JP2003325258A - アッパースクリーン付き什器並びにこれに使用する連結具 - Google Patents

アッパースクリーン付き什器並びにこれに使用する連結具

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JP2003325258A
JP2003325258A JP2002135524A JP2002135524A JP2003325258A JP 2003325258 A JP2003325258 A JP 2003325258A JP 2002135524 A JP2002135524 A JP 2002135524A JP 2002135524 A JP2002135524 A JP 2002135524A JP 2003325258 A JP2003325258 A JP 2003325258A
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Naoyuki Maekawa
尚幸 前川
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Itoki Crebio Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】間仕切パネルの上端に複数枚のアッパースクリ
ーンを隣合わせに並設した際、それらアッパースクリー
ンの取り付け強度を向上させる。 【解決手段】隣り合ったアッパースクリーン5の上コー
ナー部を合成樹脂製の連結具8で連結する。連結具8
は、帯板状の屈曲自在なヒンジ部8bと、これに連接し
た嵌合部8aとから成っており、両嵌合部8aは、1枚
のアッパースクリーン5の上コーナー部に嵌合する嵌合
溝17を備えている。連結具8は平面姿勢を自在に変更
できるように屈曲自在であるため、1種類の連結具8だ
けで、平面視L型に配置されたアッパースクリーンを簡
単に連結できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄いアッパースク
リーンを備えた什器並びに前記アッパースクリーンを連
結するための連結具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のオフィスにおいては、自立式の間
仕切パネルを平面視L字状やコ字状に配置して、パネル
で囲われた内側に天板を配置した間仕切付き机が広く普
及している。また、脚付きの天板の縁部に目隠し用等の
パネルを立設することも行われている。
【0003】このようなパネル付き机や単なる間仕切装
置において、目隠し用や装飾のために、パネルの上端に
薄いアッパースクリーン(アッパーボード、アッパーパ
ネルと言い換えても良い)を立設することが行われてい
る。
【0004】パネルは例えば25〜50mm程度の厚さ
があるのに対して、アッパースクリーンは例えばパネル
よりは遥かに薄くて、例えば5〜10mm程度の厚さで
あることが多い。アッパースクリーンを素材や構造から
見ると、全体を半透明のアクリル板やガラスで構成した
もの、或いは方形のフレームに織物を張ったものなど、
様々である。
【0005】アッパースクリーンの配置形態としては、
従来は、1枚のパネルに対応して1枚のアッパースクリ
ーンを配置することが多い。そして、例えば実開平6−
56236号公報には、1枚のパネルに1枚のアッパー
スクリーンを配置した場合において、パネルの左右端部
から支柱状の取付具を立設して、この取付具に設けた縦
溝にアッパースクリーンの側端部を嵌合させることが記
載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記公報のように支柱
状の取付具を使用した取り付け方法では、取付具を一々
パネルの支柱に取り付けなければならないため、構造が
複雑化するという問題があった。
【0007】また、1枚のパネルに複数枚のアッパース
クリーンを並設したい場合があるが、前記公報では取付
具はパネルの支柱に立設するものであるため、このよう
