JPH0980610A - カメラのファインダ内表示方法及び装置 - Google Patents

カメラのファインダ内表示方法及び装置

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JPH0980610A
JPH0980610A JP23306195A JP23306195A JPH0980610A JP H0980610 A JPH0980610 A JP H0980610A JP 23306195 A JP23306195 A JP 23306195A JP 23306195 A JP23306195 A JP 23306195A JP H0980610 A JPH0980610 A JP H0980610A
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Tetsuji Shono
鉄司 庄野
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストでファインダ視野内にフィルムコマ
数情報を視認し易く表示させることを可能にするカメラ
のファインダ内表示方法及び装置を提供すること。 【構成】 ファインダの視野内に撮影情報を表示する表
示部を備え、測光スイッチがオンされると測光を開始す
るカメラにおいて、測光スイッチがオンされたとき、表
示部に、先ずフィルムコマ数情報と該フィルムコマ数情
報以外の所定の撮影情報のいずれか一方を所定時間表示
させ、この所定時間経過後に他方を表示させるファイン
ダ内表示方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ファインダ内に各種撮影
情報を表示する表示装置を備えたカメラのファインダ内
表示方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】ファインダ内に透過型液
晶表示板(LCD)等を設けることにより、各種撮影情
報(シャッタ速度、絞り値、露出補正量、露出状態(適
性露出/露出オーバー/露出アンダー)、合焦状態、ス
トロボ充電完了状態、バッテリー状態、撮影モード、測
光モード、フィルム撮影コマ番号、フィルム残量等を含
む)をファインダ視野内に表示させるタイプのカメラは
数多く知られている。特に、ファインダ視野内にフィル
ム撮影コマ番号やフィルム残量等のフィルムコマ数情報
を表示可能なカメラに関しては、カメラボディ上面等に
設けられたフィルムコマ数情報表示部をいちいち確認す
る必要がなく、ファインダを覗きながらフィルムコマ数
情報を視認することができるので、撮影を行いながらの
フィルムコマ数情報の確認が非常に容易である。
【0003】このようなファインダ視野内にフィルムコ
マ数情報を表示可能な従来のカメラでは、ファインダ視
野内におけるフィルムコマ数情報を表示する表示部は、
ファインダ視野内の比較的隅に設けられていた。これ
は、各種撮影情報中、フィルムコマ数情報は、他の情報
と比べて差程重要な撮影情報ではないと一般に考えられ
ているためである。このため、このような従来のカメラ
では、ファインダ視野内のフィルムコマ数情報は、ファ
インダ視野内において視認しづらかった。
【0004】さらに、このような従来のカメラでは、フ
ィルムコマ数情報を表示する表示部は、アラビア数字を
ディジタル表示する7セグメント群を1つまたは2つ使
用してフィルムコマ数情報を数字により表示させる専用
の表示部として構成されていた。7セグメント群を1つ
使用する表示部の構成では、この1つの7セグメント群
からなる1桁表示部に、フィルム残量が9枚以下になっ
たときに該7セグメント群にフィルム残量を表示させて
いた。また7セグメント群を2つ使用する表示部の構成
では、これら2つの7セグメント群からなる2桁表示部
に、フィルム残量またはフィルム撮影コマ番号を表示さ
せていた。このように従来では、フィルムコマ数情報を
ファインダ視野内に表示させるために、少なくとも7セ
グメント群を1つ使用するフィルムコマ数情報表示専用
の表示部を、他の撮影情報を表示させる表示部に加えて
更に設ける必要があり、配置スペース上の制約もあるた
め、各表示セグメントを小さく設計しなければならず、
このために表示文字が全体的に小さくなって視認しづら
いという欠点があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、以上の問題点に鑑みて成され
たもので、低コストでファインダ視野内にフィルムコマ
数情報を視認し易く表示させることを可能にするカメラ
のファインダ内表示方法及び装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【発明の概要】本発明は、ファインダの視野内に撮影情
報を表示する表示部を備え、測光スイッチがオンされる
と測光を開始するカメラにおいて、測光スイッチがオン
されたとき、表示部に、先ずフィルムコマ数情報と該フ
ィルムコマ数情報以外の所定の撮影情報のいずれか一方
を所定時間表示させ、この所定時間経過後に他方を表示
させることを特徴としている。この本発明の構成によれ
ば、フィルムコマ数情報を表示する表示部を新設するこ
となく、既存の表示部を利用することでフィルムコマ数
情報を表示させることができるので、上記目的を達成す
ることができる。
【0007】また本発明は、ファインダの視野内に撮影
情報を表示する表示装置を備えたカメラにおいて、この
表示装置は、フィルムコマ数情報と、このフィルムコマ
数情報以外の撮影情報とを同一セグメント群を用いて表
示する表示部を備えたことを特徴としている。
【0008】また本発明は、ファインダの視野内に撮影
