JP2001343795A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001343795A
JP2001343795A JP2000164382A JP2000164382A JP2001343795A JP 2001343795 A JP2001343795 A JP 2001343795A JP 2000164382 A JP2000164382 A JP 2000164382A JP 2000164382 A JP2000164382 A JP 2000164382A JP 2001343795 A JP2001343795 A JP 2001343795A
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Kimio Nishizawa
公夫 西沢
Mikihiko Takada
幹彦 高田
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間現像器中に滞留して帯電量の減衰した
トナーを排除する手段を備え白地かぶりやせんちりの起
こらない高画質を得られる画像形成装置の提供。 【解決手段】 トナー補給器から補給されたトナーをキ
ャリアと共に攪拌することによりトナーに電荷付与を行
う機構を持った現像器から感光体上に形成された潜像に
対し前記トナーを供給して現像を行う画像形成装置にお
いて、印字したページ枚数をカウントするページカウン
タと各ページにおける印字ドット数をカウントする印字
カウンタと両カウンタからのカウント値によりトナーが
補給されてから現像器内に滞留する滞留時間を演算する
演算手段とを有し、前記滞留時間が所定時間以上になっ
た場合に、現像器内のトナーに付与される帯電量を所定
範囲内に保つために作動する帯電量制御手段を有する画
像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は現像器内の長期滞留
トナーや長時間の休止による現像剤の変化による障害を
排除した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2成分の現像剤において現像器内に補給
されたトナーは攪拌スクリューにより攪拌されキャリア
との摩擦から電荷をもつこととなる。この時にトナーが
保持する電荷量はトナー表面における処理された添加剤
の存在状態によって大きく変化する。通常、画像形成が
定常的に行われているときは、現像剤中のトナーがある
割合で入れ替わっている。即ち、適度なトナーの消費が
行われている系においては添加剤の存在状態は一定状態
を保っているが、極端に消費の少ない状態が長時間続い
た場合、添加剤がトナー表面からトナー内に埋没してし
まう現象が進行し、結果としてトナーの保持する電荷量
が大きく低下してしまう。このような現像剤状態になっ
てしまった場合の画像上への問題点として、白地部への
画像カブリや転写時の文字周辺へのチリによる文字品位
低下などがある。
【0003】また、2成分現像剤はトナーとキャリアの
摩擦帯電によりトナーに電荷が付与されるが、一旦トナ
ーに付与された電荷もプリントやコピーの休止が続いて
長時間静置状態にあると徐々に減衰してゆく傾向が見ら
れる。また、可成りコピーが頻繁になされていても低印
字状態のコピーやプリントが続いたりすると、トナー補
給器から補給されて来るトナーが現像器内に停滞して現
像剤に変化を与えてしまう。通常、現像装置内に存在す
るトナーの帯電量は分布を持っており、特に帯電量の低
い領域にまで分布が広がってしまうと転写時の画像上で
文字のチリや、現像時の白地部へのカブリといった形で
画像不良とし認識される。長時間の放置による帯電量の
減衰は、帯電量の低い領域のトナー比率が増加する事を
意味し、前述のように画像不良の発生を招くのではない
かと思われる。
【0004】特に2成分現像剤のトナー/キャリアの混
合比率制御を透磁率変化を利用して検出するトナー濃度
センサを用いた場合、静置後一時的にトナー補給が過剰
となり、結果としてキャリアと補給されたトナーの接触
確率が低減し、静置されたトナー同様、補給トナーの帯
電量も低い状態となってしまい、前述の画像上の不具合
を更に酷くしてしまうといった傾向があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記問題を抱えた従来
技術に鑑みて本発明においては現像器内にあるトナーの
平均滞留時間を幾つかの手段から検出し滞留時間がある
値以上になった場合には、また、画像形成の休止期間が
長時間になった場合には、滞留時間の長くなったトナー
を画像情報とは無関係に現像して排除し、それに見合う
新しいトナーを補給することでトナーの保持する電荷量
を常に一定範囲内に保ち画像品質を安定した高品位なも
のにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
(1)〜(8)項の何れかによって達成される。
【0007】(1) トナー補給器から補給されたトナ
ーをキャリアと共に攪拌することによりトナーに電荷付
与を行う機構を持った現像器から感光体上に形成された
潜像に対し前記トナーを供給して現像を行う画像形成装
置において、印字したページ枚数をカウントするページ
カウンタと各ページにおける印字ドット数をカウントす
る印字カウンタと両カウンタからのカウント値によりト
ナーが補給されてから現像器内に滞留する滞留時間を演
算する演算手段とを有し、前記滞留時間が所定時間以上
になった場合に、現像器内のトナーに付与される帯電量
を所定範囲内に保つために作動する帯電量制御手段を有
することを特徴とする画像形成装置。
【0008】(2) 前記帯電量制御手段は、前記演算
