JPH0985644A - ステープラー - Google Patents

ステープラー

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JPH0985644A
JPH0985644A JP27184195A JP27184195A JPH0985644A JP H0985644 A JPH0985644 A JP H0985644A JP 27184195 A JP27184195 A JP 27184195A JP 27184195 A JP27184195 A JP 27184195A JP H0985644 A JPH0985644 A JP H0985644A
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JP
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JP27184195A
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English (en)
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Yoshio Ichiki
敬男 市来
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 綴針の脚部に加わる力よりも、連結部に加わ
る力の方が大となり、綴針が歪んでしまうので、紙の束
を貫通する前に押し潰されて変形し、確実に綴じること
ができない。 【解決手段】 ステープラーは、収納部2と、押出部1
と、曲折部3とから構成されている。上記収納部2は、
綴針4を収納し、前端部に開口2Aが形成されている。
上記押出部1は、収納部2の開口2Aに対向して設けら
れていると共に、下端部1Aが凹状に形成され、綴針4
を、該凹状下端部1Aに当接させることにより、開口2
Aから押し出す。上記曲折部3は、収納部2の開口2A
に対向し、かつ押出部1と反対側に設けられ、開口2A
から押し出されて紙の束5を通過した綴針4の脚部4
A、4Bを突き当てて内側に折り曲げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステープラー、特に
分厚い紙の束や、硬い紙の束であっても綴針が歪むこと
なく確実に綴じることができるステープラーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ステープラーは、紙の束を綴
じる器具としてよく知られている。このステープラー
は、コ字状の綴じ金具である綴針を予め挿入しておい
て、この綴針とベースの間に紙の束を挟む。
【0003】この状態で、ハンドルで綴針を押せば、綴
針は紙の束を貫通した後その脚部がベースに当たって内
側に折り曲げられることにより、紙の束を綴じるように
なっている。
【0004】このように、ステープラーは、2枚以上の
紙を束ねることにより、例えば、コンピュータ等で印刷
された書類、封筒に入れて郵送する書類、メモ用紙等を
作成する場合に多用されている。
【0005】この傾向は益々盛んになり、ステープラー
は、現在及び将来にわたって、職場、家庭を問わず必需
品であることは明らかである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のステー
プラーには、紙の束が厚くなると、次のような課題があ
る。即ち、ステープラーは、上述したように、綴針を押
すことにより紙の束を綴じるようになっている。
【0007】この場合、従来のステープラーは、綴針を
押す手段として、図4(A)に示すような押刃100を
使用している。
【0008】この押刃100は、ハンドル(図示省略)
に固定されている。従って、綴針400とベース(図示
省略)の間に紙の束500を挟んでおいて、ハンドルを
押せば綴針400が紙の束500を貫通してそれを綴じ
る。
【0009】しかし、押刃100の下端部100Aが平
坦であるため、綴針400に加わる力は分散されてしま
い、綴針400の脚部400A、400B及び連結部4
00Cに加わる力は、全て大きさがf、方向が下向きで
ある(図4(A))。
【0010】一方、綴針400の脚部400A、400
Bには、上述した力f以外にも、紙の束500の抗力が
働き、その大きさはN1、N2、方向は上向きであっ
て、紙の束500が厚くなればなる程、また一枚の紙の
材質が硬くなればなる程、このN1、N2の大きさは大
となる。
【0011】従って、綴針400の脚部400A、40
0Bに加わる力f−N1、f−N2の大きさよりも、連
結部400に加わる力fの大きさの方が大となり、綴針
400は、図4(B)に示すように、歪んでしまう。
【0012】このため、綴針400は、紙の束500を
貫通する前に、押刃100により押し潰されてしまい、
図4(C)に示すように変形し、紙の束500を確実に
