JP2715211B2 - 位相ロック・ループ用の部分積分重畳型基準周波数発生方法、およびその基準周波数発生回路 - Google Patents

位相ロック・ループ用の部分積分重畳型基準周波数発生方法、およびその基準周波数発生回路

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JP2715211B2
JP2715211B2 JP4038709A JP3870992A JP2715211B2 JP 2715211 B2 JP2715211 B2 JP 2715211B2 JP 4038709 A JP4038709 A JP 4038709A JP 3870992 A JP3870992 A JP 3870992A JP 2715211 B2 JP2715211 B2 JP 2715211B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相ロック・ループの
基準入力信号を発生させるための部分積分重畳型基準周
波数発生方法、およびその基準周波数発生回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】位相ロック・ループ(PLL)を用いた
周波数シンセサイザは、高精度の固定基準周波数発生器
を使用し、その周波数確度のままでほぼ任意の周波数を
発生させる手段として、多くの分野で利用されている。
そして、高精度な基準周波数発生器として、周囲温度,
回路負荷,電源電圧の広範囲な変動などに対して一定値
を保つことが要求されるような場合には、いわゆる水晶
発振回路にTTL−ICやCMOS−IC等を組み合わ
せたものが多く用いられている。しかしながら、このよ
うな周波数シンセサイザは位相ロック・ループ内の分周
器を可変して希望出力周波数を得るようにしているた
め、分周比によりループ・ゲインが変化し、またセトリ
ング・タイムが大きく変化する。さらに、速いセトリン
グ・タイムで安定性を得ることは難しいため、一般には
オーバー・ダンピングで使用しているが、さらにこのよ
うな組み合わせでは任意の周波数を自由に得ることは難
しいため、通常は極度に高いクロック源を用いる必要が
あった。
【0003】図11に位相ロック・ループを用いた周波
数シンセサイザの従来例を示す。すなわち、周知のよう
に位相ロック・ループは位相比較器(PC)1,低域フ
ィルタ(LPF)2,増幅器(A)3,電圧制御発振器
(VCO)4等より構成されるが、この位相ロック・ル
ープを用いた周波数シンセサイザにおける電圧制御発振
器4の発振周波数fO は、下記のようになり、分周回路
5,6のそれぞれの分周比m,nにより、水晶発振回路
7からの単一の発振周波数frに基づいて種々の発振周
波数を得ることができる。
【0004】
【数1】
【0005】従来の位相ロック・ループを用いた周波数
シンセサイザでは、高速セトリングの要求がなかったた
め、分周回路6における分周比nと分周回路5における
分周比mの組み合わせで任意の周波数を発生させてい
る。しかし、位相ロック・ループの安定性およびセトリ
ング・タイムが位相ロック・ループ内の分周回路5の分
周比mによって変化するという問題もあった。
【0006】このため近年は、図11に示したような水
晶発振回路7である固定周波数源に代わって、安定な可
変周波数源を用いて周波数シンセサイザを実現する方法
が、例えば米国特許第4965533号や米国特許第5
028887号等によって提案されてきている。すなわ
ち、安定な可変周波数源としてのダイレクト・デジタル
・シンセサイザ(DDS)による基準周波数発生であ
り、このダイレクト・デジタル・シンセサイザによって
位相ロック・ループを駆動するようにした周波数シンセ
サイザ、いわゆるDDSドライブ型周波数シンセサイザ
の出現である。
【0007】図12にDDSドライブ型周波数シンセサ
イザの従来例を示す。このDDSドライブ型周波数シン
セサイザは、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ10
の次段に、位相検波器21,ループ・フィルタ22,電
圧制御発振器(VCO)23およびこの電圧制御発振器
23と位相検波器21間を接続する固定分周器24より
なる位相ロック・ループ20が接続された構成とされて
いる。しかし、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ1
0に要求される周波数ステップが小数点分周動作になる
ため、デジタル回路だけでは希望周波数が発生できなく
なる。
【0008】図13は図12のダイレクト・デジタル・
シンセサイザ10をより詳細に示したブロック図であ
り、これを図14に示したようにアキュームレータ(累
積器)30aとレジスタ30bで構成された累算回路3
0を4ビットにした簡略化モデルとして説明すれば次の
