JP3021003B2 - 画像濃度制御方法 - Google Patents

画像濃度制御方法

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JP3021003B2
JP3021003B2 JP2172963A JP17296390A JP3021003B2 JP 3021003 B2 JP3021003 B2 JP 3021003B2 JP 2172963 A JP2172963 A JP 2172963A JP 17296390 A JP17296390 A JP 17296390A JP 3021003 B2 JP3021003 B2 JP 3021003B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複写機等の画像形成装置における画像濃度
制御方法に関する。
従来の技術 一般に、電子写真方式をとる複写機やプリンタ等にあ
って、トナーとキャリアとからなる2成分系現像剤を用
いる場合、画像濃度が一定なる高コピー品質を得るた
め、トナー補給を制御して画像濃度を一定化させるよう
にしている。
このため、例えば感光体上における現像後の基準濃度
パターンの画像濃度を光学的センサにより光学的に検出
し、検出結果を現像装置のトナー補給部にフィードバッ
クさせて画像濃度が一定となるようにトナー補給を制御
するPセンサ方式がある。これによれば、画像濃度の直
接的な検出であり、かつ、検出回路等が簡単で済む。
一方、現像装置内において、現像剤濃度=トナー濃度
なる2成分系現像剤の混合比を、いわゆるFセンサを用
いて、現像剤の透磁率又は誘電率の変化あるいは流動度
の変化として検出し、トナー濃度が適正なる基準値以下
となったら、トナー補給させるようにしたFセンサ方式
もある。
さらに、例えば特開昭57−136667号公報に示されるよ
うに、基本的にはFセンサ方式によりトナー濃度を検知
しトナー補給を制御するが、現像後の画像濃度をPセン
サにより検知し画像濃度に応じてFセンサによるトナー
濃度検知レベルを自動的に可変させることにより、経時
的に徐々に補正するようにしたものがある。
ところが、第2のFセンサ方式の場合、感光体上で実
際に現像された画像の濃度を直接検出していないため、
現像剤濃度を一定に保っても、現像剤の経時的劣化によ
り、実際の画像濃度は徐々に上昇してしまうことにな
る。この場合、Fセンサによるトナー濃度検知レベル
(基準値)を手動により切換えればよいが、面倒であ
り、かつ、必ずしも適正とはならない。
また、第3の特開昭57−136667号公報方式の場合、こ
のようにFセンサによるトナー濃度検知レベルを補正し
ても、いずれは現像剤の劣化・寿命により画像濃度を維
持し得なくなる。このような現像剤寿命に関しては、コ
ピー枚数や使用時間等に基づき判断して現像剤交換を行
っているに過ぎず、必ずしも適正な時期での交換とはな
らないものである。
これらの点を考慮すると、画像濃度を直接的に検出す
る第1のPセンサ方式が好ましいと考えられる。しか
し、このPセンサ方式の場合、現像剤の物性(トナーの
帯電能力)の変化により、現像剤自体の剤濃度変化が大
きいが、この点が考慮されないものである。よって、剤
濃度が高い場合には、コピー画像に地汚れを生ずると
か、機内でトナーが飛散するといった問題が生ずる。逆
に、剤濃度が低くなった場合には、現像剤中のキャリア
がコピー上に付着するといった問題が生ずる。何れにし
ても、画像品質が劣化してしまう。
このようなことから、Fセンサにより常に透磁率変化
を検出し、この検出値が予め設定された規定値以上又は
規定値以下になった時には、Pセンサによるトナー補給
の制御から、Fセンサによるトナー補給の制御に切換え
て、トナー濃度を制御するようにしたものが、本出願人
により特願平1−84400号(特開平2−262682号)とし
て提案されている。つまり、基本的には、Pセンサで直
接的に検出してトナー補給を制御し、画像濃度を一定状