綴じることができない。
【0013】本発明の目的は、分厚い紙の束や、硬い紙
の束であっても確実に綴じることのできるステープラー
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題は、(A)綴針
4を収納し、前端部に開口2Aが形成された収納部2
と、(B)収納部2の開口2Aに対向して設けられてい
ると共に、下端部1Aが凹状に形成され、綴針4を、凹
状下端部1Aに当接させることにより、開口2Aから押
し出す押出部1と、(C)収納部2の開口2Aに対向
し、かつ押出部1と反対側に設けられ、開口2Aから押
し出されて紙の束5を通過した綴針4の脚部4A、4B
を突き当てて内側に折り曲げる曲折部3とから成ること
を特徴とするステープラーにより、解決される。
【0015】故に、本発明によれば、綴針4は、紙の束
5を綴じる瞬間に押出部1の凹状下端部1Aにより円弧
状に変形するので、紙の束5から綴針4に加わる抗力N
1、N2がこの円弧部分を通って逃げ両抗力は相殺さ
れ、綴針4には押出部1による上方からの力だけが加わ
ることになり、紙の束5が厚くなっても、また紙一枚の
材質が硬くても、綴針4が歪むことなく貫通することに
より、確実に綴じるように作用する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態により
添付図面を参照して説明する。
【0017】A.構成図1は、本発明の実施の形態を示
す全体図であり、参照符号1は押出部、2は収納部、3
は曲折部、4は綴針、5は紙の束である。
【0018】図1に示すステープラーは、よく知られて
いるように、真ん中の収納部2と、押出部1が固定され
ている上方のハンドル6と、曲折部3が固定されている
下方のベース7とが、軸(図示省略)を介して、互いに
回動自在に取り付けられている。
【0019】上記収納部2は、例えば、金属製のフレー
ムであって上部が開放された桶状に形成され、内部には
綴針4が脚部4A、4Bを下にして収納されるようにな
っている。
【0020】綴針4は、図1に示すように、コ字状であ
って脚部4A、4Bと、連結部4Cとから構成され、収
納部2内では、複数個連なって収納されていて、よく知
られているように、バネ付勢された針押し具(図示省
略)により押されることにより、前壁2Bに当接してい
る。
【0021】また、収納部2の前端部には、開口2Aが
形成され、複数個連なった綴針4が、後述する押出部1
により、一個づつ押し出されるようになっている。
【0022】押出部1は、既述した収納部2の開口2A
から綴針4を一個づつ押し出す機能を有し、開口2Aに
対向して設けられていて、例えば金属で形成され、ハン
ドル6の内部に固定されている。
【0023】ハンドル6は、よく知られているように、
下方と後方が開放されていて、例えば、合成樹脂で形成
され、内部には、該ハンドル6に対応した形状の金属製
フレーム(図示省略)が嵌合し、このフレームに、上記
押出部1が固定されている。
【0024】また、押出部1は、その下端部1Aが図示
するように凹状に形成され、綴針4を、凹状下端部1A
に当接させることにより、開口2Aから押し出すように
なっている。
【0025】押出部1の凹状下端部1Aの詳細は、図2
に示すとおりであり、図2(A)は、凹状下端部1Aの
形状が円弧の例である。
【0026】この円弧の凹状下端部1Aにより、後述す
るように、綴針4が紙の束5に食い込んだ場合に、紙の
束5からの抗力N1、N2を逃がして互いに相殺するこ
とができ(図3(C))、綴針4が歪まないようになっ
ている。
【0027】このような効果は、図2(A)の円弧の凹
状下端部1Aだけでなく、図2(B)に示す三角形の凹
状下端部1Aや、図2(C)に示す台形の凹状下端部1
Aによっても奏することが可能である。
【0028】更に、上記ハンドル6の内部に固定された
押出部1には、よく知られているように、図1に示す長
溝1Bが形成されていて、該長溝1Bには、押出部1と
一体的に設けられた板バネにより付勢された針押さえ板
8が当接しており、収納部2に収納されている二個目以
降の綴針4を押さえることにより、収納部2の開口2A
から綴針4が順序よく一個づつ押し出されるようになっ
ている。
【0029】上記曲折部3は、開口2Aから押し出され
て紙の束5を通過した綴針4の脚部4A、4Bを突き当
てて内側に折り曲げる機能を有している(図3
(D))。
【0030】この曲折部3は、収納部2の開口2Aに対
向し、かつ押出部1と反対側に設けられ、例えば、例え
ば金属で形成され、ベース7の内部に固定されている。
【0031】ベース7は、よく知られているように、収
納部2との間に紙の束5を挟んで綴針4により綴じ込む
ための基台であって、例えば、合成樹脂で形成され、内
部には、該ベース7に対応した形状の金属製フレーム9
が嵌合し、このフレーム9の前方には、図示するよう
に、曲折部3がそれと一体的に設けられている。
