JPH0989177A - 継手部材一体化ホース及びその製造方法 - Google Patents

継手部材一体化ホース及びその製造方法

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JPH0989177A
JPH0989177A JP7269549A JP26954995A JPH0989177A JP H0989177 A JPH0989177 A JP H0989177A JP 7269549 A JP7269549 A JP 7269549A JP 26954995 A JP26954995 A JP 26954995A JP H0989177 A JPH0989177 A JP H0989177A
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JP
Japan
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hose
joint member
attachment portion
integrated
peripheral attachment
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JP7269549A
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English (en)
Inventor
Tadashi Akagi
忠 赤木
Toshio Isono
敏雄 礒野
Kazutaka Shiragami
和孝 白神
Takashi Hayashibara
隆 林原
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MARUGO GOMME KOGYO KK
Original Assignee
MARUGO GOMME KOGYO KK
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔課題〕 継手部材が一体化されたホースをコスト安く
提供する。 〔解決手段〕 一端側に相手部材と接続可能な接続構造
部14が形成されるとともに、他端側にホース10の内
外周に添う内周添着部16と外周添着部18とが形成さ
れた継手部材12の前記内周添着部16と外周添着部1
8とでホース10の端部をくわえ込むようにして継手部
材12とホース10とを一体化したことを特徴とする継
手部材一体化ホース。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の車両や産業
機械に使用される中低圧用のホースと継手部材とを一体
化した継手部材一体化ホース及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ホースの端部は、通常、相手部材と接続
されることが多く、そのために接続し易い特有の端部構
造が施されている。近年、この端部構造も、特開昭51
−124823号公報に示されるように、ホースの外周
に樹脂製継手をモールド(成形)したりしてコストを安
くする方法が提唱されている。更に、最近では、この端
部構造により優れた締結機能を持たせるために、ホース
にニップルを挿入し、この両者に結合スリーブを一体成
形するようなことも行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような方法による
と、ホースと結合スリーブの一体化は強固になるが、反
面、ニップルが必要になることから、その製造、管理に
コストを要する。又、成形時における結合スリーブの位
置決め等、技術的困難さも解決しなければならない。本
発明は、このような課題を解決するものであり、部品点
数を減らし、製作も容易な継手部材一体化ホース及びそ
の製造方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、一端側に相手部材と接続可能な接続構造部が形成さ
れるとともに、他端側にホースの内外周に添う内周添着
部と外周添着部とが形成された継手部材の前記内周添着
部と外周添着部とでホースの端部をくわえ込むようにし
て継手部材とホースとを一体化したことを特徴とする継
手部材一体化ホースを提供する。この場合、ホースをゴ
ムで構成し、継手部材を樹脂で構成した継手部材一体化
ホースを提供する。
【0005】又、本発明は、前記した材質が限定された
継手部材一体化ホースの製造方法であって、ホースの端
部内周側に、ホースの内周とその外周とで内周添着部の
成形空間を形成する中金型を挿入し、且つ、中金型に、