態に制御し、この制御に並行して、Fセンサにより2成
分系現像剤中のトナー濃度変化を常に検出し、この変化
が予め設定された規定値以上又は規定値以下になった時
には、このFセンサ検出信号に応じたトナー補給の制御
に切換えてトナー濃度を制御するものである。よって、
トナー濃度がある一定値以上に高くなった場合や低くな
った場合には、このようなトナー補給制御に切換えるこ
とにより、現像剤濃度がある範囲内に抑え込まれること
になり、地汚れやキャリア付着といった悪さを防止でき
る。
発明が解決しようとする課題 ところが、上記提案方式による場合、Pセンサによる
制御からFセンサによる制御に切換わった時、地汚れや
キャリア付着といった悪さは防止されるが、Pセンサ出
力が制御レベルにないため画像濃度等の画像品質は良好
とはいえないものである。例えば、高温高湿時には画像
濃度が上がりPセンサ制御によりトナー濃度が下げられ
るが、Fセンサによる制御範囲を外れるとPセンサ制御
しなくなってしまう(Fセンサ制御でトナー濃度を一定
に保とうとする)。即ち、トナー濃度をもっと下げて画
像濃度を下げたい場合であってもPセンサ制御が働かな
いので不可能となる。つまり、Fセンサ制御時にはPセ
ンサが一切不動であるので、現像剤や感光体の劣化、環
境変動により画像濃度が一定に保たれないものとなる。
課題を解決するための手段 静電潜像担持体上に基準濃度パターン用の静電潜像を
形成し、この静電潜像をトナーを含む2成分系現像剤を
用いた現像手段により現像して基準濃度パターンを形成
し、この基準濃度パターンの画像濃度を光学的センサに
より検出し、検出された画像濃度信号に応じて前記現像
手段の2成分系現像剤中へのトナー補給を制御し、前記
現像手段の2成分系現像剤中のトナー濃度を検出する現
像剤濃度センサを設け、この現像剤濃度センサによる検
出値が予め設定された規定値以上又は規定値以下になっ
た時に、前記光学的センサにより検出された画像濃度信
号に応じたトナー補給の制御から、この現像剤濃度セン
サによる検出信号に応じたトナー補給の制御に切換えて
トナー濃度を制御するとともに、この現像剤濃度センサ
による制御に切換えた時に帯電量、露光量、現像バイア
ス等の作像条件の少なくとも一つを切換えるようにした
画像濃度制御方法であり、前記作像条件の切換え時に光
学的センサによる基準濃度パターンの検出動作を行い、
その検出出力が基準値となるまで作像条件を変化させて
作像条件を決定するものであり、前記現像剤濃度センサ
の検出信号に応じたトナー補給の制御に切換えられた
後、所定のタイミングで前記切換え前の作像条件により
基準濃度パターンを形成し、この基準濃度パターンの画
像濃度を光学的センサにより検出した結果に基づいて、
前記現像剤濃度センサによる検出信号に応じたトナー補
給の制御から前記光学センサにより検出された画像濃度
信号に応じたトナー補給の制御に切換える。
作用 現像剤濃度センサによる制御に切換えられた時、トナ
ー濃度制御に関与しない帯電量等の作像条件を切換えて
から作像可能とすることにより、画像濃度が一定となる
ようにしたため、現像剤濃度センサ制御による地汚れ防
止及びキャリア付着防止を維持しつつ、画像濃度等の画
像品質も安定したものとすることができ、特に、現像剤
濃度センサによる制御時であっても、作像条件の切換え
は光学的センサを利用して行うことにより、画像濃度等
の画像品質の安定化を光学的センサによる制御時と同様
のものとすることができる。
実施例 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。まず、
本発明のベースとなる既提案内容を第3図ないし第14図
により説明する。
これは、原稿移動型複写機に適用したもので、その概
略構成を第3図に示す。静電潜像担持体となり矢印方向
に回転するドラム状の感光体1の周囲には、電子写真プ
ロセスに従い、帯電器2、画像露光系3、現像手段とし
ての現像装置4、転写効率を向上させるための転写前光