に1枚のパネルに複数のアッパースクリーンを取付ける
ことには対応できないという問題もあった。
【0008】他方、実開平7−23122号公報には、
他の取り付け態様として、パネルの上面に設けた溝にア
ッパースクリーンの下端縁を差し込むことが記載されて
おり、この取り付け態様では、1枚のパネルに複数枚の
アッパースクリーンを並設することも可能といえる。
【0009】しかし、この実開平7−23122号公報
の方法では、アッパースクリーンの取り付け強度(倒れ
防止機能)は専らパネルの溝による保持力に依存してい
るため、取り付け強度が弱いという問題があった。
【0010】本発明は、このような現状に鑑み成された
もので、簡単な構造でありながらアッパースクリーンの
取り付け強度を向上させることを目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、アッパースク
リーン付き什器とアッパースクリーン用連結具とを含ん
でいる。
【0012】請求項1の発明は什器に関するもので、こ
の什器は、間仕切壁の上端や天板の縁部に隣り合わせた
状態で立設された複数枚のアッパースクリーンを備えて
おり、隣合ったアッパースクリーンの側端部の相互間
を、それらアッパースクリーンの側端部に被嵌する嵌合
部が一体に連設された連結具によって連結している。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明をパネ
ル付き机に適用したもので、このパネル付き机は、天板
と、天板の上面よりも上方に立ち上がったパネルとを備
えており、パネルの上端にアッパースクリーンが立設さ
れている。
【0014】前記連結具はポリプロピレンのような合成
樹脂製であって、この連結具は、アッパースクリーンの
側端部がきっちり嵌まり込む嵌合溝を備えた2つの嵌合
部と、これら両嵌合部を平面視において両嵌合部の中心
線箇所において連結する薄いヒンジ部とから成ってい
る。
【0015】そして、前記連結具における両嵌合部の相
対向した部位を、それぞれヒンジ部に繋がった部位を頂
点とする平面視約45°程度の角度の山形に形成するこ
とにより、両嵌合部の平面姿勢を直線状に延びる姿勢か
ら略直交した姿勢まで姿勢変更自在と成している。
【0016】請求項3の発明は連結具に関するもので、
この連結具は、請求項2に記載した連結具の構造を基本
として、両嵌合部に、アッパースクリーンの上面に当た
る上面板をそれぞれ設けており、更に、前記ヒンジ部は
引き千切り可能又は切断可能になっている点が付加され
ている。
【0017】
【発明の作用・効果】本発明によると、隣合ったアッパ
ースクリーンを連結具によって連結できるため、隣合っ
たアッパースクリーンは互いに補強し合った状態になっ
て、取り付け強度を向上させることができる(すなわち
外力によって倒れにくくすることができる)。
【0018】そして、連結具はアッパースクリーンに被
嵌するだけであるため、パネルやアッパースクリーンに
特段の加工を施す必要はないと共に、取り付け・取り外
しも簡単である。また、既設の什器に簡単に適用可能で
ある点でも優れている。
【0019】複数枚のアッパースクリーンが隣り合う態
様としては、平面視で直接状に並んでいたり、平面視で
L字状やT字状、或いは十字状に並んでいたりする。こ
のような配置形態に応じて専用の連結具を製造すること
も可能であるが、請求項2及び請求項3のように構成す
ると、連結具を平面視でL字状に曲げることによってL
形配置のアッパースクリーンに適用するというように、
1種類の連結具で複数の配置態様のアッパースクリーン
の連結に対応できる利点がある。
【0020】また、アッパースクリーンが平面視でT字
状や十字状に配置されている場合、請求項2及び請求項
3の発明では、連結具をヒンジ部の箇所で千切り又は切
断して、各アッパースクリーンに単体の嵌合部を嵌め込
み、各嵌合部を互いに突き合わせた状態にすることも可
能であり、この場合、各嵌合部は繋がっていなくても互
いに突き合わさることによって横向き移動が阻止又は抑
制されるため、やはり、アッパースクリーンの取り付け
強度を向上させることができる。
