JP2019180706A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2019180706A
JP2019180706A JP2018074410A JP2018074410A JP2019180706A JP 2019180706 A JP2019180706 A JP 2019180706A JP 2018074410 A JP2018074410 A JP 2018074410A JP 2018074410 A JP2018074410 A JP 2018074410A JP 2019180706 A JP2019180706 A JP 2019180706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
logo
unit
light emitting
game
board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018074410A
Other languages
English (en)
Inventor
康仁 伊藤
Yasuhito Ito
康仁 伊藤
正明 岸
Masaaki Kishi
正明 岸
佳嗣 石原
Yoshitsugu Ishihara
佳嗣 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2018074410A priority Critical patent/JP2019180706A/ja
Publication of JP2019180706A publication Critical patent/JP2019180706A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】拡散シートの利用の仕方を改良する。【解決手段】ロゴ役物200は、4個の図形ごとに高低差を付け立体的に構成している。単一のロゴ基板カバー264上に電飾基板262を配置し、そこから所定の距離のロゴレンズベース220及びロゴインナーレンズ240を発光させる。レンズは、ロゴレンズベース220及びロゴインナーレンズ240の2枚構成であり、2枚のレンズの間には、所定間隔の隙間を設けて拡散シート230を配置可能としている。LED263と第3前方発光面223aとの間のように、十分な距離がある箇所(L1)は、1枚の拡散シート230を設置する隙間(W1)とし、LED263と第4前方発光面224aとの間のように、十分な距離がない箇所(L2)は、W1より大きな隙間(W2)を設け、2枚の拡散シート230を設置可能としている。これにより、LEDとレンズとの距離が近くなることによる点発光を回避することができる。【選択図】図6

Description

本発明は、遊技を実行する遊技機に関する。
従来の技術として、拡散シートを用いて光を拡散させる技術が知られている(例えば、特許文献1,2)。
特開2012−152505号公報 特開2013−188673号公報
上述した先行技術は、拡散シートを用いて光を拡散させる技術であるが、拡散シートの利用の仕方は改善の余地がある。
そこで本発明は、拡散シートの利用の仕方を改良した技術の提供を課題とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するため以下の解決手段を採用する。なお、以下の括弧書中の文言はあくまで例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。また、本発明は、以下の解決手段に示す各発明特定事項を少なくとも1つ含む発明とすることができる。さらに、以下の解決手段に示す各発明特定事項には、発明特定事項を限定する要素を追加して下位概念化することができ、発明特定事項を限定する要素を削除して上位概念化することもできる。
解決手段1:本解決手段の遊技機は、光を照射する光照射装置と、前記光照射装置の前方に配置され、前記光照射装置による光の照射により発光する部材であり、前記光照射装置からの距離が第1距離である第1発光面、及び、前記光照射装置からの距離が第1距離よりも近い第2距離である第2発光面を有する装飾部材と、前記光照射装置と前記第1発光面との間、前記光照射装置と前記第2発光面との間で異なる枚数で配置された拡散シートとを備える遊技機である。
本解決手段の遊技機は、以下の構成を備えている。
(1)光を照射する光照射装置を備えている。光照射装置はLEDである。光照射装置には、LEDの発光を制御する基板等を含めてもよい。
(2)上記(1)の光照射装置の前方には装飾部材が配置されている。装飾部材は、上記(1)による光の照射により発光する部材である。装飾部材は、上記(1)の光照射装置からの距離が第1距離である第1発光面、及び、上記(1)の光照射装置からの距離が第1距離よりも近い第2距離である第2発光面を有する部材である。装飾部材の第1発光面及び第2発光面は、透明又は半透明であることが好ましい。
(3)上記(1)の光照射装置と第1発光面との間、上記(1)の光照射装置と第2発光面との間で異なる枚数で配置された拡散シートが設けられている。
例えば、上記(1)の光照射装置と第1発光面との間に、1枚の拡散シートを配置し、上記(1)の光照射装置と第2発光面との間に2枚の拡散シートを配置することができる。
また、上記(1)の光照射装置と第1発光面との間に、2枚の拡散シートを配置し、上記(1)の光照射装置と第2発光面との間に1枚の拡散シートを配置することができる。
拡散シートの枚数は、0枚であってもよく、3枚以上であってもよい。なお、拡散シートを複数枚配置する場合、少なくとも一部が前後方向で重なる位置に配置することが好ましい。
本解決手段によれば、拡散シートは、光照射装置と第1発光面との間、光照射装置と第2発光面との間で異なる枚数で配置しているため、第1発光面での発光具合と、第2発光面での発光具合とを均一にしたり異ならせたりすることができる。これにより、発光による演出の統一化を図ったり、発光による演出のバリエーションを増加させることができ、結果として、拡散シートの利用の仕方を改良することができる。
解決手段2:本解決手段の遊技機は、上述したいずれかの解決手段において、前記装飾部材は、第1レンズ及び前記第1レンズと前後方向で重なる位置に配置された第2レンズを有し、前記拡散シートは、前記第1レンズと前記第2レンズとの間に挟み込まれて配置されていることを特徴とする遊技機である。
本解決手段には、以下の特徴が追加される。
(1)装飾部材は、第1レンズ及び第1レンズと前後方向で重なる位置に配置された第2レンズを有する。
(2)拡散シートは、第1レンズと第2レンズとの間に挟みこまれて配置されている。
本解決手段によれば、拡散シートは、第1レンズと第2レンズとの間に挟みこまれて配置されているため、拡散シートを正確に位置決めしながら、かつ、拡散シートを簡単に配置することができる。
その他の解決手段:本解決手段の遊技機は、上述したいずれかの解決手段において、前記拡散シートは、前記光照射装置と前記第1発光面との間よりも、前記光照射装置と前記第2発光面との間の方が、多い枚数で配置されていることを特徴とする遊技機である。
本解決手段では、拡散シートは、光照射装置と第1発光面との間よりも、光照射装置と第2発光面との間の方が、多い枚数で配置されている。なお、多いとは、前後方向の配置枚数が多いことを示している。
本解決手段によれば、拡散シートは、光照射装置と第1発光面との間よりも、光照射装置と第2発光面との間の方が、多い枚数で配置されているため、光照射装置と第1発光面との間と比較して、光照射装置と第2発光面との間で光をより多く拡散させることができる。これにより、光照射装置からの距離が第1距離よりも近い第2距離である第2発光面において点発光を回避することができ、立体的な(高低差のある)装飾部材であっても均一に発光させることができる。なお、点発光とは、光源と発光面との距離が近すぎるために、光源からの光が発光面に到達するまでの間に十分に拡散せず、発光面の前方側から見ると、光源が点のように見えてしまう現象である。
本発明によれば、拡散シートの利用の仕方を改良することができる。
パチンコ機の正面図である。 パチンコ機の背面図である。 遊技盤ユニットを単独で示す正面図である。 ロゴ役物200の分解斜視図である。 ロゴ役物200の正面図等を示す図である。 図5のB部分の拡大図である。 遊技盤ユニットの一部を拡大して示す正面図である。 パチンコ機に装備された各種の電子機器類を示すブロック図である。 ロゴ役物の変形例を示す図である(1/2)。 ロゴ役物の変形例を示す図である(2/2)。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、パチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と略称する。)1の正面図である。また、図2は、パチンコ機1の背面図である。パチンコ機1は、遊技球を遊技媒体として用いるものであり、遊技者は、遊技場運営者から遊技球を借り受けてパチンコ機1による遊技を行う。なお、パチンコ機1における遊技において、遊技球はその1個1個が遊技価値を有した媒体であり、遊技の成果として遊技者が享受する特典(利益)は、例えば遊技者が獲得した遊技球の数に基づいて遊技価値に換算することができる。以下、図1及び図2を参照しつつパチンコ機1の全体構成について説明する。
ここで、本明細書では、パチンコ機1に相対するようにして着席した遊技者から見て左側を左とし、遊技者から見て右側を右とし、遊技者から見て上側を上とし、遊技者から見て下側を下とし、遊技者から見て手前側を前とし、遊技者から見て奥側を後として説明している。
〔全体構成〕
パチンコ機1は、その本体として主に外枠ユニット2、一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7(プラ枠、遊技機枠)を備えている。遊技者に相対する正面からみて、その最も前面側には一体扉ユニット4が位置している。一体扉ユニット4の背面側(奥側)には内枠アセンブリ7が位置しており、内枠アセンブリ7の外側を囲むようにして外枠ユニット2が配置されている。
外枠ユニット2は、木材及び金属材を縦長の矩形状に組み合わせた構造体であり、この外枠ユニット2は、遊技場内の島設備(図示されていない)に対してねじ等の締結具を用いて固定されるものである。なお、縦長矩形状の外枠ユニット2において、上下の短辺に相当する部位には木材が用いられており、左右の長辺に相当する部位には金属材が用いられている。
一体扉ユニット4は、その下部位置に受皿ユニット6が一体化された構造である。一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7は、外枠ユニット2を介して島設備に取り付けられ、これらはそれぞれ図示しないヒンジ機構を介して開閉式に動作する。図示しないヒンジ機構の開閉軸線は、パチンコ機1の正面からみて左側端部に沿って垂直方向に延びている。
図1中の正面からみて内枠アセンブリ7の右側縁部(図2では左側縁部)には、その内側に統一錠ユニット9が設けられている。また、これに対応して一体扉ユニット4及び外枠ユニット2の右側縁部(裏側)にも、それぞれ図示しない施錠具が設けられている。図1に示されるように、外枠ユニット2に対して一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7が閉じた状態で、その裏側にある統一錠ユニット9は施錠具とともに一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7の開放を不能にしている。
