JPH0991047A - 内部降圧回路 - Google Patents

内部降圧回路

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JPH0991047A
JPH0991047A JP7242743A JP24274395A JPH0991047A JP H0991047 A JPH0991047 A JP H0991047A JP 7242743 A JP7242743 A JP 7242743A JP 24274395 A JP24274395 A JP 24274395A JP H0991047 A JPH0991047 A JP H0991047A
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英明 近藤
Akinori Shibayama
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/462Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc as a function of the requirements of the load, e.g. delay, temperature, specific voltage/current characteristic
    • G05F1/465Internal voltage generators for integrated circuits, e.g. step down generators

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  • Control Of Electrical Variables (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力される内部降圧電圧が基準電圧を越えて
過度に上昇することのない内部降圧回路を提供する。 【解決手段】 差動増幅回路14において、N型MOS
トランジスタQn11及びQn12によってカレントミラー
回路が構成され、また、電流源となるP型トランジスタ
Qp11、Qp12及びQp13によって差動増幅器が構成さ
れている。Qp12のゲートには上限基準電圧Vreflim
印加される一方、Qp13のゲートには内部降圧電圧V
int が印加される。内部降圧電圧Vint が上限基準電圧
reflimを越えると、Qp12のドレイン電流I12が増加
しQn11のドレイン電圧が上昇して出力降圧回路15を
構成するN型MOSトランジスタQn13が導通状態とな
るので、Qn13のドレイン電圧である内部降圧電圧V
int が降下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナミックラン
ダムアクセスメモリ(DRAM)等の半導体集積回路に
搭載される内部降圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の低消費電力化及びその
内部素子の信頼性確保のため、内部降圧回路を搭載した
半導体集積回路の開発が盛んになってきている。内部降
圧回路は、外部電源電圧Vccに基づいてその電圧Vcc
りも低い電圧を発生して出力する回路である。内部降圧
回路から出力される電圧を内部降圧電圧という。この内
部降圧電圧を半導体集積回路の内部素子に供給すること
によって、半導体集積回路の低消費電力化及びその内部
素子の信頼性確保を実現する。
【0003】従来の内部降圧回路として、例えば半導体
集積回路において省電力を要求される動作モードにも対
応可能な内部降圧回路が、特開平6−208791に開
示されている。
【0004】図8は、従来の内部降圧回路50のブロッ
ク図である。ここでは、内部降圧回路50はDRAMに
搭載されているものとする。図8において、基準電圧発
生回路51は第1の基準電圧Vref1及び第2の基準電圧
ref2を発生する。第1の差動増幅回路52及び第1の
出力ドライバー53は第1の基準電圧Vref1を基にして
第1の内部降圧電圧Vint1を出力する。同様に、第2の
差動増幅回路54及び第2の出力ドライバー55は第2
の基準電圧Vref2を基にして第2の内部降圧電圧Vint2
を出力する。第2の基準電圧Vref2は第1の基準電圧V
ref1よりも低いので、第2の内部降圧電圧Vint2は第1
の内部降圧電圧Vint1よりも低くなる。
【0005】動作モード切換回路56は、動作モード選
択回路57から出力される動作モード信号に従って、第
1の内部降圧電圧Vint1又は第2の内部降圧電圧Vint2
のいずれかを内部降圧電圧Vint として出力する。動作
モード選択回路57は、DRAMが通常動作を行う場合
(以下、通常動作モードという)は第1の動作モード信
号mode1を“H”レベルにする一方、例えばセルフリフ
レッシュを行うときのようにDRAMが高い動作速度を
必要としない場合(以下、低消費電力モードという)は
第2の動作モード信号mode2を“H”レベルにする。
【0006】通常動作モードでは、第1の動作モード信
号mode1が“H”レベルになるので、動作モード切換回
路56において第1の内部降圧電圧Vint1が選択され内
部降圧電圧Vint として出力される。低消費電力モード
では、第2の動作モード信号mode2が“H”レベルとな
るので、動作モード切換回路56において第2の内部降
圧電圧Vint2が選択され内部降圧電圧Vint として出力
される。
【0007】このように、図8に示す内部降圧回路50
は、互いに異なる2つの電圧Vint1又はVint2のいずれ
かを内部降圧電圧Vint として選択出力できるようにし
たものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
内部降圧回路には以下のような問題がある。
【0009】従来の内部降圧回路は、与えられた基準電
圧と内部降圧電圧との差動を増幅する差動増幅回路及び
