JPH0988213A

JPH0988213A - パネルの縁材取付装置

Info

Publication number: JPH0988213A
Application number: JP25059295A
Authority: JP
Inventors: Takashi Ono; 尚大野; Naoki Oka; 直樹岡
Original assignee: Okamura Corp
Current assignee: Okamura Corp
Priority date: 1995-09-28
Filing date: 1995-09-28
Publication date: 1997-03-31
Anticipated expiration: 2015-09-28
Also published as: JP3508327B2

Abstract

(57)【要約】【課題】パネルの端面に、その端面を覆う縁材を、着
脱容易かつ外観よく、かつ揺動しないようにして取り付
けるようにする。【解決手段】パネル１の枠杆の要所に係合孔を穿設
し、チャンネル状の縁材４の内面に、アングル状の互い
に平行をなす２本の支持材７を設け、その遊片７ｂの遊
端間に間隙８を形成するとともに、係止孔９を形成し、
かつ連結具１０の円形の頭部１０ａを、両支持材７の間
に挿入し、頭部１０ａに連設した軸受１０ｂを間隙８に
挿入して、連結具１０を係止孔９へ移動して９０°回動
した後、軸板１０ｂに連設した１対の係合片１０ｃを、
パネルの係合孔に押し入れて弾性係合させることによ
り、縁材４をパネル１に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば書類棚の
側面パネルや間仕切パネル、あるいは事務所等において
使用する衝立てや隣接する多数の机を仕切るパネル等の
端面を覆う縁材を、着脱容易かつ外観よく取り付ける装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】上記したパネルの端面は、通常、縁材に
より体裁よく覆われているが、縁材をパネルに容易に取
付けるようにし、かつ両者を分離して輸送しうるように
した装置が、例えば実公昭５２−４２５７３号公報や、
実公昭６２−３２１１号公報に開示されている。

【０００３】上記各公報における装置は、下面が開口す
るチャンネル状の縁材の水平片の下面要所に、下向係合
片を垂設するとともに、パネルの上面の上記下向係合片
と対向する個所に係合部を設け、この係合部に下向係合
片を係合することにより、パネルの上面に縁材を取り付
けるようになっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし上述の両装置
は、係合片や係合部の取付作業が面倒であり、かつパネ
ルに取り付けた縁材が、側方移動することがあった。ま
た、縁材に設けた係合片が縁材より突出しているので、
運搬時にそれが邪魔になるという問題があった。本発明
は、上述の諸問題を解決するとともに、安価に制作しう
る縁材取付装置を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は次のようにして解決される。パネルの端面の複数個
所に係合孔を穿設し、かつチャンネル状の縁材の中央片
の裏面に、互いに平行をなす１対のアングル状の支持材
の基片を、該基片に連設された遊片が上記中央片と平行
をなして同一平面上に並び、遊端縁が所定幅の間隙を設
けて対向するように突設するとともに、両遊片の遊端縁
における上記係合孔に対応する個所を弧状に切欠いて係
止孔を形成し、前記両支持材の間に回転自在に嵌合した
連結具の円形の頭部の一面に、上記間隙を遊通しうる厚
さで、横幅が前記間隙より大で、かつ係止孔の直径より
若干狭幅とした軸板を突設し、該軸板の先端部に弾性変
形可能な１対の係合片を連設し、この係合片を係合孔に
強制的に押し入れて弾性係合させることにより、縁材を
パネルに取付ける。

【０００６】

【発明の実施の形態】図５は、本発明を適用した書類棚
の側面パネル(１)を略示するもので、(２)は枠体、(３)
は上部枠杆(以下枠杆と略称する)、(４)は縁材、(５)は
側板である。

【０００７】図３に示すように、角筒状の枠杆(３)上面
の複数の要所には、円形の係合孔(６)が穿設されてい
る。

【０００８】図１に示すように、下面開口する偏平なチ
ャンネル状の縁材(４)の中央片(4a)の下面両側部には、
縁材(４)と同方向を向く１対のアングル状の支持材(７)
における垂直をなす基片(7a)の上端が突設されており、
支持材(７)における基片(7a)の下端に連設された水平を
なす遊片(7b)は同一平面上に並び、その端縁は、所定幅
の間隙(８)を設けて互いに対向している。

