JP4617871B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像情報に基づく静電潜像を担持する像担持体に担持された静電潜像をトナーによって現像することでその像担持体上にトナー像を形成し、そのトナー像を最終的に記録媒体上に定着することによりその記録媒体上に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来より、電子写真技術による複写機やプリンタ等の画像形成装置が知られている。この電子写真技術による画像形成装置では、画像を形成するにあたってまず、入力された画像信号に基づき感光体上に静電潜像を形成する。次に、感光体に対向して配備された現像部材によってトナーを感光体に転移させることにより感光体上の静電潜像をトナーで現像して感光体上にトナー像を形成する。その後、感光体上に形成されたトナー像を、最終的に所定の記録媒体上に転写して定着することにより記録媒体上に画像を形成する。
このような、現像部材によってトナーを感光体に転移させることにより感光体上にトナー像を形成する画像形成装置には、現像部材を有する現像器が備えられており、この現像器にはトナーが収容されている。現像器内のトナーは、現像部材によって現像が行われる度に消費されていく。現像器には、収容していたトナーが無くなってくると現像部材とともに現像器自体を交換するタイプや、予め所定量のトナーを収容したトナーカートリッジから現像部材にトナー補給を行い、トナーカートリッジ内のトナーが無くなってくるとトナーカートリッジを交換するタイプのものがある。いずれのタイプのものも、交換タイミングを判定するためにトナー残量を正確に把握する必要があり、従来よりトナー残量を把握するための技術が提案されている(特許文献1〜3等参照。)。
特許文献1には、前者のタイプの画像形成装置において、光検知方式や磁気検知方式によって現像器内のトナー残量が所定量を下回ったことを検知する技術が提案されている。また、特許文献2及び3は、後者のタイプの画像形成装置における提案であり、消費されたトナー量に見合ったトナー量がトナーカートリッジから現像部材へ補給される。特許文献2には、感光体に形成されるトナー像の画素数(ドット数)を入力された画像情報から求め、そのドット数をトナーカートリッジからの、現像部材へのトナーの補給量を表す値として用いる技術が提案されている。また、特許文献3には、トナーカートリッジに収容されているトナーを回転することにより現像部材へ補給するスクリューオーガを備えた現像器が開示されており、このスクリューオーガの回転数をトナーカートリッジからの、現像部材へのトナーの補給量を表す値として用いる技術が提案されている。
特開平10−133543号公報 特開平9−120238号公報 特開2004−226868号公報
しかしながら、特許文献1に提案された技術では、トナー残量が所定量を下回るまで現像器内のトナー残量を一切把握することができず不安が残る。また、特許文献2で用いている画像情報から求めたドット数や特許文献3で用いているスクリューオーガの回転数はいずれも、実際に現像に用いられたトナー量、すなわちトナーカートリッジからの、現像部材へのトナーの補給量に相当するとは、環境や装置の使用頻度、連続使用時間等の要因から一概には言えず、トナーカートリッジ内のトナー残量の推定精度が劣る。特に、昨今の画像形成装置の小型化を求める声に合わせて現像器の小型化を行った場合、スクリューオーガのトナー搬送能力の低下は避けられず、保管によりトナーが軽度に固化しかかっている新品のトナーカートリッジを使い始める際には、スクリューオーガによるトナーの搬送性が悪い。また、小型化によるスクリューオーガのトナー搬送能力の低下は、トナー補給動作を連続して行う場合などに、駆動時間に対する実際のトナー補給量のバラツキが、補給不足となる側に顕著に偏る現象になってあらわれることがある。さらに、トナー補給経路へ十分な量のトナーが詰め込まれていない状態においては補給不足になる傾向があり、この傾向は、具体的には、トナー残量が少なくなったトナーカートリッジや、もともと収容量が少ないトナーカートリッジにおいて、トナーがトナー補給経路の入口から遠い側に偏った状態で収容されている場合などにおいて顕著である。したがって、トナーカートリッジからの、現像部材へのトナーの補給量を累積していった累積値からトナーカートリッジのトナー残量を把握するにあたり、スクリューオーガの回転数をその補給量に相当すると画一的に推定することは、累積値に誤差が生じやすくトナー残量を正確に把握することができない。
本発明は上記事情に鑑み、ユーザがトナー残量を正確に把握することができる機能を有する画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を解決する本発明の画像形成装置は、画像情報に基づく静電潜像を担持する像担持体に担持された静電潜像をトナーによって現像することでその像担持体上にトナー像を形成し、そのトナー像を最終的に記録媒体上に定着することによりその記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
上記像担持体に対向して配備され、その像担持体に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像部材と、
予め所定量のトナーを収容し、収容しているトナーを上記現像部材に補給するトナー補給手段と、
上記像担持体上に形成された基準の静電潜像が上記現像部材で現像されてなる基準トナー像の濃度をその像担持体上あるいは所定の被転写面上で測定する測定部と、
上記測定部で測定した濃度と所定の基準濃度とを比較し、その測定部で測定した濃度がその基準濃度よりも低い場合に、上記トナー補給手段に上記現像部材へのトナーの再補給を指示するとともに上記測定部に再補給が行われた上記現像部材によって現像された基準トナー像の濃度測定を指示する指示部と、
上記指示部の指示により上記測定部が測定した濃度の値が上記基準濃度との比較に用いた濃度の値から所定値未満の上昇であった場合にはその指示部の指示により上記トナー補給手段が行ったトナーの再補給を無視して上記トナー補給手段から上記現像部材へ補給されたトナーの補給量を表す値の累積値を求める累積値算出部と、
