは非作動(閉鎖状態)となる。なお、遊技盤ユニット8に設置されている障害釘の配列(ゲージ)は、基本的に普通電動役物28xに向けて遊技球の流下を案内しやすい態様となっているが、必ず遊技球が普通電動役物28xに流入するというわけではなく、あくまで流入は無作為に発生する。右始動入賞口28に入球した遊技球は、右始動入賞口スイッチ(図3には示さず)を通過して入球が検出された後、回収通路(参照符号なし)を通じて遊技盤ユニット8の裏側へ回収される。
また、上記の可変入賞装置30は、規定の条件が満たされた場合(特別図柄が非当選以外の態様で停止表示時間にわたり停止表示された場合)に作動し、大入賞口(参照符号なし)への入球(入賞)を可能にする(特別電動役物)。可変入賞装置30は、遊技領域8a内の右側部分の下部位置に設けられた入賞装置である(いわゆる右アタッカ)。可変入賞装置30は、例えば1つの開閉部材30aを有しており、この開閉部材30aは、例えば図示しないソレノイドを用いたリンク機構の働きにより、盤面に対して前後方向に往復動作する。図示のように盤面に沿った状態で開閉部材30aは閉位置(閉止状態)にあり、このとき大入賞口への入球は不能(大入賞口は閉塞中)である。可変入賞装置30が作動すると、開閉部材30aがその下端縁部分をヒンジとして前方へ倒れ込むようにして変位し、大入賞口を開放する(開放状態)。この間に可変入賞装置30は遊技球の入球が困難ではない状態となり、大入賞口への入球という事象を発生させることができる。なお、このとき開閉部材30aは大入賞口への遊技球の入球を案内する部材としても機能する。大入賞口に入球した遊技球は、カウントスイッチ(図3には示さず)を通過して入球が検出された後、回収通路(参照符号なし)を通じて遊技盤ユニット8の裏側へ回収される。
また遊技盤8には、その中央位置から右側部分にかけて演出ユニット40が設置されている。演出ユニット40は、その上縁部40aが遊技球の流下方向を変化させる案内部材として機能する他、その内側に装飾部品40b、可動体40fを備えている。装飾部品40b、可動体40fはその立体的な造形により遊技盤8の装飾性を高めるとともに、例えば内蔵された発光器(LED等)により透過光を発することで、演出的な動作をすることができる。可動体(例えばキャラクターのフィギュア、装飾物等)40fは、駆動源(例えばモータ、ソレノイド等)が付属していてもよい。演出用の可動体40fは、液晶表示器42による画像を用いた演出や発光器による演出に加えて、有形物の動作を伴う演出を実行することができる。これら可動体を用いた演出により、二次元の画像を用いた演出とは別の訴求力を発揮することができる。また演出ユニット40の内側には液晶表示器42(画像表示器)が設置されており、この液晶表示器42には特別図柄に対応させた演出図柄をはじめ、各種の演出画像が表示される。このように遊技盤8は、その盤面の構成(図示しないセル板のデザイン)や演出ユニット40の装飾性に基づいて、遊技者にパチンコ機1の特徴を印象付けている。なお、遊技盤8にベニヤ板でなく透明板(例えばアクリル板)を用いる場合、透明板の前面や背後に配置された各種の装飾体(可動体や発光体を含む)による装飾性が付加される。また液晶表示器42の右側上方部には、比較的大型の大型ランプ57が配置されている。大型ランプ57は、大当り時や、特別図柄の変動中における一発告知用のランプとして用いられる。
演出ユニット40の左側縁部には球案内通路40dが形成されており、その下縁部には転動ステージ40eが形成されている。球案内通路40dは遊技領域8a内にて左斜め上方に開口しており、遊技領域8a内を流下する遊技球が無作為に球案内通路40d内に流入すると、その内部を通過して転動ステージ40e上に放出される。転動ステージ40eの上面は滑らかな湾曲面を有しており、ここでは遊技球が左右方向に転動自在である。転動ステージ40e上で転動した遊技球は、やがて下方の遊技領域8a内に流下する。転動ステージ40eの中央位置には球放出路40hが形成されており、このとき転動ステージ40eから球放出路40hに流下した遊技球は、その真下にある3方向球振り分け装置200に流入しやすくなる。
その他、遊技領域8a内にはアウト口32が形成されており、入賞しなかった遊技球は最終的にアウト口32を通じて遊技盤8の裏側へ回収される。また、左始動入賞口26、中入賞口27、右始動入賞口28、可変入賞装置30に入賞した遊技球も含めて、遊技領域8a内に打ち込まれた全ての遊技球は遊技盤8の裏側へ回収される。回収された遊技球は、図示しないアウト通路アセンブリを通じてパチンコ機1の裏側から枠外へ排出され、さらに図示しない島設備の補給経路に合流する。
また遊技盤8には、例えば窓4a内の右下位置に普通図柄表示装置33と普通図柄作動記憶ランプ33aが設けられている他、第1特別図柄表示装置34(第1図柄表示手段)、第2特別図柄表示装置35(第2図柄表示手段)、第1特別図柄作動記憶ランプ34a、第2特別図柄作動記憶ランプ35a及び遊技状態表示装置38が設けられている(普通図柄表示手段、特別図柄表示手段、抽選要素記憶手段)。このうち普通図柄表示装置33は、例えば2つのランプ(LED)を交互に点灯させて普通図柄を変動表示し、そしてランプの点灯又は消灯により普通図柄を停止表示する。普通図柄作動記憶ランプ33aは、例えば2つのランプ(LED)の消灯又は点灯、点滅の組み合わせによって0〜4個の記憶数を表示する。
図4は、遊技盤8の一部を複数箇所(窓4a内の右下位置及び液晶表示器42の直下位置)について拡大して示す正面図である。このうち図4中(A)は、第1特別図柄や第2特別図柄を含む遊技状態の表示が行われる箇所を拡大して示している。また図4中(B)は、上記の3方向球振り分け装置200を拡大して示している。
図4中(A):先ず第1特別図柄表示装置34及び第2特別図柄表示装置35は、例えばそれぞれ7セグメントLED(ドット付き)により特別図柄の変動状態と停止状態とを表示することができる(図柄表示手段)。また、第1特別図柄作動記憶ランプ34a及び第2特別図柄作動記憶ランプ35aは、例えばそれぞれ2つのランプ(LED)の消灯又は点灯、点滅の組み合わせで構成される表示態様により、それぞれ0〜4個の記憶数を表示する(記憶数表示手段)。例えば、2つのランプをともに消灯させた表示態様では記憶数0個を表示し、1つのランプを点灯させた表示態様では記憶数1個を表示し、同じ1つのランプを点滅させた表示態様では記憶数2個を表示し、1つのランプの点滅に加えてもう1つのランプを点灯させた表示態様では記憶数3個を表示し、そして2つのランプをともに点滅させた表示態様では記憶数4個を表示する、といった具合である。
第1特別図柄作動記憶ランプ34aは、上記の左始動入賞口26に遊技球が流入するごとに、入賞が発生したことを記憶する意味で1個ずつ増加後の表示態様へと変化していき(最大4個まで)、その入賞を契機として特別図柄の変動が開始されるごとに1個ずつ減少後の表示態様へと変化していく。また第2特別図柄作動記憶ランプ35aは、上記の右始動入賞口28に遊技球が流入するごとに、入賞が発生したことを記憶する意味で1個ずつ増加後の表示態様へと変化し(最大4個まで)、その入賞を契機として特別図柄の変動が開始されるごとに1個ずつ減少後の表示態様へと変化する。なお本実施形態では、第1特別図柄作動記憶ランプ34aが未点灯(記憶数が0個)の場合、第1特別図柄が既に変動開始可能な状態(停止表示時)で左始動入賞口26に遊技球が流入しても表示態様は変化しない。また第2特別図柄作動記憶ランプ35aが未点灯(記憶数が0個)の場合、第2特別図柄が既に変動開始可能な状態(停止表示時)で右始動入賞口28に遊技球が流入しても表示態様は変化しない。すなわち、各特別図柄作動記憶ランプ34a,35aの表示態様により表される記憶数(最大4個)は、その時点で未だ第1特別図柄又は第2特別図柄の変動が開始されていない入賞の回数を表している。
普通図柄表示装置33は、例えば2つのランプ(LED)を交互に点灯させて普通図柄を変動表示し、そしてランプの点灯又は消灯により普通図柄を停止表示する。普通図柄作動記憶ランプ33aは、例えば2つのランプ(LED)の消灯又は点灯、点滅の組み合わせによって0〜4個の記憶数を表示する。例えば、2つのランプをともに消灯させた表示態様では記憶数0個を表示し、1つのランプを点灯させた表示態様では記憶数1個を表示し、同じ1つのランプを点滅させた表示態様では記憶数2個を表示し、1つのランプの点滅に加えてもう1つのランプを点灯させた表示態様では記憶数3個を表示し、そして2つのランプをともに点滅させた表示態様では記憶数4個を表示する、といった具合である。なお、ここでは2つのランプ(LED)を使用することとしているが、4つのランプ(LED)を使用して普通図柄作動記憶ランプ33aを構成してもよい。この場合、点灯するランプの個数で作動記憶数を表示することができる。
普通図柄作動記憶ランプ33aは、上記の始動ゲート20を遊技球が通過すると、その都度、作動抽選の契機となる通過が発生したことを記憶する意味で1個ずつ増加後の表示態様へと変化していき(最大4個まで)、その通過を契機として普通図柄の変動が開始されるごとに1個ずつ減少後の表示態様へと変化していく。なお本実施形態では、普通図柄作動記憶ランプ33aが未点灯(記憶数が0個)の場合、普通図柄が既に変動開始可能な状態(停止表示時)で始動ゲート20を遊技球が通過しても表示態様は変化しない。すなわち、普通図柄作動記憶ランプ33aの表示態様によって表される記憶数(最大4個)は、その時点で未だ普通図柄の変動が開始されていない通過の回数を表している。
また遊技状態表示装置38には、例えば大当り種別表示ランプ38a,38b、確率変動状態表示ランプ38d、時短状態表示ランプ38eにそれぞれ対応する4つのLEDが含まれている。なお本実施形態では、上述した普通図柄表示装置33や普通図柄作動記憶ランプ33a、第1特別図柄表示装置34、第2特別図柄表示装置35、第1特別図柄作動記憶ランプ34a、第2特別図柄作動記憶ランプ35a及び遊技状態表示装置38が1枚の統合表示基板89に実装された状態で遊技盤8に取り付けられている。
〔3方向球振り分け装置〕
図4中(B):3方向球振り分け装置200は、遊技状態にかかわらず左始動入賞口26での入賞(第1事象)、右始動入賞口28での入賞(第2事象)、及び、始動ゲート20への通過(第3事象)に伴う中入賞口への入賞(第4事象)が順に繰り返し発生することを促進する装置である。
3方向球振り分け装置200は、遊技板8b上に取り付ける台板部材202を有しており、その台板部材202に上部流入口202i、左放出口202o1、中放出口202o2、右放出口202o3、左始動入賞口26、始動ゲート20、中入賞口27、右始動入賞口28、第2種非電動役物26x、普通電動役物28xを備えている。遊技板8bには、台板部材202に供えられる締結部202t1〜202t4を通してねじ等の締結具を用いて固定される。
また、3方向球振り分け装置200には、透明な部材から構成された装飾板201がガラス面側に取り付けられ、装飾板201を通してローター部材(回転体)206が回転している様子や、ローター部材(回転体)206によっていずれかの放出口に振り分けられる様子などを遊技者から視認できるように構成されている。また、放出口から放出された遊技球は装飾板201と遊技板8b(具体的には、装飾板201と遊技板8b上に取り付けられる台板部材202)との間に放出されることとなる。
図5は、3方向球振り分け装置を単独で示した斜視図である。
遊技板8b(図示せず)には開口部が設けられ、その開口部内に3方向への遊技球を振り分ける振り分け機構部205や、いずれかの放出口へ遊技球を誘導する誘導部211や、左始動入賞口26、始動ゲート20、中入賞口27、右始動入賞口28に入球(通過)した遊技球を検出する検出機構部が収納されている。なお、これら振り分け機構部205、誘導部211、検出機構部は、台板部材202に取り付けられた状態で遊技板8bの開口部に収納されている。