ようになる。すなわち、fCL=16MHZ クロックで使
用した場合、位相増分値Δθをバイナリデータとしてア
キュームレータ30に設定すると、基準周波数fR は、
【0009】
【数2】 で与えられる。
【0010】そこで、任意の周波数を得るには、この位
相増分値Δθを可変させればよいことになる。これは言
わばアキュームレータ分周器とも言えるもので、図15
にその分周のメカニズムとその出力波形である鋸波を示
す。この図15から明らかなように、位相増分値Δθに
よって増分値/クロックが異なることがわかる。
【0011】従って、その位相増分値Δθを24°から
44°まで変化させた場合、図13に示すサインLUT
(ルック・アップ・テーブル)31の出力波形は、図1
6に示した階段状正弦波のデジタル値が得られる。そし
て、位相増分値Δθを22.5°として、発生波形を基
準にしたクロック・シフトの状態を示すのが図17であ
る。
【0012】このアキュームレータ分周器は、あくまで
も周期関数発生器として働き、そのアキュームレータ出
力である階段状鋸波のデジタル値をサインLUT31に
通過させて、正弦波のデジタル・データ値を読み出す。
【0013】次に、その正弦波のデジタル・データ値を
次段のD/Aコンバータ32に加えてアナログ波形に変
換し、かつアナログ変換された出力信号を次段の高次L
PF(高次低域通過フィルタ)33に与え、スムージン
グ(補間)を行うと共にクロック周波数成分を除去す
る。
【0014】この高次LPF33からの出力は、次段の
高域通過フィルタ(HPF)34に与えられ、先のD/
A変換時の量子化エラーおよびその他の誤差による帯域
内ジッタを除去する。そして、この高域通過フィルタ3
4からの出力は、再度デジタル信号に変換するために、
次段に接続されコンデンサCおよびアナログ・ボルテー
ジ・コンパレータ35aよりなる高ゲインのAC結合コ
ンパレータ35に与えられ、このAC結合コンパレータ
35からの出力信号がダイレクト・デジタル・シンセサ
イザ10の基準周波数出力fR となり、位相ロック・ル
ープを駆動することとなる。
【0015】この場合、AC結合コンパレータ35のゲ
インが高いほどジッタを少なくでき、また整数分周N=
64とした場合の図13におけるA点,B点,C点,D
点(A点のMSB)の各出力波形は図18で示される波
形となる。さらに、小数点分周N=7.2とした場合
は、同様に図19で示される波形となり、スタート点と
最終点がシフトするのと同時に一周期毎に波形が異なっ
てくるのであるが、図20で示すように図14における
MSBビット出力は5周期毎に同じシーケンスを描くの
で、周期性は存在することがわかる。従って、このまま
では各周期毎に周波数が異なってしまい、基準周波数f
R としては使用できないので、これを補正するために一
度サインLUT31、D/Aコンバータ32を用いてア
ナログ信号に変換する。そして、このアナログ信号は後
続の高次LPF33によってクロックが除去されると同
時に位相連続性のある信号とされ、さらにその信号を後
続の高域通過フィルタ34を通してジッタを軽減した後
に、再びデジタル信号へ戻すためにAC結合コンパレー
タ35を通して周波数基準信号を発生させる。このよう
に動作する従来のDDSドライブ型周波数シンセサイザ
は小数点分周も可能であるため、任意の周波数を発生さ
せることができることとなる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図13に示
したダイレクト・デジタル・シンセサイザでは、発生周
期にかかわらず、累算した位相増分値をもとにサインL
UT31から正弦波のデジタル・データ値を読み出して
D/A変換を行う。しかし、この変換を行うD/Aコン
バータ32には高速高分解能のものが必要になるので、
コストが増大するという問題がある。なお、アキューム
レータ分周の場合の周波数精度とアキュームレータ30
のビット幅の関係は、
【0017】
【数3】ビット数=INT〔0.5+ LOg 2(1/周波
数精度)〕
【0018】で与えられるため、周波数精度を1ppm
(10-6)とすると、アキュームレータ30のビット幅
が20ビットとなる。また、D/Aコンバータ32の出
力波形は階段状正弦波となるので、D/Aコンバータ3
2の後には高性能な低域通過フィルタである高次LPF
33が必要となる。しかして、近い将来には限られたサ
ンプル・パルスを用いて基準周波数をダイレクト・デジ
タル・シンセサイザにて発生し、位相ロック・ループを
高安定で周波数切り換えるセットリング・タイムが1m
S以下を要求されるようなデジタル・セルラー電話、デ
ジタル・コードレス電話あるいはデジタルPBX(構内
交換機)等の普及が予測される。
【0019】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、位相ロック・ループを駆動する基準周波
