JP2014224968A - 画像形成装置 - Google Patents

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直幸 尾崎
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秀彰 金谷
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亮太 木寺
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翔 関口
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Abstract

【課題】地汚れ量検出用画像を潜像担持体から転写される無端移動体の表面上で、潜像担持体上の地汚れ量を従来よりも正確に検出することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】感光体1と、帯電装置2と、感光体1に潜像を書き込む露光装置と、感光体1上の潜像を現像する現像装置4と、中間転写ベルト15に感光体1上のトナー像を転写する転写ユニット30と、中間転写ベルト15上のトナーの付着量を検出する反射型光センサ150と、を備え、感光体1上の地汚れの程度を検出する地汚れ量検出モードとして、感光体1の表面に形成した白紙画像を中間転写ベルト15に転写し、反射型光センサ150でトナーの付着量を検出する制御を行うプリンタ100において、地汚れ量検出モードでは、感光体1から中間転写ベルト15への転写条件を通常の画像形成時よりも転写率が高まるように設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、FAX、印刷機等に用いられる電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置では、潜像担持体上に形成された静電潜像を、トナーを含む現像剤を用いる現像手段によって可視像処理し、可視像とされた潜像担持体上のトナー像を転写紙等の記録媒体に転写して画像形成物を得る行程が採用されている。
この画像形成装置では、現像手段が潜像担持体上にトナー像を形成する際、静電潜像におけるトナーが付着すべきではない地肌部にトナーが付着する地汚れが生じることがある。地汚れトナーは静電潜像に応じた画像形成に寄与しないため、地汚れが悪化するとトナーの歩留まりが悪化する。また、地汚れトナーが記録媒体に転写されると、画像品質の低下に繋がる。このため、地汚れが悪化する状態となった場合は、地汚れを軽減する制御を行うことが求められるが、地汚れの状態を検出する構成が必要である。
特許文献1には、潜像担持体のトナー付着量を検出する反射型のセンサを備え、このセンサを用いて地汚れの状態を検出する構成が記載されている。
また、特許文献2には、四つの潜像担持体上のトナー像を中間転写体上に重ねて転写し、中間転写体上のトナー像を記録媒体に二次転写する構成で、中間転写体の表面上で地汚れの状態を検出する構成が記載されている。特許文献2では、地汚れを検出する対象の潜像担持体上に地汚れ量検出用画像としての白紙画像を形成し、この白紙画像を中間転写体に転写して、センサでトナー付着量を検出することで潜像担持体上の地汚れの状態を検出している。
潜像担持体を複数備える構成で、特許文献1のように潜像担持体上で地汚れの状態を検出しようとすると、複数の潜像担持体のそれぞれに対してセンサを配置する必要がある。一方、特許文献2のように中間転写体上で潜像担持体上の地汚れを検出する構成では、複数の潜像担持体のそれぞれに対してセンサを配置する構成に比べて、コストの削減を図ることができる。
しかしながら、潜像担持体上の地汚れトナーは弱帯電、逆帯電トナーであることが多く、潜像担持体から中間転写体に転写されにくく、中間転写体上では地汚れトナーの量を正確に検出することが出来ないという問題があった。
このような問題は、中間転写体上で地汚れを検出する構成に限らず、転写搬送ベルト等の表面が無端移動する無端移動体に潜像担持体上の地汚れ量検出用画像を転写して、潜像担持体上の地汚れ量を検出する構成であれば生じ得る問題である。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、地汚れ量検出用画像を潜像担持体から転写される無端移動体の表面上で、潜像担持体上の地汚れ量を従来よりも正確に検出することができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体表面を帯電させる帯電手段と、該潜像担持体に潜像を書き込む潜像書込手段と、トナーによって該潜像担持体上の潜像を現像して該潜像担持体上にトナー像を形成する現像手段と、表面を無端移動させる無端移動体あるいはこれの表面に保持される記録部材に該潜像担持体上のトナー像を転写する転写手段と、該無端移動体表面上のトナーの付着量を検出するトナー付着量検出手段と、を備え、該潜像担持体の表面の非画像部にトナーが付着する地汚れの程度を検出する地汚れ量検出モードとして、該潜像担持体上の表面に形成した地汚れ量検出用画像を該転写手段によって該無端移動体に転写し、該トナー付着量検出手段によって該地汚れ検出用画像のトナーの付着量を検出する制御を行う画像形成装置において、上記地汚れ量検出モードでは、上記転写手段での転写条件を通常の画像形成時よりも転写率を高めるように設定することを特徴とするものである。
本発明によれば、地汚れ量検出モードでの転写率を高めることで、通常の画像形成時の転写条件では無端移動体に転写されない地汚れトナーをも転写することができ、潜像担持体上の地汚れ量を従来よりも正確に検出することができるという優れた効果がある。
実施形態に係るプリンタの概略構成図。 ブラック用プロセスカートリッジの拡大説明図。 反射型光センサの概略構成図。 地汚れ量検出モードのフローチャート。 中間転写ベルトと感光体との線速差と、一次転写率との関係を示すグラフ。 中間転写ベルトと感光体との線速差と、逆転写率との関係を示すグラフ。 地肌ポテンシャルと地汚れとの関係の一例を示すグラフ。 初期の状態と、経時の状態との地肌ポテンシャルと地汚れとの関係を示すグラフ。 地汚れ量検出モードにおける経過時間と、センサの検出値との関係を示すグラフ。 一次転写ニップの当接圧を変更する当接圧変更機構の説明図。 環境による地汚れの差を示したグラフ。 変形例における地汚れ検出モードのフローチャート。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタ100という)の一実施形態について説明する。
まず、プリンタ100の基本的な構成について説明する。図1は、プリンタ100の概略構成図である。図1に示すように、プリンタ100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を形成するための四つのプロセスカートリッジ10(Y,M,C,K)を備えている。これらは、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。
四つのプロセスカートリッジ10(Y,M,C,K)の鉛直方向下方には、無端移動体たる中間転写ベルト15を備えた転写手段たる転写ユニット30が配設されている。中間転写ベルト15は、テンションローラ23と、駆動兼二次転写対向ローラ21とによって張架されており、駆動兼二次転写対向ローラ21の延長方向に取り付けられた不図示の駆動モータによって図中矢印C方向に無端移動する。転写ユニット30は、中間転写ベルト15の他に、四つの一次転写ローラ5(Y,M,C,K)、ベルトクリーニング装置33などを備えている。この転写ユニット30は、プリンタ100本体に対して着脱可能に構成されており、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
