JP3179527B2 - デジタル信号合成方法及び装置 - Google Patents
デジタル信号合成方法及び装置Info
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Description
信号合成装置に関する。
接アナログ合成、間接アナログ合成、および直接デジタ
ル合成という明らかに異なる三つの方法が使われてい
る。
準周波数信号を逓倍,逓降して得た信号の各種組合せを
結合したり混合したりして作り出している。周波数範囲
の広い信号を合成するには、この直接法は、進倍,進降
および組合せ混合のプロセスに多数の構成要素が必要で
あるため、極めて複雑且つ経費高になる。したがって、
この方法は、高い周波数または広い周波数の範囲では信
号の合成に広くは使用されていない。
周器を備えた位相ロックループが、所要周波数の信号を
合成するのに普通に使用されている。この方法では、現
在のところ市販製品および専用用途に明らかに最も広く
使用されている。この方法の人気は大部分、プログラム
可能分周器が集積回路の形で廉価に得られることによっ
ている。その結果、実質上、特に直接アナログ合成と比
較して、簡単になっている。
する上述の問題を回避するのに有用である。基本的に
は、デジタル合成は、デジタル論理回路により所望の信
号を表わすための点の流れを発生することから成る。次
いでこの数値データの流れをkビットのデジタル・アナ
ログ変換器(DAC)により実際の所要信号に変換す
る。DACの出力を更に処理して一層有用な信号にする
ことができる。たとえば、この出力は、信号を一層なめ
らかに且つきれいにするため低域フィルタを、および変
換およびろ波のプロセスで蒙った損失を補償するため増
幅器を通過することができる。得られるアナログ出力に
は、理想的には、サンプリング成分が全く無い。従来技
術での信号を合成するこのようなシステムの一例は、米
国特許第3,928,813号に記されている。図7
は、従来技術で既知の一つの典型的なディジタル数値合
成器を示す。位相累積器105の出力はサイン・ルック
アップROM(リード・オンリ・メモリ)106により
正弦波出力103とされ、DAC107でアナログ信号
に変換された後低域フィルタ(LPF)108により雑
音除去後増幅器109を介して出力され出力104が得
られる。このシステムの周波数決定関係式は、 F=(Δφ/ΔT)/(2π) である。ここでΔφは、システム出力信号の周波数Fを
一義的に決定する入力位相の増分であり、ΔTは、シス
テムのデジタルクロックの周期、すなわち1/Fclock
であり、Fclock は、システムクロックの周波数であ
る。このシステムでは、2πは2M と規定されている
が、MはΔφのビット数であり、従ってΔφは0から2
M −1までの範囲にある。
の出力101に、位相変調項PM(T)を追加すること
により位相変調を行うように容易に修正される。また、
周波数変調は、搬送波位相増分に周波数変調位相増分を
追加して瞬時位相増分Δφ102を形成することにより
実現することができる。真に万能な信号合成器では、振
幅変調をシステムに追加することもできる。この構成の
場合には、正弦表(サイン・ルックアップ・テーブル)
出力103に高速乗算器を付加すればよい。システム出
力信号を変調する同様な他の構成については米国特許第
4,331,941号に述べられている。
ても使用することができる。この回路のこのような使用
法は極めて普通のことである。何故なら回路出力104
は、搬送波位相増分102をΔφ1 からΔφ2 に変える
ことによりF1 からF2 に変ることができるからであ
る。しかしながら、実施するのに必要な各切換周波数に
関連する乗算および混合のプロセスが複雑であるため、
同程度に高速のアナログ式切換合成器を作ることは非常
に困難である。
波数間で位相が連続していることである。換言すれば、
第1の周波数F1 から第2の周波数F2 への遷移は、搬
送波の振幅が急激に変化しないで行われる。この急激な
変化が無いということは、システム出力信号が周波数F
1 から周波数F2 に切換わる瞬間に位相の不連続が発生