また、受皿ユニット6の右側縁部には鍵穴付きのシリンダ錠6aが設けられている。例えば、遊技場の管理者が専用キーを鍵穴に差し込んでシリンダ錠6aを時計回りに捻ると、統一錠ユニット9が作動して内枠アセンブリ7とともに一体扉ユニット4の開放が可能な状態となる。これら全体を外枠ユニット2から前面側へ開放する(扉のように動かす)と、前面側にてパチンコ機1の裏側が露出することになる。
一方、シリンダ錠6aを反時計回りに捻ると、内枠アセンブリ7は施錠されたままで一体扉ユニット4の施錠だけが解除され、一体扉ユニット4が開放可能となる。一体扉ユニット4を前面側へ開放すると遊技盤ユニット8が直に露出し、この状態で遊技場の管理者が盤面内での球詰まり等の障害を取り除くことができる。また、一体扉ユニット4を開放すると、受皿ユニット6も一緒に前面側へ開放される。
また、パチンコ機1は、遊技用ユニットとして遊技盤ユニット8を備えている。遊技盤ユニット8は、一体扉ユニット4の背後(内側)で内枠アセンブリ7に支持されている。遊技盤ユニット8は、例えば一体扉ユニット4を前面側へ開放した状態で内枠アセンブリ7に対して着脱可能である。一体扉ユニット4には、その中央部に縦長円形状の窓4aが形成されており、この窓4a内にガラスユニット(参照符号なし)が取り付けられている。ガラスユニットは、例えば窓4aの形状に合わせてカットされた2枚の透明板(ガラス板)を組み合わせたものである。ガラスユニットは、一体扉ユニット4の裏側に図示しない取り付け具を介して取り付けられる。遊技盤ユニット8の前面には遊技領域8a(盤面、遊技盤)が形成されており、この遊技領域8aは窓4aを通じて前面側から遊技者に視認可能である。一体扉ユニット4が閉じられると、ガラスユニットの内面と盤面との間に遊技球が流下できる空間が形成される。
〔球皿の構成〕
受皿ユニット6は、全体的に一体扉ユニット4から前面側へ突出した形状をなしており、その上面に上皿6bが形成されている。この上皿6bには、遊技者に貸し出された遊技球(貸球)や入賞により獲得した遊技球(賞球)を貯留することができる。また、受皿ユニット6には、上皿6bの下段の左側に下皿6cが形成されている。この下皿6cには、上皿6bが満杯の状態でさらに払い出された遊技球が貯留される。なお、本実施形態のパチンコ機1はいわゆるCR機(CRユニットに接続する機種)であり、遊技者が借り受けた遊技球は、賞球とは別に裏側の払出装置ユニット172から受皿ユニット6(上皿6b又は下皿6c)に払い出される。
受皿ユニット6の上面には貸出操作部14が設けられており、この貸出操作部14には、球貸ボタン10及び返却ボタン12が配置されている。図示しないCRユニットに有価媒体(例えば磁気記録媒体、記憶IC内蔵媒体等)を投入した状態で球貸ボタン10を遊技者が操作すると、予め決められた度数単位(例えば5度数)に対応する個数(例えば125個)分の遊技球が貸し出される。このため貸出操作部14の上面には度数表示部(図示されていない)が配置されており、この度数表示部には、CRユニットに投入されている有価媒体の残存度数が表示される。なお、遊技者は、返却ボタン12を操作することで、度数が残存している有価媒体の返却を受けることができる。本実施形態ではCR機を例に挙げているが、パチンコ機1はCR機とは別の現金機(CRユニットに接続されない機種)であってもよい。
また、受皿ユニット6の上面には、上段位置にある上皿6bの手前に上皿球抜きボタン6dが設置されており、そして下皿6cの手前の右側には下皿球抜きボタン6eが設置されている。遊技者は上皿球抜きボタン6dを例えば押し込み操作することで、上皿6bに貯留された遊技球を下皿6cへ流下させることができる。また、遊技者は、下皿球抜きボタン6eを例えば押し込み操作することで、下皿6cに貯留された遊技球を下方へ落下させて排出することができる。排出された遊技球は、例えば図示しない球受け箱等に受け止められる。
受皿ユニット6の右下部には、ハンドルユニット16が設置されている。遊技者はこのハンドルユニット16を操作することで発射制御基板セット174を作動させ、遊技領域8aに向けて遊技球を発射する(打ち込む)ことができる(球発射装置)。発射された遊技球は、遊技盤ユニット8の下縁部から左側縁部に沿って上昇し、図示しない外バンドに案内されて遊技領域8a内に放り込まれる。遊技領域8a内には多数の障害釘や風車(図中参照符号なし)等が配置されており、放り込まれた遊技球は障害釘や風車により誘導・案内されながら遊技領域8a内を流下する。なお、遊技領域8a内(盤面、遊技盤)の構成については、別の図面を参照しながらさらに後述する。
〔枠前面の構成〕
一体扉ユニット4には、演出用の構成要素として左トップレンズユニット47及び右上電飾ユニット49が設置されている。このうち左トップレンズユニット47にはガラス枠トップランプ46及び左側のガラス枠装飾ランプ48が組み込まれており、右上電飾ユニット49には右側のガラス枠装飾ランプ50が組み込まれている。その他にも一体扉ユニット4には、左トップレンズユニット47及び右上電飾ユニット49の下方にそれぞれ連なるようにして左右のガラス枠装飾ランプ52が設置されており、これらガラス枠装飾ランプ52は、一体扉ユニット4の左右縁部から受皿ユニット6の上側位置にまで回り込むようにして延びている。一体扉ユニット4においてガラス枠トップランプ46や左右のガラス枠装飾ランプ48,50,52等は、ガラスユニットを取り巻くようにして配置されている。
上述した各種ランプ46,48,50,52は、例えば内蔵するLEDの発光(点灯や点滅、輝度階調の変化、色調の変化等)により演出を実行する。また、一体扉ユニット4の上部において、左トップレンズユニット47及び右上電飾ユニット49にはそれぞれガラス枠上スピーカ54が組み込まれており、左右のガラス枠装飾ランプ52にはそれぞれガラス枠内スピーカ55が組み込まれている。一方、内枠アセンブリ7の右下位置(パチンコ機1の正面からみてハンドルユニット16の左上位置)には内枠スピーカ56が組み込まれており、また外枠ユニット2の左下位置には外枠スピーカ58が組み込まれている。これらスピーカ54,55,56,58は、効果音やBGM、音声等(音響全般)を出力して演出を実行するものである。
〔操作部材〕
また、受皿ユニット6の中央には、上皿6bから前面側上方へ突出するようにして操作ユニット60が設置されている(操作手段)。操作ユニット60は、その中央部に大きなプッシュボタン64を有しており、プッシュボタン64の左側にはハンドルレバー62を有している。操作ユニット60は、演出上で示される様々な場面で操作を受け付けることが可能である。演出上のある場面ではハンドルレバー62が遊技者によって手前側に引き込み操作されたり、別の場面ではプッシュボタン64が押し込み操作されたりする。遊技者は、各種の態様で操作ユニット60を操作することにより、演出内容(例えば液晶表示器42に表示される背景画面)を切り替えたり、例えば図柄の変動中や大当りの確定表示中、あるいは大当り遊技中に何らかの演出(予告演出、確変昇格演出、大役中の昇格演出等)を発生させたりすることができる。
また、プッシュボタン64の周囲には、リング状部65がプッシュボタン64を取り囲むようにして設置されている。リング状部65は、ハンドルレバー62やプッシュボタン64とは異なり、装飾用として設けられた部材であり、ハンドルレバー62の引き込み操作に連動して反時計回りに回転動作する。また、リング状部65は、周方向に一定の間隔で区切られてなる複数のセルを有している。これらのセルは、遊技者による操作を受け付けることはできないが、遊技者に対し操作方法を知らせる場面で有効活用される。
遊技者に何らかの操作を要求する場合、操作ユニット60の操作方法を表す縮小版画像が液晶表示器42の画面に表示される。このとき、指定した操作を行うことが可能な時間(操作有効時間)を併せて遊技者に知らせるために、縮小版画像におけるリング状部65は各セルがあたかもランプであるかのように表現される。より具体的には、縮小版画像中のリング状部65は、操作可能な状態になると全てのセルが点灯しているように表され、残り時間の減少に伴いセルが1つずつ消灯していくように表され、残り時間がなくなると全てのセルが消灯したように表される。実際のリング状部65は光源を有しておらず、画面に表示された縮小版画像に表されたリング状部65のように点灯/消灯することはないが、縮小版画像中のリング状部65の点灯/消灯をこのようにして切り替えることにより、遊技者に対して操作の残り時間を感覚的に把握させることができる。
さらに、プッシュボタン64は、遊技の進行過程で所定の契機が発生すると、上方に大きく突出する構造に構成されている。プッシュボタン64の突出時には、通常時の約3倍の高さまで飛び出す。プッシュボタン64はその内部に光源を有している。プッシュボタン64は、通常時は1色(例えば青色)又は多色に発光するが、突出時にはさらにカラフルに発光して非常な存在感を発揮することができる。このようなプッシュボタン64の動作により、この場面で要求されているボタンの押し込み操作が特別に重要なものであることを遊技者に認識させることができる。
その他に受皿ユニット6の上面には、貸出操作部14に隣接して方向キー66が設置されている。方向キー66は上下左右の方向を示す4つのキースイッチを十字形状に配列したものであり、各方向別のキースイッチは独立して押し込み操作可能である。遊技者は演出上の様々な場面で方向キー66を押し込み操作することで、液晶表示器の画面上に表示されるカーソル等を任意に移動させることができる。
〔裏側の構成〕
図2に示されているように、パチンコ機1の裏側には、電源制御ユニット162や主制御基板ユニット170、払出装置ユニット172、流路ユニット173、発射制御基板セット174、払出制御基板ユニット176、裏カバーユニット178等が設置されている。この他にパチンコ機1の裏側には、パチンコ機1の電源系統や制御系統を構成する各種の電子機器類(図示しない制御コンピュータを含む)や外部端子板160、電源コード(電源プラグ)164、アース線(アース端子)166、図示しない接続配線等が設置されている。
払出装置ユニット172は、例えば賞球タンク172a及び賞球ケース(参照符号なし)を有しており、このうち賞球タンク172aは内枠アセンブリ7の上縁部(裏側)に設置された状態で、図示しない補給経路から補給された遊技球を蓄えることができる。賞球タンク172aに蓄えられた遊技球は、図示しない上側賞球樋を通じて賞球ケースに導かれる。流路ユニット173は、払出装置ユニット172から送り出された遊技球を前面側の受皿ユニット6に向けて案内する。
また、外部端子板160は、パチンコ機1を外部の電子機器(例えばデータ表示装置、ホールコンピュータ等)に接続するためのものであり、この外部端子板160からは、パチンコ機1の遊技進行状態やメンテナンス状態等を表す各種の外部情報信号(例えば賞球情報、扉開放情報、図柄確定回数情報、大当り情報、始動口情報等)が外部の電子機器に向けて出力されるものとなっている。
電源コード164は、例えば遊技場の島設備に設置された電源装置(例えばAC24V)に接続されることで、パチンコ機1の動作に必要な電源(電力)を確保するものである。また、アース線166は、同じく島設備に設置されたアース端子に接続されることで、パチンコ機1のアース(接地)を確保するものである。