前記差動増幅回路の出力電位を上昇させる出力ドライバ
ーによって内部降圧電圧を生成する。すなわち、従来の
内部降圧回路は内部降圧電圧を降下させる機能を有して
いない。このため、DRAMの内部素子が動作待機状態
にあり内部降圧回路から電流が供給されないとき、例え
ば外部電源と内部降圧回路との間に微小なリーク電流が
流れているとすると、内部降圧電圧が与えられた基準電
圧を越えて過度に上昇してしまうという問題があった。
【0010】また、従来の内部降圧回路は、互いに異な
る2つの電圧のいずれかを選択出力できるように互いに
独立した2つの差動増幅回路及び出力ドライバーを備え
ているので、消費電力及び回路面積の増加を招いてしま
うという問題があった。
【0011】前記の問題に鑑み、本発明は、出力される
内部降圧電圧が基準電圧を越えて過度に上昇することの
ない内部降圧回路を提供することを目的とする。
【0012】また、本発明は、複数の内部降圧電圧のう
ちいずれか1つを選択出力でき、しかも消費電力及び回
路面積の小さい内部降圧回路を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、内部降圧電圧が与えられた上限基準電圧
を越えると内部降圧電圧を降下させる出力制御回路を備
えるものである。
【0014】また、本発明は、与えられた複数の基準電
圧のうち1つを選択し、選択された基準電圧を基にして
内部降圧電圧を出力する出力回路を備えるものである。
【0015】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、半導体集積回路に搭載されており外部電源電圧より
も低い内部降圧電圧を発生して前記半導体集積回路が備
える内部素子に供給する内部降圧回路を対象とし、第1
の基準電圧及びこの第1の基準電圧よりも所定の電圧だ
け高い第2の基準電圧をそれぞれ発生して出力する基準
電圧発生回路と、前記基準電圧発生回路から出力された
第1の基準電圧を基にして前記内部降圧電圧を出力する
出力回路と、前記出力回路から出力された内部降圧電圧
が前記基準電圧発生回路から出力された第2の基準電圧
を越えたとき、前記内部降圧電圧を降下させる出力制御
回路とを備えている構成とするものである。
【0016】請求項1の発明により、外部電源電圧及び
内部降圧回路の間の微小リーク電流等に起因して内部降
圧電圧が上昇した場合でも、内部降圧電圧が基準電圧発
生回路から出力された第2の基準電圧を越えたときに
は、出力制御回路によって内部降圧電圧は降下させられ
る。このため、内部降圧電圧は過度に上昇することがな
い。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
に、前記出力制御回路は、前記第2の基準電圧及び内部
降圧電圧を入力とし前記第2の基準電圧と前記内部降圧
電圧との差に応じて変化する電圧を出力する差動増幅回
路と、前記差動増幅回路から出力された電圧に従って前
記内部降圧電圧を降下させる出力降圧回路とを有する構
成を付加するものである。
【0018】請求項3の発明は、請求項2の発明の構成
に、前記差動増幅回路は、電流源と、前記電流源にソー
スが接続され前記第2の基準電圧がゲートに印加された
第1の一の導電型MOSトランジスタと、前記電流源に
ソースが接続され前記内部降圧電圧がゲートに印加され
た第2の一の導電型MOSトランジスタと、前記第1の
一の導電型MOSトランジスタに対して互いのドレイン
同士が接続されると共にソースが電源に接続された第1
の他の導電型MOSトランジスタと、前記第2の一の導
電型MOSトランジスタに対して互いのドレイン同士が
接続されると共にソースが電源に接続された第2の他の
導電型MOSトランジスタとを有し、前記第1の他の導
電型MOSトランジスタ及び第2の他の導電型MOSト
ランジスタは互いのゲート同士が接続され、さらに前記
第2の他の導電型MOSトランジスタのゲートとドレイ
ンとが接続されており、前記出力降圧回路は、ソースが
電源に接続され前記第1の一の導電型MOSトランジス
タのドレイン電圧がゲートに印加され、ドレイン電圧が
前記内部降圧電圧となるN型MOSトランジスタを有す
る構成を付加するものである。
【0019】請求項3の発明により、電流源と第1及び
第2の一の導電型MOSトランジスタとにより差動増幅
器が構成されており、第1及び第2の他の導電型MOS
トランジスタによりカレントミラー回路が構成されてい
る。第2の一の導電型MOSトランジスタのゲートに印
加される内部降圧電圧が第1の一の導電型MOSトラン
ジスタのゲートに印加される第2の基準電圧よりも高く
なると、出力降圧回路を構成するN型MOSトランジス
タのゲートに印加される前記第1の一の導電型MOSト
ランジスタのドレイン電圧が上昇し、前記N型MOSト
ランジスタが導通状態となる。このため、前記N型MO
Sトランジスタのドレイン電圧すなわち内部降圧電圧が
降下する。
【0020】請求項4の発明は、請求項1の発明の構成
に、前記第2の基準電圧と前記第1の基準電圧との差は
0.3V以下である構成を付加するものである。
【0021】請求項5の発明は、請求項1の発明の構成
に、前記出力制御回路は、CMOSトランジスタの組み
合わせによって構成されている構成を付加するものであ
る。
【0022】また、請求項6の発明が講じた解決手段
は、半導体集積回路に搭載されており外部電源電圧より
も低い内部降圧電圧を発生して前記半導体集積回路が備
える内部素子に供給する内部降圧回路を対象とし、第1
の基準電圧及び第2の基準電圧を発生して出力する基準
電圧発生回路と、前記基準電圧発生回路から出力される
第1の基準電圧又は第2の基準電圧のいずれか一方を選
択し、選択された基準電圧を基にして前記内部降圧電圧
を出力する出力回路とを備えている構成とするものであ
る。
【0023】請求項6の発明により、単一の出力回路に
よって、第1の基準電圧を基にした内部降圧電圧又は第
2の基準電圧を基にした内部降圧電圧のいずれか一方を
出力することができる。
