JP5441048B2 - 隙間閉塞部材の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、パネル間に生じる種々の隙間に適合する隙間閉塞部材の取付構造に関するものである。
パネル間に隙間が生じる例として、特許文献1に示すパネル付きテーブルを挙げることができる。
このものは、テーブルの角部を挟む両側部に、上下方向を向く2枚のパネルを、それぞれが天板の側端面より若干離間するとともに、両パネル間に隙間が形成されるようにして取り付け、かつ前記両パネル間の隙間を塞ぎ材により閉塞するように構成されている。
両パネルの隣接する側端部の内面には、雌ねじ孔を設けるとともに、塞ぎ材の両側部に各雌ねじ孔と対向する取付孔が設けてあり、前記取付孔に挿通したねじを前記雌ねじ孔に螺合することにより、塞ぎ材を両パネルに取り付けるようにしている。
その際、各パネルの内面に複数の雌ねじ孔を上下方向に所定間隔おきに列設し、これらの適宜の雌ねじ孔をテーブルへのパネルの取り付けと、塞ぎ材の取り付けとに使用するようにしており、塞ぎ材は、両パネルの内面に取り付けられるブラケットと、該ブラケットの外面と両パネルの内面との間に挿入され、前記ブラケットにねじ止めされる目隠し材とから構成されている。
特開2002−253353号公報
ところが、デスクの種類によっては、直角以外の角部を有する異形天板を用いる場合があり、また、レイアウトによっては、隣接するパネル同士の位置が変化する場合がある。このようなケースでは、パネル間の隙間寸法や隙間の形状、向き等も変化し得る。さらに、加工誤差や組み付け誤差によっても、パネル間の隙間に変化が生じる可能性がある。
ところが、上記特許文献1のような隙間塞ぎ部材であると、隙間や隙間塞ぎ部材の大きさが予定した関係になければならず、雌ねじ孔の位置も合致していなければならないため、隙間が異なる場合には都度寸法違いのブラケットや目隠し材を用意する必要があるという不便さがある。しかも、ブラケットやパネルには隙間塞ぎ部材を取り付けた状態でも雌ねじ孔が露出し、隙間塞ぎ部材を利用しないときには更に隙間塞ぎ部材を取り除いた位置に雌ねじ孔が露出するため、パネルの外観を著しく低下させる要因になるという問題がある。もちろん、部品点数が多くなるほどコストや作業工数が嵩むことになるのは言うまでもない。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、隙間違いや隙間の変動等に柔軟に対応することができ、最小限の部品点数で安価に構成できて、着脱も容易であり、パネルの外観も毀損しないようにした、新たな構造の隙間閉塞部材の取付構造を提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の隙間閉塞部材の取付構造は、2枚のパネルの縁部間に生じる隙間を塞ぐために利用されるものであ、少なくとも一部を前記隙間に弾性変形させつつ挿入することによって、それ自体の弾性復元力でパネルの縁部に保持されるように構成した隙間閉塞部材を取り付けるための構造であって、パネル間の隙間の上方にパネル間を連結する連結部材が位置しており、隙間閉塞部材が挿入方向と逆方向に位置ずれすることを規制する規制部を当該隙間閉塞部材と連結部材との間に構成したことを特徴とする。
このような構成であれば、隙間の大きさや形状、向き等が多少異なっても、弾性変形しながらこれに対応するため、レイアウト違いや組み付け誤差などに有効に対応することができる。しかも、隙間閉塞部材を取り付けるためのブラケットやねじ等の要素部品は不要であり、最小限の部品点数で安価にパネル間の隙間を塞ぐことができる。その上、パネルや隙間閉塞部材にねじ孔を開ける必要が一切ないので、隙間閉塞部材の使用時は勿論のこと、不使用時にもパネルの良好な外観を保つことができる。そして、パネル間の隙間の上方にパネル間を連結する連結部材が位置する場合に、隙間閉塞部材が挿入方向と逆方向に位置ずれすることを規制する規制部を当該隙間閉塞部材と連結部材との間に構成することで、こうした隙間閉塞部材をより適切に取り付けることができる。