図3は、遊技盤ユニット8を単独で示す正面図である。遊技盤ユニット8は、ベースとなる遊技板8bを備えており、この遊技板8bの前面側に遊技領域8aが形成されている。遊技板8bは、例えば透明樹脂板で構成されており、遊技盤ユニット8が内枠アセンブリ7に固定された状態で、遊技板8bの前面はガラスユニットに平行となる。遊技板8bの前面には、略円形状に設置された発射レール(参照符号なし)の内側に遊技領域8aが形成されている。なお、発射レールは遊技板8bの左下隅位置から遊技板8bの右上隅位置まで時計回り方向に延びている。
遊技領域8a内には、その中央位置に比較的大型の演出ユニット40が配置されており、この演出ユニット40を中心として遊技領域8aが左側部分、右側部分及び下部分に大きく分かれている。遊技領域8aの左側部分は、通常遊技状態(低確率非時間短縮状態)で使用される第1遊技領域(左打ち領域)であり、遊技領域8aの右側部分は、特殊遊技状態(大当り遊技状態、小当り遊技状態、低確率時間短縮状態、高確率時間短縮状態等)で使用される第2遊技領域(右打ち領域、特定の領域)である。なお、遊技領域8aの左側部分は、高確率非時間短縮状態(有利遊技状態)においても使用される。また、遊技領域8a内には、演出ユニット40の周辺に中始動入賞口26、始動ゲート20、普通入賞口22,24、可変始動入賞装置28、第1可変入賞装置30、第2可変入賞装置31等が分布して設置されている。
このうち、中始動入賞口26は、遊技領域8aの下部分の中央に配置されている。始動ゲート20、可変始動入賞装置28、第2可変入賞装置31及び第1可変入賞装置30は、遊技領域8aの右側部分に上からこの順番で配置されている。ここで、第1可変入賞装置30は、中始動入賞口26の右側に配置されており、第2可変入賞装置31は、第1可変入賞装置30の右上に配置されている。さらに、左側の3つの普通入賞口22は遊技領域8aの左側部分に配置されており、右側の1つの普通入賞口24(所定の入賞口)は第2可変入賞装置31及び第1可変入賞装置30より下流側に配置されている。
遊技領域8a内に放り込まれた遊技球は、その流下の過程で中始動入賞口26、普通入賞口22,24に入球したり、始動ゲート20を通過したり、作動時の可変始動入賞装置28や開放動作時の第1可変入賞装置30、開放動作時の第2可変入賞装置31に入球したりする。ここで、遊技領域8aの左側領域を流下する遊技球は、主に中始動入賞口26に入球するか、普通入賞口22に入球する可能性がある。一方、遊技領域8aの右側領域を流下する遊技球は、主に始動ゲート20を通過するか、作動時の可変始動入賞装置28に入球するか、開放動作時の第1可変入賞装置30に入球するか、開放動作時の第2可変入賞装置31に入球するか、普通入賞口24に入球する可能性がある。始動ゲート20を通過した遊技球は続けて遊技領域8a内を流下するが、中始動入賞口26、普通入賞口22,24、可変始動入賞装置28、第1可変入賞装置30、第2可変入賞装置31に入球した遊技球は遊技板(遊技盤ユニット8を構成する合板材、透明板等)に形成された貫通孔を通じて遊技盤ユニット8の裏側へ回収される。
ここで、本実施形態では、遊技領域8a(盤面)の構成上、中始動入賞口26や普通入賞口22に遊技球を入球させる場合は、遊技領域8a内の左側部分の領域(左打ち領域)に遊技球を打ち込む(いわゆる「左打ち」を実行する)必要がある。
一方、可変始動入賞装置28や、第1可変入賞装置30、第2可変入賞装置31、普通入賞口24に遊技球を入球させる場合は、遊技領域8a内の右側部分の領域(右打ち領域)に遊技球を打ち込む(いわゆる「右打ち」を実行する)必要がある。
本実施形態において、可変始動入賞装置28は、所定の作動条件が満たされた場合(普通図柄が当りの態様で所定の停止表示時間にわたり停止表示された場合)に作動し、それに伴って右始動入賞口28a(所定の入球口)への入球を可能にする(普通電動役物)。可変始動入賞装置28には、舌片型(ベロタイプ)の開閉部材28bが設けられている。図示の状態にて、開閉部材28bは、盤面より奥に引っ込んだ位置(待避位置)にあり、遊技球が右始動入賞口28aに入球することを不能又は困難にしている。一方、開閉部材28bが盤面より手前側へ突出した位置(駆動位置)に移動すると、開閉部材28bは上方から流下してくる遊技球を受け止め、右始動入賞口28aに遊技球を案内する(右始動入賞口28aへの入球が可能又は容易となる)。なお、可変始動入賞装置28は、開閉部材がその下端縁部分をヒンジとして前方へ倒れ込むように変位して、右始動入賞口を開放する装置であってもよい。
第1可変入賞装置30は、規定の条件が満たされた場合(特別図柄が大当り又は小当りの態様で停止表示された場合)であって所定の第1条件(例えば大当り遊技の1ラウンド目から5ラウンド目、又は、7ラウンド目から16ラウンド目であるという条件、小当り遊技の開放状態であるという条件)が満たされた場合に作動し、第1大入賞口30bへの入球を可能にする(特別電動役物、第1特別入球事象発生手段)。
第1可変入賞装置30は、中始動入賞口26の右側に配置された装置であり(いわゆる下アタッカ)、例えば1つの開閉部材30aを有している。第1可変入賞装置30は、開閉部材30aが盤面の内部にスライドするタイプの装置である(スライド式のアタッカ)。そして、この開閉部材30aは、例えば図示しないソレノイドを用いたリンク機構の働きにより、盤面に対して前後方向に往復動作する。開閉部材30aは、盤面から遊技者側に突出した状態で閉位置(閉鎖状態)にあり、このとき遊技球は開閉部材30aの上面を転動することになるため、第1大入賞口30bへの入球は不能又は困難(第1大入賞口30bは閉塞中)である。そして、第1可変入賞装置30が作動すると、開閉部材30aが盤面の内部に引き込まれ、第1大入賞口30bを開放する(開放状態)。この間に第1可変入賞装置30は遊技球の流入が不能ではない(可能又は容易な)状態となり、第1大入賞口30bへの入球という事象を発生させることができる。
第2可変入賞装置31は、第1可変入賞装置30と同様に規定の条件が満たされた場合(特別図柄が大当りの態様で停止表示された場合)であって、所定の第2条件(例えば大当り遊技の6ラウンド目であるという条件)が満たされた場合に作動し、第2大入賞口31b(特定の入賞口)への入球を可能にする(特別電動役物、第2特別入球事象発生手段)。
第2可変入賞装置31は、第1可変入賞装置30の右上に配置された装置であり(いわゆる上アタッカ)、例えば1つの開閉部材31aを有している。第2可変入賞装置31は、開閉部材31aが盤面の内部にスライドするタイプの装置である(スライド式のアタッカ)。そして、この開閉部材31aは、例えば図示しないソレノイドを用いたリンク機構の働きにより、盤面に対して前後方向に往復動作する。開閉部材31aは、盤面から遊技者側に突出した状態で閉位置(閉鎖状態)にあり、このとき遊技球は開閉部材31aの上面を転動することになるため、第2大入賞口31bへの入球は不能又は困難(第2大入賞口31bは閉塞中)である。そして、第2可変入賞装置31が作動すると、開閉部材31aが盤面の内部に引き込まれ、第2大入賞口31bを開放する(開放状態)。この間に第2可変入賞装置31は遊技球の流入が不能ではない(可能又は容易な)状態となり、第2大入賞口31bへの入球という事象を発生させることができる。
また、第2可変入賞装置31の内部には、第2可変入賞装置31に入球した遊技球を誘導するための誘導通路31cが配置されている。誘導通路31cは、第2大入賞口31bから下方に延び、そこから左に曲がって左下方に延びた後、再び下方に延びている。
そして、誘導通路31cの上流には、第2カウントスイッチ85が配置されており、誘導通路31cの中流には、確変領域用羽根部材31d及び確変領域用孔31eが配置されており、誘導通路31cの下流には、排出口31fが配置されている。
第2可変入賞装置31に入球した遊技球は、最初に第2カウントスイッチ85にて入球したことが検出される。ここで、確変領域用羽根部材31dを作動させる確変領域ソレノイドがONとなっている場合には、確変領域用羽根部材31dが起き上がって遊技球を確変領域用孔31eに導く。一方、確変領域用羽根部材31dを作動させる確変領域ソレノイドがOFFとなっている場合には、確変領域用羽根部材31dが起き上がらないため、遊技球は確変領域用羽根部材31dの上部を通り抜けて、排出口31fに導かれる。
〔確変領域(特定領域)〕
また、確変領域用孔31eの内部には、確変領域(参照符号なし)が設けられている。確変領域は、第2可変入賞装置31が閉鎖状態である場合は遊技球が通過不能な領域であり、第2可変入賞装置31が開放状態である場合であって確変領域用羽根部材31dが作動している場合は遊技球が通過可能な領域である。
確変領域用羽根部材31dは、大当り遊技中に第2可変入賞装置31が開放する際に作動する。確変領域用羽根部材31dの動作パターンは、ラウンドの開始と同時に短期間(例えば0.1秒)にわたり演出領域を開放し、その後に数秒(2〜3秒程度)閉鎖した後に確変領域を長期間(例えば20秒程度)にわたってロング開放するパターンである。なお、ラウンドの開始と同時に実行される短期開放では遊技球は確変領域用羽根部材31dまで到達しないので、この作動によって遊技球が確変領域に導かれることはない。また、確変領域用羽根部材31dが動作しても、第2可変入賞装置31がショート開放する場合には、遊技球が確変領域を通過することはない。
遊技盤ユニット8には、その中央位置から右側部分にかけて演出ユニット40が設置されている。演出ユニット40は、その上縁部40aが遊技球の流下方向を変化させる案内部材として機能する他、その内側に各種の装飾部品40bを備えている。装飾部品40bはその立体的な造形により遊技盤ユニット8の装飾性を高めるとともに、例えば内蔵された発光器(LED等)により透過光を発することで、演出的な動作をすることができる。また、演出ユニット40の内側には液晶表示器42(画像表示器)が設置されており、この液晶表示器42には特別図柄に対応させた演出図柄をはじめ、各種の演出画像が表示される。このように遊技盤ユニット8は、その盤面の構成や演出ユニット40の装飾性に基づいて、遊技者にパチンコ機1の特徴を印象付けている。また、本実施形態のように遊技板8bが透明樹脂板(例えばアクリル板)である場合、前面側だけでなく遊技板8bの背後に配置された各種の装飾体(可動体や発光体を含む)による装飾性を付加することができる。
その他に演出ユニット40の内部には、演出用のロゴ役物200(例えば4個の図形が左右方向に並んだ装飾物)とともに駆動源(例えばモータ、ソレノイド等)が付属している。ロゴ役物200は、液晶表示器42による画像を用いた演出や発光器による演出に加えて、有形物の動作を伴う演出を実行することができる。これらロゴ役物200を用いた演出により、二次元の画像を用いた演出とは別の訴求力を発揮することができる。
また、演出ユニット40の左側縁部には球案内通路40dが形成されており、その下縁部には転動ステージ40eが形成されている。球案内通路40dは遊技領域8a内にて左斜め上方に開口しており、遊技領域8a内を流下する遊技球が無作為に球案内通路40d内に流入すると、その内部を通過して転動ステージ40e上に放出される。転動ステージ40eの上面は滑らかな湾曲面を有しており、ここでは遊技球が左右方向に転動自在である。転動ステージ40e上で転動した遊技球は、やがて下方の遊技領域8a内に流下する。転動ステージ40eの中央位置には球放出路40kが形成されており、転動ステージ40eから球放出路40kに案内された遊技球は、その真下にある中始動入賞口26に流入しやすくなる。