上記累積値算出部によって求められた累積値に基づいて、上記トナー補給手段に収容されているトナーの残量に関する発報を行う発報部とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成装置では、上記測定部が測定した基準トナー像の濃度が上記基準濃度よりも低い場合には、現像部材へのトナー補給が不足していると推定してトナーの再補給を行う。トナーの再補給を行っても、上記基準トナー像の濃度の値が所定値未満の上昇であった場合には、トナーが何らかの原因で補給されていないと推定し、上記累積値を求めるにあたって、その再補給分のトナー量を表す値を無視して累積値を求める。このため、上記トナー補給手段に収容されているトナーの状態や、そのトナーに影響を及ぼす環境や、トナー補給手段の連続補給動作時間等によってトナー補給手段の補給不足につながる様々な要因が生じても、その要因の発生を上記基準トナー像の濃度によってとらえ、その要因が発生したことによる補給不足を上記累積値の算出に反映させて正確な累積値を得ることができる。したがって、本発明の画像形成装置によれば、上記発報部により、ユーザがトナー残量を正確に把握することができる。
なお、上記累積値算出部は、上記再補給を無視して累積値を求めるにあたり、上記再補給分のトナーの補給量を表す値をこれまでの累積値に加算しないことで累積値を求めてもよいし、一旦加算した後、加算分を減算することで累積値を求めてもよい。
ここで、上記発報部が、上記累積値算出部によって求められた累積値が所定の閾値を超えているか否かの判定を行い、その累積値がその閾値を超えている場合には上記トナー補給手段に収容されているトナー量についての警告を発報するものであってもよいし、あるいは、
上記所定量を表す値を記憶したメモリと、
上記メモリに記憶された上記所定量を表す値と、上記累積値算出部によって求められた累積値とから上記トナー補給手段に収容されているトナーの残量を算出する残量算出部とを備え、
上記発報部が、上記残量算出部によって算出された、上記トナー補給手段に収容されているトナーの残量を発報するものであってもよい。
また、本発明の画像形成装置において、上記累積値算出部によって求められた累積値を表す値を記憶したメモリを備えたものであることが好ましい。
ここにいう累積値を表す値とは、上記累積値を直接表す値であってもよいが、所定の演算を行うことによって上記累積値が求められる値であってもよい。このようなメモリを備えておくことで、サービスマンの点検時などに、上記トナー補給手段に収容されているトナーの残量を詳しく解析することができる他、本発明の画像形成装置内でこのメモリに記憶された累積値を用いた様々な制御を行うことができる。
また、本発明の画像形成装置において、上記トナー補給手段が、収容しているトナーを回転することにより上記現像部材に補給するスクリューオーガを備えたものであり、
上記累積値算出部が、トナーの補給量を表す値として上記スクリューオーガの回転時間あるいは回転数を用いるものである態様であることも好ましい。
この態様では、上記トナー補給手段の駆動を捉えた値をトナーの補給量を表す値としているため、トナーの補給量を表す値が、トナーの消費量に近い値になっている。しかも、スクリューオーガの回転時間の累積値あるいは回転数の累積値を、トナーの補給量の累積値に相当すると画一的に推定することはないため、ユーザがトナー残量を正確に把握することができる。
さらに、上記累積値算出部が、トナーの補給量を表す値として上記スクリューオーガの回転時間あるいは回転数を用いるにあたり、上記像担持体に形成されるトナー像の画素数に基づく上記回転時間あるいは上記回転数を用いるものであることがより好ましい。
上記画素数に基づく上記回転時間あるいは上記回転数を用いることでトナーの補給量を表す値がトナーの消費量により近い値となる。
またさらに、本発明の画像形成装置において、上記トナー補給手段が、上記累積値算出部によって求められた累積値を表す値を記憶したメモリを有する、上記所定量のトナーを予め収容した着脱自在なトナーカートリッジを備えたものであることも好ましい。
こうすることで、トナーカートリッジを一旦取り外しても、取り外されたトナーカートリッジのトナー残量を正確に把握することができる。
本発明によれば、ユーザがトナー残量を正確に把握することができる機能を有する画像形成装置を提供することができる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態であるフルカラープリンタの概略構成を示す図である。
図1に示すフルカラープリンタ1の内部には、画像形成エンジンとしてのエンジン部1Aが配設されている。このエンジン部1Aの中央よりもやや右上部に、像担持体としての感光体ドラム2が回転可能に配設されている。この感光体ドラム2としては、例えば、表面にOPC等よりなる感光体層が被覆された直径が約47mmの導電性円筒体からなるものが用いられ、図示しない駆動手段により、矢印方向に沿って約150mm/secのプロセススピードで回転駆動される。上記感光体ドラム2の表面は、図1に示すように、当該感光体ドラム2の略直下に配置された帯電器としての帯電ロール3によって所定の電位に帯電された後、これ又感光体ドラム2直下の離れた位置に配置された露光手段としてのROS(Raster Output Scanner)4によって、レーザービーム(LB)による画像露光が施され、画像情報に応じた静電潜像が形成される。
上記感光体ドラム2上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の現像器5Y、5M、5C、5Kを周方向に沿って配置した回転式の現像装置5によって現像され、所定の色のトナー像となる。その際、上記感光体ドラム2の表面には、形成するトナー像の色に応じて、帯電・露光・現像の各工程が、所定回数だけ繰り返される。上記回転式の現像装置5は、所定のタイミングで回転駆動され、現像する色に対応した現像器5Y、5M、5C、5Kが、感光体ドラム2と対向する現像位置に移動する。例えば、フルカラーの画像を形成する場合、感光体ドラム2の表面には、帯電・露光・現像の各工程が、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応して4回繰り返され、当該感光体ドラム2の表面には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応したトナー像が順次形成される。上記トナー像が形成されるにあたって感光体ドラム2が回転する回数は、画像のサイズに応じて異なるが、例えば、A4サイズであれば、感光体ドラム2が3回転することによって、1色の画像が形成される。つまり、感光体ドラム2の表面には、感光体ドラム2が3回転するごとに、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応したトナー像が順次形成される。
