JPH0983352A - クロック発生回路 - Google Patents

クロック発生回路

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JPH0983352A
JPH0983352A JP7235055A JP23505595A JPH0983352A JP H0983352 A JPH0983352 A JP H0983352A JP 7235055 A JP7235055 A JP 7235055A JP 23505595 A JP23505595 A JP 23505595A JP H0983352 A JPH0983352 A JP H0983352A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】位相雑音の劣化を招くようなPLL回路を使用
せずに自然数分周比以外のクロック周波数を発生するこ
とができるクロック発生回路を実現する。 【解決手段】基本的には基準クロックをカウンタで分周
し、このカウンタの出力値を全アドレスとして正弦波ま
たは余弦波テーブルで所定の周期分の正弦波または余弦
波データを出力させ、これをアナログ信号に変換した
後、フィルタを通し矩形波のクロック出力として発生す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明はクロック発生回路に
関し、特に基準クロックを分周して所望周波数のクロッ
クを発生する回路に関するものである。
【0001】近年、通信の情報としてはディジタル信号
が多く用いられているが、このディジタル信号の速度は
まちまちであり、多くのクロックを必要としている。
【0002】また、通信では速度変換やクロック乗換等
の重要度が増し、多数の周波数のクロックが必要になり
つつある。
【0003】
【従来の技術】図11は従来からよく知られたクロック
発生回路の一例を示したものであり、基準クロック発振
器31から発生された基準クロックはカウンタ32にお
いて分周されることにより基準クロックとは周波数が異
なった所望周波数のクロックが発生されるようになって
いる。
【0004】しかしながら、このような一般的なクロッ
ク発生回路では発生されるクロックが自然数分周のみと
なる。
【0005】そこで、図12に示すようにPLL回路を
用いて自然数以外の周波数のクロックを発生する回路が
知られている。
【0006】即ち、基準クロック発振器31で発生され
た基準クロックは分周器33によって一定の分周比で分
周され、位相比較器34で出力されるクロックとの位相
差を出力する。
【0007】この位相比較器34からの位相差信号はロ
ーパスフィルタ(LPF)35においてろ波されて電圧
制御型発振器(VCO)36に与えられ、この電圧制御
型発振器36ではローパスフィルタ35からの位相差信
号成分だけ制御電圧を上下させる。
【0008】これにより、電圧制御型発振器36の出力
周波数は上下し、分周器37の出力クロックの周波数を
制御している。
【0009】この場合、分周器37の分周比は分周器3
3の分周比との関係で同一の周波数になるように両方の
分周比が合うように設定されている。
【0010】このようにして、分周器33からの出力ク
ロックの周波数と分周器37からの出力クロックの周波
数とが一致するように制御されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図12に示したような
クロック発生回路の場合にはPLL回路により自然数分
周比以外のクロック周波数を発生することが可能である
が、分周器33,37の値によってはPLL回路の逓倍
次数が大きくなり位相雑音の劣化が生じたり、引き込み
時間が増大するという問題があった。
【0012】したがって本発明は、位相雑音の劣化等を
招くようなPLL回路を使用せずに自然数分周比以外の
クロック周波数を発生することができるクロック発生回
路を実現することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
〔1〕上記の目的を達成するため、本発明に係るクロッ
ク発生回路は、図1に示すように、基準クロック発振器
1と、該発振器1からのクロックを分周するカウンタ2
と、該カウンタ2の出力カウント値を全アドレス入力と
した所定周期分の正弦波データを記憶している正弦波テ
ーブル3と、該正弦波テーブル3の出力データをアナロ