その他、遊技領域8a内にはアウト口32が形成されており、各種入賞口に入球(入賞)しなかった遊技球は最終的にアウト口32を通じて遊技盤ユニット8の裏側へ回収される。また、普通入賞口22,24や中始動入賞口26、右始動入賞口28a、第1可変入賞装置30、第2可変入賞装置31に入球した遊技球も含めて、遊技領域8a内に打ち込まれた全ての遊技球は遊技盤ユニット8の裏側へ回収される。回収された遊技球は、図示しないアウト通路アセンブリを通じてパチンコ機1の裏側から枠外へ排出され、さらに図示しない島設備の補給経路に合流する。
図4は、ロゴ役物200の分解斜視図である。
ロゴ役物200は、前方側から順番に、ロゴベース210、ロゴレンズベース220、拡散シート230、ロゴインナーレンズ240、ロゴ遮蔽部材250、ロゴ基板ユニット260を備えている。
ロゴベース210は、ロゴ役物200の土台となる部材である。
ロゴベース210は、中空の部材となっており、内部に、ロゴレンズベース220、拡散シート230、ロゴインナーレンズ240、ロゴ遮蔽部材250及びロゴ基板ユニット260が収納される。
ロゴレンズベース220は、第1レンズであり、ロゴ基板ユニット260に配置されたLED263の発光により前面側が発光する。
ロゴレンズベース220は、4個の第1前方発光部221〜第4前方発光部224を有し、4個の第1前方発光部221〜第4前方発光部224は、前方側に、それぞれ第1前方発光面221a〜第4前方発光面224aを有する。
ロゴレンズベース220の表面又は裏面には、意匠性や光の拡散性を向上させるために、所定形状のカット(水泡形状の凹状の彫り等)を形成することが好ましい。
拡散シート230は、光の拡散を補助するシートである。拡散シート230は、単一の光源を複数の光源に増加させるように光を反射させる凹凸が形成されているものであることが好ましい。
本実施形態では、拡散シート230として5枚のシートが配置されている。
5枚のシートは、具体的には、ロゴ左意匠シート231、ロゴ中左意匠シート232、ロゴ中右意匠シート233、第1ロゴ右意匠シート234A、第2ロゴ右意匠シート234Bである。
ロゴレンズベース220における左側の3個の第1前方発光部221〜第3前方発光部223に対応する位置には、それぞれ1枚の拡散シート230(ロゴ左意匠シート231、ロゴ中左意匠シート232、ロゴ中右意匠シート233)が配置される。
一方、ロゴレンズベース220における右側の第4前方発光部224に対応する位置には、2枚の拡散シート230(第1ロゴ右意匠シート234A、第2ロゴ右意匠シート234B)が前後方向で重ねて配置される。
ロゴ左意匠シート231、ロゴ中左意匠シート232、ロゴ中右意匠シート233、第1ロゴ右意匠シート234Aは、それぞれ、前方の第1前方発光部221〜第4前方発光部224の形状に合わせたシート形状とすることができる。
第2ロゴ右意匠シート234Bは、第1ロゴ右意匠シート234Aと同一のシート形状とすることができる。また、第2ロゴ右意匠シート234Bは、第1ロゴ右意匠シート234Aと同一の内容のシートとしたり、異なる内容のシートとしたりすることができる。
同一の内容のシートとする場合、素材も同一であり、光の拡散方向(シートに形成する凹凸の形状、カット形状)も同一とすることができる。
異なる内容のシートとする場合、素材自体を異ならせてもよいし、素材は同一としながら、光の拡散方向を異ならせたシートとすることもできる。
なお、拡散シート230は、接着剤やピン等の固定手段によってロゴレンズベース220やロゴインナーレンズ240に固定してもよい。
第1前方発光部221に対応する箇所は、LEDからレンズ裏面(例えば、ロゴレンズベース220の裏面、ロゴインナーレンズ240の裏面等)までの距離について9mm以上の距離(例えば、12〜17mmの距離)を確保することができ、点発光が発生しにくいため、1枚の拡散シートで十分である。
一方、第4前方発光部224に対応する箇所は、LEDからレンズ裏面までの距離について8mm以下の距離(例えば、3〜8mmの距離)しか確保することができず、点発光が発生しやすいため、2枚の拡散シートを配置する必要がある。
遊技領域は、前後方向の距離に制限が設けられているため、発光面と光照射装置(LED)とにおける前後方向の距離が部分的に近接しやすい(点発光しやすい)立体的な装飾部材(ロゴ役物)となる。そこで、本実施形態では、違和感のない発光(部分的な点発光をさせない演出報知)とするため、立体的な各発光面に応じた拡散シートの配置としている。
ロゴインナーレンズ240は、第2レンズであり、ロゴ基板ユニット260に配置されたLED263の発光により前面側が発光する。
ロゴインナーレンズ240は、ロゴレンズベース220と前後方向で重なる位置に配置されている。
ロゴインナーレンズ240は、4個の前方発光部(第1後方発光部241〜第4後方発光部244)を有し、4個の前方発光部は、前方側に、それぞれ第1後方発光面241a〜第4後方発光面244aを有する。
ロゴインナーレンズ240の表面又は裏面には、意匠性や光の拡散性を向上させるために、規定形状のカット(凹状の無数の半球の彫り等)を形成することが好ましい。
ロゴ遮蔽部材250は、LED263による光の拡散を調整する部材であり、後方のLED263に対応する位置に開口が形成されている。
ロゴ遮蔽部材250は、左右方向及び上下方向に形成された遮蔽板252を有する。
遮蔽板252は、ロゴ遮蔽部材250に形成された開口の周囲を取り囲むようにして配置され、4個の発光面(図形、個別発光部)を仕切るとともに、単独の発光面を上段・中段・下段で仕切っている。
これにより、ロゴ役物200の4個の発光面を例えば左側から右側に向けて1個ずつ発光させる演出を実行したり、ロゴ役物200の4個の発光面を上側から下側に向けて「上段→中段→下段」といったように発光させたりすることができる。
ロゴ基板ユニット260は、ロゴ役物200(LED263)の発光を制御するユニットであり、電飾基板262及びロゴ基板カバー264を有する。
電飾基板262は、複数のLED263を有する。電飾基板262及びLED263は、前方に配置されたロゴレンズベース220等に向けて光を照射する光照射装置である。
LED263の数は、特に限定されるものではなく、ロゴレンズベース220やロゴインナーレンズ240の形状に合わせて任意の数を配置することができる。ただし、第4前方発光部224に対応する位置は、前方に2枚の拡散シート230が配置され、かつ、第4前方発光面224aまでの距離が近いため、その他の第1前方発光部221〜第3前方発光部223よりも多い数のLEDを配置することが好ましい。これにより、第4前方発光部224に対応する位置において、多くの光量を確保しつつ、より広い照射範囲を確保することができる。
ロゴ基板カバー264は、電飾基板262の土台となる部材である。
ロゴ基板カバー264には、ピンやネジ等の結合部材265が配置されている。
そして、ロゴベース210とロゴ基板ユニット260とは、ロゴベース210の裏面に形成された不図示の結合部材と、ロゴ基板ユニット260に形成された結合部材265によって結合される。
図5は、ロゴ役物200の正面図等を示す図である。
図中(A)は、ロゴ役物200の平面図であり、図中(B)は、ロゴ役物200の正面図であり、図中(C)は、ロゴ役物200の右側面図であり、図中(D)は、図中(B)のA−A切断線に沿ったロゴ役物200の断面図である。
図5中(A)に示すように、ロゴ役物200を上方から見ると、前方に、ロゴベース210が配置され、後方に、ロゴ基板カバー264が配置されている。ロゴ基板カバー264の後方側の端部には、取り付けピン266が配置されており、この取り付けピン266等によって、遊技盤ユニット8にロゴ役物200を取り付けることができる。
第1前方発光面221a〜第4前方発光面224aは、前後方向においてそれぞれ段差をもって形成されており、高低差のある発光面を形成している。このうち、第3前方発光面223aは、最も前方側に配置されており、第4前方発光面224aは、最も後方側に配置されている。
図5中(B)に示すように、ロゴ役物200を正面から見ると、周囲に、ロゴベース210が配置され、ロゴベース210の内側に、ロゴレンズベース220が配置されている。
図5中(C)に示すように、ロゴ役物200を右側から見ると、前方に、ロゴレンズベース220の一部が視認可能に配置され、ロゴレンズベース220を取り囲むようにして、ロゴベース210が配置され、ロゴベース210の後方にロゴ基板カバー264が配置されている。
図5中(D)に示すように、ロゴ役物200の内部では、前方側から順番に、ロゴベース210、ロゴレンズベース220、拡散シート230、ロゴインナーレンズ240、ロゴ遮蔽部材250、ロゴ基板ユニット260が配置されている。
図6は、図5のB部分の拡大図である。
図6に示すように、ロゴレンズベース220の第3前方発光面223aに対応する位置には、ロゴレンズベース220とロゴインナーレンズ240との間に挟み込まれるようにして、1枚のロゴ中右意匠シート233(拡散シート230)が配置されている。
また、ロゴレンズベース220の第4前方発光面224aに対応する位置には、ロゴレンズベース220とロゴインナーレンズ240との間に挟み込まれるようにして、第1ロゴ右意匠シート234A及び第2ロゴ右意匠シート234Bの2枚の拡散シート230が配置されている。
第1ロゴ右意匠シート234A及び第2ロゴ右意匠シート234Bが配置されている場所の間隔、すなわち、ロゴレンズベース220とロゴインナーレンズ240との間隔W2は、ロゴ中右意匠シート233が配置されている場所の間隔、すなわち、ロゴレンズベース220とロゴインナーレンズ240との間隔W1よりも広い。
間隔W1は、1枚の拡散シート230を収納可能な間隔であり、間隔W2は、2枚の拡散シート230を収納可能な間隔である。なお、特に図示はしていないが、ロゴ左意匠シート231や、ロゴ中左意匠シート232が収納される場所の間隔は、間隔W1と同様の間隔である。
また、LED263から第3前方発光面223aまでの距離L1は、LED263から第4前方発光面224aまでの距離L2よりも遠い。なお、距離L1及び距離L2は、LEDと発光面における最短距離を示しているが、LEDと発光面における最長距離であっても、距離L1と距離L2の関係は同様である。
このように、ロゴ役物200(装飾部材)の発光面は、LED263(光照射装置)の前方に配置されており、LED263による光の照射により発光する。
また、ロゴ役物200は、LED263からの距離が第1距離L1である第3前方発光面223a(第1発光面)、及び、LED263からの距離が第1距離L1よりも近い第2距離L2である第4前方発光面224a(第2発光面)を有する部材である。なお、第1前方発光面221a及び第2前方発光面222aは、第1発光面に該当するものとすることができる。
また、拡散シート230は、LED263と第3前方発光面223a(第1発光面)との間、LED263と第4前方発光面224a(第2発光面)との間で異なる枚数で配置されている。
さらに、拡散シート230は、LED263と第3前方発光面223a(第1発光面)との間よりも、LED263と第4前方発光面224a(第2発光面)との間の方が、多い枚数で配置されている。