上記感光体ドラム2上に順次形成されるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、感光体ドラム2の外周に中間転写体としての中間転写ベルト6が巻き付けられた一次転写位置において、当該中間転写ベルト6上に互いに重ね合わされた状態で、一次転写ロール7によって一次転写される。この中間転写ベルト6上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像は、二次転写ロール8によって、所定のタイミングで給紙される記録用紙9上に一括して二次転写される。上記二次転写ロール8は、中間転写ベルト6に従動するように構成しても良いが、図示しない駆動源からギアを介して回転駆動されるように構成しても良い。その際、上記二次転写ロール8は、中間転写ベルト6との間に移動速度の差が生じないように、当該二次転写ロール8の回転速度の方が速くなった場合に空回転するように、トルクリミッターを介して回転駆動するように構成するのが望ましい。
記録用紙9は、図1に示すように、フルカラープリンタ本体1の下部に配置された給紙部10から、ピックアップロール11によって送り出されるとともに、フィードロール12及びリタードロール13によって1枚ずつ捌かれた状態で給紙され、レジストロール14によって中間転写ベルト6上に転写されたトナー像と同期した状態で、中間転写ベルト6の二次転写位置へと搬送される。上記二次転写ロール8は、所定のタイミングで中間転写ベルト6の表面に接離するように構成されている。
上記中間転写ベルト6は、図1に示すように、複数のロールによって張架されており、所定のプロセススピード(約150mm/sec)で循環移動するように、感光体ドラム2の回転に伴って従動されるように構成されている。この中間転写ベルト6としては、弾性層のヤング率が30MPa以下であるクロロプレン、ウレタンゴム、シリコンゴム等の伸縮性を有する弾性ベルトからなるものが用いられる。また、この中間転写ベルト6は、感光体ドラム2における回動方向の上流側にて中間転写ベルト6のラップ位置を特定するラップインロール15と、感光体ドラム2上に形成されたトナー像を中間転写ベルト6上に転写する一次転写ロール7と、ラップ位置の下流側にて中間転写ベルト6のラップ位置を特定するラップアウトロール16と、二次転写ロール8に中間転写ベルト6を介して当接するバックアップロール17と、中間転写ベルト6のクリーニング装置18に対向する第1のクリーニングバックアップロール19と、第2のクリーニングバックアップロール20とによって、所定の張力で張架されている。さらに、上記中間転写ベルト6は、上記の如く、複数のロール7、15〜17、19、20によって張架されているが、この実施形態では、フルカラープリンタ1の小型化を図るため、その張架される断面形状が、偏平な細長い略台形状となるように構成されている。
図1に示すフルカラープリンタ1では、全体が可能な限り小型化されており、フルカラープリンタ1の大きなスペースを回転式の現像装置5が占めている。そのため、上記フルカラープリンタ1は、装置の小型化を達成しつつ、中間転写ベルト6や回転式の現像装置5などのメンテナンス性を向上させるように設計されている。具体的に、上記中間転写ベルト6は、感光体ドラム2や帯電ロール3、二次転写ロール8を含めて、一体的に画像形成ユニット21を構成しており、フルカラープリンタ1の上部カバー22を開くことによって、画像形成ユニット21の全体がフルカラープリンタ1の本体部に着脱自在となるように構成されている。また、上記中間転写ベルト6の、一次転写位置と二次転写位置の間には、当該中間転写ベルト6上に転写された基準トナー像の濃度を測定する反射型フォトセンサからなる濃度センサ23が配設されている。この基準トナー像は、基準濃度が予め定められたパッチ状のものであり、プリント枚数が20枚に達するたびに、感光体ドラム2上に形成される基準の静電潜像を各現像器5Y、5M、5C、5Kによって現像することにより形成される。
また、上記中間転写ベルト6のクリーニング装置18は、図1に示すように、第1のクリーニングバックアップロール19によって張架された中間転写ベルト6の表面に当接するように配置されたスクレーパ24と、第2のクリーニングバックアップロール20によって張架された中間転写ベルト6の表面に圧接するように配置されたクリーニングブラシ25とを備えている。これらのスクレーパ24やクリーニングブラシ25等の除去手段によって除去された残留トナーや紙粉は、クリーニング装置18の内部に回収されるようになっている。なお、上記クリーニング装置18は、揺動軸26を中心にして、図中反時計周り方向に揺動可能に支持されており、中間転写ベルト6の表面から離間した位置に退避しているとともに、所定のタイミングで中間転写ベルト6の表面に当接するように構成されている。
上記中間転写ベルト6からトナー像が転写された記録用紙9は、定着器27へと搬送され、この定着器27によって熱及び圧力でトナー像が記録用紙9上に定着され、片面プリントの場合には、排出ロール28によってフルカラープリンタ1の上部に設けられた排出トレイ29上に排出される。一方、両面プリントの場合には、定着器27によりトナー像が定着された記録用紙9を、排出ロール28によって排出トレイ29上にそのまま排出せずに、排出ロール28によって記録用紙9の後端部を挟持した状態で、当該排出ロール28を逆転させるとともに、記録用紙9の搬送径路を両面用の用紙搬送路30に切り替え、この両面用の用紙搬送路30に配設された搬送ロール31によって、記録用紙9の表裏を反転した状態で、再度、中間転写ベルト6の二次転写位置へ搬送して、記録用紙9の裏面に画像を形成するようになっている。
また、図1に示すフルカラープリンタ1には、オプションによって、フルカラープリンタ1の側面に手差しトレイ32が開閉自在に装着可能となっている。この手差しトレイ32上に載置された任意のサイズ及び種類の記録用紙9は、給紙ロール33によって給紙され、搬送ロール31及びレジストロール14を介して、中間転写ベルト6の二次転写位置へ搬送されることにより、任意のサイズ及び種類の記録用紙9にも画像を形成することが可能となっている。