また、本発明の隙間閉塞部材の取付構造は、2枚のパネルの縁部間に生じる隙間を塞ぐために利用されるものであり、少なくとも一部を前記隙間に弾性変形させつつ挿入することによって、それ自体の弾性復元力でパネルの縁部に保持されるように構成した隙間閉塞部材を取り付けるための構造であって、パネル間の隙間の下方に空隙が存在しており、隙間閉塞部材が空隙方向に位置ずれすることを規制する規制部を当該隙間閉塞部材とパネル若しくはパネル周辺部との間に構成していることを特徴とする。
このように構成した場合でも、パネル間の隙間の下方に空隙が存在している場合に、隙間閉塞部材が空隙方向に位置ずれすることを規制する規制部を当該隙間閉塞部材とパネル若しくはパネル周辺部との間に構成することで、隙間閉塞部材をより適切に取り付けることができる。
パネル間が180度以下の角度で交叉している場所に適用して有用となる構成としては、隙間閉塞部材が、パネル間の隙間に臨む側を平断面凸状に湾曲ないし屈曲させながら前記隙間に挿入される本体部と、この本体部の凹となる側の開口端より外向きに離れる方向に延びてパネルの縁部に突き当てられる一対の係止片とを具備するものとすることが挙げられる。
より安定した取付状態を得るためには、隙間閉塞部材が、本体部の凸となる部位の外面に外向きに離れる方向に延びる一対の補助係止片を設けているものとすることが望ましい。
装着作業の便を向上させるためには、隙間閉塞部材を、本体部が、外力を加えない状態で所定の凸状に湾曲させてあり、凹となる側の開口幅が弾性変形によって幅狭となるように構成していることが好ましい。
パネル間が180度以上の角度で交叉している場所に適用して有用となる構成としては、隙間閉塞部材が、パネル間の隙間に臨む側を平断面凹状に湾曲ないし屈曲させながら一部に設けた突片を前記隙間に挿入される本体部と、この本体部から外向きに離れる方向に延びてパネルの縁部に突き当てられる一対の係止片とを具備するものとすることが挙げられる。
この場合も、より安定した取付状態を得るためには、本体部の突片に外向きに離れる方向に延びる補助突出片を更に設けていることが望ましい。
パネルの長さ違い等に有効に対応するためには、隙間閉塞部材を押し出し成形による断面形状としておくことが効果的である。
本発明は、以上説明した構成であるから、隙間違いや隙間の変動に柔軟に対応することができ、最小限の部品点数で安価に構成できて、着脱も容易であり、パネルの外観も毀損しないようにした、新規有用な隙間閉塞部材の取付構造を提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態の隙間閉塞部材は、図1に示すような異形天板1の反使用縁1b側に起立する2枚のデスクトップパネル2,2間の隙間δに適用される。反使用縁1bとは、着座者から遠い側の天板1の縁部を指し、着座者に近い使用縁1aと対向する。
異形天板1は、角部1cがほぼ120°程度に屈曲した形状のもので、この異形天板1の反使用縁1bから後方へ所定位置離間した位置に幕板を兼ねるパネル構造体3が配置してあり、デスクトップパネル2はこのパネル構造体3の上端部にブラケット41を介して取り付けられている。ブラケット41は、図6に示すように、下端部41a側をパネル構造体3に設けたスリット31に差し込み、上端部41b側をデスクトップパネル2に設けた図示しないスリットに差し込んで、両者の間を連結するものである。この実施形態のデスクトップパネル2は、図1に示すように、パネル構造体3よりも若干浮いた状態に保持されており、パネル構造体3とデスクトップパネル2との間隙にブラケット41が表出することを防止するカバー42(図5参照)が配されている。このように、異形天板1の後方へ離間させてパネル構造体3を配置し、或いはパネル構造体3の上に持ち上げた状態でデスクトップパネル2を配置することで、適宜部位に配線挿通隙間が確保されている。