図7は、遊技盤ユニット8の一部(窓4a内の左下位置)を拡大して示す正面図である。すなわち遊技盤ユニット8には、例えば窓4a内の左下位置に普通図柄表示装置33及び普通図柄作動記憶ランプ33aが設けられている他、第1特別図柄表示装置34、第2特別図柄表示装置35及び遊技状態表示装置38が設けられている。このうち普通図柄表示装置33は、例えば2つのランプ(LED)を交互に点灯させて普通図柄を変動表示し、そしてランプの点灯又は消灯により普通図柄を停止表示する。普通図柄作動記憶ランプ33aは、例えば2つのランプ(LED)の消灯又は点灯、点滅の組み合わせによって0〜4個の記憶数を表示する。例えば、2つのランプをともに消灯させた表示態様では記憶数0個を表示し、1つのランプを点灯させた表示態様では記憶数1個を表示し、同じ1つのランプを点滅させた表示態様では記憶数2個を表示し、1つのランプの点滅に加えてもう1つのランプを点灯させた表示態様では記憶数3個を表示し、そして2つのランプをともに点滅させた表示態様では記憶数4個を表示する、といった具合である。なお、ここでは2つのランプ(LED)を使用することとしているが、4つのランプ(LED)を使用して普通図柄作動記憶ランプ33aを構成してもよい。この場合、点灯するランプの個数で作動記憶数を表示することができる。
普通図柄作動記憶ランプ33aは、始動ゲート20を遊技球が通過すると、その都度、作動抽選の契機となる通過が発生したことを記憶する意味で1個ずつ増加後の表示態様へと変化していき(最大4個まで)、その通過を契機として普通図柄の変動が開始されるごとに1個ずつ減少後の表示態様へと変化していく。なお、本実施形態では、普通図柄作動記憶ランプ33aが未点灯(記憶数が0個)の場合、普通図柄が既に変動開始可能な状態(停止表示時)で始動ゲート20を遊技球が通過しても表示態様は変化しない。すなわち、普通図柄作動記憶ランプ33aの表示態様によって表される記憶数(最大4個)は、その時点で未だ普通図柄の変動が開始されていない通過の回数を表している。
また、第1特別図柄表示装置34及び第2特別図柄表示装置35は、例えばそれぞれ7セグメントLED(ドット付き)により、対応する第1特別図柄又は第2特別図柄の変動状態と停止状態とを表示することができる(図柄表示手段)。なお、第1特別図柄表示装置34や第2特別図柄表示装置35は、複数のドットLEDを幾何学的(例えば円形状)に配列した形態であってもよい。
また、第1特別図柄作動記憶ランプ34a及び第2特別図柄作動記憶ランプ35aは、例えばそれぞれ2つのランプ(LED)の消灯又は点灯、点滅の組み合わせで構成される表示態様により、それぞれ0〜4個の記憶数を表示する(記憶数表示手段)。例えば、2つのランプをともに消灯させた表示態様では記憶数0個を表示し、1つのランプを点灯させた表示態様では記憶数1個を表示し、同じ1つのランプを点滅させた表示態様では記憶数2個を表示し、1つのランプの点滅に加えてもう1つのランプを点灯させた表示態様では記憶数3個を表示し、そして2つのランプをともに点滅させた表示態様では記憶数4個を表示する、といった具合である。
第1特別図柄作動記憶ランプ34aは、中始動入賞口26に遊技球が入球するごとに、中始動入賞口26に遊技球が入球したことを記憶する意味で1個ずつ増加後の表示態様へと変化していき(最大4個まで)、その入球を契機として特別図柄の変動が開始されるごとに1個ずつ減少後の表示態様へと変化していく。また、第2特別図柄作動記憶ランプ35aは、可変始動入賞装置28に遊技球が入球するごとに、右始動入賞口28aに遊技球が入球したことを記憶する意味で1個ずつ増加後の表示態様へと変化し(最大4個まで)、その入球を契機として特別図柄の変動が開始されるごとに1個ずつ減少後の表示態様へと変化する。なお、本実施形態では、第1特別図柄作動記憶ランプ34aが未点灯(記憶数が0個)の場合、第1特別図柄が既に変動開始可能な状態(停止表示時)で中始動入賞口26に遊技球が入球しても表示態様は変化しない。また、第2特別図柄作動記憶ランプ35aが未点灯(記憶数が0個)の場合、第2特別図柄が既に変動開始可能な状態(停止表示時)で可変始動入賞装置28に遊技球が入球しても表示態様は変化しない。すなわち、各特別図柄作動記憶ランプ34a,35aの表示態様により表される記憶数(最大4個)は、その時点で未だ第1特別図柄又は第2特別図柄の変動が開始されていない入球の回数を表している。
また、遊技状態表示装置38には、例えば大当り種別表示ランプ38a,38b,38c、確率変動状態表示ランプ38d、時短状態表示ランプ38e、発射位置指定ランプ38fにそれぞれ対応するLEDが含まれている。なお、本実施形態では、上述した普通図柄表示装置33や普通図柄作動記憶ランプ33a、第1特別図柄表示装置34、第2特別図柄表示装置35、第1特別図柄作動記憶ランプ34a、第2特別図柄作動記憶ランプ35a及び遊技状態表示装置38が1枚の統合表示基板89に実装された状態で遊技盤ユニット8に取り付けられている。
統合表示基板89に実装されたこれらのLEDランプは、その点灯又は消灯の切り替えを制御する目的で、異なる4つの制御領域(以下、「コモン」と称する)に区分けされている。見方を変えると、統合表示基板89には4つのコモンが存在し、個々のランプはいずれか1つのコモンに属している。本実施形態においてはダイナミック点灯方式が採用されており、ランプの駆動は割込周期(例えば4ms)の間隔をおいてコモン単位で順に行われる。したがって、統合表示基板89に実装された全てのランプが同時に駆動されることはない。
〔制御上の構成〕
次に、パチンコ機1の制御に関する構成について説明する。図8は、パチンコ機1に装備された各種の電子機器類を示すブロック図である。パチンコ機1は、制御動作の中枢となる主制御装置70(主制御用コンピュータ)を備えており、この主制御装置70は主に、パチンコ機1における遊技の進行を制御する機能を有している。なお、主制御装置70は、主制御基板ユニット170に内蔵されている。
また、主制御装置70には、中央演算処理装置である主制御CPU72を実装した回路基板(主制御基板)が装備されており、主制御CPU72は、図示しないCPUコアやレジスタとともにROM74、RAM(RWM)76等の半導体メモリを集積したLSIとして構成されている。また、主制御装置70には、乱数回路75や割込コントローラ(割込CTR)192、パラレルI/Oポート79、タイマ回路(PTC)194、シリアル通信回路(SCU)196が装備されている。このうち乱数回路75は、特別図柄抽選の大当り判定用や普通図柄抽選の当り判定用にハードウェア乱数(例えば10進数表記で0〜65535)を発生させるものであり、ここで発生された乱数は主制御CPU72に入力される。また、割込コントローラ192は、パラレルI/Oポート79、タイマ回路194、シリアル通信回路196から各割込要求(XINT割込、PTC割込、SCU割込)を受け付け、これらの割込要求を優先順位に基づき制御する。その他にも主制御装置70には、図示しないクロック発生回路、様々な状態を監視し必要に応じてリセットを発生させるリセットコントローラ等の周辺ICが装備されており、これらは主制御CPU72とともに回路基板上に実装されている。なお、回路基板上(又は内層部分)には、信号伝送経路や電源供給経路、制御用バス等が配線パターンとして形成されている。なお、主制御装置70のI/Oポートはシリアル形式としてもよい。
上述した始動ゲート20には、遊技球の通過を検出するためのゲートスイッチ78が一体的に設けられている。また、遊技盤ユニット8には、中始動入賞口26、可変始動入賞装置28、第1可変入賞装置30及び第2可変入賞装置31にそれぞれ対応して中始動入賞口スイッチ80、右始動入賞口スイッチ82、第1カウントスイッチ84及び第2カウントスイッチ85が装備されている。各始動入賞口スイッチ80,82は、中始動入賞口26、可変始動入賞装置28(右始動入賞口28a)への遊技球の入球を検出するためのものである。また、第1カウントスイッチ84は、第1可変入賞装置30(第1大入賞口)への遊技球の入球を検出し、その数をカウントするためのものである。さらに、第2カウントスイッチ85は、第2可変入賞装置31(第2大入賞口31b)への遊技球の入球を検出し、その数をカウントするためのものである。さらに、確変領域スイッチ95は、第2可変入賞装置31の内部に配置された確変領域を遊技球が通過したことを検出するためのスイッチである(検出手段)。
同様に遊技盤ユニット8には、普通入賞口22への遊技球の入球を検出する第1入賞口スイッチ86と、普通入賞口24への遊技球の入球を検出する第2入賞口スイッチ81とが装備されている。なお、左側の3つの普通入賞口22については、共通の入賞口スイッチ86を用いる構成を例に挙げているが、例えば3つの入賞口スイッチを設置して、各普通入賞口22に対する遊技球の入球を個別に検出してもよい。
いずれにしても、これらスイッチ類の入賞検出信号は、図示しない入出力ドライバを介して主制御CPU72に入力される。なお、遊技盤ユニット8の構成上、本実施形態ではゲートスイッチ78、第1カウントスイッチ84、第2カウントスイッチ85、第1入賞口スイッチ86、第2入賞口スイッチ81、確変領域スイッチ95からの入賞検出信号は、パネル中継端子板87を経由して送信され、パネル中継端子板87には、それぞれの入賞検出信号を中継するための配線パターンや接続端子等が設けられている。
上述した普通図柄表示装置33や普通図柄作動記憶ランプ33a、第1特別図柄表示装置34、第2特別図柄表示装置35、第1特別図柄作動記憶ランプ34a、第2特別図柄作動記憶ランプ35a及び遊技状態表示装置38は、主制御CPU72からの制御信号に基づいて表示動作を制御されている。主制御CPU72は、遊技の進行状況に応じてこれら表示装置33,34,35,38及びランプ33a,34a,35aに対する制御信号を出力し、各LEDの点灯状態を制御している。また、これら表示装置33,34,35,38及びランプ33a,34a,35aは、上述したように1枚の統合表示基板89に実装された状態で遊技盤ユニット8に設置されており、この統合表示基板89にはパネル中継端子板87を中継して主制御CPU72から制御信号が送信される。
また、遊技盤ユニット8には、可変始動入賞装置28、第1可変入賞装置30、第2可変入賞装置31及び確変領域の上流にそれぞれ対応して普通電動役物ソレノイド88、第1大入賞口ソレノイド90、第2大入賞口ソレノイド97及び確変領域用ソレノイド99が設けられている。これらソレノイド88,90,97,99は主制御CPU72からの制御信号に基づいて動作(励磁)し、それぞれ可変始動入賞装置28、第1可変入賞装置30及び第2可変入賞装置31を開閉動作(作動)させたり、確変領域用羽根部材31dを可動させたりする。なお、これらソレノイド88,90,97,99についてもパネル中継端子板87を中継して主制御CPU72から制御信号が送信される。
その他に一体扉ユニット4にはガラス枠開放スイッチ91が設置されており、また、内枠アセンブリ7にはプラ枠開放スイッチ93が設置されている。一体扉ユニット4が単独で開放されると、ガラス枠開放スイッチ91からの接点信号が主制御装置70(主制御CPU72)に入力され、また、外枠ユニット2から内枠アセンブリ7が開放されると、プラ枠開放スイッチ93からの接点信号が主制御装置70(主制御CPU72)に入力される。主制御CPU72は、これら接点信号から一体扉ユニット4や内枠アセンブリ7の開放状態を検出することができる。なお、主制御CPU72は、一体扉ユニット4や内枠アセンブリ7の開放状態を検出すると、外部情報信号として扉開放情報信号を生成する。