【0024】請求項7の発明は、請求項6の発明の構成
に、前記第1の基準電圧は前記第2の基準電圧よりも高
く設定されており、前記出力回路は、前記半導体集積回
路の内部素子が通常動作するときは前記第1の基準電圧
を選択する一方、前記半導体集積回路の内部素子が通常
よりも低い速度で動作するときは前記第2の基準電圧を
選択する構成を付加するものである。
【0025】請求項8の発明は、請求項6の発明の構成
に、前記第1の基準電圧を選択するよう指示する第1の
動作モード信号及び前記第2の基準電圧を選択するよう
指示する第2の動作モード信号を前記出力回路に出力す
る動作モード選択回路をさらに備え、前記出力回路は、
前記第1の動作モード信号により前記第1の基準電圧を
選択するよう指示されたときは前記第1の基準電圧を基
にして前記内部降圧電圧を出力する一方、前記第2の動
作モード信号により前記第2の基準電圧を選択するよう
指示されたときは前記第2の基準電圧を基にして前記内
部降圧電圧を出力する構成を付加するものである。
【0026】請求項9の発明は、請求項8の発明の構成
に、前記出力回路は、前記第1の基準電圧、第2の基準
電圧、第1の動作モード信号、第2の動作モード信号及
び内部降圧電圧を入力とし、前記第1の動作モード信号
により前記第1の基準電圧を選択するよう指示されたと
きは前記第1の基準電圧と前記内部降圧電圧との差に応
じて変化する電圧を出力する一方、前記第2の動作モー
ド信号により前記第2の基準電圧を選択するよう指示さ
れたときは前記第2の基準電圧と前記内部降圧電圧との
差に応じて変化する電圧を出力する差動増幅回路と、前
記差動増幅回路から出力された電圧に従って前記内部降
圧電圧を駆動する出力ドライバーとを有する構成を付加
するものである。
【0027】請求項10の発明は、請求項8の発明の構
成に、前記差動増幅回路は、電流源と、前記電流源にソ
ースが接続され前記第1の基準電圧がゲートに印加され
た第1の一の導電型MOSトランジスタと、前記第1の
一の導電型MOSトランジスタのドレインにソースが接
続され前記第1の動作モード信号がゲートに印加された
第2の一の導電型MOSトランジスタと、前記電流源に
ソースが接続され前記第2の基準電圧がゲートに印加さ
れた第3の一の導電型MOSトランジスタと、前記第3
の一の導電型MOSトランジスタのドレインにソースが
接続され前記第2の動作モード信号がゲートに印加され
た第4の一の導電型MOSトランジスタと、前記電流源
にソースが接続され前記内部降圧電圧がゲートに印加さ
れた第5の一の導電型MOSトランジスタと、前記第5
の一の導電型MOSトランジスタのドレインにソースが
接続されゲートが電源に接続された第6の一の導電型M
OSトランジスタと、前記第2の一の導電型MOSトラ
ンジスタ及び第4の一の導電型MOSトランジスタに対
して互いのドレイン同士が接続されると共にソースが電
源に接続された第1の他の導電型MOSトランジスタ
と、前記第6の一の導電型MOSトランジスタに対して
互いのドレイン同士が接続されると共にソースが電源に
接続された第2の他の導電型MOSトランジスタとを有
し、前記第1の他の導電型MOSトランジスタ及び第2
の他の導電型MOSトランジスタは互いのゲート同士が
接続され、さらに前記第2の他の導電型MOSトランジ
スタのゲートとドレインとが接続されており、前記出力
ドライバーは、ソースが電源に接続され前記第2の一の
導電型MOSトランジスタ及び第4の一の導電型MOS
トランジスタのドレイン電圧がゲートに印加され、ドレ
イン電圧が前記内部降圧電圧となるP型MOSトランジ
スタを有する構成を付加するものである。
【0028】請求項10の発明により、電流源と第1〜
第6の一の導電型MOSトランジスタによって差動増幅
器が構成されており、第1及び第2の他の導電型MOS
トランジスタによってカレントミラー回路が構成されて
いる。第1の動作モード信号により第2の一の導電型M
OSトランジスタが導通状態となると、差動増幅器の第
1の入力として第1の一の導電型MOSトランジスタの
ゲートに入力される第1の基準電圧が選択される。ま
た、第2の動作モード信号により第4の一の導電型MO
Sトランジスタが導通状態となると、差動増幅器の第1
の入力として第3の一の導電型MOSトランジスタのゲ
ートに入力される第2の基準電圧が選択される。このと
き、出力ドライバーを構成するP型MOSトランジスタ
のゲートに印加される前記第2の一の導電型MOSトラ
ンジスタのドレイン電圧は、選択された基準電圧と内部
降圧電圧とがほぼ等しくなるように変化する。
【0029】請求項11の発明は、請求項8の発明の構
成に、前記出力回路は、CMOSトランジスタの組み合
わせによって構成されている構成を付加するものであ
る。
【0030】請求項12の発明は、請求項8の発明の構
成に、前記動作モード選択回路は、前記出力回路におい
て前記第1の基準電圧及び第2の基準電圧が同時に選択
されないように、前記第1の基準電圧を選択するよう前
記第1の動作モード信号によって指示するときは前記第
2の基準電圧を選択するよう前記第2の動作モード信号
によって指示せず、前記第2の基準電圧を選択するよう
前記第2の動作モード信号によって指示するときは前記
第1の基準電圧を選択するよう前記第1の動作モード信
号によって指示しない構成を付加するものである。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る内部降圧
回路について、図面を参照しながら説明する。
【0032】(第1の実施形態)本発明の第1の実施形
態に係る内部降圧回路は、内部降圧回路及び外部電源の
間の微小なリーク電流等に起因する内部降圧電圧の過度
の上昇を防ぐものである。
【0033】図1は、本実施形態に係る内部降圧回路1
0のブロック図である。図1に示す内部降圧回路10
は、DRAMに搭載されておりDRAMの内部素子への
供給電源として内部降圧電圧Vint を出力する回路であ
って、基準電圧発生回路11、第1の差動増幅回路1
2、出力ドライバー13、第2の差動増幅回路14及び