グ信号に変換するD/A変換器4と、該D/A変換器4
の出力波形の折り返し成分を阻止するローパスフィルタ
5と、該ローパスフィルタ5の出力信号をクロックに変
換するコンパレータ6と、を備えている。
【0014】すなわち、図1に示す本発明に係るクロッ
ク発生回路においては、基準クロック発振器1から発生
された基準クロックはカウンタ2において予め設定され
た値までカウントアップする。
【0015】このカウンタ2の出力カウント値は正弦波
テーブル3に与えられると、この正弦波テーブルはカウ
ンタ2の出力カウント値をアドレスとして対応する正弦
波データを読み出す。
【0016】図2はこのときの本発明の原理を説明した
ものであり、例えばカウンタ2のカウント値が“F”ま
でカウントアップすると仮定した場合、正弦波テーブル
3に正弦波のデータが一周期分だけ格納されている場
合には、カウンタ2からの出力カウント値に従ってこの
一周期分のデータが全て出力されることになり、正弦
波テーブル3に二周期分のデータが格納されている場
合には二周期分の正弦波の全データが出力されること
になる。
【0017】したがって、この場合のカウンタ2の分周
比を「M」とし、正弦波テーブル3の波数(正弦波周期
数)を「N」とすると、正弦波テーブル3から発生され
る信号周波数は「N/M」になる。
【0018】正弦波テーブル3から出力された正弦波信
号はD/A変換器4においてディジタル信号からアナロ
グ信号に変換された後、ローパスフィルタ(LPF)5
においてこのD/A変換器4のアナログ出力波形におけ
る折り返し成分を阻止し、正弦波に変換してコンパレー
タ6に与える。
【0019】コンパレータ6では所定の閾値とローパス
フィルタ5からの正弦波信号とを比較して矩形波のクロ
ック出力Aを発生する。
【0020】これを更に分かり易くするため、図3に示
すような「6/15」分周する場合を例にとって説明す
る。
【0021】まず、「6/15」分周するために、カウ
ンタ2のカウント値を「15」までに設定し、正弦波テ
ーブル3が「6波」分含むように設定しておく(同図
(1)参照)。
【0022】ここで基準クロック発振器1からクロック
入力CLKがカウンタ2に与えられると、その出力コー
ドは同図(2)に16進(HEX)表示で示すように、
「0」〜「E」(一カウント周期分)となる。
【0023】このようなカウンタ2の出力コードは正弦
波テーブル3にアドレスとして与えられると、正弦波テ
ーブル3は、同図(3)に16進表示で示すコードを出
力する。
【0024】すなわち、カウンタ2が「0」〜「E」の
一周期分カウントする間に、この正弦波テーブル3から
は6波分の正弦波が出力される必要があり、このために
正弦波テーブル3には6波分の正弦波が格納されている
訳であるが、このテーブル3の出力コードを式で表す
と、 [sin{2π×(6/15)×アドレス}+1]×255/2 ・・・式(1) となる(8ビットHEX表示)。
【0025】例えば、カウンタ2の出力コード(アドレ
ス)が「0」のときは、式(1)から出力コードは「1
28」となるため、16進表示では「80」となり、ま
た、カウンタ2の出力コード(アドレス)が「1」のと
きは、式(1)の計算値は約「218」となるため、出
力コードは16進表示で「CA」となる。
【0026】このようにして、出力コードは、「8
0」,「CA」,「06」,「F8」,「34」とな
り、カウンタ2の出力コードが「5」〜「9」及び
「A」〜「E」も同様にしてそれぞれ「80」,「C
A」,「06」,「F8」,「34」というように繰り
返すこととなる。
【0027】すなわち、カウンタ2の出力コードが、
「0」〜「4」,「5」〜「9」及び「A」〜「E」に
おいてそれぞれ2波分の正弦波コードを出力しているこ
とになる。
【0028】これは、2波分について、「80」,「C
A」,「06」,「F8」,「34」の5つの値が有る
のでサンプリング定理を満たすことになる。
【0029】したがって、このような「80」,「C
A」,「06」,「F8」,「34」の5つの値を3回
分、D/A変換器4に与えることにより、同図(4)に
示すように、“0”を中心として上下に振動した6波分
のアナログ信号波形が出力される。
【0030】このD/A変換器4からのアナログ信号波
形はクロック入力CLKと同じ周波数でサンプリングさ
れたものであるので、同図(5)に示す出力スペクトラ