除電器5、転写器6、転写紙剥離用のACコロナ除電器
7、クリーニング装置8が順に設けられている。また、
転写器6による転写位置に対して転写紙(図示せず)を
所定のタイミングで搬送させるレジストローラ9や、転
写・剥離後の転写紙を定着装置等へ搬送させる搬送ベル
ト10も設けられている。
ここに、感光体1表面を一様帯電させる前記帯電器2
には、高圧電源11が接続され、感光体1への印加電圧は
同じく帯電器2に組付けられたグリッド及びバリスタ12
によって一定電圧となるように制御される。
また、画像露光系3にあっては、感光体1に対向させ
たコンタクトガラス13上を全面的に白色とした原稿搬送
ローラ14により原稿15を搬送させながら、蛍光灯16によ
る露光光源でスリット露光し、原稿搬送ローラ14位置で
の原稿15からの反射光をセルフォックレンズアレイ17な
る結像レンズによって感光体1上に結像させて静電潜像
を形成するものである。ここに、前記原稿搬送ローラ14
は白色であり、原稿15がない状態では、帯電済みの感光
体1上の不要な電荷を除去するための電荷除去手段とし
て機能し、基準濃度パターン用の静電潜像形成に関与す
る。
現像装置4は、トナーを含む2成分系現像剤を用いて
感光体1上の静電潜像を現像して可視化するもので、現
像容器18と、感光体1に近接対向して矢印方向に回転す
る磁石内蔵の現像ローラ19と、現像容器18内にトナーを
補給するためのトナータンク20及びトナー補給口21と、
補給されたトナーを現像容器18内で撹拌し現像ローラ19
側に移送させる撹拌部材22と、セパレータ23と、トナー
層厚規制部材24等からなる。現像ローラ19には一般に現
像バイアス電源と称される高圧電源25が接続されてい
る。
また、クリーニング装置8は、弾性ゴムポリウレタン
ブレード26と、感光体1からクリーニング除去されたト
ナーを機外回収容器に移送させるスパイラル27等からな
る。
さらに、クリーニング装置8前段位置(即ち、現像・
転写後の位置)にて、前記感光体1に対向させて光学的
センサとなる反射型フォトセンサ(以下、Pセンサと称
する)28が設けられている。即ち、Pセンサ28は発光側
LEDと受光側フォトトランジスタとからなり、感光体1
上に形成された現像後の基準濃度パターンの画像濃度を
光学的に検出し電器信号に変換して出力するものであ
る。
また、前記現像装置4においては、現像容器18の2成
分系現像剤中のトナー濃度に応じて変化する透磁率を検
出する現像剤濃度センサとなる透磁率トナーセンサ、例
えばTDK株式会社製のTS−ANA(以下、Fセンサと称す
る)29が設けられている。
このような構成において、まず、基準濃度パターンに
ついて説明する。第5図は、第4図に示すような基準濃
度パターン像30と原稿画像31とが感光体1上に作像され
る様子(位置関係)を、平面的に広げて判りやすくした
ものである。なお、基準濃度パターン像30は、約20mm四
方の大きさであって、感光体1の帯電後、原稿搬送ロー
ラ14からの反射光の光路を遮断するシャッタ(図示せ
ず)を部分的にオン/オフさせることにより、その静電
潜像を作成し、これを現像することにより形成されたも
のである。
Pセンサ28はこのような基準濃度パターン像30の画像
濃度を、感光体1の地肌濃度との対比で検出する。ま
ず、Pセンサ28の発光側LEDを、基準濃度パターン像30
がこのPセンサ28位置を通過する約20mm手前の位置(タ
イミング)からオンさせる。これにより、感光体1の地
肌部、つまり帯電器2によって帯電された電荷を、蛍光
灯16により照明された原稿搬送ローラ14からの反射光に
よって消去されて現像してもトナーののらない部分の電
圧と、現像された基準濃度パターン像30の電圧とが、感
光体1の移動によってPセンサ28の受光側に発生する。
このPセンサ28の受光側に発生する電圧を縦軸にと
り、時間を横軸にとると、第6図に示すような特性とな
る。図中、電圧Vsgは感光体地肌電圧、電圧Vspは基準濃
度パターン像電圧を示す。これらの電圧Vsg,Vspを各々