情報を表示する表示装置と;この表示装置に設けられた
複数の表示エリアと;を備え、この複数の表示エリアの
一つは、フィルムコマ数情報と、このフィルムコマ数情
報以外の所定の撮影情報とを交互に表示する兼用の表示
エリアであることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図示を参照して本発明を説明
する。図10は、本発明を適用したAEカメラ1を示し
ている。このカメラ1は、カメラボディ2を有してお
り、このカメラボディ2の前面中央部に撮影レンズ3を
有している。カメラボディ2の背面上部中央にはファイ
ンダ接眼部4が設けられており、カメラボディ2の上面
左方には、押下される度にオン状態とオフ状態を交互に
切り替えるモード切替釦5が設けられている。また、カ
メラボディ2の上面右側には、メインスイッチ6、LC
Dからなる外部液晶表示部7、及びダイヤル式のUP/
DOWNダイヤル8が設けられている。またUP/DO
WNダイヤル8前方のカメラボディ2上面には、半押し
で測光を開始し、全押しで露出を行う2段式のレリーズ
釦9が設けられている。また、カメラボディ2の背面上
部には、露出補正量を設定するときに操作される露出補
正釦10が設けられている。
【0010】図1は、ファインダ接眼部4を覗き込んだ
際に見えるファインダ画面11を示している。このファ
インダ画面11は、カメラ1の撮影画面に対応する矩形
のファインダ視野部12と、このファインダ視野部12
外のファインダ視野外部14を有している。ファインダ
視野部12下方のファインダ視野外部14には、左右方
向に延びる撮影情報表示部16が設けられている。この
撮影情報表示部16は、カメラ1のファインダ内に設け
られたLCDからなるファインダ内液晶表示部53(図
5)が各種撮影情報を表示するファインダ内表示部であ
り、図1では、該ファインダ内液晶表示部53に設けら
れた全てのセグメントを点灯(表示)させた状態を示し
ている。このファインダ内液晶表示部53が撮影情報表
示部16に撮影情報を表示する際には、ファインダ内に
設けられた照明用LED54(図5)が点灯して撮影情
報表示部16を照明する。
【0011】ファインダ内液晶表示部53は、3つの表
示エリア(表示部)即ち第1表示エリア20、第2表示
エリア30、及び第3表示エリア40を有している。第
1表示エリア20は絞り値を表示し、第2表示エリア3
0はシャッター速度(露出時間)を表示し、第3表示エ
リア40は露出補正量を表示する。
【0012】より詳細には、第1表示エリア20は、全
セグメント点灯状態で『F』を表示する左端のセグメン
ト群21と、このセグメント群21の右隣に配設された
2組の7セグメント群22、24と、これら2組の7セ
グメント群22、24の間に配設された『.』を表示す
る小数点セグメント23とを有しており、これらセグメ
ント群21〜24により絞り値をディジタル表示する。
【0013】第2表示エリア30は、3組の7セグメン
ト群31、32、33と、7セグメント群33の右隣上
部に配設された『”』を表示する秒表示セグメント34
と、この秒表示セグメント34の下に配設された『0』
を表示するゼロセグメント35とを有しており、これら
セグメント31〜35によりシャッター速度をディジタ
ル表示する。なお、秒表示セグメント34が点灯してい
るときは、第2表示エリア30に表示される数字が秒単
位であることを示す。例えば、第2表示エリア30の表
示が『30”』のときは、シャッター速度が30秒であ
ることを示す。秒表示セグメント34が消灯していると
きは、第2表示エリア30に表示される数字の逆数がシ
ャッター速度となる。
【0014】第3表示エリア40は、バーグラフの形態
で露出補正量を示すものである。第3表示エリア40内
には、左右方向に目盛られた目盛りセグメント群41が
設けられている。この目盛りセグメント群41は、中央
に縦方向(図1の上下方向)に延びる中立指標セグメン
ト42と、左右各端部に位置する左端指標セグメント4
3及び右端指標セグメント44と、左端指標セグメント
43と中立指標セグメント42及び右端指標セグメント
44と中立指標セグメント42の各間を細分する複数の
細分指標セグメント45とからなっている。
【0015】第3表示エリア40は、右端指標セグメン
ト44の上部に配設された『+』を表示するプラスセグ
メント46と、左端指標セグメント43の上部に配設さ
れた『−』を表示するマイナスセグメント47と、これ
らプラスセグメント46とマイナスセグメント47の間
に設けられた、計8つのドットセグメント48とを有し
ている。各ドットセグメント48は、各細分指標セグメ
ント45の上部に位置している。
【0016】第3表示エリア40において、露出補正量
が設定されていない場合即ち露出補正量が0の場合に
は、目盛りセグメント群41、プラス及びマイナスセグ
メント46、47、及び8つのドットセグメント48の
全てが消灯状態とされる。露出補正量を設定中及び露出
補正量が設定されている場合には、目盛りセグメント群
41、プラスセグメント46及びマイナスセグメント4
7は常時点灯状態とされる。露出補正量が設定されてい
る場合、露出補正がオーバー側への補正の場合には、中
立指標セグメント42からプラスセグメント46の間の
ドットセグメント48のいずれか1つが点灯され、逆に
アンダー側への補正の場合には、中立指標セグメント4
2からマイナスセグメント47の間のドットセグメント
48のいずれか1つが点灯される。この場合、点灯され
ている1つのドットセグメント48がプラスセグメント
46(またはマイナスセグメント47)に近接する位置
にある程、オーバ側(またはアンダー側)への露出補正
量が大きいことを示す。中立指標セグメント42のすぐ