3方向球振り分け装置200の上部流入口202iに流入した遊技球は、上部流入口202iに設けられている遊技板8bの背面方向につづく案内通路を通過し、ローター部材206に向かって放出される。そして、ローター部材206により3方向に振り分けられて、左放出口202o1、中放出口202o2、右放出口202o3のいずれかから放出される。左放出口202o1から放出された遊技球は左始動入賞口26への入球が容易となり、中放出口202o2から放出された遊技球は始動ゲート20への通過と中入賞口27への入賞が容易となり、右放出口202o3から放出された遊技球は右始動入賞口28への入球が容易となる。
3方向球振り分け装置200の左放出口202o1、中放出口202o2、右放出口202o3から左始動入賞口26、始動ゲート20、右始動入賞口28の間は少なくとも1つの遊技球が通過可能な空間が設けられている。したがって、3方向球振り分け装置200内を流動する遊技球に限定されず、遊技領域8aの3方向球振り分け装置200外(例えば、3方向球振り分け装置200の左右の遊技領域8a)を流下する遊技球が無作為に放出口(202o1、202o2、202o3)以外から左始動入賞口26、始動ゲート20(中入賞口27)、右始動入賞口28に入球(通過)する場合もある。したがって、上部流入口202iは、入賞の発生契機となる入賞口ではなく、遊技球が無作為に流入する流入口に対応している。
また、3方向球振り分け装置200は、上部流入口202iからいずれかの放出口(202o1、202o2、202o3)で放出されるまで遊技球が内部を流動する様子の視認性が確保されている。具体的には、透明な部材を通して上部流入口202iに流入した遊技球がいずれの放出口(202o1、202o2、202o3)に振り分けられるのかといった様子を遊技者に視認させることができる。なお、遊技球が振り分けられる具体的な様子ついては、別の図を参照しながらさらに後述する。
また、図示していないが、検出機構部は、左始動入賞口26、始動ゲート20、中入賞口27、右始動入賞口28に入球(通過)する遊技球を検出する4つの検出スイッチが放出口の真下に位置する入賞口内やゲートに備えられている。例えば、左放出口202o1の下部の左始動入賞口26内には左始動入賞口スイッチ80が備えられ、中放出口202o2の下部の始動ゲート20にゲートスイッチ78と中入賞口27内に中入賞口スイッチ82、が備えられ、右放出口202o3の下部の右始動入賞口28内には右始動入賞口スイッチ82bが備えられている。
図6〜図9は、3方向球振り分け装置の構成をより詳細に示す分解斜視図である。
3方向球振り分け装置200は、台板部材202の上部に振り分け機構部205を取り付け、台板部材202の中央部(振り分け機構部205の下部)に誘導部211を取り付ける構成をしている(なお、図示していないが台板部材202の下部に検出機構部が取り付けられる)。
振り分け機構部205は、上箱204、ローター部材206、及び、ローター軸部材208から構成されている。また、誘導部211は、3つの誘導通路を備える中箱210、及び、ローター部材206の回転を制限するレバー部材212などから構成されている。
台板部材202には、図示しない締結部202u1〜202u4が備えられている。また、振り分け機構部205を構成する上箱204にも締結部204v1、204v2が備えられ、誘導部211を構成する中箱210にも締結部210v1、210v2が備えられている。これらの締結部により、台板部材202に上箱204、中箱210が取り付けられることとなる。具体的には、台板部材202の上部に位置する締結部202u1、202u2と、上箱204の締結部204v1、204v2とがねじ等の締結具を用いて固定される。そして、台板部材202の中部に位置する締結部202u3、202u4と、中箱210の締結部210v1、210v2とがねじ等の締結具を用いて固定される。
次に、図7に示す、3方向球振り分け装置200による3方向への遊技球を振り分ける振り分け機構205(上箱204、ローター部材206、及び、ローター軸部材208とから構成されている)について説明する。上箱204に取り付けられているローター部材206は、ローター軸部材208を軸として回転することで、遊技球を3方向へ振り分けている。具体的には、ローター部材206は、回転軸方向からみて3分割されており、分割された各領域には、中箱210に誘導する誘導通路206t1〜206t3が設けられている。また、ローター部材206上を転動する遊技球の誘導を補助するために、上箱204の壁部204hは、ローター部材206側に中央が隆起している。
また、各誘導通路206t1〜206t3は、各領域においてそれぞれ異なる勾配が設けられている。具体的には、左誘導通路206t1は、左下がりのゆるい勾配を有しており、右誘導通路206t3は、右下がりのゆるい勾配を有しており、中誘導通路206t2は、両端部が中央方向に下がるゆるい勾配を有している。
また、ローター部材206の両サイドの側壁206h1、206h2には、開口部が設けられている。具体的には、一方の側壁206h1においては、左下がりのゆるい勾配を有する左誘導通路206t1が備えられる領域に開口部が設けられ、左誘導通路206t1が延長する形態となっている。したがって、ローター部材206上を転動する遊技球は左誘導通路206t1上をローター部材206の中心から離れて左放出口202o1に近づくこととなる。一方、反対の側壁206h2においては、右下がりのゆるい勾配を有する右誘導通路206t3が備えられる領域に開口部が設けられ、右誘導通路206t3が延長する形態となっている。また、ローター部材206上を転動する遊技球は右誘導通路206t3上をローター部材206の中心から離れて右放出口202o3に近づくこととなる。また、中誘導通路206t2の領域については側壁206h1、206h2ともに開口部を設けていないため、側壁206h1、206h2により遊技球の左右への移動を制限しており、ローター部材206の中央に遊技球を位置させたまま回転することができる。
このように、ローター部材206は、上部流入口202iから流入した遊技球を3分割されたいずれかの領域に設けられた誘導通路(206t1〜206t3)上で誘導しつつ、遊技球の自重を利用してローター軸部材208を中心軸として回転している。
次に、図8に示す、いずれかの放出口へ遊技球を誘導する誘導部211(中箱210、及び、ローター部材206の回転を制限するレバー部材212から構成されている)について説明する。中箱210内には、振り分け機構部205のローター部材206により振り分けられた遊技球を左放出口202o1に誘導する左誘導通路210t1、中放出口202o2に誘導する中誘導通路210t2、又は、右放出口202o3に誘導する右誘導通路210t3が設けられている。また、ローター部材206から放出された(落下してきた)遊技球を各誘導通路(210t1、210t2、210t3)に案内する中箱台座部210dが設けられている。また、中誘導通路210t2については、この中箱台座210dの下を通過して、中放出口202o2に誘導する形態となっている。
ローター部材206から遊技球が落下した際に当接する中箱台座部210dの上面には、勾配が設けられており、その勾配により各誘導通路(210t1、210t2、210t3)への案内を確実なものとしている。具体的には、ローター部材206の左誘導通路206t1から遊技球が落下した際に当接することとなる中箱台座部210dの左台座部210d1は、左放出口202o1に向かって下がるゆるい勾配を有しており、左誘導通路210t1に遊技球を案内しやすくなっている。また、ローター部材206の中誘導通路206t2から遊技球が落下した際に当接することとなる中箱台座部210dの中台座部210d2は、中放出口202o2とは反対方向に向かって下がるゆるい勾配を有しており、中誘導通路210t2に遊技球を案内しやすくなっている。また、ローター部材206の右誘導通路206t3から遊技球が落下した際に当接することとなる中箱台座部210dの右台座部210d3は、右放出口202o3に向かって下がるゆるい勾配を有しており、右誘導通路210t3に遊技球を案内しやすくなっている。
他にも、中箱210には、ローター部材206の回転を制限するレバー部材212が取り付けられている。レバー部材212には、レバー錘部材214が取り付けられており、ローター部材206上に遊技球が存在していない場合、レバー錘部材214の自重によりレバー部材212を中箱210に設けられている中箱ストッパー部210s上の基準位置に停止させている。また、ローター部材206上に遊技球が存在し、遊技球の重さでローター部材206が回転すると、その回転にともないレバー部材212はレバー軸部材216を中心軸として回転することとなる。そして、ローター部材206が所定の角度回転(例えば、120度程度)すると、ローター部材206に伴う回転がレバー部材212に働かなくなり、レバー部材212の回転が終了し、レバー錘部材214によりレバー部材212は基準位置に戻ることとなる。また、レバー部材212が基準位置に戻る時点においては、ローター部材206上には遊技球が存在しておらず、レバー部材212によりローター部材206の回転を終了させることができる。さらに、レバー部材212により、ローター部材206が逆方向に回転するのを防止することもできる。なお、これらのレバー部材212によるローター部材206の回転制御については、別の図面を用いて具体的に後述する。
次に、3方向球振り分け装置200により振り分けられる遊技球の振る舞いについて説明する。図9〜図12は、3方向球振り分け装置200の動作原理について説明する図である。具体的には、3方向球振り分け装置200の上部流入口202iから流入した遊技球がローター部材に案内された後についての遊技球の振る舞いについて説明する図である。また、図9、図10は、ローター部材206の右誘導通路206t3に落下してから右放出口202o3において放出されて右始動入賞口28に入球(入賞)するまでの遊技球の流下態様を説明する斜視図である。図11は、ローター部材206の左誘導通路206t1に落下してから左放出口202o1において放出され、左始動入賞口26に入球(入賞)するまでの遊技球の流下態様を説明する斜視図である。図12は、ローター部材206の中誘導通路206t2に落下してから中放出口202o2から放出され、始動ゲート20を通過し中入賞口27に入球(入賞)するまでの遊技球の流下態様を説明する斜視図である。
図9中(A)に示すように、ローター部材206の右誘導通路206t3上に落下した遊技球は、自重によりローター軸部材208を中心軸としてローター部材206を回転させると同時に、右誘導通路206t3の右下がりのゆるい勾配に沿って転動する。したがって、遊技球は中箱210に設けられている中箱台座部210dの右台座部210d3に向かって流下することとなる。
図9中(B)に示すように、遊技球の自重によりローター部材206が所定の角度回転すると、遊技球はローター部材206の右誘導通路206t3の端部近辺に位置しており、その位置から中箱台座部210dの右台座部210d3に向かって落下することとなる。
図9中(C)に示すように、中箱210に設けられている中箱台座部210dの右台座部210d3上に落下した遊技球は、右台座部210d3が右放出口202o3に向かって下がるゆるい勾配を有しているため、その勾配に沿って転動する。したがって、遊技球は中箱210に設けられている右誘導通路210t3に向かって流下することとなる。
図10中(D)に示すように、中箱210に設けられている右誘導通路210t3上に落下した遊技球は、右放出口202o3に向かって下がるゆるい勾配で形成されているレール上を転動する。したがって、遊技球は右誘導通路210t3上を右放出口202o3に向かって流下することとなる。
図10中(E)に示すように、中箱210に設けられている右誘導通路210t3上を終点まで転動してきた遊技球は、右放出口202o3から遊技領域8aに放出される。したがって、遊技球は3方向球振り分け装置202の外に一時的に放出されることを表している。
図10中(F)に示すように、右放出口202o3から放出された遊技球は、真下に位置する右始動入賞口28に入球(入賞)する。図示の例では、普通電動役物28xが非作動状態で閉位置にある場合を想定しており、普通電動役物28xの間を遊技球が流下して右始動入賞口28に入球する様子が示されている。なお、右始動入賞口28には右始動入賞口スイッチ82bが設けられており、右始動入賞口スイッチ82bにより右始動入賞口28に入球(入賞)した遊技球の検出が行われる。