手段によって演算して検出された補給トナーの現像器内
滞留時間があらかじめ決められた所定時間(Tl)以上
になった場合に、本来転写紙上に転写される画像領域外
に対して前記現像器内に長時間滞留したトナーを所定量
強制的に消費するための潜像を形成し、該潜像に対し所
定量の強制現像を行った後そこで消費されたトナーに見
合う新トナーを新たにトナー補給器から補給し、現像器
内で攪拌することによって帯電量を所定範囲に回復させ
る帯電量制御がなされる手段であることを特徴とする
(1)項に記載の画像形成装置。
【0009】(3) 少なくとも、像担持体である感光
体と、該感光体に形成された潜像を現像剤により顕像化
する現像器と、前記感光体上に現像されたトナー像の現
像剤付着量を検知する現像剤付着量検知手段と、前記感
光体上の非画像領域において現像剤付着量検出用のパッ
チを形成するパッチ形成手段と、画像形成装置が動作し
ていない休止時間を計測する休止時間計測手段とを有す
る画像形成装置において、検出された前記休止時間(T
s)が所定時間Tr以上になった場合には、通常の画像
形成動作に先立ち感光体表面電位(Vs)と現像バイア
スの直流成分(Vdc)の関係が 白地部電位−Vdc≦Vs−Vdc≦0 の範囲となる潜像を前記感光体上に形成し、該潜像部に
対してのみ前記現像器の駆動手段を作動させると共に現
像剤担持体に現像バイアスを印加しパッチ1を形成させ
るパッチ1形成手段と、その後で前記現像剤付着量検知
手段により検出されたパッチ1の出力P1及びパッチ1
以外の感光体表面出力Pwの比較を行う比較手段とを有
し、該比較手段によってPwに対しP1の出力が所定値
Ps以上トナー付着方向の出力となることを検知した場
合には、感光体表面にパッチ1の条件と同等の電位を与
えた後、前記潜像に対し、現像剤担持体に現像バイアス
を印加した状態で現像動作をさせるように制御する制御
手段が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
【0010】(4) 現像剤担持体および攪拌部材を回
転駆動させ、更に、感光体表面にパッチ1の条件と同等
の電位出力P1′を与えた後潜像を形成し、該潜像に対
し前記現像剤担持体に現像バイアスを印加した状態で現
像動作をするとともに、該現像領域を現像剤付着量検知
手段により検出し続け、その出力P1と前記Pw出力の
差分が所定値の範囲に入るまで現像動作を継続する制御
手段を有することを特徴とする(3)項に記載の画像形
成装置。
【0011】(5) 2成分現像剤を用い、感光体上の
潜像を可視化する現像器と該現像器内のトナー/キャリ
ア混合比率を一定に保つためのトナー濃度センサと動作
毎に現像装置内のトナー/キャリア混合比率をモニタし
基準のセンサ出力に対し不足分が生じたときにトナー補
給を行うトナー補給器とを具備した画像形成装置で、且
つ、該画像形成装置が動作していない時間を計測する休
止時間計測手段が設けられている画像形成装置であっ
て、検出された休止時間(Ts)が所定時間以上になっ
た場合には、通常の画像形成動作に先立ち前記現像器を
駆動しトナー濃度センサ出力(L1)を検出し、休止前
の最終画像形成時のトナー濃度センサ出力(L0)と比
較する比較手段を有し、該比較手段によって現像剤状態
変化を検知し、休止後画像形成時のトナー補給量を制御
する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【0012】(6) 2成分現像剤を用い、感光体上の
潜像を可視化する現像器と該現像器内のトナー/キャリ
ア混合比率を一定に保つためのトナー濃度センサと動作
毎に現像装置内のトナー/キャリア混合比率をモニタし
基準のセンサ出力に対し不足分が生じたときにトナー補
給を行うトナー補給器とを具備した画像形成装置で、且
つ、該画像形成装置が動作していない時間を計測する休
止時間計測手段とが設けられている画像形成装置であっ
て、検出された休止時間(Ts)が所定時間以上になっ
た場合には、通常の画像形成動作に先立ち前記現像器を
駆動しトナー濃度センサ出力(L1)を検出し、休止前
の最終画像形成時のトナー濃度センサ出力(L0)と比
較する比較手段を有し、該比較手段によって現像剤状態
変化を検知し、L1とL0の出力差があらかじめ定めた
値以上乖離していた場合には、トナー濃度センサの出力
検出に引き続き、現像剤担持体および攪拌部材を回転駆
動させ、潜像担持体である感光体に潜像を形成させた
後、該潜像に対して、現像剤担持体に現像バイアスを印
加した状態で現像動作を所定時間実行する制御手段を設
けたことを特徴とする画像形成装置。
【0013】(7) 感光体上の潜像表面電位(Vs)
をL0−L1の値に応じて、少なくとも1つ以上の表面
電位レベルに形成し、現像剤担持体には作像時と同等の
現像バイアスを印加して、現像動作を所定時間実行させ
ることを特徴とする(6)項に記載の画像形成装置。
【0014】(8) 前記画像形成装置には湿度を検知
する湿度センサが設けられていて、現像剤状態変化を検
知する判断基準となる休止時間(Ts)は前記湿度セン
サによる湿度データにより補正されたものであることを
特徴とする(5)、(6)又は(7)項の何れか1項に
記載の画像形成装置。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に適用される画像形成装置
の実施の形態について、図1の概略構成図により説明す
る。
【0016】図1に示す画像形成装置1は、デジタル方
式による画像形成装置であって、画像読取り部A、画像
処理部B、画像形成部C、転写材搬送手段としての転写
材搬送部Dから構成されている。
【0017】画像読取り部Aの上部には原稿を自動搬送