中金型先端と頭部との間に圧縮膨張体を挟む心棒をスラ
イド可能に挿入するとともに、ホースの端部外周側に、
ホースの外周及び中金型の外周とその内周とで内周添着
部の成形空間と連通する外周添着部及び接続構造部の成
形空間を形成する外金型を嵌着し、心棒を引っ張って圧
縮膨張体を膨らませて内周添着部の成形空間の先端を閉
ざし、各成形空間に溶融樹脂を注入してホースの端部に
継手部材を一体成形したことを特徴とする継手部材一体
化ホースの製造方法を提供する。
【0006】更に、本発明は、前記した製造方法におい
て、ホースの端部側の中金型の外周に、ホースの内周に
接当する突条を長手方向に沿って条状に形成した継手部
材一体化ホースの製造方法を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一例を示す継手部
材一体化ホースの完成前の断面図、図2は完成後の側面
図、図3は同じく正面図である。本発明に係る継手部材
一体化ホースは、ホース10と継手部材12とからな
る。ここで、ホース10とは、流体の移動通路を形成す
るためのものであり、この目的を達成できるものであれ
ば、チューブ、パイプ、ダクト等その呼び名にはこだわ
らないし、材質も、金属、ゴム、ゴムと金属や繊維の複
合体、樹脂又はその複合体等何であってもよい。継手部
材12は、ホース10と相手部材とを接続するもので、
この目的を達成できるものであれば、呼び名や材質の如
何は問わない。
【0008】本発明に係る継手部材12は、一端側に相
手部材と接続可能な接続構造部14が形成されるととも
に、他端側にホース10の内外周に添う内周添着部16
と外周添着部18とが形成される。尚、本例における接
続構造部14の具体例として、相手継手部材を螺合でき
るネジ部14aと、このときの便のためにスパナ等をあ
てがうことができる六角部14bとからなるものを示し
た。他端側に形成される内周添着部16と外周添着部1
8は、それぞれホース10の内外周に添うものであるか
ら、これによって両者の間にホース10の肉厚相当分の
凹部20が形成されることになる。
【0009】本発明では、この凹部20にホース10の
端部を挿入し、両者を一体化するのである。尚、ここで
の一体化とは、容易には離脱しないように両者を固定す
ることであり、これには各々別々に製作した継手部材1
2とホース10とを強固に固定する方法と、継手部材1
2をホース10に一体的に製作(成形)する方法とがあ
る。前者の方法としては、機械的接合、接着、溶着等が
考えられる。接着の場合、ホース10をゴム、継手部材
12を金属や樹脂で構成すれば、加硫接着ができるか
ら、一体化がより強固になる。
【0010】このように、継手部材12に内周添着部1
6と外周添着部18とを形成し、これでホース10の端
部をくわえ込むようにして両者を一体化することによ
り、その特有の嵌合構造と相まって両者の接触面積が増
え、一体化がより強固になる特徴がある。
【0011】一方、継手部材12を樹脂で構成し、これ
を成形するときにホース10に対して一体成形する方法
によれば、一体性、コスト性とも更に優れたものとな
る。図4及び図5はこの方法を示す説明図、図6は図5
のAーA断面図である。この方法は、継手部材12を成
形するのに中金型22と外金型24とを使用する。
【0012】このうち、中金型22は、ホース10の端
部に挿入される筒体部26と基部28とを有するもの
で、筒体部26の外周とホース10の内周との間に内周
添着部16の成形空間30を形成するものである。この
場合、筒体部26の外周のホース10の端部側には、ホ
ース10の内周に接当する突条32が途中まで条状に突
設されている(図6参照)。更に、中金型22には、そ
の先端と頭部34との間でゴム塊のような圧縮膨張体3
6を挟む心棒38がスライド可能に挿入されている。
尚、これら突条32や心棒38の役割については後述す
る。
【0013】外金型24は、適当な割型になっており、
ホース10の外周と中金型22の基部28とに亘って嵌
着されるもので、その内周とホース10の外周及び中金
型22の外周とで外周添着部18及び接続構造部14の
成形空間40を形成するものである。
【0014】以上により、中金型22をホース10の端
部に挿入し、これに外金型24を被せて心棒38を引っ
張る。すると、圧縮膨張体36がホース10の内周に当
たるまで膨らみ、内周添着部16の成形空間30の開放
端を閉ざす。同時に、圧縮膨張体36はホース10を内
側から押し上げて外金型24に密着させ、外周添着部1
8等の成形空間40を完全に塞ぐ作用を果たす。
【0015】この状態で、外金型24に形成された注入
部42から溶融した樹脂を注入すれば、樹脂は外周添着
