JPH0992445A - 面状発熱体の製造方法 - Google Patents

面状発熱体の製造方法

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JPH0992445A
JPH0992445A JP23981095A JP23981095A JPH0992445A JP H0992445 A JPH0992445 A JP H0992445A JP 23981095 A JP23981095 A JP 23981095A JP 23981095 A JP23981095 A JP 23981095A JP H0992445 A JPH0992445 A JP H0992445A
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JP
Japan
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heating element
sheet
conductor
fed
roll
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Application number
JP23981095A
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English (en)
Inventor
Yukihiko Abe
部 由貴彦 阿
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Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面状発熱体を安価に能率よく製造する方法を
提供すること。 【解決手段】 連続した絶縁性シート状基材を給送し、
この絶縁性シート状基材の1表面に接着性液状発熱体を
塗布して接着性発熱体層を形成し、この発熱体層を乾燥
し、この発熱体層の少なくとも一方の表面に導体箔を付
着させて導体層を形成する、面状発熱体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、面状発熱体の製造
方法に係り、とくに連続した絶縁性シート状基材を用い
て製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】たと
えば融雪とか床暖房に用いられる面状発熱体を製造する
には、絶縁性基材の表面にニクロム箔などを貼付して発
熱用金属抵抗体を構成し、この金属抵抗体表面にレジス
トを塗布してエッチングを施すことにより所要容量の抵
抗体とし、さらにこの抵抗体に接続するための電極を形
成するようにしている。
【0003】上記方法によると、発熱体に利用できるよ
うな抵抗値の大きい金属材料の種類が限定される上に、
それら金属は非常に硬いから、加工のためにかなりの時
間およびコストを要する。
【0004】他の方法としては、絶縁性基材上に銅箔な
どの電極材料を貼付し、エッチングなどにより電極を形
成した後に、金属抵抗体を印刷ないしはラミネートなど
の方法で電極上に形成する方法が主流である。
【0005】この方法は、工程数が多い上に、連続的に
製造するには製品の取扱いが煩雑であるなどの問題があ
る。
【0006】本発明は上述の点を考慮してなされたもの
で、面状発熱体を安価に能率よく製造する方法を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、請求項1記載の、連続した絶縁性シート状基
材を給送し、この絶縁性シート状基材の1表面に接着性
液状発熱体を塗布して接着性発熱体層を形成し、この接
着性発熱体層を乾燥し、この接着性発熱体層の少なくと
も一方の表面に導体箔を付着させて導体層を形成する、
面状発熱体の製造方法、請求項2記載の、請求項1記載
の方法における前記接着性発熱体層の両表面に導体箔を
付着させて導体層を形成する、面状発熱体の製造方法、
および請求項3記載の、請求項1記載の方法における前
記導体層をエッチングして電極を形成する、面状発熱体
の製造方法、を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
を示したものである。この図1において、11は、液状
発熱体が満たされた槽であり、ローラ12の周面が液状
発熱体に浸され、液状発熱体がローラ12の周面に引き
上げられる。ローラ12は、ローラ13との間に基材ロ
ール15から送り出されたシート状基材を挟みながら図
示矢印方向に送り出すもので、その際にシート状基材の
一表面に液状発熱体が塗布される。ローラ12の周面に
付着しシート状基材の表面には付着しなかった液状発熱
体は、ローラ14で掻き落とされて槽11への循環路を
通って槽11に戻る。