図1に示すように、デスクトップパネル2は、天板1の幅寸法にほぼ対応する幅寸法のもので、このデスクトップパネル2の上フレーム20に連続する位置にコーナーブロック22が組み付けてある。このコーナーブロック22に付帯するカバー22aを外した図2のブロック本体22bに対して、上方からパネル連結部材43を落とし込んで図4に示すように当該ブロック本体22b内に装着することで、パネル連結部材43を介してデスクトップパネル2,2間を連結し、連結後に再びカバー22aを装着してパネル連結部材43を閉止するようにしている。パネル連結部材43は、図2に示すように、異形天板1の角部1cの角度に応じた角度で屈曲するもので、コーナーブロック22の内部に設けたリブ22aに係り合わせた状態で嵌め込まれ、ねじ等を使用することなくその位置を保持することができるものである。パネル連結部材43には、前記リブ22aに係合する突片43aを有しているほか、デスクトップパネル2,2間の隙間δに図4のように現われる連結部分43bの前縁にリブを兼ねた下向き爪43cが設けてある。
このように構成されるデスクは、デスクトップパネル2が異形天板1の反使用縁1bよりも後方に位置しているため、図1に示したようにデスクトップパネル2の側縁部2a、2a間に隙間δが生じるものであり、見栄えを損なう原因となる。
そこで本実施形態は、その隙間δを図2に示す隙間閉塞部材5によって閉塞するようにしている。
この隙間閉塞部材5は、押し出し成形によって構成される樹脂製のもので、横断面が均等な概略ハット状をなしている。具体的には、デスクトップパネル2の側縁部2a、2a間の隙間δに向かって平断面凸状(逆U字状)に湾曲ないし屈曲しながら挿入される本体部51と、この本体部51の凹となる側の開口端より外向きに離れる方向に延びてデスクトップパネル2の側縁部2aのパネル面に突き当てられる一対の係止片52とを具備している。本体部51は、外力を加えない状態で所定の凸状に湾曲しており、凹となる側の開口幅Wが幅狭となる方向に弾性変形するように構成されている。凸の大きさや寸法は、予想されるレイアウト変更や組み付け誤差等により生じ得る隙間δよりも幅広に設けてある。
この隙間閉塞部材5を装着するには、図3に示すように、デスクトップパネル2の厚み方向に沿って正面側から当該隙間閉塞部材5を近づけ、凸状の本体部51を隙間δに向かって押し込む。凸の形状は予定される隙間δよりも幅広にしてあり、本体部51は凸形状をすぼめながら、換言すれば開口幅Wを狭めながら、隙間δに弾性的に挿入される。その結果、同図(b)に示すように、係止片52がデスクトップパネル2の側縁部2aのパネル面に係合する。隙間閉塞部材5を挿入した後、上方から図2→図4に示すようにパネル連結部材43を装着すれば、下向き爪43cは隙間閉塞部材5の本体部51の凹となる側すなわち開口側に差し込まれる。勿論、先にパネル連結部材43を装着しておき、隙間閉塞部材5を若干斜めに傾けて先に上端部5aをパネル連結部材43の下向き爪43cの内側に潜り込ませ、しかる後、そこを中心に下端側を回転させながら本体部51を隙間δに押し込むように操作することもできる。
隙間閉塞部材5の装着が完了すると、正面からも背面からもデスクトップパネル2,2間に生じていた見苦しい隙間δは解消される。この状態において、隙間閉塞部材5の上端部5aとパネル連結部材43の爪43cとは、隙間閉塞部材51が挿入方向と逆方向に離脱することを規制する規制部Xを構成する。