出力降圧回路15を備えている。第1の差動増幅回路1
2及び出力ドライバー13によって出力回路が構成さ
れ、第2の差動増幅回路14及び出力降圧回路15によ
って出力制御回路が構成される。また16は、内部降圧
回路の出力端子と外部電源との間の寄生抵抗であって、
内部降圧回路及び外部電源の間に微小なリーク電流が流
れることを示している。
【0034】基準電圧発生回路11はCMOS構成の回
路であって、外部電源電圧Vccに対して依存性の小さい
第1の基準電圧としての基準電圧Vref 及び基準電圧V
refに対して所定の電位だけ高い第2の基準電圧として
の上限基準電圧Vreflimを発生して出力する。第1の差
動増幅回路12及び出力ドライバー13は図8に示す従
来例における第1の差動増幅回路52及び第1の出力ド
ライバー53と同様の構成を有し、第1の差動増幅回路
12は基準電圧Vref と内部降圧電圧Vint との差動を
増幅し、P型MOSトランジスタによって構成される出
力ドライバー13は第1の差動増幅回路12の出力電圧
に従って内部降圧電圧Vint を駆動する。
【0035】第2の差動増幅回路14は、上限基準電圧
reflimと内部降圧電圧Vint との差動を増幅し、出力
降圧回路15は、第2の差動増幅回路14の出力電圧に
従って内部降圧電圧Vint を制御する。
【0036】図1に示す内部降圧回路10の動作を説明
する。基準電圧発生回路11から出力された基準電圧V
ref を基準として第1の差動増幅回路12及び出力ドラ
イバー13によって内部降圧電圧Vint が発生される。
外部電源と内部降圧回路10との間の微小なリーク電流
又は外部接地電源電圧の変動等に起因して内部降圧電圧
int が上昇して上限基準電圧Vreflimを越えると、第
2の差動増幅回路14が作動し出力降圧回路15は内部
降圧電圧Vint を上限基準電圧Vreflim以下の電圧に降
下させる。
【0037】図2は図1に示す第2の差動増幅回路14
及び出力降圧回路15の回路図である。図2に示す回路
はCMOS構成の回路であって、第2の差動増幅回路1
4は電流源としてのP型MOSトランジスタ(以下、P
MOSという)Qp11、第1の一の導電型MOSトラン
ジスタとしてのPMOSQp12及び第2の一の導電型M
OSトランジスタとしてのPMOSQp13、並びに第1
の他の導電型MOSトランジスタとしてのN型MOSト
ランジスタ(以下、NMOSという)Qn11及び第2の
他の導電型MOSトランジスタとしてのNMOSQn12
によって構成され、出力降圧回路15はNMOSQn13
によって構成されている。
【0038】NMOSQn11及びQn12のソースは接地
電源Vssに接続されていると共にQn11及びQn12のゲ
ート並びにQn12のドレインが接続されており、カレン
トミラー回路が構成されている。また、PMOSQp11
のソースを外部電源Vccに接続すると共にゲートを接地
電源Vssに接続することによってQp11を定電流源とす
ると共に、Qp11のドレインとPMOSQp12及びQp
13のソースとを接続することによって、差動増幅器が構
成されている。Qp12のドレインはQn12のドレインに
接続されており、Qp13のドレインはQn12のドレイン
に接続されている。第2の差動増幅回路14の第1の入
力である上限基準電圧VreflimはQp12のゲートに印加
され、第2の入力である内部降圧電圧Vint はQp13の
ゲートに印加される。
【0039】さらに、出力降圧回路15を構成するNM
OSQn13は、ゲートにはPMOSQp12のドレイン電
圧(すなわちNMOSQn11のドレイン電圧)が印加さ
れると共にソースは接地されている。また、Qn13のド
レイン電圧が内部降圧電圧Vint として出力されると共
にPMOSQp13のゲートに印加される。
【0040】図2に示す回路の動作原理を説明する。内
部降圧電圧Vint が上昇して上限基準電圧Vreflimより
高くなったとすると、PMOSQp12のゲート・ソース
間電圧はPMOSQp13のゲート・ソース間電圧よりも
大きくなるのでQp12を流れるドレイン電流I12はQp
13を流れるドレイン電流I13よりも大きくなる。このと
き、NMOSQn11のドレイン電圧はNMOSQn12の
ドレイン電圧よりも大きくなるのでNMOSQn13は導
通状態となり、Qn13のドレイン電圧すなわち内部降圧
電圧Vint は降下することになる。
【0041】内部降圧電圧Vint が降下してほぼ上限基
準電圧Vreflimまで達すると、Qp13のゲート・ソース
間電圧は大きくなりQp13のドレイン電流I13が大きく
なると共にQp12のドレイン電流I12が小さくなる。こ
のとき、Qn11のドレイン電圧は低下するのでQn13は
非導通状態となり内部降圧電圧Vint は降下しなくな
る。
【0042】図3は本実施形態に係る内部降圧回路が発
生する内部降圧電圧Vint の変化を示すグラフである。
図3に示すように、通常動作モードにおいて、内部降圧
電圧Vint はDRAMの内部素子の電流消費により低下
すると第1の差動増幅回路12及び出力ドライバー13
によって基準電圧Vref を基に駆動される。ところが低
消費電力モードにおいて内部素子の電流消費がなくなっ
た場合、微小なリーク電流等により内部降圧電圧Vint
が徐々に上昇していく。従来の内部降圧回路は、図3に
おいて一点鎖線で示すように、このような内部降圧電圧
int の過度なる上昇を防ぐことができなかった。本実
施形態に係る内部降圧回路では、図2に示す第2の差動
増幅回路14及び出力降圧回路15によって上限基準電
圧Vrefl imを基にして内部降圧電圧Vint を制御するこ
とができる。
【0043】実際の内部降圧回路における基準電圧V
ref 及び上限基準電圧Vreflimの値について説明する。
外部電源電圧が5Vである半導体集積回路に規格電源電
圧が3.3Vの内部素子が含まれており、内部素子に電
源電圧を供給する内部降圧回路が搭載されているとす
る。内部素子の正常動作が保証される電圧範囲の規格は