右隣(または左隣)のドットセグメント48が点灯して
いる場合にはオーバー側(またはアンダー側)に0.5
Evの露出補正量が設定されている状態を示し、点灯す
るドットセグメント48がプラスセグメント46(また
はマイナスセグメント47)側に向かってシフトする毎
に0.5Evのステップで露出補正量が増す。つまり、
本実施例では、オーバー側とアンダー側に各4つ計8個
のドットセグメント48を設ける構成としているため、
オーバー側とアンダー側に0.5Ev毎に±2Evの範
囲で露出補正量を設定できる。勿論、1つのドットセグ
メント48につき1Evとして、オーバー側とアンダー
側に1Ev毎に±4Evの範囲で露出補正量を設定でき
る構成とすることも可能である。
【0017】図2は、第3表示エリア40に露出補正量
を示す場合における撮影情報表示部16の表示の一例を
示すもので、第1表示エリア20には絞り値として『F
5.6』が表示され、第2表示エリア30にはシャッタ
ー速度として『250』即ち1/250秒が表示され、
第3表示エリア40には、マイナスセグメント47のす
ぐ右隣のドットセグメント48を1つ点灯させて−2E
vの露出補正量が設定されていることが表示されてい
る。
【0018】撮影情報表示部16の各表示は、レリーズ
釦9が半押しされると表示が開始され、この表示開始か
ら一定時間(第1所定時間:例えば7秒間)経過後に表
示が消灯される。しかしながら、レリーズ釦9の半押し
が継続されている間は消灯されず表示され続ける。つま
り、レリーズ釦9が半押しされた後、少なくとも第1所
定時間は表示され続け、この第1所定時間経過後は、レ
リーズ釦9の半押しが継続されていなければ表示が消灯
される。
【0019】以上のような構成を有する本発明のカメラ
1では、後述する表示動作設定モードにて通常表示モー
ド(撮影情報表示部16にフィルムコマ数情報を表示し
ないモード)が選択されている場合には、レリーズ釦9
が半押しされると第1ないし第3表示エリア20、3
0、40に絞り値、シャッター速度、露出補正量(設定
されている場合のみ)をそれぞれ表示させ、表示動作設
定モードにてフィルムコマ数情報表示モードが選択され
ている場合には、レリーズ釦9が半押しされた直後は第
1ないし第3表示エリア20、30、40のいずれかの
表示エリアに上記第1所定時間よりも短い一定時間(第
2所定時間:例えば2秒間)その時点でのフィルム残量
または次に撮影する撮影コマが何番目の撮影コマかを示
すフィルム撮影コマ番情報を表示し、その後第1ないし
第3表示エリア20、30、40に絞り値、シャッター
速度、露出補正量をそれぞれ表示させる。この表示態様
が本発明の特徴である。
【0020】本発明の第1実施例のカメラ1では、表示
動作設定モードにてフィルムコマ数情報表示モードが選
択されている場合、撮影者がレリーズ釦9を半押しした
とき、この半押しに応じて先ず第2表示エリア30にフ
ィルム撮影コマ番情報としてのフィルム撮影コマ番号
(撮影済コマ数+1;例えば撮影済コマ数が「6」の場
合にはフィルム撮影コマ番号は「7」)を上記第2所定
時間表示させ、この第2所定時間経過後にシャッター速
度を表示させる。レリーズ釦9の半押しが上記第1所定
時間以上継続されるときは、先ず第2表示エリア30に
フィルム撮影コマ番号を上記第2所定時間表示させ、こ
の第2所定時間経過後にシャッター速度を継続して表示
させ、その後レリーズ釦9の半押しを止めると、この止
めと同時に撮影情報表示部16の各表示が消灯される。
【0021】図3は、この第1実施例のカメラ1でのレ
リーズ釦9を半押しした直後の撮影情報表示部16の表
示の一例を示すもので、第1表示エリア20は消灯さ
れ、第2表示エリア30にはフィルム撮影コマ番号を示
す『15』が表示され、第3表示エリア40には、中立
指標セグメント42の右側にドットセグメント48を1
つ点灯させて+0.5Evの露出補正量が設定されてい
ることが表示されている。
【0022】図5は、カメラ1に設けられた回路をブロ
ックで示す図である。マイクロコンピュータからなる制
御回路51には、外部液晶表示部7、ファインダ内液晶
表示部53、露出制御回路55、測光回路57、フィル
ム給送制御回路59、EEPROM(書き換え可能な不
揮発性メモリ)61、及びフィルム情報入力回路63が
接続されている。また制御回路51には、レリーズ釦9
の半押しでオン状態となる測光スイッチ65、レリーズ
釦9の全押しでオン状態となるレリーズスイッチ67、
モード切替釦5と連動するモードスイッチ69、UP/
DOWNダイヤル8の右回りの回転操作でオンするUP
スイッチ71、UP/DOWNダイヤル8の左回りの回
転操作でオンするDOWNスイッチ73、及び露出補正
釦10と連動する露出補正スイッチ75が接続されてい
る。
【0023】制御回路51は、測光スイッチ65のオン
を検出するとポートP8をL(ローレベル)として測光
回路57への給電を開始し、この測光回路57による測
光結果に基づいて絞り値及び露出時間等を演算する。ま
た制御回路51は、この測光回路57への給電動作と連
動してポートP7をLとして、照明用LED54を点灯
させると共にファインダ内液晶表示部53及び外部液晶
表示部7を駆動して、上述の演算した絞り値や露出時間
等及びフィルムコマ数情報等の表示を行う。
【0024】露出制御回路55は、制御回路51からの
指令に基づいて、カメラ1に備わった公知のシャッター
駆動装置(図示せず)及び絞り駆動装置(図示せず)を
制御する回路である。
【0025】フィルム給送制御回路59は、制御回路5
1からの指令に基づいてフィルム給送制御を行う回路
で、フォトカプラ(図示せず)を介してフィルムのパー
フォレーションを検出し、フィルム移送量データとして