【0021】一般にはアッパースクリーンはパネルの上
面に配置されていることが多いが、この場合、連結具
は、美感や引っ掛かり防止の点から、平面視でパネルの
表裏両側にはみ出ない厚さとするのが好ましい。
【0022】アッパースクリーンがパネルよりも薄いこ
とを利用して、連結具をアッパースクリーンの側端部に
被嵌する(すなわち、アッパースクリーンの側端部を包
むように嵌まる)方式とすることにより、コンパクトな
連結具でありながら、アッパースクリーンを簡単に補強
することができるのである。
【0023】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0024】(1).第1実施形態(図1〜図8) 図1〜図8では第1実施形態を示している。本実施形態
は、パネル付き机の一例としての間仕切付き机(或いは
机付き間仕切装置)に適用した例であり、図1(全体斜
視図)に示すように、間仕切付き机は、平面視でL字状
に配置された床上自立式の間仕切パネル1と、平面視略
L字状の天板2とを備えている。
【0025】天板2の一端部は脚用パネル3で支持され
ており(棒状等の脚で支持したりサイドパネルの中途高
さ部位に支持しても良い)、他端部は袖キャビネット4
で支持されている。また、天板2は、倒れないようにブ
ラケット(図示せず)によって間仕切パネル1に支持さ
れている。
【0026】なお、間仕切パネル1と机とを完全に分離
して、脚や袖キャビネットで天板を支持して成る机を間
仕切装置に並設することも可能である。また、間仕切パ
ネル1は1枚板方式でも良いし、複数枚を上下に積み重
ねた形態でも良い。間仕切パネル1には図示しないブラ
ケットによって棚板を取り付けできる。
【0027】間仕切パネル1は机上面よりも高い高さ寸
法になっており、手前側に位置した間仕切付き机におい
ては、両間仕切パネル1の上面には、2枚ずつのアッパ
ースクリーン3を立設している。なお、1枚の間仕切パ
ネル1に1枚又は3枚以上のアッパースクリーン3を取
り付けてもよい。
【0028】各アッパースクリーン3は、その複数箇所
を固定具6によって間仕切パネル1の笠木7に固定して
いる。また、一つの間仕切パネル1に立設した2枚のア
ッパースクリーン3は、その上部において連結具8によ
って連結されている。
【0029】.アッパースクリーンの取り付け構造 次に、アッパースクリーン3を笠木7に固定する構造
を、図2及び図3に基づいて説明する。図2はアッパー
スクリーン3の取り付け方法を示す分離斜視図、図3の
うち(A)は間仕切パネル1の部分的な正面図、(B)
は(A)のB−B視断面図、(C)は(B)のC−C視
平断面図である(なお、(C)では縦長の姿勢に表示し
ている)。
【0030】固定具6は、アッパースクリーン5を表裏
両側から挟む一対の金属板製挟持金具9と、両挟持金具
9を引き付けるビスと、両挟持金具9を覆う合成樹脂製
のカバー10とを備えている。
【0031】挟持金具9には、笠木7に形成した横長開
口溝11に入り込む足部9aが形成されており、笠木7
のうち横長開口溝11の下端縁に上向き突条7aを形成
して、この突条7aに挟持金具9の足部9aを内側から
突っ張らせることにより、第1ビス12で両挟持金具9
とアッパースクリーン5とを共締めすると、挟持金具9
も笠木7に固定されるようになっている。
【0032】挟持金具9の上部には、左右一対の縦長フ
ラップ9bが曲げ形成されている一方、カバー10に
は、縦長フラップ9bに被嵌する係合溝10aが形成さ
れている。従って、カバー10は上下方向に移動させる
ことにより、挟持金具9に着脱することができる。
【0033】笠木7は合成樹脂の押し出し加工によって
中空状に製造されている。また、間仕切パネル1は表裏
板材13とその間に介在した芯材12とを備えており、
笠木7で両板材13を覆った状態で、複数本の第2ビス
13にて笠木7を芯材14に締結している。笠木7のう
ち第2ビス13の上方の箇所には、ビス挿入穴(図示せ
ず)が空いている。
【0034】なお、アッパースクリーン5を間仕切パネ
ル1に取付ける方法は図示のような固定具6を設けるこ