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム2の表面は、当該感光体ドラム2が1回転する毎に、感光体ドラム2の斜め下方に配置されたクリーニング装置34のクリーニングブレード35によって、残留トナーなどが除去され、次のトナー像形成工程に備えるようになっている。
さらに、図1に示すフルカラープリンタ1は液晶表示パネル90も備えている。
続いて、図1に示す現像装置5について詳述する。図1に示す現像装置5は、図1に示すように反時計回り方向に沿って回転可能にエンジン部1Aに取り付けられている。この現像装置5に備えられた4つの現像器5Y、5M、5C、5Kそれぞれには、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色うちの1色のトナーを収容したトナーカートリッジが装着されている。これらの現像器5Y、5M、5C、5Kは、全て同様に構成されているので、ここでは、イエロー(Y)のトナーを収容したトナーカートリッジが装着された現像器5Yを例にあげて説明する。
図2は、イエロー(Y)のトナーを収容したトナーカートリッジが装着された現像器の概略構成を示す図である。
図2に示す現像器5Yは、現像器本体46を備えており、トナーカートリッジ45Yはこの現像器本体46に対して着脱自在に装着されている。現像器本体46には、装着されたトナーカートリッジ45Yから新しい現像剤が供給されるように構成されている。この現像器本体46の内部には、トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤51が保持されている。また、現像器本体46の内部には、現像器本体46の外周に面して設けられた開口部47に一部が露出するように配置され、紙面に垂直な方向に長尺な現像ロール48と、この現像ロール48の斜め下方の背面側に位置し、当該現像ロール48と並行に延びる2本の撹拌搬送用スクリューオーガ49、50が配設されている。図2に示す現像器5Yでは、現像ロール48が回転すると、左側の撹拌搬送用スクリューオーガ49が、現像器本体46内に収容されている現像剤51を紙面と垂直な一方向に攪拌しながら搬送する。一方、右側の撹拌搬送用スクリューオーガ50は、左側の撹拌搬送用スクリューオーガ49の搬送方向とは逆方向に現像剤51を攪拌しながら搬送して、現像剤51を現像ロール48に均等に供給するものである。
現像ロール48は、内部に固定した状態で配設されるマグネットロール48aによって現像剤51に含まれるキャリアを磁力で吸着し、当該現像ロール48の表面に現像剤51の磁気ブラシを形成し、キャリアに吸着したトナーを感光体ドラム2と対向する現像領域へと搬送する。そして、感光体ドラム2上に形成された静電潜像は、現像ロール48の表面に形成されたトナーによって現像され顕像化される。こうした現像が行われると、現像器本体46の内部に保持されていたトナーが消費され、消費されたトナー量に見合った量のトナーがトナーカートリッジ45Yから補給される。
図2に示す現像器5Yには、トナーカートリッジ45Yに収容されているトナーを現像器本体46の内部に搬送する補給用スクリューオーガ41も配備されている。この補給用スクリューオーガ41は、トナーカートリッジ45Yと現像器本体46内部とをつなぐトナー補給経路42に回転自在に設けられたものであり、回転することによりトナーカートリッジ45Yに収容されているトナーを現像器本体46の内部に搬送する。トナーカートリッジ45Y内には予め所定量のトナーが収容されているが、その収容されたトナーが現像器本体46の内部へ補給されることにより無くなってくると、新しいトナーカートリッジ45Yに交換される。また、図2に示すトナーカートリッジ45Yは、不揮発性のメモリ71を有する。
以上のことから、現像ロール48が本発明にいう現像部材の一例に相当し、トナーカートリッジ45Yと補給用スクリューオーガ41とを合わせたものが本発明にいうトナー補給手段の一例に相当する。なお、ここではトナーカートリッジを交換するタイプの現像器を図示したが、本発明は、現像器本体に収容していたトナーが無くなってくると現像ロールとともに現像器本体を交換するタイプの現像器、更には少なくとも像担持体とトナー補給手段を有する現像器を一体化したユニットにも適用することができる。
図3は、補給用スクリューオーガの駆動と、現像器本体に補給されるトナー補給量との関係の一例を示すグラフであり、図4は、図3に示す関係の他の一例を示すグラフである。
図3および図4に示すグラフの横軸はいずれも、補給用スクリューオーガの駆動に関するパラメータ(回転時間あるいは回転数)を表すものであり、縦軸はいずれも、トナー補給量を表すものである。
図3および図4それぞれに示す点線のグラフは、現像器本体46内へのトナー補給量が適量であるときのグラフである。図3には、補給用スクリューオーガ41が回転を開始してからある一定の回転時間が経過するまでの間、あるいはある一定の回転数に到達するまでの間(一点鎖線よりも左側の間)は、現像器本体46内へのトナー補給量が適量であることが示されているが、一点鎖線よりも右側では、現像器本体46内へのトナー補給量が不足していることが示されている。補給用スクリューオーガ41が配備されたトナー補給経路42へ十分な量のトナーが詰め込まれていない状態においては現像器本体46内へのトナー補給量が不足する傾向にあり、この傾向は、具体的には、トナーカートリッジのトナー残量が少なくなった状態で、トナーカートリッジ内のトナーがトナー補給経路の入口から遠い側に偏った状態で収容されている場合に顕著である。図3に示す関係は、一点鎖線よりも左側でトナーカートリッジ内のトナーがかなり減り、一点鎖線よりも右側で、トナーカートリッジ内のトナーがトナー補給経路の入口から遠い側に偏った状態で収容されていたため、トナー補給量が不足してしまった関係と見ることができる。
また、図4には、補給用スクリューオーガ41が回転を開始した時点から、現像器本体46内へのトナー補給量が不足していることが示されている。上記傾向は、もともと収容量が少ないトナーカートリッジにおいても、トナーカートリッジ内のトナーがトナー補給経路の入口から遠い側に偏った状態で収容されている場合に顕著である。また、トナーカートリッジ45Yの新品のものの中には、保管によりトナーが軽度に固化しかかっているものがあり、トナーが軽度に固化しかかっているトナーカートリッジ45Yからのトナー補給では、現像器本体46内へのトナー補給量が不足する傾向にある。さらに、周囲の環境(温湿度)によっても、現像器本体46内へのトナー補給量が不足することがある。したがって、図4に示す関係は、収容量が少ないトナーカートリッジにおけるトナーの偏りや、新品のトナーカートリッジにおけるトナーの固化や、環境によって、トナー補給量が最初から不足してしまった関係と見ることができる。