しないということを意味する。合成器出力信号のこの位
相連続性を認めるには、図8の位相傾斜201、20
2、203で表わされた合成器を考えるのがよい。位相
傾斜201、202、203は、図7の位相累積器10
5の、三つの異なる搬送波位相増分Δφ102、Δ
φ1 、Δφ2 、およびΔφ3 に対する例示的出力を形成
している。これら搬送波位相増分は、それぞれ、三つの
出力周波数F1 、F2 、およびF3 に対応している。図
8で、各周波数切換点204での位相もまた不連続無し
で変化している。図示した時間増分TN では、総計で6
6.52ラジアンの位相が累積している。この量は、正
弦波の約10.5サイクルに相当する。
M106およびDAC(デジタル・アナログ変換器)ブ
ロック107を通過して図8の位相累積で表わされる信
号から得られる正弦波を示す。F1 からF2 への遷移点
301およびF2 からF3 への遷移点302は、累積位
相で非急激変化が維持され、なめらかで且つ位相が連続
している。
ではなく、どんな数の周波数F1 、F2 、F3 ……、F
N の間でも、位相記憶装置を用いて、周波数切換、また
は周波数跳躍(ホッピング)を可能とすることである。
換言すれば、各周波数跳躍で、出力信号は、すべての周
波数が0位相で始まる0共通時間T0 で新しい周波数が
始まった場合に信号が有すると同じ位相で新しい周波数
を仮定する。
刻T0 で始まる、それぞれ周波数F1 、F2 、……、F
N を有する一連の別個の発振器の出力間の切換えで生ず
る信号と同等である。図4は、位相記憶装置のある等価
アナログシステムの一例を示す。3個の発振源401、
402、403は連続的に動作するが、時刻T0 で同時
に始動するよう互にロックされている。スイッチ404
は、どの発振源が出力信号405を発生すべきかを選択
するのに使用される。3個の発振源401、402、4
03はすべて決して停止しないから、スイッチ404が
異なる発振源を選択すれば、位相は、選択された発振源
の現在の位相を得るように見掛け上跳躍する。このシス
テムは常にその出力405として切換の瞬間にその正し
い(即わち時刻T0 からの経過時間にみあった)位相を
出力する発振源を備えている。システムが各切換周波数
に対して、あたかも各々が共通の始動時刻に始動し且つ
定められた位相の適切な点で新しい周波数に切換わるこ
とができるかのように経過にみあった位相を維持し、記
憶するというこの能力を「位相記憶」と言う。図5A
は、F1 、F2 、およびF3 の間で切換わるときの、図
7のシステムの出力信号を示す。切換え504の瞬間に
生ずる「グリッチ」502は、位相記憶を有する周波数
跳躍源の特性である。
これは図8の位相項と類似している。位相は、三つの異
なる位相ランプ520、522、524から構成されて
いる。第1のランプはT=0で始まり、F1 に対応す
る。他の二つのランプ522、524はF2 およびF3
に対応する。事実、これら三つのランプはすべて、T=
0で上昇し始めるが、一つの発振源だけが或る所定時刻
に実際の出力についてサンプルされる。図5Cは、三つ
の発振源すべての位相を同時に示している。図5Bは、
それぞれF1 からF2 へおよびF2 からF3 へ周波数跳
躍が発生するとき存在する位相オフセットPcor1,252
6およびPcor2,3528をも示している。これらは、そ
の周波数遷移504の期間中の、急激変化502、すな
わち「グリッチ」、の原因である。
分Δφ102の値を変えるだけで新しい周波数に変える
ことができる単一発振器として模型化することができ
る。新しい周波数の開始位相は、その前にある周波数の
位相の丁度終りである。本発明では、図7のシステム
を、多数の発振器がすべて同時に動作し、一つだけが或
る所定時刻に出力の源となるように見え、仮想的に図4
の装置の動作と等価になるように拡張するものである。
位相記憶および位相連続性は共に、周波数跳躍システム
の特徴であるから、二つの内の一方は通常必要であり、
周波数跳躍の適用業務に基いて決定される。
が欠けているのを克服するのに、本発明は、入力位相増
分の変化に応じて周波数跳躍を検出し、位相補正信号を
計算する。本発明の好適実施例では、差分演算器を使用
して位相増分入力の変化、すなわち差分を決定してい
る。次にこの差分値を、たとえば、乗算器により、タイ
ミング基準信号を蓄積するカウンタからの出力と混合し
て位相補正信号を作る。位相補正信号を今度は、所定の
周波数Fs の所要出力信号を表わす合成デジタル信号と
組合わせる。得られるこの所定周波数の出力信号は、合
成器の動作期間中、基準システムクロックパルスに対し
て、一定位相を維持している。その結果、出力信号が受
ける介在周波数跳躍の数に関係なく、またこの介在期間
中に切換わる周波数に関係なく、出力信号が周波数Fs
に切換わるときはいつでも、周波数Fs の出力信号は、
前にその周波であったときと同じ一定位相を備える。出
力信号が新しく選択された周波数に切換わると、本発明
の好適実施例は、出力信号が後にその周波数に切換わっ
た場合に同じ一定位相を持つ出力信号を発生する。
とにより、従来技術の合成器の能力を増強し、拡張す
る。特に、本発明の好適実施例は、下記特性を備えてい
る。 1、時刻T=0で、すべての「発振器」、すなわち、切
換わるシステムに対して種々な周波数を供給する、仮想
「発振器」が同時に「始動する」。定義により、それら
はすべて、最初の位相0ラジアンで始まる。 2、Mビットの位相累積器では、図7の従来技術の合成
器で発生することができる2M /2個の周波数が存在す
る。本発明の好適実施例は、2M /2種の各周波数につ
いて位相記憶を保持している。しかし、設計を簡単にす
ることにより、位相記憶を設ける周波数を更に少くし
て、必要ならば、製造費用をこれに伴って節約すること
が可能である。 3、本発明では、位相補正値Pcor を計算する回路を備
えており、この補正値は、常に搬送波位相に加えられて
第1の周波数F1 の信号と適格な位相オフセットで第2
の周波数F2 に跳躍または切換えることを可能とし、信
号がT=0でのその開始から第2の周波数を決して離れ
なかったかのように見せ、したがって位相記憶を生ずる
ようにすることができる。 4、好適実施例による合成器が(T=0で)一旦始動す
れば、常に、リセットまたは再同期化を行って位相記憶
のため2M /2個の各周波数の位相を整合させる必要は
ない。換言すれば、本発明の好適実施例によるシステム
は、無限個の周波数跳躍に対して性能劣化の無い位相記
憶を有することを特徴とする。これらの特性は、本発明
の数学的基礎を説明するにつれて一層明白になるであろ
う。
パルスの数即わち時間指標であるとすれば、周波数Fi
の搬送波の時刻N・ΔTでの位相は、 Fi の位相=2π・Fi ・N・ΔT(法2π) =ωi ・N・ΔT(法2π) (ωi =2πFi ) である。また時刻N・ΔTでのFj の位相は、 Fj の位相=ωj ・N・ΔT(法2π) である。Mビットのデジタル合成器を切換えることがで
きる可能な2M /2個の周波数のいずれをもこのような
方法で表わすことができる。
し、Fiを出力信号がそれに切換えられる新しい周波数
とすれば、時刻N・ΔTで位相記憶に必要な位相補正P
cor は、 Pcor =〔ωi ・N・ΔT−ωj ・N・ΔT〕(法2π) =(ωi −ωj )N・ΔT(法2π)。 この最後の方程式は、二つの位相傾斜(ランプ)の間の
差と解釈される。本発明による位相記憶を行うため合成
器の搬送波位相に常時加えなければならないのはこのP
cor で表わした差分項である。
は簡単にすることができる。図7から、 Fi =(Δφi /ΔT)/(2π) であることがわかる。それで、 2πFi =ωi =Δφi /ΔT、 Pcor =(Δφi ・N−Δφj ・N)(法2π) =(Δφi −Δφj )・N(法2π) 換言すれば、位相補正は、N番目のクロックパルスで法
2πとしたときの累積位相増分の差である。また、図7
のシステムで示したように、2πは2M である。それ
故、Pcor に対する上掲の方程式を次のように表わすこ
とができる。 Pcor =(Δφi −Δφj )N(法2M ) 拡張して、現存周波数Fj から新しい周波数Fk に切換
わるときに必要な位相補正Pcor は、 Pcor =(Δφk −Δφj )N(法2M ) となる。したがって、現在の位相増分Δφj および次の
位相増分Δφk が既知である限り、位相補正Pcor を容
易に計算することができる。位相補正は、現在の位相増
分が次の位相増分に変る瞬間に計算される。また、位相
補正は、何らかの手段により、現在のところ記憶してお
いて後に搬送波位相を恒久的に偏位(オフセット)させ
るのに使用することができる。
跳躍を備えた信号のタイミング系列を示している。図6
のAは、周波数Fclock を有するシステムクロックのク
ロックパルスを示す。図6のBは、三つ異なる入力位相
増分Δφ1 、Δφ2 、およびΔφ3 を示す。図6のC
は、周波数跳躍の瞬間での対応する位相補正量を示す。
図6のDは、システムの出力信号に位相記憶を与えるよ
うに累積中の位相補正量を示す。Δφの値は、図5Aの
合成器に必要な値に対応している。したがって、 Δφ1 =3.4(2π)/200 (Fclock の1.7%) Δφ2 =1.2(2π)/200 (Fclock の0.6%) Δφ3 =5.75(2π)/200 (Fclock の2.9%)
算される。三つの位相増分の各々の持続時間が、たとえ
ば、200クロックパルスであれば、Δφ1からΔφ2
への遷移時にN=200であり、Δφ2 からΔφ3 への
遷移時にN=400である。したがって、第1の遷移に
対する位相補正は、 Pcor(1,2)=(1/200)(2π)(1.2−3.
4)200(法2π) =(2π)(−2.2)(法2π) =−(0.2)(2π) =−1.25ラジアンまたは−72° この量は、図5Aで信号が取るF1 からF2 への位相跳
躍である。同様に、F2 からF3 への遷移に対する位相
補正は、 Pcor(2,3)=0.628ラジアン
えられなければならないから、これらの値をPcor 位相
累積器に格納しなければならない。このPcor 位相累積
器は、前に計算した各位相補正値の複合和を備えてい
る。図6のDは、図5Aの出力信号の周波数跳躍に対す
るすべての前の位相補正値の累積和を示す。この和は、
搬送波位相を偏位させるのに使用しなければならない。
実際には、新しい各位相補正値は、他の各位相補正値の
過去の和に加えなければならない。
クロックパルスだけ継続し、かつ周波数跳躍の直後に発
生する。この事実を図6のCのタイミング図により示
す。位相補正計算器701の設置を図1の例示システム
に示してある。このシステムでは、位相補正値703を
保持し、その累積和706を維持する位相補正位相累積
器702をも示してある。位相オフセット加算器708
は、位相補正値の累積和706を搬送波位相累積器71
2で作られた累積搬送波位相710に加算する。本発明
の別の好適実施例を図2に示す。この実施例は、図1の
システムと同一の結果を生ずるが、位相補正値のための
位相累積器702を必要としない。代りに、搬送波位相
増分Δφ810が変化するごとに、合成位相補正値P
cor 812が、位相補正加算器802により1クロック
周期だけ位相増分Δφ810に加算される。Pcor 81
2のこの非ゼロ値は、1クロックサイクルしか継続せ
ず、搬送波位相累積器804の入力加算器806により
搬送波位相累積器804に加えられる。実際には、位相
補正オフセットは、搬送波位相に恒常的に加えられる。
Pcor 信号812がPcor 計算器801から伝播される
につれてPcor 信号812を入力位相増分Δφ810か
ら可能なだけ遅らせるために、遅延ブロック815が、
位相増分Δφ810を、Pcor 加算器802に入る前
に、遅延させるように働く。この遅延により、新しい入
力位相増分Δφ810が存在するとき、新しい位相増分
Δφ810に応じてPcor 計算器801で作られたP
cor 出力信号812がPcor 加算器802の入力ポート
で新しい入力位相増分Δφ810と確実に一致する。
式は次のとおりである。 Pcor =(Δφnext−Δφlast)・N(2M 法) この式は、図9Aに示す回路により実現される。図9A
は、差分演算器910、経過したクロックサイクルの数
Nをタイミング基準として蓄積するNカウンタ920、
および乗算器930という三つの主要ブロックを備えて
いる。差分演算器910は、周波数跳躍中の位相増分の
差(Δφnext−Δφlast)912をMビットまで計算す
る。この値は、位相増分901の変化に続く1クロック
周期中以外は0である。この値は、0から2M −1の範
囲にわたることかできる。Nカウンタ920は、タイミ
ングの基準である。このカウンタは、外部の手段(図示
せず)によりT=0で0にリセットされる。その出力9
22は、その法2M の演算のため、0から2M −1まで
上昇し、反復する。本発明の好適実施例ではNの大きさ
に関して制約が無い。しかし、Nカウンタ920は法2
M の法計算装置として設計され、法位相計算器の構成を
活用している。というのは、位相補正Pcor は次のよう
に表わすこともできるからである。 Pcor =A・B(法2M ) =〔A(法2M )〕・〔B(法2M )〕(法2M ) この関係は、数論の分解定理から得られる。この関係を
用いて更に処理すると、位相補正Pcor を次のように表
わすこともできる。 Pcor =〔(Δφnext−Δφlast)(法2M 〕・〔N(法2M )〕(法2M ) 位相補正のこの形により図9Aの乗算器930は(法2
M )の出力をも備えることができる。したがって、図9
Aの三つのブロック910、920、930はすべて法
(2M )モードで動作する。実用的な言葉で述べれば、
図9Aのすべてのブロック910、920、930の出
力は、最低位のMビットのみを使用している。搬送波位
相を取扱うとき、0から2πまでの、すなわち、0から
2M までの範囲の値のみが重要であるため、法計算が提
起されるのである。
うな本発明の好適実施例が次の値を持っているとしよ
う。 Mビット=30ビット L有効ビット=12ビット システムクロック周波数Fclock =134.217MHz システム出力信号周波数Fout の範囲 =0から67.1MHz 出力信号周波数Fout のステップ分解能 =(1/230)(134.217)MHz =0.125Hz 位相補正Pcor の分解能=(2π)/(230)ラジアン =5.85×10-9ラジアン 従って、搬送波位相累積器の出力814は、L=12ビ
ットにまるめられる。周波数跳躍が発生したときに得ら
れる実際の位相の正確さはしたがって(2π)/
(212)=(2π)/4096、すなわち0.0015
3ラジアンである。しかし、図9Aの位相補正部分は、
好適にも32ビットの論理/算術素子から成り立ってい
る。先に記したとおり、この例に対する分解能は、0.
125Hzである。所要周波数分解能を大きくすること
ができれば、位相記憶回路のビット幅をそれに伴って小
さくすることができる。
例は、クロックの各パルスを受入れ、現在のパルスまで
蓄積したパルスの和に対する位相補正値Pcor を計算す
ることができる。位相補正計算器の論理ブロックが図9
Aに示すようにクロックされたレジスタを用いパイプラ
イン化されていれば、周波数跳躍のレートは、回路設計
が適切な場合、100MHzもの高速にすることができ
る。しかし、ほとんどの用途では、100MHzもの高
い周波数跳躍速度は全く必要ない。事実、現在のほとん
どの実用システムでは、跳躍後の継続時間は、一般に2
50ナノ秒より長い。
周波数の切換)を必要としないシステムでは、位相補正
論理を簡単にすることが可能である。この簡単化によ
り、廉価で、したがって一層入手しやすい乗算器を使用
することができる。図10はこの簡単化を示している。
位相増分Δφの変化がクロックのNclk サイクル以下の
速さ以下に制限されていれば、乗算器1010が乗算を
行うのはNclock サイクルである。乗算器1010は、
保持レジスタ1012、1014、1016を通して入
力変化から分離されている。保持命令1020は、位相
増分変化検出器1022により発生されるが、この検出
器1022は、差分演算器1024からの非ゼロ出力を
検出する。差分演算器1024は、入力位相増分の変化
を検出し、それからの非ゼロ出力で乗算サイクルを開始
させる。この簡略回路に対するタイミングは明瞭であ
る。位相増分Δφ1026が変化すれば、システムクロ
ックパルスをカウントすることにより時間カウントを蓄
積するNカウンタ1028にある値1030が第1のレ
ジスタ(レジスタA)1014に保持され、位相増分の
最終のものから次のものまでの差すなわちΔφnext−Δ
φlastが他のレジスタ(レジスタC)1012に保持さ
れる。入力位相増分が再び変化するまで、たとえば、N
clock サイクル後まで、補正信号は不要であるから、乗
算器1010には安定な出力を発生するのにNclock サ
イクル持っている。保持遅延信号1020は、位相補正
信号Pcor 1032について乗算が完了するまで第3の
レジスタ(レジスタB)に乗算器1010の出力103
2を保持させる。位相補正信号1032は遅延されてい
るので、到来する位相増分Δφ1026も遅延れて新し
い位相増分1034および位相補正信号1032が共に
常に位相補正ブロックの出力で一致するようにならなけ
ればならないことに注目すべきである。遅延回路104
6は、この目的で回路に付加されている。要約すれば本
発明の簡略実施例では、乗算器以外のすべての論理回路
がシステムクロック速度Nclock で動作する。
り、出力信号周波数を変えても、出力信号の位相は全て
の相異なる周波数の信号に共通なある時点T0 からの累
積位相となるようにできる。従って、本発明の一実施例
によれば、多数の信号源を切り換えて用いるシステムを
模擬することができる。従って周波数ホッピング・シス
テムに有用である。
ロック図である。
ロック図である。
る。
した装置のブロック図である。
示す図である。
図である。
を示す図である。
ミング図である。
である。
積装置の出力を示す図である。
おける位相記憶を達成するための位置補正方式の好適実
施例のブロック図である。
位相記憶を備えたシステムにおける搬送波位相の変化を
示す図である。
施例を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】クロックパルスを提供するシステムクロッ
クと、複数の周波数に移行可能な出力信号とを有する直
接デジタル合成装置であって、位相増分入力信号と 補正信号とに応答して前記出力信号
を発生する信号発生手段と、 前記信号発生手段に結合され、前記位相増分入力信号に
応答して前記補正信号を発生するための位相補正計算器
を有する位相記憶手段と、 を備えて成り、前記位相増分入力信号は、前記出力信号
に対する前記複数の周波数の1つを決定し、前記出力信
号は、前記複数の周波数の各々について、前記位相記憶
手段に印加される前記クロックパルスに対し一定の位相
関係を維持し、前記信号発生手段と前記位相記憶手段
は、前記システムクロックによって制御されるととも
に、位相補正計算器が前記位相増分入力信号の位相増分
の差分を決定する差分演算器とタイミング基準信号を蓄
積するカウンタと、前記位相補正計算器と前記カウンタ
とに接続されて前記タイミング基準信号の蓄積と前記位
相増分の差分とから前記補正信号を発生する手段とを備
えていることを特徴とするデジタル信号合成器。 - 【請求項2】複数の周波数に移行可能な出力信号をデジ
タル的に合成する方法であって、 第1の位相増分入力信号に応答して、パルスに対し第1
の一定の位相関係を有する、第1の周波数の出力信号を
発生するステップと、 第2の位相増分入力信号に応答して、前記出力信号を第
2の周波数に移行させるステップと、 前記出力信号が前記第2の周波数に移行し、前記パルス
に対し第2の一定の位相関係を維持するように、前記第
2の位相増分入力信号に応答して前記出力信号を位相補
正するステップとを備えて成り、前記位相補正するステ
ップが前記第1、第2の位相増分入力信号の位相増分の
差分を計算するサブステップと前記第1の位相増分入力
信号から第2の位相増分入力信号まで時間カウントを蓄
積するサブステップと前記位相増分の差分と前記時間カ
ウントとに応じて前記第2の周波 数の前記出力信号を補
正するための位相補正信号を発生するサブステップとを
備えたことを特徴とするデジタル信号合成方法。
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