部18及び接続構造部14の成形空間40並びに内周添
着部16の成形空間30に充填され(両空間30、40
は連通しているから)、内周添着部16、外周添着部1
8及び接続構造14を所定の形状として有する継手部材
12が成形されるから、各金型22、24を外して中の
継手部材12を取り出せばよい。
【0016】図7は以上の方法で製造された継手部材一
体化ホースの断面図、図8は図7のBーB断面図、図9
は同じくCーC断面図であるが、このとき、ホース10
と継手部材12の臨界面に接着剤等を塗布しておけば、
一体化がより強固になる。又、ホース10として加硫前
のものを使用し、成形後、加硫するとすれば、両者の一
体化は更に強固になる。
【0017】ところで、このとき、樹脂は外周添着部1
8の成形空間40の外周から注入されるから、内方に向
かって大きな圧力がかかり、内周添着部16の成形空間
30が潰れてしまう危険性がある。このため、中金型2
2の筒体部26の外周に前記した突条32を形成してこ
れを防いでいるのである(従って、突条32の部分には
内周添着部16は成形されない)。この他、中金型22
の筒体部26等には、適当な抜き勾配をつけておく。
【0018】
【発明の効果】以上、本発明は、前記したものであるか
ら、即ち、継手部材に内周添着部と外周添着部とを形成
し、これら内周添着部と外周添着部とでホースの端部を
くわえ込むようにして継手部材とホースとを一体化した
ものであるから、その特有の嵌合構造と大きな接触面積
とにより、両者は完全に一体化され、離脱することはな
い。又、ホースをゴムで構成し、これに樹脂の継手部材
を一体成形するとすれば、一体化がより強固になるとと
もに、極めて安いコストで製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例であるホースと継手部材との関係
を示す断面図である。
【図2】本発明の一例である継手部材一体化ホースの側
面図である。
【図3】本発明の一例である継手部材一体化ホースの正
面図である。
【図4】本発明の一例である継手部材一体化ホースの製
造方法を示す断面図である。
【図5】本発明の一例である継手部材一体化ホースの製
造方法を示す断面図である。
【図6】図5のAーA断面図である。
【図7】本発明の一例である継手部材一体化ホースの断
面図である。
【図8】図7のBーB断面図である。
【図9】図7のCーC断面図である。
【符号の説明】
10 ホ−ス 12 継手部材 14 接続構造部 16 内周添着部 18 外周添着部 22 中金型 24 外金型 30 内周添着部の成形空間 32 突条 34 心棒の頭部 36 圧縮膨張体 38 心棒 40 外周添着部の成形空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林原 隆 岡山県倉敷市上富井58番地 丸五ゴム工業 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に相手部材と接続可能な接続構造
    部が形成されるとともに、他端側にホースの内外周に添
    う内周添着部と外周添着部とが形成された継手部材の前
    記内周添着部と外周添着部とでホースの端部をくわえ込
    むようにして継手部材とホースとを一体化したことを特
    徴とする継手部材一体化ホース。
  2. 【請求項2】 ホースをゴムで構成し、継手部材を樹脂
    で構成した請求項1記載の継手部材一体化ホース。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の継手部材一体化ホースの
    製造方法であって、ホースの端部内周側に、ホースの内
    周とその外周とで内周添着部の成形空間を形成する中金
    型を挿入し、且つ、中金型に、中金型先端と頭部との間
    に圧縮膨張体を挟む心棒をスライド可能に挿入するとと
    もに、ホースの端部外周側に、ホースの外周及び中金型
    の外周とその内周とで内周添着部の成形空間と連通する
    外周添着部及び接続構造部の成形空間を形成する外金型
    を嵌着し、心棒を引っ張って圧縮膨張体を膨らませて内
    周添着部の成形空間の先端を閉ざし、各成形空間に溶融
    樹脂を注入してホースの端部に継手部材を一体成形した
    ことを特徴とする継手部材一体化ホースの製造方法。
  4. 【請求項4】 ホースの端部側の中金型の外周に、ホー
    スの内周に接当する突条を長手方向に沿って条状に形成
    した請求項3記載の継手部材一体化ホースの製造方法。
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