現像器本体46内へのトナー補給量が不足すると、現像器本体46内におけるキャリアに対するトナーの濃度(トナー濃度)が低濃度になり、感光体ドラム2上に形成されるトナー像の濃度も低下する。したがって、図1に示す濃度センサ23により、パッチ状の基準トナー像の濃度を測定することで、現像器本体46内へのトナーの補給量不足が生じているか否かがわかる。
図5は、補給用スクリューオーガの駆動に関するパラメータの累積値とプリント枚数との関係を表すグラフである。
図5のグラフの横軸は、プリント枚数を表すものであり、縦軸は、補給用スクリューオーガの駆動に関するパラメータ(回転時間あるいは回転数)の累積値を表すものである。
図1に示すフルカラープリンタ1では、補給用スクリューオーガ41の駆動に関するパラメータ(回転時間あるいは回転数)の累積値を求めることにより、トナーカートリッジ45Yのトナー残量を把握する。図5に示す点線のグラフは、現像器本体46内へのトナー補給量が適量であるときのグラフであるが、実線のグラフは、グラフの傾きが変化した2箇所において、現像器本体46内へのトナーの補給量不足が生じている。現像器本体46内へのトナーの補給量不足が生じると、図1に示すフルカラープリンタ1では、補給用スクリューオーガ41の駆動を増し、補給量不足を解消しようとする。そのため、トナーの補給量不足が生じた2箇所ではグラフの傾きが増し、トナーカートリッジ45Y内のトナーが実際に無くなったときの累積値の値は、トナー補給量が適量であったときの点線で示すグラフのものよりトナーの補給量不足が2回生じた実線で示すグラフの方が高くなっている。このことから、補給用スクリューオーガ41の駆動に関するパラメータを、トナーの補給量不足の発生の有無に関わらず一律に加算していくと累積値がばらつき、累積値を用いたトナーカートリッジ45Yのトナー残量の把握に誤差が生じることがわかる。そこで、図1に示すフルカラープリンタ1では、以下に説明するような対策がなされている。
図6は、図1に示すフルカラープリンタの特徴的な部分を表した機能ブロック図である。
図1に示すフルカラープリンタ1は、制御部60と記憶部80を備えており、制御部60には、指示部61、累積値算出部62、残量算出部63、および発報指示部64が設けられている。また、記憶部80には、目標濃度メモリ部81、累積値メモリ部82、およびカートリッジトナー量メモリ部83が用意されている。目標濃度メモリ部81は、パッチ状の基準トナー像の目標濃度を記憶したものである。指示部61は、図1に示す濃度センサ23で測定した濃度と目標濃度メモリ部81に記憶されている目標濃度よりも所定濃度低い基準濃度とを比較し、濃度センサ23で測定した濃度がその基準濃度よりもさらに低い場合に補給用スクリューオーガ41の回転を指示し、現像器本体46内部へのトナーの再補給を行わせるとともに濃度センサ23に、再補給が行われた現像器本体46内部の現像ロール48によって現像された基準トナー像の濃度測定を指示するものである。累積値算出部62は、指示部61の指示により濃度センサ23が測定した濃度の値が上記基準濃度との比較に用いた濃度の値から所定値未満の上昇であった場合には指示部61の指示による補給用スクリューオーガ41の回転によって行われたトナーの再補給を無視してトナーカートリッジ45Yから現像器本体46内部へ補給されたトナーの補給量を表す値の累積値を求めるものである。累積値メモリ部82は、累積値算出部62によって算出された累積値を表す値を記憶したものである。ここにいう累積値を表す値とは、累積値を直接表す値であってもよいが、所定の演算を行うことによって累積値が求められる値であってもよい。累積値メモリ部82を設けておくことで、サービスマンの点検時などに、トナーカートリッジ45Yのトナー残量を詳しく解析することができる他、フルカラープリンタ1内でこの累積値メモリ部82に記憶された累積値を用いた様々な制御を行うことができる。カートリッジトナー量メモリ部83は、新品のトナーカートリッジ45Yに収容されているトナー量を表す値を記憶したものである。残量算出部63は、カートリッジトナー量メモリ部83に記憶された値、すなわち新品のトナーカートリッジ45Yに収容されているトナー量を表す値と、累積値メモリ部82に記憶された累積値とからトナーカートリッジ45Y内のトナー残量を算出するものである。発報指示部64は、累積値算出部62によって求められた累積値に基づいて、トナーカートリッジ45Yに収容されているトナーの残量に関する発報を液晶表示パネル90に指示するものである。すなわち、この発報指示部64は、累積値算出部63によって算出された累積値が所定の閾値を超えているか否かの判定を行い、累積値がその閾値を超えている場合には、液晶表示パネル90に対して、トナーカートリッジ45Yに収容されているトナー量についての警告(例えば、残量があと僅かである旨の警告等)を表示することを指示したり、あるいは液晶表示パネル90に対して、残量算出部66によって求められた、累積値に基づくトナー残量を表示することを指示するものである。したがって、この発報指示部64と液晶表示パネル90を合わせたものが、本発明にいう発報部の一例に相当する。
また、この図6には、不揮発性のメモリ71を有するトナーカートリッジ45Yも示されており、累積値算出部62によって算出された累積値を表す値が、トナーカートリッジ45Yのメモリ71にも記憶される。このため、トナーカートリッジ45Yを現像器本体46から一旦取り外しても、取り外されたトナーカートリッジ45Yのトナー残量を正確に把握することができる。
なお、記憶部80に、残量算出部63によって算出されたトナー残量を表す値を記憶するトナー残量メモリ部を設けてもよいが、ここでは、累積値メモリ部82に記憶された値と、カートリッジトナー量メモリ部83に記憶された値とを用いて残量算出部63によってトナーカートリッジ45Yのトナー残量をいつでも算出することができるため、トナー残量メモリ部は省略されている。一方、記憶部80に、累積値メモリ部82に代えてトナー残量メモリ部を設けてもよい。さらに、記憶部80に、目標濃度メモリ部81に代えて上記基準濃度を記憶した基準濃度メモリ部を設けてもよい。また、トナーカートリッジ45Yのメモリ71に、新品のトナーカートリッジ45Yに収容されているトナー量を表す値も記憶させておけば、トナーカートリッジ45Yを一旦取り外してもトナー残量を求めることができる。さらに、トナーカートリッジ45Yのメモリ71に、残量算出部63によって算出されたトナー残量を表す値を記録しておいてもよい。