3.3±0.3Vであるので、例えば基準電圧Vref
3.3V、上限基準電圧Vreflimを3.6Vとすれば、
半導体集積回路の内部素子を安定動作させることが可能
になる。
【0044】以上説明したように、本実施形態に係る内
部降圧回路によると、内部降圧電圧Vint を降下させる
出力制御回路を付加することによって内部降圧電圧V
int の過度なる上昇を防ぐことができる。
【0045】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態に係る内部降圧回路20のブロック図であ
る。
【0046】図4に示す内部降圧回路20は、DRAM
の内部素子への供給電源として内部降圧電圧Vint を出
力するための回路であって、基準電圧発生回路21、差
動増幅回路22、出力ドライバー23及び動作モード選
択回路24を備えている。
【0047】基準電圧発生回路21は、通常動作モード
における第1の基準電圧Vref1及び低消費電力モードに
おける第2の基準電圧Vref2を発生するものであり、例
えば、特開平6−208791に開示されているような
CMOS構成の回路によって実現される。
【0048】動作モード選択回路24は、通常動作モー
ドを示す第1の動作モード信号mode1及び低消費電力モ
ードを示す第2の動作モード信号mode2を発生する。差
動増幅回路22は、第1の基準電圧Vref1又は第2の基
準電圧Vref2のいずれか一方を第1の動作モード信号mo
de1及び第2の動作モード信号mode2に従って選択し、
選択した基準電圧と内部降圧電圧Vint との差動を増幅
する。出力ドライバー23は差動増幅回路22の出力電
圧によって制御され内部降圧電圧Vint を出力する。
【0049】図4に示す内部降圧回路20の動作を説明
する。
【0050】通常動作モードにおいて、動作モード選択
回路24から発生された第1の動作モード信号mode1に
より、差動増幅回路22を構成する差動増幅器の第1の
入力として第1の基準電圧Vref1が選択され、内部降圧
電圧Vint は出力ドライバー23により電圧Vref1まで
駆動される。また、低消費電力モードにおいて、動作モ
ード選択回路24から発生された第2の動作モード信号
mode2により、差動増幅回路22を構成する差動増幅器
の第1の入力として第2の基準電圧Vre2 が選択され、
内部降圧電圧Vint は出力ドライバー23により電圧V
ref2まで駆動される。
【0051】すなわち、差動増幅器の第1の入力を動作
モード毎に選択的に切り替えられるよう差動増幅回路2
2を構成することにより、従来の内部降圧回路において
動作モード毎に設けられていた差動増幅回路及び出力ド
ライバーを各々1つにできるのが本実施形態の特徴であ
る。したがって、従来よりも消費電流及びレイアウト面
積が低減される。
【0052】図5は、図4における差動増幅回路22及
び出力ドライバー23の回路図である。図5に示す回路
はCMOS構成の回路であって、差動増幅回路22は第
1の他の導電型MOSトランジスタとしてのPMOSQ
p21及び第2の他の導電型MOSトランジスタとしての
PMOSQp22、並びに第1の一の導電型MOSトラン
ジスタとしてのNMOSQn21、第2の一の導電型MO
SトランジスタとしてのNMOSQn22、第3の一の導
電型MOSトランジスタとしてのNMOSQn23、第4
の一の導電型MOSトランジスタとしてのNMOSQn
24、第5の一の導電型MOSトランジスタとしてのNM
OSQn25、第6の一の導電型MOSトランジスタとし
てのNMOSQn26及び電流源としてのNMOSQn27
によって構成されており、出力ドライバー23はPMO
SQp23によって構成されている。
【0053】PMOSQp21及びQp22のソースは外部
電源Vccに接続されており、さらにQp21及びQp22の
ゲート並びにQp22のドレインが接続されており、カレ
ントミラー回路が構成されている。
【0054】また、NMOSQn21のゲートには第1の
基準電圧Vref1が入力され、NMOSQn22のゲートに
は第1の動作モード信号mode1が入力される。NMOS
Qn23のゲートには第2の基準電圧Vref2が入力され、
NMOSQn24のゲートには第2の動作モード信号mode
2が入力される。Qn21のドレイン及びQn22のソース
は直列に接続されており、Qn23のドレイン及びQn24
のソースは直列に接続されている。Qn21及びQn23の
ソースは共にNMOSQn27のドレインに接続されてお
り、Qn22及びQn24のドレインは共にPMOSQp21
のドレインに接続されている。
【0055】NMOSQn25のゲートには内部降圧電圧
int が入力され、NMOSQn26のゲートには外部電
源電圧Vccが入力される。Qn25のドレイン及びQn26
のソースは直列に接続されており、Qn26のドレインは
PMOSQp22のドレインに接続され、Qn25のソース
はNMOSQn27のドレインに接続されている。また、
Qn27はソースが接地されると共にゲートに外部電源電
圧Vccが入力されることにより定電流源となっている。
このような構成により、差動増幅器が構成されている。
【0056】また、出力ドライバー23を構成するPM
OSQp23は、ソースが外部電源電圧Vccに接続される
と共にゲートはNMOSQn22及びQn24のドレインに
接続されている。また、Qp23のドレイン電圧が内部降
圧電圧Vint として出力されると共にNMOSQn25の
ゲートに印加される。
【0057】図5に示す回路の動作原理について説明す
る。
【0058】通常動作モードにおいて、第1の動作モー
ド信号mode1が“H”レベルとなるのでNMOSQn22
は導通状態となる。一方、第2の動作モード信号mode2
が“L”レベルとなるのでNMOSQn24は非導通状態
となる。このため、差動増幅器の第1の入力として第1
の基準電圧Vref1のみが有効となる。
【0059】内部降圧電圧Vint が第1の基準電圧V
ref1よりも小さいとき、差動増幅器によってNMOSQ
