JP2596350B2 - Fsk変調器 - Google Patents
Fsk変調器Info
- Publication number
- JP2596350B2 JP2596350B2 JP30749093A JP30749093A JP2596350B2 JP 2596350 B2 JP2596350 B2 JP 2596350B2 JP 30749093 A JP30749093 A JP 30749093A JP 30749093 A JP30749093 A JP 30749093A JP 2596350 B2 JP2596350 B2 JP 2596350B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- waveform data
- input
- frequency
- waveform
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFSK変調器に係り、特
にディジタル通信に使用する高速データ伝送用のFSK
変調器に関する。
にディジタル通信に使用する高速データ伝送用のFSK
変調器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりFSK変調器は種々提案されて
いるが(例えば特開昭61−234152号公報、特開
昭60−134652号公報他)、最も一般的なものの
ひとつとして図4に示すように位相同期ループ回路(P
LL回路)を用いたものが知られている。
いるが(例えば特開昭61−234152号公報、特開
昭60−134652号公報他)、最も一般的なものの
ひとつとして図4に示すように位相同期ループ回路(P
LL回路)を用いたものが知られている。
【0003】同図において、FSK変調器は基準クロッ
クと後述する可変分周器14の出力信号とをそれぞれ位
相比較する位相比較器11と、位相比較器11の出力位
相誤差信号の低周波数成分を濾波する低域フィルタ(L
PF)12と、低域フィルタ12の出力信号が制御電圧
として印加される電圧制御発振器(VCO)13と、V
CO13の出力信号を分周する、分周比可変の可変分周
器14とにより一巡の閉ループを構成するPLL回路1
5により構成されている。
クと後述する可変分周器14の出力信号とをそれぞれ位
相比較する位相比較器11と、位相比較器11の出力位
相誤差信号の低周波数成分を濾波する低域フィルタ(L
PF)12と、低域フィルタ12の出力信号が制御電圧
として印加される電圧制御発振器(VCO)13と、V
CO13の出力信号を分周する、分周比可変の可変分周
器14とにより一巡の閉ループを構成するPLL回路1
5により構成されている。
【0004】このPLL回路15は伝送すべき入力デー
タにより可変分周器14の分周比が可変される構成とさ
れている。位相比較器11はこの可変分周器14よりの
入力データに応じて周波数の異なる信号と、周波数が一
定の基準クロックとを位相比較して、それらの位相差に
応じた位相誤差信号を出力するため、ここでは入力デー
タに応じてレベルが変化する位相誤差信号を出力する。
VCO13は上記の位相誤差信号がLPF12を介して
制御電圧として印加され、これによりその出力発振周波
数が可変制御される。
タにより可変分周器14の分周比が可変される構成とさ
れている。位相比較器11はこの可変分周器14よりの
入力データに応じて周波数の異なる信号と、周波数が一
定の基準クロックとを位相比較して、それらの位相差に
応じた位相誤差信号を出力するため、ここでは入力デー
タに応じてレベルが変化する位相誤差信号を出力する。
VCO13は上記の位相誤差信号がLPF12を介して
制御電圧として印加され、これによりその出力発振周波
数が可変制御される。
【0005】従って、VCO13からは入力データが”
1”のときは第1の周波数で、入力データが”0”のと
きは第2の周波数である信号、すなわち入力データで周
波数偏移変調(FSK:Frequency Shif
t Keying)されたFSK変調波が出力される。
このFSK変調波は可変分周器14に入力される一方、
外部へ出力される。
1”のときは第1の周波数で、入力データが”0”のと
きは第2の周波数である信号、すなわち入力データで周
波数偏移変調(FSK:Frequency Shif
t Keying)されたFSK変調波が出力される。
このFSK変調波は可変分周器14に入力される一方、
外部へ出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
のFSK変調器は、PLL回路15を構成するためにア