また、隙間閉塞部材5の上端部5aをパネル連結部材43の爪43cに係り合わせた状態で、図5に示すように、デスクトップパネル2,2間の隙間δの下方に連続する位置には空隙Sが存在している。この空隙は、デスクトップパネル2の下に存するカバー42の高さに略対応している。そこで、隙間閉塞部材5を、デスクトップパネル2の高さ寸法よりも若干長尺なものにして、下端部5bを左右のカバー42の間に垂下させ、パネル構造体3の上端部3aに突き当てて、隙間閉塞部材5が空隙S方向に位置ずれすることを規制する規制部Yを当該隙間閉塞部材5とカバー42との間に構成している。
以上のように、この実施形態の隙間閉塞部材5は、2枚のデスクトップパネル2,2の縁部2a、2a間に生じる隙間δを塞ぐにあたり、本体部51を前記隙間δに弾性変形させつつ挿入することによって、それ自体の弾性復元力でデスクトップパネル2の縁部2aに保持されるように構成したので、隙間δの大きさや形状、向き等が多少異なっても、弾性変形しながらこれに対応することができる。このため、組み付け誤差やレイアウト変更等に有効に対応することができる。しかも、隙間閉塞部材5を取り付けるためのブラケットやねじ等の要素部品は不要であるため、最小限の部品点数で安価にデスクトップパネル間の隙間を塞ぐことができる。その上、デスクトップパネル2や隙間閉塞部材5にねじ孔を開ける必要が一切ないので、隙間閉塞部材5の使用時は勿論のこと、不使用時にもデスクトップパネル2の良好な外観を保つことができる。
具体的にこの隙間閉塞部材5は、デスクトップパネル2,2間の隙間δに臨む側を平断面凸状に湾曲させながら前記隙間δに挿入される本体部51と、この本体部51の凹となる側の開口端より外向きに離れる方向に延びてデスクトップパネル2の縁部2aに突き当てられる一対の係止片52,52とを具備しており、係止片52がデスクトップパネル2の縁部2aに突き当たる位置まで本体部51を押し込むだけで装着を完了することができるので、取り扱いに極めて便利となる。そして、このような隙間閉塞部材5の形状は、特にデスクトップパネル間が180度以下の角度で交叉していて、平行ないしハの字状をなしている隙間δに対して、装着が簡単であり、定着状態も良好なものとなる。
さらに、本体部51が、外力を加えない状態で所定の凸状に湾曲させてあり、凹となる側の開口幅Wが弾性変形によって幅狭となるように構成していて、本体部51は主として開口幅W方向に変形を引き起こすので、装着や定着がより簡単、確実であり、隙間δの変化にもより適切に対応することができるものとなる。
また、この実施形態では、デスクトップパネル2,2間の隙間δの上方にデスクトップパネル2,2間を連結するパネル連結部材43が位置していることを利用して、隙間閉塞部材5が挿入方向と逆方向に位置ずれすることを規制する規制部Xを当該隙間閉塞部材5とパネル連結部材43との間に構成しているので、簡単な着脱構造であっても、デスクトップパネル2の構造を利用して隙間閉塞部材5を所定位置に確実に取り付けた状態を維持することができる。
同様にデスクトップパネル2,2間の隙間δの下方に空隙Sが存在していることに対しては、隙間閉塞部材5が空隙Sの方向に位置ずれすることを規制する規制部Yを当該隙間閉塞部材5とデスクトップパネル2の下方に位置するパネル構造体3の上端部3aとの間に構成しているので、簡単な着脱構造であっても、デスクトップパネル2の構造を利用して隙間閉塞部材5を所定位置に確実に取り付けた状態を維持することができる。
また、隙間閉塞部材5は、押し出し成形によって作られており、等断面形状を有していて、適宜の部位で切断して使用することができるので、長さ調整を自由に行うことができ、デスクトップパネルの高さ違い等にも有効に対応することが可能になる。
