JPH0999112A - 防煙用仕切壁の取付構造 - Google Patents
防煙用仕切壁の取付構造Info
- Publication number
- JPH0999112A JPH0999112A JP7279779A JP27977995A JPH0999112A JP H0999112 A JPH0999112 A JP H0999112A JP 7279779 A JP7279779 A JP 7279779A JP 27977995 A JP27977995 A JP 27977995A JP H0999112 A JPH0999112 A JP H0999112A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling
- partition wall
- partition
- support
- support bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 防煙用仕切壁の取付構造において、仕切部材
の上端を受け入れる天井見切部材を、天井構造部材側に
対し取付ける構成を採ることによって、仕切部材の設置
作業における作業性の改善を図る。 【解決手段】 支持ボルト10の上端を天井構造部材に
取付けて支持ボルトを垂下状に支持すると共に、該垂下
された複数の支持ボルトに複数の仕切部材26を支持さ
せて天井面より垂下する仕切壁1を形成する防煙用仕切
壁の取付構造において、垂下される仕切壁に沿って野縁
7を配置し、仕切部材の上縁を受け入れると共に天井材
8の端縁を支承する天井見切部材11をこの野縁7に取
り付ける。これにより天井見切部材11は野縁7に保持
され、作業者が支える必要がなくなる。
の上端を受け入れる天井見切部材を、天井構造部材側に
対し取付ける構成を採ることによって、仕切部材の設置
作業における作業性の改善を図る。 【解決手段】 支持ボルト10の上端を天井構造部材に
取付けて支持ボルトを垂下状に支持すると共に、該垂下
された複数の支持ボルトに複数の仕切部材26を支持さ
せて天井面より垂下する仕切壁1を形成する防煙用仕切
壁の取付構造において、垂下される仕切壁に沿って野縁
7を配置し、仕切部材の上縁を受け入れると共に天井材
8の端縁を支承する天井見切部材11をこの野縁7に取
り付ける。これにより天井見切部材11は野縁7に保持
され、作業者が支える必要がなくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防煙用仕切壁の取付
構造に関し、特に建築基準法によって一定以上の広さの
部屋の天井に所定幅の仕切壁を垂設することが定められ
ている防煙用仕切壁の取付構造に関する。
構造に関し、特に建築基準法によって一定以上の広さの
部屋の天井に所定幅の仕切壁を垂設することが定められ
ている防煙用仕切壁の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防煙用仕切壁の取付構造
は、支持ボルトの上端を天井構造部材に取付けて支持ボ
ルトを垂下状に支持すると共に、この垂下された複数の
支持ボルトに複数の仕切部材を支持させて天井面より垂
下する仕切壁を形成するようにしている。そしてこの場
合に、仕切部材の上縁を受け入れると共に両側に天井材
の端縁を支承する天井見切部材を設け、仕切部材の上部
を安定させ、また仕切部材と天井材とのつなぎを形成す
るようにしていた。
は、支持ボルトの上端を天井構造部材に取付けて支持ボ
ルトを垂下状に支持すると共に、この垂下された複数の
支持ボルトに複数の仕切部材を支持させて天井面より垂
下する仕切壁を形成するようにしている。そしてこの場
合に、仕切部材の上縁を受け入れると共に両側に天井材
の端縁を支承する天井見切部材を設け、仕切部材の上部
を安定させ、また仕切部材と天井材とのつなぎを形成す
るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の防煙用仕切
壁の取付構造にあっては、上記天井見切部材は上記支持
ボルトないしは天井構造部材側に対して固定されていな
いため、該天井見切部材を作業者が手で押さえつつ、支
持ボルトに対する仕切部材の取り付けを行う必要があ
り、作業性が悪いといった問題があった。そこで本発明
は、天井構造部材側に対し上記天井見切部材を取付ける
構成を採ることによって、仕切部材の設置作業における
作業性の改善を図ることを目的としている。
壁の取付構造にあっては、上記天井見切部材は上記支持
ボルトないしは天井構造部材側に対して固定されていな
いため、該天井見切部材を作業者が手で押さえつつ、支