ナログ信号を扱うVCO13などの発振回路を必要とす
るため、大規模集積回路(LSI)等への集積化が困難
であるという問題がある。
のFSK変調器は、PLL回路15を構成するためにア
ナログ信号を扱うVCO13などの発振回路を必要とす
るため、大規模集積回路(LSI)等への集積化が困難
であるという問題がある。
【0007】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
集積化可能なFSK変調器を提供することを目的とす
る。
集積化可能なFSK変調器を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、入力データに応じて第1の周波数又は第2
の周波数に変調されたFSK変調波を出力するFSK変
調器において、第1及び第2の周波数の周波数差の半分
の周波数をそれぞれもつ余弦波の第1の波形データと正
弦波の第2の波形データを少なくとも発生する偏移周波
数データ発生部と、偏移周波数データ発生部の出力波形
データが入力されると共に、前記入力データが入力さ
れ、入力データにより直交変調されたディジタルデータ
をシリアルに出力するディジタル直交変調部と、ディジ
タル直交変調部からのディジタルデータをアナログ信号
に変換してFSK変調波を出力するD/A変換部とより
なる構成としたものである。
成するため、入力データに応じて第1の周波数又は第2
の周波数に変調されたFSK変調波を出力するFSK変
調器において、第1及び第2の周波数の周波数差の半分
の周波数をそれぞれもつ余弦波の第1の波形データと正
弦波の第2の波形データを少なくとも発生する偏移周波
数データ発生部と、偏移周波数データ発生部の出力波形
データが入力されると共に、前記入力データが入力さ
れ、入力データにより直交変調されたディジタルデータ
をシリアルに出力するディジタル直交変調部と、ディジ
タル直交変調部からのディジタルデータをアナログ信号
に変換してFSK変調波を出力するD/A変換部とより
なる構成としたものである。
【0009】
【作用】本発明では、上記のように偏移周波数データ発
生部、ディジタル直交変調部及びD/A変換部よりな
り、偏移周波数データ発生部及びD/A変換部はそれぞ
れディジタル回路により構成される。また、上記のディ
ジタル直交変調部は、第1及び第2の波形データと同相
の波形の第3及び第4の波形データと第1及び第2の波
形データと逆相の波形の第5及び第6の波形データをそ
れぞれ生成する乗算部と、乗算部から並列に入力される
第3乃至第6の波形データを、入力データの値に応じて
第3、第4、第5及び第6の波形データ順又はその逆順
で前記第1及び第2の周波数の周波数和の2倍の周波数
で切換出力するパラレル/シリアル変換部とよりなる構
成とされる。
生部、ディジタル直交変調部及びD/A変換部よりな
り、偏移周波数データ発生部及びD/A変換部はそれぞ
れディジタル回路により構成される。また、上記のディ
ジタル直交変調部は、第1及び第2の波形データと同相
の波形の第3及び第4の波形データと第1及び第2の波
形データと逆相の波形の第5及び第6の波形データをそ
れぞれ生成する乗算部と、乗算部から並列に入力される
第3乃至第6の波形データを、入力データの値に応じて
第3、第4、第5及び第6の波形データ順又はその逆順
で前記第1及び第2の周波数の周波数和の2倍の周波数
で切換出力するパラレル/シリアル変換部とよりなる構
成とされる。
【0010】あるいは、偏移周波数データ発生部が、第
1及び第2の波形データと、第1及び第2の波形データ
の各波形とそれぞれ逆相の波形の二つの波形データの計
4つの波形データをそれぞれ生成出力する構成の場合
は、ディジタル直交変調部は、前記入力データに応じて
4つの波形データのシリアルデータへの変換順序を逆転
させるパラレル/シリアル変換部により構成したもので
あるため、やはりディジタル回路により構成することが
できる。従って、本発明の構成回路部はいずれもディジ
タル回路により構成することができる。
1及び第2の波形データと、第1及び第2の波形データ
の各波形とそれぞれ逆相の波形の二つの波形データの計
4つの波形データをそれぞれ生成出力する構成の場合
は、ディジタル直交変調部は、前記入力データに応じて
4つの波形データのシリアルデータへの変換順序を逆転
させるパラレル/シリアル変換部により構成したもので
あるため、やはりディジタル回路により構成することが
できる。従って、本発明の構成回路部はいずれもディジ
タル回路により構成することができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例のブロック図を示す。本実施例の