制御回路51のポートP9へ出力する。制御回路51
は、このフィルム移送量データをカウントすることでフ
ィルム移送量を把握し、フィルムコマ数情報表示やフィ
ルム給送状態等の各種表示やローディング制御、コマ送
り、巻き戻し制御等を行う。また制御手段51は、この
フィルム給送制御回路59を介して把握したフィルム移
送量から算出した撮影済コマ数に1を加算してフィルム
撮影コマ番号を求める。
【0026】モード切替釦5は、カメラ1の撮影モード
等の各種動作モードを変更する時に操作される操作釦で
あり、モードスイッチ69は、このモード切替釦5に連
動してオン/オフする。カメラ1は複数の動作モード
(プログラム自動露出モード、シャッタースピード優先
自動露出モード、絞り優先自動露出モード、表示動作設
定モード)を有している。UP/DOWNダイヤル8
は、動作モードの選定時や数値設定時に操作され、UP
スイッチ71及びDOWNスイッチ73は、UP/DO
WNダイヤル8に連動してオン/オフする。制御回路5
1は、モードスイッチ69がオン状態にある間は、UP
スイッチ71またはDOWNスイッチ73の操作により
動作モードを変更可能な状態にする。即ち制御手段51
は、モードスイッチ69がオン状態にあることを条件
に、UPスイッチ71がオン操作される毎に動作モード
をプログラム自動露出モード⇒シャッタースピード優先
自動露出モード⇒絞り優先自動露出モード⇒表示動作設
定モードの順で循環変更する。このときDOWNスイッ
チ73が操作されると、オン操作される毎に動作モード
をUPスイッチ71が操作される場合と逆順即ち表示動
作設定モード⇒絞り優先自動露出モード⇒シャッタース
ピード優先自動露出モード⇒プログラム自動露出モード
の順で循環変更する。UPスイッチ71またはDOWN
スイッチ73の操作により現在選択されている動作モー
ドは、外部液晶表示部7に表示される。
【0027】目的の動作モードが外部液晶表示部7に表
示されている状態でモード切替釦5を操作してモードス
イッチ69をオフすると、その表示されている動作モー
ドが設定されて該動作モード下での動作が可能となる。
動作モードが設定されると、UPスイッチ71またはD
OWNスイッチ73を単独に操作することで、プログラ
ム自動露出モードが設定されている場合にはプログラム
シフト、シャッタースピード優先自動露出モードが設定
されている場合にはシャッタースピード選定、絞り優先
自動露出モードが設定されている場合には絞り値選定、
表示動作設定モードが設定されている場合には撮影情報
表示部16にフィルムコマ数情報を表示するか否かの選
択ができる。
【0028】EEPROM61には、カメラ1の動作制
御等に利用される各種データが格納されると共に、現在
の露出モード(プログラム自動露出モード、シャッター
スピード優先自動露出モード、または絞り優先自動露出
モード)、フィルムコマ数情報、表示動作設定モード下
で選定されたフィルムコマ数情報表示の要否内容等が格
納される。
【0029】露出補正釦10は、露出補正値を設定する
際に操作される操作釦であり、露出補正スイッチ75
は、この露出補正釦10に連動してオン/オフする。露
出補正スイッチ75がオンのとき、UPスイッチ71ま
たはDOWNスイッチ73の操作量に応じて露出補正量
が設定される。
【0030】フィルム情報入力回路63は、カメラ1の
パトローネ室内に設けられた接点ピン(図示せず)を介
してフィルムパトローネ表面のDXコードからフィルム
に関する情報(最大撮影コマ数、ISO感度等)を読み
込んで制御回路51に入力する。
【0031】図6は、第1実施例における制御回路51
の制御を示すフローチャートである。図7は図6中のス
イッチ入力サブルーチン、図8は図6中のファインダ内
LCD表示サブルーチンである。先ず図6のフローチャ
ートに関して説明する。メインスイッチ6をオンすると
このフローチャートに入る。スイッチ入力サブルーチン
では、制御回路51の各ポートの状態を検出して制御回
路51に接続された上記各種スイッチの状態を検出し、
またフィルム情報入力回路63を介してフィルムパトロ
ーネのDXコードから最大撮影コマ数、ISO感度等を
検出すると共に、動作モード、露出補正量の設定等がな
される(S1)。
【0032】測光スイッチ65がオフの場合はS1に戻
り、測光スイッチ65がオンしている場合は、制御回路
51に内蔵の第1タイマーをリセットして該第1タイマ
ーをスタートし、ポートP8をLとして露出制御回路5
5、測光回路57に給電を開始し、ポートP7をLとし
てファインダ内液晶表示部53を照明する照明用LED
(図示せず)を点灯する(S3、S5、S7)。続い
て、測光回路57から測光値を入力し、また現在設定さ
れている露出補正量を入力し、これら測光値と露出補正
量に基づき、現在設定されている露出モードのアルゴリ
ズムに従ってシャッター速度及び絞り値を演算または設
定する(S9、S11、S13、S17)。設定されて
いる露出モード下でUP/DOWNダイヤル8が操作さ
れると、プログラム自動露出モードではプログラムシフ
ト、シャッタースピード優先自動露出モードではシャッ
タースピード、絞り優先自動露出モードでは絞り値を任
意に変更設定することができ、よって制御手段51は、
これら手動設定された値を考慮してシャッター速度及び
絞り値を演算または設定する(S13、S15、S1
7)。
【0033】続いて、求められたシャッター速度、絞り
値、及び露出補正量等の情報を外部液晶表示部7に表示
すると共に、ファインダ内液晶表示部53の表示に係る
ファインダ内LCD表示サブルーチンを実行し、ファイ
ンダ内液晶表示部53にも外部液晶表示部7と同様に求
められたシャッター速度、絞り値、及び露出補正量等の