する自動原稿送り手段が設けられていて、原稿載置台1
1上に載置された原稿は原稿搬送ローラ12によって1
枚宛分離搬送され読み取り位置13aにて画像の読み取
りが行われる。原稿読み取りが終了した原稿は原稿搬送
ローラ12によって原稿排紙皿14上に排出される。
【0018】一方、プラテンガラス13上に置かれた場
合の原稿の画像は走査光学系を構成する照明ランプ及び
第1ミラーから成る第1ミラーユニット15の速度vに
よる読み取り動作と、V字状に位置した第2ミラー及び
第3ミラーから成る第2ミラーユニット16の同方向へ
の速度v/2による移動によって読み取られる。
【0019】読み取られた画像は、投影レンズ17を通
してラインセンサである撮像素子CCDの受光面に結像
される。撮像素子CCD上に結像されたライン状の光学
像は順次電気信号(輝度信号)に光電変換されたのちA
/D変換を行い、画像処理部Bにおいて濃度変換、フィ
ルタ処理などの処理が施された後、画像データは一旦メ
モリに記憶される。
【0020】画像形成部Cでは、画像形成ユニットとし
て、像担持体であるドラム状の感光体21と、その外周
に、帯電手段である帯電器22、現像手段である現像器
23、転写手段である転写器24、分離手段である分離
器25、クリーニング手段26及び光除電手段としての
PCL(プレチャージランプ)27が各々動作順に配置
されている。感光体21は、光導電性化合物をドラム基
体上に塗布形成したもので、例えば有機感光体(OP
C)が好ましく使用され、図示の時計方向に駆動回転さ
れる。
【0021】回転する感光体21へは帯電器22による
一様帯電がなされた後、露光光学系30により画像処理
部Bのメモリから呼び出された画像信号に基づいた像露
光が行われる。書き込み手段である露光光学系30は図
示しないレーザーダイオードを発光光源とし、回転する
ポリゴンミラー31、fθレンズ34、シリンドリカル
レンズ35を経て反射ミラー32により光路が曲げられ
主走査がなされるもので、感光体21に対してAoの位
置において像露光が行われ、感光体21の回転(副走
査)によって潜像が形成される。本実施の形態の一例で
は文字部に対して露光を行い潜像を形成する。
【0022】感光体21上の潜像は現像器23によって
反転現像が行われ、感光体21の表面に可視像のトナー
像が形成される。転写材搬送部Dでは、画像形成ユニッ
トの下方に異なるサイズの転写材Pが収納された転写材
収納手段としての給紙ユニット41(A)、41
(B)、41(C)が設けられ、また側方には手差し給
紙を行う手差し給紙ユニット42が設けられていて、そ
れらの何れかから選択された転写材Pは案内ローラ43
によって搬送路40に沿って給紙され、給紙される転写
材の傾きと偏りの修正を行うレジストローラ対44によ
って転写材Pは一時停止を行ったのち再給紙が行われ、
搬送路40、転写前ローラ43a、給紙経路46及び進
入ガイド板47に案内され、感光体21上のトナー画像
が転写位置Boにおいて転写器24によって転写材Pに
転写され、次いで分離器25によって除電されて転写材
Pは感光体21面より分離し、搬送装置45により定着
器50に搬送される。
【0023】定着器50は定着ローラ51と加圧ローラ
52とを有しており、転写材Pを定着ローラ51と加圧
ローラ52との間を通過させることにより、加熱、加圧
によってトナーを熔着させる。トナー画像の定着を終え
た転写材Pは排紙トレイ64上に排出される。
【0024】以上は転写材の片側への画像形成を行う状
態を説明したものであるが、本実施の形態の画像形成装
置1は転写材の排出前に反転搬送を行い、転写材の裏面
への画像形成も行い両面転写も行えるようにしてある
が、この両面転写については本発明に直接関係がないの
で説明を省略する。
【0025】次に本発明の大きな特徴である画像形成装
置内の感光体周りの各構成部材の配置について、図1を
一部拡大した概略構成図である図2を用いて説明する。
【0026】感光体21に対して帯電器22、潜像書込
手段である像露光手段30、現像器23、転写器24分
離器25、現像剤付着量検知手段28、クリーナ26、
PCL27が配列され、現像器23にはトナー補給器2
3A、現像ローラ23B、トナー濃度センサ23C、現
像器駆動手段23D、層規制部材23L、トナー補給カ
ウンタ23M、攪拌スクリュー23Sが設けられてい
る。また、CPU100が設けられ、該CPU100に
はページカウンタ101、印字カウンタ102、タイマ
103、滞留時間の演算手段106、比較手段108及
び制御手段110が組み込まれている。また、画像形成
装置1内には湿度センサ121及び定着温度センサ12
3が設けられている。
【0027】以下に先ず請求項1及び2の実施の形態に
ついての詳細を上記図1、図2に加えて図5のアルゴリ
ズムフローに則って説明する。
【0028】補給トナーは現像器23内に滞留すること
で攪拌スクリュー23Sによる攪拌や層規制部材23L
通過時などに適度のストレスを受ける事で、キャリアと
の摩擦帯電を起こし所定の帯電量に帯電される。通常あ
る程度の印字率でトナーが消費されている場合はこの摩
擦帯電が適度に進んだ時点でトナーは現像器23内から
感光体21上に現像され消費されて行く。ところが、印
字率が極端に低い場合は補給されたトナーは長時間に渡
り現像器内に滞留することで、ストレスが過剰となりト
ナーにあらかじめ処理されていた、帯電量をコントロー
ルするための外添剤の付着状態が変化してしまう。この
外添剤の付着状態が変化してしまったトナーは帯電量が
適性値に対して低い状態となり、本来現像されてはなら
ない白地部にカブリとなって発生したり、文字など細線
部に付着した場合などは転写工程で散ってしまい文字品
質を著しく低下させる原因となる。