持ボルトに対する仕切部材の取り付けを行う必要があ
り、作業性が悪いといった問題があった。そこで本発明
は、天井構造部材側に対し上記天井見切部材を取付ける
構成を採ることによって、仕切部材の設置作業における
作業性の改善を図ることを目的としている。
【0004】また本発明は、支持ボルトを隣り合う仕切
部材の突き合わされる端縁の間隙内に通して、仕切部材
の下端を支持する取付構造において、該隣り合う仕切部
材を一体としてその補強を図ると共に、該突き合わせ部
分の外観体裁の向上を図ることを目的としている。
部材の突き合わされる端縁の間隙内に通して、仕切部材
の下端を支持する取付構造において、該隣り合う仕切部
材を一体としてその補強を図ると共に、該突き合わせ部
分の外観体裁の向上を図ることを目的としている。
【0005】さらに本発明は、仕切部材の下端を支持ボ
ルトで支持する構造において、該下端の支持を強化する
ことを目的としている。
ルトで支持する構造において、該下端の支持を強化する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、支持ボルトの上端を天井構造部材に取付けて
支持ボルトを垂下状に支持すると共に、該垂下された複
数の支持ボルトに複数の仕切部材を支持させて天井面よ
り垂下する仕切壁を形成する防煙用仕切壁の取付構造に
おいて、上記天井面の上面において垂下される仕切壁に
沿って天井支持構造部材を構成する長尺状の野縁を配置
し、該野縁に対し、上記仕切部材の上縁を受け入れると
共に天井材の端縁を支承する天井見切部材を取り付ける
ことを特徴として構成されている。
本発明は、支持ボルトの上端を天井構造部材に取付けて
支持ボルトを垂下状に支持すると共に、該垂下された複
数の支持ボルトに複数の仕切部材を支持させて天井面よ
り垂下する仕切壁を形成する防煙用仕切壁の取付構造に
おいて、上記天井面の上面において垂下される仕切壁に
沿って天井支持構造部材を構成する長尺状の野縁を配置
し、該野縁に対し、上記仕切部材の上縁を受け入れると
共に天井材の端縁を支承する天井見切部材を取り付ける
ことを特徴として構成されている。
【0007】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
の発明において、野縁が天井面の上面に当接状に配置さ
れると共に、天井材の間隙に配置された天井見切部材が
上記野縁に対し長手方向に面接してあることを特徴とし
て構成されている。
の発明において、野縁が天井面の上面に当接状に配置さ
れると共に、天井材の間隙に配置された天井見切部材が
上記野縁に対し長手方向に面接してあることを特徴とし
て構成されている。
【0008】また、請求項3記載の本発明は、請求項2
の発明において、野縁と天井見切部材に対し、支持ボル
トが貫通状に配設されていることを特徴として構成され
ている。
の発明において、野縁と天井見切部材に対し、支持ボル
トが貫通状に配設されていることを特徴として構成され
ている。
【0009】また、請求項4記載の本発明は、請求項1
の発明において、支持ボルトが隣り合う仕切部材の突き
合わされる端縁の間隙内に延びて該仕切部材の下端を支
持してなり、上記間隙の両側面に上記仕切部材を連続さ
せる継ぎ目板を設けたことを特徴として構成されてい
る。
の発明において、支持ボルトが隣り合う仕切部材の突き
合わされる端縁の間隙内に延びて該仕切部材の下端を支
持してなり、上記間隙の両側面に上記仕切部材を連続さ
せる継ぎ目板を設けたことを特徴として構成されてい
る。
【0010】また、請求項5記載の本発明は、請求項1
の発明において、各仕切部材に対しその下縁を受け入れ
る断面略コ字状の枠体を設け、各枠体の側端部を各支持
ボルトの下端部に設けた下部受部材で支持することを特
徴として構成されている。
の発明において、各仕切部材に対しその下縁を受け入れ
る断面略コ字状の枠体を設け、各枠体の側端部を各支持
ボルトの下端部に設けた下部受部材で支持することを特
徴として構成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る防煙用仕切壁の取付構造を示す斜視図、図2は図1
のA−A線における断面図、図3は同じくB−B線にお
ける断面図、図4は図2のC−C線における端面図であ
る。
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る防煙用仕切壁の取付構造を示す斜視図、図2は図1
のA−A線における断面図、図3は同じくB−B線にお
ける断面図、図4は図2のC−C線における端面図であ
る。