ところで、図11はこの隙間閉塞部材5の他の適用例を模式的な平面で示している。同図(a)に示すレイアウトは、デスク101、101同士を直交配置し、各々のデスク101に前記と同様のデスクトップパネル2が取付けられているもので、デスクトップパネル2,2間を塞ぐ位置に隙間閉塞部材5が適用される。一方、同図(b)は一方のデスク101に更にサイドパネル110が取付けられる場合を示しており、この場合に他方のデスクトップパネルが同図(a)の位置にあると、サイドパネル110との位置がずれて見栄えを損ねる。そこで、同図(b)に示すようにデスクトップパネル2を図中矢印で示す方向に持ち出すことが行われる。このような場合には、同図(a)、(b)でデスクトップパネル2,2間の隙間δの寸法や形状、開口方向等が変化することになるが、本実施形態の隙間閉塞部材5を用いれば、このような隙間δの変化にも柔軟に対応することができる。
なお、図12はデスクトップパネル2を持ち出す構造を例示している。既に図6に示したように、デスクトップパネル2はブラケット41を介してパネル構造体3に取り付けられている点は述べたが、このブラケット41は上下方向の中間部に屈曲部41cを有し、この屈曲部41cを境にして下端部41a側と上端部41b側が厚み方向に変位している。このため、図12に示すように屈曲方向を逆にしてブラケットの下端部41aをパネル構造体3に差し込めば、上端部41bがパネル構造体3の外側に持ち出され、図11(a)→(b)に示したようなデスクトップパネル2の持ち出しを実現することができる。図1および図5に示したようにデスクトップパネル2がパネル構造体3から持ち上がっているのはこの屈曲部の存在によりデスクトップパネル2にもパネル構造体3にも差し込めないためで、カバー42はその屈曲部を覆う位置に配されているものである。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、図7(a)に示すように、本体部51の凸となる部位の外面に外向きに離れる方向に延びる一対の補助係止片51aを設けてもよい。このような構造は、デスクトップパネル2の縁部2aに沿ってその側端面2bに溝2cが存在するような場合に有効であり、かかる補助係止片51aを溝2cに係り合わせれば、隙間閉塞部材5のより安定した取付状態を得ることができる。この場合、同図(b)に示すように、溝2cの下端部に突起2dを設け、補助係止片51aの下端部に切欠51bを設ければ、隙間閉塞部材5が空隙S方向に位置ずれすることを規制する規制部Y´を当該隙間閉塞部材5とデスクトップパネル2との間に構成することができて、隙間閉塞部材5の下端とデスクトップパネル2の下端とを有効に揃えることができる。
また、隙間閉塞部材として、例えば図8(a)に示すようにV字形に屈曲した本体部151を有するものや、同図(b)に示すようにW形(M形)に屈曲した本体部251を有するもの等も採用することができる。
一方、隙間閉塞部材は必ずしも隙間側が凸となるように変形するものに限らず、図9に示すように隙間δ側が凹となるように変形する隙間閉塞部材305を利用することもできる。
この隙間閉塞部材305は、デスクトップパネル2,2間の隙間δに臨む側を平断面凹状に湾曲ないし屈曲させながら内面に設けた突片305aを前記隙間δに挿入される本体部351と、この本体部351から外向きに離れる方向に延びてデスクトップパネル2の縁部2aに突き当てられる一対の係止片352とを具備するものである。
このように構成しても、係止片352がデスクトップパネル2の縁部2aに突き当たる位置まで突片305aを押し込むだけで装着を完了することができるので、取り扱いが極めて簡便となる。そして、特に図示のようにデスクトップパネル間が180度以上の角度で逆ハの字状に開いて交叉している場所に適用して有用なものとなる。
この場合、図10に示すように、本体部351の突片305aに外向きに離れる方向に延びる補助突出片305bを更に設けることも有効である。すなわち、デスクトップパネル2の端面2bに縁部2aに沿って溝2cが存在するような場合に、かかる補助係止片305bを溝2cに係り合わせれば、隙間閉塞部材305のより安定した取付状態を得ることができる。
さらにまた、図3に示す隙間閉塞部材5と、図9に示す隙間閉塞部材305とを同じ隙間に対して同時に適用することも可能である。