数の発生に際して、従来に比してより一層高精度な周波
数補償を容易に行うことができ、かつコストの低減化に
有効な位相ロック・ループ用の部分積分重畳型基準周波
数発生、方法およびその基準周波数発生回路の提供を目
的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
目的を達成するために、基準周波数信号を受けると同時
に自己の発振出力波形との位相を比較し、その誤差を小
さくする方向に発振出力周波数を変化させることによ
り、基準周波数にロックまたは追従動作を行う位相ロッ
ク・ループの基準周波数発生方法において、設定された
位相増分値(Δθ)をクロック毎に累算し、上記基準周
波数信号の周期値を発生する段階と、上記位相増分値
(Δθ)を第1のアナログ値に変換する段階と、上記周
期値に基づき、第1極性反転点(90゜、450゜、8
10゜、・・・)を含む第1のクロック期間を検出する
段階と、第2極性反転点(270゜、630゜、・・
・)を含む第2のクロック期間を検出する段階と、上記
第1のクロック期間における終端位相値と極性反転点と
の位相差(θB)に基づき、第2のアナログ値(−2θ
B)を算出するとともに、上記第2のクロック期間にお
ける終端位相値と極性反転点との位相差(θB)に基づ
き、第3のアナログ値(2θB)を算出する段階と、上
記第1のクロック期間および第2のクロック期間におい
て、前記第2または第3のアナログ値を、上記第1のア
ナログ値に重畳させる段階と、該重畳信号を積分する段
階と、からなることを特徴とする。
【0021】また、位相増分値(Δθ)の設定部から供
給されたディジタル設定値を所定のクロックに同期して
累算する累算手段と、上記累算手段の出力信号に基づい
て、第1極性反転点(90゜、450゜、810゜、・
・・)を含むクロック期間を検出するトップ領域積分期
間検出部と、第2極性反転点(270゜、630゜、・
・・)を含むクロック期間を検出するボトム領域積分期
間検出部と、それ以外のクロック期間を検出する原形積
分期間検出部とからなる1周期成分期間検出手段と、上
記トップ領域積分期間における終端位相値と極性反転点
との位相差(θB)に基づき、第1の補償積分値(−2
θB)を演算するとともに、上記ボトム領域積分期間に
おける終端位相値と極性反転点との位相差(θB)に基
づき、第2の補償積分値(2θB)を演算する補償積分
値生成手段と、上記補償積分値生成手段からの出力をア
ナログ信号に変換する第1のディジタル・アナログ変換
手段と、上記位相増分値(Δθ)をアナログ信号に変換
する第2のディジタル・アナログ変換手段と、上記トッ
プ領域積分期間およびボトム領域積分期間において、前
記第1のディジタル・アナログ変換手段の出力を前記第
2のディジタル・アナログ変換手段の出力信号に重畳さ
せる手段と、該重畳手段の出力信号を積分する積分手段
と、該積分手段の出力が入力され、矩形波を出力するコ
ンパレータと、を具備することを特徴とする。
【0022】さらに、積分手段とコンパレータの接続線
上には、周期信号波形の+側と−側の面積を等しくすべ
く、周期信号波形の残余期間の領域とトップ領域との境
界レベル値以下および残余期間の領域とボトム領域との
境界レベル値以下に振幅を制限してビート除去を行うク
リッパ回路を介在するとともに、その後段に高調波成分
を除去する低域通過フィルタを設けることを特徴とす
る。
【0023】
【作用】本発明によれば、位相ロック・ループに与える
基準周波数信号に対応したディジタル設定値である位相
増分値を累算した結果に基づき原形となる1周期毎の周
期信号波形を積分波形として得つつ、上記基準周波数信
号となる周期信号波形のトップ領域とボトム領域に補償
部分積分を重畳し、上記周期信号波形の残余期間中の波
形が真のゼロ・クロス点を通過するようにして位相ロッ
ク・ループの基準周波数を安定的に得る。
【0024】また、積分手段とコンパレータの接続線上
にクリッパ回路と低域通過フィルタを介在した場合に
は、クリッパ回路によりビート除去を行って周期信号波
形の+側と−側の面積を等しくすることが可能となり、
かつ低域通過フィルタをによりジッタの少ないきれいな
サインウエーブとすることが可能となる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1は本発明に係る基準周波数発生回路の
一実施例を示すブロック図であり、図2は図1の詳細な
回路図、図3は図2に示した回路内部の各部の信号波形
を示すタイミングチャートである。
【0026】本発明に係る基準周波数発生は、アキュー
ムレータを用いて周期信号を発生させ、このアキューム
レータに設定される複数ビットのディジタル設定値およ
びこのアキュームレータの出力を利用して所望のアナロ
グ周波数信号を発生するものであり、説明の都合上から
まず原理について説明する。