とに限るものではなく、他の構造の固定具を使用した
り、笠木7に形成した溝穴に嵌め込んでビスで固定する
など、様々の手段を採用することができる。
【0035】.連結具及びその使用態様 図4は連結具8とアッパースクリーン5との上方からの
斜視図、図5は連結具8を下方から見た斜視図であり、
これらの図に示すように、連結具8は、アッパースクリ
ーン5の上コーナー部に上方から被嵌する嵌合溝17を
開口させた一対の嵌合部8aと、両嵌合部8aを一体に
繋ぐヒンジ部8bとから成っている。ヒンジ部8bは若
干の幅寸法があって帯状になっている。
【0036】連結具8は例えばポリプロピレンのような
合成樹脂から成っており、ヒンジ部8bは薄いため、両
嵌合部8aの平面姿勢が変わるように自在に屈曲させる
ことができる。嵌合溝17の上面は上面板8cで塞がれ
ている。
【0037】また、嵌合溝17の内側面には適当な間隔
で複数条の突条18を形成している(或いは溝条を形成
している)。このため、嵌合溝17の内面がアッパース
クリーン5に部分的に当たることになり、その結果、こ
じれをなくして、嵌合部8aの弾性を適度に利かせて、
アッパースクリーン5のコーナー部にガタ付きなくきっ
ちりと嵌め込むことができる。
【0038】また、嵌合部8aの相対向した部位は、そ
れぞれヒンジ部8bに繋がった部位を頂点とする平面視
約45°程度の角度の山形に形成されており、このた
め、両嵌合部8aが平面視で直線状に延びる姿勢から略
直交した姿勢まで屈曲させることができる。
【0039】ヒンジ部8bを帯状に形成せずに、両嵌合
部8aの頂点部分を連接することも可能であるが、本実
施形態のようにヒンジ部8bを帯板状に形成すると、屈
曲させることが容易になると共に、屈曲によってヒンジ
部8bが千切れることを防止できる利点がある。
【0040】.連結具の使用態様 平面視で直線状に配置された2枚のアッパースクリーン
5を連結する場合は、図3(C)に示すように、嵌合部
8aを両アッパースクリーン5の上コーナー部に嵌め込
めば良いが、この場合、連結具8の嵌合部8aが互いに
離反しているため、隣合ったアッパースクリーン5の間
にはある程度の間隔の隙間が空いている(この隙間も一
種のデザインとして機能させることができる)。
【0041】図6では、平面視でT字状に配置された3
枚の間仕切パネル1が突き合わさる箇所における連結具
8の使用方法の一例を示している。(A)は一部破断平
面図、(B)は分離した状態の平面図である。
【0042】本実施形態では、間仕切パネル1の端部
(すなわち間仕切パネル1のサイドフレーム)は平面視
先窄まりで且つ側面が円弧状に形成されており、各間仕
切パネル1を、その先端が殆ど付き合うような状態で近
接させて、隣合った間仕切は図示しない連結部材によっ
て接続されている。
【0043】そして、連結具8をヒンジ部8bの箇所で
千切るか切断することによって両嵌合部8aを分離し、
この分離した単体の嵌合部8aを各アッパースクリーン
5の上コーナー部に被嵌して、3つの嵌合部8aを互い
に突き合わせた状態にしている。
【0044】ところで、直線状に延びるアッパースクリ
ーン5は両嵌合部8aが連結されている連結具8で連結
して、両アッパースクリーン5と直交する方向に延びる
アッパースクリーン5にだけ単体の嵌合部8aを嵌め込
むことも考えられる。
【0045】しかし、連結具8におけるヒンジ部8bは
ある程度の幅寸法があるため、直線状に延びる2枚のア
ッパースクリーン5をヒンジ部8b付きの連結具8で繋
ぐと、ヒンジ部8b付きの連結具8の嵌合部8aと、他
の1枚のアッパースクリーン5に取り付けた単体の嵌合
部8aとの間に隙間ができるため、他の1枚のアッパー
スクリーン5がガタ付く虞があると共に、体裁も悪くな
る虞がある。
【0046】これに対して図6の使用態様のように、各
アッパースクリーン5に単体に分離した嵌合部8aを取
付けると、各嵌合部8aを互いに密接又は密着させるこ
とができるため、ガタ付きを抑制できると共に美感も向
上できる利点がある。
【0047】3枚のアッパースクリーン5が平面視でT