区別し、データとして読込む方法は、次のように行われ
る。まず、Pセンサ28のLEDがオンした瞬間から一定間
隔でPセンサ28の出力電圧を連続してLEDがオフするま
で読込み、読込んだ電圧がある一定値Vchよりも下にな
った時、これを電圧Vsgから電圧Vspへの変化点と認識
し、変化する前のデータ数個を平均化して電圧Vsgと
し、変化点後のデータ数個を平均化して電圧Vspとする
方法である。
そして、Pセンサ28方式によるトナー補給制御、即
ち、現像容器18中へのトナーの補給は、これらの電圧Vs
g,Vspのデータに基づいて行われる。例えば、電圧Vsgの
15%よりも電圧Vspのほうが高ければ作像したパターン
像が薄いと判断し、現像容器18中へトナーを補給させる
が、逆に低ければ作像したパターン像が濃いと判断しト
ナー補給を禁止することになる。
しかして、このようなパターンセンサ方式のみによる
トナー補給制御にて、ランニングコピーテストを行った
結果を、提案例に対する比較例として説明する。このテ
ストは、20℃65%RH,10℃20%RH,30℃90%RHなる各々の
温度・湿度環境で、20℃65%RH→10℃20%RH→30℃90%
RHの順にA2サイズで1000枚ずつのランニングコピーを行
ったものであり、その結果を第7図に示す。まず、20℃
65%RHの環境下ではコピー品質上、コピー画像濃度(ベ
タ部)及び地肌汚れ(かぶり)はともに良好であった。
次の10℃20%RHなる環境下では、地肌汚れが徐々に悪化
し、現像装置4周辺にトナー飛散が認められたものであ
る。その後、30℃90%RHなる高湿環境下では、その初期
時には異常が認められなかったものの、徐々に現像剤中
のキャリア(鉄粉球状約80μ径)がコピー上に付着する
ことが確認され、キャリア付着周辺に画像の欠落が発生
したものである。
この後、上記と同一サイクルで各々1500枚ずつのラン
ニングコピーテストを行い、安定領域でコピーを観察し
たところ、程度の差はあれ、ほぼ上記の場合と同様の結
果となったものである。
この時の現像剤濃度−トナー帯電量の関係を第8図に
示し、現像剤濃度−画像濃度(ベタ部)の関係を第9図
に示す。
これらの第7図ないし第9図に示した結果を総合する
と、次のようなことがいえる。まず、低湿環境条件で
は、現像剤のトナー濃度が高くなっており、逆に、高湿
環境条件ではトナー濃度が低くなっている。そして、現
像剤濃度とトナー帯電量Q/Mの関係をとると、安定制御
レベルは、このトナー帯電量Q/Mによることが判る。即
ち、現像剤濃度が高い時には、補給したトナーが高濃度
現像剤のためにキャリア表面がトナーで充填された状態
にあり、低Q/Mで低帯電のトナー量が多くなるために、
地肌汚れが発生しやすくなる。一方、現像剤濃度が低い
時には、キャリア表面自体が高Q/Mとなり、原稿パター
ンのエッジ部の逆電界によるキャリアが付着しやすくな
ってしまうものである。
このような現象は、Pセンサ方式のみでは抑制できな
いので、Fセンサ29も活用し、現像剤濃度をある範囲内
に抑え込むようにしたものである。即ち、通常は、上記
の如くPセンサ28の検出出力に応じてトナー補給を制御
するが、同時に、Fセンサ29によって現象容器18の2成
分系現像剤中のトナー濃度に応じた透磁率変化を常に検
出し、このFセンサ29による検出値が予め設定された規
定値以上又は規定値以下になった時には、Pセンサ方式
によるトナー補給の制御から、このFセンサ29により検
出された透磁率検出信号に応じたトナー補給の制御に切
換えて、トナー濃度を制御しようとするものである。
まず、第10図に現像剤濃度とFセンサ29の出力電圧と
の関係を示す。Fセンサ29は現像装置4中において第3
図に示すような位置に設置される。このような特性にお
いて現像剤濃度のリミッタ機能を、低濃度側で3.3V(現
像剤濃度2wt%に相当)に設定し、高濃度側で1.75V(現
像剤濃度4.6wt%に相当)に設定するものである。ちな
みに、現像剤濃度と地肌汚れ(かぶり)との間には第11