ムの如くサンプリング周波数fS/2を中心として、ク
ロック入力CLKの周波数fSの6/15分周成分「6
S/15」の他に、「9fS/15」の折り返し成分が
生じる。
【0031】そこで、この折り返し成分をローパスフィ
ルタ5で阻止すると共に6/15分周成分についての正
弦波に変換した上、さらにコンパレータ6により所定の
基準値と比較して矩形波、すなわちクロック出力Aを発
生させている。
【0032】このようにして、本発明においてはカウン
タ2の分周比と正弦波テーブル3の周期とを任意に設定
できるので、PLL回路を用いずに発生クロック周波数
を任意に設定できることになる。
【0033】〔2〕本発明に係るクロック発生回路にお
いては、図4に示す如く、図1のクロック発生回路と同
様に基準クロック発振器1とカウンタ2と正弦波テーブ
ル3とD/A変換器4とローパスフィルタ5とコンパレ
ータ6とでクロック出力Aを発生させる。
【0034】そして更に、カウンタ2の出力カウント値
をアドレス入力とした所定周期分の余弦波データを記憶
している余弦波テーブル9と、該余弦波テーブル9の出
力データをアナログ信号に変換するD/A変換器10
と、該D/A変換器10の出力波形の折り返し成分を阻
止するローパスフィルタ11と、該ローパスフィルタ1
1の出力信号をクロックに変換するコンパレータ12
と、を備えている。
【0035】すなわち、カウンタ2の出力は余弦波テー
ブル9にも与えられ、この余弦波テーブルにおいては図
2に示した正弦波データの代わりに90度位相のずれた
余弦波データが格納されているため、カウンタ2からの
出力カウンタ値をアドレス値として余弦波テーブル9か
らはその格納された余弦波データが出力されてD/A変
換器10に与えられる。
【0036】D/A変換器10ではアナログ信号に変換
した後、ローパスフィルタ11において折り返し成分を
阻止し、コンパレータ12によってクロック出力Bを発
生させる。
【0037】このようにして、図1において発生したク
ロック出力Aとともにこのクロック出力Aと同じ周波数
で位相が90度ずれたクロック、即ち直交クロックを発
生させることが可能となる。
【0038】〔3〕図5に示す本発明に係るクロック発
生回路においては、図4に示す余弦波テーブル9の代わ
りに加算器13と正弦波テーブル14の組み合わせが用
いられている。
【0039】すなわち、カウンタ2からの出力カウント
値は加算器13においてオフセット値が与えられること
によりこれを正弦波テーブル14に送ると、正弦波テー
ブル14ではこのオフセット値の分だけ位相差を持った
形で正弦波データを出力することになる。
【0040】したがって、この正弦波テーブル14から
のデータはD/A変換器10においてアナログ信号に変
換されローパスフィルタ11において折り返し成分が阻
止され且つコンパレータ12によって矩形波に変換され
ることにより発生されるクロック出力Cはクロック出力
Aとオフセット値に相当する位相差分だけ位相差を持っ
たクロックとして発生されることとなる。
【0041】したがって、オフセット値を任意な値にす
ることにより任意の位相差を持つ二つのクロックを発生
させることができる。
【0042】〔4〕図6に示す本発明に係るクロック発
生回路においては、カウンタ2と正弦波テーブル3は外
部から切替えが可能なように設定されている。
【0043】すなわち、カウンタ2が複数の分周比を持
っており、また正弦波テーブル3が複数の周期の正弦波
を格納しており、外部より切替信号によりカウンタ2の
分周比を切替え、また正弦波テーブル3の波の周期数を
切り替えることにより、上記のカウンタの分周比Mと正
弦波テーブルの波数Nとの関係によって規定されるクロ
ック周波数N/Mが任意のものを得ることが可能とな
る。
【0044】〔5〕図7に示す本発明に係るクロック発
生回路においては、図1に示したクロック発生回路にお
けるローパスフィルタ5の代わりにバンドパスフィルタ
(BPF)7が用いられている点が異なっており、本発
明の場合にはD/A変換器4から出力されたアナログ信
号波形の内、折り返し成分を阻止するのではなく逆にこ
の折り返し成分を抽出してコンパレータ6からクロック
出力を発生させようとするものである。
【0045】これによりより高い周波数のクロックを発
生させることが可能となる。
【0046】なお、図7に示す本発明は図1だけでな
く、図4〜図6におけるローパスフィルタ5についても