転写ユニット30の鉛直方向下方には、記録媒体たる転写紙Pを重ねて収容する給紙カセット200が配置されている。
ここで、Kトナー像を形成するためのブラック用プロセスカートリッジ10Kを例にしてプロセスカートリッジ10の構成について説明する。図2は、ブラック用プロセスカートリッジ10Kの概略説明図である。図2に示すように、ブラック用プロセスカートリッジ10Kは、潜像担持体たるドラム状の感光体1K、帯電装置2K、現像装置4K、転写残トナー除去手段たるドラムクリーニング装置6Kなどを備えている。ブラック用プロセスカートリッジ10Kは、プリンタ100本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
図2は、ブラック用プロセスカートリッジ10Kの概略説明図であり、図2中の各部材を示す符号には、使用するトナーがブラックであることを示す「K」が付されている。上述したように、四つのプロセスカートリッジ10(Y,M,C,K)は、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、以下、Y,M,C,Kという使用するトナーの色を示す添字を適宜省略して説明する。
帯電手段たる帯電装置2は、感光体1表面に接触させて連れ回り回転する帯電ローラの芯金に高電圧を印加し、感光体1の表面を一様に帯電する接触方式の帯電装置である。
帯電手段としては、チャージワイヤーに高電圧を印加することにより放電するコロトロン、スコロトロン方式、この他に帯電ブラシ、帯電シート、針電極などを使用することができる。これらは、感光体1に対して非接触で感光体1の表面を帯電できるため、クリーニング性の影響を受けにくいというメリットはある。しかし、放電に伴って生成されるオゾンやNOx等の放電生成物の発生量が帯電ロール方式に比較し格段に大きいため、感光体1の耐久性の面で課題がある。
プロセスカートリッジ10における現像装置4の上方にはトナー収容器7が配置されている。トナー収容器7には、新規トナーを貯留しているトナー貯留部71と、トナー貯留部71の上方に配置され、廃トナーを収容する廃トナー収容部72とを備えている。トナー貯留部71内には、図示しない駆動手段によって回転駆動される貯留部内アジテータ71aが設けられている。さらに、トナー貯留部71内には、スクリュあるいはコイルなどからなり、現像装置4とトナー貯留部71との連結部としての不図示の供給口に向かってトナー貯留部71内の新規トナーを搬送する貯留部内搬送部材71bが設けられている。貯留部内搬送部材71bは、不図示の駆動手段により回転駆動される。貯留部内アジテータ71aは、トナー貯留部71内の新規トナーの流動性を保つために画像形成時等の現像装置4が駆動しているときには常に回転駆動させ、トナー貯留部内の新規トナーを常に攪拌しておくことが好ましい。
現像装置4は、一成分現像装置であり、トナー担持体たる現像ローラ41と、現像ローラ41に当接し、現像ローラ41にトナーを供給するトナー供給部材たるトナー供給ローラ42とを備えている。また、現像装置4内には、トナー供給口から供給されたトナー貯留部71の新規トナーを現像装置4内の軸方向全域に移送するためのスクリュなどで構成されたトナー輸送部材44と、装置内のトナーを攪拌する現像装置内アジテータ43とを備えている。さらに、現像装置4内には、現像ローラ41の表面に先端を当接させ、現像ローラ41に担持されたトナー層を薄層化する薄層化ブレード45を備える。
トナー供給ローラ42は、現像ローラ41に当接し、現像ローラ41と共回り回転、または、現像ローラ41の進行方向と逆方向(カウンター方向)に回転して、トナー供給ローラ42に付着したトナーを現像ローラ41へ供給している。トナー供給ローラ42は、表面には空孔(セル)を有した構造の発泡材料が被覆されており、現像装置4内のトナーを効率よく付着させて取り込むと共に、現像ローラ41との当接部での圧力集中によるトナー劣化を防止している。トナー供給ローラ42には、電圧印加手段たる不図示の電源からトナーの正規帯電極性(負極性)の電圧が印加されている。この電圧は、現像ローラ41に印加されている電圧(負極性電圧)よりも低い負極性電圧、すなわち、現像ローラ41に印加されている電圧よりも絶対値が大きい負極性電圧である。これにより、トナー供給ローラ42と現像ローラ41との当接部では、電界が形成される。
現像装置4内のトナーは、現像装置内アジテータ43によって攪拌されながら摩擦帯電が促され、正規帯電極性(負極性)に帯電する。このため、トナー供給ローラ42に保持され当接部へ搬送されたトナーは、トナー供給ローラ42と現像ローラ41との当接部での電界の影響によりトナー供給ローラ42から現像ローラ41へ向かって移動し、現像ローラ41に静電的に付着する。現像ローラ41に付着したトナーは、現像ローラ41の回転に伴って現像ローラ41と薄層化ブレード45との当接位置を通過する際に、現像ローラ41表面上での層厚が規制される。そして、層厚規制後のトナーは、現像ローラ41と感光体1との当接部である現像領域において、感光体1表面の静電潜像に付着する。この付着により、静電潜像がトナー像に現像される。
現像装置4(Y,M,C,K)によってそれぞれ現像された各感光体1(Y,M,C,K)上の各色トナー像は、中間転写体たる中間転写ベルト15上に互いに重なり合うように一次転写される。各一次転写ローラ5(Y,M,C,K)は各感光体1(Y,M,C,K)と中間転写ベルトを挟んで対向して配置され、転写バイアスが印加される。中間転写ベルト15に転写されず各感光体1(Y,M,C,K)に残った転写残トナーは、各ドラムクリーニング装置6(Y,M,C,K)のクリーニングブレード61(Y,M,C,K)により感光体1(Y,M,C,K)の表面から除去される。
このような構成において、画像形成がネガポジ方式(露光部電位の絶対値を未露光部電位の絶対値よりも低くしトナーを付着させる)で行われる場合、各帯電装置2(Y,M,C,K)によって各感光体1(Y,M,C,K)の表面が一様に負極性に帯電される。次に、感光体1(Y,M,C,K)の鉛直方向上方に配置された潜像形成手段としての図示しない露光装置から、各感光体1(Y,M,C,K)に対して画像情報に応じた露光光3(Y,M,C,K)が照射される。これにより、各感光体1(Y,M,C,K)上にそれぞれの色ごとの静電潜像が形成される。
この露光装置としては、レーザーダイオードを用いたレーザービームスキャナなどを用いることができる。次に、各現像装置4(Y,M,C,K)の現像ローラ41(Y,M,C,K)に、図示しない電源から負極性で、感光体1(Y,M,C,K)上の非露光部電位よりも絶対値の大きい現像バイアスを印加する。これにより、その現像ローラ41(Y,M,C,K)上に担持されたトナーを感光体1(Y,M,C,K)上の静電潜像に移動させる。この移動によって、静電潜像にトナーが付着し、感光体1(Y,M,C,K)上に静電潜像に対応したトナー像が形成される。
現像装置4(Y,M,C,K)によってそれぞれ現像された各感光体1(Y,M,C,K)上の各色トナー像は、中間転写体たる中間転写ベルト15上に互いに重なり合うように一次転写される。中間転写ベルト15に転写されず各感光体1(Y,M,C,K)に残った転写残トナーは、各ドラムクリーニング装置6(Y,M,C,K)のクリーニングブレード61(Y,M,C,K)上により感光体表面から除去される。