n21のドレイン電流I21はNMOSQn25のドレイン電
流I25よりも大きくなる。このため、カレントミラー回
路を構成しているPMOSQp21及びQp22のソース・
ドレイン間の電圧は、Qp21の方がより大きくなる。し
たがって、PMOSQp23は導通状態となり内部降圧電
圧Vint を上昇させる。内部降圧電圧Vint が上昇する
とQn25のドレイン電流I25が大きくなると共にQn21
のドレイン電流I21は小さくなり、差動増幅器によって
逆にQp22のソース・ドレイン間電圧が大きくなると共
にQp21のソース・ドレイン間電圧が小さくなる。この
ため、Qp23は非導通状態となり内部降圧電圧Vint
上昇は停止する。すなわち、内部降圧電圧Vint はほぼ
第1の基準電圧Vref1まで駆動されることになる。
【0060】低消費電力モードにおいて、第2の動作モ
ード信号mode2が“H”レベルとなるのでNMOSQn
24は導通状態となる。一方、第1の動作モード信号mode
1が“L”レベルとなるのでNMOSQn22は非導通状
態となる。このため、差動増幅器の第1の入力として第
2の基準電圧Vref2のみが有効となる。以下、内部降圧
電圧Vint を発生する動作は、通常動作モードと同様で
ある。
【0061】以上説明したように、本実施形態による
と、従来では複数の差動増幅回路により実現されていた
機能を複数の基準電圧が入力可能な単一の差動増幅回路
によって実現されているので、内部降圧回路の消費電力
及びレイアウト面積を低減することができる。
【0062】また、本実施形態と第1の実施形態とを組
み合わせても良い。すなわち、通常動作モードにおいて
は第1の基準電圧Vref1及び第1の上限基準電圧V
reflim1を与え、低消費電力モードにおいては第2の基
準電圧Vref2及び第2の上限基準電圧Vreflim2 を与え
れば良い。
【0063】(第3の実施形態)図5に示す回路におい
て動作モードを切り換えるとき、動作モード信号の切換
タイミングによってはNMOSQn22及びQn24が共に
導通状態となる可能性がある。Qn22及びQn24が共に
導通状態となると出力端子に過電流が流れ、内部降圧電
圧Vint が基準電圧よりも上昇してしまう。例えば、通
常動作モードから低消費電力モードに切り換えるとき、
内部降圧電圧Vint は第1の基準電圧Vre f1よりも高く
なってしまうという現象が生じる。すなわち、内部降圧
電圧Vintが過度に上昇するという問題が生じる。
【0064】本実施形態に係る内部降圧回路は前記の問
題を解決するものであり、動作モードを切り換える際に
NMOSQn22及びQn24が共に導通状態となることの
ないよう動作モード信号を制御するものである。
【0065】図6は、本実施形態に係る内部降圧回路に
おける動作モード選択回路の回路図である。図6におい
て、31は遅延器、32はOR回路、33はAND回路
及び34はインバータである。
【0066】外部から入力される動作信号modeは、OR
回路32及びAND回路33に直接入力されると共に遅
延器31を介してOR回路32及びAND回路33に入
力される。OR回路32の出力信号はインバータ34に
より反転された後第1の動作モード信号mode1として出
力され、AND回路33の出力信号は第2の動作モード
信号mode2として出力される。
【0067】動作信号modeが“L”レベルのときは第1
の動作モード信号mode1は“H”レベルであり且つ第2
の動作モード信号mode2は“L”レベルである。一方、
動作信号modeが“H”レベルのときは第1の動作モード
信号mode1は“L”レベルであり且つ第2の動作モード
信号mode2は“H”レベルである。
【0068】図6に示す動作モード選択回路の動作につ
いて説明する。
【0069】図7は、図6に示す動作モード選択回路の
動作を示すタイミングチャートである。動作信号modeを
“L”レベルから“H”レベルに切り換えると、第1の
動作モード信号mode1は“H”レベルから“L”レベル
に切り換わる。しかし、第2の動作モード信号mode2は
遅延器31による遅延時間td の後“H”レベルにな
る。第1の動作モード信号mode1及び第2の動作モード
信号mode2が共に“L”レベルの間は差動増幅回路は動
作しないので、DRAM内部素子への電流供給によって
内部降圧電圧Vint は徐々に降下していく。第2の動作
モード信号mode2が“H”レベルになると、内部降圧電
圧Vint は第2の基準電圧Vref2にほぼ等しくなる。
【0070】動作信号modeを“H”レベルから“L”レ
ベルに切り替えると、第2の動作モード信号mode2は
“H”レベルから“L”レベルに切り換わる。しかし、
第1の動作モード信号mode1は遅延器31による遅延時
間td の後“H”レベルになる。第1の動作モード信号
mode1及び第2の動作モード信号mode2が共に“L”レ
ベルの間は差動増幅回路は動作しないので、内部降圧電
圧Vint は上昇しない。第1の動作モード信号mode1が
“H”レベルになると、内部降圧電圧Vint は第1の基
準電圧Vref1まで上昇する。
【0071】以上説明したように、本実施形態による
と、動作モードを切り換えるとき差動増幅回路を動作さ
せないことにより内部降圧電圧の過度の上昇を防ぐこと
ができる。これにより、内部降圧回路の消費電力が低減
される。
【0072】なお、各実施形態において、DRAMに搭
載する内部降圧回路について説明したが、本発明に係る
内部降圧回路は他の種類の半導体集積回路においても利
用可能である。例えば、EEPROMの読み出し回路に
電源を供給するために本発明に係る内部降圧回路を適用
しても良い。
【0073】
【発明の効果】請求項1〜5の発明に係る内部降圧回路
によると、内部降圧電圧が与えられた第1の基準電圧よ
りも所定の電圧だけ高い第2の基準電圧を越えたとき、
出力制御回路によって内部降圧電圧を降下させることが
できるので、内部降圧電圧が過度に上昇することがなく