【0029】これは、図3の横軸にトナー帯電量をと
り、縦軸に総トナーの中に占めるトナーの割合をとった
グラフに示すように、理想的なAの分布カーブに対して
Bの分布カーブに示すような帯電量の絶対値が低くなっ
て0に近くなり、甚だしくは+の逆帯電になったトナー
の割合が増えてくることによる。
【0030】これを避けるためには、現像器23内にあ
るトナーは、画像品質を確保するために必要な帯電量の
絶対値を維持したAの分布カーブのようになっていなけ
ればならない。
【0031】本発明は補給トナーの帯電量を現像器23
内での平均停留時間の関数として考え、この滞留時間を
ページカウンタ101及び印字カウンタ102とトナー
補給カウンタ23Mにより算出し、現像器23内で所定
時間以上滞留してしまった場合、この劣化トナーを、非
画像部において強制的に現像してしまい、その後に新し
いトナーを補給することで現像器23内のトナーの帯電
量を一定範囲内に制御し、その結果としてプリントアウ
ト画像を常に一定の高品位に保つ事を可能にしたもので
ある。
【0032】また、制御の概要は現像器内のトナー滞留
時間を印字枚数をカウントするページカウンタ101と
印字数をカウントする印字カウンタ102とトナー補給
カウンタ23Mの測定値より予測し、トナーの平均滞留
時間が基準滞留時間より所定時間以上長くなった場合に
は非画像領域においてトナー消費のためのパターンを書
き込み、現像を実施し、その後消費した分のトナーを補
給することで現像剤中のトナーが保持している電荷量を
調整している。更に具体的には次のようにしている。
【0033】図5のSt1で、コピー動作終了時にその
コピー実施時のトナー消費量を予測するためにSt2で
トナー補給カウンタ23Mによる読み込みを実施し(補
給量Hn)、該トナー補給カウンタ23Mにより平均ト
ナー滞留時間計算を行う。平均トナー滞留時間の計算は
下記の式を用いて上記演算手段106にて実施する。
尚、ここでいう滞留時間は紙枚数換算値で表されたもの
である。
【0034】 Tn=(Tn-1+1)*(X−Sn)/X (n=1,2,3,… T0=0) ・・・式1 式1に示す各項は以下の通り定義される。
【0035】Tn :nコピー後、平均トナー滞留時間
(紙枚数換算値) Sn :nコピー時 トナー消費量(mg) Hn :nコピー時 トナー補給量(mg) トナー消費量Sn(mg)=トナー補給量Hn(mg) X :トナー総量(mg) 式1により計算された平均滞留時間に対し強制消費実行
の必要可否を、あらかじめ設定されていた平均滞留時間
上限値(Tu)との比較を実施することで、St3の強
制実行判定を行う。
【0036】 Tn≧Tu ・・・式2 になったとき、あらかじめ決められたトナー量(Sf)
をSt4で強制的に消費する。
【0037】ここで式2の条件に合致しなかった場合は
強制消費を実行せずに、St6で終了する。強制消費が
実行された場合には引き続きSt5で、消費された分の
トナーをトナー補給器23Aから現像器23内に補給
し、式1においてSnをSfに置き換えた上でSt2での
平均滞留時間計算を実施し、Tn<Tuの状態になるまで
ルーティンを繰り返す。ここに、 Tu:600(紙枚数換算値) Sf:2000(m
g)である。
【0038】また、本実施の形態においては、平均トナ
ー滞留時間を算出するにあたり、印字カウンタやページ
カウンタを用いたが、現像モータ摺動カウンタ、トナー
補給モータ駆動時間カウンタ等を用いることでも同様の
作用をうることが可能である。
【0039】次に請求項3及び4の実施の形態について
の詳細を図1,図2と共に図6のアルゴリズムフローを
用いて説明する。
【0040】トナー濃度センサ23Cを用いた通常のト
ナー補給制御はあらかじめ基準のキャリア/トナー混合
比率(以下、トナー濃度という)に設定された現像剤を
現像器23に投入し、該基準トナー濃度に対する基準出
力をCPU100内のメモリに設定する。以後、コピー
(プリント)動作が実行されトナーが消費され、トナー
濃度が低下すると消費されたトナーの量に応じてトナー
濃度センサ23Cの出力が低下する。ここであらかじめ
設定されていた基準出力と低下した出力の差分によりト
ナー補給器23Aからのトナー補給量が決定され現像器
23内のトナー濃度が常に一定となる様に制御されてい
る。
【0041】ところが2成分現像剤においては長時間攪
拌動作を受けずに静置状態にあった場合一旦キャリアと
の摩擦帯電によりトナーが保持した電荷が徐々に減衰し
ていく現象がある。トナーの保持している電荷量が小さ
くなると、現像剤中でのトナーとトナー間の斥力が減少
し、現像剤としての嵩密度が上がることとなる。トナー
濃度センサ23Cの検出原理に則るとこの時トナー濃度
センサ23Cの出力にはトナーの消費が無いのにもかか
わらず、あたかもトナー濃度が低下したかのような変化
が現れる。この変化を検知し、現像剤の変化に対し適切
な補正処置を施すことにより未処置の場合に発生が予測
される、白地かぶりや文字チリの問題を未然に防止する
ことが可能となる。
【0042】まず、図6のSt1で本画像形成装置1を
プリンタとして用いる場合はプリントリクエスト信号、
コピーとして用いる場合はユーザーコピー実行ボタンの
操作(本アルゴリズムフローはコピーでの動作に合わせ
て記載)により動作実行司令がCPU100に送られ
る。コピー実行司令を受けたCPU100は前回コピー
終了からの時間を計測する。この計測はCPU100に
内蔵されたタイマ103で行われる。また電源がOFF
されておりタイマ103が動作していなかった場合はコ
ピー動作を実行するために電源をONしたときの定着温
度を定着温度センサ123で測定した測定値をモニタし
ておくことにより、休止時間を予測することが可能であ
る。