その他、デスクトップパネル以外のパネル間に生じる隙間、例えばローパーティションパネル間に隙間閉塞部材を適用するなど、その目的・用途等も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態の適用対象となるデスクトップパネル間の隙間をデスクとともに示す斜視図。 同隙間への隙間閉塞部材の取付構造を示す分解斜視図。 同隙間閉塞部材の取付手順を示す模式図。 隙間閉塞部材の上端側における隙間への取付状態を示す斜視図。 隙間閉塞部材の下端側における隙間への取付状態を示す斜視図。 同実施形態で用いられるデスクトップパネルの取付構造を示す斜視図。 同実施形態の変形例を示す図。 同実施形態の他の変形例を示す図。 本発明の他の実施形態を示す図。 図9の変形例を示す図。 本発明の他の適用例を示す図。 図6とともにデスクトップパネルの取付構造を示す斜視図。
5、305…隙間閉塞部材
43…パネル連結部材
51、151、251、351…本体部
52、352…係止片
51a、305b…補助係止片
305a…突片
X、Y,Y´…規制部
S…空隙
δ…隙間

Claims (8)

  1. 2枚のパネルの縁部間に生じる隙間を塞ぐために利用されるものであ、少なくとも一部を前記隙間に弾性変形させつつ挿入することによって、それ自体の弾性復元力でパネルの縁部に保持されるように構成した隙間閉塞部材を取り付けるための構造であって、
    パネル間の隙間の上方にパネル間を連結する連結部材が位置しており、隙間閉塞部材が挿入方向と逆方向に位置ずれすることを規制する規制部を当該隙間閉塞部材と連結部材との間に構成していることを特徴とする隙間閉塞部材の取付構造。
  2. 2枚のパネルの縁部間に生じる隙間を塞ぐために利用されるものであり、少なくとも一部を前記隙間に弾性変形させつつ挿入することによって、それ自体の弾性復元力でパネルの縁部に保持されるように構成した隙間閉塞部材を取り付けるための構造であって、
    パネル間の隙間の下方に空隙が存在しており、隙間閉塞部材が空隙方向に位置ずれすることを規制する規制部を当該隙間閉塞部材とパネル若しくはパネル周辺部との間に構成していることを特徴とする隙間閉塞部材の取付構造。
  3. 前記隙間閉塞部材が、パネル間の隙間に臨む側を平断面凸状に湾曲ないし屈曲させながら前記隙間に挿入される本体部と、この本体部の凹となる側の開口端より外向きに離れる方向に延びてパネルの縁部に突き当てられる一対の係止片とを具備するものであることを特徴とする請求項1又は2何れかに記載の隙間閉塞部材の取付構造。
  4. 前記隙間閉塞部材が、本体部の凸となる部位の外面に外向きに離れる方向に延びる一対の補助係止片を設けているものであることを特徴とする請求項記載の隙間閉塞部材の取付構造。
  5. 前記隙間閉塞部材が、本体部が、外力を加えない状態で所定の凸状に湾曲させてあり、凹となる側の開口幅が弾性変形によって幅狭となるように構成しているものであることを特徴とする請求項3又は4何れかに記載の隙間閉塞部材の取付構造。
  6. 前記隙間閉塞部材が、パネル間の隙間に臨む側を平断面凹状に湾曲ないし屈曲させながら一部に設けた突片を前記隙間に挿入される本体部と、この本体部から外向きに離れる方向に延びてパネルの縁部に突き当てられる一対の係止片とを具備するものであることを特徴とする請求項1又は2何れかに記載の隙間閉塞部材の取付構造。
  7. 前記隙間閉塞部材が、本体部の突片に外向きに離れる方向に延びる補助突出片を更に設けているものであることを特徴とする請求項記載の隙間閉塞部材の取付構造。
  8. 前記隙間閉塞部材が、押し出し成形によって等断面形状を有するものであることを特徴とする請求項1〜何れかに記載の隙間閉塞部材の取付構造。
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