FSK変調器は入力データに応じて第1の周波数f1 あ
るいは第2の周波数f2 に変調されたFSK変調波を出
力する変調器で、偏移周波数データ発生部1と、計4つ
の乗算部2〜5と、パラレル/シリアル変換部(P/S
変換部)6と、D/A変換部8とよりなる。乗算部2〜
5とP/S変換部6とは、ディジタル直交変調部7を構
成している。
1は本発明の一実施例のブロック図を示す。本実施例の
FSK変調器は入力データに応じて第1の周波数f1 あ
るいは第2の周波数f2 に変調されたFSK変調波を出
力する変調器で、偏移周波数データ発生部1と、計4つ
の乗算部2〜5と、パラレル/シリアル変換部(P/S
変換部)6と、D/A変換部8とよりなる。乗算部2〜
5とP/S変換部6とは、ディジタル直交変調部7を構
成している。
【0012】偏移周波数データ発生部1は、次式に示す
二つの波形データI及びQを偏移周波数データとして生
成出力する。
二つの波形データI及びQを偏移周波数データとして生
成出力する。
【0013】 I=cosωd t (1) Q=sinωd t (2) ただし、上式中、ωd は ωd =(ω2 −ω1 )/2 (3) であり、また、ω2 =2πf2 、ω1 =2πf1 であ
る。すなわち、偏移周波数データ発生部1は、出力する
二つの周波数f1 及びf2 の周波数差の半分の周波数を
もつ余弦波に関する第1の波形データIを実数成分の偏
移周波数データとして出力し、また、上記周波数をもつ
正弦波に関する第2の波形データQを虚数成分の偏移周
波数データとして出力する。
る。すなわち、偏移周波数データ発生部1は、出力する
二つの周波数f1 及びf2 の周波数差の半分の周波数を
もつ余弦波に関する第1の波形データIを実数成分の偏
移周波数データとして出力し、また、上記周波数をもつ
正弦波に関する第2の波形データQを虚数成分の偏移周
波数データとして出力する。
【0014】乗算部2及び3はそれぞれ入力データに係
数”1”を乗算する乗算部、乗算部4及び5はそれぞれ
入力データに係数”−1”を乗算する乗算部である。P
/S変換部6は乗算部2〜5の出力データがそれぞれ並
列に入力され、乗算部2〜5からの計4つの出力データ
を入力データに応じて所定の順序で4fc (ただし、f
c =ωc /2π)で切換出力する。ただし、ωc は次式
で表される角周波数である。
数”1”を乗算する乗算部、乗算部4及び5はそれぞれ
入力データに係数”−1”を乗算する乗算部である。P
/S変換部6は乗算部2〜5の出力データがそれぞれ並
列に入力され、乗算部2〜5からの計4つの出力データ
を入力データに応じて所定の順序で4fc (ただし、f
c =ωc /2π)で切換出力する。ただし、ωc は次式
で表される角周波数である。
【0015】 ωc =(ω1 +ω2 )/2 (4) このP/S変換部6は例えば図2に示す如く、データセ
レクタ61とアップダウンカウンタ62とより構成され
ている。アップダウンカウンタ62は入力データが計数
方向制御端子に入力されるとともに、繰り返し周波数4
fcのクロックを計数する2ビットのカウンタで、その
計数出力をデータセレクタ61にセレクト信号として出
力する。データセレクタ61は入力された4つのデータ
のうちセレクト信号に応じて一のデータを選択出力す
る。
レクタ61とアップダウンカウンタ62とより構成され
ている。アップダウンカウンタ62は入力データが計数
方向制御端子に入力されるとともに、繰り返し周波数4
fcのクロックを計数する2ビットのカウンタで、その
計数出力をデータセレクタ61にセレクト信号として出
力する。データセレクタ61は入力された4つのデータ
のうちセレクト信号に応じて一のデータを選択出力す
る。
【0016】上記の乗算部2〜5とP/S変換部6はデ
ィジタル直交変調部7を構成しており、入力データに応
じて直交変調されたディジタルデータを出力する。D/
A変換部8はこのディジタルデータをアナログ信号に変
換する。
ィジタル直交変調部7を構成しており、入力データに応
じて直交変調されたディジタルデータを出力する。D/
A変換部8はこのディジタルデータをアナログ信号に変
換する。
【0017】次に、本実施例の動作について説明する。
図1において、偏移周波数データ発生部1より出力され
た波形データ(偏移周波数データ)IとQのうち、波形
データIは乗算部2、4にそれぞれ入力されて係数”
1”、”−1”と乗算され、波形データQは乗算部3、
5にそれぞれ入力されて係数”1”、”−1”と乗算さ
れる。これにより、乗算部2、3、4及び5よりそれぞ
れ取り出された波形データI、Q、−I及び−QはP/
S変換部6に並列に入力され、ここで入力データに応じ