なり半導体集積回路の内部素子に安定した電源電圧を供
給することが可能になる。また、半導体集積回路の内部
素子へのストレスを低減することができる。
【0074】請求項6〜11の発明に係る内部降圧回路
によると、単一の出力回路によって、第1の基準電圧を
基にした内部降圧電圧又は第2の基準電圧を基にした内
部降圧電圧のいずれか一方を選択して出力することがで
きるので、従来よりも内部降圧回路の消費電力及び回路
面積を低減することができる。
【0075】請求項12の発明に係る内部降圧回路によ
ると、出力回路において第1の基準電圧及び第2の基準
電圧が同時に選択されることがなくなるので、内部降圧
回路の消費電力がさらに低減できると共に内部降圧電圧
がより安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る内部降圧回路の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す内部降圧回路における第2の差動増
幅回路及び出力降圧回路の回路図である。
【図3】図1に示す内部降圧回路が発生する内部降圧電
圧の変化を示すグラフである。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る内部降圧回路の
構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示す内部降圧回路における差動増幅回路
及び出力ドライバーの回路図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る内部降圧回路に
おける動作モード選択回路の回路図である。
【図7】図6に示す動作モード選択回路の動作を示すタ
イミング図である。
【図8】従来の内部降圧回路の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 内部降圧回路 11 基準電圧発生回路 12 第1の差動増幅回路 13 出力ドライバー 14 第2の差動増幅回路 15 出力降圧回路 Qp11 P型MOSトランジスタ(電流源) Qp12 P型MOSトランジスタ(第1の一の導電型M
OSトランジスタ) Qp13 P型MOSトランジスタ(第2の一の導電型M
OSトランジスタ) Qn11 N型MOSトランジスタ(第1の他の導電型M
OSトランジスタ) Qn12 N型MOSトランジスタ(第2の他の導電型M
OSトランジスタ) Qn13 N型MOSトランジスタ 20 内部降圧回路 21 基準電圧発生回路 22 差動増幅回路 23 出力ドライバー 24 動作モード選択回路 Qp21 P型MOSトランジスタ(第1の他の導電型M
OSトランジスタ) Qp22 P型MOSトランジスタ(第2の他の導電型M
OSトランジスタ) Qp23 P型MOSトランジスタ Qn21 N型MOSトランジスタ(第1の一の導電型M
OSトランジスタ) Qn22 N型MOSトランジスタ(第2の一の導電型M
OSトランジスタ) Qn23 N型MOSトランジスタ(第3の一の導電型M
OSトランジスタ) Qn24 N型MOSトランジスタ(第4の一の導電型M
OSトランジスタ) Qn25 N型MOSトランジスタ(第5の一の導電型M
OSトランジスタ) Qn26 N型MOSトランジスタ(第6の一の導電型M
OSトランジスタ) Qn27 N型MOSトランジスタ(電流源) 31 遅延器 32 OR回路 33 AND回路 34 インバータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路に搭載され、外部電源電
    圧よりも低い内部降圧電圧を発生して前記半導体集積回
    路が備える内部素子に供給する内部降圧回路であって、 第1の基準電圧及びこの第1の基準電圧よりも所定の電
    圧だけ高い第2の基準電圧をそれぞれ発生して出力する
    基準電圧発生回路と、 前記基準電圧発生回路から出力された第1の基準電圧を
    基にして前記内部降圧電圧を出力する出力回路と、 前記出力回路から出力された内部降圧電圧が前記基準電
    圧発生回路から出力された第2の基準電圧を越えたと
    き、前記内部降圧電圧を降下させる出力制御回路とを備
    えていることを特徴とする内部降圧回路。
  2. 【請求項2】 前記出力制御回路は、 前記第2の基準電圧及び内部降圧電圧を入力とし、前記
    第2の基準電圧と前記内部降圧電圧との差に応じて変化
    する電圧を出力する差動増幅回路と、 前記差動増幅回路から出力された電圧に従って前記内部
    降圧電圧を降下させる出力降圧回路とを有することを特
    徴とする請求項1に記載の内部降圧回路。
  3. 【請求項3】 前記差動増幅回路は、 電流源と、 前記電流源にソースが接続され、前記第2の基準電圧が
    ゲートに印加された第1の一の導電型MOSトランジス
    タと、 前記電流源にソースが接続され、前記内部降圧電圧がゲ
    ートに印加された第2の一の導電型MOSトランジスタ
    と、 前記第1の一の導電型MOSトランジスタに対して互い
    のドレイン同士が接続されると共に、ソースが電源に接
    続された第1の他の導電型MOSトランジスタと、 前記第2の一の導電型MOSトランジスタに対して互い
    のドレイン同士が接続されると共に、ソースが電源に接
    続された第2の他の導電型MOSトランジスタとを有
    し、 前記第1の他の導電型MOSトランジスタ及び第2の他
    の導電型MOSトランジスタは互いのゲート同士が接続
    され、さらに前記第2の他の導電型MOSトランジスタ
    のゲートとドレインとが接続されており、 前記出力降圧回路は、 ソースが電源に接続され、前記第1の一の導電型MOS
    トランジスタのドレイン電圧がゲートに印加され、ドレ
    イン電圧が前記内部降圧電圧となるN型MOSトランジ
    スタを有することを特徴とする請求項2に記載の内部降
    圧回路。
  4. 【請求項4】 前記第2の基準電圧と前記第1の基準電