一方、給紙カセット200から給紙ローラ201で給送された転写紙Pは、搬送ガイド203によってガイドされながら搬送ローラ対204で搬送され、レジストローラ対202が設けられている一時停止位置に送られる。転写紙Pは、レジストローラ対202により所定のタイミングで中間転写ベルト15の駆動兼二次転写対向ローラ21に巻き付いた部分と二次転写ローラ22との間の二次転写部に供給される。そして、二次転写ローラ22に図示しない電源により所定の二次転写バイアスを印加させることで中間転写ベルト15上に形成されたカラー画像が、転写紙P上に二次転写され、転写紙P上にカラー画像が形成される。このカラー画像が形成された転写紙Pは、定着ユニット26でトナー像が定着された後、排紙ローラ対27によって排紙トレイ28上に排出される。
一方、二次転写後の中間転写ベルト15に残った転写残トナーは、ベルトクリーニング装置33によって除去される。ベルトクリーニング装置33で除去された転写残トナーは、廃トナーとして、不図示の搬送手段により、ベルトクリーニング装置33から、イエロー用トナー収容器7Y内のイエロー用廃トナー収容部72Yへ搬送される。
また、プリンタ100は、中間転写ベルト15を感光体1(Y,M,C)に対して接離させる接離手段たる不図示の接離機構を有している。プリンタ100では、モノクロ画像を形成する場合には、中間転写ベルト15をY,C,M用の感光体1(Y,C,M)から離間する。そして、四つのプロセスカートリッジ10(Y,C,M,K)のうち、ブラック用プロセスカートリッジ10Kだけを駆動して、モノクロ画像を形成する。これにより、モノクロ画像形成時にY,C,M用のプロセスカートリッジ10(Y,C,M)を無駄に駆動させることによるカラー用のプロセスカートリッジ10(Y,C,M)の消耗を回避することができる。
図1に示すように、プリンタ100は、ブラック用プロセスカートリッジ10Kに対して中間転写ベルト15の表面移動方向下流側に、中間転写ベルト15表面に付着したトナーの付着量を検知する反射型光センサ150が設けられている。プリンタ100では、反射型光センサ150を用いて地汚れ量を検出する。
図3は、反射型光センサ150の概略構成図である。
反射型光センサ150は、発光素子(LED)151と、正反射光を受光するフォトトランジスタからなる正反射光受光素子152と、拡散光を受光するフォトトランジスタからなる拡散光受光素子153とから構成される。正反射光受光素子152は、発光素子151と鉛直面に対して対称に配置されている。正反射光受光素子152の前にはアパーチャー154が設けられており、拡散光の進入を極力排除する構造となっている。拡散光受光素子153は、発光素子151を挟んで正反射光受光素子152の反対側に配置されている。
このような反射型光センサ150を用いることで、中間転写ベルト15のトナー付着量を検知することができる。具体的には、中間転写ベルト15表面は、滑らかであるため鏡面のように振る舞い、発光素子151から発射された光の反射光は正反射成分が支配的となる。一方、中間転写ベルト15上のトナー付着部は表面が粗いため、正反射成分よりも拡散反射成分が支配的である。従って、中間転写ベルト15に当たって反射してくる光の正反射成分と拡散反射成分の比を測定することにより、トナー付着部とトナー付着のない転写ベルト地肌部(地肌露出部)との割合を検出することにことが出来、トナー付着量を推定することができる。
主に、正反射光受光素子152は、K色トナーのトナー付着量検知と、カラートナー(Y,M,C色トナー)の低トナー付着量検知とに用いる。一方、拡散光受光素子153は、カラートナー(Y,M,C色トナー)の高トナー付着量検知に用いる。
地汚れが少ない白紙画像を反射型光センサ150で検知したときは、中間転写ベルト15にほとんどトナーが付着していないので、正反射光受光素子152の出力値は、ほぼ最大であり、拡散光受光素子153の出力値は、ほぼ最小である。一方、地汚れが悪化した白紙画像を反射型光センサ150で検知したときは、中間転写ベルト15に多くのトナー(弱帯電トナー)が付着しているので、正反射光受光素子152の出力値が低下し、拡散光受光素子153の出力値が増加する。
このような地汚れが少ない場合と、悪化した場合とで反射型光センサ150の出力結果に相違があることにより、反射型光センサ150を用いた地汚れの程度の検出を行うことができる。
プリンタ100では、現像装置4内のトナー残量が、所定値未満となったら、貯留部内搬送部材71bによりトナー貯留部71の新規トナーを現像装置4に供給している。このため、トナー供給後の現像装置4内には、供給された新規トナーと、現像に用いられずに長期にわたり現像装置4内に残留している古いトナーとが混在する。古いトナーは、長期にわたり攪拌などによるストレスを受け、トナーに外添させている帯電性を調整するための帯電制御剤などの外添剤が離脱したり粒子中に埋没したりして、劣化している。このような、劣化した古いトナーは、摩擦により帯電しにくい。一方、現像装置内に供給された新規トナーは、劣化しておらず摩擦帯電しやすい。
このように劣化して負極性に帯電しにくくなった古いトナーと負極性に帯電しやすい新規トナーとが摺擦すると、荷電分離により、劣化した古いトナーの電子が、新規トナーへ移動する。そして、新規トナーの負極性の帯電量が増加し、劣化した古いトナーの帯電量が減少したり、正極性に帯電したりする。その結果、現像装置4内に劣化した古いトナーが残留した状態で新規トナーを供給すると、現像装置4内のトナー帯電分布が、ブロードになり、かつ、帯電量が大きいところと、0付近のところの二つのピークを持つような分布となる。そして、新規トナー供給後に、弱帯電の劣化した古いトナーが、現像に用いられると、感光体1のトナーを載せたくない部分(非潜像部分)に付着し、画像上の地肌部分にトナーが点状に付着してしまい地汚れが発生する。
このため、従来では、トナー貯留部71の新規トナーを現像装置4に供給するのに先立って、現像装置4内の残留する古いトナーを感光体1へ吐き出す吐き出し処理を行っていた。
現像装置4内に残留している古いトナーの劣化が軽微な場合は、古いトナーも十分に負極性に帯電しやすい性質を持っているため、古いトナーと新規トナーとが摺擦しても、荷電分離が起き難い。そのため、現像装置4内に残留している古いトナーの劣化が軽微な場合は、新規トナーを追加しても、現像装置内のトナー帯電分布を、所定の帯電量付近をピークにもつシャープな分布を維持することができる。よって、現像装置4内に残留している古いトナーの劣化が軽微な場合、新規トナー供給後の画像も地汚れがなく、良好な画像を維持することができる。
このため、本実施形態のプリンタ100では、特許文献2に記載の構成と同様に、現像装置4内のトナー残量が、所定値未満となったら、画像の地汚れ量を検知する制御を行う。そして、地汚れ量が所定値以上の場合は、吐き出し処理を実行してから、新規トナーの供給を行い、地汚れが所定値未満のときは、吐き出し処理を実行せずに、新規トナーの供給を行っている。
このように、現像装置4内に残留する古いトナーの劣化が軽微で、地汚れがほとんど生じていない場合は、吐き出し処理を行わないように制御することで、無駄なトナー消費を抑えることができる。また、現像装置4内に残留する古いトナーの劣化が進行している場合は、吐き出し処理を実行することで新規トナー供給後に地汚れが悪化することを防止できる。
次に、本発明の特徴部である、地汚れ量検出モードの制御について説明する。
図4は、地汚れの程度を検出する地汚れ量検出モードのフローチャートである。本実施形態のプリンタ100では、上述した吐き出し処理を実行するか否かの判断をするときのタイミング以外にも、所定のタイミングにより地汚れ検出モードを実行する。