【0027】本発明に用いられるアキュームレータは、
任意に設定される複数ビット(以下に示す実施例におい
ては24ビット)からなるディジタル設定値、すなわち
位相増分値Δθを所定周波数fCLのクロックに同期し
て累算することにより、そのMSB(最上位ビット)か
ら位相増分値Δθに対応した周波数fの周期関数を形
成する。すなわち、基準周波数信号の位相値(周期値)
を発生する。ここで、周波数fはこのアキュームレー
タが24ビットであるとすると、 f=fCL・Δθ/224 で与えられる。この場合、位相増分値Δθを例えば50
゜に設定すると、このアキュームレータからは、クロッ
ク毎に0゜,50゜,100゜,150゜,200゜,
250゜,300゜……の離散的少数分周値が得られる
が、この様子が図5に示されている。
【0028】ここで、この波形を単純に積分したのでは
真のゼロ・クロス点(180゜,360゜…、すなわち
0゜を含み180゜×n点に位置する)を通るアナログ
積分波形を得ることはできない。これは、図5において
示す極性反転点である90゜および270゜においては
アキュームレータから出力が得られないからである。そ
こで、同図を詳細に検討すると、50゜から100゜に
おいて、50゜の時点の振幅は+50、100゜の時点
の振幅は+80となっており、この間の振幅差は+30
である。そして、クロック間位相差を調べてみると、5
0゜の時点は極性反転点90゜に対して40゜後であ
り、100゜の時点は極性反転点90゜に対して10゜
前であり、40゜−10゜=30゜となっている。
【0029】ここで、極性反転点に対する後のクロック
・タイミングとの位相差をθFとすると、θF−θB=
40°−10°=30°を求め、50°から100°ま
では(θF−θB)/クロックの積分スロープを生成さ
せればよいことが解る。同様に、250°から300°
において、250°の時点の振幅は−70、300°の
時点の振幅は−60となっており、この間の振幅差は+
10である。そして、クロック間位相差を調べてみる
と、250°の時点は極性反転点270°に対して20
°後であり、300°の時点は、極性反転点270°に
対して30°前である。ここで、上記した場合と同様に
極性反転点に対する後のクロック・タイミングとの位相
差をθB、極性反転点に対する前のクロック・タイミン
グとの位相差をθFとすると、θB−θF=30°−2
0°=10°を求め、250°から300°までは(θ
B−θF)/クロックの積分スロープを生成させればよ
いことが解る。
【0030】すなわち、図5において、アナログ積分波
形がゼロ・クロス点(180°,360°…)を通るこ
とを前提とすると、Δθ=50°で既知であるから、θ
F−θBおよびθB−θFを適当な方法により求め、
0°から50°までは、Δθ/クロックでインクリメ
ントさせ、 50°から100°までは、(θF−θ
B)/クロックでインクリメントさせ、 100°か
ら250°までは、−Δθ/クロックでインクリメント
させ、 250°から300°までは、(θB−θ
F)/クロックでインクリメントさせ、 300°か
ら350°までは、Δθ/クロックでインクリメントさ
せ、以下同様に繰り返せば、アナログ積分波形をゼロ・
クロス点(180°,360°…)を通るようにするこ
とができる。
【0031】ここで、50°から100°において、θ
Bの値は90°を越えた直後のクロック・エッジでアキ
ュームレータの出力から得ることができるが、θFの値
はアキュームレータの出力から直接得ることはできな
い。しかし、θF=Δθ−θBの関係があるので、この
関係からθFを求めることができる。したがって、50
°から100°における補正位相増分値をθC9とする
と、 θC9=θF−θB=(Δθ−θB)−θB=Δθ−2θB となる。
【0032】ここで、θC9を求める演算回路として
は、図4(a)に示すように、Δθ−θBの演算を行う
減算器31と、減算器31の出力からθBを減算する減
算器32の2つの減算器から構成することができる。ま
た、この演算は図4(a)に示すように、θBを1ビッ
ト・シフトして2θBを求め、Δθから2θBを直接減
算する1つの減算器33から構成することもできる。同
様に、250°から300°において、θBの値は27
0°を越えた直後のクロック・エッジでアキュームレー
タの出力から得ることができるが、θFの値は、アキュ
ームレータの出力から直接得ることはできない。しか
し、θF=Δθ−θBの関係があるので、この関係から
θFを求めることができる。したがって、250°から
300°における補正位相増分値をθC27とすると、 θC27=θB−θF=θB−(Δθ−θB)=−(Δθ−2θB) となる。
【0033】ここで、θC27を求める演算回路として
は、図4(c)に示すように、Δθ−θBの演算を行う
減算器34と、θBから減算器34の出力を減算する減