情報を表示する(S19、S21)。
【0034】S5にて開始した第1タイマーがタイムオ
ーバー(上記第1所定時間(例えば7秒間)が経過)す
れば、外部液晶表示部7とファインダ内液晶表示部53
の駆動を停止し、ポートP8及びポートP7を夫々H
(ハイレベル)にして露出制御回路55、測光回路5
7、照明用LED54への給電を停止して終わる(S2
3、S25、S27)。第1タイマーがタイムオーバー
する前にレリーズスイッチ67がオンされると、先に演
算または設定された絞り値及びシャッター速度で露出制
御回路55を介して撮影動作を行って終わる(S23、
S29、S31)。S23にてタイムオーバーせず、続
くS29にてレリーズスイッチ67がオフであると、S
7〜S21の動作を繰り替えす。
【0035】以下、図6のS1のスイッチ入力サブルー
チンについて説明する。このスイッチ入力サブルーチン
では、先ず、各ポート(P1〜P6)の状態を検出して
制御回路51に接続された上記各種スイッチの状態を検
出し、またフィルム情報入力回路63が接続するポート
PEの状態を検出して最大撮影コマ数、ISO感度等の
情報を検出する(S33)。そして測光スイッチ65が
オンの場合には、このサブルーチンから抜ける(S3
5)。測光スイッチ65がオフの場合にはモードスイッ
チ69の状態を検出し、モードスイッチ69がオンされ
ている場合、UPスイッチ71及びDOWNスイッチ7
3の状態を検出し、そのオン動作に基づいて動作モード
を1つずつ移行して変更する(S37、S39、S4
1)。このとき、上述したように、UPスイッチ71が
オン操作される毎に動作モードをプログラム自動露出モ
ード⇒シャッタースピード優先自動露出モード⇒絞り優
先自動露出モード⇒表示動作設定モードの順で循環変更
し、DOWNスイッチ73が操作される毎に動作モード
を表示動作設定モード⇒絞り優先自動露出モード⇒シャ
ッタースピード優先自動露出モード⇒プログラム自動露
出モードの順で循環変更する。モードスイッチ69がオ
ンした状態でUPスイッチ71またはDOWNスイッチ
73がオンされないと動作モードの変更はできず、モー
ドスイッチ69がオフされる直前に選択されていた動作
モードが、現在の動作モードとして設定される。
【0036】S37にてモードスイッチ69がオフであ
ると、表示動作設定モードが選定されているか否かを判
別する(S43)。ここで表示動作設定モードが選択さ
れている場合、モードスイッチ69の状態を検出し、モ
ードスイッチ69がオフされている場合即ちユーザーが
意図的に表示動作設定モードを選択して設定いる場合の
み、EEPROM61の表示フラグFdを書き換え可能
とし、そしてUPスイッチ71またはDOWNスイッチ
73のいずれかのオン動作に基づいて表示フラグFdの
値を反転して該反転された表示フラグFdの値をEEP
ROM61に書き込む(S45、S47、S49、S5
1、S53)。表示フラグFdの値は0と1とに交互に
反転され、Fd=0の場合は表示動作設定モードにて通
常表示モードとなり、Fd=1の場合は表示動作設定モ
ードにてフィルムコマ数情報表示モードとなる。S45
にてモードスイッチ69がオンした状態にある場合に
は、動作モードの選択作業が終了していないのでS43
に戻る。
【0037】S53にて表示フラグFd値の書き換え完
了後、モードスイッチ69の状態を検出し、モードスイ
ッチ69のオンを検出するとEEPROM61の表示フ
ラグFd値の書き込みを禁止して表示フラグFd値を保
護する(S55、S57)。これは、表示動作設定モー
ドにおける設定を完了し、別の動作モードに移ろうとし
た最後の段階で書き込み禁止を行わせるためである。
【0038】S57にてEEPROM61の表示フラグ
Fd値の書き込みを禁止した後、またはS43にて表示
動作設定モードが選定されていない場合には、露出補正
スイッチ75の状態を判別する(S59)。露出補正ス
イッチ75がオンされている場合、UPスイッチ71及
びDOWNスイッチ73のオン状態を検出し、そのオン
動作に基づいて露出補正量Xv(初期値=0)を単位ス
テップ量(0.5Ev)ずつ増加変更する(S61、S
63)。このとき、UPスイッチ71がオン操作される
毎に、測光値Bv及びフィルム感度Svから得られる露
出値Evに0.5Evずつ加えて露出オーバー側にシフ
トし、DOWNスイッチ73がオン操作される場合に
は、そのオン操作毎に0.5Evずつ減少して露出アン
ダー側にシフトする。S59にて露出補正スイッチ75
がオフの場合には何もせずにこのスイッチ入力サブルー
チンを抜ける。
【0039】以下、図6のS21のファインダ内LCD
表示サブルーチンについて説明する。このサブルーチン
では、先ず、表示フラグFdの値が、フィルムコマ数情
報表示モードを意味する1であるか否かを判別する(S
65)。このとき、Fd=1でなければ、第1表示エリ
ア20に絞り値、第2表示エリア30にシャッター速
度、第3表示エリア40に露出補正量(設定されている
場合のみ)を夫々表示する通常表示(例えば図2に示す
表示形態)を行って本サブルーチンを抜ける(S65、
S75)。
【0040】S65にてFd=1であれば、第2タイマ
ーをリセットして該第2タイマーをスタートさせ、第1
表示エリア20を消灯し、第2表示エリア30にフィル
ム撮影コマ番号を表示し、第3表示エリア40に露出補
正量(設定されている場合のみ)を表示する(S67、
S69)。このときの表示態様は、例えば図3に示す表
示態様となる。続いてレリーズスイッチ67の状態を検
出し、レリーズスイッチ67がオンの場合、第2表示エ
リア30の表示をフィルム撮影コマ番号からシャッター
速度に直ちに切り替えて通常表示とする(S71、S7