【０００９】両遊片(7b)における上記係合孔(６)に対応
する個所は、端縁より円弧状に切欠かれて、間隙(８)の
一部とともに係止孔(９)を形成している、(10)は、枠杆
(３)に縁材(４)を取り付けるための弾性材よりなる連結
具で、平面形が円形をなし、下面が水平で、上面が球面
状に盛り上がる頭部(10a)の下面の直径上には、板状の
軸板(10b)が垂設されている。軸板(10b)の下端からは、
軸板(10b)の両側方において外側方にく字形に屈曲し
て、上端が頭部(10a)に近接する１対の係合片(10c)が連
設されている。

【００１０】連結具(10)の頭部(10a)の直径は、両支持
材(７)の基片(7a)の間隔より若干短寸であり、頭部(10
a)の上下の厚さは、縁材(４)の中央片(4a)と支持材(７)
の遊片(7b)の間隔より僅かに薄い。

【００１１】軸板(10b)の横幅は、間隙(８)より大で、
かつ係止孔(９)の直径より僅かに短寸、同じく厚さは間
隙(８)より若干小寸の両係合片(10c)の屈曲部の外側面
間の間隔は、上記係合孔(６)の直径より若干長寸となっ
ている。

【００１２】上述の装置において、図１に示すように、
縁材(４)の中央片(4a)と両支持材(７)に囲まれた空間に
連結具(10)の頭部(10a)を、間隙(８)に軸板(10b)を挿入
して、連結具(10)を係止孔(９)まで移動させ、図２に示
すように、連結具(10)を垂直軸まわりに９０°回動させ
て、側方移動不能に係止する。

【００１３】ついで、パネル(１)の係合孔(６)に上方よ
り、縁材(４)とともに連結具(10)を押し下げれば、両係
合片(10c)が弾性屈撓して係合孔(６)を通過した後、常
態に復帰して、連結具(10)は係合孔(６)に係合するとと
もに、縁材(４)の両側片(4b)が側板(５)の外側面に嵌合
して、縁材(４)は、パネル(１)に移動不能に取り付けら
れる。

【００１４】パネル(１)に取り付けた縁材(４)を強制的
に引き上げることにより、両係合片(10c)が弾性屈撓し
て係合孔(６)より引き抜かれ、縁材(４)をパネル(１)よ
り取り外すことができる。

【００１５】なお上述は、本発明を書類棚の側面パネル
の上端面に適用した場合において記載したが、必要に応
じ側端面あるいは下端面、あるいは仕切りパネルの各端
面に効果的に適用することができる。

【００１６】

【発明の効果】本発明の装置は、上述のように、使用す
る各部材の構成と材質や相互作用により、縁材をパネル
の所定位置に側方移動不能に甚だ簡単に着脱することが
できる。

【００１７】また、パネルを分解して輸送する際、長尺
の縁材より突出する連結具を取り外して、個別に輸送す
れば、縁材から突出部分がなくなり、突出部分が邪魔に
なったり、突出部分である連結具が損傷したりする恐れ
がなくなり、輸送を安全かつ容易に行なうことができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における連結具の取り付け開
始時の線材の下方斜視図である。

【図２】同じく連結具取り付け後の縁材の下方斜視図で
ある。

【図３】縁材取り付け開始時のパネルの上方斜視図であ
る。

【図４】縁材取り付け後のパネルの要部縦断側面図であ
る。

【図５】本発明を適用した書類棚の側面図である。

【符号の説明】

(１)パネル (２)枠体 (３)枠杆 (４)縁材 (4a)中央片 (4b)側片 (５)側板 (６)係合孔 (７)支持材 (7a)基片 (7b)遊片 (８)間隙 (９)係止孔 (10)連結具 (10a)頭部 (10b)軸板 (10c)係合片

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】パネルの端面の複数個所に係合孔を穿設
し、かつチャンネル状の縁材の中央片の裏面に、互いに
平行をなす１対のアングル状の支持材の基片を、該基片
に連設された遊片が上記中央片と平行をなして同一平面
上に並び、遊端縁が所定幅の間隙を設けて対向するよう
に突設するとともに、両遊片の遊端縁における上記係合
孔に対応する個所を弧状に切欠いて係止孔を形成し、前
記両支持材の間に回転自在に嵌合した連結具の円形の頭
部の一面に、上記間隙を遊通しうる厚さで、横幅が前記
間隙より大で、かつ係止孔の直径より若干狭幅とした軸
板を突設し、該軸板の先端部に弾性変形可能な１対の係
合片を連設し、この係合片を係合孔に強制的に押し入れ
て弾性係合させることにより、縁材をパネルに取付ける
ようにしたことを特徴とするパネルの縁材取付装置。