算器35の2つの減算器から構成することができる。ま
た、この演算回路は図4(d)に示すように、θBを1
ビット・シフトして2θBを求め、Δθから2θBを直
接減算する1つの減算器36から構成し、これをインバ
ータ37で反転して求めるようにすることもできる。
【0034】次に、図1を参照しつつ本発明に係る周波
数信号発生回路の具体的な一実施例、ならびに周波数信
号発生方法の実施例を説明する。この実施例において
は、θC9積分期間およびθC27積分期間において、
±2θBをもとめ、この±2θBに対応するアナログ信
号を、θC9積分期間およびθC27積分期間におい
て、±Δθに対応するアナログ信号に重畳し、積分回路
に加えるように構成し、大幅な回路構成の簡略化を図っ
ている。
【0035】すなわち、図1に示すように加算器201
とクロックが加わるレジスタ202はアキュームレータ
を構成しており、加算器201は、Δθ設定部203に
設定された位相増分値Δθとレジスタ202の出力をク
ロックに同期して加算し、レジスタ202の出力から位
相増分値Δθに対応した周期関数を得る。レジスタ20
2の出力は、原形積分周期信号検出部である+/−Δθ
積分期間検出部204、トップ領域積分期間検出部であ
るθC9積分期間検出部205およびボトム領域積分期
間検出部であるθC27積分期間検出部206に加えら
れる。+/−Δθ積分期間検出部204は、レジスタ1
02の出力とクロックに基づき+/−Δθ積分期間、す
なわち原形積分波形を検出する。また、θC9積分期間
検出部205は、レジスタ102の出力とクロックに基
づきθC9積分期間、すなわち50°→100°…を検
出する。また、θC27積分期間検出部206は、レジ
スタ102の出力とクロックに基づきθC27積分期
間、すなわち250°→300°…を検出する。
【0036】極性検出部207は、レジスタ202の出
力を受入し、このレジスタ202の出力に基づきレジス
タ202から出力される周期関数の極性反転を検出す
る。データ(θB*2)ビット・シフト回路208は、
レジスタ202の出力、θC9積分期間検出部205の
出力およびクロックを受入し、θC9積分期間に関する
θBを検出し、これを1ビット・シフトすることにより
−2θBを演算する。また、データ(θB*2)ビット
・シフト回路209は、レジスタ202の出力、θC2
7積分期間検出部206の出力およびクロックを受入
し、θC27積分期間に関するθBを検出し、これを1
ビット・シフトすることにより+2θBを演算する。
【0037】スイッチ210は、極性検出部207の出
力に基づき駆動され、θC9積分期間においてはデータ
(θB*2)ビット・シフト回路208の出力を、また
θC27積分期間においてはデータ(θB*2)ビット
・シフト回路209の出力を選択するように切替わる。
そして、このスイッチ210の出力はディジタル・アナ
ログ変換部215に加えられ、±2θBに対応するアナ
ログ信号に変換され、出力オン・オフ制御部216を介
して出力されるとともに、抵抗217を介してオペアン
プ221およびコンデンサ222から構成される積分回
路に加えられる。
【0038】一方、Δθ設定部203に設定された位相
増分値Δθは、ディジタル・アナログ変換部218で位
相増分値Δθに対応するアナログ信号に変換され、クロ
ックが加わる極性切替えを行う極性制御部219、抵抗
220を介して、オペアンプ221およびコンデンサ2
22から構成される積分回路に、±Δθに対応するアナ
ログ信号として加えられる。ここで、+Δθに対応する
アナログ信号は、+Δθ積分期間およびθC9積分期間
において積分回路に加えられ、−2θBに対応するアナ
ログ信号はθC9積分期間において積分回路に加えられ
る。また、−Δθに対応するアナログ信号は、−Δθ積
分期間およびθC27積分期間において積分回路に加え
られ、+2θBに対応するアナログ信号はθC27積分
期間において積分回路に加えられる。
【0039】したがって、オペアンプ221およびコン
デンサ222から構成される積分回路は、+Δθ積分期
間においては+Δθに対応するアナログ信号を積分し、
θC9積分期間においては+Δθに対応するアナログ信
号に−2θBに対応するアナログ信号を重畳した信号を
積分し、−Δθ積分期間においては−Δθに対応するア
ナログ信号を積分し、θC27積分期間においては−Δ
θに対応するアナログ信号に+2θBに対応するアナロ
グ信号を重畳した信号を積分することになる。
【0040】この積分回路の出力は、直接的にコンパレ
ータ225に受入しても良好な周波数信号fR として出
力させることができるが、ビート除去を行って周期信号
波形の+側と−側の面積を等しくするクリッパ回路(C
LP)223(図2(c),(d)参照)、および高調
波成分を除去する低域通過フィルタ224を介してジッ
タの少ないきれいなサインウエーブとしてコンパレータ