5)。これは、レリーズスイッチ67がオンのときは、
フィルムコマ数情報よりも露出時間情報のほうが一般に
重視されると考えれるからである。
【0041】S71にてレリーズスイッチ67がオンさ
れていない場合、第2タイマーがタイムオーバー(上記
第2所定時間(例えば2秒間)が経過)しているか否か
を検出し、タイムオーバーしていなければS69に戻っ
て引き続き第1表示エリア20を消灯し、第2表示エリ
ア30にフィルム撮影コマ番号を表示し、第3表示エリ
ア40に露出補正量(設定されている場合のみ)を表示
する(S73、S69)。S73にてタイムオーバーし
ていれば通常表示に戻してリターンする(S73、S7
5)。
【0042】以上のように、本発明を適用した第1実施
例のカメラ1によれば、表示動作設定モードにてフィル
ムコマ数情報表示モードを設定しておけば、撮影情報表
示部16の第2表示エリア30がシャッター速度とフィ
ルム撮影コマ番号の両方を表示する兼用の表示エリアと
して利用されるため、ファインダ内液晶表示部53にフ
ィルムコマ数情報表示専用の表示エリアを設ける必要が
なく、よって既存のファインダ内液晶表示部を利用可能
なので製造コストの面で有利である。またフィルムコマ
数情報が、撮影情報表示部16内の隅の視認しづらい箇
所に表示されるのではなく、撮影情報表示部16内の比
較的撮影画面中心に近い視認し易い箇所に表示されるの
で視認性が非常に良い。また、表示動作設定モードにて
通常表示モードを選択すれば、第2表示エリア30には
シャッター速度のみが表示されるので、ユーザーの好み
によってモード選択が可能である。
【0043】なお、上記第1実施例では、第2表示エリ
ア30をシャッター速度とフィルムコマ数情報の両方を
表示する兼用の表示エリアとして利用したが、第1表示
エリア20を絞り値とフィルムコマ数情報の両方を表示
する兼用の表示エリアとして利用する構成としてもよ
い。
【0044】また上記第1実施例では、フィルムコマ数
情報としてフィルム撮影コマ番号を表示させる構成とし
たが、フィルムコマ数情報としてフィルム残量を表示さ
せる構成としてもよい。この構成の場合、制御回路51
は、フィルム給送制御回路59を介して把握したフィル
ム移送量から算出した撮影済コマ数を、フィルム情報入
力回路63を介して把握した最大撮影コマ数から減じて
現在のフィルム残量を求める。
【0045】図8に示すファインダ内LCD表示サブル
ーチンに代えて、図9に示すファインダ内LCD表示サ
ブルーチンを用いる構成としてもよい。この構成を有す
る実施例を第2実施例として以下に説明する。この第2
実施例では、第3表示エリア40を、露出補正量とフィ
ルム残量の両方を表示する兼用の表示エリアとして利用
する。この場合、点灯するドットセグメント48の数を
フィルム残量に対応させて第3表示エリア40に表示す
る。つまり、フィルムの装填後一度も撮影をしていない
状態では全てのドットセグメント48を点灯させた状態
でフィルム残量がfullまたは略fullであること
を示し、撮影を重ねてフィルム残量が少なくなるにつれ
て点灯するドットセグメント48を右端から順に消灯し
てフィルム残量が少なくなることを示し、そして全ての
ドットセグメント48を消灯させることでフィルム残量
が0であることを示す。
【0046】この第2実施例のカメラ1では、表示動作
設定モードにてフィルムコマ数情報表示モードが選択さ
れている場合、撮影者がレリーズ釦9を半押ししたと
き、この半押しに応じて先ず第3表示エリア40にフィ
ルム残量を上記第2所定時間表示させ、この第2所定時
間経過後、露出補正量が設定されているときは該露出補
正量を表示し、露出補正量が設定されていないときは第
3表示エリア40を消灯する。レリーズ釦9の半押しが
上記第1所定時間以上継続されるときは、先ず第3表示
エリア40にフィルム残量を第2所定時間表示させ、こ
の第2所定時間経過後、露出補正量が設定されていると
きは該露出補正量を継続して表示させまたは設定されて
いないときは第3表示エリア40を消灯し、その後レリ
ーズ釦9の半押しを止めると、この止めと同時に撮影情
報表示部16の各表示が消灯される。第3表示エリア4
0にフィルム残量を表示するときは、目盛りセグメント
群41は常時点灯状態とするが、第3表示エリア40に
表示される情報は露出補正値ではない旨を報知するため
に、プラス及びマイナスセグメント46、47は消灯状
態とする。
【0047】図4は、この第2実施例のカメラ1でのレ
リーズ釦9を半押しした直後の撮影情報表示部16の表
示の一例を示すもので、第1表示エリア20には絞り値
として『F5.6』が表示され、第2表示エリア30に
はシャッター速度として『250』即ち1/250秒が
表示され、第3表示エリア40には、ドットセグメント
48を左端から4個分点灯させてフィルム残量が約半分
(約8分の4)であることが表示されている。この場
合、36枚撮りのフィルム使用時にはフィルム残量は1
8枚前後となる。
【0048】この第2実施例の場合、通常はバーグラフ
の形態で露出補正量を表示する第3表示エリア40にフ
ィルム残量を表示させる構成である。このため、点灯さ
せるドットセグメント48の数をフィルム残量と装填フ
ィルムの最大撮影コマ数から演算して決定する処理があ
る点を除いては、第2実施例の制御は、第1実施例でフ
ィルムコマ数情報としてィルム残量を表示する場合にお
ける制御と同様である。
【0049】以下、図9に示す第2実施例に係るファイ
ンダ内LCD表示サブルーチンに関して説明する。この
サブルーチンでのS81、S83、S91、S95は、
それぞれ図8に示す第1実施例に係るサブルーチンのS
65、S67、S71、S75と同様である。