て二通りのシリアルデータの一方とされて出力される。
図1において、偏移周波数データ発生部1より出力され
た波形データ(偏移周波数データ)IとQのうち、波形
データIは乗算部2、4にそれぞれ入力されて係数”
1”、”−1”と乗算され、波形データQは乗算部3、
5にそれぞれ入力されて係数”1”、”−1”と乗算さ
れる。これにより、乗算部2、3、4及び5よりそれぞ
れ取り出された波形データI、Q、−I及び−QはP/
S変換部6に並列に入力され、ここで入力データに応じ
て二通りのシリアルデータの一方とされて出力される。
【0018】すなわち、上記の波形データI、Q、−I
及び−QはP/S変換部6の図2に示すデータセレクタ
61に並列に入力される。このデータセレクタ61には
アップダウンカウンタ62より周期1/(4fc )で値
が変化する2ビットの計数出力信号がセレクト信号とし
て入力され、またこの計数出力信号の値の変化方向は入
力データに応じて逆転する。
及び−QはP/S変換部6の図2に示すデータセレクタ
61に並列に入力される。このデータセレクタ61には
アップダウンカウンタ62より周期1/(4fc )で値
が変化する2ビットの計数出力信号がセレクト信号とし
て入力され、またこの計数出力信号の値の変化方向は入
力データに応じて逆転する。
【0019】このため、入力データが”1”のときは例
えばアップダウンカウンタ62は加算動作を行って、順
次値が増加する計数出力信号(すなわち、10進数で”
0”,”1”,”2”,”3”,”0”,”
1”,...)を出力し、これによりデータセレクタ6
1は I,Q,−I,−Q,I,Q,−I,−Q,・・・ の順序で周期1/(4fc )、すなわち2(ω1 +ω
2 )の角周波数で波形データを切換出力する。このとき
のデータセレクタ61のシリアル出力データ列は次式で
表される。
えばアップダウンカウンタ62は加算動作を行って、順
次値が増加する計数出力信号(すなわち、10進数で”
0”,”1”,”2”,”3”,”0”,”
1”,...)を出力し、これによりデータセレクタ6
1は I,Q,−I,−Q,I,Q,−I,−Q,・・・ の順序で周期1/(4fc )、すなわち2(ω1 +ω
2 )の角周波数で波形データを切換出力する。このとき
のデータセレクタ61のシリアル出力データ列は次式で
表される。
【0020】 I・cosωc t+Q・sinωc t =cos(ωc −ωd )t =cosω1 t (5) 一方、入力データが”0”のときはアップダウンカウン
タ62は減算動作を行って、上記の場合と反対に順次値
が減少する計数出力信号を出力し、これによりデータセ
レクタ61は I,−Q,−I,Q,I,−Q,−I,Q,・・・ の順序、すなわち上記とは逆順で周期1/(4fc )で
波形データを切換出力する。このときのデータセレクタ
61のシリアル出力データ列は次式で表される。
タ62は減算動作を行って、上記の場合と反対に順次値
が減少する計数出力信号を出力し、これによりデータセ
レクタ61は I,−Q,−I,Q,I,−Q,−I,Q,・・・ の順序、すなわち上記とは逆順で周期1/(4fc )で
波形データを切換出力する。このときのデータセレクタ
61のシリアル出力データ列は次式で表される。
【0021】 I・cosωc t−Q・sinωc t =cos(ωc +ωd )t =cosω2 t (6) このようにして、P/S変換部6より入力データでディ
ジタル直交変調されたシリアル出力データ列が取り出さ
れる。このシリアル出力データは図1のD/A変換部8
に供給され、ここでディジタルーアナログ変換されてア
ナログ信号のFSK変調波として出力される。ここで
は、入力データが”1”のとき周波数f1で、入力デー
タが”0”のとき周波数f2 とされたFSK変調波が出
力される。
ジタル直交変調されたシリアル出力データ列が取り出さ
れる。このシリアル出力データは図1のD/A変換部8
に供給され、ここでディジタルーアナログ変換されてア
ナログ信号のFSK変調波として出力される。ここで
は、入力データが”1”のとき周波数f1で、入力デー
タが”0”のとき周波数f2 とされたFSK変調波が出
力される。
【0022】このように、本実施例によれば、図1及び
図2に示す各構成部がそれぞれディジタル回路により構
成されているため、LSI化が容易にできる。
図2に示す各構成部がそれぞれディジタル回路により構
成されているため、LSI化が容易にできる。
【0023】図3は本発明の他の実施例のブロック図を
示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。図3に示す実施例は、偏移周