【0012】本実施形態において防煙用の仕切壁1は、
仕切壁取付装置2にて天井3より垂下保持された状態と
なっている。天井3は、屋根裏部などの駆体4に吊りボ
ルト5にて複数の野縁受け6を平行に支持させ、この野
縁受け6の下面にこれと交差させて平行に複数の野縁7
を止着し天井支持構造を形成している。そして、この複
数の野縁7の下面に天井材8を止着して天井3を張設す
るようにしている。この場合に野縁7は、上方を開口し
た断面略コ字状を有し、仕切壁1が垂下形成される天井
内面に沿って配置される。野縁7の下面中央の長手方向
に沿って、天井見切部材11の取り付け用のビス孔7a
が適宜間隔で複数形成されると共に、支持ボルト10を
貫通する孔7bが形成されている。
仕切壁取付装置2にて天井3より垂下保持された状態と
なっている。天井3は、屋根裏部などの駆体4に吊りボ
ルト5にて複数の野縁受け6を平行に支持させ、この野
縁受け6の下面にこれと交差させて平行に複数の野縁7
を止着し天井支持構造を形成している。そして、この複
数の野縁7の下面に天井材8を止着して天井3を張設す
るようにしている。この場合に野縁7は、上方を開口し
た断面略コ字状を有し、仕切壁1が垂下形成される天井
内面に沿って配置される。野縁7の下面中央の長手方向
に沿って、天井見切部材11の取り付け用のビス孔7a
が適宜間隔で複数形成されると共に、支持ボルト10を
貫通する孔7bが形成されている。
【0013】仕切壁取付装置2は、上部保持装置9と、
支持ボルト10と、天井見切部材11とを備える。上部
保持装置9は、支持ボルト10を吊下げ保持するための
もので、ベース部材12と取付部材13とを備える。ベ
ース部材12は、2本の野縁受け6にまたがり、かつ野
縁受け6に沿って移動可能に載置されるもので、野縁受
け6間にまたがる長さを有しかつ一定の間隔をもって平
行に配した一対のアングル材15と、これら一対のアン
グル材15の両端にあって両アングル材15を連結一体
化すると共にベース部材12の野縁受け6上からの脱落
を防止する断面L字状の曲折片14とを有する。また、
一対のアングル部材15はその長手方向に沿って平行に
立上る一対の立上り片16を形成しており、更にアング
ル材15の立上り片16間位置には支持ボルト10を貫
通させ、かつ支持ボルト10を野縁受け6と交差する方
向に移動可能にするスリット17を形成している。
支持ボルト10と、天井見切部材11とを備える。上部
保持装置9は、支持ボルト10を吊下げ保持するための
もので、ベース部材12と取付部材13とを備える。ベ
ース部材12は、2本の野縁受け6にまたがり、かつ野
縁受け6に沿って移動可能に載置されるもので、野縁受
け6間にまたがる長さを有しかつ一定の間隔をもって平
行に配した一対のアングル材15と、これら一対のアン
グル材15の両端にあって両アングル材15を連結一体
化すると共にベース部材12の野縁受け6上からの脱落
を防止する断面L字状の曲折片14とを有する。また、
一対のアングル部材15はその長手方向に沿って平行に
立上る一対の立上り片16を形成しており、更にアング
ル材15の立上り片16間位置には支持ボルト10を貫
通させ、かつ支持ボルト10を野縁受け6と交差する方
向に移動可能にするスリット17を形成している。
【0014】取付部材13は、ベース部材12の立上り
片16上に被嵌、載置されベース部材12に沿って野縁
受け6と交差方向に移動可能な断面略コ字状のもので、
その頂壁にネジ孔を開けて支持ボルト10の上端部と螺
合するナット部18を形成している。支持ボルト10
は、天井面相応位置で上部支持ボルト19と、下部支持
ボルト20とに分割形成してある。上部支持ボルト19
は、上端部にネジ切りをしたナット締付部21を有し、
ベース部材12のスリット17を貫通して取付部材13
のナット部18に螺着し得るようになっている。また、
上部支持ボルト19の下端部には下部支持ボルト20と
連結するためのジョイントナット部22が形成されてい
る。このジョイントナット部22は上部支持ボルト19
の下端部に円筒状のナット部材23を螺着し、このナッ
ト部材23の下端には天井見切部材11を支持するため
のフランジ部24を一体に形成するようにしている。
片16上に被嵌、載置されベース部材12に沿って野縁
受け6と交差方向に移動可能な断面略コ字状のもので、
その頂壁にネジ孔を開けて支持ボルト10の上端部と螺
合するナット部18を形成している。支持ボルト10
は、天井面相応位置で上部支持ボルト19と、下部支持
ボルト20とに分割形成してある。上部支持ボルト19
は、上端部にネジ切りをしたナット締付部21を有し、