以上のように、ローター部材206の遊技球を受け入れる停止位置(レバー部材212の停止位置)が右誘導通路206t3で停止している際に、上部入賞口202iからの遊技球が放出されると、遊技球の自重によるローター部材206の回転を利用して遊技球は中箱210の右誘導通路210t3に振り分けられる。そして、中箱210の右誘導通路210t3に振り分けられた遊技球は、右誘導通路210t3を通過した後に右放出口202o3から右始動入賞口28に向けて外部(遊技領域8a)に放出され、普通電動役物28xの間を流下して、最終的に右始動入賞口28に入球(入賞)することとなる。
図11中(A)に示すように、ローター部材206の左誘導通路206t1上に落下した遊技球は、自重によりローター軸部材208を中心軸としてローター部材206を回転させると同時に、左誘導通路206t1の左下がりのゆるい勾配に沿って転動する。したがって、遊技球は中箱210に設けられている中箱台座部210dの左台座部210d1に向かって流下することとなる。
図11中(B)に示すように、遊技球の自重によりローター部材206が所定の角度回転すると、遊技球はローター部材206の左誘導通路206t1の端部近辺から中箱台座部210dの左台座部210d1上に落下する。そして、左台座部210d1上に落下した遊技球は、左台座部210d1が左放出口202o1に向かって下がるゆるい勾配を有しているため、その勾配に沿って転動する。したがって、遊技球は中箱210に設けられている左誘導通路210t1に向かって流下することとなる。
図11中(C)に示すように、中箱210に設けられている左誘導通路210t1上に落下した遊技球は、左放出口202o1に向かって下がるゆるい勾配で形成されているレール上を転動する。そして、中箱210に設けられている左誘導通路210t1上を終点まで転動してきた遊技球は、左放出口202o1から遊技領域8aに放出される。そして、左放出口202o1から放出された遊技球は、真下に位置する左始動入賞口26に入球(入賞)する。図示の例では、第2種非電動役物26xが非作動状態で閉位置にある場合を想定しており、第2種非電動役物26xの間を遊技球が流下して左始動入賞口26に入球する様子が示されている。なお、左始動入賞口26には左始動入賞口スイッチ80が設けられており、左始動入賞口スイッチ80により左始動入賞口26に入球(入賞)した遊技球の検出が行われる。
以上のように、ローター部材206の遊技球を受け入れる停止位置(レバー部材212の停止位置)が左誘導通路206t1で停止している際に、上部入賞口202iからの遊技球が放出されると、遊技球の自重によるローター部材206の回転を利用して遊技球は中箱210の左誘導通路210t1に振り分けられる。そして、中箱210の左誘導通路210t1に振り分けられた遊技球は、左誘導通路210t1を通過した後に左放出口202o1から左始動入賞口26に向けて外部(遊技領域8a)に放出され、第2種非電動役物26xの間を流下して、最終的に左始動入賞口26に入球(入賞)することとなる。
図12中(A)に示すように、ローター部材206の中誘導通路206t2上に落下した遊技球は、自重によりローター軸部材208を中心軸としてローター部材206を回転させると同時に、側壁206h1と側壁206h2の間に位置する中誘導通路206t2上を転動する。したがって、遊技球は中箱210に設けられている中箱台座部210dの中台座部210d2に向かって流下することとなる。
図12中(B)に示すように、ローター部材206が所定の角度回転すると、遊技球はローター部材206の中誘導通路206t2の端部近辺から中箱台座部210dの中台座部210d2上に落下する。そして、中台座部210d2上に落下した遊技球は、中台座部210d2が中放出口202o2とは反対方向に向かって下がるゆるい勾配を有しているため、その勾配に沿って転動する。したがって、遊技球は中箱210に設けられている中誘導通路210t2に向かって流下することとなる。
図12中(C)に示すように、中箱210に設けられている中誘導通路210t2上に落下した遊技球は、中箱210の中箱台座部210dの下を通過しつつ、中放出口202o2に向かって下がるゆるい勾配で形成されているレール上を転動する。したがって、遊技球は中誘導通路210t2上を中放出口202o1に向かって流下することとなる。そして、中箱210に設けられている中誘導通路210t2上を終点まで転動してきた遊技球は、中放出口202o2から遊技領域8aに放出される。そして、中放出口202o2から放出された遊技球は、真下に位置する始動ゲート20を通過する。なお、始動ゲート20にはゲートスイッチ78が設けられており、ゲートスイッチ78により始動ゲート20を通過した遊技球の検出が行われる。そして、始動ゲート20を通過した遊技球は、真下に位置する中入賞口27に入球(入賞)する。なお、中入賞口27には中入賞口スイッチ82が設けられており、中入賞口スイッチ82により中入賞口27に入球(入賞)した遊技球の検出が行われる。
以上のように、ローター部材206の遊技球を受け入れる停止位置(レバー部材212の停止位置)が中誘導通路206t2で停止している際に、上部入賞口202iからの遊技球が放出されると、遊技球の自重によるローター部材206の回転を利用して遊技球は中箱210の中誘導通路210t2に振り分けられる。そして、中箱210の中誘導通路210t2に振り分けられた遊技球は、中誘導通路210t2を通過した後に中放出口202o2から始動ゲート20に向けて外部(遊技領域8a)に放出され、始動ゲート20を通過し、最終的に中入賞口27に入球(入賞)することとなる。
次に、レバー部材212によるローター部材206の回転制御について説明する。
図13〜図16は、3方向球振り分け装置のローター部材の回転動作原理について説明する図である。
図13中(A)は、ローター部材206上に遊技球が存在していない場合における、すなわち、ローター部材206が回転しておらず停止状態である場合における、ローター部材206とレバー部材212との位置関係を表している。
ここで、ローター部材206の側壁206h1には、3つの突起部が設けられており、具体的には、第1突起部206s1、第2突起部206s2、第3突起部206s3が設けられている。また、レバー部材212は、3つの部位から構成されており、具体的には、遊技領域8a側から順に前方部位212a1、中央部位212a2、後方部位212a3から構成されている。なお、前方部位212a1はレバー錘部材214より前方(遊技領域8a側)の部位を表し、中央部位212a2はレバー錘部材214からレバー軸部材216までの部位を表し、後方部位212a3はレバー軸部材216から後方の部位を表している。
図13中(A)に示すように、レバー部材212に取り付けられているレバー錘部材214の自重により、レバー部材212は右下がり状態で中箱210の中箱ストッパー部210sにレバー部材212の中央部位212a2が接した基準位置で停止している。レバー部材212が基準位置に停止しており、ローター部材206の遊技球を受け入れる停止位置が右誘導通路206t3で停止している場合、レバー部材212の中央部位212a2の下に突起部206s3が位置しており、レバー部材212の前方部位212a1の先端に突起部206s2が位置している。この基準位置で停止しているレバー部材212とローター部材206の突起部206s2、206s3の位置関係により、ローター部材206は遊技球を受け入れる停止位置を右誘導通路206t3で停止させることができ、さらに、ローター部材206の回転(順回転、逆回転を含む)を防止することができる。
図13中(B)は、ローター部材206上に遊技球が落下し、遊技球の自重によりローター部材206がある程度回転した場合における、ローター部材206とレバー部材212との位置関係を表している。
図13中(B)に示すように、図示しない遊技球の自重によりローター部材206が回転すると、その回転にともないローター部材206に設けられている突起部206s1〜206s3の位置も移動する。したがって、基準位置で停止していたレバー部材212もその突起部の移動にともない持ち上げられる。具体的には、レバー部材212の中央部位212a2に接していたローター部材206の第3突起部206s3が移動することにともない、中央部位212a2を第3突起部206s3が持ち上げることで、レバー部材212を持ち上げられることができる。したがって、レバー部材212に取り付けられているレバー錘部材214は遊技球よりも軽いことを表している。
図14中(C)は、遊技球の自重によりローター部材206がある程度回転し、遊技球がローター部材206から離間する場合における、ローター部材206とレバー部材212との位置関係を表している。
図14中(C)に示すように、図示しない遊技球の自重によりローター部材206がさらに回転し、その回転にともないローター部材206に設けられている突起部206s1〜206s3の位置も移動する。したがって、レバー部材212も第3突起部206s3の移動にともないさらに持ち上げられる。
図14中(D)は、ローター部材206上には遊技球が存在していないが、回転していた際の慣性力が働きローター部材206がさらに回転する場合における、ローター部材206とレバー部材212との位置関係を表している。
図14中(D)に示すように、ローター部材206がさらに回転し、その回転にともないローター部材206に設けられている突起部206s1〜206s3の位置も移動する。そして、レバー部材212は第3突起部206s3の移動にともないさらに持ち上げられる。なお、図示の例では、レバー部材212の中央部位212a2の先端にローター部材206の第3突起部206s3が位置している。
図15中(E)は、ローター部材206上には遊技球が存在していないが、回転していた際の慣性力が働きローター部材206がさらに回転する場合における、ローター部材206とレバー部材212との位置関係を表している。
図15中(E)に示すように、ローター部材206がさらに回転し、その回転にともないローター部材206に設けられている突起部206s1〜206s3の位置も移動する。しかしながら、レバー部材212に第3突起部206s3が接していないため、ローター部材206の回転にともないレバー部材212が持ち上がることはない。なお、レバー部材212を持ち上げるローター部材206の突起部がないため、レバー部材212は取り付けられたレバー錘部材214による自重により基準位置に向かい落下することとなる。
なお、レバー部材212に持ち上げられていた際の慣性力が働いた場合、レバー部材212はさらに持ち上げられることとなるが、レバー部材212の後方部位212a3が中箱210に設けられている中箱ストッパー部210sに当接して、その持ち上げられる慣性力は打ち消されることとなる。したがって、レバー部材212がさらに持ち上げられることはなくなり、取り付けられたレバー錘部材214による自重により基準位置に向かい落下することとなる。
図15中(F)は、レバー部材212が取り付けられたレバー錘部材214の自重により落下している場合における、ローター部材206とレバー部材212との位置関係を表している。
図15中(F)に示すように、レバー部材212に取り付けられたレバー錘部材214の自重によりレバー部材212が基準位置に向かい落下すると、レバー部材212の前方部位212a1とローター部材206の第3突起部206s3が接することとなる。したがって、ローター部材206はレバー部材212が落下する力を受けて回転する力を受けることとなる。なお、ローター部材206の回転速度が速い場合、レバー部材212の前方部位212a1とローター部材206の第3突起部206s3とが接しない場合もあり、その場合は図16中(H)に示す位置関係で停止することとなる。
図16中(G)は、レバー部材212が取り付けられたレバー錘部材214の自重によりさらに落下している場合における、ローター部材206とレバー部材212との位置関係を表している。