【0043】St2で休止時間Tsがあらかじめ設定さ
れていた時間Trより長いかどうかが判定される。ここ
で休止時間Tsがあらかじめ設定されていた時間Trよ
り長かった場合は、St3で通常の画像形成動作に先立
ち感光体表面電位(Vs)と現像バイアスの直流成分
(Vdc)の関係が 白地部電位−Vdc≦Vs−Vdc≦0 の範囲となる潜像を前記感光体上にパッチ1として形成
し、該潜像部に対してのみSt4で現像バイアスをかけ
ると共に前記現像器駆動手段23Dを作動させパッチ1
の現像を行う。その後St5で現像剤付着量を現像剤付
着量検知手段28で検出し、St6で比較手段108に
より検出したパッチ1の出力P1及びパッチ1以外の感
光体表面出力Pwの比較を行い、該比較手段108によ
ってPwに対しP1の出力が所定値Ps以上トナー付着
方向の出力となることを検知した場合、即ち、Pw−P
1≧Psを検知した場合には、前述の図3のグラフに示
したように現像器23中のトナーの帯電量分布がAのカ
ーブからBのカーブに移りトナー帯電量の絶対値が低く
0に近く、甚だしくは+の逆帯電になるトナーが可成り
増えており、一方、図4に示す感光体上の表面電位と現
像されるべきトナー量との関係を示すグラフにおいて
も、定常状態の画像形成に好ましい分布のC曲線から長
時間休止後のD曲線のように白地にかぶりを起こすよう
な分布に変化している。これを避けるためにSt7で感
光体21の表面の全面にパッチ1の条件と同等の電位P
1′を与えた後、前記潜像に対し、St8で現像剤担持
体(現像ローラ)に現像バイアスを印加した状態で現像
動作をさせ、St9で現像剤付着量が現像剤付着量検知
手段28で検出され、St10でP1′に対しPwの出
力が所定値Ps以上トナー付着方向の出力となるかどう
かが比較されるように制御する制御手段110が設けら
れている。この制御手段110によって帯電量の絶対値
が低く0に近く、甚だしくは+の逆帯電になったような
トナーが排除されてゆくようにしてある。そして表面電
位が図4のDのカーブに示した状態であっても現像器2
3中のトナーの状態を図3のAのカーブの状態に回復し
ておけば白地かぶり等を起こすことが無いので本発明に
おいては、Aのカーブの維持回復を主眼に展開を行って
いるものである。
【0044】尚、St2で休止時間Tsが所定時間Tr
より短かった場合、又はSt6でPwがP1より小さか
った場合は、その時点でSt11のコピー実行動作に移
行する。
【0045】ここでPs又はTrはあらかじめ帯電量の
減衰が発生する出力又は時間を想定して設定されてい
る。これが請求項3の実施の形態であり、上記Pw−P
1の差分が所定範囲Psに入るまでSt7〜St10で
繰り返し続けて制御し、St11のコピー動作実行状態
に入るようにしたのが請求項4の実施の形態である。
【0046】次に請求項6及び7の実施の形態について
の詳細を図2と共に図7のアルゴリズムフローに則って
説明する。
【0047】トナー濃度センサ23Cを用いた通常のト
ナー補給制御はあらかじめ基準のキャリア/トナー混合
比率(以下、トナー濃度という)に設定された現像剤を
現像器23に投入し、該基準トナー濃度に対する基準出
力をCPU100内のメモリに設定する。以後、コピー
(プリント)動作が実行されトナーが消費され、トナー
濃度が低下すると消費されたトナーの量に応じてトナー
濃度センサ23Cの出力が低下する。ここであらかじめ
設定されていた基準出力と低下した出力の差分によりト
ナー補給器23Aからのトナー補給量が決定され現像器
23内のトナー濃度が常に一定となる様に制御されてい
る。
【0048】ところが、前述のように2成分現像剤にお
いては長時間攪拌動作を受けずに静置状態にあった場合
一旦キャリアとの摩擦帯電によりトナーが保持した電荷
が徐々に減衰していく現象がある。トナーの保持してい
る電荷量が小さくなると、現像剤中でのトナーとトナー
間の斥力が減少し、現像剤としての嵩密度が上がること
となる。トナー濃度センサ23Cの検出原理に則るとこ
の時トナー濃度センサ23Cの出力には長時間休止によ
る現像剤の変化が現れる。この変化を検知し、現像剤の
変化に対し適切な処置を施すことにより未処置の場合に
発生が予測される、白地かぶりや文字チリの問題を未然
に防止することが可能となる。
【0049】まず、本画像形成装置をプリンタとして用
いる場合はプリントリクエスト信号、コピーとして用い
る場合はユーザーコピー実行ボタンの操作(本アルゴリ
ズムフローはコピーでの動作に合わせて記載)により、
St1で動作実行司令がCPU100に送られる。St
3でコピー実行司令を受けたCPUは前回コピー終了か
らの時間を計測する。この計測はCPU100に内蔵さ
れたタイマ103で行われる。また電源がOFFされて
おりタイマ103が動作していなかった場合はコピー動
作を実行するために電源をONしたときの定着温度を定
着温度センサ123で測定した測定値をモニタしておく
ことにより、休止時間を予測することが可能である。こ
こで休止時間Tsがあらかじめ設定されていた時間Tr
より長かった場合は、St4であらかじめCPU100
内のメモリに記憶されていた休止前の最終コピー時のト
ナー濃度センサ出力(L0)を呼び出す。休止時間がT
rより短かった場合はその時点でSt13のコピー実行
動作に移行する。ここでTrはあらかじめ許容以上の帯
電量の減衰が発生する時間を想定して設定されている。
長時間休止と判定された場合はコピー実行動作に先立っ
て、St5で現像バイアスをかけると共に現像器駆動手
段23Dを動作させ通常のトナー濃度検知状態と同様の
動作状態を再現させた上で、St6で休止後のトナー濃
度センサ23Cの出力(L1)の読み込みを行う。この
読み込みを行いSt7でL0とL1の差分値dLを計算