ベース部材12のスリット17を貫通して取付部材13
のナット部18に螺着し得るようになっている。また、
上部支持ボルト19の下端部には下部支持ボルト20と
連結するためのジョイントナット部22が形成されてい
る。このジョイントナット部22は上部支持ボルト19
の下端部に円筒状のナット部材23を螺着し、このナッ
ト部材23の下端には天井見切部材11を支持するため
のフランジ部24を一体に形成するようにしている。
【0015】下部支持ボルト20は、上端部に上部支持
ボルト19のジョイントナット部22に螺着するジョイ
ントネジ部25を形成すると共に、下端部に防煙用の仕
切壁1を形成する仕切部材26の下端を支持する下部受
部材27を取付けるようにしている。この下部受部材2
7は、断面コ字状のもので、下部支持ボルト20の下端
フランジ部28を受け入れる凹部27a及び下部支持ボ
ルト20を貫通させる孔27bを有して、上向きに固着
されるようになっている。
ボルト19のジョイントナット部22に螺着するジョイ
ントネジ部25を形成すると共に、下端部に防煙用の仕
切壁1を形成する仕切部材26の下端を支持する下部受
部材27を取付けるようにしている。この下部受部材2
7は、断面コ字状のもので、下部支持ボルト20の下端
フランジ部28を受け入れる凹部27a及び下部支持ボ
ルト20を貫通させる孔27bを有して、上向きに固着
されるようになっている。
【0016】天井見切部材11は、仕切部材26の上縁
を受入れる下向開口断面コ字状の仕切部材受入部29
と、仕切部材受入部29の両側に形成した天井材8の縁
部を支持するための天井材支持部30とを有する。仕切
部材受入部29の頂部には、上部支持ボルト19の貫通
孔31が形成してあり、上部支持ボルト19を貫通させ
た状態でジョイントナット部22のフランジ部24と係
合して保持されるようになっている。この天井見切部材
11は、野縁7の下面に当接されこれに固着される。す
なわち、仕切部材受入部29の頂部には、上記野縁7に
形成したビス孔7aに対応して孔11aが開けられ、該
孔11aにビス32を下側から通してビス孔7aに螺合
することによって、天井見切部材11は、野縁7に取り
付けられることとなる。
を受入れる下向開口断面コ字状の仕切部材受入部29
と、仕切部材受入部29の両側に形成した天井材8の縁
部を支持するための天井材支持部30とを有する。仕切
部材受入部29の頂部には、上部支持ボルト19の貫通
孔31が形成してあり、上部支持ボルト19を貫通させ
た状態でジョイントナット部22のフランジ部24と係
合して保持されるようになっている。この天井見切部材
11は、野縁7の下面に当接されこれに固着される。す
なわち、仕切部材受入部29の頂部には、上記野縁7に
形成したビス孔7aに対応して孔11aが開けられ、該
孔11aにビス32を下側から通してビス孔7aに螺合
することによって、天井見切部材11は、野縁7に取り
付けられることとなる。
【0017】そして、このように構成される仕切壁取付
装置2は、仕切壁1を形成する天井箇所に沿って適宜間
隔で複数設置され、複数枚の仕切部材26を連続状に支
持させて防煙用の仕切壁1を形成している。仕切部材2
6は、不燃材としてのガラスにて形成されており、その
上縁部を天井見切部材11の仕切部材受入部29内に挿
入して保持させると共に、下縁部を下部支持ボルト20
の下部受部材27に挿入して保持させるようにしてい
る。すなわち、下部支持ボルト20は、隣り合う仕切部
材26の突き合わされる端縁の間隙34内に延びて、そ
の下端を仕切部材26の下端位置まで至らせ、該下端に
仕切部材26を支承する下部受部材27を取り付けてあ
る。この場合に、仕切部材26の下縁には、該下縁を受
け入れる断面略コ字状のスチール製枠体33が設けられ
ており、仕切部材26の下縁はこの枠体33のコ字部内
に圧入され、枠体33は仕切部材26に対し一体とされ
る。そして下部支持ボルト20の下部受部材27は、図
2に示すように、隣り合う仕切部材26に装着した枠体
33の端部を、その両側に載置するようにして仕切部材
26を支承する。
装置2は、仕切壁1を形成する天井箇所に沿って適宜間
隔で複数設置され、複数枚の仕切部材26を連続状に支
持させて防煙用の仕切壁1を形成している。仕切部材2
6は、不燃材としてのガラスにて形成されており、その
上縁部を天井見切部材11の仕切部材受入部29内に挿
入して保持させると共に、下縁部を下部支持ボルト20
の下部受部材27に挿入して保持させるようにしてい
る。すなわち、下部支持ボルト20は、隣り合う仕切部
材26の突き合わされる端縁の間隙34内に延びて、そ