字状に配置されている場合、図6のように嵌合部8aを
単体に分離して使用することに代えて、図7の平面図に
示すように、連結具8のヒンジ部8bを押し潰した状態
に曲げることにより、直線状に延びる2枚のアッパース
クリーン5を連結して、他の1枚のアッパースクリーン
5には単体に分離した嵌合部8aを装着しても良い。
【0048】2枚のアッパースクリーン5が平面視でL
字状に配置されているだけの場合は、図7に示すよう
に、連結具8をL字状に折り曲げて使用すれば良い。2
枚のアッパースクリーン5が平面視で鈍角の姿勢で配置
されている場合は、連結具8をアッパースクリーン5の
配置姿勢に応じて折り曲げて使用すれば良い。
【0049】4枚のアッパースクリーン5が平面視で十
字状に配置されている場合は、交差して配置された2枚
ずつのアッパースクリーン5をそれぞれL字状に折り曲
げた連結具8で連結しても良いし、各アッパースクリー
ン5に単体の嵌合部8aを取り付けてこれらを突き合わ
せても良い。
【0050】(2).第2実施形態(図9) 図9では、第1実施形態の変形例である第2実施形態を
示している。すなわちこの実施形態では、第1実施形態
の構造に加えて、両嵌合部8aの相対向する面に、係合
手段の一例として、上下長手の係合突起8dと係合溝8
eとを形成している。
【0051】従って、(B)に示すようにL字状に折曲
げたり、(C)に示すように3つの嵌合部8aを互いに
突き合わせたりした状態で、隣合った嵌合部8aの係合
突起8dと係合溝8eとが嵌まり合うことにより、嵌合
部8a同士のずれを防止または著しく抑制し、ひいては
アッパースクリーン5の取り付け強度をより向上するこ
とができる。
【0052】係合突起8d及び係合溝8eは上下に長く
形成する必要はなく、ごく短い長さとしたり、一つの面
に複数個ずつ形成したりしても良い。また、両嵌合部8
aの相対向する面に縦長のローレット状凹凸を形成して
も同様の効果を得ることができる。
【0053】(3).第3実施形態(図10) 上記両実施形態は、連結具8をアッパースクリーン5の
上コーナー部に嵌まるだけのごく小型の寸法とした場合
であったが、図10に第3実施形態として示すように、
連結具8は上下に長く延びる長さに設定してもよい。こ
のようにすると、アッパースクリーン5の連結強度(補
強機能)を一層向上できる。
【0054】この第2実施形態の場合、連結具8の上端
に上面板8cは設けても良いし、設けなくても良い。ま
た、上面板8cを備えていない連結具8と、上面板8c
を備えている連結具8とを併用することも可能である。
更に、連結具8を、アッパースクリーン5の側端部の予
想最高高さ寸法よりも長さに設定しておいて、必要に応
じて切断することも可能である。
【0055】(4).第4実施形態(図11) 図11では、平面視でL字状に配置されたアッパースク
リーン5を連結するのに専用として連結具8をL字状に
形成した第3実施形態を示している。この実施形態から
容易に推測できるように、T字型連結具、十字型連結具
のように、アッパースクリーン5の配置形態に応じて専
用の連結具8を用意することも可能である。
【0056】(5).第5実施形態(図12) 図12に示す第5実施形態は第1実施形態の変形例であ
り、この実施形態では、第1実施形態と同様にヒンジ部
8bを帯板状に形成しているが、第1実施形態とは異な
って、嵌合部8aの先端をカットすることにより、平面
視における両嵌合部8aの山形の仮想頂点19がほぼ同
じ位置となるように設定している。
【0057】このように構成すると、3枚のアッパース
クリーン5を平面視でT字状に配置したり、4枚のアッ
パースクリーン5を平面視で十字状に配置した場合、直
線状に延びる2枚のアッパースクリーン5はヒンジ部付
の連結具8で連結して、その連結具8における両嵌合部
8aの間の平面視V型の空間に、他のアッパースクリー
ン5に取り付けた単体の嵌合部8aをきっちりと嵌め込
むことができ、その結果、アッパースクリーン5の取り
付け強度をより向上することができる。
【0058】なお、この実施形態の場合も、一点鎖線で