する。本来L0とL1の間でトナー消費は行われておら
ず、現像器内でのトナー濃度分布の影響を排除できてい
る系であれば出力変化は発生しないはずである。よって
L0とL1の差分値dLは現像剤の休止による変化とし
て検出可能となる。即ち、L0−L1は帯電量の減衰分
を2次的に検出していることになる。よってSt8でL
0−L1の変化dLが、あらかじめ実験的に求めた画質
に対し影響を及ぼす変化分(ds)以上であった場合に
は、作像動作に先立ち現像器駆動手段23Dを駆動回転
し感光体21上の潜像に対しX秒の現像動作を実施す
る。この現像器23の駆動回転動作にともない現像器2
3内の攪拌スクリュー23Sも作動し、現像器23内の
長時間の休止により帯電量の低下してしまった現像剤に
作用し、キャリアとトナーの摩擦帯電を促進させる。そ
れと同時に均一帯電され、一定の表面電位を有した感光
体に対し現像動作を行うことによって、St10で潜像
形成を行い、St11で現像駆動とバイアスをONさ
せ、St12で画像上でカブリとして検出される恐れの
ある、前述したような帯電量の絶対値が低くなったトナ
ーをあらかじめ現像器内から排除してしまうことが可能
となり、実際の画像形成時には良好な画質が得られるこ
ととなる。これは、前述の図3及び図4のグラフで説明
した理由に基づいている。また、図7のアルゴリズムフ
ローに示す通りL0−L1の値によって、St9でこの
時の表面電位を潜像形成テーブルと対応させて、現像剤
の変化状態に応じた値とする事でより確実かつ効率的に
このトナーを排除することが可能となる。
【0050】L0−L1がdsより小さかった場合に、
この現像剤変化量は画質に対する影響は無いと判断し、
St3からSt13に進み、直ちにコピー実行動作に移
行する。
【0051】次に請求項5及び8の実施の形態について
の詳細を図2の概略構成図及び図8及び図9のアルゴリ
ズムフローに則って説明する。
【0052】即ち、前述のトナー濃度の検出原理に則る
と、現像剤の嵩密度が上がることは即ち現像剤中のトナ
ー濃度が低下した事を意味する。かくして同一のトナー
濃度でありながら、長時間の休止によって、トナー濃度
が低下してしまった様に検知されてしまうこととなる。
この状態において、休止後のトナーは前述の通り帯電量
が低い状態にあり、カブリ、細線のチリなどの問題が発
生し易い状態にある。この状態において、前述の通りト
ナー濃度センサによりトナー濃度が低いと誤検知され、
過剰のトナー補給を受けた場合には、キャリア/トナー
の接触確率が低くなることで益々帯電量が下がり、カブ
リや細線のチリの問題が顕在化してしまう。
【0053】請求項5、8の発明は、この問題を解決す
るために図8及び図9のアルゴリズムフローに示す制御
を実施し休止後のトナー補給量を制御することで、一定
の良好な画質を提供するものである。
【0054】まず、St1でコピー実行の司令を受けた
CPU100は前回コピー終了時からの時間を計測す
る。そのとき図8のアルゴリズムフローに示したものの
他に、湿度により減衰状態が違うこともあるので、これ
は請求項8の実施の形態である図9のアルゴリズムフロ
ーのSt2及びSt61に示すように湿度に応じた補正
値LHを上記計測値に加えた時間設定が必要となる。
尚、図9はSt2及びSt61があることで図8と異な
る。St3で長時間休止と判定された場合はコピー実行
動作に先立って、St5でプレ回転動作を実行して現像
器を駆動させ通常のトナー濃度検知状態と同様の動作状
態を再現させた上で、St6の休止後のトナー濃度セン
サ出力(L1)読み込みを行う。この読み込みを行いS
t7でL0とL1の差分値dLを計算する。本来L0と
L1の間でトナー消費は行われておらず、現像器23内
でのトナー濃度分布の影響を排除できている系であれば
出力変化は発生しないはずである。よってSt4で呼び
出されたL0とL1の差分値dLは現像剤の休止による
変化として検出可能となる。尚、L1に湿度の補正値L
Hを加えたときは図9のアルゴリズムのように出力の差
分値はdL′になる。即ち、L0−L1又はL0−L1
+LHは帯電量の減衰分を2次的に検出していることに
なる。よってSt8でL0−L1の変化(差分値)dL
又はL0−L1−LHの変化(差分値)dL′が、あら
かじめ実験的に求めた画質に対し影響を及ぼす変化分
(ds)以上であった場合には、St9のトナー補給量
制御を実施する。これが請求項5及び8の実施の形態で
ある。
【0055】尚、St3でTs<Trであるか、St8
でL0−L1=dLがdsより小さかった場合に、St
10でこの現像剤変化量は画質に対する影響は無いと判
断し、トナー補給制御を行わず、即ち、St11のコピ
ー実行動作に移行する。以下に、トナー補給量制御の一
例を示す。
【0056】通常、トナー補給量は基準センサ出力Lr
に対するトナー濃度センサ出力Loutとの差分Lr−
Loutを用い、 トナー補給量Mt=St×(Lr−Lout) ・・・式3 St:基準電圧とセンサ出力の単位差分あたりに補給さ
れるトナー量 の式で与えられる。また演算式を用いずに出力差分範囲
に対し補給量をCPU内にあらかじめ設定されているテ
ーブルを参照し、補給量を決定する場合もある。
【0057】ここで休止後のトナー補給量制御を実施す
る場合、様々な方法が考えられるが、その一例として、 休止後のトナー補給量 Mts=St×((Lr−f(L0−L1、ns)) −Lout) ・・・式4 ns:休止後からのコピー枚数 Lr′:Lr−f(L0−L1、ns) ・・・式5 f(L0−L1、ns):(L0−L1)×(1−1/α×ns) ・・・式6 α:実験より求められる係数、本発明検討時には100
が最適値となった。
【0058】但し、f(L0−L1)≧0でありf(L