続いて、図6に示す各要素の動作について詳述する。
図7は、図6に示す制御部によって実行される、トナーカートリッジのトナー残量把握処理のフローチャートである。
この図7に示すトナー残量把握処理ルーチンは、1又は複数枚の記録媒体に画像形成を指示するジョブを受けてスタートする。まず、制御部60は、1枚の記録媒体に画像を形成する最中に補給用スクリューオーガ41に対してF回回転することを指示する(ステップS1_1)。すなわち、トナーカートリッジからのトナー補給を指示する。
次いで、トナーカートリッジ45Yから現像器本体46内部へ補給されたトナーの補給量を表す値の累積値Eを求める(ステップS1_2)。ここでは、トナーの補給量を表す値として補給用スクリューオーガ41の駆動を捉えた値である補給用スクリューオーガ41の回転数を用いている。このため、トナーの補給量を表す値がトナーの消費量に近い値となる。なお、補給用スクリューオーガ41の回転数に代えて回転時間を用いてもよい。このステップS1_2では、図6に示す累積値メモリ部82に記憶されている累積値を表す値(補給用スクリューオーガ41の累積回転数)EにステップS1_1において指示した回転数Fを加算する。
続いて、ジョブに基づく記録媒体の枚数分の画像形成が終了したか否かを判定し(ステップS1_3)、終了していなければステップS1_1に戻り、終了していればステップS1_4に進む。上述したように、図1に示すフルカラープリンタ1では、プリント枚数が20枚に達するたびに、感光体ドラム2上にパッチ状の基準トナー像を形成する。すなわち、基準トナー像の形成条件はプリント枚数が20枚に達することであり、ステップS1_4では、基準トナー像の形成条件を満足しているか否かを判定する。
なお、基準トナー像の形成条件はジョブの枚数やトナー残量によって変化しても良い。
ステップS1_4における判定で、基準トナー像の形成条件を満足している旨の判定がなされれば、パッチ状の基準トナー像の形成を指示し(ステップS1_5)、図6に示す目標濃度メモリ部81から目標濃度Aを読み出す(ステップS1_6)。次いで、濃度センサ23に対して、ステップS1_5の指示に基づいて形成された基準トナー像の濃度測定を指示する(ステップS1_7)。このステップS1_7の指示に基づいて測定された基準トナー像の濃度は、以下、パッチ濃度Bと称することにする。
続いて、目標濃度Aからパッチ濃度Bを差し引いた値が所定値K以下であるか否かを判定する(ステップS1_8)。すなわち、このステップS1_8では、パッチ濃度Bと、目標濃度Aの値よりも所定値Kだけ低い値である基準濃度(本発明にいう所定の基準濃度の一例に相当)とを比較し、パッチ濃度Bがその基準濃度以上であるか否かを判定する。目標濃度Aからパッチ濃度Bを差し引いた値が所定値K以下(パッチ濃度Bが基準濃度以上)であれば、現像器本体46内へのトナー補給量が適量であると推定し、1枚の記録媒体に画像を形成する最中に補給用スクリューオーガ41に対して指示する回転数Fを決定する(ステップS1_9)。回転数Fは、目標濃度Aからパッチ濃度Bを差し引いた値に所定の係数を乗ずることで求める。次に、図6に示す累積値メモリ部82に累積値(補給用スクリューオーガ41の累積回転数)Eを書込む(ステップS1_10)。
また、上述のステップS1_4における判定で、基準トナー像の形成条件を満足している旨の判定がなされなければ、ステップS1_10へ進む。
続いて、ステップS1_10において累積値メモリ部82に書込んだ累積値Eが、所定の閾値Pを越えているか否かを判定する(ステップS1_11)。この閾値Pは、新品のトナーカートリッジからトナーカートリッジ内のトナーがあとわずかで無くなるまでトナー補給を行い続けたときの補給用スクリューオーガ41の累積回転数の値である。累積値Eが閾値Pを越えていれば、液晶表示パネル90に対して、トナーカートリッジ内のトナーの残量があと僅かである旨の警告を表示することを指示し(ステップS1_12)、越えていなければ、このトナー残量把握処理ルーチンを終了する。
一方、上述のステップS1_8における判定で、目標濃度Aからパッチ濃度Bを差し引いた値が所定値Kよりも大きい旨の判定、すなわちパッチ濃度Bが基準濃度より低い旨の判定がなされると、現像器本体46内へのトナー補給量が不足していると推定し、補給用スクリューオーガ41に対してD回回転することを指示し(ステップS1_13)、現像器本体46にはトナーの再補給が実施される。次いで、ステップS1_12が連続して8回行われたか否かを判定し(ステップS1_14)、8回未満であれば、パッチ状の基準トナー像の形成を指示する(ステップS1_15)。ここでの指示に基づく基準トナー像の形成では、再補給が行われた現像器本体46によって基準トナー像が形成されることになる。次いで、濃度センサ23に対して、ステップS1_15の指示に基づいて形成された基準トナー像の濃度測定を指示する(ステップS1_16)。このステップS1_16の指示に基づいて測定された基準トナー像の濃度は、以下、パッチ濃度Biと称することにする。
続いて、ステップS1_16の指示に基づいて測定されたパッチ濃度BiからステップS1_7の指示に基づいて測定されたパッチ濃度Bを差し引いた値が所定値L以上であるか否かを判定する(ステップS1_17)。すなわち、このステップS1_17では、再補給が行われた現像器本体46によって形成された基準トナー像の濃度(パッチ濃度Bi)の値が、ステップS1_8で上記基準濃度との比較に用いたパッチ濃度Bの値から所定値L以上上昇した値であるか否かを判定する。ここでの所定値LはステップS1_8で用いた所定値Kよりも小さい値である。パッチ濃度Biからパッチ濃度Bを差し引いた値が所定値L以上である場合、すなわちパッチ濃度Biの値がパッチ濃度Bの値から所定値L以上上昇していた場合、現像器本体46内へのトナー補給量が少なくともある程度は行われたと推定し、累積値(補給用スクリューオーガ41の累積回転数)EにステップS1_13において指示した回転数Dを加算し、累積値を更新する(ステップS1_18)。次いで、今度は、ステップS1_16の指示に基づいて測定されたパッチ濃度BiからステップS1_7の指示に基づいて測定されたパッチ濃度Bを差し引いた値が、ステップS1_8で用いた所定値Kよりは小さくステップS1_17で用いた所定値Lよりは大きな値である所定値M以上であるか否かを判定する(ステップS1_19)。すなわち、このステップS1_19では、パッチ濃度Biの値がパッチ濃度Bの値から所定値M以上上昇した値であるか否かを判定し、所定値M以上上昇していれば、ステップS1_10において図6に示す累積値メモリ部82にステップS1_18で更新した累積値を書込み、所定値M以上上昇していなければ、再び再補給を実施するためにステップS1_13に戻る。