図に示すような関係があり、現像剤濃度4.6wt%程度を
許容レベルとするため、この値を上記の上限値とするも
のである。また、現像剤濃度とキャリア付着との間には
第12図に示すような関係があり、現像剤濃度2wt%以下
では悪いため、この値を上記の下限値とするものであ
る。
そこで、このような現像剤濃度についての上限値及び
下限値設定の下、Fセンサ29による検出信号が、1.75V
以上であって3.3V以下であれば、Pセンサ28によりトナ
ー補給を制御させ、Fセンサ29による検出信号が、1.75
V以下又は3.3V以上となった場合には、このTSセンサ28
によりトナー補給を制御し、現像剤濃度が2〜4.6wt%
の範囲内に復帰するように制御する。
なお、Pセンサ28用の基準濃度パターン作成は、トナ
ー付着量−Pセンサ出力電圧特性を示す第13図からも判
るように、直線部でトナー付着量が0.3〜0.4mg/cm2の領
域でパターン形成しており、実コピー条件の作像ポテン
シャル(電位)より低ポテンシャルである。
このようなPセンサ制御方式に、現像剤濃度にリミッ
タ機能を持たせるFセンサ方式を併用して、比較例と同
様にランニングコピーテストを行った結果を第14図に示
す。この結果によれば、現像剤濃度のリミツタ機能及び
キャリア付着、地肌汚れの点は、何れも良化したもので
ある。なお、コピー画像濃度は高湿時に比べ若干変化し
たが、十分、実用に耐え得るものとなったものである。
ここに、現像剤濃度でみた場合の現像剤濃度値に上限
値及び下限値をともに設定して制御するようにしたが、
現像剤の特性によっては、上限値又は下限値の片側のみ
のリミッタとしてもよい。
しかして、本実施例では、Fセンサ方式に切換えられ
た時、Pセンサ方式を利用して作像条件、例えば露光量
を切換え制御して画像濃度が一定となるようにしたもの
である。このような制御を実施するため、第2図に示す
ようにPセンサ28やFセンサ29は制御主体をなすCPU32
に接続されている。このCPU32にはトナー補給モータ3
3、現像バイアス電源34、現像モータ35の他、制御対象
となる帯電電流源36が接続されている。
以下、第1図のフローチャートを参照して動作を説明
する。ここに、Pセンサ制御からFセンサ制御に切換え
られた時、 コピー中からコピー終了時までFセンサ方式で制御
する。
Pセンサ28用の基準濃度パターン像30作成、その検
出動作及び制御はオフする。
コピー終了後(ジョブ後)、必ずFセンサ制御モー
ドに戻る。
ことを前提とする。
まず、コピーが終了した時、Fセンサ29の検出出力が
低濃度側(=3,3V以上)か、高濃度側(=1.75V以下)
かを判断する。この判断結果に応じて作像条件、ここで
は帯電電流Iccを切換える。低濃度側であれば画像濃度
を上げる方向に切換え、高濃度側であれば画像濃度を下
げる方向に切換える。具体的に、本実施例ではFセンサ
29出力が低濃度側の場合には帯電電流Iccを1ステップ
アップさせて帯電電位(帯電量)を約25V上げる(高濃
度側の場合には帯電電流Iccを1ステップダウンさせて
帯電電位を約25V下げる)。この状態で(K=0であ
る)、Pセンサ28による検出動作を実行させ、その検出
出力なるVsg/Vspが制御レベルなる基準値範囲(具体的
には、6以上10以下であり、この範囲内であれば、画像
濃度等の画像品質を許容し得るものとなる)となるま
で、達電電流Iccの値を変更させる。Pセンサ28の検出
出力が基準値に達したら、K=1として、本体フローに
戻り、コピー可能とする。即ち、この処理で設定された
帯電電流Iccによる作像条件下に、Fセンサ制御方式で
コピー動作が実行される。ここに、Fセンサ制御時にも
画像濃度を一定にするため、帯電電流Iccを可変切換え
するようにしているが、その可変の度合いは、感光体1
やチャージャの劣化の度合いや環境等により異なるので
一定とはならず、一意的に決定したのでは画像濃度が一
定とはならないが、上記のようにPセンサ28出力を利用