の下端を仕切部材26の下端位置まで至らせ、該下端に
仕切部材26を支承する下部受部材27を取り付けてあ
る。この場合に、仕切部材26の下縁には、該下縁を受
け入れる断面略コ字状のスチール製枠体33が設けられ
ており、仕切部材26の下縁はこの枠体33のコ字部内
に圧入され、枠体33は仕切部材26に対し一体とされ
る。そして下部支持ボルト20の下部受部材27は、図
2に示すように、隣り合う仕切部材26に装着した枠体
33の端部を、その両側に載置するようにして仕切部材
26を支承する。
【0018】下部支持ボルト20を境にして突き合わさ
れた仕切部材26間の隙間34には、不燃性のコーキン
グ部材36が塗り込められ、下部支持ボルト20が覆い
隠される。そしてこの間隙34の両側に、両仕切部材2
6に掛け渡して両仕切部材26を一体にする継ぎ目板3
5が設けられている。継ぎ目板35は、スチール、アル
ミ等の剛性材料からなる細長の平板で、仕切部材26及
びコーキング部材36に接着され、間隙34を覆って外
観体裁を向上させると共に、両仕切部材26を一体的、
連続的にすることによって仕切壁1の全体的強度を高め
るものである。
れた仕切部材26間の隙間34には、不燃性のコーキン
グ部材36が塗り込められ、下部支持ボルト20が覆い
隠される。そしてこの間隙34の両側に、両仕切部材2
6に掛け渡して両仕切部材26を一体にする継ぎ目板3
5が設けられている。継ぎ目板35は、スチール、アル
ミ等の剛性材料からなる細長の平板で、仕切部材26及
びコーキング部材36に接着され、間隙34を覆って外
観体裁を向上させると共に、両仕切部材26を一体的、
連続的にすることによって仕切壁1の全体的強度を高め
るものである。
【0019】次に、このような仕切壁取付装置2を用い
た防煙用仕切壁の取付手順について、図5〜図7を参照
して説明する。仕切壁1を形成する天井面上部には、野
縁受け6で支持された野縁7が予め配置され、仕切壁1
が形成する面方向に伸びている。防煙用仕切壁の取り付
けにおいては、まず、図5に示すように、天井構造部材
に上部保持装置9を設置する。具体的には、駆体4に直
接取付けられる天井構造部材である2本の野縁受け6上
にまたがって上部保持装置9のベース部材12を載置す
る。このベース部材12は野縁受け6上に固定せず、移
動可能な状態にしておく。尚、曲折片14によってベー
ス部材12は野縁受け6からの脱落が防止される。ま
た、ベース部材12には、その立上り片16上に取付部
材13を移動可能に載置する。
た防煙用仕切壁の取付手順について、図5〜図7を参照
して説明する。仕切壁1を形成する天井面上部には、野
縁受け6で支持された野縁7が予め配置され、仕切壁1
が形成する面方向に伸びている。防煙用仕切壁の取り付
けにおいては、まず、図5に示すように、天井構造部材
に上部保持装置9を設置する。具体的には、駆体4に直
接取付けられる天井構造部材である2本の野縁受け6上
にまたがって上部保持装置9のベース部材12を載置す
る。このベース部材12は野縁受け6上に固定せず、移
動可能な状態にしておく。尚、曲折片14によってベー
ス部材12は野縁受け6からの脱落が防止される。ま
た、ベース部材12には、その立上り片16上に取付部
材13を移動可能に載置する。
【0020】次に野縁7の下面に天井見切部材11を当
接し、ビス32で野縁7に固着する(図6参照)。そし
てナット部材23を下端に取り付けた上部支持ボルト1
9を、下側から天井見切部材11の貫通孔31、野縁7
の孔7b及びベース部材12のスリット17に順次貫通
させ、その上端部のナット締付部21を取付部材13の
ナット部18に螺合させて吊下げ状態とする(図7参
照)。この場合、ベース部材12及び取付部材13を移
動させることにより、上部支持ボルト19を最適位置に
位置決めすることが可能となる。
接し、ビス32で野縁7に固着する(図6参照)。そし
てナット部材23を下端に取り付けた上部支持ボルト1
9を、下側から天井見切部材11の貫通孔31、野縁7
の孔7b及びベース部材12のスリット17に順次貫通
させ、その上端部のナット締付部21を取付部材13の
ナット部18に螺合させて吊下げ状態とする(図7参
照)。この場合、ベース部材12及び取付部材13を移
動させることにより、上部支持ボルト19を最適位置に
位置決めすることが可能となる。
【0021】次いで、天井材8を張り渡して天井3を形
成する。この天井材8は野縁7の下面に止着して張り渡
すようになっている。また、天井見切部材11と隣接し
た天井材8は、その天井見切部材11側の縁部を天井見
切部材11の天井材支持部30上に載置して支持させる
(図7参照)。この状態で上部支持ボルト19の下端は