図16中(G)に示すように、レバー部材212がさらに落下し、その落下にともないローター部材206に設けられている第3突起部206s3が移動することで、ローター部材206がさらに回転する。なお、図示の例では、レバー部材212の前方部位212a1の先端にローター部材206の第3突起部206s3が位置している。したがって、レバー部材212が落下してもローター部材206の突起部とレバー部材212とが接していないため、落下によりローター部材206に働く力はなくなることを表している。
図16中(H)は、ローター部材206の回転やレバー部材212の落下が終了した場合、すなわち、ローター部材206が回転しておらず停止状態である場合における、ローター部材206とレバー部材212との位置関係を表している。
図16中(H)に示すように、レバー部材212の落下は、中箱210に設けられている中箱ストッパー部210sにより止められ、レバー部材212は中箱ストッパー部210s上の基準位置に停止する。また、レバー部材212の落下にともない、レバー部材212の中央部位212a2がローター部材206の第1突起部206s1を押し下げ、ローター部材206が逆方向に回転することがあるが、レバー部材212の前方部位212a1の先端にローター部材206の第3突起部206s3が当接することで、それ以上の逆回転を許さずに結果として図示の位置で停止する。
このように、レバー部材212を3つの部位(前方部位212a1、中央部位212a2、後方部位212a3)を有した構造で形成し、ローター部材206の側壁206h1に3つの突起部(第1突起部206s1、第2突起部206s2、第3突起部206s3)を有した構造で形成することで、ローター部材206に落下してきた遊技球を基準位置から3分の1周だけ回転させ、逆回転を制御して次の回転を実行するまで基準位置で停止させることができる。
以上のように、本実施形態の3方向球振り分け装置200は、3方向へ誘導する誘導通路を有したローター部材206と、ローター部材206の回転量を制御するレバー部材212とにより、上部流入口202iに無作為に流入した遊技球を、左始動入賞口26、始動ゲート20(中入賞口27)、右始動入賞口28に均等に振り分けることができる。したがって、3方向球振り分け装置200の上部流入口202iに遊技球が流入したことに起因して、左始動入賞口26での入賞(第1事象)、右始動入賞口28での入賞(第2事象)、及び、始動ゲート20への通過(第3事象)に伴う中入賞口への入賞(第4事象)が比較的高頻度で繰り返し発生することを促進することができる。ただし、3方向球振り分け装置200は左始動入賞口26で発生し得る無作為な入賞と、右始動入賞口28で発生し得る無作為な入賞と、始動ゲート20と中入賞口27で発生し得る無作為な通過及び入賞とを繰り返し促進するものであり、必ず繰り返し入賞や通過をさせる態様で振り分け動作を行うものではない。
上記においては、普通電動役物28x及び第2種非電動役物26xが非作動状態で閉鎖状態の場合について説明した。次に、普通電動役物28xや第2種非電動役物26xが作動した場合について説明する。
図17は、役物が作動している際の3方向球振り分け装置を単独で示した斜視図である。
普通電動役物28xは、中放出口202o2の下部に位置する始動ゲート20を遊技球が通過したことで行われる普通図柄に関する作動抽選において当選に該当した場合に、普通電動役物ソレノイド88が作動し、閉鎖状態から開放状態に変化する。一方、第2種非電動役物26xは、始動ゲート20の下部に位置する中入賞口27に入球した遊技球の自重によりリンク機構が作動することで、閉鎖状態から開放状態に変化する。したがって、中放出口202o2から放出された遊技球が始動ゲート20を通過し、中入賞口27に入球し、かつ、普通図柄に関する作動抽選で当選に該当すると、第2種非電動役物26x及び普通電動役物28xが作動することとなる。なお、中放出口202o2から放出された遊技球が始動ゲート20を通過し、中入賞口27に入球し、普通図柄に関する作動抽選で非当選に該当した場合は、普通電動役物28xは作動せずに第2種非電動役物26xのみが作動することとなる。ここで、作動抽選で当選する当選確率はその時の遊技状態(通常状態又は時間短縮状態(確変状態))によって変更してもよいし(例えば、20分の1(通常状態)と1.1分の1(時間短縮状態))、同一であってもよい(例えば、2分の1)。また、作動抽選で当選した場合、その時の遊技状態(通常状態又は時間短縮状態(確変状態))によって、開放状態に変化する時間を異ならせてもよいし(例えば、0.5秒と15秒)、同一(例えば、8秒)に設定してもよい。
図17に示すように、3方向球振り分け装置200の上部流入口202iから流入した遊技球がいずれかの放出口(202o1、202o2、202o3)から放出され、それらの放出口の下部に位置する入賞口(26、27、28)や始動ゲート20に入球(通過)する。さらに、3方向球振り分け装置200に流入せずに、その左側の遊技領域8aを流下してきた遊技球については、作動中の第2種非電動役物26x(可動片26b)上に落下した場合、その第2種非電動役物26xに案内されて左始動入賞口26に入球することとなる。
また、3方向球振り分け装置200に流入せずに、その右側の遊技領域8aを流下してきた遊技球については、作動中の普通電動役物28x(可動片28b)上に落下した場合、その普通電動役物28xに案内されて右始動入賞口28に入球することとなる。ここで、第2種非電動役物26xや普通電動役物28xが作動中(開放状態中)に、所定の個数の遊技球が左始動入賞口26や右始動入賞口28に入球すると、第2種非電動役物26xや普通電動役物28xは作動を終了して閉鎖状態に移行することとなる。しかしながら、非作動状態(閉鎖状態中)に遊技球が始動ゲート20を通過し、中入賞口27に入球し、かつ、普通図柄に関する作動抽選で当選に該当すると、第2種非電動役物26x及び普通電動役物28xが再度作動することとなる。
このように、3方向球振り分け装置200に流入して振り分けられた結果について、左放出口202o1から遊技球が放出されると、左始動入賞口26に入賞して第1特別図柄に対応する内部抽選が行われたり、右放出口202o3から遊技球が放出されると、右始動入賞口28に入賞して第2特別図柄に対応する内部抽選が行われたりして、大量の出球が短時間で獲得できる大当り遊技になるか否かが決定される。
ここで、3方向球振り分け装置200に流入して振り分けられた後に、中放出口202o2から遊技球が放出されると、始動ゲート20を通過して普通図柄に対応する作動抽選が行われ、始動ゲート20を通過した遊技球が中入賞口27に入賞して第2種非電動役物26xが作動することとなり、さらに、作動抽選で当選に該当すると普通電動役物26xが作動することとなる。その結果、3方向球振り分け装置200を経由しなくても、第2種非電動役物26xに案内されて左始動入賞口26への入球が容易となり、普通電動役物28xに案内されて右始動入賞口28への入球が容易となる。その結果、大量の出球が短時間で獲得できる大当り遊技になるか否かが決定される第1特別図柄及び第2特別図柄に関する内部抽選が行われる頻度が双方共に非常に向上することなる。したがって、3方向球振り分け装置200により中放出口202o2から放出されることは、第1特別図柄及び第2特別図柄に関する内部抽選が行われる頻度に非常に影響を与えるものであるといえる。
また、例えば、遊技状態が時間短縮状態である場合、特別図柄の変動時間が短縮されて内部抽選が行われる頻度が高くなることがあり、その際に、中放出口202o2から放出された遊技球が始動ゲート20及び中入賞口27に通過したり入球したりすることで、左始動入賞口26や右始動入賞口28への入球を容易化することで第1特別図柄や第2特別図柄の保留(作動記憶)を常に満タン状態にし、遊技者にストレスを与えずにすみ、遊技に対する興趣の低下を抑制することができる。
このように、3方向球振り分け装置202について、左放出口202o1の下部に第1特別図柄の内部抽選に関する左始動入賞口26、右放出口202o3の下部に第2特別図柄の内部抽選に関する右始動入賞口28、中放出口202o2の下部に左始動入賞口26への入賞頻度に関わる第2種非電動役物26xを作動させる中入賞口27及び右始動入賞口28への入賞頻度に関わる普通電動役物28xを作動させる契機となる始動ゲート20を備えることで、中放出口202o2から遊技球が放出されると、左始動入賞口26及び右始動入賞口28への入賞が同時に容易化されるといった新しい遊技性を提供することができる。また、これにより、左始動入賞口26や右始動入賞口28への入球を容易化することで第1特別図柄や第2特別図柄の保留(作動記憶)を容易に満タン状態にし、遊技者にストレスを与えずにすみ、遊技に対する興趣の低下を抑制することができる。
〔制御上の構成〕
次に、パチンコ機1の制御に関する構成について説明する。図18は、パチンコ機1に装備された各種の電子機器類を示すブロック図である。パチンコ機1は、制御動作の中枢となる主制御装置70(主制御用コンピュータ)を備えており、この主制御装置70は主に、パチンコ機1における遊技の進行を制御する機能を有している。なお主制御装置70は、上記の主制御基板ユニット170に内蔵されている。
また主制御装置70には、中央演算処理装置である主制御CPU72を実装した回路基板(主制御基板)が装備されており、主制御CPU72は、図示しないCPUコアやレジスタとともにROM74、RAM(RWM)76等の半導体メモリを集積したLSIとして構成されている。また主制御装置70には、乱数発生器75やサンプリング回路77が装備されている。このうち乱数発生器75は、特別図柄抽選の大当り判定用や普通図柄抽選の当り判定用にハードウェア乱数(例えば10進数表記で0〜65535)を発生させるものであり、ここで発生された乱数は、サンプリング回路77を通じて主制御CPU72に入力される。その他にも主制御装置70には、入出力(I/O)ポート79や図示しないクロック発生回路、カウンタ/タイマ回路(CTC)等の周辺ICが装備されており、これらは主制御CPU72とともに回路基板上に実装されている。なお回路基板上(又は内層部分)には、信号伝送経路や電源供給経路、制御用バス等が配線パターンとして形成されている。
上述した始動ゲート20には、遊技球の通過を検出するためのゲートスイッチ78が一体的に設けられている。また遊技盤8には、左始動入賞口26、中入賞口27、右始動入賞口28及び可変入賞装置30にそれぞれ対応して左始動入賞口スイッチ80、中入賞口スイッチ82、右始動入賞口スイッチ82b及びカウントスイッチ84が装備されている。各始動入賞口スイッチ80、82、82bは、左始動入賞口26、中入賞口27、右始動入賞口28への遊技球の入賞を検出するためのものである。またカウントスイッチ84は、上記のように可変入賞装置30(大入賞口)への遊技球の入賞を検出し、その数をカウントするためのものである。同様に遊技盤8には、普通入賞口22,24への遊技球の入賞を検出する入賞口スイッチ86が装備されている。なお、ここでは全ての普通入賞口22,24について共通の入賞口スイッチ86を用いる構成を例に挙げているが、例えば盤面の左右で別々の入賞口スイッチ86を設置し、左側の入賞口スイッチ86では盤面の左側に位置する普通入賞口22,24に対する遊技球の入賞を検出し、右側の入賞口スイッチ86では盤面の右側に位置する普通入賞口24に対する遊技球の入賞を検出することとしてもよい。
いずれにしても、これらスイッチ類78〜86の入賞検出信号は、図示しない入出力ドライバを介して主制御CPU72に入力される。なお遊技盤8の構成上、本実施形態ではゲートスイッチ78、カウントスイッチ84及び入賞口スイッチ86からの入賞検出信号は、パネル中継端子板87を経由して送信され、パネル中継端子板87には、それぞれの入賞検出信号を中継するための配線パターンや接続端子等が設けられている。
上述した普通図柄表示装置33や普通図柄作動記憶ランプ33a、第1特別図柄表示装置34、第2特別図柄表示装置35、第1特別図柄作動記憶ランプ34a、第2特別図柄作動記憶ランプ35a及び遊技状態表示装置38は、主制御CPU72からの制御信号に基づいて表示動作を制御されている。主制御CPU72は、遊技の進行状況に応じてこれら表示装置33,34,35,38及びランプ33a,34a,35aに対する制御信号を出力し、各LEDの点灯状態を制御している。また、これら表示装置33,34,35,38及びランプ33a,34a,35aは、上記のように1枚の統合表示基板89に実装された状態で遊技盤8に設置されており、この統合表示基板89には上記のパネル中継端子板87を中継して主制御CPU72から制御信号が送信される。