【0032】曲折部3の内部には、窪み3A、3Bが形
成され、紙の束5を通過した綴針4の脚部4A、4Bが
突き当たった場合に、内側に折り曲げられるようになっ
ている(図3)。
【0033】B.作用 以下、上記構成を有する本発明の作用を、図3に基づい
て、説明する。先ず、収納部2に複数個連なった綴針4
を収納すると共に、ベース7に設けられた曲折部3の上
に紙の束5を載せる(図3(A))。
【0034】次に、ハンドル6を押すと、それに伴って
押出部1が綴針4に突き当たり、該綴針4は、収納部2
の開口2Aから下の紙の束5に向かって押し出される
(図3(B))。この場合、押出部1の下端部1Aは凹
状に形成されているので綴針4には当たらず、その両端
部1C、1Dのみが綴針4の脚部4A、4Bに当たる
(図3(B)。
【0035】従って、押出部1から綴針4に加わる力F
1、F2は、綴針4の脚部4A、4Bに集中して従来よ
り大きくなり、この大きな力F1、F2の作用により脚
部4A、4Bが紙の束5に食い込む(図3(B))。
【0036】次いで、更にハンドル6を押して押出部1
を押し込むと、綴針4の脚部4A、4Bには、紙の束5
からの抗力N1、N2が加わる。
【0037】しかし、このとき同時に、図3(C)に示
すように、押出部1の凹状下端部1Aが綴針4に当接す
ることにより、該綴針4の連結部4Cが円弧状に曲げら
れるので、この円弧状の連結部4Cに沿って、上記抗力
N1、N2が逃げ、両者N1、N2は方向が反対である
ため相殺され、紙の束5からの抗力は綴針4には殆ど作
用しないことになる。
【0038】従って、更に押出部1を押し込むことによ
り、綴針4には上方からの力F1、F2だけが働くと考
えてよく、図3(D)に示すように、該綴針4は歪むこ
となく紙の束5を貫通し、その脚部4A、4Bが曲折部
3に突き当たることにより、窪み3A、3Bで内側に折
り曲げられる。
【0039】これにより、本発明のステープラーによれ
ば、分厚い紙の束や、硬い紙の束であっても確実に綴じ
ることができる。
【0040】尚、上記作用は、図2(A)に示す円弧の
凹状下端部1Aについて説明したが、図2(B)に示す
三角形の凹状下端部1A、図2(C)に示す台形の凹状
下端部1Aについても同様である。
【0041】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、綴針4
を収納し、前端部に開口2Aが形成された収納部2と、
収納部2の開口2Aに対向して設けられていると共に、
下端部1Aが凹状に形成され、綴針4を、凹状下端部1
Aに当接させることにより、開口2Aから押し出す押出
部1と、収納部2の開口2Aに対向し、かつ押出部1と
反対側に設けられ、開口2Aから押し出されて紙の束5
を通過した綴針4の脚部4A、4Bを突き当てて内側に
折り曲げる曲折部3とから成ることを特徴とするステー
プラーという技術的手段が講じられた。
【0042】この構成により、綴針4は、紙の束5を綴
じる瞬間に押出部1の凹状下端部1Aにより円弧状に変
形するので、紙の束5から綴針4に加わる抗力N1、N
2がこの円弧部分を通って逃げ両抗力は相殺される。
【0043】従って、綴針4には押出部1による上方か
らの力のみが加わり、紙の束5が厚くなっても、また紙
一枚の材質が硬くなっても、綴針4が歪むことなく貫通
することにより、確実に綴じることができる。
【0044】即ち、分厚い紙の束や、硬い紙の束であっ
ても確実に綴じることのできるステープラーを提供する
という技術的効果を奏することとなる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す全体図である。
【図2】本発明を構成する押出部1の実施の形態を示す
図である。
【図3】本発明の作用説明図である。
【図4】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 押出部 2 収納部 3 曲折部 4 綴針 5 紙の束 1A 凹状下端部 2A 開口 4A、4B 綴針4の脚部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 綴針4を収納し、前端部に開口2Aが形
    成された収納部2と、 収納部2の開口2Aに対向して設けられていると共に、
    下端部1Aが凹状に形成され、綴針4を、該凹状下端部
    1Aに当接させることにより、開口2Aから押し出す押
    出部1と、 収納部2の開口2Aに対向し、かつ押出部1と反対側に
    設けられ、開口2Aから押し出されて紙の束5を通過し
    た綴針4の脚部4A、4Bを突き当てて内側に折り曲げ
    る曲折部3とから成ることを特徴とするステープラー。
JP27184195A 1995-09-26 1995-09-26 ステープラー Pending JPH0985644A (ja)

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