波数データ発生部9が、前記した4種類の波形データ
(偏移周波数データ)I、Q、−I及び−Qをそれぞれ
生成して並列に出力する構成としたものである。従っ
て、本実施例では偏移周波数データ発生部9よりそれぞ
れ出力された上記の4種類の波形データ(偏移周波数デ
ータ)I、Q、−I及び−Qは、P/S変換部6に直接
入力される。本実施例ではP/S変換部6がディジタル
直交変調部を構成し、図1の実施例と同様の動作を行
う。従って、本実施例も図1の実施例と同様にすべてデ
ィジタル回路で構成することができるため、LSI化が
容易であるという特長を有する。
示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。図3に示す実施例は、偏移周
波数データ発生部9が、前記した4種類の波形データ
(偏移周波数データ)I、Q、−I及び−Qをそれぞれ
生成して並列に出力する構成としたものである。従っ
て、本実施例では偏移周波数データ発生部9よりそれぞ
れ出力された上記の4種類の波形データ(偏移周波数デ
ータ)I、Q、−I及び−Qは、P/S変換部6に直接
入力される。本実施例ではP/S変換部6がディジタル
直交変調部を構成し、図1の実施例と同様の動作を行
う。従って、本実施例も図1の実施例と同様にすべてデ
ィジタル回路で構成することができるため、LSI化が
容易であるという特長を有する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
すべてディジタル回路の偏移周波数データ発生部、ディ
ジタル直交変調部及びD/A変換部によりFSK変調部
を構成することができるため、LSI化ができ、これに
より小型化、低価格化を実現することができると共に信
頼性を向上することができる。
すべてディジタル回路の偏移周波数データ発生部、ディ
ジタル直交変調部及びD/A変換部によりFSK変調部
を構成することができるため、LSI化ができ、これに
より小型化、低価格化を実現することができると共に信
頼性を向上することができる。
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】図1のP/S変換部のブロック図である。
【図3】本発明の他の実施例のブロック図である。
【図4】従来の一例のブロック図である。
1、9 偏移周波数データ発生部 2、3、4、5 乗算部 6 パラレル/シリアル変換部(P/S変換部) 7 ディジタル直交変調部 8 D/A変換部
Claims (4)
- 【請求項1】 入力データに応じて第1の周波数又は第
2の周波数に変調されたFSK変調波を出力するFSK
変調器において、 前記第1及び第2の周波数の周波数差の半分の周波数を
それぞれもつ余弦波の第1の波形データと正弦波の第2
の波形データを少なくとも発生する偏移周波数データ発
生部と、 該偏移周波数データ発生部の出力波形データが入力され
ると共に、前記入力データが入力され、該入力データに
より直交変調されたディジタルデータをシリアルに出力
するディジタル直交変調部と、 該ディジタル直交変調部からのディジタルデータをアナ
ログ信号に変換して前記FSK変調波を出力するD/A
変換部とを有することを特徴とするFSK変調器。 - 【請求項2】 前記ディジタル直交変調部は、前記第1
の波形データ及び第2の波形データが入力されて、該第
1及び第2の波形データと同相の波形の第3及び第4の
波形データと該第1及び第2の波形データと逆相の波形
の第5及び第6の波形データをそれぞれ生成する乗算部
と、該乗算部からの第3乃至第6の波形データが並列に
入力されると共に前記入力データが入力され、該入力デ
ータの値に応じて該第3、第4、第5及び第6の波形デ
ータ順又はその逆順で前記第1及び第2の周波数の周波
数和の2倍の周波数で切換出力するパラレル/シリアル
変換部とよりなることを特徴とする請求項1記載のFS
K変調器。 - 【請求項3】 前記パラレル/シリアル変換部は、並列
に入力された前記第3乃至第6の波形データのうち一つ
の波形データのみを選択して出力するデータセレクタ
と、前記入力データが計数方向制御端子に入力されると
共に計数出力により該データセレクタの4入力波形デー
タのうちの一の波形データを選択指示するアップダウン
カウンタとよりなり、該入力データの値に応じて該デー
タセレクタよりシリアルに出力される波形データの順番
を逆転することを特徴とする請求項2記載のFSK変調
器。 - 【請求項4】 前記偏移周波数データ発生部は、前記第
1及び第2の波形データと、該第1及び第2の波形デー
タの各波形とそれぞれ逆相の波形の二つの波形データの