パチンコ機1の裏側には、払出制御装置92が装備されている。この払出制御装置92(払出制御コンピュータ)は、上述した払出装置ユニット172の動作を制御する。払出制御装置92には、払出制御CPU94を実装した回路基板(払出制御基板)が装備されており、この払出制御CPU94もまた、図示しないCPUコアとともにROM96、RAM98等の半導体メモリを集積したLSIとして構成されている。払出制御装置92(払出制御CPU94)は、主制御CPU72からの賞球指示コマンドに基づいて払出装置ユニット172の動作を制御し、要求された個数の遊技球の払出動作を実行させる。なお、主制御CPU72は賞球指示コマンドとともに、外部情報信号として賞球情報信号を生成する。
払出装置ユニット172の図示しない賞球ケース内には、払出モータ102(例えばステッピングモータ)とともに払出装置基板100が設置されており、この払出装置基板100には払出モータ102の駆動回路が設けられている。払出装置基板100は、払出制御装置92(払出制御CPU94)からの払出数指示信号に基づいて払出モータ102の回転角度を具体的に制御し、指示された数の遊技球を賞球ケースから払い出させる。払い出された遊技球は、流路ユニット173内の払出流路を通って受皿ユニット6に送られる。
また、例えば賞球ケースの上流位置には払出路球切れスイッチ104が設置されている他、払出モータ102の下流位置には払出計数スイッチ106が設置されている。払出モータ102の駆動により実際に賞球が払い出されると、その都度、払出計数スイッチ106からの計数信号が払出装置基板100に入力される。また、賞球ケースの上流位置で球切れが発生すると、払出路球切れスイッチ104からの接点信号が払出装置基板100に入力される。払出装置基板100は、入力された計数信号や接点信号を払出制御装置92(払出制御CPU94)に送信する。払出制御CPU94は、払出装置基板100から受信した信号に基づき、実際の払出数や球切れ状態を検知することができる。
また、パチンコ機1には、例えば下皿6cの内部(パチンコ機1の正面からみて奧の位置)に満タンスイッチ161が設置されている。実際に払い出された賞球(遊技球)は流路ユニット173を通じて上皿6bに放出されるが、上皿6bが遊技球で満杯になると、それ以上に払い出された遊技球は上述したように下皿6cへ流れ込む。さらに、下皿6cが遊技球で満杯になると、それによって満タンスイッチ161がONになり、満タン検出信号が払出制御装置92(払出制御CPU94)に入力される。これを受けて払出制御CPU94は、主制御CPU72から賞球指示コマンドを受信してもそれ以上の賞球動作を一旦保留とし、未払出の賞球残数をRAM98に記憶させておく。なお、RAM98の記憶は電源断時にもバックアップが可能であり、遊技中に停電(瞬間的な停電を含む)が発生しても、未払出の賞球残数情報が消失してしまうことはない。
また、パチンコ機1の裏側には、発射制御基板108とともに発射ソレノイド110が設置されている(球発射手段)。また、受皿ユニット6内には球送りソレノイド111が設けられている。これら発射制御基板108、発射ソレノイド110及び球送りソレノイド111は上述した発射制御基板セット174を構成しており、このうち発射制御基板108には発射ソレノイド110及び球送りソレノイド111の駆動回路が設けられている。このうち球送りソレノイド111は、受皿ユニット6内に蓄えられた遊技球を1個ずつ、発射機ケース内で所定の発射位置に送り出す動作を行う。また、発射ソレノイド110は、発射位置に送り出された遊技球を打撃し、上述したように遊技領域8aに向けて遊技球を1個ずつ連続的(間欠的)に打ち出す動作を行う。なお、遊技球の発射間隔は、例えば0.6秒程度の間隔(1分間で100個以内)である。
一方、パチンコ機1の表側に位置するハンドルユニット16には、発射レバーボリューム112、タッチセンサ114及び発射停止スイッチ116が設けられている。このうち発射レバーボリューム112は、遊技者による発射ハンドルの操作量(いわゆるストローク)に比例したアナログ信号を生成する。また、タッチセンサ114は、静電容量の変化から遊技者の身体がハンドルユニット16(発射ハンドル)に触れていることを検出し、その検出信号を出力する。そして、発射停止スイッチ116は、遊技者の操作に応じて発射停止信号(接点信号)を生成する。
受皿ユニット6には発射中継端子板118が設置されており、発射レバーボリューム112やタッチセンサ114、発射停止スイッチ116からの各信号は、発射中継端子板118を経由して発射制御基板108に送信される。また、発射制御基板108からの駆動信号は、発射中継端子板118を経由して球送りソレノイド111に印加される。遊技者が発射ハンドルを操作すると、その操作量に応じて発射レバーボリューム112でアナログ信号(エンコードされたデジタル信号でもよい)が生成され、このときの信号に基づいて発射ソレノイド110が駆動される。これにより、遊技者の操作量に応じて遊技球を打ち出す強さが調整されるものとなっている。なお、発射制御基板108の駆動回路は、タッチセンサ114からの検出信号がオフ(ローレベル)の場合か、もしくは発射停止スイッチ116から発射停止信号が入力された場合は発射ソレノイド110の駆動を停止する。この他に、発射中継端子板118には遊技球等貸出装置接続端子板120が接続されており、この遊技球等貸出装置接続端子板120にCRユニットが接続されていない場合、同じく発射制御基板108の駆動回路は発射ソレノイド110の駆動を停止する。
また、受皿ユニット6には度数表示基板122及び貸出及び返却スイッチ基板123が内蔵されている。このうち度数表示基板122には、度数表示部の表示器(3桁分の7セグメントLED)が設けられている。また、貸出及び返却スイッチ基板123には球貸ボタン10や返却ボタン12にそれぞれ接続されるスイッチモジュールが実装されており、球貸ボタン10又は返却ボタン12が操作されると、その操作信号が貸出及び返却スイッチ基板123から遊技球等貸出装置接続端子板120を経由してCRユニットに送信される。また、CRユニットからは、有価媒体の残り度数を表す度数信号が遊技球等貸出装置接続端子板120を経由して度数表示基板122に送信される。度数表示基板122上の図示しない表示回路は、度数信号に基づいて表示器を駆動し、有価媒体の残り度数を数値表示する。また、CRユニットに有価媒体が投入されていなかったり、あるいは投入された有価媒体の残り度数が0になったりした場合、度数表示基板122の表示回路は表示器を駆動してデモ表示(有価媒体の投入を促す表示)を行うこともできる。
また、パチンコ機1は制御上の構成として、演出制御装置124(演出制御用コンピュータ)を備えている。この演出制御装置124は、パチンコ機1における遊技の進行に伴う演出の制御を行う。演出制御装置124にもまた、中央演算処理装置である演出制御CPU126が回路基板(複合サブ制御基板)上に装備されている。演出制御CPU126は、図示しないCPUコアとともにRAM(RWM)130やeDRAM131等の半導体メモリを内蔵したLSIとして構成されている。なお、演出制御装置124は、パチンコ機1の裏側で裏カバーユニット178に覆われる位置に設けられている。
演出制御装置124には、演出を制御する上で必要となる様々な機能部品が装備されている。具体的には、演出の制御に関する基本的なプログラムが格納された制御ROM180や、時刻管理を行うリアルタイムクロック(RTC)184、制御の正常性を監視するウォッチドッグタイマIC(WDTIC)188、演出画像の描画を行うVDP152、演出画面を構成する描画素材(動画像データ)や演出の進行とともに出力される音声素材(音声データ)を格納するCGROM(画像・音声ROM)190の他に、演出の再生に用いられる各種デバイスを制御するための音声IC134、LEDドライバ198、SMC(シリアル制御コントローラ)199及びドライバIC132等が装備されている。
音声IC134は、演出の実行中に再生される効果音やBGM等の音声を生成するサウンドジェネレータであり、アンプを経由してガラス枠上スピーカ54、ガラス枠内スピーカ55、内枠スピーカ56及び外枠スピーカ58に音声を出力することにより、ステレオ2ch又はモノラル2chの音声再生(より大きなチャンネル数としてもよい)を実現する。
LEDドライバ198は、パチンコ機1の前面側に設けられた各種ランプ46〜53,53aの演出の実行にともなう点灯パターン及び輝度パターンを制御する。LEDドライバ198は、先ず演出制御CPU126から送信された指示内容に基づいて点灯パターン及び輝度パターンの制御を行い、これに応じた駆動データをドライバIC132に転送する。
SMC199は、演出ユニット40の内部に設けられた演出用の可動体等の駆動源となる可動体モータ57の駆動パターンを制御する。SMC199は、先ず演出制御CPU126から送信された指示内容に基づいて駆動パターンを生成し、これをドライバIC132に転送する。なお、ここではSMC199をモータの駆動パターン生成にのみ用いているが、SMC199はモータだけでなくランプの点灯パターンや輝度パターンを生成することもできるため、上述したLEDドライバ198に代えてSMC199を適用し、SMC199がランプ及びモータの両方のデータパターンを生成する構成とすることも可能である。
ドライバIC132は、LEDドライバ198やSMC199から転送された駆動データに基づいてランプやモータに対し印加する駆動電圧の制御を行う。ドライバIC132は、例えば図示しないPWM(パルス幅変調)ICやMOSFET等のスイッチング素子を備えており、各種ランプ46〜53,53aや可動体モータ57に印加する駆動電圧をスイッチング(又はデューティ切替)して、その動作を管理することにより、ランプや可動体を用いた演出再生を実現する。なお、各種ランプには、ガラス枠トップランプ46やガラス枠装飾ランプ48,50,52の他に、操作ユニット60の各部位に内蔵された光源や遊技盤ユニット8に設置された装飾・演出用の盤面ランプ53、ロゴ役物200に設置されたロゴ役物ランプ53aが含まれる。盤面ランプ53は、演出ユニット40に内蔵されるLEDや、可変始動入賞装置28、第1可変入賞装置30、第2可変入賞装置31等に内蔵されるLEDに相当するものである。ロゴ役物ランプ53aは、ロゴ役物200に内蔵されるLEDに相当するものである。また、ここではガラス枠装飾ランプ52がサブ接続基板136に接続されている例を挙げているが、受皿ユニット6に受け皿電飾基板を設置し、ガラス枠装飾ランプ52については受け皿電飾基板を介してドライバIC132に接続される構成であってもよい。
演出制御装置124と主制御装置70とは、例えば図示しない通信用ハーネスを介して相互に接続されている。ただし、これらの間の通信は、主制御装置70から演出制御装置124への一方向のみで行われ、逆方向への通信は行われない。なお、通信用ハーネスには、主制御装置70から演出制御装置124に対して送信される各種演出用のコマンド(以下、「演出コマンド」と称する。)のバス幅に応じてパラレル形式を採用してもよいし、それぞれのドライバ(I/O)のハード構成に合わせてシリアル形式を採用してもよい。
本実施形態では一体扉ユニット4の内面にサブ接続基板136が設置されており、ドライバIC132や音声IC134からの駆動信号はサブ接続基板136を経由して各種ランプ46〜52やスピーカ54,55,56,58に印加されている。また、サブ接続基板136には、ハンドルレバー62、ボタンモータ63、プッシュボタン64、方向キー66の他に図示しない音量調整スイッチが接続されており、遊技者がこれらの操作部材を操作すると、それらの接点信号がサブ接続基板136を通じて演出制御装置124に入力される。なお、ここではサブ接続基板136に各操作部材62,64,66を接続した例を挙げているが、受け皿電飾基板を設置する場合、各操作部材62,64,66は受け皿電飾基板に接続されていてもよい。