【0050】S81にてFd=1であれば、第2タイマ
ーをリセットして該第2タイマーをスタートさせ、続い
て点灯させるべきドットセグメント48の数を計算する
(S81、S83)。ここでは、フィルムパトローネの
DXコードより読み取った最大撮影コマ数Mから撮影済
コマ数Qを差し引いたフィルム残量をG、ドットセグメ
ント48の総数をBとしたとき、ROUND(G÷M×
B)の計算を行い、この計算により1桁の整数を得る。
この得られた整数の値の数が、点灯させるドットセグメ
ント48の数に対応する。
【0051】このS85での計算後、第1表示エリア2
0に絞り値、第2表示エリア30に露出時間、第3表示
エリア40にフィルム残量を夫々表示する(S89)。
このとき第3表示エリア40には、プラス及びマイナス
セグメント46、47を消灯させ、ドットセグメント4
8をS83にて得られた整数値に相当する数だけ左端か
ら点灯させる。このときの表示態様は、例えば図4に示
す表示態様となる。S91にてレリーズスイッチ67が
オンされていない場合、第2タイマーがタイムオーバー
(上記第2所定時間(例えば2秒間)が経過)している
か否かを検出し、タイムオーバーしていなければS85
に戻る。
【0052】以上のように、本発明を適用した第2実施
例のカメラ1によっても、第1実施例でのカメラ1と同
様の効果が得られる。なお、この第2実施例にて、フィ
ルム残量が最後の数枚(例えばフィルム残量が3枚)と
なったときは、ドットセグメント48を左端から該最後
の数枚に相当する数だけ点滅(例えばフィルム残量が後
3枚の場合にはドットセグメント48を左端から3個分
点滅)させ、その後、撮影を行う毎に点滅させているド
ットセグメント48を右端から順に消灯する構成として
もよい。この構成によれば、より正確にフィルム残量が
把握できる。
【0053】上記第2実施例では、フィルムコマ数情報
としてフィルム残量を表示させる構成としたが、フィル
ムコマ数情報としてフィルム撮影コマ番情報を表示させ
る構成としてもよい。この構成の場合、点灯させるべき
ドットセグメント48の数を計算するとき、フィルム撮
影コマ番号をG、最大撮影コマ数をM、ドットセグメン
ト48の総数をBとしてROUND(G÷M×B)の計
算を行い、この計算により得られた1桁の整数を、点灯
させるドットセグメント48の数に対応させればよい。
【0054】上記各実施例ではファインダ内液晶表示部
53に設けられたドットセグメント48の総数は8個で
あるが、8個以外の数のドットセグメント48を設ける
構成としてもよい。
【0055】上記各実施例では、測光スイッチがオンさ
れると、先ずフィルムコマ数情報を所定時間(第1所定
時間)表示させ。この所定時間表示経過後にシャッター
速度または露出補正値を表示させる構成(第1の構成)
としたが、この構成に代えて、測光スイッチがオンされ
ると、先ずシャッター速度または露出補正値を所定時間
表示させ、この所定時間表示経過後にフィルムコマ数情
報を表示させる構成(第2の構成)としてもよい。ま
た、カメラ1に設けた操作スイッチ(図示せず)をユー
ザーが操作することにより、これら第1の構成と第2の
構成のいずれかの構成による表示形態を好みによって任
意に選択可能な構成としてもよい。
【0056】上記各実施例では、フィルムコマ数情報と
してフィルム撮影コマ番号またはフィルム残量のいずれ
かを表示させる構成としたが、各実施例において、カメ
ラ1に設けた操作スイッチ(図示せず)をユーザーが操
作することにより、表示させるフィルムコマ数情報とし
てフィルム撮影コマ番号とフィルム残量のいずれか1つ
を好みによって任意に選択可能な構成としてもよい。
【0057】上記各実施例では、各種撮影情報を表示す
る表示装置として、撮影情報表示部16を表示するファ
インダ内液晶表示部53に関して説明したが、他の表示
態様を有する表示装置にも本発明を適用することができ
る。要するに、表示装置に備わった表示エリアの一つ
を、フィルムコマ数情報と、このフィルムコマ数情報以
外の所定の撮影情報とを代る代る表示可能な兼用の表示
エリアとして利用できればよい。
【0058】
【発明の効果】以上のように、本発明のカメラのファイ
ンダ内表示方法及び装置によれば、低コストでファイン
ダ視野内にフィルム残量を視認し易く表示させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファインダ接眼部を覗き込んだ際に見えるファ
インダ画面を示す図である。
【図2】第3表示エリアに露出補正量を示す場合におけ
る撮影情報表示部の表示の一例を示す図である。
【図3】第1実施例のカメラでのレリーズ釦を半押しし
た直後の撮影情報表示部の表示の一例を示す図である。
【図4】第2実施例のカメラでのレリーズ釦を半押しし
た直後の撮影情報表示部の表示の一例を示す図である。
【図5】本発明を適用したカメラに設けられた回路をブ
ロックで示す図である。
【図6】第1実施例のカメラの動作を示すフローチャー
ト図である。
【図7】図6中のスイッチ入力サブルーチンを示す図で
ある。
【図8】第1実施例における図6中のファインダ内LC
D表示サブルーチンを示す図である。
【図9】第2実施例における図6中のファインダ内LC
D表示サブルーチンを示す図である。
【図10】本発明を適用したカメラを示す斜視外観図で
ある。
【符号の説明】
1 カメラ 4 ファインダ接眼部 5 モード切替釦 6 メインスイッチ 7 外部液晶表示部 8 UP/DOWNダイヤル 9 レリーズ釦 10 露出補正釦 11 ファインダ画面 12 ファインダ視野部 14 ファインダ視野外部 16 撮影情報表示部 20 第1表示エリア 30 第2表示エリア 40 第3表示エリア 41 目盛りセグメント群