計4つの波形データをそれぞれ生成出力し、前記ディジ
タル直交変調部は、前記入力データに応じて該4つの波
形データのシリアルデータへの変換順序を逆転させるパ
ラレル/シリアル変換部により構成したことを特徴とす
る請求項1記載のFSK変調器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30749093A JP2596350B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | Fsk変調器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30749093A JP2596350B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | Fsk変調器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07143189A JPH07143189A (ja) | 1995-06-02 |
JP2596350B2 true JP2596350B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=17969721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30749093A Expired - Fee Related JP2596350B2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | Fsk変調器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596350B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP30749093A patent/JP2596350B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07143189A (ja) | 1995-06-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2926615B2 (ja) | Ssb信号発生器 | |
JP3419484B2 (ja) | 変調器、送信器 | |
US4524326A (en) | Digitally-driven sine/cosine generator and modulator | |
WO1990012451A1 (fr) | Modulateur de frequence | |
US8655934B2 (en) | Broadband low noise complex regenerative frequency dividers | |
JP2728114B2 (ja) | Fm変調回路 | |
JPH0750845B2 (ja) | 乗算装置 | |
JP3434627B2 (ja) | クロック発生回路 | |
JP3147000B2 (ja) | 疑似gmsk変調装置 | |
JP2596350B2 (ja) | Fsk変調器 | |
US5838208A (en) | Modulation of transmission data signal in sychronous with transmission clock signal | |
JPH10304000A (ja) | 直交振幅変調装置 | |
JPH0219663B2 (ja) | ||
JPH06104943A (ja) | 四相位相変調装置 | |
JPH0435922B2 (ja) | ||
JPS63185105A (ja) | 高周波任意信号発生回路 | |
JP2905503B2 (ja) | ディジタル式クロック発生装置 | |
JPH01144818A (ja) | 数値制御形発振回路 | |
JPH0669969A (ja) | 4相位相変調器 | |
JP3398989B2 (ja) | Psk変調装置 | |
JP3230787B2 (ja) | ディジタル化直交位相変調回路 | |
JP2715211B2 (ja) | 位相ロック・ループ用の部分積分重畳型基準周波数発生方法、およびその基準周波数発生回路 | |
JP2575057B2 (ja) | Fm変調器 | |
JPH0289440A (ja) | ディジタル4相psk変調器 | |
JPH07193605A (ja) | 多値変調回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |