JPH0980893A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0980893A
JPH0980893A JP7258125A JP25812595A JPH0980893A JP H0980893 A JPH0980893 A JP H0980893A JP 7258125 A JP7258125 A JP 7258125A JP 25812595 A JP25812595 A JP 25812595A JP H0980893 A JPH0980893 A JP H0980893A
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JP7258125A
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Shunji Kato
俊次 加藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補給されるトナーの特性を考慮し、画像形成
装置ごとに管理しているトナー濃度制御レベルの違いに
応じて、トナーニアエンド指示またはトナーエンド指示
を解消する条件や、トナー補給量を変更して、画像形成
させるまでの時間を短縮し、トナーの過剰補給をなくし
て感光体の地肌汚れを防止した画像形成装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 基準濃度板に対応した画像にトナーを付
着させたパッチ画像の濃度を検知し、トナー濃度制御レ
ベルを検出する画像形成装置において、感光体上の画像
にトナーを付着させ、パッチ画像の濃度を検知し、検知
した濃度が第一のレベルになった時に、トナー残量の不
足状態としてトナーを補給する動作を指示し、トナーを
補給した後、再度パッチ画像の濃度を検知し、検知した
濃度が第二のレベルになった時に、トナー残量の不足状
態の終了としてトナーを補給する動作の指示を解除し、
上記第二のレベルを、上記トナー濃度制御レベルに基づ
いて変更することを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
プリンタ、ファックス等の画像形成装置に関し、特に画
像形成時のトナー補給方法を改良したものに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置として、たとえば、
特開平5−66669号公報掲載の「電子写真複写機」
がある。上記従来例の「 電子写真複写機」 は、コンタク
トガラス等に載置された原稿からの反射光に基づく画像
の他に、基準濃度板にて反射した基準画像を感光体上に
形成し、該基準画像にトナーを付着させたパッチ画像の
濃度を反射型フォトセンサにより検知し、トナー濃度お
よびトナー残量補給を制御するものであり、パッチ画像
に対する濃度の検知出力が所定の値を越えた場合に、ト
ナー制御部がトナーニアエンド指示、すなわち、トナー
補給部内のトナーが全く無い状態に近い状態になったも
のと判断して、トナー補給部にトナーの補給を行すため
の指示を行っている。その後、画像形成およびトナー補
給動作の繰り返しが行われ、トナー補給部にも補給すべ
きトナーがなくなってくると、トナーニアエンド指示か
らトナーエンド指示、すなわち、トナー補給部内のトナ
ーが全く無い状態の指示に切り換えて画像形成動作を不
可能とし、トナーカートリッジの交換またはトナー補給
部内のトナー供給を促し、パッチ画像に対する検知出力
が所定の画像濃度に達し、トナーの補給が充分になされ
たことを認識してから、トナーニアエンド指示またはト
ナーエンド指示を解消していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例による「 電子写真複写機」 にあっては、補給される
トナーの特性の違いや、画像形成装置ごとに管理するト
ナー濃度制御レベルの違いに起因して、供給トナー量が
過大となって感光体に地肌汚れを起こしたり、パッチ画
像の濃度を検知する画像濃度センサーがトナー汚れのた
めに正常に働かず、トナーを補給しても画像形成の動作
が再開できないと云う不具合を生じていた。また、上記
従来例にあっては、トナーニアエンド指示またはトナー
エンド指示を受けて、例えば、帯電能力の低いトナーを
補給すると、所定の画像濃度に達するまでに時間が掛か
り、その間過剰のトナーを補給して外部に飛散させ、感
光体に地肌汚れを起こしたり、パッチ画像の濃度を検知
する画像濃度センサーがトナー汚れのために正確な検出
ができなくなり、トナー補給されたとしてもトナーニア
エンド指示またはトナーエンド指示を解消できないとい
う問題点があった。この発明は、上記に鑑みてなされた
ものであって、補給されるトナーの特性を考慮し、画像
形成装置ごとに管理しているトナー濃度制御レベルの違
いに応じて、トナーニアエンド指示またはトナーエンド
指示を解消する条件や、トナー補給量を変更して、画像
形成させるまでの時間を短縮し、トナーの過剰補給をな
くして感光体の地肌汚れを防止した画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、基準濃度板に対応した画像を感
光体上に形成し、上記の画像にトナーを付着させたパッ
チ画像の濃度を検知し、トナーの特性あるいは画像形成
装置の特性等で決まるトナー濃度制御レベルを検出する
画像形成装置において、上記感光体上の画像にトナーを
付着させ、上記パッチ画像の濃度を検知し、検知した濃
度が第一のレベルになった時に、トナー残量の不足状態
としてトナーを補給する動作を指示し、トナーを補給し
た後、再度パッチ画像の濃度を検知し、検知した濃度が
第二のレベルになった時に、トナー残量の不足状態の終
了としてトナーを補給する動作の指示を解除し、上記第
二のレベルを、上記トナー濃度制御レベルに基づいて変
更する画像形成装置であることを最も主要な特徴とす
る。
【0005】請求項2の発明は、基準濃度板に対応した
画像を感光体上に形成し、上記の画像にトナーを付着さ
せたパッチ画像の濃度を検知し、トナーの特性あるいは
画像形成装置の特性等から決まるトナー濃度制御レベル
を検出する画像形成装置において、上記感光体上の画像
にトナーを付着させ、上記パッチ画像の濃度を検知し、
検知した濃度が第一のレベルになった時に、トナー残量
の不足状態としてトナーを補給する動作を指示し、トナ
ーを補給した後、再度パッチ画像の濃度を検知し、検知
した濃度が第二のレベルになった時に、トナー残量の不
足状態の終了としてトナーを補給する動作の指示を解除
し、上記第一のレベルと上記第二のレベルの間で一定時
間当りの補給するトナー量を、上記トナー濃度制御レベ
ルに基づいて変更する画像形成装置であることを主要な
特徴とする。
【0006】請求項3の発明は、上記2項に記載の画像
形成装置において、上記第二のレベルを、上記トナー濃
度制御レベルに基づいて変更する画像形成装置であるこ
とを主要な特徴とする。請求項4の発明は、上記1項、
2項、または、3項に記載の画像形成装置において、上
記トナー濃度制御レベルは、トナー濃度のあらかじめ判
っている新しい現像剤をセットし、形成したパッチ画像
の濃度を検知して得られた出力値から判断する画像形成
装置であることを主要な特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1のように構成された画像形成装置は、
検知したパッチ画像の濃度が所定の第一のレベルに達す
ると、トナーを補給する動作を指示し、トナーを補給し
た後、再度検知したパッチ画像の濃度が所定の濃さにな
って、トナーを補給する動作の指示を解除する第二のレ
ベルを、トナー濃度制御レベルに基づいて変更すること
ができる。請求項2の画像形成装置では、検知したパッ
チ画像の濃度が所定の第一のレベルに達すると、トナー
を補給する動作を指示し、トナーを補給した後、再度検
知したパッチ画像の濃度が所定の濃さになる第二のレベ
ルに達すると、トナーを補給する動作の指示を解除し、
上記第一のレベルと上記第二のレベルの間で一定時間当
りの補給するトナー量を、上記トナー濃度制御レベルに
基づいて変更することができる。
【0008】請求項3の画像形成装置では、上記2項に
記載の画像形成装置において、上記第一のレベルと上記
第二のレベルの間で一定時間当りの補給するトナー量
と、トナーを補給する動作の指示を解除する第二のレベ
ルを、トナー濃度制御レベルに基づいて変更することが
できる。請求項4の画像形成装置では、上記1項、2
項、または、3項に記載の画像形成装置において、トナ
ー濃度のあらかじめ判っている新しい現像剤をセット
し、形成したパッチ画像の濃度を検知して得られた出力
値から上記トナー濃度制御レベルを決めることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、複写機の原稿台1
1の一部を示す縦断面図であり、原稿12は、透明なプ
ラスチックガラス13上に先端を基準位置Pに合わせて
載置される。基準濃度を有する基準濃度板14は、原稿
12に対して上記プラスチックガラス13上の上記基準
位置Pを挟んで反対側に位置し、プラスチックガラス1
3の下側に取り付けられる。走査においては、読み取り
用の光源15と第一のミラー16が矢印a方向に上面を
照射しながら移動し、先ず基準濃度板14、原稿12の
順で読み取りを行う。基準濃度板14、原稿12からの
反射光は、第一のミラー16によって方向が変えられ
る。
【0010】図2は、本発明の実施例の画像形成装置に
よる画像形成過程を示す図であり、第一のミラー16か
らの反射光は第二のミラー17によってさらに方向を反
転し、レンズ群18によって集光されて、第三のミラー
19、第四のミラー20、第五のミラー21によって、
感光体ドラム22の表面上の所定の位置に露光される。
一方、帯電チャージャ23により帯電させられている感
光体ドラム22の表面には、上記の露光が行われること
により基準濃度板14に対応する像、あるいは、原稿1
2上の読み取り像に対応した静電潜像が形成される。イ
レサー24は、感光体ドラム22の表面に画像情報に応
じた露光を行った後に、画像が書き込まれていない不要
な領域を消去するためのものである。
【0011】図示しないモータに連動する感光体ドラム
22の矢印b方向への回転移動に連動して静電潜像が移
動することにより、トナー付着部1(現像装置)から供
給されるトナーの付着により感光体ドラム22表面の静
電潜像が可視像化される。すなわち、図2に示すように
トナー付着部1のトナーは、トナー供給ローラ1c、ト
ナー拡散ローラ1bの回転により拡散され、現像スリー
ブ1a側に送り出され、磁石を内蔵した現像スリーブ1
a表面に付着する。現像スリーブ1aは感光体ドラム2
2の表面に近接して回転しているので、感光体ドラム2
2の表面の帯電電位が、現像スリーブ1aの表面に付着
するキャリア上のトナーを引き付けて、感光体ドラム2
2の表面にトナー像を形成する。
【0012】このような現像動作の繰り返しにより、感
光体ドラム22の表面の静電潜像が複数回に渡って可視
像化されると、トナー付着部1のトナー残量が減少して
くる。トナー補給部4は、その際にトナーを補給するた
めのものであり、トナー補給ローラ4aの回転により必
要に応じてトナー補給部4内のトナーをトナー付着部1
に補給する。トナーの補給量は、トナー補給ローラ4a
の回転が早くなればトナー付着部1に補給するトナー量
が増加し、トナー補給ローラ4aの回転が遅くなれば補
給するトナー量が減少する。また、トナー補給ローラ4
aの回転速度が一定の方式では、一定時間に対してトナ
ー補給ローラ4aの回転動作時間を長くすれば、トナー
付着部1に補給するトナー量が増加し、一定時間に対し
てトナー補給ローラ4aの回転動作時間を短くすれば、
トナー量が減少する。
【0013】また、転写紙P2が、図示してない収納部
から矢印c方向に給紙されて、感光体ドラム22の所定
の位置までレジストローラ25により搬送される。感光
体ドラム22と接し、感光体ドラム22と一緒に回転移
動する転写紙P2は、転写チャージャ26の働きによ
り、感光体ドラム22上に付着したトナーによるトナー
像を転写し、分離チャージャ27と分離爪28により、
感光体ドラム22から分離して、搬送ベルト29により
図示しない熱定着装置に搬送され、上記熱定着装置によ
ってトナー像が定着されて外部に排出される。
【0014】また、感光体ドラム22の表面に形成され
る基準濃度板14のトナー像であるパッチ画像の濃度
は、転写紙P2が分離チャージャ27と分離爪28によ
り分離された後に、画像濃度センサー2によって検知さ
れる。上記画像濃度センサー2によって、パッチ画像の
濃度を検知した結果、図示しない制御部が画像を形成す
るには濃度不足であると判定すると、トナー補給部4の
トナーをトナー付着部1に補給するために、トナー補給
ローラ4aを所定時間回転させる。パッチ画像のトナー
及び感光体ドラム22の残留トナーは、クリーニングユ
ニット30のクリーニングブラシ30a、及び、クリー
ニングブレード30bにより除去され、残留電荷は除電
器31により消去される。
【0015】残量不足動作部3は、画像濃度センサー2
が検知したトナー残量の不足状態を示す信号を受けて、
トナー補給部4のトナーをトナー付着部1に補給させた
り、トナーニアエンド指示またはトナーエンド指示5を
行うものである。上記残量不足動作部3は、トナー補給
部4がトナー補給を行った後、画像濃度センサー2が画
像形成可能として判断する第二のレベルを検知すると、
トナー付着部1へのトナー補給を停止し、トナーニアエ
ンド指示、または、トナーエンド指示5を解除する。こ
の動作の詳細については、後で述べる。
【0016】図3は、本発明の画像形成装置におけるト
ナー濃度制御レベルの違いに対応したトナー補給の制御
例を説明する図であり、図において、曲線Cは、パッチ
画像の濃度を検出した画像濃度センサー2の出力値Vs
p(X軸の負領域側)と、パッチ画像のトナー付着量
(Y軸の正領域側)との関係を示す曲線である。画像濃
度センサー2の出力値VspはP点から離れる程高い出
力値を示しており、通常は、曲線Cのk点(Vsp=v
3)以上で画像形成が行われている。パッチ画像の濃度
を画像濃度センサー2がトナー残量の不足状態として検
知すると、トナー補給部4からトナー付着部1にトナー
を補給するが、トナーの補給量を一定にしても画像形成
時の濃度に大きな違いが生じる場合がある。その主な要
因としては、補給するトナーの特性上の違いによる場
合、感光体ドラム22の表面上の帯電電位とキャリア電
荷の違いによる場合、あるいは、感光体ドラム22と現
像スリーブ1aとのギャップの違いによる場合等が挙げ
られる。
【0017】従って、本発明では、最初にトナー濃度が
あらかじめ判っている現像剤をセットしたときに、パッ
チ画像の濃度を検知し、画像形成装置の上記の諸々の特
性の違いを含めて、画像濃度センサー2の出力値からト
ナー濃度制御レベルを検出し、検出したトナー濃度制御
レベルに基づいて、一定時間に補給すべきトナー量、あ
るいは、トナーの補給を停止する第二のレベルを最適に
なるよう変更するものである。
【0018】すなわち、トナー残量が徐々に減少して、
k点からn点(Vsp=v2)に移動すると、残量不足
動作部3はトナー残量の不足状態としてトナー補給部4
からトナー付着部1にトナーを補給させる。トナーが補
給されることにより、パッチ画像のトナー付着量が回復
して、曲線Cのk点(Vsp=v3)までトナー付着量
が増加すると、トナー残量の不足状態の終了としてトナ
ーの補給を停止する。ここで、パッチ画像が形成されて
から画像濃度センサー2で検知されるまでの間もトナー
の補給が継続的に行われているため、トナー補給部4が
トナーの補給を停止しても、実際には曲線Cのk点(V
sp=v3)より若干多めのトナー量がトナー付着部1
へ補給される。
【0019】上記のように、トナー補給部4からトナー
付着部1にトナーを補給させる動作を繰り返し行った後
に、トナー補給部4に補給すべきトナーがなくなった状
態で画像形成を続けていると、曲線Cのn点(Vsp=
v2)より徐々に下方に移動して、最終的にはe点(V
sp=v1)に到達すると、トナーエンドとしてトナー
がないことを指示させて、画像形成の動作を即座に中止
する。あるいは、数枚の画像形成を行った後に、画像形
成を中止させる。このような状態にあっては、トナーエ
ンド表示等を見た操作者は、トナーカートリッジの交
換、または、トナー補給部4の内部にトナーを直接供給
する。トナーを補給した後は、曲線Cのe点(Vsp=
v1)からn点(Vsp=v2)へトナー付着量が増加
し、さらに、k点(Vsp=v3)へトナー付着量が増
加し、画像形成が再開されることになる。
【0020】また、図3の曲線Aと曲線Bは、トナー濃
度制御レベルの例を示したものであり、トナー濃度が既
知である新たに取り替えた現像剤によって、パッチ画像
を形成し、このパッチ画像の濃度を画像濃度センサー2
で検知した出力値から判断する。トナー濃度制御レベル
を決める主な要因としては、既に述べたように、補給す
るトナーの特性上の違いによる場合、感光体ドラム22
の表面上の帯電電位とキャリア電荷の違いによる場合、
あるいは、感光体ドラム22と現像スリーブ1aとのギ
ャップの違いによる場合等が挙げられる。本実施例にあ
っては以下のような傾向になる。 Vsp > 0.5V ………2wt%より高くなる。 Vsp = 0.5V ………2wt%(新しい現像剤のトナー濃度) Vsp < 0.5V ………2wt%より低くなる。
【0021】即ち、上記したようにトナー残量が徐々に
減少して、トナー付着量がk点からn点(Vsp=v
2)となってくると、トナー残量の不足状態としてトナ
ー補給部4からトナー付着部1にトナーが補給されて、
パッチ画像のトナー付着量が回復して、曲線Cのk点
(Vsp=v3)まで戻ると、トナー残量の不足状態の
終了としてトナーの補給を停止する。その際、トナー濃
度制御レベルが曲線Aの如くであると、n点からk点ま
での間にトナー補給部4が補給するトナー量は、トナー
濃度(wt%)がTa2からTa3であり、トナー濃度
制御レベルが曲線Bであるとトナー濃度(wt%)がT
b2からTb3である。即ち、トナー補給部4が補給す
るトナー量がトナー濃度制御レベルによって、大きく異
なってくる。
【0022】トナー濃度制御レベルが曲線Bのようにそ
の傾斜角が小さい(トナー濃度制御レベルの高い)状態
にあると、トナーカートリッジを交換したにも拘らず曲
線Cのk点(Vsp=v3)までトナー付着量が回復す
る間に、過剰のトナーを補給して、トナーを外部に飛散
させる事態が発生する。トナーの飛散により、感光体に
地肌汚れを生じさせ、また、飛散したトナーが画像濃度
センサー2に付着し、誤検知を生じさせる。また、トナ
ー濃度制御レベルが曲線Aのようにその傾斜角が大きい
(トナー濃度制御レベルの低い)状態のときにおいて、
トナーを補給し過ぎるとトナー濃度が濃過ぎる現象が生
じるため、地汚れ等の不具合を発生させる。
【0023】本実施例にあっては、トナーを補給しても
画像濃度センサー2の出力値があまり低くならない(P
点の方に寄らない)ならば、トナー残量の不足状態の終
了として、トナーの補給を止める曲線Cのk点(Vsp
=v3)を下げることによって、例えば、n点と現在の
k点との中間位置に設定して、画像形成させるまでの時
間を短縮し、トナー過剰補給を防止する。さらに、上記
の説明にあったようにトナー付着量が回復して、トナー
残量の不足状態の終了に戻る迄に補給するトナー量は、
トナー濃度制御レベルによって大きく異なるので、トナ
ー濃度制御レベルの低い(例えば、曲線Aのように)状
態のときは、トナー補給部4はトナー量を少しずつ補給
し、補給し過ぎてトナー濃度が濃過ぎとなる現象を防止
させる。また、トナー濃度制御レベルの高い状態(例え
ば、曲線Bのように)のときは、トナー補給部4はトナ
ー量をトナー濃度制御レベルの低い(例えば、曲線Aの
ように)状態のときより多めに補給することで、画像形
成させるまでの時間を短縮する。
【0024】次に、動作について説明する。図4は、本
実施例のトナー補給動作を示すフローチャートである。
フローチャートにおいて、まず、感光体ドラム22の表
面に原稿画像の形成と同時にパッチ画像の形成を行う
(S1)。上記ステップS1において形成したパッチ画
像の濃度を、画像濃度センサー2で検知する(S2)。
上記ステップS2において、検知した結果から、トナー
ニアエンドか否か、すなわち、トナー付着量が第一のレ
ベルに到達したか否かを判断する(S3)。上記ステッ
プS3において、トナーニアエンドでなければ(S3
NO)、ステップS1に戻り、上記ステップS1からス
テップS3を繰り返し行う。
【0025】一方、上記ステップS3において、トナー
ニアエンド、すなわち、所定の第一レベルに到達した場
合は、トナー残量の不足状態としてトナーニアエンド指
示を行うため(S3 YES)、既に認識されているト
ナー濃度制御レベルに応じて、トナー残量の不足状態を
終了する第二のレベル(例えば、トナー濃度制御レベル
が高い場合は第二レベルを通常の値より下げる等)の変
更をする(S4)。さらに、トナー濃度制御レベルによ
りトナーの過剰補給にならないように最適なトナーの補
給量を決定する(S5)。その後、トナー補給部4は、
上記ステップS5で決定した補給量に合わせたトナーの
補給を開始する(S6)。次に、トナー補給を行いなが
ら、パッチ画像の形成を行い、上記パッチ画像の濃度を
検知する(S7)。その後、上記ステップS7におい
て、検知したパッチ画像の濃度に基づいて、トナーエン
ドか否か検知する(S8)。
【0026】上記ステップS8において、トナー補給を
行ってもパッチ画像の形成の際に、画像濃度センサー2
で検知した出力値が除々に上昇して、図3におけるe点
(Vsp=v1)に到達した場合には、トナーエンドで
あると判断されて(S8 YES)、トナーの補給やパ
ッチ画像の形成を中止し、トナーエンド指示を出して
(S11)終了する。一方、上記ステップS8におい
て、トナーエンドでないと判断した場合は(S8 N
O)、更にトナーニアエンドを解除できるかどうかを判
断する(S9)。上記ステップS9において、トナーニ
アエンドを解除できないと判断した場合は(S9 N
O)、上記ステップS6へ戻り、上記ステップS6から
S8のステップを繰り返す。すなわち、トナーの補給、
パッチ画像の形成、パッチ画像の濃度検知の繰り返しを
行う。一方、上記ステップS9において、トナーニアエ
ンドを解除すると判断した場合(S9 YES)、すな
わち、トナー残量の不足状態の終了を示す第二レベルで
ある図3のk点(Vsp=v3)まで戻った場合は、ト
ナーニアエンドを解除して、トナーの補給を中止し(S
10)、終了する。
【0027】なお、上記のフローチャートでは、上記ス
テップS7において、トナー補給を行いながらパッチ画
像のみを形成させていたが、ステップS1のように原稿
画像の形成を一緒に行わせることもできる。また、上記
説明では画像形成装置として代表的な電子写真複写機に
ついて述べたが、他の画像形成装置にも適用できる。ま
た、他の実施例にあっては、トナー濃度制御レベルの状
態によって、トナー残量の不足状態の終了としてトナー
の補給を止める曲線Cのk点(Vsp=v3)の位置
と、トナー補給部4から補給するトナー量を変更するこ
ととしたので、画像形成させるまでの時間を短縮し、ト
ナー過剰補給をなくし感光体の地肌汚れを防止すること
ができる。また、他の実施例にあっては、必ず新しい現
像剤をセットしたときは、パッチ画像を形成し、上記画
像濃度センサー2でパッチ画像の濃度を検知した出力値
からトナー濃度制御レベルの状態を判断しているので、
補給されるトナーの特性に拘らず、残量不足動作部3の
トナー残量の不足状態の終了する時点を適正に行わせる
ことができる。また、曲線Cのn点(Vsp=v2)、
e点(Vsp=v1)を本請求項の第一レベルとして、
曲線Cのk点(Vsp=v3)を第二レベルとして扱っ
てもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、検知したパッ
チ画像の濃度が所定の第一レベルに達し、トナーを補給
した後、再度検知したパッチ画像の濃度が所定の濃さに
なって、トナーの補給する動作の指示を解除する第二レ
ベルを、トナー濃度制御レベルに基づいて変更すること
ができるようになったので、補給するトナーの特性およ
び画像形成装置の特性の違いに合わせて、最適なトナー
補給の停止時を決めることができて、感光体の地肌汚れ
を防止できるようになった。
【0029】請求項2の発明によれば、第一レベルと第
二レベルの間で一定時間当りの補給するトナー量をトナ
ー濃度制御レベルに基づいて変更することができるよう
になったので、補給するトナーの特性および画像形成装
置の特性の違いに合わせて、最適なトナー補給量を決め
ることができて、感光体の地肌汚れを防止できるように
なった。
【0030】請求項3の発明によれば、上記2項に記載
の画像形成装置において、検知したパッチ画像の濃度が
所定の第一レベルに達し、トナーを補給した後、再度検
知したパッチ画像の濃度が所定の濃さになって、トナー
の補給する動作の指示を解除する第二レベルと、第一レ
ベルと第二レベルの間で一定時間当りの補給するトナー
量とをトナー濃度制御レベルに基づいて変更することが
できるようになったので、補給するトナーの特性および
画像形成装置の特性の違いに合わせて、変更された第二
レベルに最適なトナー補給量をきめ細かく決めることが
できて、感光体の地肌汚れを防止できるようになった。
【0031】請求項4の発明によれば、上記1項、2
項、または、3項に記載の画像形成装置において、トナ
ー濃度制御レベルを、新しい現像剤をセットして形成し
たパッチ画像の濃度を検知した出力値から判断させるの
で、現像ギャップ、画像濃度センサー検知感度、帯電電
位等の画像形成装置ごとに違う特性や、交換したトナー
や補給したトナーの現像剤の帯電電位等の特性に合わせ
て、最適な第二レベルあるいはトナー補給量を決めるこ
とができて、感光体の地肌汚れを防止できるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す画像形成装置の原稿台要
部の側面図である。
【図2】本発明の実施例を示す画像形成装置の要部の側
面図である。
【図3】本発明の実施例を示す画像形成装置でトナー濃
度制御レベルの違いに対応したトナー補給の制御を説明
する説明図である。
【図4】本発明の実施例を示す画像形成装置の要部の主
要動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・トナー付着部、1a・・・現像スリーブ、1b
・・・トナー拡散ローラ、1c・・・トナー供給ロー
ラ、2・・・画像濃度センサー、3・・・残量不足動作
部、4・・・トナー補給部、4a・・・トナー補給ロー
ラ、5・・・トナーエンド指示、11・・・原稿台、1
2・・・原稿、13・・・プラスチックガラス、14・
・・基準濃度板、15・・・光源、16・・・第一のミ
ラー、17・・・第二のミラー、18・・・レンズ群、
19・・・第三のミラー、20・・・第四のミラー、2
1・・・第五のミラー、22・・・感光体ドラム、23
・・・帯電チャージャ、24・・・イレサー、25・・
・レジストローラ、26・・・転写チャージャ、27・
・・分離チャージャ、28・・・分離爪、29・・・搬
送ベルト、30・・・クリーニングユニット、30a・
・・クリーニングブラシ、30b・・・クリーニングブ
レード、31・・・除電器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準濃度板からの反射光を感光体上に結
    像することにより形成した静電潜像の画像にトナーを付
    着させることによって得たパッチ画像の濃度を検知し、
    トナーの特性あるいは画像形成装置の特性等に基づいて
    決まるトナー濃度制御レベルを検出する機能を備えた画
    像形成装置において、 上記感光体上のパッチ画像の濃度を検知し、検知した濃
    度が第一のレベルになった時に、トナー残量の不足状態
    としてトナーを補給する動作を指示し、トナーを補給し
    た後、再度パッチ画像の濃度を検知し、検知した濃度が
    第二のレベルになった時に、トナー残量の不足状態の終
    了としてトナーを補給する動作の指示を解除し、上記第
    二のレベルを上記トナー濃度制御レベルに基づいて変更
    することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 基準濃度板からの反射光を感光体上に結
    像することにより形成した静電潜像の画像にトナーを付
    着させることによって得たパッチ画像の濃度を検知し、
    トナーの特性あるいは画像形成装置の特性等で決まるト
    ナー濃度制御レベルを検出する機能を備えた画像形成装
    置において、 上記感光体上のパッチ画像の濃度を検知し、検知した濃
    度が第一のレベルになった時に、トナー残量の不足状態
    としてトナーを補給する動作を指示し、トナーを補給し
    た後、再度パッチ画像の濃度を検知し、検知した濃度が
    第二のレベルになった時に、トナー残量の不足状態の終
    了としてトナーを補給する動作の指示を解除し、上記第
    一のレベルと上記第二のレベルとの間で一定時間当りの
    補給するトナー量を、上記トナー濃度制御レベルに基づ
    いて変更することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像形成装置におい
    て、上記第二のレベルを、上記トナー濃度制御レベルに
    基づいて変更することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2、または、請求項3
    に記載の画像形成装置において、上記トナー濃度制御レ
    ベルを、トナー濃度のあらかじめ判っている新しい現像
    剤を用いて形成したパッチ画像の濃度を検知して得られ
    た出力値から判断することを特徴とする画像形成装置。
JP7258125A 1995-09-11 1995-09-11 画像形成装置 Pending JPH0980893A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006178194A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US7512348B2 (en) 2003-09-22 2009-03-31 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with a toner replenishment feature

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JP4617871B2 (ja) * 2004-12-22 2011-01-26 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

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