例えば、現像装置4の使用時間が予め設定された所定時間(A)以上なら(S1のYES)地汚れトナー量検知を行う。
地汚れ量検出モードが開始される(S2)と、地汚れ量を検出する対象のプロセスカートリッジ10の感光体1上に地汚れ量検出用画像としての白紙画像が形成され、この白紙画像が中間転写ベルト15に転写される。
プロセスカートリッジ10の帯電装置2で、感光体1表面を一様帯電させ、露光装置による露光を行わず、現像ローラ41に所定の現像バイアスを印加することで、白紙画像が形成される。
現像装置4内のトナーが十分に帯電している場合は、現像領域で、トナーが感光体1側へ移動することがほとんどなく、地汚れがほとんど発生しない。
一方、現像装置4内のトナーが劣化していると、トナーの帯電量が少なくなる。トナーの帯電量が少ないと、現像ローラ41の表面と感光体1の非露光部との間の電界により現像ローラ41上のトナーに働く現像ローラ41側へ拘束させる力が弱くなる。そして、劣化した弱帯電トナーが、感光体1の非露光部へ付着してしまう。その結果、白紙画像の地汚れが悪化する。
感光体1の表面上の地汚れトナーは弱帯電、逆帯電トナーであることが多く、感光体1から中間転写ベルト15に転写されにくい。これに対して、本実施形態のプリンタ100では、中間転写ベルト15と感光体1との線速差を通常の画像形成時よりも大きくしている。線速差を大きくした状態で白紙画像を中間転写ベルト15に転写することによって機械的な力が加わり、弱帯電トナーも転写しやすくなる。
この白紙画像を上述した反射型光センサ150で検知し、不図示の制御部は、この反射型光センサ150の検知結果に基づいて地汚れ量を検出する。
本実施形態のプリンタ100では、地汚れ量検出用画像である白紙画像を検出したときの拡散光受光素子153の出力値Vspが閾値(B)を超えているか否かを不図示の制御部が判別する。拡散光受光素子153の出力値Vspが閾値を超えている場合(S3のYES)は、地汚れ量が所定値を超えていると判断し、地肌ポテンシャルの制御を実行する(S4)。ここで、地肌ポテンシャルとは、現像ローラ41の表面と感光体1の非露光部との間の電位差であり、『「感光体1の非露光部の表面電位」−「現像バイアス」』の絶対値である。
現像装置4の使用時間として予め設定された所定値(A)は、現像装置4を交換後の最初の所定値(A)は、新規トナーに劣化が生じ得るようなある程度長い時間が設定されている。そして、現像装置4を交換した後、使用時間が所定値(A)に達し、最初の地汚れ量検出モードを実施した後は、所定値(A)をより短い時間に変更して、定期的に地汚れ量検出モードを実施するように制御する。
図5は、中間転写ベルト15と感光体1との線速差と、一次転写率との関係を示すグラフであり、図6は、中間転写ベルト15と感光体1との線速差と、逆転写率との関係を示すグラフである。
図5及び図6のグラフにおいて、横軸は中間転写ベルト15と感光体1との線速差の割合[%]を表しており、縦軸は一次転写率[%]または逆転写率[%]を表している。中間転写ベルト15と感光体1の線速差の割合は、「(感光体線速−中間転写ベルト線速)/感光体線速」×100[%]である。また、図5及び図6に示すグラフでは、定電流制御の一次転写部での電流値T1として、15[μA]、20[μA]、25[μA]、35[μA]及び40[μA]の五つの値を設定したときのプロットを描いている。
図5及び図6に示すグラフから分かるように、一次転写率は線速差の割合が「−1.0[%]」、絶対値が1.0[%]よりも大きな線速差では一次転写の電流値T1によらず転写率が大きくなる。逆転写率は、線速差の割合が「−0.4[%]」と比較して「−0.8[%]」は逆転写率が低い。ただし、「−0.8[%]」よりも線速差の割合を大きくしても逆転写率は変わらない。すなわち「−1.0[%]」(絶対値が1.0[%])の状態以上の線速差に設定することで必要な転写性を得ることが出来る。
プリンタ100では、通常の画像形成動作時の中間転写ベルト15と感光体1との線速差の割合を、「−0.2[%]」(絶対値が0.2[%])に設定している。通常の画像形成時に中間転写ベルト15と感光体1との線速が等速であると虫食い画像等の画像不良が生じるがある程度の線速差を持たせることで、虫食い画像等の画像不良の発生を抑制できる。しかし、この線速差の割合の絶対値が1.0[%]を超えると、虫食いが悪化することがある。また、線速差の割合の絶対値が1.0[%]を超えると、感光体1と中間転写ベルト15とに対する摺動負荷が増大し部材寿命の低下に繋がる。このため、通常の画像形成時には線速差の割合の絶対値が1.0[%]を超える設定は好ましくない。
一方、地汚れ量検出モードでは、転写率を高くし、地汚れ量をより正確に検出することが出来れば、画像不良が生じていても問題はない。また、地汚れ量検出モードを実行するのは通常の画像形成動作に比べて十分に短い時間であるため、摺動負荷が増大する設定であってもあまり問題とはならない。
プリンタ100は、地汚れ量検出モードでは、線速差の割合が通常の画像形成時よりも大きくなるように転写条件を設定し、転写ユニット30による感光体1から中間転写ベルト15への転写率を高め、より正確に地汚れ量を検出することができる。
通常の画像形成時に中間転写体である中間転写ベルト15と感光体1とに線速差をつけて転写率を向上させる構成は、特開2002−351177号公報等に記載されている。しかし、線速差を大きくつけた状態では中間転写ベルト15と感光体1とのの消耗が激しい。プリンタ100では、地汚れ量検出モードのときのみ線速差を大きくすることで、中間転写ベルト15と感光体1との消耗を抑えつつ感光体1上の地汚れトナーを中間転写ベルト15に効率的に転写させている。
図7は、地肌ポテンシャルと地汚れとの関係の一例を示すグラフである。図7に示すように、地肌ポテンシャルを高くすると地汚れが改善する傾向がある。
図8は、新規トナーを使用し始めた初期の状態と、新規トナーを使用開始後ある程度の時間が経過した経時の状態との地肌ポテンシャルと地汚れとの関係を示すグラフである。地汚れΔIDが基準値の「0.01」になるのは、初期では地肌ポテンシャルが120[V]であるのに対して、経時では180[V]であり、経時で地汚れが悪化していることがわかる。
図7及び図8に示すように、地肌ポテンシャルを高くすることで地汚れが改善する傾向があるが、地肌ポテンシャルが高くなると細線の再現性が低下する傾向がある。また、プリンタ100は一成分の現像方式であるが、本発明の特徴部である地汚れ量検出モードの制御は二成分の現像方式の画像形成装置にも適用可能である。そして、二成分現像方式の場合は、地肌ポテンシャルが高くなると、現像ローラ上に担持されたキャリアが感光体表面に付着するというキャリア付着が悪化する傾向がある。このため、地肌ポテンシャルを高くすることで地汚れの改善を行うときには、地肌ポテンシャルを高くすることによるデメリットと、地肌汚れの改善効果とのバランスを考慮して、地肌ポテンシャルの値を変更することが望ましい。
地肌ポテンシャルは、現像ローラ41の表面と一様帯電されて未露光の感光体1表面との電位差で決まるため、現像バイアスまたは帯電電位を調整することで地肌ポテンシャルの値を変更することができる。プリンタ100では、地肌ポテンシャルを高くするときには、現像バイアスの値はそのままにしておいて、帯電電位を上げることによって地肌ポテンシャルを高くする、という制御を行っている。