一方、ステップS1_17において、再補給が行われた現像器本体46によって形成された基準トナー像の濃度(パッチ濃度Bi)の値が、ステップS1_8で上記基準濃度との比較に用いたパッチ濃度Bの値から所定値L未満の上昇である旨の判定がなされると、現像器本体46内へのトナー補給量が再補給においても不足していると推定し、ステップS1_18をスキップしてステップS1_19に進む。
また、ステップS1_14において、ステップS1_12が連続して8回行われたと判定されると、液晶表示パネル90に対して、トナーカートリッジ内のトナーが空である旨の警告を表示することを指示し(ステップS1_20)、ステップS1_10へ進む。
なお、トナーカートリッジ内のトナーが空である旨の警告を行うための、前記の判定回数は、補給用スクリューオーガによって補給できるトナー量や基準トナー像の濃度等により選定される。
以上説明した図7に示すトナー残量把握処理ルーチンでは、基準トナー像の濃度が上記基準濃度よりも低い場合には、現像器本体46内部へのトナー補給が不足していると推定してトナーの再補給を行う。トナーの再補給を行っても、基準トナー像の濃度の値が所定値未満の上昇であった場合には、トナーが何らかの原因で補給されていないと推定し、累積値を求めるにあたって、その再補給分のトナー量を表す値を無視して累積値を求める。このため、トナーカートリッジに収容されているトナーの状態や、そのトナーに影響を及ぼす環境や、補給用スクリューオーガ41の連続駆動時間等によってトナーの補給不足につながる様々な要因が生じても、その要因の発生を基準トナー像の濃度によってとらえ、その要因が発生したことによる補給不足を累積値の算出に反映させて正確な累積値を得ることができる。図1に示すフルカラープリンタ1によれば、液晶表示パネル90に2種類の警告が表示されることで、ユーザがトナーカートリッジ内のトナー残量を正確に把握することができる。
なお、図7に示すトナー残量把握処理ルーチンで用いた3つの所定値の大小関係は、K>M>Lであったが、K≧M≧Lであってもよい。
続いて、図7に示すトナー残量把握処理ルーチンの変形例について説明する。
図8は、図7に示すトナー残量把握処理の第1変形例のフローチャートである。
この図8に示すトナー残量把握処理ルーチンも、図6に示す制御部60によって実行されるルーチンであり、ジョブを受けてスタートする。この第1変形例のトナー残量把握処理ルーチンと図7に示すトナー残量把握処理ルーチンとの違いは、トナーの補給量を表す値として補給用スクリューオーガ41の回転数を用いるにあたり、図1に示す感光体ドラム2に形成されるトナー像の画素数に基づく回転数を用いる点にある。以下、この点について説明する。
フルカラープリンタ1は、ジョブに基づき形成する画像を表す画像情報を取得する。制御部60は、まず、ステップS2_1において、取得した画像情報から、感光体ドラム2に形成されるトナー像の画素数を求める。次に、補給用スクリューオーガ41に対してF回回転することを指示(ステップS2_2)した後、トナーカートリッジ45Yから現像器本体46内部へ補給されたトナーの補給量を表す値の累積値を求める(ステップS2_3)。ここでも、トナーの補給量を表す値として補給用スクリューオーガ41の回転数を用いているが、このステップS2_3で加算する回転数は、ステップS2_1で指示した回転数Fではなく、ステップS2_1で求めた画素数Gに基づく回転数である。すなわち、ステップS2_1で求めた画素数Gに、補給用スクリューオーガ41の、1画素現像するのに必要なトナー量を補給するための回転数H(回転数/1画素)を乗じた値(G×H)を、図6に示す累積値メモリ部82に記憶されている累積値を表す値(補給用スクリューオーガ41の累積回転数)Eに加算する。このとき、累積値Eに加算する値は、必ずしも画素数Gに、回転数H(回転数/1画素)を乗じた値(G×H)だけに限定されるものではなく、画素数Gから導き出される計算によって求められるものである。実際には補給用スクリューオーガ41によってトナーが補給されていないこともあるため、ステップS2_1で指示した回転数Fを用いるよりも、画素数Gに基づく回転数を用いた方が、トナーの補給量を表す値がトナーの消費量により近い値となる。なお、補給用スクリューオーガ41の、画素数Gに基づく回転数に代えて画素数Gに基づく回転時間を用いてもよい。
この第1変形例のトナー残量把握処理ルーチンにおけるステップS2_4以降の処理(ステップS2_4〜ステップS2_21)は、図7に示すトナー残量把握処理ルーチンにおけるステップS1_3〜ステップS2_20の処理と同じである。
続いて、図7に示すトナー残量把握処理ルーチンの他の変形例について説明する。
図9は、図7に示すトナー残量把握処理の第2変形例のフローチャートである。
この図9に示すトナー残量把握処理ルーチンも、図6に示す制御部60によって実行されるルーチンであり、ジョブを受けてスタートする。また、この第2変形例のトナー残量把握処理ルーチンは、ステップS3_1からステップS3_21までの各ステップからなるものであり、図7に示すトナー残量把握処理ルーチンと同じく、トナーの補給量を表す値として補給用スクリューオーガ41に指示した回転数を用いている。以下では、この第2変形例のトナー残量把握処理ルーチンと、図7に示すトナー残量把握処理ルーチンとの違いについて説明し、図7に示すトナー残量把握処理ルーチンの説明と重複する説明は省略する。