また遊技盤8には、普通電動役物28x及び可変入賞装置30にそれぞれ対応して普通電動役物ソレノイド88及び大入賞口ソレノイド90が設けられている。これらソレノイド88,90は主制御CPU72からの制御信号に基づいて動作(励磁)し、それぞれ普通電動役物28x、可変入賞装置30を開閉動作(作動)させる。なお、これらソレノイド88,90についても上記のパネル中継端子板87を中継して主制御CPU72から制御信号が送信される。
その他に上記のガラス枠ユニット4にはガラス枠開放スイッチ91が設置されており、また上記のプラ枠アセンブリ7にはプラ枠開放スイッチ93が設置されている。ガラス枠ユニット4が単独で開放されると、ガラス枠開放スイッチ91からの接点信号が主制御装置70(主制御CPU72)に入力され、また外枠アセンブリ2からプラ枠アセンブリ7が開放されると、プラ枠開放スイッチ93からの接点信号が主制御装置70(主制御CPU72)に入力される。主制御CPU72は、これら接点信号からガラス枠ユニット4やプラ枠アセンブリ7の開放状態を検出することができる。なお主制御CPU72は、ガラス枠ユニット4やプラ枠アセンブリ7の開放状態を検出すると、上記の外部情報信号として扉開放情報信号を生成する。
パチンコ機1の裏側には、払出制御装置92が装備されている(特別特典付与手段)。この払出制御装置92(払出制御コンピュータ)は、上述した払出装置ユニット172の動作を制御する。払出制御装置92には、払出制御CPU94を実装した回路基板(払出制御基板)が装備されており、この払出制御CPU94もまた、図示しないCPUコアとともにROM96、RAM98等の半導体メモリを集積したLSIとして構成されている。払出制御装置92(払出制御CPU94)は、主制御CPU72からの賞球指示コマンドに基づいて払出装置ユニット172の動作を制御し、要求された個数の遊技球の払出動作を実行させる。なお主制御CPU72は賞球指示コマンドとともに、上記の外部情報信号として賞球情報信号を生成する。
払出装置ユニット172の図示しない賞球ケース内には、払出モータ102(例えばステッピングモータ)とともに払出装置基板100が設置されており、この払出装置基板100には払出モータ102の駆動回路が設けられている。払出装置基板100は、払出制御装置92(払出制御CPU94)からの払出数指示信号に基づいて払出モータ102の回転角度を具体的に制御し、指示された数の遊技球を賞球ケースから払い出させる。払い出された遊技球は、流路ユニット173内の払出流路を通って上記の受け皿ユニット6に送られる。
また、例えば賞球ケースの上流位置には払出路球切れスイッチ104が設置されている他、払出モータ102の下流位置には払出計数スイッチ106が設置されている。払出モータ102の駆動により実際に賞球が払い出されると、その都度、払出計数スイッチ106からの計数信号が払出装置基板100に入力される。また賞球ケースの上流位置で球切れが発生すると、払出路球切れスイッチ104からの接点信号が払出装置基板100に入力される。払出装置基板100は、入力された計数信号や接点信号を払出制御装置92(払出制御CPU94)に送信する。払出制御CPU94は、払出装置基板100から受信した信号に基づき、実際の払出数や球切れ状態を検知することができる。
またパチンコ機1には、例えば下皿6cの内部(パチンコ機1の正面からみて奧の位置)に満タンスイッチ161が設置されている。実際に払い出された賞球(遊技球)は上記の流路ユニット173を通じて上皿6bに放出されるが、上皿6bが遊技球で満杯になると、それ以上に払い出された遊技球は上述したように下皿6cへ流れ込む。さらに下皿6cが遊技球で満杯になると、それによって満タンスイッチ161がONになり、満タン検出信号が払出制御装置92(払出制御CPU94)に入力される。これを受けて払出制御CPU94は、主制御CPU72から賞球指示コマンドを受信してもそれ以上の賞球動作を一旦保留とし、未払出の賞球残数をRAM98に記憶させておく。なお、RAM98の記憶は電源断時にもバックアップが可能であり、遊技中に停電(瞬間的な停電を含む)が発生しても、未払出の賞球残数情報が消失してしまうことはない。
またパチンコ機1の裏側には、発射制御基板108とともに発射ソレノイド110が設置されている。また、受け皿ユニット6内には球送りソレノイド111が設けられている。これら発射制御基板108、発射ソレノイド110及び球送りソレノイド111は上述した発射制御基板セット174を構成しており、このうち発射制御基板108には発射ソレノイド110及び球送りソレノイド111の駆動回路が設けられている。このうち球送りソレノイド111は、受け皿ユニット6内に蓄えられた遊技球を1個ずつ、発射機ケース内で所定の発射位置に送り出す動作を行う。また発射ソレノイド110は、発射位置に送り出された遊技球を打撃し、上記のように遊技領域8に向けて遊技球を1個ずつ連続的(間欠的)に打ち出す動作を行う。なお遊技球の発射間隔は、例えば0.6秒程度の間隔(1分間で100個以内)である。
一方、パチンコ機1の表側に位置する上記のグリップユニット16には、発射レバーボリューム112、タッチセンサ114及び発射停止スイッチ116が設けられている。このうち発射レバーボリューム112は、遊技者による発射ハンドルの操作量(いわゆるストローク)に比例したアナログ信号を生成する。またタッチセンサ114は、静電容量の変化から遊技者の身体がグリップユニット16(発射ハンドル)に触れていることを検出し、その検出信号を出力する。そして発射停止スイッチ116は、遊技者の操作に応じて発射停止信号(接点信号)を生成する。
上記の受け皿ユニット6には発射中継端子板118が設置されており、発射レバーボリューム112やタッチセンサ114、発射停止スイッチ116からの各信号は、発射中継端子板118を経由して発射制御基板108に送信される。また、発射制御基板108からの駆動信号は、発射中継端子板118を経由して球送りソレノイド111に印加される。遊技者が発射ハンドルを操作すると、その操作量に応じて発射レバーボリューム112でアナログ信号(エンコードされたデジタル信号でもよい)が生成され、このときの信号に基づいて発射ソレノイド110が駆動される。これにより、遊技者の操作量に応じて遊技球を打ち出す強さが調整されるものとなっている。なお発射制御基板108の駆動回路は、タッチセンサ114からの検出信号がオフ(ローレベル)の場合か、もしくは発射停止スイッチ116から発射停止信号が入力された場合は発射ソレノイド110の駆動を停止する。この他に、発射中継端子板118には遊技球等貸出装置接続端子板120が接続されており、この遊技球等貸出装置接続端子板120に上記のCRユニットが接続されていない場合、同じく発射制御基板108の駆動回路は発射ソレノイド110の駆動を停止する。
また、受け皿ユニット6には度数表示基板122及び貸出及び返却スイッチ基板123が内蔵されている。このうち度数表示基板122には、上記の度数表示部の表示器(3桁分の7セグメントLED)が設けられている。また貸出及び返却スイッチ基板123には球貸ボタン10や返却ボタン12にそれぞれ接続されるスイッチモジュールが実装されており、球貸ボタン10又は返却ボタン12が操作されると、その操作信号が貸出及び返却スイッチ基板123から遊技球等貸出装置接続端子板120を経由してCRユニットに送信される。またCRユニットからは、有価媒体の残り度数を表す度数信号が遊技球等貸出装置接続端子板120を経由して度数表示基板122に送信される。度数表示基板122上の図示しない表示回路は、度数信号に基づいて表示器を駆動し、有価媒体の残り度数を数値表示する。またCRユニットに有価媒体が投入されていなかったり、あるいは投入された有価媒体の残り度数が0になったりした場合、度数表示基板122の表示回路は表示器を駆動してデモ表示(有価媒体の投入を促す表示)を行うこともできる。
またパチンコ機1は制御上の構成として、演出制御装置124(演出制御用コンピュータ)を備えている。この演出制御装置124は、パチンコ機1における遊技の進行に伴う演出の制御を行う。演出制御装置124にもまた、中央演算処理装置である演出制御CPU126を実装した回路基板(複合サブ制御基板)が装備されている。演出制御CPU126には、図示しないCPUコアとともにメインメモリとしてROM128やRAM130等の半導体メモリが内蔵されている。なお演出制御装置124は、パチンコ機1の裏側で上記の裏カバーユニット178に覆われる位置に設けられている。
また演出制御装置124には、図示しない入出力ドライバや各種の周辺ICが装備されている他、ランプ駆動回路132や音響駆動回路134が装備されている。演出制御CPU126は、主制御CPU72から送信される演出用のコマンドに基づいて演出の制御を行い、ランプ駆動回路132や音響駆動回路134に指令を与えて各種ランプ46〜52や盤面ランプ53を発光させたり、スピーカ54,55,56から実際に効果音や音声等を出力させたりする処理を行う。
演出制御装置124と上記の主制御装置70とは、例えば図示しない通信用ハーネスを介して相互に接続されている。ただし、これらの間の通信は、主制御装置70から演出制御装置124への一方向のみで行われ、逆方向への通信は行われない。なお通信用ハーネスには、主制御装置70から演出制御装置124に対して送信される各種コマンドのバス幅に応じてパラレル形式を採用してもよいし、それぞれのドライバIC(I/O)のハード構成に合わせてシリアル形式を採用してもよい。
ランプ駆動回路132は、例えば図示しないPWM(パルス幅変調)ICやMOSFET等のスイッチング素子を備えており、このランプ駆動回路132は、LEDを含む各種ランプに印加する駆動電圧をスイッチング(又はデューティ切替)して、その発光・点滅等の動作を管理する。なお各種ランプには、上記のガラス枠トップランプ46,48やガラス枠サイドランプ50,受け皿ランプ52の他に、遊技盤8に設置された装飾・演出用の盤面ランプ53が含まれる。盤面ランプ53は上記の演出ユニットに内蔵されるLEDや、大型ランプ57、普通電動役物28x、可変入賞装置30等に内蔵されるLEDに相当するものである。なお、ここでは受け皿ランプ52がガラス枠電飾基板136に接続されている例を挙げているが、受け皿ユニット6に受け皿電飾基板を設置し、受け皿ランプ52については受け皿電飾基板を介してランプ駆動回路132に接続される構成であってもよい。
また音響駆動回路134は、例えば図示しないサウンドROMや音響制御IC、アンプ等を内蔵したサウンドジェネレータであり、この音響駆動回路134は、上スピーカ54及び下スピーカ56を駆動して音響出力を行う。
本実施形態ではガラス枠ユニット4の内面にガラス枠電飾基板136が設置されており、ランプ駆動回路132や音響駆動回路134からの駆動信号はガラス枠電飾基板136を経由して各種ランプ46〜52やスピーカ54,55,56に印加されている。またガラス枠電飾基板136には、上記の演出切替ボタン45が接続されており、遊技者が演出切替ボタン45を操作すると、その接点信号がガラス枠電飾基板136を通じて演出制御装置124に入力される。なお、ここではガラス枠電飾基板136に演出切替ボタン45を接続した例を挙げているが、上記の受け皿電飾基板を設置する場合、演出切替ボタン45は受け皿電飾基板に接続されていてもよい。
その他、遊技盤8にはパネル電飾基板138が設置されており、このパネル電飾基板138には盤面ランプ53の他に第1モータ310、第2モータ320、可動体ランプ330、メモリ表示ランプ340、第1フォトセンサ350、第2フォトセンサ360が接続されている。第1モータ310及び第2モータ320は、それぞれの駆動機構を介して8個の可動体41a〜41hを駆動する。ランプ駆動回路132からの駆動信号は、パネル電飾基板138を経由して盤面ランプ53、第1モータ310、第2モータ320、可動体ランプ330及びメモリ表示ランプ340にそれぞれ印加される。一方、第1フォトセンサ350及び第2フォトセンサ360からの出力信号は、パネル電飾基板138を経由して演出制御装置124(演出制御CPU126)に入力される。なお、可動体ランプ330は、8個の可動体41a〜41hの内部に配置されており、各可動体は光を透過する材質で構成されているため、可動体ランプ330が発光すると、あたかも可動体自体が発光している効果を発揮することができる。