中間転写ベルト15と感光体1とには線速差があるため、中間転写ベルト15が一時的に引っ張られたり、それが戻ったりという振動が生じ、中間転写ベルト15上に転写された画像には「バンディング」と呼ばれる周期的な濃度ムラが生じる。画像形成時のように線速差が小さい場合は、画像に対するバンディングの影響はほとんど無いが、本実施形態の地汚れ量検出モードのように線速差を大きくすると、バンディングによって地汚れの検出値にムラが生じる。
図9は、地汚れ量検出モードにおける経過時間(横軸)と、反射型光センサ150の検出値(縦軸)との関係を示すグラフである。図9中の斜線部の境界を形成する線が経過時間に対する検出値を示している。
図9に示すように、検出値はバンディングの影響により経時で波状に変動する。このため、プリンタ100では、一定以上の長さの白紙画像の地汚れ量を検出し、積分することで算出される値に基づいて地汚れ量の推定値を算出する。これにより、中間転写ベルト15と感光体1との線速差を大きくしたときに発生が懸念されるバンディングの影響を減らし、検出精度を向上することが出来る。
一定以上の長さの白紙画像としては、例えば、感光体1の一周分以上の長さとすることができる。
また、一定量の長さの白紙画像としては、トナー担持体である現像ローラ41の一周分以上の長さとしてもよい。そして、上記同様に、一定以上の長さの白紙画像の地汚れ量を検出し、積分することで算出される値に基づいて地汚れ量の推定値を算出する。
潜像担持体である感光体1の一周分では、地汚れ量検出モードを実行する時間が長くなる。これに対して、感光体1よりも径が小さい現像ローラ41の一周分とすることで、地汚れ量検出モードの時間の短縮を図ることができる。また、現像ローラムラの影響を無くすための現像ローラ41一周分の検出範囲を確保することもできる。
プリンタ100では、地汚れ量検出モードでの中間転写ベルト15と感光体1との線速差が通常の画像形成時よりも大きくなるように設定し、転写率を高めている。地汚れ量検出モードでの一次転写部での転写率を高める構成としては、線速差を大きくする構成に限らない。例えば、中間転写ベルト15と感光体1との当接圧を通常の画像形成時よりも大きくすることで転写率を高くしても良い。
図10は、感光体1と一次転写ローラ5とによって形成される一次転写ニップの当接圧を変更する当接圧変更機構の一例を示す説明図である。
一次転写ローラ5は、中間転写ベルト15の内周面に接触し、中間転写ベルト15を介して感光体1に当接する構成となっている。一次転写ローラ5の長手方向両端には、第一軸受け111と第二軸受け121とがそれぞれ取り付けられている。そして、第一軸受け111を介して一次転写ローラ5に加圧力を付与する加圧手段としての第一加圧機構110は、第一加圧バネ112、第一カム受け部材113及び第一偏心カム114から構成されている。また、第二軸受け121を介して一次転写ローラ5に加圧力を付与する加圧手段としての第二加圧機構120は、第二加圧バネ122、第二カム受け部材123及び第二偏心カム124から構成されている。
図10に示す当接圧変更機構では、第一偏心カム114及び第二偏心カム124を回転させることにより、感光体1と一次転写ローラ5とによって形成される一次転写ニップにかかる圧力を変更できる。地汚れ量検出モードの時に圧力を大きくし、メカ的な力を大きくすることによって感光体1上の地汚れトナーの転写率を向上させることができる。
一次転写ニップの当接圧を大きくすると、感光体1、中間転写ベルト15及び一次転写ローラ5の機械的な負荷が増大し、通常の画像形成時のように長時間その状態を維持すると部材寿命の低下に繋がり、好ましくない。一方、地汚れ量検出モードを実行するのは通常の画像形成動作に比べて十分に短い時間であるため、機械的な負荷が増大する設定であってもあまり問題とはならない。
このように機械的な力を大きくすることによって潜像担持体たる感光体1上の地汚れトナーの転写率が向上し、無端移動体たる中間転写ベルト15上において正確な地汚れ量を検出できる。
また、線速差や一次転写ニップでの当接圧を大きくする構成では、機械的な力を大きくすることによって転写率の向上を図っているため、静電的な力によっては転写率が向上し難い地汚れトナーの転写率の向上を図ることができる。
地汚れ量検出モードでの一次転写部での転写率を高める構成としては、転写ユニット30が一次転写ローラ5に印加する転写バイアスとして、通常の画像形成時と同極性のバイアスに加え、逆極性のバイアスも印加するように設定してもよい。地汚れトナーは逆帯電トナーの割合が多いため、通常の画像形成時と逆極性の転写バイアスを印加することで、通常印刷時では転写できないトナーも転写することができる。これにより、より効果的に地汚れを検出することができる。
地汚れ量検出モードとしては、簡易地汚れ量検出モードと、詳細地汚れ量検出モードとの二種のモードを設けても良い。ここで、簡易地汚れ量検出モードとは、転写ユニット30が一次転写ローラ5に印加する転写バイアスとして通常の画像形成時と同極性のバイアスのみを印加して地汚れ検出するモードである。一方、詳細地汚れ量検出モードとは、転写ユニット30が一次転写ローラ5に印加する転写バイアスとして通常の画像形成時と同極性のバイアスに加え、逆極性のバイアスも印加して地汚れ検出するモードである。このような詳細地汚れ量検出モードでは、逆帯電トナーに起因する地汚れトナーも検出することができる。
さらに、簡易地汚れ量検出モードと、詳細地汚れ量検出モードとの二種のモードを備える構成では、高温高湿環境や一定時間以上放置された場合のみに、詳細地汚れ検出モードを実行することが望ましい。詳細地汚れ量検出モードは時間がかかるため、地汚れ量が多いと思われるときのみ実行することで、地汚れ量検出モードに要する時間の短縮を図ることができる。また、地汚れ量が多いと思われるときには詳細地汚れ量検出モードを実行することで、適切な地汚れの検出を行うことができる。
プリンタ100で所定のタイミングとして現像装置4の使用時間が予め設定された所定時間(A)以上という現像手段たる現像装置4の使用条件によって地汚れ量検出モードを実行するかどうかを判断する構成である。地汚れ量検出モードを実行するタイミングとしてはこれに限るものではない。
地汚れ量検出モードを最初に実行するタイミングをプリンタ100の着荷時としてもよい。着荷時に地汚れ量検出モードを実行することで、プリンタ100の装置の個体差に起因する地汚れ量の差を補正することができる。
地汚れ量検出モードを実行するタイミングとしては、一つの印刷ジョブの最後の書き込み動作後とするように設定してもよい。これにより、地汚れ量検出モードを実行することに起因して印刷時のお待たせ時間が長くなることを防止できる。
地汚れ量検出モードを最初に実行するタイミングをプロセスコントロールの実行前としてもよい。印刷ジョブの最後の書き込み動作後とすると、それ以前の印刷ジョブ(地汚れの発生しやすい高温高湿環境放置後の最初のジョブなど)に対して地汚れ検出結果を反映できない。これに対して、プロセスコントロールの前に実行することで、地汚れ量検出モードの結果をプロセスコントロールの結果に反映できる。
また、地汚れ量検出モードを実行するタイミングとしては、環境が変化したときに、実行するように制御してもよい。
図11は、環境による地汚れの差を示したグラフであり、高温高湿環境(HH:27[℃]、80[%])と、常温常湿環境(MM:23[℃]、50[%])との地肌ポテンシャルと地汚れとの関係を示すグラフである。地汚れΔIDが基準値の「0.01」になるのは、常温常湿環境(MM)では地肌ポテンシャルが120[V]であるのに対して、高温高湿環境(HH)では200[V]であり、高温高湿環境(HH)では地汚れが悪化していることがわかる。このように、図11から環境条件によって地汚れが変化していることがわかる。