同様にバンドパスフィルタ7に置換可能である。
【0047】
【発明の実施の形態】図8は図1に示した本発明に係る
クロック発生回路を、データ速度変換回路として用いら
れるクロックバッファ回路に応用したときの実施例を示
したものである。
【0048】この実施例においては、データD1とクロ
ックCLK1とが与えられるが、クロックCLK1はP
LL回路21を経由して図1に示したカウンタ2と正弦
波テーブル3とD/A変換器4とローパスフィルタ5と
コンパレータ6とでクロックCLK2を生成する。
【0049】なお、PLL回路21は入力クロックCL
K1に同期した逓倍クロックを安定して発生させるため
のものであり、このPLL回路21から出力されたクロ
ックは図1に示した基準クロック発振器1からの基準ク
ロックと同等のものであるので、そのままカウンタ2に
与えられている。
【0050】入力クロックCLK1はアドレス制御回路
22に与えられてFIFOメモリ23の書込アドレスを
制御することにより、入力データD1はこのアドレス制
御回路22によって指定されるFIFOメモリ2のアド
レスに書き込まれる。
【0051】また、この入力クロックCLK1は上記の
ようにPLL回路21で逓倍されて基準クロックとな
り、カウンタ2と正弦波テーブル3とD/A変換器4と
ローパスフィルタ5とコンパレータ6を経てクロックC
LK2として出力される。
【0052】このクロックCLK2はアドレス制御回路
24に与えられ、FIFOメモリ23の読出アドレスを
発生してFIFOメモリ23に与えるので、FIFOメ
モリ23はこの読出アドレスに従って速度変換された出
力データD2を読み出すことになる。
【0053】図9は図8に示した応用例にさらに変調部
25を設けた変調装置への応用例を示したものである。
【0054】すなわち、図8の応用例で出力されたデー
タD2は変調部25に与えられ、この変調部25はコン
パレータ6から出力されたクロックCLK2に基づいて
変調波を発生することになる。
【0055】すなわち、入力クロックCLK1を逓倍し
てコンパレータ6から出力されたクロックCLK2を送
信クロックとして変調部25において用いることによ
り、FIFOメモリ23から読み出されたデータD2を
変調して高周波の変調波を発生することが可能になる。
【0056】図10は図9に示した変調装置に対応した
復調装置への応用例を示したもので、まず該変調装置か
ら送信されて来る変調波は復調部31に与えられ、復調
されてデータD3と位相差信号(後述するクロックCL
4との位相差信号)を出力する。
【0057】この位相差信号は電圧制御型発振器(VC
O)32に与えられ、この位相差に対応したクロックC
LK3が出力されてカウンタ2に与えられる。
【0058】なお、この場合の電圧制御型発振器32は
図1に示した基準クロック発振器1又は図8及び図9に
示したPLL回路21に対応した回路であり、従ってそ
の出力クロックCLK3はそのままカウンタ2に与えら
れている。
【0059】カウンタ2の出力は図1と同様に正弦波テ
ーブル3とD/A変換器4とローパスフィルタ5とコン
パレータ6とによりクロックCLK4として出力され、
復調部31の復調用クロックとして与えられるととも
に、アドレス制御回路33に与えられる。
【0060】また、電圧制御型発振器32の出力クロッ
クCLK3はアドレス制御回路35に与えられており、
アドレス制御回路33とFIFOメモリ34とアドレス
制御回路35との関係は、図8及び図9に示したアドレ
ス制御回路22とFIFOメモリ23とアドレス制御回
路24との関係と同じであり、FIFOメモリ34にお
いてはアドレス制御回路33にクロックCLK4が与え
られることにより書込アドレスが与えられ、この書込ア
ドレスに復調部31からのデータD3が格納される。
【0061】また、アドレス制御回路35には電圧制御
発振器32からクロックCLK3が与えられることによ
り読出アドレスが発生されてFIFOメモリ34に与え
られ、出力データD4として読み出されることになる。
【0062】このようにして、復調装置においても種々
のクロックが使用されることとなる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るクロッ
ク発生回路によれば、基本的には基準クロックをカウン
タで分周し、このカウンタの出力値をアドレスとして正
弦波または余弦波テーブルで所定の周期分の正弦波また