上記の液晶表示器42は遊技盤8の裏側に設置されており、遊技盤8に形成された略矩形の開口を通じてその表示画面が視認可能となっている。また、遊技盤8の裏側にはインバータ基板158が設置されており、このインバータ基板158は液晶表示器42のバックライト(例えば冷陰極管)に印加される交流電源を生成している。さらに、遊技盤8の裏側には演出表示制御装置144が設置されており、液晶表示器42による表示動作は、演出表示制御装置144により制御されている。演出表示制御装置144には、汎用の中央演算処理装置である表示制御CPU146とともに、表示プロセッサであるVDP152を実装した回路基板(演出表示制御基板)が装備されている。このうち表示制御CPU146は、図示しないCPUコアとともにROM148、RAM150等の半導体メモリを集積したLSIとして構成されている。またVDP152は、図示しないプロセッサコアとともに画像ROM154やVRAM156等の半導体メモリを集積したLSIとして構成されている。なおVRAM156は、その記憶領域の一部をフレームバッファとして利用することができる。
演出制御CPU126のROM128には、演出の制御に関する基本的なプログラムが格納されており、演出制御CPU126は、このプログラムに沿って演出の制御を実行する。演出の制御には、上記のように各種ランプ46〜53等やスピーカ54,55,56を用いた演出の制御が含まれる他、液晶表示器42を用いた画像表示による演出の制御が含まれる。演出制御CPU126は、表示制御CPU146に対して演出に関する基本的な情報(例えば演出番号)を送信し、これを受け取った表示制御CPU146は、基本的な情報に基づいて具体的に演出用の画像を表示する制御を行う。
表示制御CPU146は、VDP152に対してさらに詳細な制御信号を出力する。これを受け取ったVDP152は、制御信号に基づいて画像ROM154にアクセスし、そこから必要な画像データを読み出してVRAM156に転送する。さらにVDP152は、VRAM156上で画像データを1フレーム(単位時間あたりの静止画像)ごとにフレームバッファに展開し、ここでバッファされた画像データに基づき液晶表示器42の各画素(フルカラー画素)を個別に駆動する。
その他、プラ枠アセンブリ7の裏側には電源制御ユニット162(電源制御手段)が装備されている。この電源制御ユニット162はスイッチング電源回路を内蔵し、電源コード164を通じて島設備から外部電力(例えばAC24V等)を取り込むと、そこから必要な電力(例えばDC+34V、+12V等)を生成することができる。電源制御ユニット162で生成された電力は、主制御装置70や払出制御装置92、演出制御装置124、演出表示制御装置144、インバータ基板158に分配されている。なお演出表示制御装置144及びインバータ基板158には演出制御装置124を経由して電力が供給されており、液晶表示器42には演出表示制御装置144及びインバータ基板158をそれぞれ経由して電力が供給されている。さらに、払出制御装置92を経由して発射制御基板108に電力が供給されている他、遊技球等貸出装置接続端子板120を経由してCRユニットに電力が供給されている。なお、ロジック用の低電圧電力(例えばDC+5V)は、各装置に内蔵された電源用IC(3端子レギュレータ等)で生成される。また上記のように電源制御ユニット162は、アース線166を通じて島設備にアース(接地)されている。
上記の外部端子板160は払出制御装置92に接続されており、主制御装置70(主制御CPU72)にて生成された各種の外部情報信号は、払出制御装置92を経由して外部端子板160から外部に出力されるものとなっている。主制御装置70(主制御CPU72)及び払出制御装置92(払出制御CPU94)は、外部端子板160を通じてパチンコ機1の外部に向けて外部情報信号を出力することができる。外部端子板160から出力される信号は、例えば遊技場のホールコンピュータ(図示していない)で集計される。なお、ここでは払出制御装置92を経由する構成を例に挙げているが、主制御装置70からそのまま外部情報信号が外部端子板160に出力される構成であってもよい。
また、パチンコ機1の構造や盤面構成、具体的な数値等は図示のものも含めて好ましい例示であり、これらを適宜に変形可能であることはいうまでもない。
本発明は上述した一実施形態に制約されることなく、種々に変形して実施することができる。一実施形態で挙げた演出の態様は例示であり、上述した演出の態様に限定されるものではない。
図19は、第2実施形態における3方向球振り分け装置の正面図である。
上述した第1実施形態では、3方向球振り分け装置200の中放出口202o2の下部に始動ゲート20及び中入賞口27を備えており、中放出口202o2から放出された遊技球は始動ゲート20を通過し、その後、中入賞口27に入球(入賞)しており、中放出口202o2から遊技球が1個放出されると、その1個の遊技球は始動ゲート20を通過していた。これに対し、第2実施形態では、図19に示すように、中放出口202o2から放出された遊技球が始動ゲート20を通過する前に再度3方向に振り分けている。したがって、中放出口202o2から遊技球が3個放出されると、その内の1個の遊技球が始動ゲート20を通過することとなる。すなわち、第2実施形態では、3方向球振り分け装置200の中に3方向球振り分け装置277を備える形態となる。なお、第2の3方向球振り分け装置277における遊技球を3方向に振り分ける原理については第1実施形態と同様に、3方向への遊技球を振り分ける振り分け機構部205や、いずれかの放出口へ遊技球を誘導する誘導部211を備えることで、3方向に遊技球を振り分けた上で外部に放出するものである。
第2実施形態では、具体的には、3方向球振り分け装置200の上部流入口202iから流入した遊技球は3方向に振り分けられ、左放出口202o1、中放出口202o2、右放出口202o3のいずれかから放出される。そして、左放出口202o1から放出された遊技球は左始動入賞口26に入球し、右放出口202o3から放出された遊技球は右始動入賞口28に入球し、中放出口202o2から放出された遊技球は第2の3方向球振り分け装置277の流入口277iに流入する。そして、第2の3方向球振り分け装置277に流入した遊技球は左放出口277o1、中放出口277o2、右放出口277o3から遊技領域に放出されることとなる。なお、左始動入賞口26には第2種非電動役物26xが備えられ、右始動入賞口28には普通電動役物28xが備えられている。
第2の3方向球振り分け装置277の各放出口(左放出口277o1、中放出口277o2、右放出口277o3)の下部に備えられる入賞口及び始動ゲート20について、左放出口277o1の下部には普通入賞口22bが備えられ、中放出口277o2の下部には始動ゲート20及び中入賞口27が備えられ、右放出口277o3の下部には普通入賞口24bが備えられる。第2実施形態における普通入賞口22b、24bは、第1実施形態における普通入賞口22、24と同様の入賞口であり、入賞口内に入賞口スイッチ86がそれぞれ備えられ、遊技球の入球(入賞)が確認されると賞球が払い出されることとなる。また、第2実施形態における始動ゲート20及び中入賞口27は、第1実施形態と同一の役割を果たし、始動ゲート20を遊技球が通過すると普通図柄に関する作動抽選が行われ、その作動抽選で当選に該当すると普通電動役物28xが閉鎖状態から開放状態に変位することとなり、中入賞口27に遊技球が入球(入賞)すると入球した遊技球の自重を利用してリンク機構が連動して第2種非電動役物28xが閉鎖状態から開放状態に変位することとなる。
このように、第2実施形態では、3方向球振り分け装置200内に第2の3方向球振り分け装置277を備えることで、始動ゲート20を通過して中入賞口27に入球(入賞)して、普通電動役物28xや第2種非電動役物26xが作動する頻度が、左始動入賞口26や右始動入賞口28に入賞する頻度よりも少なく調整することができる。したがって、適度な頻度で第1特別図柄や第2特別図柄の保留を満タン状態にすることができ、遊技者にストレスを与えることなく、遊技に対する興趣の低下を抑制することができる。
なお、第2実施形態においては、第2の3方向球振り分け装置277の中放出口277o2の下部に始動ゲート20と中入賞口27とを備えたが、それぞれ別の放出口(左放出口277o1や右放出口277o3)の下部に別々に備えてもよい。
また、第2実施形態においては、3方向球振り分け装置200内に第2の3方向球振り分け装置277を備えたが、第2の3方向球振り分け装置277を備えずに、2方向球振り分け装置を備えてもよい。
図20は、第3実施形態における遊技盤の一部領域を単独で示す正面図である。
図20に示すように、第3実施形態では、液晶表示器42の下部に2方向球振り分け装置255が備えられ、液晶表示器42の右下部に3方向球振り分け装置200が備えられている。2方向球振り分け装置255は上部流入口255i、左放出口255o1、右放出口o2を備え、左放出口255o1の下部には左始動入賞口26が備えられ、右放出口255o2の下部には右始動入賞口28が備えられている。また、左始動入賞口26には上記実施形態と同様に第2種非電動役物26xが備えられ、右始動入賞口28にも上記実施形態と同様に普通電動役物28xが備えられる。一方、3方向球振り分け装置200は、上記実施形態と同様に、上部流入口200i、左放出口200o1、中放出口200o2、右放出口200o3を備えている。また、中放出口200o2の下部には中始動入賞口27xが備えられ、左放出口200o1の下部には入賞口や始動ゲートは備えられておらず、右放出口200o3の下部にはスライド式の可変入賞装置30が備えられている。
まず、第3実施形態におけるパチンコ機が有する遊技性(遊技フロー)について説明する。遊技状態が通常状態(特別図柄に対応する内部抽選の抽選確率状態が低確率状態であり、特別図柄の変動時間が通常時間で終了し普通図柄に関する作動抽選の抽選確率状態が低確率状態であることを表す低確率非時間短縮状態)である場合、遊技領域8aの左側領域を主に使用して(左打ちして)、2方向球振り分け装置255の下部に位置する左始動入賞口26及び右始動入賞口28へ遊技球を入球させることで、特別図柄の内部抽選での当選(大当り)を目指して遊技を進行する。そして、内部抽選で当選すると、大当り遊技が開始され、遊技領域8aの右側領域に位置する可変入賞装置30へ遊技球を短時間で大量に入賞させることで、大量の賞球を短時間で獲得することができる。ここで、その大当り遊技が終了すると、遊技状態は時間短縮状態(特別図柄の変動時間が通常時間で終了し普通図柄に関する作動抽選の抽選確率状態が高確率状態にある状態)に移行されると想定する。そして、遊技状態が時間短縮状態である場合、遊技領域8aの右側領域を主に使用して(右打ちして)、3方向球振り分け装置200の上部に位置する始動ゲート20へ遊技球を通過させつつ、3方向球振り分け装置200の下部に位置する中始動入賞口27xや、2方向球振り分け装置255の下部に位置する左始動入賞口26及び右始動入賞口28へ遊技球を入球させることで、特別図柄の内部抽選での当選を目指して遊技を進行する。したがって、第3実施形態におけるパチンコ機では、遊技状態が通常状態では左打ちをして遊技を進行させ、時間短縮状態では右打ちして遊技を進行させる遊技性(遊技フロー)を有しているものと想定する。
また、図20は、通常状態時に左打ちをして、遊技領域8aの左側領域を流下してきた遊技球が2方向球振り分け装置255に流入したり、2方向球振り分け装置255に流入した遊技球が左放出口255o1や右放出口255o2から左始動入賞口26や右始動入賞口28に向けて放出されたりする様子が示されている。