して帯電電流Iccの値を決定しているので、Pセンサ制
御モード時と同様に、画像濃度が一定となるように制御
できる。
次に、コピー終了後(コピー中は上記のようにFセン
サ制御とされている)に、再度Fセンサ29の検出出力が
低濃度側か高濃度側かをチェックし、その結果に応じて
帯電電流Iccを1ステップアップ又はダウンさせ、再
度、Pセンサ28を検出動作させてその検出出力が基準値
範囲内となるまで帯電電流Iccを変化させる。この時、
K=1であり、Pセンサ検出動作に際して、帯電電流Ic
cを一旦Fセンサ制御モードになる前のPセンサ制御モ
ード時の値に戻して基準濃度パターン像30を作成し、P
センサ28による検出動作を行なわせる。この検出動作に
おいて、Pセンサ28出力が基準値範囲内にあればFセン
サ制御モードを解除し、帯電電流Icc用のステップも解
除して元の値に戻し、K=0としてコピー可とする。即
ち、Pセンサ制御モードに復帰する。つまり、Kなるフ
ラグを用いて定期的にPセンサ28により状態をチェック
することで、Fセンサ制御モードからPセンサ制御モー
ドに戻すことができるので、機械品質をベストな状態に
自動的に修正することができる。
上記Pセンサ検出動作において、その検出出力が基準
値範囲内にない時には、当初と同様に帯電電流Iccのス
テップを変えたままにして、Pセンサ検出動作を再度実
行し、その検出出力が基準値範囲内に達するまで帯電電
流Iccを変化させ、達した時の達電電流Iccにてコピー可
とする。
なお、本実施例では対象とする作像条件を帯電量と
し、その帯電電流を可変切換えするようにしたが、作像
条件として現像バイアス電圧を切換えるようにしてもよ
い。この場合であれば、例えば帯電電流Iccを1ステッ
プアップさせる代わりに、現像バイアス電圧VBを1ステ
ップダウンさせるようにすればよい。この1ステップ量
は帯電電位の場合と同じく約25Vとする。さらには、対
象とする作像条件を露光量とすることも可能である。こ
の場合には、感光体1に対してその表面電位を検出する
電位センサ37を備えたほうがよい。そして、第1図に示
した処理で帯電電流Iccが決定された後、電位センサ37
で白部電位を測定し、その出力を基準白部電位と比較
し、比較結果に応じて露光ランプ電圧を可変制御し、こ
の後でPセンサ制御を行うようにすればよい。
発明の効果 本発明は上述のように、静電潜像担持体上に基準濃度
パターン用の静電潜像を形成し、この静電潜像をトナー
を含む2成分系現像剤を用いた現像手段により現像して
基準濃度パターンを形成し、この基準濃度パターンの画
像濃度を光学的センサにより検出し、検出された画像濃
度信号に応じて前記現像手段の2成分系現像剤中へのト
ナー補給を制御し、前記現像手段の2成分系現像剤中の
トナー濃度を検出する現像剤濃度センサを設け、この現
像剤濃度センサによる検出値が予め設定された規定値以
上又は規定値以下になった時に、前記光学的センサによ
り検出された画像濃度信号に応じたトナー補給の制御か
ら、この現像剤濃度センサによる検出信号に応じたトナ
ー補給の制御に切換えてトナー濃度を制御するととも
に、この現像剤濃度センサによる制御に切換えた時に帯
電量、露光量、現像バイアス等の作像条件の少なくとも
一つを切換えるようにした画像濃度制御方法であり、前
記作像条件の切換え時に光学的センサによる基準濃度パ
ターンの検出動作を行い、その検出出力が基準値となる
まで作像条件を変化させて作像条件を決定するものであ
り、前記現像剤濃度センサの検出信号に応じたトナー補
給の制御に切換えられた後、所定のタイミングで前記切
換え前の作像条件により基準濃度パターンを形成し、こ
の基準濃度パターンの画像濃度を光学的センサにより検
出した結果に基づいて、前記現像剤濃度センサによる検
出信号に応じたトナー補給の制御から前記光学センサに
より検出された画像濃度信号に応じたトナー補給の制御
に切換えるようにしたので、現像剤濃度センサによる制
御に切換えられた時、トナー濃度制御に関与しない帯電