225に受入してもよい。
【0041】図2は、タイミング回路を含めたこの実施
例の詳細な回路図の一例を示したものである。この回路
において、加算器401とクロックが加わるレジスタ4
02によりアキュームレータを構成しており、加算器4
01はΔθ設定部403に設定された位相増分値Δθと
レジスタ402の出力をクロックに同期して加算し、レ
ジスタ402の出力から位相増分値Δθに対応した周期
関数を得る。
【0042】そして、レジスタ402の出力の内の上位
2ビットの信号、すなわちMSBおよびMSB−1を用
い、排他的オア回路404、インバータ405、パイプ
ライン遅延を行う4個のDフリップフロップ406,4
07,408,409を含む回路により+/−Δθ積分
期間に対応するサイン・ビットを作り、このサイン・ビ
ットおよびΔθ設定部403の出力を用いて、符号付デ
ィジタル・アナログ変換部410により±Δθ出力、す
なわち±Δθに対応するアナログ信号を演算し、またレ
ジスタ402の出力の内の上位2ビットの信号を除く信
号、すなわちMSB−2〜LSBの信号を、ナンド回路
413の出力によりレジスタ411に取り込むことによ
りθBを検出し、これを符号付ディジタル・アナログ変
換部414に加えることにより±2θBに対応するアナ
ログ信号を求める。
【0043】他方、Dフリップフロップ420,421
の出力によりスイッチ422,423を切り換えること
により、θC9積分期間においてθC9出力、すなわち
−2θBに対応するアナログ信号を演算し、θC27積
分期間においてθC27出力、すなわち+2θBに対応
するアナログ信号を演算する。
【0044】図3は、図2に示した回路の各部の信号波
形をタイミング・チャートで示したものである。ここ
で、図3(a)はこの実施例で用いるクロックを示して
おり、図3(b)はこのクロックをインバータ405で
反転した信号を示す。
【0045】図3(c)はレジスタ402の最上位ビッ
トMSBの信号、図3(d)はレジスタ402の最上位
ビットから1番目のビットMSB−1の信号を示す。
【0046】図3(e)はレジスタ402のMSBとM
SB−1の信号との排他的オア条件をとる排他的オア回
路404の出力、図3(f)は排他的オア回路404の
出力がD入力に加わるDフリップフロップ406の非反
転出力、すなわち排他的オア回路404の出力を1クロ
ック遅延した信号を示し、図3(g)はDフリップフロ
ップ409の非反転出力、すなわち排他的オア回路40
4の出力を4クロック遅延した信号を示す。
【0047】図3(h)は排他的オア回路404の出力
とDフリップフロップ406の非反転出力との排他的オ
ア条件をとる排他的オア回路412の出力、図3(i)
は排他的オア回路412の出力とクロックとのナンド上
限をとるナンド回路413の出力を示す。このナンド回
路413の出力はレジスタ411のクロック入力に加え
られ、レジスタ411にθBを取り込むタイミングを制
御する。
【0048】図3(j)はDフリップフロップ407の
非反転出力とDフリップフロップ408の非反転出力と
の排他的ノア条件をとる排他的ノア回路416の出力、
図3(k)はレジスタ411の出力が加わるノア回路4
19の出力、図3(l)は排他的ノア回路416の出
力、レジスタ402のMSBの信号、ノア回路419の
出力が加わる排他的ノア回路417の出力がD入力に加
わるDフリップフロップ420の非反転出力、図3
(m)は排他的ノア回路416の出力、レジスタ402
のMSBをインバータ415で反転した信号、ノア回路
419の出力が加わる排他的ノア回路418の出力がD
入力に加わるDフリップフロップ421の非反転出力を
示す。このDフリップフロップ420の出力はスイッチ
422に加えられ、またDフリップフロップ421の出
力はスイッチ423に加えられ、それぞれスイッチ42
2および423の切り換えを制御する。
【0049】図2(a)に示す回路から出力される±Δ
θ出力およびθC9出力およびθC27出力は、同図2
(b)に示す抵抗424,425,426をそれぞれ介
して、オペアンプ427およびコンデンサ428から構
成される積分回路に加えられる。
【0050】、この積分回路の出力は、図2(c)に示
すように、クリッパ回路429、ローパス・フィルタ4
30、コンパレータ431を介して、または直接コンパ
レータ431を介し、ノイズ分が除去されて周波数信号
R として出力される。図6は、前述の実施例において
発生される周波数信号fR の1周期目の1波形分をコン
ピュータ・シュミレーションにより求めた結果を示した
ものであり、また図7は24周期目の1波形分をコンピ
ュータ・シュミレーションにより求めた結果を示したも
のであり、また図8はこのコンピュータ・シュミレーシ
ョン結果を時系列表現で示したものである。
【0051】図6、図7、図8から明らかなように、発
生波形はゼロ・クロス点180°,360°を通ること