天井見切部材11内で天井面より露出した状態となって
いる。そして、この状態で配線工事や内装工事を行な
う。更に、天井3の形成後に、下部受部材27を取り付
けた下部支持ボルト20の上端を上部支持ボルト19の
下端に連結する(図3参照)。即ち、下部支持ボルト2
0の上端部に形成したジョイントネジ部25を天井見切
部材11内で露出した上部支持ボルト19のジョイント
ナット部22に螺合させて連結し一本の支持ボルト10
を形成するようになっている。下部受部材27は、その
孔27bの下側から下部支持ボルト20を挿通し、下部
支持ボルト20の下端フランジ部28をその凹部27a
に納めた状態で、下部支持ボルト20に支持されてい
る。
成する。この天井材8は野縁7の下面に止着して張り渡
すようになっている。また、天井見切部材11と隣接し
た天井材8は、その天井見切部材11側の縁部を天井見
切部材11の天井材支持部30上に載置して支持させる
(図7参照)。この状態で上部支持ボルト19の下端は
天井見切部材11内で天井面より露出した状態となって
いる。そして、この状態で配線工事や内装工事を行な
う。更に、天井3の形成後に、下部受部材27を取り付
けた下部支持ボルト20の上端を上部支持ボルト19の
下端に連結する(図3参照)。即ち、下部支持ボルト2
0の上端部に形成したジョイントネジ部25を天井見切
部材11内で露出した上部支持ボルト19のジョイント
ナット部22に螺合させて連結し一本の支持ボルト10
を形成するようになっている。下部受部材27は、その
孔27bの下側から下部支持ボルト20を挿通し、下部
支持ボルト20の下端フランジ部28をその凹部27a
に納めた状態で、下部支持ボルト20に支持されてい
る。
【0022】そして、天井面より垂下突出する支持ボル
ト10に防煙用の仕切壁1を支持させる。具体的には、
各仕切部材26の下縁に枠体33を取り付け、この状態
で仕切部材26の上縁を天井見切部材11の仕切部材受
入部29内に挿入支持させ、かつ、枠体33の下縁両側
を下部支持ボルト20下端部に設けた下部受部材27に
挿入支持させる。この状態で複数の仕切部材26は、下
部支持ボルト20を境に垂直突合せ状態で連続され、防
煙用の仕切壁1が形成される。この場合、下部支持ボル
ト20を回転させてジョイントナット部22とジョイン
トネジ部25との螺合状態を調節することにより、下部
受部材27の仕切部材26支持位置を調節できるように
なっている。最後に、各仕切部材26間の間隙34に不
燃性のコーキング部材36を塗り込めて下部支持ボルト
20を覆いかくし、さらにその両側に継ぎ目板35が貼
着され、仕切壁1の施工が完了する。
ト10に防煙用の仕切壁1を支持させる。具体的には、
各仕切部材26の下縁に枠体33を取り付け、この状態
で仕切部材26の上縁を天井見切部材11の仕切部材受
入部29内に挿入支持させ、かつ、枠体33の下縁両側
を下部支持ボルト20下端部に設けた下部受部材27に
挿入支持させる。この状態で複数の仕切部材26は、下
部支持ボルト20を境に垂直突合せ状態で連続され、防
煙用の仕切壁1が形成される。この場合、下部支持ボル
ト20を回転させてジョイントナット部22とジョイン
トネジ部25との螺合状態を調節することにより、下部
受部材27の仕切部材26支持位置を調節できるように
なっている。最後に、各仕切部材26間の間隙34に不
燃性のコーキング部材36を塗り込めて下部支持ボルト
20を覆いかくし、さらにその両側に継ぎ目板35が貼
着され、仕切壁1の施工が完了する。
【0023】本発明の防煙用仕切壁の取付構造は、上記
実施形態に示された事項に限定されることなく、特許請
求の範囲の記載に基づいて種々の変形、改良が可能であ
り、例えば、上記実施形態においては支持ボルトを、上
部及び下部の支持ボルトに分割して施工を行うものを示
したが、本発明はこのような分割型の支持ボルトに利用
される場合に限らず、一本の支持ボルトにより仕切部材
を垂下する構造のものに適用することが可能である。
実施形態に示された事項に限定されることなく、特許請
求の範囲の記載に基づいて種々の変形、改良が可能であ
り、例えば、上記実施形態においては支持ボルトを、上
部及び下部の支持ボルトに分割して施工を行うものを示
したが、本発明はこのような分割型の支持ボルトに利用
される場合に限らず、一本の支持ボルトにより仕切部材
を垂下する構造のものに適用することが可能である。
【0024】
【発明の効果】以上の如く本発明は、上記垂下される仕
切壁に沿って野縁を配置し、上記仕切部材の上縁を受け
入れると共に天井材の端縁を支承する天井見切部材を上