その他、遊技盤ユニット8にはドライバ基板138が設置されており、このドライバ基板138には盤面ランプ53やロゴ役物ランプ53aの他に可動体モータ57が接続されている。可動体モータ57は、例えば図示しないリンク機構を介してロゴ役物200を駆動する。ドライバIC132からの駆動信号は、ドライバ基板138を経由して盤面ランプ53、ロゴ役物ランプ53a及び可動体モータ57にそれぞれ印加される。
演出制御装置124は、特別図柄の変動中や大当り遊技の実行中等にロゴ役物ランプ53aを点灯させ、ロゴ役物200を発光させることができる。この場合、ロゴ役物200を全点灯させたり、全消灯させたり、4個の図形を左右方向又は上下方向で順番に点灯させたりすることができる。
液晶表示器42は遊技盤ユニット8の裏側に設置されており、遊技盤ユニット8に形成された略矩形の開口を通じてその表示画面が視認可能となっている。また、遊技盤ユニット8の裏側にはインバータ基板158が設置されており、このインバータ基板158は液晶表示器42のバックライト(例えば冷陰極管)に印加される交流電源を生成している。
その他、内枠アセンブリ7の裏側には電源制御ユニット162(電源制御手段)が装備されている。この電源制御ユニット162はスイッチング電源回路を内蔵し、電源コード164を通じて島設備から外部電力(例えばAC24V等)を取り込むと、そこから必要な電力(例えばDC+34V、+12V等)を生成することができる。電源制御ユニット162で生成された電力は、主制御装置70や払出制御装置92、演出制御装置124、インバータ基板158に分配されている。さらに、払出制御装置92を経由して発射制御基板108に電力が供給されている他、遊技球等貸出装置接続端子板120を経由してCRユニットに電力が供給されている。なお、ロジック用の低電圧電力(例えばDC+5V)は、各装置に内蔵された電源用IC(3端子レギュレータ等)で生成される。また、上述したように電源制御ユニット162は、アース線166を通じて島設備にアース(接地)されている。
この他に、電源制御ユニット162にはRAMクリアスイッチ163が設けられている。RAMクリアスイッチ163は、RAMクリア(RAM76の使用禁止領域を除く全領域の初期化)を行うためのスイッチであり、電源投入時にRAMクリアスイッチ163が操作されると、RAMクリア信号が主制御装置70及び払出制御装置92に入力される。なお、RAMクリアスイッチが主制御装置70に設けられていてもよい。また、RAMクリア信号を払出制御装置92には入力させず、主制御装置70がRAMクリア信号の入力を受け付けると、主制御装置70が払出制御装置92に対してRAMクリアコマンドを送信する構成としてもよい。
外部端子板160は払出制御装置92に接続されており、主制御装置70(主制御CPU72)にて生成された各種の外部情報信号は、払出制御装置92を経由して外部端子板160から外部に出力されるものとなっている。主制御装置70(主制御CPU72)及び払出制御装置92(払出制御CPU94)は、外部端子板160を通じてパチンコ機1の外部に向けて外部情報信号を出力することができる。外部端子板160から出力される信号は、例えば遊技場のホールコンピュータ(図示していない)で集計される。なお、ここでは払出制御装置92を経由する構成を例に挙げているが、主制御装置70からそのまま外部情報信号が外部端子板160に出力される構成であってもよい。
以上説明したように、上述した実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)本実施形態によれば、拡散シート230は、LED263(光照射装置)と第1前方発光面221a〜第3前方発光面223a(第1発光面)との間、LED263と第4前方発光面224a(第2発光面)との間で異なる枚数で配置しているため、第1前方発光面221a〜第3前方発光面223aでの発光具合と、第4前方発光面224aでの発光具合とを均一にすることができる(点発光を回避して面発光させることができる)。これにより、発光による演出の統一化を図ることができ、結果として、拡散シート230の利用の仕方を改良することができる。
(2)本実施形態によれば、拡散シート230は、ロゴレンズベース220(第1レンズ)とロゴインナーレンズ240(第2レンズ)との間に挟みこまれて配置されているため、拡散シート230を正確に位置決めしながら、かつ、拡散シート230を簡単に配置することができる。
(3)本実施形態によれば、拡散シート230は、LED263と第1前方発光面221a〜第3前方発光面223aとの間よりも、LED263と第4前方発光面224aとの間の方が、多い枚数で配置されているため、LED263と第1前方発光面221a〜第3前方発光面223aとの間と比較して、LED263と第4前方発光面224aとの間で光をより多く拡散させることができる。これにより、LED263からの第1距離L1よりも近い第2距離L2である第4前方発光面224aにおいて点発光を回避することができ、立体的な(高低差のある)ロゴ役物200であっても均一に発光させることができる(4個の図形の全てで面発光させることができる)。
(4)本実施形態では、4個の図形ごとに高低差を付け立体的に構成したロゴ役物200を採用している。そして、単一のロゴ基板カバー264上に電飾基板262を配置し、そこから所定の距離のロゴレンズベース220及びロゴインナーレンズ240を発光させている。レンズは、ロゴレンズベース220及びロゴインナーレンズ240の2枚構成であり、ロゴレンズベース220とロゴインナーレンズ240との間には、所定間隔の隙間を設けて拡散シート230を配置可能としている。LED263と第3前方発光面223aとの間のように、十分な距離がある箇所(L1)は、1枚の拡散シート230を設置する隙間(W1)とし、LED263と第4前方発光面224aとの間のように、十分な距離がない箇所(L2)は、W1より大きな隙間(W2)を設け、2枚の拡散シート230を設置可能としている。
このように、本実施形態では、LED263と第4前方発光面224aの距離が近くても、拡散シート230を複数枚入れることが可能となる構造としているため、LED263と第4前方発光面224aとの距離が近くなることによる点発光を回避することができ、単一のロゴ基板カバー264(及び電飾基板262)を用いて立体的な(高低差のある)ロゴ役物200を構成することができる。
本発明は上述した一実施形態に制約されることなく、種々に変形して実施することができる。また、パチンコ機1の構造や盤面構成、具体的な数値等は図示のものも含めて好ましい例示であり、これらは適宜に変形可能である。
本発明は、様々なタイプの遊技機(ループタイプ(確変回数に実質的な上限を設定しないタイプ)の遊技機、STタイプ(確変回数に実質的な上限を設定するタイプ)の遊技機、同時回しの遊技機、転落タイプ(転落抽選での当選により高確率状態が終了するタイプ)の遊技機、設定変更機能を有する遊技機、確変領域を有しない遊技機)に適用することができる。
図9及び図10は、ロゴ役物の変形例を示す図である。なお、上述した実施形態と同様の内容は説明する。また、以下の各図では、ロゴレンズベース220、拡散シート230、ロゴインナーレンズ240以外の部材は、図示を省略している。
図9中(A)に示すように、ロゴ役物200Aでは、ロゴレンズベース220における中央の2個の第2前方発光部222,第3前方発光部223に対応する位置には、それぞれ1枚の拡散シート230(ロゴ中左意匠シート232、ロゴ中右意匠シート233)が配置される。
また、ロゴ役物200Aでは、ロゴレンズベース220における左側の第1前方発光部221に対応する位置、及び、右側の第4前方発光部224に対応する位置には、それぞれ2枚の拡散シート230(第1ロゴ左意匠シート231A、第2ロゴ左意匠シート231B、第1ロゴ右意匠シート234A、第2ロゴ右意匠シート234B)が前後方向で重ねて配置される。
このようなロゴ役物200Aとすることにより、LEDに比較的近い左側の第1前方発光面221a、及び、右側の第4前方発光面224aにおいて点発光を回避することができる。
図9中(B)に示すように、ロゴ役物200Bでは、ロゴレンズベース220における左側の3個の第1前方発光部221〜第3前方発光部223に対応する位置には、それぞれ2枚の拡散シート230(第1ロゴ左意匠シート231A、第2ロゴ左意匠シート231B、第1ロゴ中左意匠シート232A、第2ロゴ中左意匠シート232B、第1ロゴ中右意匠シート233A、第2ロゴ中右意匠シート233B)が配置される。
また、ロゴ役物200Bでは、ロゴレンズベース220における右側の第4前方発光部224に対応する位置には、3枚の拡散シート230(第1ロゴ右意匠シート234A、第2ロゴ右意匠シート234B、第3ロゴ右意匠シート234C)が前後方向で重ねて配置される。
このようなロゴ役物200Bとすることにより、LEDから比較的遠い第1前方発光面221a〜第3前方発光面223aにおいても点発光を回避することができ、LEDから比較的近い第4前方発光面224aにおいては、確実に点発光を回避することができる。
図10中(C)に示すように、ロゴ役物200Cでは、ロゴレンズベース220における左側の第1前方発光部221、及び、中央左側の第2前方発光部222に対応する位置には、それぞれ1枚の拡散シート230(ロゴ左意匠シート231、ロゴ中左意匠シート232)が配置される。
また、ロゴ役物200Cでは、中央右側の第3前方発光部223に対応する位置には、拡散シート230が配置されていない。
さらに、ロゴ役物200Cでは、ロゴレンズベース220における右側の第4前方発光部224に対応する位置には、2枚の拡散シート230(第1ロゴ右意匠シート234A、第2ロゴ右意匠シート234B)が前後方向で重ねて配置される。
このようなロゴ役物200Cとすることにより、LEDからもっとも遠い第3前方発光面223aが、拡散シート230を配置しなくてもよいほど離れている場合に、拡散シート230の配置を省略することができ、製造コストを低下させることができる。
図10中(D)に示すように、ロゴ役物200Dでは、ロゴレンズベース220における左側の3個の第1前方発光部221〜第3前方発光部223に対応する位置には、それぞれ2枚の拡散シート230(第1ロゴ左意匠シート231A、第2ロゴ左意匠シート231B、第1ロゴ中左意匠シート232A、第2ロゴ中左意匠シート232B、第1ロゴ中右意匠シート233A、第1ロゴ中右意匠シート233B)が前後方向で重ねて配置される。
また、ロゴ役物200Dでは、ロゴレンズベース220における右側の第4前方発光部224に対応する位置には、それぞれ1枚の拡散シート230(ロゴ右意匠シート234)が配置される。
このようなロゴ役物200Dとすることにより、LEDに比較的近い右側の第4前方発光面224aにおいて、あえて点発光を発生させることができる。
すなわち、上述した実施形態では、LEDとレンズまで十分な距離がある箇所(L1)に、1枚の拡散シート230を設置し、LEDとレンズまで十分な距離がない箇所(L2)に、2枚の拡散シート230を設置する例で説明したが、ロゴ役物200Dでは、LEDとレンズまで十分な距離がある箇所(L1)に、2枚の拡散シート230を設置し、LEDとレンズまで十分な距離がない箇所(L2)に、1枚の拡散シート230を設置している。