量等の作像条件を切替えてから作像可能とすることによ
り、画像濃度が一定となるようにしたため、現像剤濃度
センサ制御による地汚れ防止及びキャリア付着防止を維
持しつつ、画像濃度等の画像品質も安定したものとする
ことができ、特に、現像剤濃度センサによる制御時であ
っても、作像条件の切換えは光学的センサを利用して行
うことにより、画像濃度等の画像品質の安定化を光学的
センサによる制御時と同様のものとすることができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はFセン
サ制御モード時の処理を示すフローチャート、第2図は
概略ブロック図、第3図は複写機の概略構成を示す正面
図、第4図は感光体の斜視図、第5図はその展開平面
図、第6図はPセンサ出力特性図、第7図は比較例によ
るランニングコピーテスト結果を示す特性図、第8図は
現像剤濃度−トナー帯電量の関係を示す特性図、第9図
は現像剤濃度−画像濃度の関係を示す特性図、第10図は
現像剤濃度−TSセンサ出力電圧特性図、第11図は現像剤
濃度−地肌汚れ関係を示す特性図、第12図は現像剤濃度
−キャリア付着関係を示す特性図、第13図はトナー付着
量−Pセンサ出力電圧特性図、第14図はランニングコピ
ーテスト結果を示す特性図である。 1……静電潜像担持体、4……現像手段、38……光学的
センサ、29……現像剤濃度センサ、30……基準濃度パタ
ーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 15/08 115 (56)参考文献 特開 平2−50183(JP,A) 特開 昭58−221869(JP,A) 特開 平1−222273(JP,A) 特開 平2−97972(JP,A) 特開 昭60−45279(JP,A) 特開 昭57−195256(JP,A) 特開 昭57−136667(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像担持体上に基準濃度パターン用の
    静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーを含む2成分
    系現像剤を用いた現像手段により現像して基準濃度パタ
    ーンを形成し、この基準濃度パターンの画像濃度を光学
    的センサにより検出し、検出された画像濃度信号に応じ
    て前記現像手段の2成分系現像剤中へのトナー補給を制
    御し、前記現像手段の2成分系現像剤中のトナー濃度を
    検出する現像剤濃度センサを設け、この現像剤濃度セン
    サによる検出値が予め設定された規定値以上又は規定値
    以下になった時に、前記光学的センサにより検出された
    画像濃度信号に応じたトナー補給の制御から、この現像
    剤濃度センサによる検出信号に応じたトナー補給の制御
    に切換えてトナー濃度を制御するとともに、この現像剤
    濃度センサによる制御に切換えた時に帯電量、露光量、
    現像バイアス等の作像条件の少なくとも一つを切換える
    ようにした画像濃度制御方法であり、前記作像条件の切
    換え時に光学的センサによる基準濃度パターンの検出動
    作を行い、その検出出力が基準値となるまで作像条件を
    変化させて作像条件を決定するものであり、前記現像剤
    濃度センサの検出信号に応じたトナー補給の制御に切換
    えられた後、所定のタイミングで前記切換え前の作像条
    件により基準濃度パターンを形成し、この基準濃度パタ
    ーンの画像濃度を光学的センサにより検出した結果に基
    づいて、前記現像剤濃度センサによる検出信号に応じた
    トナー補給の制御から前記光学センサにより検出された
    画像濃度信号に応じたトナー補給の制御に切換えること
    を特徴とする画像濃度制御方法。
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