示すように、係合突起8dや係合溝8eのような係合手
段を形成しても良い。
【0059】(6).第6実施形態(図13) 図13に示す第6実施形態では、連結具8はヒンジ部は
備えておらずに全体として下向きに開口した形態になっ
ており、隣り合ったアッパースクリーン5に上方から被
嵌している。この実施形態では、隣り合ったアッパース
クリーン5を互いに密着した状態に配置できる利点があ
る。
【0060】このように隣り合ったアッパースクリーン
5を密着した状態で連結する場合は、L型連結具やT型
連結具、十字型連結具のように専用化することになる。
【0061】(7).その他 本願発明は、上記の各実施形態の他にも様々に具体化す
ることができる。例えば、アッパースクリーンは必ずし
も間仕切パネル等のパネルに取り付けることには限ら
ず、例えば、机等の天板の縁部に取り付けたり、フレー
ムの上部に取り付けたりすることも可能である。
【0062】また、本願発明の適用対象はパネル付き机
や間仕切装置に限定されるものではなく、例えばアッパ
ースクリーン付きのカウンターのような他の什器にも適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る間仕切付机の全体斜視図で
ある。
【図2】アッパースクリーンの取り付け方法を示す分離
斜視図である。
【図3】 (A)は間仕切パネルの部分的な正面図、 (B)は
(A)の B-B視断面図、(C) は (B)の C-C視平断面図であ
る。
【図4】連結具を上方から見た分離斜視図である。
【図5】連結具を下方から見た斜視図である。
【図6】T型配置の場合の連結具の使用例を示す図で、
(A)は一部破断平面図、 (B)は分離した状態の平面図で
ある。
【図7】T型配置の場合の連結具の他の使用例の平面図
である。
【図8】L型配置の場合の連結具の使用例を示す平面図
である。
【図9】第2実施形態を示す図である。
【図10】第3実施形態の正面図である。
【図11】第4実施形態の正面図である。
【図12】第5実施形態の正面図である。
【図13】第6実施形態の正面図である。
【符号の説明】
1 間仕切パネル 2 机の天板 3 アッパースクリーン 4 固定具 5 笠木 6 連結具 8a 嵌合部 8b ヒンジ部 8c 上面板 15 嵌合溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間仕切壁の上端や天板の縁部に隣り合わせ
    た状態で立設された複数枚のアッパースクリーンを備え
    ており、隣合ったアッパースクリーンの側端部の相互間
    を、それらアッパースクリーンの側端部に被嵌する嵌合
    部が一体に連設された連結具によって連結している、ア
    ッパースクリーン付き什器。
  2. 【請求項2】前記什器は、天板と、天板の上面よりも上
    方に立ち上がったパネルとを備えたパネル付き机であっ
    て、パネルの上端にアッパースクリーンが立設されてい
    る一方、 前記連結具はポリプロピレンのような合成樹脂製であっ
    て、この連結具は、アッパースクリーンの側端部がきっ
    ちり嵌まり込む嵌合溝を備えた2つの嵌合部と、これら
    両嵌合部を平面視において両嵌合部の中心線箇所におい
    て連結する薄いヒンジ部とから成っており、 連結具における両嵌合部の相対向した部位を、それぞれ
    ヒンジ部に繋がった部位を頂点とする平面視約45°程
    度の角度の山形に形成することにより、両嵌合部の平面
    姿勢を直線状に延びる姿勢から略直交した姿勢まで姿勢
    変更自在と成している、請求項1に記載したアッパース
    クリーン付き什器としてのパネル付き机。
  3. 【請求項3】請求項2に記載した連結具であって、両嵌
    合部に、アッパースクリーンの上面に当たる上面板をそ
    れぞれ設けており、更に、前記ヒンジ部は引き千切り可
    能又は切断可能とになっている、アッパースクリーン用
    の連結具。
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