このようにすれば、第1前方発光面221a〜第3前方発光面223a(第1発光面)での発光具合と、第4前方発光面224a(第2発光面)での発光具合とを異ならせることができる。これにより、第1前方発光面221a〜第3前方発光面223aでの点発光がより一層抑制される一方、第4前方発光面224aでは点発光が助長され、第1前方発光面221a〜第3前方発光面223aと、第4前方発光面224aとで見た目上の発光具合が異なるものとなり、発光による演出のバリエーションを増加させることができ、結果として、拡散シート230の利用の仕方を改良することができる。
上述した実施形態において、第1前方発光面221a及び第2前方発光面222aは、第1発光面と解釈しても、第2発光面と解釈してもよい。
ロゴ役物200は、前面側に4個の図形を有する装飾物の例で説明したが、4個未満の図形や5個以上の図形を有する装飾物であってもよい。
また、ロゴ役物200は、図形ではなく、又は、図形に加えて、文字や記号を有する装飾物であってもよい。
さらに、ロゴ役物200は、文字、図形、記号等を有しない装飾物(例えば、キャラクターの姿や顔だけを有する装飾物)であってもよい。
上述した実施形態の遊技機は、「発光基板(電飾基板262)に搭載したLED263に基づいて発光する第1ロゴ部と、その第1ロゴ部(第3前方発光面223a)と連続するとともにLEDに近づかせた位置とさせる凹状の第2ロゴ部(第4前方発光面224a)との関係において、その第2ロゴ部では(第2ロゴ部の後方には)点発光の視認状態となることを抑制するために第1ロゴ部よりも多い枚数の拡散シート230を設置可能とする(拡散シートの設置枚数を部分的に多くして設置可能とする)装飾役物(ロゴ役物200)を備える遊技機」とすることができる。
上述した実施形態の遊技機は、「隣り合う連続的な関係とするロゴ毎に凹凸状とさせる立体的なロゴ役物において、発光基板(電飾基板262)と所定間隔を空けて発光させる基準ベース面(第1前方発光面221a〜第3前方発光面223a)における意匠面レンズ(ロゴレンズベース220)とその後方に設けられるカット面レンズ(ロゴインナーレンズ240)との間には1枚の拡散シート230を設置可能な間隔W1を設け、基準ベース面よりも発光基板側に寄せた距離にして発光させる凹状面(第4前方発光面224a)における意匠面レンズとその後方に設けられるカット面レンズとの間には、間隔W1よりも広い間隔W2を設けて複数の拡散シート230を設置可能とするロゴ役物200を備える遊技機」とすることができる。
装飾部材は、例えば、遊技盤、演出役物、入賞役物(電動役物)、入力操作役物、ガラス枠、外枠、球受皿、ハンドルユニット、スピーカ、その他の構造物などを装飾する装飾部材であってもよい。
1 パチンコ機
8 遊技盤ユニット
8a 遊技領域
20 始動ゲート
28 可変始動入賞装置
33 普通図柄表示装置
33a 普通図柄作動記憶ランプ
34 第1特別図柄表示装置
35 第2特別図柄表示装置
34a 第1特別図柄作動記憶ランプ
35a 第2特別図柄作動記憶ランプ
38 遊技状態表示装置
42 液晶表示器
70 主制御装置
72 主制御CPU
76 RAM
124 演出制御装置
126 演出制御CPU
130 RAM

Claims (2)

  1. 光を照射する光照射装置と、
    前記光照射装置の前方に配置され、前記光照射装置による光の照射により発光する部材であり、前記光照射装置からの距離が第1距離である第1発光面、及び、前記光照射装置からの距離が第1距離よりも近い第2距離である第2発光面を有する装飾部材と、
    前記光照射装置と前記第1発光面との間、前記光照射装置と前記第2発光面との間で異なる枚数で配置された拡散シートと
    を備える遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記装飾部材は、
    第1レンズ及び前記第1レンズと前後方向で重なる位置に配置された第2レンズを有し、
    前記拡散シートは、
    前記第1レンズと前記第2レンズとの間に挟み込まれて配置されていることを特徴とする遊技機。
JP2018074410A 2018-04-09 2018-04-09 遊技機 Pending JP2019180706A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018074410A JP2019180706A (ja) 2018-04-09 2018-04-09 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018074410A JP2019180706A (ja) 2018-04-09 2018-04-09 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019180706A true JP2019180706A (ja) 2019-10-24

Family

ID=68337305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018074410A Pending JP2019180706A (ja) 2018-04-09 2018-04-09 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019180706A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021062145A (ja) * 2019-10-17 2021-04-22 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2021062149A (ja) * 2019-10-17 2021-04-22 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2021062148A (ja) * 2019-10-17 2021-04-22 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2021062147A (ja) * 2019-10-17 2021-04-22 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2021108937A (ja) * 2020-01-10 2021-08-02 株式会社ソフイア 遊技機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008113821A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Olympia:Kk 弾球遊技機
JP2010238540A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Renesas Electronics Corp 発光モジュールおよびその製造方法
JP2014184092A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Daito Giken:Kk 遊技台

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008113821A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Olympia:Kk 弾球遊技機
JP2010238540A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Renesas Electronics Corp 発光モジュールおよびその製造方法
JP2014184092A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Daito Giken:Kk 遊技台

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021062145A (ja) * 2019-10-17 2021-04-22 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2021062149A (ja) * 2019-10-17 2021-04-22 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2021062148A (ja) * 2019-10-17 2021-04-22 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2021062147A (ja) * 2019-10-17 2021-04-22 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP7165377B2 (ja) 2019-10-17 2022-11-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP7165379B2 (ja) 2019-10-17 2022-11-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP7165378B2 (ja) 2019-10-17 2022-11-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP7166625B2 (ja) 2019-10-17 2022-11-08 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2021108937A (ja) * 2020-01-10 2021-08-02 株式会社ソフイア 遊技機
JP7262780B2 (ja) 2020-01-10 2023-04-24 株式会社ソフイア 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019180706A (ja) 遊技機
JP2015066076A (ja) 遊技機
JP5265732B2 (ja) 遊技機
JP2017035176A (ja) 遊技機
JP2014239809A (ja) 遊技機
JP2017205146A (ja) 遊技機
JP6202900B2 (ja) 遊技機
JP2012235939A (ja) 遊技機
JP2018201776A (ja) 遊技機
JP2011167227A (ja) 遊技機
JP5944307B2 (ja) 遊技機
JP2019187714A (ja) 遊技機
JP2017023631A (ja) 遊技機
JP2018126322A (ja) 遊技機
JP6848955B2 (ja) 遊技機
JP6767424B2 (ja) 遊技機
JP6979784B2 (ja) 遊技機
JP7257365B2 (ja) 遊技機
JP7464633B2 (ja) 遊技機
JP6033675B2 (ja) 遊技機
JP2017205304A (ja) 遊技機
JP4807755B2 (ja) 遊技機
JP2019187715A (ja) 遊技機
JP2017035168A (ja) 遊技機
JP6929250B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220329