記野縁に取り付ける構造としたため、従来のように天井
見切部材を作業者が手で押さえつつ、支持ボルトに対す
る仕切部材の取り付けを行う必要がなくなり、仕切部材
の設置作業における作業性が改善され、また、天井見切
部材を野縁によって一層強固に支持することができる。
切壁に沿って野縁を配置し、上記仕切部材の上縁を受け
入れると共に天井材の端縁を支承する天井見切部材を上
記野縁に取り付ける構造としたため、従来のように天井
見切部材を作業者が手で押さえつつ、支持ボルトに対す
る仕切部材の取り付けを行う必要がなくなり、仕切部材
の設置作業における作業性が改善され、また、天井見切
部材を野縁によって一層強固に支持することができる。
【0025】また本発明においては、上記発明の効果に
加えて、仕切部材の間隙の両側に設けられる継ぎ目板に
よって、隣り合う仕切部材が一体となって補強されると
共に、該突き合わせ部分の外観体裁が向上する。
加えて、仕切部材の間隙の両側に設けられる継ぎ目板に
よって、隣り合う仕切部材が一体となって補強されると
共に、該突き合わせ部分の外観体裁が向上する。
【0026】さらに本発明においては、上記各発明の効
果に加えて、仕切部材の下縁を受け入れる枠体を設け、
該枠体を上記支持ボルトで支持する構成としたため、仕
切部材の下端の破損、特に支持ボルトに支持される部分
の破損が防止されると共に、その外観体裁を向上させる
という効果がある。
果に加えて、仕切部材の下縁を受け入れる枠体を設け、
該枠体を上記支持ボルトで支持する構成としたため、仕
切部材の下端の破損、特に支持ボルトに支持される部分
の破損が防止されると共に、その外観体裁を向上させる
という効果がある。
【図1】本発明の一実施形態に係る防煙用仕切壁の取付
構造を示す斜視図である。
構造を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】図1のB−B線における断面図である。
【図4】図2のC−C線における端面図である。
【図5】図1の実施形態における防煙用仕切壁の取付手
順を説明するための図である。
順を説明するための図である。
【図6】図1の実施形態における防煙用仕切壁の取付手
順を説明するための図である。
順を説明するための図である。
【図7】図1の実施形態における防煙用仕切壁の取付手
順を説明するための図である。
順を説明するための図である。
1 防煙用の仕切壁 3 天井 4 駆体 5 吊りボルト 6 野縁受け 7 野縁 8 天井材 9 上部保持装置 10 支持ボルト 11 天井見切部材 12 ベース部材 13 取付部材 17 スリット 18 ナット部 19 上部支持ボルト 20 下部支持ボルト 23 ナット部材 26 仕切部材 27 下部受部材 33 枠体 34 間隙 35 継ぎ目板 36 コーキング部材
Claims (5)
- 【請求項1】 支持ボルトの上端を天井構造部材に取付
けて支持ボルトを垂下状に支持すると共に、該垂下され
た複数の支持ボルトに複数の仕切部材を支持させて天井
面より垂下する仕切壁を形成する防煙用仕切壁の取付構
造において、 上記天井面の上面において垂下される仕切壁に沿って天
井支持構造部材を構成する長尺状の野縁を配置し、該野
縁に対し、上記仕切部材の上縁を受け入れると共に天井
材の端縁を支承する天井見切部材を取り付けることを特
徴とする防煙用仕切壁の取付構造。 - 【請求項2】 上記野縁が天井面の上面に面接状に配置
されると共に、天井材の間隙に配置された天井見切部材
が上記野縁に対し長手方向に当接してあることを特徴と
する請求項1記載の防煙用仕切壁の取付構造。 - 【請求項3】 上記野縁と天井見切部材に対し、上記支
持ボルトが貫通状に配設されていることを特徴とする請
求項2記載の防煙用仕切壁の取付構造。 - 【請求項4】 上記支持ボルトは、隣り合う上記仕切部
材の突き合わされる端縁の間隙内に延びて該仕切部材の
下端を支持してなり、上記間隙の両側面に上記仕切部材
を連続させる継ぎ目板を設けたことを特徴とする請求項
1記載の防煙用仕切壁の取付構造。 - 【請求項5】 上記各仕切部材に対しその下縁を受け入
れる断面略コ字状の枠体を設け、各枠体の側端部を各支
持ボルトの下端部に設けた下部受部材で支持することを