    圧との差は0.3V以下であることを特徴とする請求項
    1に記載の内部降圧回路。
  5. 【請求項5】 前記出力制御回路は、CMOSトランジ
    スタの組み合わせによって構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の内部降圧回路。
  6. 【請求項6】 半導体集積回路に搭載され、外部電源電
    圧よりも低い内部降圧電圧を発生して前記半導体集積回
    路が備える内部素子に供給する内部降圧回路であって、 第1の基準電圧及び第2の基準電圧を発生して出力する
    基準電圧発生回路と、 前記基準電圧発生回路から出力される第1の基準電圧又
    は第2の基準電圧のいずれか一方を選択し、選択された
    基準電圧を基にして前記内部降圧電圧を出力する出力回
    路とを備えていることを特徴とする内部降圧回路。
  7. 【請求項7】 前記第1の基準電圧は前記第2の基準電
    圧よりも高く設定されており、 前記出力回路は、前記半導体集積回路の内部素子が通常
    動作するときは前記第1の基準電圧を選択する一方、前
    記半導体集積回路の内部素子が通常よりも低い速度で動
    作するときは前記第2の基準電圧を選択することを特徴
    とする請求項6に記載の内部降圧回路。
  8. 【請求項8】 前記第1の基準電圧を選択するよう指示
    する第1の動作モード信号及び前記第2の基準電圧を選
    択するよう指示する第2の動作モード信号を前記出力回
    路に出力する動作モード選択回路をさらに備え、 前記出力回路は、 前記第1の動作モード信号により前記第1の基準電圧を
    選択するよう指示されたときは前記第1の基準電圧を基
    にして前記内部降圧電圧を出力する一方、前記第2の動
    作モード信号により前記第2の基準電圧を選択するよう
    指示されたときは前記第2の基準電圧を基にして前記内
    部降圧電圧を出力することを特徴とする請求項6に記載
    の内部降圧回路。
  9. 【請求項9】 前記出力回路は、 前記第1の基準電圧、第2の基準電圧、第1の動作モー
    ド信号、第2の動作モード信号及び内部降圧電圧を入力
    とし、前記第1の動作モード信号により前記第1の基準
    電圧を選択するよう指示されたときは前記第1の基準電
    圧と前記内部降圧電圧との差に応じて変化する電圧を出
    力する一方、前記第2の動作モード信号により前記第2
    の基準電圧を選択するよう指示されたときは前記第2の
    基準電圧と前記内部降圧電圧との差に応じて変化する電
    圧を出力する差動増幅回路と、 前記差動増幅回路から出力された電圧に従って前記内部
    降圧電圧を駆動する出力ドライバーとを有することを特
    徴とする請求項8に記載の内部降圧回路。
  10. 【請求項10】 前記差動増幅回路は、 電流源と、 前記電流源にソースが接続され、前記第1の基準電圧が
    ゲートに印加された第1の一の導電型MOSトランジス
    タと、 前記第1の一の導電型MOSトランジスタのドレインに
    ソースが接続され、前記第1の動作モード信号がゲート
    に印加された第2の一の導電型MOSトランジスタと、 前記電流源にソースが接続され、前記第2の基準電圧が
    ゲートに印加された第3の一の導電型MOSトランジス
    タと、 前記第3の一の導電型MOSトランジスタのドレインに
    ソースが接続され、前記第2の動作モード信号がゲート
    に印加された第4の一の導電型MOSトランジスタと、 前記電流源にソースが接続され、前記内部降圧電圧がゲ
    ートに印加された第5の一の導電型MOSトランジスタ
    と、 前記第5の一の導電型MOSトランジスタのドレインに
    ソースが接続され、ゲートが電源に接続された第6の一
    の導電型MOSトランジスタと、 前記第2の一の導電型MOSトランジスタ及び第4の一
    の導電型MOSトランジスタに対して互いのドレイン同
    士が接続されると共に、ソースが電源に接続された第1
    の他の導電型MOSトランジスタと、 前記第6の一の導電型MOSトランジスタに対して互い
    のドレイン同士が接続されると共に、ソースが電源に接
    続された第2の他の導電型MOSトランジスタとを有
    し、 前記第1の他の導電型MOSトランジスタ及び第2の他
    の導電型MOSトランジスタは互いのゲート同士が接続
    され、さらに前記第2の他の導電型MOSトランジスタ
    のゲートとドレインとが接続されており、 前記出力ドライバーは、 ソースが電源に接続され、前記第2の一の導電型MOS
    トランジスタ及び第4の一の導電型MOSトランジスタ
    のドレイン電圧がゲートに印加され、ドレイン電圧が前
    記内部降圧電圧となるP型MOSトランジスタを有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の内部降圧回路。
  11. 【請求項11】 前記出力回路は、CMOSトランジス
    タの組み合わせによって構成されていることを特徴とす
    る請求項8に記載の内部降圧回路。
  12. 【請求項12】 前記動作モード選択回路は、前記出力
    回路において前記第1の基準電圧及び第2の基準電圧が
    同時に選択されないように、前記第1の基準電圧を選択
    するよう前記第1の動作モード信号によって指示すると
    きは前記第2の基準電圧を選択するよう前記第2の動作
    モード信号によって指示せず、前記第2の基準電圧を選
    択するよう前記第2の動作モード信号によって指示する
    ときは前記第1の基準電圧を選択するよう前記第1の動
    作モード信号によって指示しないことを特徴とする請求
    項8に記載の内部降圧回路。
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