図7に示すトナー残量把握処理ルーチンでは、ステップS1_17においてパッチ濃度Biの値がパッチ濃度Bの値から所定値L未満の上昇であった場合には、再補給分のトナー補給量を表す値Dをこれまでの累積値Eに加算するステップS1_18をスキップしていたのに対し、この第2変形例のトナー残量把握処理ルーチンでは、ステップS3_17においてパッチ濃度Biの値がパッチ濃度Bの値から所定値L未満の上昇であった場合にも、再補給分のトナー補給量を表す値Dをこれまでの累積値Eに加算する(ステップS3_18)。しかしながら、ステップS1_17においてパッチ濃度Biの値がパッチ濃度Bの値から所定値L未満の上昇であった場合には、ステップS3_18で加算する、再補給分のトナー補給量を表す値Dを、過剰トナー補給累積積Jとして別途に累積する(ステップS3_20)。そして、ステップS3_10において累積値メモリ部82に、累積値(補給用スクリューオーガ41の累積回転数)Eを書込むとともに過剰トナー補給累積積Jも併せて書込み、ステップS3_11では、まず、累積値算出部62が、累積値メモリ部82に書込んだ累積値Eから過剰トナー補給累積積Jを差し引いた値(E−J)を求め、発報指示部64が、その値(E−J)が所定の閾値Pを越えているか否かを判定する。したがって、累積値Eは仮の累積値であり、真の累積値はE−Jの値である。よって、この第2変形例のトナー残量把握処理ルーチンでも、パッチ濃度Biの値がパッチ濃度Bの値から所定値L未満の上昇であった場合には、再補給分のトナー補給量を表す値Dを無視してトナーカートリッジから現像器本体内部へ補給されたトナーの補給量を表す値の累積値を求めることになり、E−Jの値が本発明にいう累積値算出部によって求められる累積値の一例に相当する。
本発明の画像形成装置の一実施形態であるフルカラープリンタの概略構成を示す図である。 イエロー(Y)のトナーを収容したトナーカートリッジが装着された現像器の概略構成を示す図である。 補給用スクリューオーガの駆動と、現像器本体に補給されるトナー補給量との関係の一例を示すグラフである。 図3に示す関係の他の一例を示すグラフである。 補給用スクリューオーガの駆動に関するパラメータの累積値とプリント枚数との関係を表すグラフである。 図1に示すフルカラープリンタの特徴的な部分を表した機能ブロック図である。 図6に示す制御部によって実行される、トナーカートリッジのトナー残量把握処理のフローチャートである。 図7に示すトナー残量把握処理の第1変形例のフローチャートである。 図7に示すトナー残量把握処理の第2変形例のフローチャートである。
符号の説明
1 フルカラープリンタ
2 感光体ドラム
3 帯電ロール
4 ROS
5 現像装置
6 中間転写ベルト
7 一次転写ロール
8 二次転写ロール
9 記録用紙
18 クリーニング装置
23 濃度センサ
27 定着器
41 補給用スクリューオーガ
46 現像器本体
45Y トナーカートリッジ
48 現像ロール
51 現像剤
60 制御部
61 指示部
62 累積値さん主粒
63 残量算出部
64 発報部
71 メモリ
80 記憶部
81 目標メモリ部
82 累積値メモリ部
83 カートリッジトナー量メモリ部
90 液晶表示パネル

Claims (6)

  1. 画像情報に基づく静電潜像を担持する像担持体に担持された静電潜像をトナーによって現像することで該像担持体上にトナー像を形成し、該トナー像を最終的に記録媒体上に定着することにより該記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
    前記像担持体に対向して配備され、該像担持体に形成された静電潜像をトナーによって現像する現像部材と、
    予め所定量のトナーを収容し、収容しているトナーを前記現像部材に補給するトナー補給手段と、
    前記像担持体上に形成された基準の静電潜像が前記現像部材で現像されてなる基準トナー像の濃度を該像担持体上あるいは所定の被転写面上で測定する測定部と、
    前記測定部で測定した濃度と所定の基準濃度とを比較し、該測定部で測定した濃度が該基準濃度よりも低い場合に、前記トナー補給手段に前記現像部材へのトナーの再補給を指示するとともに前記測定部に再補給が行われた前記現像部材によって現像された基準トナー像の濃度測定を指示する指示部と、
    前記指示部の指示により前記測定部が測定した濃度の値が前記基準濃度との比較に用いた濃度の値から所定値未満の上昇であった場合には該指示部の指示により前記トナー補給手段が行ったトナーの再補給を無視して前記トナー補給手段から前記現像部材へ補給されたトナーの補給量を表す値の累積値を求める累積値算出部と、
    前記累積値算出部によって求められた累積値に基づいて、前記トナー補給手段に収容されているトナーの残量に関する発報を行う発報部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記発報部が、前記累積値算出部によって求められた累積値が所定の閾値を超えているか否かの判定を行い、該累積値が該閾値を超えている場合には前記トナー補給手段に収容されているトナー量についての警告を発報するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記所定量を表す値を記憶したメモリと、
    前記メモリに記憶された前記所定量を表す値と、前記累積値算出部によって求められた累積値とから前記トナー補給手段に収容されているトナーの残量を算出する残量算出部とを備え、
    前記発報部が、前記残量算出部によって算出された、前記トナー補給手段に収容されているトナーの残量を発報するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記累積値算出部によって求められた累積値を表す値を記憶したメモリを備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記トナー補給手段が、収容しているトナーを回転することにより前記現像部材に補給するスクリューオーガを備えたものであり、
    前記累積値算出部が、トナーの補給量を表す値として前記スクリューオーガの回転時間あるいは回転数を用いるものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー補給手段が、前記累積値算出部によって求められた累積値を表す値を記憶したメモリを有する、前記所定量のトナーを予め収容した着脱自在なトナーカートリッジを備えたものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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