特徴とする請求項1記載の防煙用仕切壁の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7279779A JP2877250B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 防煙用仕切壁の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7279779A JP2877250B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 防煙用仕切壁の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0999112A true JPH0999112A (ja) | 1997-04-15 |
JP2877250B2 JP2877250B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=17615811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7279779A Expired - Lifetime JP2877250B2 (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 防煙用仕切壁の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2877250B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016069897A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 大和ハウス工業株式会社 | シート取付け構造および方法、並びに仮固定具 |
KR20160088648A (ko) * | 2015-01-16 | 2016-07-26 | 주식회사 포스코건설 | 연속 주조용 인출장치 |
-
1995
- 1995-10-03 JP JP7279779A patent/JP2877250B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016069897A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 大和ハウス工業株式会社 | シート取付け構造および方法、並びに仮固定具 |
KR20160088648A (ko) * | 2015-01-16 | 2016-07-26 | 주식회사 포스코건설 | 연속 주조용 인출장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2877250B2 (ja) | 1999-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS62110201A (ja) | スポツトライトの取付装置 | |
JPH0999112A (ja) | 防煙用仕切壁の取付構造 | |
JP3023613U (ja) | 防煙用仕切壁の取付構造 | |
US20020184845A1 (en) | Methods and apparatuses for securing a frame/panel to a substrate | |
JP3522948B2 (ja) | 吹抜部の天井構造 | |
JPH0728264Y2 (ja) | 天井ボード取付装置 | |
JP3722184B2 (ja) | 軒裏板の支持構造 | |
JP2506347Y2 (ja) | 防煙用仕切壁の取付構造 | |
JP3346435B2 (ja) | カバーフレームの取付け用ホルダーの連結金具 | |
JP2683885B2 (ja) | 折版屋根の採光部支持装置 | |
JP3307279B2 (ja) | 壁面パネル装置 | |
JP3955371B2 (ja) | 吊り金具 | |
JP3607810B2 (ja) | 外壁パネル下端の支持装置 | |
JPH10102670A (ja) | 天井吊り金具 | |
JP2506348Y2 (ja) | 防煙用仕切壁の取付構造 | |
JP2000237337A (ja) | 防煙垂れ壁の取付構造および取付方法 | |
JP2002235396A (ja) | 垂壁パネルの取付構造 | |
JPH0710142U (ja) | 野縁受取付金物 | |
JPH0333855Y2 (ja) | ||
JPH0422180Y2 (ja) | ||
JPH0627744Y2 (ja) | 建材取付装置 | |
JPH09228538A (ja) | 鋼製天井フレームの連結金具 | |
JPH04289354A (ja) | 天井吊金具の取付装置 | |
JP3522949B2 (ja) | 独立柱部の天井構造 | |
JPH09242235A (ja) | カーテンウォール |