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファインダの視野内に撮影情報を表示す
    る表示部を備え、測光スイッチがオンされると測光を開
    始するカメラにおいて、 測光スイッチがオンされたとき、表示部に、先ずフィル
    ムコマ数情報と該フィルムコマ数情報以外の所定の撮影
    情報のいずれか一方を所定時間表示させ、この所定時間
    経過後に他方を表示させることを特徴とするカメラのフ
    ァインダ内表示方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、測光スイッチは、レ
    リーズ釦の半押しでオンされるカメラのファインダ内表
    示方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、表示部にフ
    ィルムコマ数情報が表示されているとき、レリーズスイ
    ッチがオンされると、表示部に、フィルムコマ数情報に
    代えて上記フィルムコマ数情報以外の所定の撮影情報を
    直ちに表示させるカメラのファインダ内表示方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、フィルムコマ数情報は、次に撮影する撮影コマが何
    番目の撮影コマかを示すフィルム撮影コマ番情報である
    カメラのファインダ内表示方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、フィルムコマ数情報は、フィルム残量情報であるカ
    メラのファインダ内表示方法。
  6. 【請求項6】 ファインダの視野内に撮影情報を表示す
    る表示部を備え、測光スイッチがオンされると測光を開
    始するカメラにおいて、 測光スイッチがオンされたとき、表示部に、先ずフィル
    ムコマ数情報と該フィルムコマ数情報以外の所定の撮影
    情報のいずれか一方を所定時間表示させ、この所定時間
    経過後に他方を表示させる制御手段を備えたことを特徴
    とするカメラのファインダ内表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、測光スイッチは、レ
    リーズ釦の半押しでオンされるカメラのファインダ内表
    示装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、表示部にフ
    ィルムコマ数情報が表示されているとき、レリーズスイ
    ッチがオンされると、制御手段は、表示部に、フィルム
    コマ数情報に代えて上記フィルムコマ数情報以外の所定
    の撮影情報を直ちに表示させるカメラのファインダ内表
    示装置。
  9. 【請求項9】 請求項6ないし8のいずれか1項におい
    て、表示部は、アラビア数字をディジタル表示する7セ
    グメント群を2組以上含むカメラのファインダ内表示装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項6ないし8のいずれか1項にお
    いて、表示部は、フィルムコマ数情報または該フィルム
    コマ数情報以外の所定の撮影情報をバーグラフの形態で
    表示するカメラのファインダ内表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、フィルムコマ数
    情報以外の所定の撮影情報は、露出情報であるカメラの
    ファインダ内表示装置。
  12. 【請求項12】 ファインダの視野内に撮影情報を表示
    する表示装置を備えたカメラにおいて、 表示装置は、フィルムコマ数情報と、このフィルムコマ
    数情報以外の撮影情報とを同一セグメント群を用いて表
    示する表示部を備えたことを特徴とするカメラのファイ
    ンダ内表示装置。
  13. 【請求項13】 ファインダの視野内に撮影情報を表示
    する表示装置と;この表示装置に設けられた複数の表示
    エリアと;を備え、 この複数の表示エリアの一つは、フィルムコマ数情報
    と、このフィルムコマ数情報以外の所定の撮影情報とを
    交互に表示する兼用の表示エリアであることを特徴とす
    るカメラのファインダ内表示装置。
  14. 【請求項14】 請求項4ないし11のいずれか1項に
    おいて、フィルムコマ数情報は、次に撮影する撮影コマ
    が何番目の撮影コマかを示すフィルム撮影コマ番情報で
    あるカメラのファインダ内表示装置。
  15. 【請求項15】 請求項4ないし11のいずれか1項に
    おいて、フィルムコマ数情報は、フィルム残量情報であ
    るカメラのファインダ内表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7319488B2 (en) * 2002-01-22 2008-01-15 Fujifilm Corporation Digital camera in which shooting process mode is changed via the shutter release button
US7710487B2 (en) * 2003-03-07 2010-05-04 Sanyo Electric Co., Ltd. Electronic camera with imaging condition information display control

Cited By (3)

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