次に、2方向球振り分け装置255について簡単に説明する。
2方向球振り分け装置255は、遊技状態にかかわらず左始動入賞口26での入賞(第1事象)及び右始動入賞口28での入賞(第2事象)が交互に発生することを促進する装置である。
球振り分け装置200は、遊技球が1つ通過し得る程度の幅を有する振分誘導路を備えている。振分誘導路は、トンネル状の構造であり、1つの上部流入口255iに対して2つの出口(左放出口255o1及び右放出口255o2)が形成されている。したがって、上部流入口255iに流入した遊技球は、左放出口255o1又は右放出口255o2のいずれかへと導かれる。振分誘導路は、透明な部材で構成されており、その内部での遊技球の視認性は確保されている。
振分誘導路の中央部分には、円柱形状の空間が形成されており、その空間には風車形の回転体255cが配置されている。回転体255cは、その中心軸から放射状に延びた3つの羽部材を有している。回転体255cは、電気的又はその他の動力による動作を行うものではなく、遊技球が羽部材に衝突することにより回転する。
ここで、回転体255cの下方部分の振分誘導路(左放出口255o1と右放出口255o2の中間付近)には、回転体255cの回転を規制する2つの突起部が設けられている。そして、これら突起部に羽部材が接触することにより、回転体255cの回転が規制される。
例えば、図20に示すように、最初の状態では、回転体255cの羽部材が右側の突起部と接触している状態である。この状態で遊技球が上部流入口255iに流入すると、回転体255cにおける2つの羽部材の間に遊技球が入り込み、遊技球の重みによって回転体255cが左回り(反時計回り)に回転する。
そして、回転体255cが左回りに回転することにより、遊技球が左放出口255o1に導かれ、遊技球が左始動入賞口26側へ振り分けられる。回転体255cの羽部材は、左側の突起部に接触することにより、そこで回転体255cの回転が規制される。
また、回転体255cの羽部材が左側の突起部と接触している状態で遊技球が上部流入口255iに流入すると、回転体255cにおける2つの羽部材の間に遊技球が入り込み、遊技球の重みによって今度は回転体255cが右回り(時計回り)に回転する。
そして、回転体255cが右回りに回転することにより、遊技球が右放出口255o2に導かれ、遊技球が右始動入賞口28側へ振り分けられる。回転体255cの羽部材は、右側の突起部に接触することにより、そこで回転体255cの回転が規制される。
第3実施形態では、このような2方向球振り分け装置255を採用しているため、左始動入賞口26での入賞(第1事象)及び右始動入賞口28での入賞(第2事象)が比較的高頻度で交互に発生することを促進することができる。ただし、2方向球振り分け装置255は左始動入賞口26で発生し得る無作為な入賞と、右始動入賞口28で発生し得る無作為な入賞とを交互に促進するものであり、必ず交互に入賞させる態様で振り分け動作を行うものではない。
第3実施形態における3方向球振り分け装置200における遊技球を3方向に振り分ける原理については、第1実施形態と同様に、3方向への遊技球を振り分ける振り分け機構部205や、いずれかの放出口へ遊技球を誘導する誘導部211を備えることで、3方向に遊技球を振り分けた上で外部に放出するものであるため、説明は省略する。
なお、第3実施形態における3方向球振り分け装置200では、中放出口200o2の下部には中始動入賞口27xが備えられ、左放出口200o1の下部には入賞口や始動ゲートは備えられておらず、右放出口200o3の下部にはスライド式の可変入賞装置30が備えられている。したがって、3方向球振り分け装置200の上部流入口200iに流入した場合、左放出口200o1から遊技領域8aに放出されると、スライド式の可変入賞装置30の左側に位置する遊技釘上に落下することとなり、中放出口200o2から遊技領域8aに放出されると、中始動入賞口27xに入球(入賞)することなり、右放出口200o3から遊技領域8aに放出されると、スライド式の可変入賞装置30に向かって落下することとなる。ここで、中始動入賞口27xに遊技球が入球(入賞)すると、上記の実施形態における中入賞口27と同様に、第2種非電動役物26xを作動させることとなるが、さらに、中始動入賞口27xの内部に備えられている中始動入賞口スイッチ82xが遊技球の入賞を検知することで第2特別図柄に対応する作動記憶を1増加させることとなる。したがって、第2特別図柄に対応する作動記憶を1増加させる契機が、右始動入賞口28への入賞のほかに、中始動入賞口27xへの入賞が加えられたことを表している。
次に、遊技領域8aの右側領域を流下する遊技球の振る舞いについて説明する。
図21は、第3実施形態における大当り遊技中の遊技球の振る舞いを説明する図である。また、図22は、第3実施形態における時間短縮状態中の遊技球の振る舞いを説明する図である。図21や図22に示すように、遊技状態が大当り遊技中や時間短縮状態である場合、遊技球を遊技領域8aの右側領域に発射(右打ち)することで、遊技が進行する。
〔図21:大当り遊技中〕
遊技状態が大当り遊技中(普通図柄に関する抽選確率は低確率状態を表している)である場合、スライド式の可変入賞装置30が作動し、開閉部材30aが遊技盤方向に引っ込むことで大入賞口が開放される。また、中始動入賞口27xに遊技球が入球(入賞)することで第2種非電動役物26xが作動し開放状態となり、第1始動入賞口26への入球が容易化される。なお、普通図柄に関する作動抽選の抽選確率は低確率状態であり当選しにくい設定を想定すると、始動ゲート20を遊技球が通過し、作動抽選が実行されたとしても、その抽選結果ではほとんど当選が得られないため、普通電動役物28は作動することはない。したがって、図21に示すように、大当り遊技中においては、可変入賞装置30及び第2種非電動役物26xが頻繁に作動し、普通電動役物28xは作動しにくい状態であることを表している。
図21に示すように、遊技領域8aの右側領域を流下する遊技球は無作為に始動ゲート20を通過し、3方向球振り分け装置200に流入すると、3方向に順次振り分けられ、左放出口202o1、中放出口202o2、右202o3のいずれかから放出されることとなる。なお、遊技領域8aの右側領域を流下し、3方向球振り分け装置200に流入せずに、その右側をそのまま流下すると、作動中の可変入賞装置30に入球(入賞)することとなる。
例えば、3方向球振り分け装置200の左202o1から放出された遊技球は、障害釘上への落下後に左又は右方向に跳ね返され、右方向に跳ね返されると作動中の可変入賞装置30に入球(入賞)することとなり(作動中であってもインターバル中の閉鎖時には入球することはない)、左方向に跳ね返されると、作動中の第2種非電動役物26xに案内されて左始動入賞口26に入球(入賞)することとなる。
例えば、3方向球振り分け装置200の中放出口202o2から放出された遊技球は、中始動入賞口27xに入球(入賞)することとなる。中始動入賞口27xに入賞すると、第2種非電動役物26xのリンク機構が作動して第2種非電動役物26が開放状態に変化することとなる。また、中始動入賞口27xに入賞すると、第2特別図柄に対応する作動記憶が1増加することとなる。
例えば、3方向球振り分け装置200の右放出口202o3から放出された遊技球は、作動中の可変入賞装置30に入球(入賞)することとなる。
したがって、遊技状態が大当り遊技中である場合には、3方向球振り分け装置200に遊技球が流入すると、3分の1の確率で可変入賞装置30に入球(入賞)し、3分の1の確率で中始動入賞口27xに入球(入賞)して第2特別図柄に関する作動記憶を増加させつつ第2種非電動役物26xを作動させ、3分の1の確率で作動中の第2種非電動役物26xに案内されて左始動入賞口26に入球(入賞)して第1特別図柄に関する作動記憶を増加させるということを表している。すなわち、大当り遊技中に第1特別図柄や第2特別図柄の保留(作動記憶)を上限値(例えば、4個)まで記憶させることができるということを表している。したがって、大当り遊技後に保留が満タン状態で遊技をスタートすることができるといった新しい遊技性を実現でき、遊技者にストレスを与えず、遊技に対する興趣の低下を抑制することができる。
〔図22:時間短縮状態〕
遊技状態が遊技状態である場合、中始動入賞口27xに遊技球が入球(入賞)することで第2種非電動役物26xが作動し開放状態となり、第1始動入賞口26への入球が容易化される。また、普通図柄に関する作動抽選の抽選確率は高確率状態であり当選しやすい設定を想定すると、始動ゲート20を遊技球が通過し、作動抽選が実行されると、その抽選結果で当選が得られるため、普通電動役物28は作動することとなる。したがって、図22に示すように、時間短縮状態時においては、第2種非電動役物26x及び普通電動役物28xが頻繁に作動する状態であることを表している。なお、可変入賞装置30は作動しないため、可変入賞装置30の開閉部材30a上を遊技球が通過することとなる。
図22に示すように、遊技領域8aの右側領域を流下する遊技球は無作為に始動ゲート20を通過し、3方向球振り分け装置200に流入すると、3方向に順次振り分けられ、左放出口202o1、中放出口202o2、右202o3のいずれかから放出されることとなる。なお、遊技領域8aの右側領域を流下し、3方向球振り分け装置200に流入せずに、その右側をそのまま流下すると、可変入賞装置30の開閉部材30a上を遊技球が通過することとなり、作動中の普通電動役物28xに案内されて右始動入賞口28に入球(入賞)したり、作動中の第2種非電動役物26xに案内されて左始動入賞口26に入球(入賞)したりすることとなる。
例えば、3方向球振り分け装置200の左202o1から放出された遊技球は、障害釘上への落下し、障害釘上を移動し、作動中の普通電動役物28xに案内されて右始動入賞口28に入球(入賞)したり、作動中の第2種非電動役物26xに案内されて左始動入賞口26に入球(入賞)したりすることとなる。
例えば、3方向球振り分け装置200の中放出口202o2から放出された遊技球は、中始動入賞口27xに入球(入賞)することとなる。中始動入賞口27xに入賞すると、第2種非電動役物26xのリンク機構が作動して第2種非電動役物26が開放状態に変化することとなる。また、中始動入賞口27xに入賞すると、第2特別図柄に対応する作動記憶が1増加することとなる。
例えば、3方向球振り分け装置200の右放出口202o3から放出された遊技球は、可変入賞装置30上に落下し、開閉部材30a上や障害釘上を移動し、作動中の普通電動役物28xに案内されて右始動入賞口28に入球(入賞)したり、作動中の第2種非電動役物26xに案内されて左始動入賞口26に入球(入賞)したりすることとなる。
したがって、遊技状態が時間短縮状態である場合には、3方向球振り分け装置200に遊技球が流入すると、3分の1の確率で中始動入賞口27xに入球(入賞)して第2特別図柄に関する作動記憶を増加させつつ第2種非電動役物26xを作動させ、3分の2の確率で作動中の第2種非電動役物26x又は普通電動役物28xに案内されて左始動入賞口26又は右始動入賞口28に入球(入賞)して第1特別図柄又は第2可変入賞装置に関する作動記憶を増加させるということを表している。
このように、第3実施形態では、液晶表示器42の下方位置に2方向球振り分け装置255と液晶表示器42の右側位置に3方向球振り分け装置200とを配置している。また、その2方向球振り分け装置255の各放出口の下方位置に第2種非電動役物26xを有する左始動入賞口26と、左始動入賞口26よりも上方に普通電動役物28xを有する右始動入賞口28を配置している、さらに、3方向球振り分け装置200の1つの放出口の下方位置に第2種非電動役物26xを作動させつつ第2特別図柄に関する作動記憶を追加する中始動入賞口27xを備えている。これにより、大当り遊技後に保留が満タン状態で遊技をスタートすることができるといった新しい遊技性を実現でき、遊技者にストレスを与えず、遊技に対する興趣の低下を抑制することができる。