【0009】基材ロール15から給送されるシート状基
材は、絶縁性シート状のものとして、たとえばポリイミ
ドフィルム、ポリエステルフィルムなどが適当であり、
また液状発熱体としてはたとえばEPDM(エチレン・
プロピレン・ジエン・ゴム)、グラファイトなどのカー
ボン細片、ポリマーを主剤としたカーボン分散型高分子
発熱体などを溶剤中に混入したものを用い、しかも接着
性を持たせる。たとえば固形分が20〜30%で粘度1
000ないし3000cpsのものが適当である。発熱
体としては、液状に構成できるものであれば、この他に
も種々のものを利用することができる。
【0010】槽11で液状発熱体が塗布されたシート状
基材は、溶剤を除いた最終厚さが20〜30mμとなる
ような厚さ、すなわち溶剤に溶融した状態でその数倍と
なるような厚さとされてオーブン16内に送り込まれ、
このオーブン16内を移動中に、液状発熱体に含まれる
溶媒が除去されて乾燥状態となり、次工程に送られる。
オーブン16を出たシート状基材は、ローラ17,18
間に送り込まれて両ローラ間に挟まれ、導体ロール19
の導体箔が重ね合わされて貼付される。導体箔が重ね合
わされたシート状基材は、ラミネートロール20に巻き
込まれる。
【0011】これにより、シート状基材の片面に導体箔
が貼付されたラミネート発熱体が形成される。このラミ
ネート発熱体における導体箔に、後にエッチングなどに
より電極を形成して所要特性の発熱体を構成する。
【0012】図2は、本発明の第2の実施形態を示した
ものである。この場合は、図1の場合が片面への導体箔
ラミネートであるのに対して、両面への導体箔ラミネー
トを行う。そのために、基材ロール32から送り出され
たシート状基材は、液状発熱体を満たした槽31中で、
ロール33の案内により液状発熱体に浸漬され、シート
状基材の両面に液状発熱体が付着した状態で送りローラ
34,35に対して送り出される。
【0013】槽31で液状発熱体が塗布されたシート状
基材は、送りローラ34,35を経てオーブン36に送
られ、液状発熱体に含まれる溶媒が揮発除去されて、次
工程に送られる。次工程ではシート状基材の両面に導体
箔が貼付されるため、シート状基材の両面につき液状発
熱体の溶媒を予め除去しておく必要がある。
【0014】そしてローラ37,38により、シート状
基材の両面に導体箔ロール39,40の導体箔を押圧貼
付する。導体箔が貼付されたシート状基材はオーブン4
1に送られ、熱処理が施された上で巻き取りロール42
に巻き取られる。
【0015】これにより、シート状基材の片面に導体箔
が貼付されたラミネート発熱体が形成される。このラミ
ネート発熱体における導体箔に、後にエッチングなどに
より電極を形成して所要特性の発熱体を構成する。
【0016】
【発明の効果】本発明は上述のように、接着性液状発熱
体をシート状基材に貼付して面状発熱体を形成するた
め、従来の金属抵抗体を箔状にしたものを用いて発熱体
を形成する場合に比べ、安価かつ高効率に面状発熱体を
製造することができる。
【0017】この発熱体は、ドアミラーの曇止め、浴室
用鏡の曇止め、および融雪材などの用途がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す説明図。
【図2】本発明の第2の実施形態を示す説明図。
【符号の説明】
11 槽 12,13,14 ローラ 15 シート状基材ロール 16 オーブン 17,18 ローラ 19 導体箔ロール 20 巻き取りロール 31 槽 32 シート状基材ロール 33,34,35 ロール 36 オーブン 37,38 ロール 39,40 導体箔ロール 41 オーブン 42 巻き取りロール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続した絶縁性シート状基材を給送し、 この絶縁性シート状基材の少なくとも一方の表面に接着
    性液状発熱体を塗布して接着性発熱体層を形成し、 この接着性発熱体層を乾燥し、 この接着性発熱体層の少なくとも一方の表面に導体箔を
    付着させて導体層を形成する、 面状発熱体の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、 前記接着性発熱体層の両表面に導体箔を付着させて導体
    層を形成する、 面状発熱体の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の方法において、 前記導体層をエッチングして電極を形成する、 面状発熱体の製造方法。
JP23981095A 1995-09-19 1995-09-19 面状発熱体の製造方法 Pending JPH0992445A (ja)

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