地汚れ量検出モードを実行している間は二次転写ローラ22を中間転写ベルト15から離間することが望ましい。これにより、地汚れ量検出モードの実行によって二次転写ローラ22が汚れることを防止できる。
反射型光センサ150としては、中間転写ベルト15の幅方向(図1中の紙面に直交する方向)に複数個配置する構成としてもよい。一例としては、反射型光センサ150を図1中の手前側、中央部、奥側の三箇所に配置することによって、手前側、中央部、奥側のように幅方向で地汚れの程度に差があってもそれぞれについて地汚れ量を検出できる。
地汚れ量検出モードとしては、地肌ポテンシャル(「未露光の感光体1の表面電位」−「現像バイアス」の絶対値)の値をふって地汚れ検出用画像である白紙画像を二つ以上形成し、それぞれの白紙画像について地汚れ量を検出するようにしても良い。
図7に示すように、地肌ポテンシャルを変更することで地汚れ量は変わるため、地肌ポテンシャルの値をふって複数の条件での地汚れ量を検出することにより、最適な地肌ポテンシャルを求めることができる。
プリンタ100では、無端移動体として中間転写ベルト15に地汚れ検出用画像を転写する構成について説明したが、潜像担持体から地汚れ検出用画像を転写される無端移動体としては中間転写ベルト15に限るものではない。例えば、特許文献2の図9に記載された構成のように、無端移動体として記録媒体としての転写紙を表面に担持し、潜像担持体との対向部で転写紙にトナー像を転写させる転写搬送ベルトを備える構成にも適用可能である。この構成の場合は、潜像担持体上に形成した地汚れ検出用画像を転写搬送ベルト上に転写し、地汚れ量の検出を行う。
また、プリンタ100は、複数の潜像担持体が一つの無端移動体と対向するカラータンデムの構成である。このようなカラータンデムの構成であれば、複数配置された潜像担持体上ではなく、一つの無端移動体上で地汚れ量を検出するため、各潜像担持体に反射型光センサ150等の検出手段を設ける必要がなく、低コスト化を図ることができる。
また、地汚れ量検出モードを実行した後に、色ずれ補正動作を実行する制御を行っても良い。
地汚れ検出モード時に感光体1と中間転写ベルト15との線速差を変えた後、通常の画像形成時の線速差に戻したときに色ずれが生じるおそれがある。これに対して、地汚れ量検出モードを実行した後に、色ずれ補正動作を実行することにより、線速差を変化させたことに起因して生じる可能性のある色ずれを補正することができる。
〔変形例〕
次に、地汚れ量検出モードの変形例について説明する。
図12は、変形例における地汚れ検出モードのフローチャートである。変形例においても図4に示す実施形態と同様に、所定のタイミングにより地汚れ検出モードを実行する。
現像装置4の使用時間が予め設定された所定時間(A)以上の場合、または、環境変動が生じた場合は(S21のYES)、地汚れトナー量検知を行う。
地汚れ量検出モードが開始される(S22)と、地汚れ量を検出する対象のプロセスカートリッジ10の感光体1上に地汚れ量検出用画像としての白紙画像が形成され、この白紙画像が中間転写ベルト15に転写される。
具体的には、プロセスカートリッジ10の帯電装置2で、感光体1表面を一様帯電させ、露光装置による露光を行わず、現像ローラ41に所定の現像バイアスを印加することで、白紙画像が形成される。さらに、現像バイアスの値を五点以上振ることで、地肌ポテンシャルの値を五点以上振った五つ以上の白紙画像を形成する(S22)。地肌ポテンシャルの値を五点以上振ることで、二点振るものよりも地汚れの検出精度の向上を図ることができる。
現像装置4内のトナーが十分に帯電している場合は、現像領域で、トナーが感光体1側へ移動することがほとんどなく、地汚れがほとんど発生しない。
一方、現像装置4内のトナーが劣化していると、トナーの帯電量が少なくなる。トナーの帯電量が少ないと、現像ローラ41の表面と感光体1の非露光部との間の電界により現像ローラ41上のトナーに働く現像ローラ41側へ拘束させる力が弱くなる。そして、劣化した弱帯電トナーが、感光体1の非露光部へ付着してしまう。その結果、白紙画像の地汚れが悪化する。
感光体1の表面上の地汚れトナーは弱帯電、逆帯電トナーであることが多く、感光体1から中間転写ベルト15に転写されにくい。これに対して、本変形例では、中間転写ベルト15と感光体1との線速差を通常の画像形成時よりも大きくしている。線速差を大きくした状態で白紙画像を中間転写ベルト15に転写することによって機械的な力が加わり、弱帯電トナーも転写しやすくなる。
この白紙画像を上述した実施形態と同様の反射型光センサ150(図1参照)で検知し、不図示の制御部は、この反射型光センサ150の検知結果に基づいて地汚れ量を検出する。
本変形例では、地汚れ検知画像である白紙画像を検知したときに、拡散光受光素子153の出力値Vspが閾値(B)を超えてなかった白紙画像を作像したときの地肌ポテンシャルを、通常の画像形成時の地肌ポテンシャルに設定する(S23)。
また、プリンタ100では、地汚れ量を色毎に検出し、色毎のステーションにおいて地肌ポテンシャルを制御する。地汚れには色差があるが、色毎のステーションにおいて地肌ポテンシャルを制御することで、それぞれの色毎に適した地肌ポテンシャルに設定できる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
潜像を担持する感光体1等の潜像担持体と、潜像担持体表面を帯電させる帯電装置2等の帯電手段と、潜像担持体に潜像を書き込む露光装置等の潜像書込手段と、トナーによって潜像担持体上の潜像を現像して潜像担持体上にトナー像を形成する現像装置4等の現像手段と、表面を無端移動させる中間転写ベルト15等の無端移動体あるいはこれの表面に保持される転写紙等の記録部材に潜像担持体上のトナー像を転写する転写ユニット30等の転写手段と、無端移動体表面上のトナーの付着量を検出する反射型光センサ150等のトナー付着量検出手段と、を備え、潜像担持体の表面の非画像部にトナーが付着する地汚れの程度を検出する地汚れ量検出モードとして、潜像担持体上の表面に形成した白紙画像等の地汚れ量検出用画像を転写手段によって無端移動体に転写し、トナー付着量検出手段によって地汚れ検出用画像のトナーの付着量を検出する制御を行うプリンタ100等の画像形成装置において、地汚れ量検出モードでは、転写手段での転写条件を通常の画像形成時よりも転写率を高めるように設定する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、地汚れ量検出モードの転写時には、転写率を高める設定が通常の画像形成時では画像品質の低下や部材寿命の低下に繋がる設定であっても、適用することが可能となる。詳しくは、地汚れ量検出モードでは、地汚れの状態を検出することができれば画質を考慮する必要が無いため、画像品質が低下するような転写条件であっても設定することが可能である。また、地汚れ量検出モードで転写を行うのは通常の画像形成時と比べて短時間であるため、長時間継続すると部材寿命の低下に繋がり得る転写条件であっても設定することが可能である。そして、地汚れ量検出モードで転写率を高めることで、通常の画像形成時の転写条件では無端移動体に転写されない地汚れトナーをも転写することができ、地汚れ量を従来よりも正確に検出することができる。
(態様B)