が解る。
【0052】ところで、上述した実施例においては、5
0°から100°までは補正位相増分値θC9を用いて
積分し、250°から300°までは補正位相増分値θ
C27を用いて積分するように構成したが、図9に示す
ように、180°および360°を含む部分で補正位相
増分値を算出し、この補正位相増分値を積分するように
構成してもよい。この場合は、 θC18=θF−θB=(Δθ−θB)−θB=Δθ−2θB θC36=θB−θF=θB−(Δθ−θB)=−(Δθ−2θB) を求め、0°から150°までは+Δθの積分を実現
し、150°から200°までは補正位相増分値θC1
8を実現するための部分重畳積分を行い、200°から
350°までは−Δθの積分を実現し、350°から4
00°までは補正位相増分値θC36を実現する部分重
畳積分を行うように構成する。この場合は、初期状態に
おいてアキュームレータは完全にクリアしないで、−9
0°に初期化する。
【0052】このように構成した場合に発生される周波
数信号fR の1波形分を、コンピュータ・シュミレーシ
ョンにより求めると図10に示すようになる。図10か
ら明らかなように、この場合発生波形はゼロ・クロス点
90°270°を通り、所定の条件を満足していること
が解る。
【0053】このように、この実施例においては、設定
部203からの位相増分値を所定のクロックに同期して
算出する累積手段をアキュームレータ201とレジスタ
202により構成し、かつ上記累積手段の出力から生成
される周期信号波形のトップ領域積分期間検出部である
θC9積分期間検出部205と、ボトム領域積分期間検
出部であるθC27積分期間検出部206と、原形積分
周期信号検出部である+/−Δθ積分期間検出部204
とより1周期部分積分期間検出手段を構成している。
【0054】また、極性検出部207,データ(θB*
2)ビット・シフト回路208および209、スイッチ
210等により部分積分補償値生成手段を構成する。
【0055】さらに、出力オン・オフ制御部216によ
り信号切替え手段を構成し、かつオペアンプ221およ
びコンデンサ222とにより、上記信号切替え手段から
入力されるアナログ信号と第2のデジタル・アナログ変
換手段からのアナログ信号とを互いに重畳しつつ積分補
償演算する積分手段を構成する。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
位相ロック・ループに与える基準周波数信号に対応した
ディジタル設定値である位相増分値を累算した結果に基
づき原形となる1周期毎の周期信号波形を積分波形とし
て得つつ、上記基準周波数信号となる周期信号波形のト
ップ領域とボトム領域に補償部分積分を重畳し、上記周
期信号波形の残余期間中の波形が真のゼロ・クロス点を
通過するようにして位相ロック・ループの基準周波数を
得るように構成したので、大幅な回路構成の簡略化を図
りつつ高精度な周波数補償を容易に得ることができる。
【0057】また、従来のように基準周波数の発生に際
しサインLUTを使用していないので、膨大な容量のR
OMを必要とせず、簡単な構成で任意の周波数を発生さ
せることができ、コスト低減に有効である。
【0058】したがって、位相ロック・ループを高安
定、高速セトリングで駆動させて周波数の切り替えを行
う、例えばセットリング・タイムが1mS以下を要求さ
れるようなデジタル・セルラー電話、デジタル・コード
レス電話、デジタルPBX用途等に特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例としてかかげた詳細な回路
図。
【図3】図2の内部における各部の信号波形のタイミン
グを示す図。
【図4】θC9,θC27を求める場合の演算回路を示
す図。
【図5】この発明の1周期信号波形の積分補償を示す説
明用波形図。
【図6】Δθ=50°の場合の1周期目のシュミレーシ
ョン波形を示す図。
【図7】Δθ=50°の場合の24周期目のシュミレー
ション波形を示す図。
【図8】Δθ=50°の場合の時系列表現したシュミレ
ーション波形を示す図。
【図9】0°、180°、360°クロック部分で部分
積分補償を行う場合の周期信号波形の説明用波形図。
【図10】図9における場合の24周期目のシュミレー
ション波形を示す図。
【図11】従来の位相同期ループを用いた周波数シンセ
サイザを示すブロック図。
【図12】従来のDDSドライブ型周波数シンセサイザ
を示すブロック図。
【図13】図10におけるダイレクト・デジタル・シン
セサイザの詳細を示すブロック図。
【図14】図11のアキュームレータ部分を4ビットに
簡略化した説明図。
【図15】アキュームレータ分周のメカニズムを示す
図。
【図16】図10におけるダイレクト・デジタル・シン
セサイザのクロックを基準にした発生波形を示す図。
【図17】発生波形を基準にしたクロック・シフトを示