は余弦波データを出力させ、これをアナログ信号に変換
した後、フィルタを通し矩形波のクロック出力として与
えるように構成したので、発生クロックの周波数を自然
数分周だけでなく分数分周も可能にするとともにPLL
回路を用いていないので位相雑音の劣化やジッタ特性の
劣化が生じないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクロック発生回路の構成(1)を
示したブロック図である。
【図2】本発明に係るクロック発生回路の動作原理を説
明するための図である。
【図3】本発明に係るクロック発生回路の動作原理を
「6/15」分周の例を用いてより具体的に説明するた
めの図である。
【図4】本発明に係るクロック発生回路の構成(2)を
示したブロック図である。
【図5】本発明に係るクロック発生回路の構成(3)を
示したブロック図である。
【図6】本発明に係るクロック発生回路の構成(4)を
示したブロック図である。
【図7】本発明に係るクロック発生回路の構成(5)を
示したブロック図である。
【図8】本発明に係るクロック発生回路をクロックバッ
ファ回路へ応用した構成例を示したブロック図である。
【図9】本発明に係るクロック発生回路を変調装置へ応
用したときの構成例を示したブロック図である。
【図10】本発明に係るクロック発生回路を復調装置へ
応用したときの構成例を示したブロック図である。
【図11】従来のクロック発生回路(1)を示したブロ
ック図である。
【図12】従来のクロック発生回路(2)を示したブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 基準クロック発振器 2 カウンタ 3 正弦波テーブル 4 D/A変換器 5 ローパスフィルタ(LPF) 6 コンパレータ 7 バンドパスフィルタ(BPF) 9 余弦波テーブル 13 加算器 14 正弦波テーブル 図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準クロック発振器と、 該発振器からのクロックを分周するカウンタと、 該カウンタの出力カウント値を全アドレス入力とした所
    定周期分の正弦波データを記憶している正弦波テーブル
    と、 該正弦波テーブルの出力データをアナログ信号に変換す
    るD/A変換器と、 該D/A変換器の出力波形の折り返し成分を阻止するロ
    ーパスフィルタと、 該ローパスフィルタの出力信号をクロックに変換するコ
    ンパレータと、 を備えたことを特徴とするクロック発生回路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のクロック発生回路におい
    て、 該カウンタの出力カウント値を全アドレス入力とした所
    定周期分の余弦波データを記憶している余弦波テーブル
    と、 該余弦波テーブルの出力データをアナログ信号に変換す
    るD/A変換器と、 該D/A変換器の出力波形の折り返し成分を阻止するロ
    ーパスフィルタと、 該ローパスフィルタの出力信号をクロックに変換するコ
    ンパレータと、 を更に備えたことを特徴とするクロック発生回路。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のクロック発生回路におい
    て、 該余弦波テーブルの代わりに、該カウンタの出力カウン
    ト値にオフセット値を与える加算部と、該加算部の出力
    データを全アドレス入力とした正弦波データを記憶して
    いるテーブルとの組み合わせを用いることを特徴とした
    クロック発生回路。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載のクロッ
    ク発生回路において、 該カウンタの分周比及び該テーブルの一周期内の波数を
    切替可能にしたことを特徴とするクロック発生回路。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載のクロッ
    ク発生回路において、該ローパスフィルタの代わりに、
    該D/A変換器の出力波形の折り返し成分を抽出するバ
    ンドパスフィルタを用いたことを特徴とするクロック発
    生回路。
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