0−L1)=0で制御は終了。各式の意味するところを
図10のグラフにて説明する。
【0059】図10は横軸にトナー消費量が一定のコピ
ーを実行した時のコピー枚数、トナー濃度センサ出力の
関係を模式的に表したものである。連続プリント中は図
10中の○プロットの様に安定した推移でLr−Lou
tによってトナー補給量は決定される。ところが休止が
入ると休止前に同一トナー濃度でありながら、トナー濃
度センサ出力がL0からL1(●プロット)に低下す
る。この差分値がL0−L1でありトナー濃度に依存し
ないで低下した現像剤帯電量変化分である。従って、休
止後のトナー濃度変化は休止前の基準センサ出力に対し
L0−L1相当分低い出力レベルとの比較により決定さ
れることが正しい。即ち Lr′=(Lr−(L0−L1)) ・・・式7 となり、式7は式5、6においてns=0を表してい
る。またns及びαは連続コピー動作による攪拌動作で
トナーが現像器中でキャリアとの摩擦帯電を受け、本来
の帯電量に回復する挙動を示す係数である。
【0060】従って連続コピー動作によるコピー枚数が
増えると本発明による制御量は小さくなってゆく。
【0061】また、請求項8の実施の形態は、請求項5
〜7の実施の形態において、図7のSt2に示すように
湿度センサ121を設けて検知された湿度値より休止時
間Tsを補正しておくことにより、コピー動作実行の判
断基準をより正確にしたものである。このTsの補正
は、図8、図9の各アルゴリズムフローにおいても、図
7同様に適用可能である。
【0062】
【発明の効果】現像剤が長時間静置された場合や、現像
枚数に較べて印字数が極度に低いときのように一部の現
像剤の滞留時間が長くなった場合による帯電量の変化
を、途中にトナー消費の入らない休止前後のトナー濃度
センサの出力差を監視することにより検出し、現像剤変
化が大きいと検出された場合においては、画像形成動作
に先だって、長時間休止により帯電量の減衰したトナー
を選択的にかつ確実に現像器内より排除しておくことに
より実際に出力される画像を、常に白地かぶりや文字チ
リのない良好な品質に維持することが可能となった。
【0063】排除の手段として、現像駆動を動作させる
ことにより、現像器内の攪拌スクリューや現像剤担持体
を回転駆動させ現像剤中のトナーとキャリアの摩擦帯電
を促進させるとともに、回復し得ないトナーは白地電位
領域でバイアスをかけ現像して排除する手段を用いるこ
とにより、簡単確実に操作できる画像形成装置が提供で
きるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される画像形成装置の概略構成図
である。
【図2】図1の一部を拡大した概略構成図である。
【図3】現像器中のトナー帯電量に対するトナーの分布
を示すグラフである。
【図4】感光体上の表面電位と現像されるべきトナー量
の関係を示すグラフである。
【図5】本発明の一例のアルゴリズムフローである。
【図6】本発明の一例のアルゴリズムフローである。
【図7】本発明の一例のアルゴリズムフローである。
【図8】本発明の一例のアルゴリズムフローである。
【図9】本発明の一例のアルゴリズムフローである。
【図10】長時間休止後のトナー濃度出力変化状況を示
すグラフである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 21 感光体 22 帯電器 23 現像器 23A トナー補給器 23B 現像剤担持体としての現像ローラ 23C トナー濃度センサ 23D 現像器駆動手段 23M トナー補給カウンタ 23S 攪拌スクリュー 28 現像剤付着量検知手段 100 CPU 101 ページカウンタ 102 印字カウンタ 103 タイマ 106 演算手段 108 比較手段 121 湿度センサ 123 定着温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA02 DA04 DA14 DA39 DA40 DA45 DA50 DD08 DE07 EA04 EA05 EA06 EC03 EC09 ED10 EF01 EG02 2H077 AB02 AD06 AD13 AD35 AE06 DA02 DA10 DA24 DA78 DB01 DB08 DB25 EA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー補給器から補給されたトナーをキ
    ャリアと共に攪拌することによりトナーに電荷付与を行
    う機構を持った現像器から感光体上に形成された潜像に
    対し前記トナーを供給して現像を行う画像形成装置にお
    いて、印字したページ枚数をカウントするページカウン
    タと各ページにおける印字ドット数をカウントする印字
    カウンタと両カウンタからのカウント値によりトナーが
    補給されてから現像器内に滞留する滞留時間を演算する
    演算手段とを有し、前記滞留時間が所定時間以上になっ
    た場合に、現像器内のトナーに付与される帯電量を所定
    範囲内に保つために作動する帯電量制御手段を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記帯電量制御手段は、前記演算手段に
    よって演算して検出された補給トナーの現像器内滞留時
    間があらかじめ決められた所定時間(Tl)以上になっ
    た場合に、本来転写紙上に転写される画像領域外に対し
    て前記現像器内に長時間滞留したトナーを所定量強制的
    に消費するための潜像を形成し、該潜像に対し所定量の
    強制現像を行った後そこで消費されたトナーに見合う新
    トナーを新たにトナー補給器から補給し、現像器内で攪