す図。
【図18】整数分周の場合の波形図。
【図19】小数点分周の場合の波形図。
【図20】小数点分周の場合のMBS出力波形図。
【符号の説明】
10 可変周波数源 20 PLL回路 21 位相検波回路 22 ループ・フィルタ 23 VCO(電圧制御発振器) 24 固定分周器 201 加算器 202 レジスタ 203 Δθ設定部 204 +/−Δθ積分期間検出部 205 θC9積分期間検出部 206 θC27積分期間検出部 207 極性検出部 208,209 データθB検出部 210, スイッチ 215,218 ディジタル・アナログ変換部 216 出力オン・オフ制御部 219 極性制御部 221 オペアンプ 222 コンデンサ 223 ローパス・フィルタ 224 ハイパス・フィルタ 225 コンパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−106901(JP,A) 特開 平6−61742(JP,A) 特開 平6−29745(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準周波数信号を受けると同時に自己の
    発振出力波形との位相を比較し、その誤差を小さくする
    方向に発振出力周波数を変化させることにより、基準周
    波数にロックまたは追従動作を行う位相ロック・ループ
    の基準周波数発生方法において、 設定された位相増分値(Δθ)をクロック毎に累算し、
    上記基準周波数信号の周期値を発生する段階と、 上記位相増分値(Δθ)を第1のアナログ値に変換する
    段階と、 上記周期値に基づき、第1極性反転点(90゜、450
    ゜、810゜、・)を含む第1のクロック期間を検出す
    る段階と、 第2極性反転点(270゜、630゜、・・・)を含む
    第2のクロック期間を検出する段階と、 上記第1のクロック期間における終端位相値と極性反転
    点との位相差(θB)に基づき、第2のアナログ値(−
    2θB)を算出するとともに、上記第2のクロック期間
    における終端位相値と極性反転点との位相差(θB)に
    基づき、第3のアナログ値(2θB)を算出する段階
    と、 上記第1のクロック期間および第2のクロック期間にお
    いて、前記第2または第3のアナログ値を、上記第1の
    アナログ値に重畳させる段階と、 該重畳信号を積分する段階と、 からなることを特徴とする位相ロック・ループの部分積
    分重畳型基準周波数発生方法。
  2. 【請求項2】 位相増分値(Δθ)の設定部から供給さ
    れたディジタル設定値を所定のクロックに同期して累算
    する累算手段と、 上記累算手段の出力信号に基づいて、第1極性反転点
    (90゜、450゜、810゜、・・・)を含むクロッ
    ク期間を検出するトップ領域積分期間検出部と、第2極
    性反転点(270゜、630゜、・・・)を含むクロッ
    ク期間を検出するボトム領域積分期間検出部と、それ以
    外のクロック期間を検出する原形積分期間検出部とから
    なる1周期成分期間検出手段と、 上記トップ領域積分期間における終端位相値と極性反転
    点との位相差(θB)に基づき、第1の補償積分値(−
    2θB)を演算するとともに、上記ボトム領域積分期間
    における終端位相値と極性反転点との位相差(θB)に
    基づき、第2の補償積分値(2θB)を演算する補償積
    分値生成手段と、 上記補償積分値生成手段からの出力をアナログ信号に変
    換する第1のディジタル・アナログ変換手段と、 上記位相増分値(Δθ)をアナログ信号に変換する第2
    のディジタル・アナログ変換手段と、 上記トップ領域積分期間およびボトム領域積分期間にお
    いて、前記第1のディジタル・アナログ変換手段の出力
    を前記第2のディジタル・アナログ変換手段の出力信号
    に重畳させる手段と、 該重畳手段の出力信号を積分する積分手段と、 該積分手段の出力が入力され、矩形波を出力するコンパ
    レータと、 を具備することを特徴とする位相ロック・ループ用の部
    分積分重畳型基準周波数発生回路。
  3. 【請求項3】 積分手段とコンパレータの接続線上に
    は、周期信号波形の+側と−側の面積を等しくすべく、
    周期信号波形の残余期間の領域とトップ領域との境界レ
    ベル以下および残余期間の領域とボトム領域との境界レ
    ベル以下を制限してビート除去を行うクリッパ回路を介
    在し、その後段に高調波成分を除去する低域フィルタを
    設けることを特徴とする請求項2記載の位相ロック・ル
    ープ用の部分積分重畳型基準周波数発生回路。
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