上記実施形態では、3方向球振り分け装置200を転動ステージ40eと別体にして配置した例を挙げているが、例えば転動ステージ40e(いわゆるステージ役物)に3方向球振り分け装置200が一体に組み込まれていてもよい。この場合、例えば転動ステージ40eの中央奧位置に上部流入口202iを形成し、転動ステージ40eを転動する遊技球が無作為に上部流入口202iに入り込むと、転動ステージ40eと一体の3方向球振り分け装置200の内部で一実施形態と同様の振り分け動作が行われ、左放出口202o1、中放出口202o2、又は、右放出口202o3から遊技領域8a内に放出されることとしてもよい。そして放出された遊技球は、無作為に左始動入賞口26、始動ゲート20(中入賞口27)、又は、右始動入賞口28に入賞することができる。
また、パチンコ機1の構造や盤面構成、具体的な設定値等は図示のものも含めて好ましい例示であり、これらを適宜に変形可能であることはいうまでもない。
1 パチンコ機
8 遊技盤
8a 遊技領域
20 始動ゲート
26 左始動入賞口
26x 第2種非電動役物
27 中入賞口
28 右始動入賞口
28x 普通電動役物
33 普通図柄表示装置
33a 普通図柄作動記憶ランプ
34 第1特別図柄表示装置
35 第2特別図柄表示装置
34a 第1特別図柄作動記憶ランプ
35a 第2特別図柄作動記憶ランプ
38 遊技状態表示装置
42 液晶表示器
70 主制御装置
72 主制御CPU
74 ROM
76 RAM
124 演出制御装置
126 演出制御CPU
200 3方向球振り分け装置

Claims (5)

  1. 遊技領域内に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が流入することで第1事象を発生させる第1始動入賞口と、
    前記遊技領域内で前記第1始動入賞口とは別の位置に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が流入することで第2事象を発生させる第2始動入賞口と、
    前記遊技領域内で前記第1始動入賞口及び前記第2始動入賞口とは別の位置に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が通過することで第3事象を発生させる始動ゲートと、
    前記遊技領域内で前記第1始動入賞口、前記第2始動入賞口、及び、前記始動ゲートより上方の位置に配置された流入口と、前記第1事象の発生が容易となる態様により前記遊技領域内へ遊技球を放出する第1放出口と、前記第1放出口とは別に前記第2事象の発生が容易となる態様により前記遊技領域内へ遊技球を放出する第2放出口と、前記第1放出口及び前記第2放出口とは別に、前記第3事象の発生が容易となる態様により前記遊技領域内へ遊技球を放出する第3放出口と、前記流入口から流入してきた遊技球の自重を利用して回転することで、その遊技球を前記第1放出口、前記第2放出口、及び、前記第3放出口へ順に繰り返し振り分ける振り分け機構とを含む3方向球振り分け装置と、
    前記第2始動入賞口に取り付けられ、閉位置にある非作動状態では前記第2放出口と前記第2始動入賞口とをつないだ第2経路以外の前記遊技領域内を流下する遊技球の前記第2始動入賞口への流入を困難にする一方、前記第3事象が発生し、かつ、所定の作動条件が満たされた場合、前記閉位置から開位置に向けて変位した作動状態に変化することで、前記第2経路以外の前記遊技領域内を流下する遊技球の前記第2始動入賞口への流入を容易化する第2事象発生頻度可変手段と、
    前記遊技領域内で前記第1始動入賞口及び前記第2始動入賞口とは別の位置で前記始動ゲートより下方の位置に配置され、前記始動ゲートを通過した遊技球が流入することで第4事象を発生させる第3入賞口と、
    前記第1始動入賞口に取り付けられ、閉位置にある非作動状態では前記第1放出口と前記第1始動入賞口とをつないだ第1経路以外の前記遊技領域内を流下する遊技球の前記第1始動入賞口への流入を困難にする一方、前記第4事象が発生した場合、前記閉位置から開位置に向けて変位した作動状態に変化することで、前記第1経路以外の前記遊技領域内を流下する遊技球の前記第1始動入賞口への流入を容易化する第1事象発生頻度可変手段と
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技領域内に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が流入することで第1事象を発生させる第1始動入賞口と、
    前記遊技領域内で前記第1始動入賞口とは別の位置に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が流入することで第2事象を発生させる第2始動入賞口と、
    前記遊技領域内で前記第1始動入賞口、及び、前記第2始動入賞口より上方の位置に配置された流入口と、前記第1事象の発生が容易となる態様により前記遊技領域内へ遊技球を放出する第1放出口と、前記第1放出口とは別に前記第2事象の発生が容易となる態様により前記遊技領域内へ遊技球を放出する第2放出口と、前記第1放出口及び前記第2放出口とは別に、前記遊技領域内へ遊技球を放出する第3放出口と、前記流入口から流入してきた遊技球の自重を利用して回転することで、その遊技球を前記第1放出口、前記第2放出口、及び、前記第3放出口へ順に繰り返し振り分ける振り分け機構とを含む3方向球振り分け装置と、
    前記遊技領域内で前記第1始動入賞口及び前記第2始動入賞口とは別の位置に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が通過することで第3事象を発生させる始動ゲートと、
    前記第3放出口より下方の位置で前記始動ゲートより上方の位置に配置された特別流入口と、前記第3事象の発生が容易となる態様により前記遊技領域内へ遊技球を放出する特別放出口を少なくとも含む複数の放出口と、前記特別流入口から流入してきた遊技球の自重を利用して回転することで、その遊技球を前記複数の放出口へ順に繰り返し振り分ける振り分け機構とを含む特別球振り分け装置と、
    前記第2始動入賞口に取り付けられ、閉位置にある非作動状態では前記第2放出口と前記第2始動入賞口とをつないだ第2経路以外の前記遊技領域内を流下する遊技球の前記第2始動入賞口への流入を困難にする一方、前記第3事象が発生し、かつ、所定の作動条件が満たされた場合、前記閉位置から開位置に向けて変位した作動状態に変化することで、前記第2経路以外の前記遊技領域内を流下する遊技球の前記第2始動入賞口への流入を容易化する第2事象発生頻度可変役物と、
    前記遊技領域内で前記第1始動入賞口及び前記第2始動入賞口とは別の位置であり、前記始動ゲートより下方の位置に配置され、前記始動ゲートを通過した遊技球が流入することで第4事象を発生させる第3入賞口と、
    前記第1始動入賞口に取り付けられ、閉位置にある非作動状態では前記第1放出口と前記第1始動入賞口とをつないだ第1経路以外の前記遊技領域内を流下する遊技球の前記第1始動入賞口への流入を困難にする一方、前記第4事象が発生した場合、前記閉位置から開位置に向けて変位した作動状態に変化することで、前記第1経路以外の前記遊技領域内を流下する遊技球の前記第1始動入賞口への流入を容易化する第1事象発生頻度可変役物と
    を備えることを特徴とする遊技機。
  3. 遊技領域内に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が流入することで第1事象を発生させる第1始動入賞口と、
    前記遊技領域内で前記第1始動入賞口とは別の位置に配置され、前記遊技領域内を流下する遊技球が流入することで第2事象を発生させる第2始動入賞口と、
    前記遊技領域内で前記第1始動入賞口、及び、前記第2始動入賞口より上方の位置に配置された流入口と、前記第1事象の発生が容易となる態様により前記遊技領域内へ遊技球を放出する第1放出口と、前記第1放出口とは別に前記第2事象の発生が容易となる態様により前記遊技領域内へ遊技球を放出する第2放出口と、前記流入口から流入してきた遊技球の自重を利用して回転することで、その遊技球を前記第1放出口、及び、前記第2放出口へ順に繰り返し振り分ける振り分け機構とを含む2方向球振り分け装置と、
    前記第1始動入賞口及び前記第2始動入賞口が配置される領域とは別の前記遊技領域内の特別遊技領域内に配置され、前記特別遊技領域内を流下する遊技球が通過することで第3事象を発生させる始動ゲートと、
    前記特別遊技領域内で前記始動ゲートより下方の位置に配置され、前記特別遊技領域内を流下する遊技球が流入することで第4事象を発生させる第3入賞口と、
    前記特別遊技領域内で前記始動ゲートと前記第3入賞口との間に配置された特殊流入口と、前記第4事象の発生が容易となる態様により前記特別遊技領域内へ遊技球を放出する特殊放出口を少なくとも含む複数の放出口と、前記特殊流入口から流入してきた遊技球の自重を利用して回転することで、その遊技球を前記複数の放出口へ順に繰り返し振り分ける振り分け機構とを含む特殊球振り分け装置と、
    前記第2始動入賞口に取り付けられ、閉位置にある非作動状態では前記特別遊技領域内を流下する遊技球の前記第2始動入賞口への流入を困難にする一方、前記第3事象が発生し、かつ、所定の作動条件が満たされた場合、前記閉位置から開位置に向けて変位した作動状態に変化することで、前記特別遊技領域内を流下する遊技球の前記第2始動入賞口への流入を容易化する第2事象発生頻度可変役物と、
    前記第1始動入賞口に取り付けられ、閉位置にある非作動状態では前記特別遊技領域内を流下する遊技球の前記第1始動入賞口への流入を困難にする一方、前記第4事象が発生した場合、前記閉位置から開位置に向けて変位した作動状態に変化することで、前記特別遊技領域内を流下する遊技球の前記第1始動入賞口への流入を容易化する第1事象発生頻度可変役物と
    を備えることを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の遊技機において、
    遊技中に前記第3事象が発生したことを条件として、所定の作動抽選を実行する作動抽選実行手段と、
    前記作動抽選実行手段により前記所定の作動抽選が実行されると、予め設定された変動時間にわたり普通図柄を変動表示させた後に前記所定の作動抽選の結果に応じた態様で普通図柄を停止表示させる普通図柄表示手段と
    を更に備え、
    前記第2事象発生頻度可変役物は、
    前記所定の作動抽選の結果が当選に該当し、かつ、前記普通図柄表示手段により前記普通図柄が変動表示された後に前記所定の作動抽選の結果が当選であることを表す態様で前記普通図柄が停止表示されると、前記所定の作動条件が満たされたとし、前記作動状態に変化することで、遊技球の前記第2始動入賞口への流入を容易化することを特徴とする遊技機。
  5. 請求項4に記載の遊技機において、
    遊技中に前記第1事象又は前記第2事象が発生したことを条件として、所定の内部抽選を実行する内部抽選実行手段と、
    前記内部抽選実行手段により前記所定の内部抽選が実行されると、予め設定された変動時間にわたり図柄を変動表示させた後に前記所定の抽選の結果に応じた態様で図柄を停止表示させる図柄表示手段と、
    前記所定の内部抽選の結果が当選に該当し、かつ、前記図柄表示手段により前記図柄が変動表示された後に前記所定の抽選の結果が当選であることを表す態様で前記図柄が停止表示されると、大入賞口への遊技球の入球を不能な状態から可能な状態に変移させる開放動作を所定の態様で行う特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
    所定の条件を満たした状態で、前記特別遊技実行手段による前記特別遊技の実行が終了すると、前記図柄表示手段による前記図柄の変動回数が所定の上限回数に達するまでの間、前記作動抽選実行手段による前記所定の作動抽選において当選に関する当選確率を通常よりも高く設定した上で、前記第2事象発生頻度可変役物により前記第2始動入賞口への流入が容易化される時間を通常よりも長く設定する第2事象発生頻度設定手段と、
    を更に備えることを特徴とする遊技機。
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