    拌することによって帯電量を所定範囲に回復させる帯電
    量制御がなされる手段であることを特徴とする請求項1
    に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも、像担持体である感光体と、
    該感光体に形成された潜像を現像剤により顕像化する現
    像器と、前記感光体上に現像されたトナー像の現像剤付
    着量を検知する現像剤付着量検知手段と、前記感光体上
    の非画像領域において現像剤付着量検出用のパッチを形
    成するパッチ形成手段と、画像形成装置が動作していな
    い休止時間を計測する休止時間計測手段とを有する画像
    形成装置において、検出された前記休止時間(Ts)が
    所定時間Tr以上になった場合には、通常の画像形成動
    作に先立ち感光体表面電位(Vs)と現像バイアスの直
    流成分(Vdc)の関係が 白地部電位−Vdc≦Vs−Vdc≦0 の範囲となる潜像を前記感光体上に形成し、該潜像部に
    対してのみ前記現像器の駆動手段を作動させると共に現
    像剤担持体に現像バイアスを印加しパッチ1を形成させ
    るパッチ1形成手段と、その後で前記現像剤付着量検知
    手段により検出されたパッチ1の出力P1及びパッチ1
    以外の感光体表面出力Pwの比較を行う比較手段とを有
    し、該比較手段によってPwに対しP1の出力が所定値
    Ps以上トナー付着方向の出力となることを検知した場
    合には、感光体表面にパッチ1の条件と同等の電位を与
    えた後、前記潜像に対し、現像剤担持体に現像バイアス
    を印加した状態で現像動作をさせるように制御する制御
    手段が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 現像剤担持体および攪拌部材を回転駆動
    させ、更に、感光体表面にパッチ1の条件と同等の電位
    出力P1′を与えた後潜像を形成し、該潜像に対し前記
    現像剤担持体に現像バイアスを印加した状態で現像動作
    をするとともに、該現像領域を現像剤付着量検知手段に
    より検出し続け、その出力P1と前記Pw出力の差分が
    所定値の範囲に入るまで現像動作を継続する制御手段を
    有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 2成分現像剤を用い、感光体上の潜像を
    可視化する現像器と該現像器内のトナー/キャリア混合
    比率を一定に保つためのトナー濃度センサと動作毎に現
    像装置内のトナー/キャリア混合比率をモニタし基準の
    センサ出力に対し不足分が生じたときにトナー補給を行
    うトナー補給器とを具備した画像形成装置で、且つ、該
    画像形成装置が動作していない時間を計測する休止時間
    計測手段が設けられている画像形成装置であって、検出
    された休止時間(Ts)が所定時間以上になった場合に
    は、通常の画像形成動作に先立ち前記現像器を駆動しト
    ナー濃度センサ出力(L1)を検出し、休止前の最終画
    像形成時のトナー濃度センサ出力(L0)と比較する比
    較手段を有し、該比較手段によって現像剤状態変化を検
    知し、休止後画像形成時のトナー補給量を制御する制御
    手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 2成分現像剤を用い、感光体上の潜像を
    可視化する現像器と該現像器内のトナー/キャリア混合
    比率を一定に保つためのトナー濃度センサと動作毎に現
    像装置内のトナー/キャリア混合比率をモニタし基準の
    センサ出力に対し不足分が生じたときにトナー補給を行
    うトナー補給器とを具備した画像形成装置で、且つ、該
    画像形成装置が動作していない時間を計測する休止時間
    計測手段とが設けられている画像形成装置であって、検
    出された休止時間(Ts)が所定時間以上になった場合
    には、通常の画像形成動作に先立ち前記現像器を駆動し
    トナー濃度センサ出力(L1)を検出し、休止前の最終
    画像形成時のトナー濃度センサ出力(L0)と比較する
    比較手段を有し、該比較手段によって現像剤状態変化を
    検知し、L1とL0の出力差があらかじめ定めた値以上
    乖離していた場合には、トナー濃度センサの出力検出に
    引き続き、現像剤担持体および攪拌部材を回転駆動さ
    せ、潜像担持体である感光体に潜像を形成させた後、該
    潜像に対して、現像剤担持体に現像バイアスを印加した
    状態で現像動作を所定時間実行する制御手段を設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 感光体上の潜像表面電位(Vs)をL0
    −L1の値に応じて、少なくとも1つ以上の表面電位レ
    ベルに形成し、現像剤担持体には作像時と同等の現像バ
    イアスを印加して、現像動作を所定時間実行させること
    を特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記画像形成装置には湿度を検知する湿
    度センサが設けられていて、現像剤状態変化を検知する
    判断基準となる休止時間(Ts)は前記湿度センサによ
    る湿度データにより補正されたものであることを特徴と
    する請求項5、6又は7の何れか1項に記載の画像形成
    装置。
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