態様Aにおいて、地汚れ量検出モードでは、感光体1等の潜像担持体と中間転写ベルト15等の無端移動体との線速差が通常の画像形成時よりも大きくなるように制御する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、線速差を大きくすることで、転写率を高めることができる。詳しくは、地汚れトナーは弱帯電、逆帯電トナーであることが多く、静電的な力だけでは潜像担持体から無端移動体に転写されにくいが、無端移動体と潜像担持体に線速差を付けると、静電的な力に加えトナー層に機械的な力が加わるため、地汚れトナーの転写率が向上する。また、線速差を大きくすると、潜像担持体と無端移動体とが擦れているので、部材の耐久性の問題で厳しくなるため、通常の画像形成時には適用できない線速差となることがある。しかし、このような線速差であっても、短時間に実行する地汚れ量検出モードの間だけであれば、適用して、転写率の向上を図ることができる。
(態様C)
態様Bにおいて、地汚れ量検出モードでの線速差は、感光体1等の潜像担持体の線速に対して1[%]以上である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、潜像担持体上の地汚れトナーの転写率が向上し、中間転写ベルト15等の無端移動体において正確な地汚れ量を検出することができる。
(態様D)
態様A乃至Cにおいて、地汚れ量検出モードでは、感光体1等の潜像担持体と中間転写ベルト15等の無端移動体との接触圧が通常の画像形成時よりも大きくなるように制御する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、機械的な力を大きくすることによって潜像担持体上の地汚れトナーの転写率が向上し、無端移動体上において、より正確な字汚れ量の検出ができる。
(態様E)
態様A乃至Dの何れかの態様において、地汚れ量検出モードを最初に実行するのが装置の着荷時である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、プリンタ100等の画像形成装置の個体差に起因する地汚れ量の差を補正することができる。
(態様F)
態様A乃至Dの何れかの態様において、現像装置4等の現像手段の使用時間等の使用条件によって、地汚れ量検出モードを実行するかどうかを判断する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、現像手段が備える現像剤の経時劣化等の地汚れが悪化する条件を満たすまでは地汚れ検出モードを実行しないように制御できるため、余分なトナーの消費を抑えることが出来る。
(態様G)
態様A乃至Fの何れかの態様において、高温高湿環境等の環境条件によって、地汚れ量検出モードを実行するかどうかを判断する。
これによれば、上記変形例について説明したように、環境条件が地汚れが悪化する条件に変化したときに地汚れ検出モードを実行することで、地汚れを検出すべきタイミングで地汚れの悪化を検出することができる。また、高温高湿環境等の地汚れが悪化する条件を満たすまでは地汚れ検出モードを実行しないように制御できるため、余分なトナーの消費を抑えることが出来る。
(態様H)
態様A乃至Gの何れかの態様において、印刷ジョブの最後の書き込み動作後に、地汚れ量検出モードを実行する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、地汚れ量検出モードを実行することに起因して印刷時のお待たせ時間が長くなることを防止できる。
(態様I)
態様A乃至Hの何れかの態様において、プロセスコントロールの実行前に、地汚れ量検出モードを実行する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、地汚れ量検出モードの結果をプロセスコントロールの結果に反映できる。
(態様J)
態様A乃至Iの何れかの態様において、白色画像等の地汚れ量検出用画像は、無端移動する感光体1等の潜像担持体の一周分以上の長さを有する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、潜像担持体の一周分等の一定以上の長さの地汚れ検出用画像を形成し、その検出結果を積分することにより、中間転写ベルト15等の無端移動体と潜像担持体との線速差をつけたときに発生が懸念されるバンディングの影響を減らし、検出精度を向上することが出来る。
(態様K)
態様A乃至Iの何れかの態様において、感光体1等の潜像担持体との対向部である現像領域で潜像担持体にトナーを供給する現像ローラ41等のトナー担持体を現像装置4等の現像手段が備え、白色画像等の地汚れ量検出用画像は、無端移動するトナー担持体の一周分以上の長さを有する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、潜像担持体一周分を検出するよりも地汚れ量検出モードの時間の短縮を図ることができる。さらに、トナー担持体の一周ごとに生じる付着量のムラの影響を無くするためのトナー担持体一周分の検出範囲を確保することができる。
(態様L)
態様A乃至Kの何れかの態様において、地汚れ量検出モードでは、地肌ポテンシャルの値が異なる複数の白色画像等の地汚れ量検出用画像を形成する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、地肌ポテンシャルを変更することで地汚れ量は変わるため、地肌ポテンシャルの値をふって複数の点の地汚れ量を検出することにより、最適な地肌ポテンシャルを求めることができる。
(態様M)
態様Lにおいて、地肌ポテンシャルの値が異なる複数の白色画像等の地汚れ量検出用画像として、五つ以上の地汚れ量検出用画像を形成する。
これによれば、上記変形例について説明したように、地汚れの検出精度の向上を図ることができる。
(態様N)
態様A乃至Mの何れかの態様において、地汚れ量検出モードでは、転写ユニット30等の転写手段は転写バイアスとして通常の画像形成時と同極性のバイアスに加え、逆極性のバイアスも印加する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、地汚れトナーは逆帯電トナーの割合が多いため、通常の画像形成時と逆極性の転写バイアスを印加することで、通常印刷時では転写できないトナーも転写することができる。これにより、より効果的に地汚れを検出することができる。
(態様O)
態様A乃至Nの何れかの態様において、地汚れ量検出モードとして、転写ユニット30等の転写手段が転写バイアスとして通常の画像形成時と同極性のバイアスのみを印加して地汚れ検出する簡易地汚れ量検出モードと、転写手段が転写バイアスとして通常の画像形成時と同極性のバイアスに加え、逆極性のバイアスも印加して地汚れ検出する詳細地汚れ量検出モードと、を有する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、詳細地汚れ量検出モードでは、逆帯電トナーに起因する地汚れトナーも検出することができる。
(態様P)
態様Oにおいて、高温高湿環境や一定時間以上放置された場合のみに、詳細地汚れ検出モードを実行する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、地汚れ量が多いと思われるときのみ実行することで、地汚れ量検出モードに要する時間の短縮を図ることができる。
(態様Q)
態様A乃至Pの何れかの態様において、白色画像等の地汚れ検出用画像のトナーの付着量の検出結果に基づいて、地肌ポテンシャルの値を制御する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、地汚れが多くなっても地肌ポテンシャルを大きくすることで、地汚れ量を減らすことができる。
(態様R)
態様A乃至Qの何れかの態様において、上記地汚れ量検出モードを実行した後に、色ずれ補正動作を実行する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、地汚れ検出モード時に感光体1等の潜像担持体と中間転写ベルト15等の無端移動体との線速差を変えた後、通常の画像形成時の線速差に戻したことにより生じる可能性のある色ずれを補正することができる。
1 感光体
2 帯電装置
3 露光光
4 現像装置
5 一次転写ローラ
6 ドラムクリーニング装置
7Y イエロー用トナー収容器
7 トナー収容器
10 プロセスカートリッジ
10K ブラック用プロセスカートリッジ
15 中間転写ベルト
21 駆動兼二次転写対向ローラ
22 二次転写ローラ
23 テンションローラ
26 定着ユニット
27 排紙ローラ対
28 排紙トレイ
30 転写ユニット
33 ベルトクリーニング装置
41 現像ローラ
42 トナー供給ローラ
43 現像装置内アジテータ
44 トナー輸送部材
45 薄層化ブレード
61 クリーニングブレード
71 トナー貯留部
71a 貯留部内アジテータ
71b 貯留部内搬送部材
72 廃トナー収容部
72Y イエロー用廃トナー収容部
100 プリンタ
110 第一加圧機構
112 第一加圧バネ
113 第一カム受け部材
114 第一偏心カム
120 第二加圧機構
122 第二加圧バネ
123 第二カム受け部材
124 第二偏心カム
150 反射型光センサ
151 発光素子
152 正反射光受光素子
153 拡散光受光素子
154 アパーチャー
200 給紙カセット
201 給紙ローラ
202 レジストローラ対
203 搬送ガイド
204 搬送ローラ対
P 転写紙
特開2004−226798号公報 特開2011−164334号公報

Claims (18)

  1. 潜像を担持する潜像担持体と、
    該潜像担持体表面を帯電させる帯電手段と、
    該潜像担持体に潜像を書き込む潜像書込手段と、
    トナーによって該潜像担持体上の潜像を現像して該潜像担持体上にトナー像を形成する現像手段と、
    表面を無端移動させる無端移動体あるいはこれの表面に保持される記録部材に該潜像担持体上のトナー像を転写する転写手段と、
    該無端移動体表面上のトナーの付着量を検出するトナー付着量検出手段と、を備え、
    該潜像担持体の表面の非画像部にトナーが付着する地汚れの程度を検出する地汚れ量検出モードとして、該潜像担持体上の表面に形成した地汚れ量検出用画像を該転写手段によって該無端移動体に転写し、該トナー付着量検出手段によって該地汚れ検出用画像のトナーの付着量を検出する制御を行う画像形成装置において、
    上記地汚れ量検出モードでは、上記転写手段での転写条件を通常の画像形成時よりも転写率を高めるように設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記地汚れ量検出モードでは、上記潜像担持体と上記無端移動体との線速差が通常の画像形成時よりも大きくなるように制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、
    上記地汚れ量検出モードでの上記線速差は、上記潜像担持体の線速に対して1[%]以上であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の画像形成装置において、
    上記地汚れ量検出モードでは、上記潜像担持体と上記無端移動体との接触圧が通常の画像形成時よりも大きくなるように制御することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の画像形成装置において、
    上記地汚れ量検出モードを最初に実行するのが装置の着荷時であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の画像形成装置において、
    上記現像手段の使用条件によって、上記地汚れ量検出モードを実行するかどうかを判断することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の画像形成装置において、
    環境条件によって、上記地汚れ量検出モードを実行するかどうかを判断することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の画像形成装置において、
    印刷ジョブの最後の書き込み動作後に、上記地汚れ量検出モードを実行することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の画像形成装置において、
    プロセスコントロールの実行前に、上記地汚れ量検出モードを実行することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載の画像形成装置において、
    上記地汚れ量検出用画像は、無端移動する上記潜像担持体の一周分以上の長さを有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1乃至9の何れかに記載の画像形成装置において、
    上記潜像担持体との対向部である現像領域で該潜像担持体にトナーを供給するトナー担持体を上記現像手段が備え、
    上記地汚れ量検出用画像は、無端移動する該トナー担持体の一周分以上の長さを有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1乃至11の何れかに記載の画像形成装置において、
    上記地汚れ量検出モードでは、地肌ポテンシャルの値が異なる複数の上記地汚れ量検出用画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項12の画像形成装置において、
    地肌ポテンシャルの値が異なる複数の上記地汚れ量検出用画像として、五つ以上の地汚れ量検出用画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1乃至13の何れかに記載の画像形成装置において、
    上記地汚れ量検出モードでは、上記転写手段は転写バイアスとして通常の画像形成時と同極性のバイアスに加え、逆極性のバイアスも印加することを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項1乃至14の何れかに記載の画像形成装置において、
    上記地汚れ量検出モードとして、上記転写手段が転写バイアスとして通常の画像形成時と同極性のバイアスのみを印加して地汚れ検出する簡易地汚れ量検出モードと、
    該転写手段が転写バイアスとして通常の画像形成時と同極性のバイアスに加え、逆極性のバイアスも印加して地汚れ検出する詳細地汚れ量検出モードと、を有することを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項15に記載の画像形成装置において、
    高温高湿環境や一定時間以上放置された場合のみに、上記詳細地汚れ検出モードを実行することを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項1乃至16の何れかに記載の画像形成装置において、
    上記地汚れ検出用画像のトナーの付着量の検出結果に基づいて、地肌ポテンシャルの値を制御することを特徴とする画像形成装置。
  18. 請求項1乃至17の何れかに記載の画像形成装置において、
    上記地汚れ量検出モードを実行した後に、色ずれ補正動作を実行することを特徴とする画像形成装置。
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